みんなの議会

江別市議会 令和元年第1回定例会 2019年3月5日

(1)まちづくりに対する基本的な考え方について/(2)防災対策について/(3)協働のまちづくりについて

2019年3月5日、江別市議会の一般質問で、高橋典子議員が「まちづくりに対する基本的な考え方について」「防災対策について」「協働のまちづくりについて」について質問し、市長 三好昇、総務部長 後藤好人、生活環境部長 高橋孝也、企画政策部長 北川裕治が答弁しました。

質問者
高橋典子 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 後藤好人、生活環境部長 高橋孝也、企画政策部長 北川裕治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 高橋典子

それでは、通告に従い質問してまいります。まず1件目として、まちづくりに対する基本的な考え方について質問いたします。一般的に知られているように、当市は札幌市への通勤が容易なところに位置し、そのことから人が住み、ベッドタウンとして発展してきた経緯があります。鉄道沿線上に市街地がつくられ、大きく三つの地域がつくられましたが、そのことから都市の顔がないとも言われ、中心市街地を形成すべく江別の顔づくり事業が進められてきました。間もなくこの事業も終了しようというところまできましたが、期待されていた効果が発揮されるか、今後の検証が重要になってくると思われます。ところで市長は、平成31年度江別市各会計予算大綱説明において、年少人口の転入超過に続き、生産年齢人口が転入超過に転じたことなどにより、民間の宅地開発や商業施設の進出といった市内経済の動きは、江別の顔づくり事業の進展によるものと考えていると述べられています。この間、多くの方が集まる場でも、同様のお考えを示されてきたと思います。こうした考え方については、前に開かれた江別市都市計画審議会において、担当職員から同様の説明があったところですが、こうした江別の顔づくり事業への評価に対し、疑問の声があったところでもあり、市民の中には、同様に考えておられる方がいらっしゃるようです。いずれにしても、この間、市長がとられてきたまちづくりは、開発型や企業呼び込み型といわれる政策ではないかと感じます。一方で、市長が言われるように、子育て世代の転入が目立つようになってきている現状もあり、そのこと自体は喜ばしいことでもありますが、そうした方たちの中から、当市の子供医療費助成の対象年齢が低く抑えられていることへの不満の声が聞かれます。また、多くの方が札幌市内へ通勤されていますが、江別市内の交通機関として、鉄道は便利だけれど、駅との間をつなぐバスが利用しにくいといった声をいただいているところです。御高齢の方からは、若い方への施策が重視されていて、高齢者のことは考えていただけていないのではないかといった不安の声も聞くところです。そこでお伺いしますが、1点目に、やはり当市の性格として、ベッドタウンであることに変わりはなく、むしろその点を重視する必要があるのではないかと考えますが、市長はどのように捉えておられるのかお伺いします。さらに2点目として、江別に住んでいる方、江別を選んで住んでくださった方から期待されるまちづくり政策の方向性は、安心して住むことのできるまちであるために、福祉や教育といった暮らしに密接にかかわるところにあるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、3点目としてお伺いしますが、新聞報道によりますと、市長は後援会事務所開きの挨拶で、今後はJR江別駅周辺の江別地区のまちづくりに取り組みたいとお話しされたとのことです。実際のところ、どのような流れの中でそのようなことをおっしゃったのか、あるいは市長の思いが正確に表現されていないのかもしれませんが、どのようなことを指してお話しされたのか、改めてお伺いしたいと思います。JR江別駅周辺については、えべつみらいビルの空床を埋めることや、旧江別小学校跡地をどうしていくのかといったことが当面の課題かと思いますが、もしかするとそれ以外のことを想定しての御発言なのか、市民の中にも不安の声がありますので、市長のお考えをお聞かせください。次に、2件目として、防災対策についてお伺いします。この件については、平成30年第3回定例会の際に一般質問を見送って以来、やっと取り上げることができました。この間の動きとして、総務文教常任委員会に報告があり、さまざまな意見が出されたほか、市役所内部のみならず、自治会関係者からも寄せられた声がまとめられています。今後、専門組織を立ち上げ、検証を行うということですので、現時点において明確な答弁が難しい課題もあるかと思いますが、市民から寄せられた声をもとに、4点に絞って質問させていただきます。まず、1点目として、液状化マップの作成と公表についてです。液状化については、平成23年の東日本大震災の際、関東地方などで被害が出ましたが、昨年9月の北海道胆振東部地震において、札幌市で発生した液状化による被害は、報道等でも大きく取り上げられ、多くの市民が知ることとなりました。その際話題となったのは、大規模な造成地における盛り土ですが、そのほかにも以前から指摘されているように、過去に河川があった場所、砂質土層のある地盤、地下水位が浅い場所などが液状化による被害の可能性があるとされています。一たび被害が生じれば、住宅・建物に大きな被害が出ることは明らかですので、まずは情報が必要と考えます。液状化マップの作成手法はいろいろあるようですが、自治体によっては地域防災計画に液状化予測図などが掲載されています。近隣の自治体でも、そうした取り組みがされているところです。市民の財産を守るため、また、市民やこれから江別市内に家を建てようと考えておられる方に必要な情報を提供するために、当市においても液状化マップを作成し公表する必要があるかと思いますが、いかがでしょうか。2点目に、停電の復旧に関する情報についてです。市の危機対策・防災担当から報告された平成30年北海道胆振東部地震の災害対応に係る検証についての資料には、自治会から寄せられた課題として、停電の状況と復旧見込みの情報が欲しかったとありますが、これは江別市災害対策本部としても、同じように切実に感じられたことと思います。北海道胆振東部地震の際にブラックアウトという事態が引き起こされ、その際、北海道電力株式会社からの情報が得られなかったことは、自治体関係者や大学の研究者などが多く参加している市民団体において、ブラックアウトを検証する取り組みの中で指摘されていることです。ある自治体は、厳しい状況がおさまった段階で、北海道電力株式会社に対し停電復旧のデータを求め、資料の提供を受けているところもあります。いずれにしても、大規模な停電時に、北海道電力株式会社から情報が提供されなかったことは、市民対応をしている自治体にとって、その後の対応をさらに困難にさせるものであり、このようなことは早急に改め、対策をとっていただかなければならないものと考えます。そこで、市として北海道電力株式会社に対し、このたびのような災害が起きた際には、速やかに情報提供がされるよう求めるべきと考えますが、いかがでしょうか。また、停電の復旧は順次行われましたが、その際、災害対応にも配慮した通電が行われたのではないかと言われています。北海道電力株式会社がどのようなマニュアルを持っているかはわかりませんが、自治体として復旧の優先順位を知ることで、災害時の対応に役立てることができると考えますが、いかがでしょうか。もちろん、市民誰もが一刻も早い復旧を望むはずですが、大規模な災害の際は、被害を少しでも少なく抑えることが重要となることから、少なくとも災害対策本部を設置する自治体としては、情報を持つことが必要と思われますので、その点についてお考えをお聞かせください。3点目に、災害時における心と体の健康を守る取り組みについてお伺いします。昨年9月の北海道胆振東部地震では、市内の建物への被害は限定的だったようですが、住宅への被害がなく、本来、避難の必要性は低いと思われるような方でも、不安を感じ、避難所を利用された方がいらっしゃったことと思います。一方、避難所を利用しなかった方の中には、私が聞き取った範囲ではありますが、大丈夫だったと気丈に振る舞われている方でも、丁寧にお話をお聞きすると、ストレスから血圧が高くなって驚いたという方もおりました。また、ひとり暮らしをされている方は、やはり不安だったと言っており、長い時間、話し続ける方もいらっしゃいました。停電によって、食事や水分補給がいつものようにできず、体調不良を訴える方もいらっしゃいました。中には、強い不安から市役所に電話したが、思うような対応をしてもらえなかったと困っていた方に対し、自治会の集会所をあけて、お茶を飲みながら安心するまでおつき合いしたという自治会役員の方のお話をお聞きしました。多くの方が、それぞれにできることで努力されていた様子をうかがいました。そのようなお話を聞いて、建物等への被害はなく、避難の必要性が低いような場合でも、開設された避難所に自主避難していただいて、他の方たちとお話しできる場を提供したり、保健師等の知識を持った方に対応していただくような取り組みが求められると感じました。このたびの例を見ると、開設された避難所が限定的だったことから、高齢者にとっては行きたくても行けないという事情があったようです。先ほど御紹介した例のように、自主的な取り組みをされるところにも支援ができるとなおよいと思いますが、いかがでしょうか。職員の人数も限られていますので、簡単なことではないと思いますが、市民の健康を守り、2次的な被害を防ぐためにも検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。4点目として、市内の高校や大学との連携についてお伺いします。このたびの地震では、市内の高校や大学に避難所は開設されませんでした。学校施設は、災害時に生徒の精神的な安定を図るためにも、一日も早い再開が求められる施設ですので、災害の規模によって避難所は開設されない場合も想定されます。このたびの地震でも、何人かの方から、学校に行ったけれどだめだったとの声をお聞きしました。ここには市の広報の課題もあると思いますが、今回と同じように、市民が指定避難所だからと高校や大学に集まった際に、どのように対応していただけばよいのか、その具体的な方法について、あらかじめ高校や大学と打ち合わせをしておく必要があるのではないかと思われます。発災の時間帯によってもやるべきことは違ってきますが、そうした具体的なことについて、平常時から準備しておく必要があるかと思いますが、いかがでしょうか。火災訓練や救命講習などでの連携はされていると思いますが、災害時の対応についてはいかがでしょうか。また、特に大学においては、親元を離れて暮らしている学生も多く、より強く不安を感じられることと思います。大学として、学生の安否確認はされているようですが、さらに一歩進んで、学生が安心できるような対応ができるよう、市が持っているノウハウを大学に提供することも考えられると思いますが、いかがでしょうかお伺いいたします。3件目として、協働のまちづくりについてお伺いします。市長は、平成31年度江別市各会計予算大綱説明の中で、江別市自治基本条例の理念に基づき、市政への市民参加を進めるとともに、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学などの各種団体と連携して魅力あるまちづくりを推進すると述べられています。協働のまちづくりについては、江別市自治基本条例が提唱された当初から、市の仕事を肩がわりさせようとしているのではないかといった考えが払拭し切れずに市民の中に残っているのではないかと感じることがあります。先日の江別市住生活基本計画(案)に対する意見募集において、市民から寄せられた意見を見ると、自治会排雪や防犯灯の管理など、協働と言いながら自治会に押しつけているのではないかといった内容のことが書かれていました。これまでも説明されてきているように、多様なニーズを満たすために、また、よりよいまちづくりを進めるためにも、市と市民、各種団体が気持ちよく市民協働を進めていくことは必要なことだと思います。平成14年につくられた市民協働のまちづくり推進方針を見ると、市民と行政のコミュニケーション不足といった指摘が書かれていました。先日もそれが当てはまるような御相談が市民から寄せられました。これは一例ですが、狭い区域に市の施設が幾つも設置されている地域の自治会が、自治会排雪に対し、市の施設も協力していただけないかと要請したところ、にべもない返事が返ってきたとのことです。これが民間の施設だったら、地域協力をしていただけただろうと残念がっておられました。これは特別な条件が重なった事例かも知れませんが、本来であれば公共施設などがあることは、市民にとって利益があると感じられるはずですけれども、むしろ地域住民に負担を感じさせてしまっているようでした。どのような対応が可能かについては、市として検討していただくとして、協働の視点から、市民が困難な状況にあるとき、市は地域住民とともに解決の方法を探っていく姿勢が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。こうした一つ一つの問題に丁寧な対応をすることで、協働は市からの押しつけではなく、ともに歩む姿勢であると市民にも理解していただけるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。御見解をお聞かせください。二つ目に、市内大学の動向に関する情報共有についてお伺いします。市内にある札幌学院大学の一部の学部が札幌市へ移転すると昨年末に発表がありました。一部の学部とはいえ、相当な割合の学生が新札幌のキャンパスに移ることになるようで、市内経済へも少なからず影響が出るのではないかと心配なところです。市としては、これまで市内4大学と連携して各種の事業を進めてきており、その一つである札幌学院大学の一部移転は、見過ごすことのできない問題だと思います。大学側も、これまでさまざまな地域貢献をされてきていますので、当市との関係については一定の理解をされていることと思います。そこで、この件については特にきめ細かに大学と連絡をとりながら、今後の関係に影響が出ないように対応していく必要があると思いますが、市としてこの間、どのような動きをされてきたでしょうか。記者発表された以外に情報をお持ちでしたら、可能な範囲でお知らせいただきたいと思います。当市にとって今後のまちづくりにもかかわる問題であり、大学との関係をより深め、影響は最小限に抑えられるよう、丁寧な対応が必要だと思いますが、いかがでしょうか。この間の市の対応などをお聞かせください。以上で1回目の質問といたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

高橋議員の一般質問にお答え申し上げます。まちづくりに対する基本的な考え方について御答弁申し上げます。まず、当市のベッドタウンとしての性格についてでありますが、当市は、昭和40年代の大麻団地の造成を契機として人口がふえ始め、札幌市に隣接する利便性や豊かな自然環境を有する魅力などにより、札幌市に通勤、通学する多くの世帯が住まいを構え、平成10年には、12万人を超える都市に発展してきたところであります。しかしながら、平成22年の国勢調査において、当市の人口は、平成17年をピークに減少していることが明らかとなり、このため市では、人口減少のもとであっても持続可能なまちづくりを進められるよう、平成26年度から第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンをスタートいたしました。第6次江別市総合計画の前期5年間の取り組みにおいては、江別の顔づくり事業においてJR野幌駅周辺の整備を進めたほか、企業誘致による雇用の創出や人材育成支援、保育の定員拡大や保育料の独自軽減などに取り組み、就労と子育ての両立支援を進めてきたところであります。このように、働きたい人も、子育てがしたい人も江別を選んでいただき、市民の誰もが安心して住み続けられるよう、さまざまな施策を展開することにより、まちづくりを進めてまいりました。こうした中、本年1月に総務省が公表した平成30年の住民基本台帳人口移動報告では、現在の形で公表されて以降、初めて15歳から64歳の生産年齢人口が転入超過となり、新たな人の流れが生まれているものと認識しているところであります。市といたしましては、引き続き、札幌市に隣接する住環境の利便性を生かしつつ、当市の魅力を高めるさまざまな施策を展開することで、まちづくりに取り組んでいくことが重要であると考えております。次に、市民から期待される政策の方向性についてでありますが、まず、子育て支援の面においては、これまで、えべつ・安心子育てプランに基づき、保育所や放課後児童クラブ等の定員拡大や保育料の独自軽減など、子育て環境の整備に取り組んできたところであります。また、高齢者や障がい者の福祉においては、江別市高齢者総合計画や障がい者支援・えべつ21プランに基づき、在宅医療と介護との連携強化や、生活支援・介護予防サービスの基盤整備などについて、一体的に取り組む、地域包括ケアシステムを推進するとともに、障がい者への相談支援や障がい児の通所支援等の充実を図ってきたところであります。次に、教育の面では、江別市学校教育基本計画に基づき、小学1年生からの外国語教育や、全小・中学校へ電子黒板、タブレット型パソコンを導入するなどのICT教育を推進するとともに、退職教員等による学習サポート事業などを展開してまいりました。市といたしましては、今後におきましても、えべつ未来づくりビジョンを初め、政策ごとの個別計画に基づき、さまざまな施策を展開していくことにより、市民が安心して住み続けられるよう、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、JR江別駅周辺のまちづくりについてでありますが、当市のまちづくりは、第6次江別市総合計画や江別市都市計画マスタープランに基づき、JR各駅を中心とした都市づくりを進めてきたところであります。御質問にありましたJR江別駅周辺地区は、かつては交通の要衝であり、商業地として栄えてきましたが、商業を取り巻く環境や生活様式などの変化により、JR江別駅周辺の人口の減少や高齢化が進んでいる現状にあります。この地区の再開発や活性化につきましては、長年にわたり地元と行政が一体となり、コミュニティセンターの機能を併設する江別市中央公民館や水道庁舎をJR江別駅前に移転したほか、平成19年には、えべつみらいビルや大規模な福祉施設のビルが建設されたところであります。また、昨年末には、大型複合書店が牧場町にオープンするなど、市外からも多くの人が訪れる機会がふえており、市内には徐々に新たな人の流れが生まれつつあります。このほか、旧江別小学校の跡地につきましては、地元自治会や商店街なども参加する江別駅周辺地区土地利用検討委員会での検討を経て、平成29年度からサウンディング型市場調査を開始し、現在も随時、意見や提案を受けているところでございます。市といたしましては、本年4月から第6次江別市総合計画の後期5カ年がスタートいたしますが、江別らしいまちづくりの実現に向けては、JR江別駅周辺を含め、市内JR各駅の特性に配慮していくとともに、広く市民の意見や地元関係者の意向もお聞きしながら、引き続き、取り組んでまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

私から、防災対策について御答弁申し上げます。初めに、液状化マップの作成と公表についてでありますが、液状化現象とは、水分を多く含んだ地盤が、地震による揺れを受けることにより、液体状になる現象のことであり、埋立地や過去に川が流れていた場所を埋めた土地などで発生しやすいものとされております。液状化現象による災害は、昭和39年6月の新潟地震の際に、高層住宅が倒壊するなど、大きな被害が発生したことを契機として、広く知られるようになり、さらに、平成23年3月の東日本大震災の際には、千葉県を中心としてマンホールが上昇するなどの大きな被害が発生しております。道内においては、平成15年9月の十勝沖地震の際に、道東を中心に広範囲に被害が発生したほか、昨年9月の北海道胆振東部地震の際には、札幌市清田区などにおいて、住宅等に大きな被害をもたらしたところであります。液状化マップに関しましては、その調査方法や策定基準などが定められていないことから、当市においては、液状化マップを策定しておりませんが、国土交通省では、自治体による液状化マップの策定率が約2割にとどまっていることや、北海道胆振東部地震で液状化現象による被害が甚大であったことを受け、平成31年度中に全国の液状化マップを作成し、公表を予定しているとのことでありますので、今後、その推移を見守ってまいりたいと考えております。次に、停電の復旧に関する情報についてでありますが、昨年9月6日に発生した北海道胆振東部地震では、停電復旧までに約2日間を要し、この間、市民から多くの問い合わせが寄せられており、市から北海道電力株式会社に対し、復旧見込みについて数回にわたり情報提供を求めましたが、北海道電力株式会社でも復旧見込みを示すことができないとのことであり、市民の皆様にもその内容についてお知らせしたところであります。震災後の11月には、北海道電力株式会社から、社内検証委員会での結果について中間報告を受けたところであり、各自治体から、復電された地域と復電されていない地域についての情報が余りにも少ないといった意見があったと説明を受けたところであります。また、北海道電力株式会社は、自治体が地域住民へ説明するために必要な情報提供について課題があったと認識しており、今後におきましては、自治体との連絡体制を強化するほか、ラジオの活用やホームページの改修など、情報発信方法を見直すとしております。いずれにしても、市といたしましては、停電復旧の優先順位など、緊急時に市が必要とする情報を早期に提供していただけるよう、引き続き、要請してまいりたいと考えております。次に、災害時における心と体の健康を守る取り組みについてでありますが、昨年9月の北海道胆振東部地震の際には、自治会や民生委員、地域包括支援センターにより、不安の解消や相談などのため、高齢者の見守りなどに御協力をいただいたところであります。また、避難所においても、保健師または看護師を24時間体制で配置し、避難者の健康管理、衛生管理、心のケア、保健・医療・福祉の情報提供などに努めたところであります。御質問の、建物等への被害はなく、避難の必要性の低いような場合における市民の心と体の健康を守る取り組みにつきましては、在宅で避難している要支援者の対応が重要であると考えており、今後におきましては、地域の方の御協力による見守り活動や要支援者の所在を把握する要支援者マップの作成など、自治会や社会福祉法人江別市社会福祉協議会、民生委員などと、その必要性と体制づくりについて、相談してまいりたいと考えております。次に、市内の高校及び大学との連携についてでありますが、高校や大学など、指定避難所を管理する団体とは、毎年、現況確認をしており、その中で、災害時の緊急連絡先や備蓄品の状況などの情報提供を受けているところであります。市内の高校や大学におきましては、東日本大震災以降、防災に関する意識が変わり、市では備蓄や訓練などについて、相談に応じてきたところであります。市内の高校とは、平成29年度にとわの森三愛高等学校で、今年度は野幌高等学校で防災研修や避難所運営訓練を実施したところであります。市内の大学とは、訓練のほか、ダンボール間仕切りの研究や冬期宿泊体験を通じた、冬期間における避難所環境の検証をしてきたところであります。さらに、大学では、今年度実施された北海道防災総合訓練において、自治会とともに物資搬送や避難所運営訓練に参加しているほか、独自に自治会と合同で防災訓練を実施するなど、地域との連携が密になっていると伺っております。市といたしましては、今後におきましても、市内の高校及び大学との研修や訓練を積み重ねていくほか、大学と地域との連携が、より一層、密になるよう取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 生活環境部長 高橋孝也(生活環境部長は2019年3月まで)

私から、協働のまちづくりについての御質問のうち、市の施設所在地における地域住民との協働について御答弁申し上げます。市では、4月から始まる次期えべつ未来戦略において、ともにつくる協働のまちづくりを戦略推進の基盤と位置づけております。公共施設につきましては、これまで、学校や保育園などの新築や大規模な改修・改築にあわせて、地域の御意見を伺いながら、地域開放スペースの設置を行うほか、ワークショップによる公園の再整備や防犯灯の維持管理など、地域の皆様との協働により取り組んでいるところであります。また、公共施設は、各施設が担う行政サービスを提供しており、公共施設を運営する上では、地域への配慮のほか、地域の理解と協力が欠かせないものと認識しております。市といたしましては、公共施設におけるイベントやお祭り等で、地域と職員が協力し合うなど、今後とも、地域から信頼される関係づくりに努め、協働のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 企画政策部長 北川裕治(企画政策部長は2019年12月まで)

私からは、協働のまちづくりについての御質問のうち、市内大学の動向に関する情報共有について御答弁申し上げます。札幌学院大学の学部の一部移転に関して、平成29年3月に新聞報道があって以来、市は、理事長や学長との個別面談を通して、随時、情報交換を行ってきたところであります。札幌学院大学は、これまで、地域との共生を理念に、地元自治会への積極的参加や、商店街でのボランティア活動など、50年の長きにわたり地域とともに歩んできており、市といたしましては、地域にとって不可欠な存在であるとの思いから、昨年8月には、これからも当市において学びの場を提供し続けてほしい旨を文書で要望したところであります。その後、12月に大学が行った記者発表において、2021年4月に新札幌キャンパスを開設し、経営学部及び経済学部を再編した上で、新たな学部として移転し、2022年には、心理学部の移転が予定されていることが公表されました。大学によると、学部が一部移転した後も、文京台キャンパスでは一般教養科目が開講されるほか、大学事務等の本部機能や図書館本館、学生会館、体育施設等も現在地にとどまるため、さまざまな形で学生が集う拠点であり続けるとのことであります。いずれにしても、協働のまちづくりを進める上で、大学は大きな役割を担っているものと認識しておりますことから、今後も引き続き、連携を密にして情報収集に努めるとともに、必要な要望をしてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 高橋典子

それでは2回目の質問等を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。まず、件名1のまちづくりに対する基本的な考え方についての項目1、当市のベッドタウンとしての性格についてです。答弁自体は、これまで市長がおっしゃってきたことと同様のものと理解いたしましたし、もちろん先日、平成31年度江別市各会計予算大綱説明でおっしゃったことと違うことが答弁されたら、それこそぶれが生じますので、その点は理解いたします。なぜ今回このような質問をしたかというと、議会で視察に行った有名な観光資源のある自治体で案内してくださった職員から、近隣の大きな自治体のベッドタウンであることをしっかりと据えて、人口減対策を考えているというお話を聞いたことが印象に残っているからです。そのほかにも、小さな町村では、やはりベッドタウンとしての性格を生かして、住民満足度を高める政策を重視し、まちづくりに成功している事例も聞くところです。初めに申し上げておきますが、我が国全体が人口減となる中で、江別市の人口のみがふえることを求めるつもりは毛頭ありません。特に北海道は、農村地域などもたくさんありますので、北海道全体を維持していくため、江別市として必要なまちづくりをしていくことが肝心ですし、その結果、江別市がいい形で未来にわたって引き継がれていくことが望ましいと考えています。そうした中で、まちづくりをするに当たって、当市をどのようなまちと見るかが大事だと思います。江別の顔づくり事業が計画された当時、当市がベッドタウンであるということを払拭したい考え方があったというお話を聞いた記憶がありますが、もしそのような考え方にこだわりがあるのであれば、それは変えていく必要があるのではないかと思います。ベッドタウンという言葉自体は、大都市に付随しているイメージを持たれるかもしれませんが、本当にまちの性格をわかりやすくあらわす言葉だと思います。先ほど、江別の顔づくり事業について、市長がどのように評価されているかを私から紹介させていただきましたが、江別の顔づくり事業が契機となって、この間、人口の転入や経済的な流れが起きているのでしょうか。私は、江別の顔づくり事業ばかりが契機となっているわけではないと考えます。特にこの間、シティプロモートの活動が活発に行われていると思います。ベッドタウンという言葉は札幌市内に通勤するのが容易なまちだということを端的にあらわす言葉だと思います。札幌市民から見れば、江別市はどこにあるのかもよく知らないというお声を伺いますが、ベッドタウンという言葉を使えば、札幌市のすぐ近くにあると理解していただけるのではないかと思います。そのように、江別市をわかりやすく説明することは効果的だと思いますが、その点についていかがお考えか改めてお伺いいたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

高橋議員の再質問にお答え申し上げます。当市のベッドタウンとしての性格についてでございますが、市ではこれまで、市のさまざまな魅力を知っていただけるよう、子育て・教育環境のよさや札幌市への交通利便性などを紹介するえべつのじかんや農業を初めとしたさまざまな産業、食、観光資源などを紹介したフリーペーパーJP01を発行するなどして、市内外の方にわかりやすい内容でPRに取り組んできたところであります。また、ホームページやSNSを活用し、リアルタイムで広く、さまざまなまちの情報をお知らせしております。市といたしましては、先ほどもお答えいたしましたとおり、引き続き、札幌市に隣接する住環境の利便性も生かしながら、まちの魅力を高めるさまざまな施策を展開してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 高橋典子

札幌市に隣接する住環境の利便性というのは、やはり、ベッドタウンという言葉で端的にあらわされるのではないかと考えますが、どのようなこだわりがあってベッドタウンという言葉を使わないのかはわかりませんけれども、これは見解の相違かと思いますので、理解いたします。やはり、江別市のまちの特性をしっかりと把握し、そのよさを生かして、政策を練り上げていくことが重要だと思いますので、その点はぜひよろしくお願いします。次に、項目2の市民から期待される政策の方向性についてお伺いいたします。先ほどの答弁の中で、この間の施策の展開などをお話しいただきました。その内容は、項目2の答弁の中でも示されているのだと理解いたしました。確かに、この間の取り組みの中では、特に当市の保育料の軽減は進んだものと理解しております。ただ、そのほかの施策の多くについては、国の制度に沿ったものではないかと感じました。特に、教育の面として説明された小学1年生からの外国語教育や電子黒板、タブレット型パソコンの導入などは、平成31年度江別市各会計予算大綱説明の中で、学力向上の取り組みとして紹介されたものと同様の項目ですが、果たして当市の子供たちの学力が向上している要因は、これらのことによるものなのか疑問を感じております。これらは、道具としては有効な物であるかもしれませんけれども、従来から取り組まれてきた教育活動の利点もあるということをしっかりと据えなければならないし、何よりも、私としては、当市でこの間、地道に続けられてきた読書環境の充実や保護者、学校、地域が手を取り合って子供たちを育てていく、そういう一つ一つの地道な取り組みが子供たちの学ぶ環境を守り、そして、子供たちの安定した学力につながっているのではないかと考えるところです。この点については、教育部の所管ですので、質問ではありませんけれども、やはり一つ一つのことをどのように捉えるかは重要だと考えております。そのような中で、市民からお話を聞くと、江別市に求めること、あるいは、江別市に住んで初めて知ってがっかりしたことは、子供の医療費助成制度についてです。もちろん保育料の軽減は、私たちから見れば本当に努力されていることだと思いますが、市民がなぜ子供の医療費助成制度の拡充を求めるのかというと、困ったときにこそ支援してほしいという気持ちのあらわれではないかと思っています。以前に一般質問で取り上げましたが、高齢の方からは、この間のバス路線の変更で通院しにくくなったとお聞きしています。外出支援としての交通費助成など、高齢になり、自家用車の運転が難しくなってきても暮らし続けられるような対策が求められています。住んでよかった、住み続けたいと感じていただき、市民が安心して住み続けられるようにするためには、地味かもしれませんが、暮らしを支える施策が必要ではないかと考えます。市長がこれまで取り組んできたと説明される内容は、市民が求めていることと少し違うのではないかと思います。もちろん、一つ一つ事実として行ってきたことではありますが、何を市民に示していくべきでしょうか。市長の考え方は、市民の思いと違っているのではないかと思いますが、改めて見解をお伺いいたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。市民から期待される政策の方向性についてでございますが、市ではこれまで、えべつ未来づくりビジョンや政策ごとの個別計画に基づき施策を展開しています。それぞれの計画策定に係る過程において、アンケートの実施や意見交換会、審議会を開催するなど、さまざまな形で、市民の御意見を伺ってきたところであります。いずれにしても、市民の誰もが安心して住み続けられるまちをつくっていくことは、重要と考えておりますことから、今後も、各種計画の策定においてお聞きした意見を踏まえ、総合的な観点でまちづくりを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 高橋典子

そのような答弁が当然導き出されるのだろうと思いますが、やはり、声を出しにくい市民が果たしてどのように感じておられるのかということにも、しっかりと目を配っていただきたいと考えていることをお伝えしておきます。次に、項目3のJR江別駅周辺のまちづくりについては、先ほどの答弁で理解いたしました。いずれにしても、JR江別駅周辺のまちづくりを進めていくためには、答弁の中にもありましたけれども、地元との話し合いが何より大事だと思います。サウンディング型市場調査という調査手法を用いてさまざまな対応をされてきているようですが、やはり地元に住んでいる方はどう考えているのか、あるいは地元で事業を行っている方はどう考えているのか、丁寧に、それこそ膝を交えて何度も話し合いを重ねていき、一緒に学びながらつくり上げていくことが必要ではないかと思います。大型複合書店が牧場町にオープンしましたけれども、あそこからJR江別駅周辺に人が流れることはなかなか難しいと思いますが、JR江別駅周辺の独特の町並みなどを生かした江別市らしい町並みづくり、そして、地域の方たちが本当に満足できるまちづくりが、今後、求められると思いますので、その点はどうぞよろしくお願いいたします。次に、件名2の防災対策について再質問等を行わせていただきます。項目1の液状化マップの作成と公表についてです。平成31年度中に国土交通省が全国の液状化マップについて、大規模な盛り土造成地のマップとともに作成し、公表を予定していることから、市としてはその推移を見守るとの御答弁がありましたので、それ自体は理解いたしました。実際に液状化マップをつくるにしても費用がかかりますし、専門的な知識が必要なことですので、そのこと自体は理解いたします。ただ、心配なのは、国土交通省がどのような示し方をするかによりますが、これがつくられた際に、市民誰もが容易に見られるような形で示すことが想定されているのかどうか、改めて確認させていただきたいと思います。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。液状化マップを市民が見られるような形で示す考えはあるのかとの御質問でありますが、先ほど御答弁申し上げたとおり、国土交通省では、平成31年度中に全国の液状化マップの公表を予定しておりますが、詳細について明らかになっていないことから、その推移を見守るとともに、他市の対応状況についても注視してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 高橋典子

推移を見守るということと、他市の状況を見ていくということで理解いたしました。ただ、液状化マップについては、さまざまな専門的知見や情報を重ね合わせてつくられなければならないと思いますが、やはり市民に示す必要があるのではないかということを改めて申し上げさせていただきます。北海道立地下資源調査所、現在では地方独立行政法人北海道立総合研究機構がつくった北海道地盤液状化予測地質図という資料があります。これによると江別市の地質は、湿原堆積物、いわゆる泥炭地、そして、れきや砂及び粘土からなる氾濫原堆積物、砂やれき、シルトからなる更新統といったもので構成されているようです。そのうち氾濫原堆積物の地質で液状化の可能性は高いとされ、また、大規模河川改修や旧河道が存在していますが、こういったところでは周辺地域を含めて液状化の可能性が高いと説明されています。泥炭地は、地震の際、揺れやすいことは誰もが実感としてわかっていますが、旧河道や扇状地の末端などでなければ液状化の可能性は低いとのことです。なぜこんなことを申し上げるのかというと、私たちが住んでいる場所がどんな危険性を持っているのかを知ることで防災意識にもつながると思うからです。江別市地域防災計画の地震災害対策編には、第2章の災害予防計画に、第7液状化対策として、市、防災関係機関及び公共施設等の管理者は、施設の設置に当たって、地盤改良等により液状化の発生を防止する対策を適切に実施するほか、大規模開発に当たって十分な連絡・調整を図るものとすると書かれています。これを行うためには、その前に液状化の予測ができていなければなりませんので、ぜひしっかりとした対応をお願いしたいと思います。今後の推移を見守るということですが、私自身の任期は4月30日までですので、引き続き、お互いができることをしていきたいと思います。項目2の停電の復旧に関する情報については、一言だけ意見を述べさせていただきますが、今回の北海道電力株式会社からの情報提供のあり方については、私自身やはりそうだったのかという思いがありました。私の生まれ故郷は、共和町という泊村に隣接する地域です。家族はいまだに住んでいて、これまでもさまざまな事故や災害の際に、北海道電力株式会社からの情報提供が遅かったということを何度も経験しています。そのようなこともあって、停電復旧の情報が道民に適切に知らされなかったことについては、やはりこういう形になってあらわれてしまうのかと思いました。もし、泊発電所で何らかの事故が起きた際、どのような対応ができたのかということにもつながると思いますので、先ほどの答弁にもありましたけれども、北海道電力株式会社に対して、情報提供の方法について一刻も早く改善していただくことを伝えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。次に、項目3の災害時における心と体の健康を守る取り組みについて質問させていただきます。御答弁では、在宅で避難している要支援者への対応が重要との認識が示されました。地域の方の協力による見守り活動や要支援者マップの作成など、自治会や社会福祉法人江別市社会福祉協議会、民生委員などと、その必要性と体制づくりについて相談されるとのことでした。そのこと自体は当然のことながら評価いたします。ただ、この間の状況を見ると、要支援者とされるような方でなくても、例えば、お元気な方でもひとり暮らしをされている方、小さな子供を抱えていらっしゃる方、あるいは子供たちの中にも強く不安を感じ、精神的に不安定な状態になった方もいらっしゃいます。程度はいろいろあるようですが、その後においても不安感を抱え続けていたと見られ、先日の地震でも必要以上におびえていたというお話も伺いました。昨年の北海道胆振東部地震での江別市への被害は、各地の大震災などと比べればそれほど大きなものではなかったと思いますが、それでも精神的に不安定な状態になり得ることを理解し、どんな対応が可能なのかについての検討や、どんなことに気をつければよいのかといった知識の普及啓発など、検討する必要があるのではないでしょうか。保健センターの所管になるのかもしれませんが、災害に関してということでお伺いしたいと思います。さまざまな情報を提供していく中で、克服していける部分があるのではないかと思いますので、その点についてお伺いいたします。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。災害時には、精神的に不安定な状態になり得ることを理解し、どのような対応が可能かなどの知識の普及啓発が必要ではないかとの御質問でありますが、市といたしましては、災害に関する不安の解消には、地域の方の御協力による見守り活動や災害に対するふだんからの準備や心構えなどに関する知識が必要と考えており、これまで、出前講座や研修会、訓練、防災あんしんマップの配布などを通じて、災害に対するふだんからの準備や心構えなどに関する知識の普及啓発に努めてきたところであります。今後におきましては、先ほど御答弁申し上げたとおり、自治会や社会福祉法人江別市社会福祉協議会、民生委員などと相談するとともに、引き続き、出前講座や被災者による災害体験の講話などを通じて、知識の普及啓発に努めるほか、個別に相談があった際には、保健師などによる健康相談に応じてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 高橋典子

災害の経験をして、この後、市が行う事業に市民がどれだけ参加していただけるか、あるいはどのように関心を引きつけることができるかが大事だと思います。平成31年度に行われる各種の事業、取り組みについて、ぜひ綿密に計画を立てて、丁寧な事業展開をお願いしたいと思います。項目4の市内の高校及び大学との連携については、この間、行われてきたことを理解いたしました。ただ、それぞれの大学によって得意分野が違うと思いますので、どの大学ともうまく連携できるように、そして何よりも、学生が江別市で安心して災害を乗り越えることができたと自信を持ってもらえるような取り組みをぜひお願いしたいと思います。この点については、要望としてお願いしておきます。次に、3件目についてです。これについても再質問はいたしませんけれども、やはり市民の思いに市がきちんと寄り添えるかどうかが大事だとこの間の御相談を受けながら感じました。市の施設は、それぞれで本来業務があります。何よりも、それをしっかりとやり遂げることが大事だと思います。その上で、地域の方たちから要望が寄せられたときに、それは地域の方たちが相当困って、さらに市を信頼して声をかけてきてくださっていると理解していただきたいと思います。市としても、できることとできないことがあるかもしれませんが、できる、できないで回答してしまうのではなくて、地域の方たちが抱えている困難を解決するまで、本当に親身に対応していくべきです。問題が解決されれば地域の方たちも安心します。思ったとおりの解決方法ではなくても安心感を得られることができるし、市への信頼も増していくと思いますので、その点については、しっかりと留意して今後の対応をしていただきたいということを申し上げておきます。項目2の市内大学の動向に関する情報共有については、この間の動きを理解いたしました。いずれにしても、若年の人口が減る中で、どの大学も今後、経営的には厳しい時代を迎えていきます。市内の大学については、4大学ともしっかりとした経営を続けていただくことが当市の利益にもつながるのはもちろんですし、やはり知的な資源として、大学は18歳から22歳の方ばかりではなく、地域の方たちにとっても、教育の機会を提供していただける大切な場所になっています。大学がしっかりと江別市に存続していくことで、地域でのさまざまな経済的な活動を含めて、さまざまな人の動きがつくられますので、引き続き、丁寧に対応していただきたいと思います。札幌学院大学においては、新札幌にキャンパスを設けることで、学生に対応する窓口の設置など、事務的な対応が求められると思います。ただでさえ大学の経営が厳しい中で、機能が分散化することは大学にとってもリスクのあることですので、そうしたことを丁寧に話し合いながら、しっかりとこの江別市で、引き続き、頑張っていただけるような関係を密につくり続けていただきたいことを申し上げて、私の一般質問を終わります。

出典:江別市議会 令和元年第1回定例会 2019年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる