江別市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日
(1)物価高騰から市民の暮らしを守る取組について/(2)北海道バレービジョン協議会への参加について/(3)道路の安全とバリアフリー化について
2025年6月18日、江別市議会の一般質問で、高橋典子議員が「物価高騰から市民の暮らしを守る取組について」「北海道バレービジョン協議会への参加について」「道路の安全とバリアフリー化について」について質問し、市長 後藤好人、企画政策部長 三上真一郎、健康福祉部長 白石陽一郎、建設部長 惣万祐仁が答弁しました。
- 質問者
- 高橋典子 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、企画政策部長 三上真一郎、健康福祉部長 白石陽一郎、建設部長 惣万祐仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 高橋典子
それでは、通告に従い、順次、質問してまいります。1件目として、物価高騰から市民の暮らしを守る取組について質問いたします。1点目に、物価高騰による市民生活への影響に係る認識についてお伺いします。改めて申し上げるまでもなく、この間の物価高騰は、国民の暮らしに大きく影を落としています。一部の大企業はともかく、多くの国民が働く中小企業では、物価の上昇率に見合う賃金のアップは難しく、実質賃金は一時期を除き基本的にはマイナスの傾向にあります。年金支給額も、今年度また若干の引上げはあったものの、マクロ経済スライドによって引上げ幅が賃金の上昇率より低く抑えられ、実質的には目減りとなっています。このような中、日本共産党では、全国的な取組として対話型の要求アンケートを行ってきており、江別市においても、多くの方から暮らしの実感や政治課題についての御意見を伺ってきました。このアンケートでは、まず初めに、暮らしの実感を教えてくださいとの項目で、ゆとりがあり、不安はない、不安はあるが、ゆとりはある、不安が多く、ゆとりもない、すぐに助けてほしい、この4つのうちから1つを選んでいただく質問をしています。頂いた回答では、多くの方が不安が多く、ゆとりもないと回答されており、一定の安定した収入のある方であっても、不安はあるが、ゆとりはあると回答されています。現時点では暮らしには困っていないけれども、今のような状況がさらに進めば、生活は困難になっていくと記載された方も少なくありません。改めて、政治のかじ取りについて厳しく問われるのではないかと感じるところです。一方、当市では、年少人口の転入超過数は、全国の市町村の中で6年連続20位以内を維持するなど、明るい話題も多いように感じます。市民の暮らしの実態の一つの判断材料としては、この間、市税は微増傾向であること、予算審査等でも質疑させていただいてきましたが、小・中学生の就学援助制度における認定率は年々下がってきております。しかしながら、市民の暮らしの状況がよい方向に進んでいるかと言えば、決してそうとも言い切れないように感じるところです。就学援助制度については、対象世帯の範囲は生活保護基準が引き下げられる以前の水準で対応されていますが、住宅を新築して市内に転入される世帯も多く、住宅ローン等を抱え、生活実態は必ずしも楽ではないのではないかと思われます。また、御高齢の方においては、目減りする年金の下で不安を訴える方も多く、市民の暮らしの実感は厳しいものがあるのではないかと感じます。具体的な数字として把握しにくいところもあるかとは思いますが、物価高騰は市民の暮らしに大きな影響を及ぼしているように感じます。市長はどのように捉えておられるか、見解をお伺いします。次に、2点目として、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金への対応について質問いたします。このたび、令和7年度一般会計予備費の使用が閣議決定され、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の推奨事業メニュー分として1,000億円の措置がされたと、各種の報道や国のホームページでも確認したところです。この金額で、市町村ではどんなことができるのだろうか、物価高騰対応ということではあるけれども、効果的な使い方ができるのだろうか、市民の暮らしの実感に対応できるような形としてどんなことができるのだろうかと不安も感じております。そうこうするうちに、国民1人当たり2万円を給付すると、自由民主党の参議院議員選挙の公約に盛り込まれるとのニュースも伝わってきました。子供は1人2万円、住民税非課税世帯の大人は1人当たり2万円が加算されるとも報道されています。日本共産党議員団では、この間の各種の給付金事業に反対はしておりませんが、その効果への疑問も感じるところではあります。一時的にほっと一息つくことはできますが、所得の向上対策や税制の見直しなど根本的なところでの対応が必要であり、一時的な給付金では問題の解決にはなっていないと、度重なる給付金事業の中で感じてきたところでもあります。実際、今回の給付金の報道には、国民の中でも賛否両論があるようです。いずれにしても、まず当市としては、さきに示された物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金への対応を考えなければなりません。このたびの交付金については、5月27日の内閣府からの事務連絡では、実施計画の第1回目の提出期限が6月30日の12時、2回目の提出期限が10月31日の12時とのことです。今月末の提出期限というのは難しいと思いますが、どのように対応されようとしているのか、お考えをお聞かせください。次に、3点目として、各種福祉制度の市民周知について質問いたします。これまで述べましたように、昨今の厳しい状況の下で、苦しい生活を送られている市民は少なくないのではないかと感じるところです。先ほど御紹介した要求アンケートでも、御高齢の方が健康面での不安を抱えながら少ない年金を補うために働き続けておられるとのお話も伺いました。中には、御病気により一旦は仕事を辞め、療養し、体調が少しよくなったので、短時間でも仕事をするようにしているとおっしゃる方もいました。いろいろとお話を伺う中で、場合によっては市の福祉施策や国の制度などを御紹介することもありますが、それにしても私たちが直接つながれる人数には限界もあります。各種の制度について、対象となる方に情報を届けることは、基本的には公的な体制の中で周知していただくことが重要だと改めて感じるところです。かねてから、年末見舞金の制度周知や生活保護制度を正しく理解していただくための取組を機会あるごとに求めてきましたし、この間、一定の改善がされてきていることも承知しているところであります。それにしても、この間の厳しい状況を考えると、改めて対象となる方に情報が行き届くように、さらに工夫した取組が必要ではないかと思いますがいかがでしょうか、お考えをお伺いします。次に、2件目として、北海道バレービジョン協議会への参加についてお伺いします。1点目に、北海道バレービジョン協議会の概要についてです。新聞報道等で同協議会が設立されたことを知りました。いささか唐突な感じを受け、新聞記事を読んだりインターネットで検索したりしてみましたが、報道されている内容や同協議会のホームページを見ても、いま一つよく分からないというのが実感です。私自身はこうした業界については全く疎いので、そのせいかとも思いますが、それにしても一定の議員経験がありますので、普通は文面からある程度の雰囲気は読み取ることができるとの自負もあります。この協議会への参加団体を見てみると、相当な体制で取り組まれるものと感じますし、各方面から期待されていることもある程度は理解いたします。ホームページでは、本協議会は、ラピダス株式会社が千歳市に整備を進める次世代半導体製造拠点を契機に、北海道全体の産業構造や地域の可能性を見直し、将来にわたる成長基盤を再構築することを目的として発足したとされ、単なる地域振興や個別企業の誘致を超えた産業政策、人材戦略、社会基盤の再設計を総合的に描く構想プラットフォームとしての役割を担う団体であると説明されています。それにしても、今後どのような展開を想定しているのかなど、具体的なことがなかなか伝わってこないように感じるところでもあります。そこで、率直にお伺いしたいのですが、当市も参加するこの協議会について、その概要など、ぜひ説明していただきたいと思います。次に、2点目として、当市は、この協議会にどのようなことから参加することになったのか、その目的や参加するメリット等、どのようなことが期待できるのかなど、現時点で考えておられることについて御説明いただきたいと思います。次に、3点目として、ラピダス株式会社との関係についてお伺いします。この協議会は、ラピダス株式会社の千歳市への立地を契機に設立されたものと説明されていますが、そのラピダス株式会社については、この間、国会において、情報処理の推進に関する法律の改正、いわゆるラピダス支援法とも呼ばれる法律が可決・成立したところでもあり、これまでの経緯を見ても、国が大きく関わっていることは周知のことでもあります。この間の国会での審議においても様々な懸念が示されており、ラピダス株式会社など一握りの半導体企業に10兆円以上もの公的支援を行うことや、半導体メーカーのエルピーダメモリ株式会社が破綻し、公的資金の約280億円を毀損したことへの反省のない公金投入となること、さらには、同社の会長が、重要な部分は国防の領域、まずはアメリカに届けるなどと述べられていることも含め、ラピダス株式会社が米軍用半導体生産を担わされることになるのではないかといった危惧など、多くの疑問点が指摘されてきたところでもあります。今後のことでもあり、現時点で判断できるものではないかとも思いますが、特にアメリカの軍事への需要など、そうした方向に進むことがあれば、当市として、ラピダス株式会社との関係については慎重にならなければならないのではないかと考えるところでもあります。当市が参加する北海道バレービジョン協議会は、ラピダス株式会社あっての協議会とも言え、当然、一定の関わりはあるものと考えることから、心配するところです。当市は、平和都市宣言をしている自治体です。その点においても今後どのような姿勢で臨むのか、基本的な姿勢について考えておく必要があるのではないかと思いますがいかがでしょうか、御見解をお聞かせください。次に、3件目の道路の安全とバリアフリー化について質問いたします。まず、大麻駅跨線人道橋の架け替え工事について、一日も早く進めていただきたいとの思いから質問いたします。当市は、JRの線路により南北が分断されていると江別の顔づくり事業のときなどに盛んに言われていましたが、そのJR野幌駅周辺は、歩行者も車も、幾つもの経路で南北を行き来できるようになりました。また、他の地域でも、踏切やアンダーパスなどによって行き来できるようになっています。その一方で、大麻・文京台地域では、JR大麻駅から少し離れた場所にアンダーパスがあるほかは、急な傾斜を上り下りする跨線人道橋等があるのみです。特にJR大麻駅周辺は、商業施設や公共施設、医療機関などがあり、文京台地区と大麻地区を行き来する必要のある場所であり、そのことから都市計画マスタープランの地域別構想にも、大麻駅跨線人道橋の架け替え工事の推進により、バリアフリーに配慮した拠点内の移動の円滑化を進めますとされているところでもあります。改めて申し上げますが、この大麻駅跨線人道橋はバリアフリー未対応であり、老朽化も進んでいることから、JR北海道と協議を行いながら、当初、2021年度から事業を開始し、今年度には完了する予定で進められていました。しかし、JR北海道から、新幹線開業に向けた工事発注部署の人手不足及び受注業者不足の状態のため、工事の着手時期を確定することはできないなどとされ、工事開始には至っていない状況について、改めて、この春、市のホームページでも示されたところです。一方で、この間、2030年度末開業を目指して進められてきた北海道新幹線の札幌延伸が2038年度末まで遅れるとの見通しが報道されています。そうしたこともあり、大麻・文京台地域にお住まいの方たちから、大麻駅跨線人道橋の工事がさらに遅れるのではないかと心配する声が寄せられています。これまで何度にもわたって指摘させていただいてきましたが、大麻地区だけでなく、文京台地区においても、長く住まわれている方たちの高齢化が進み、日常生活の中で、この場所をどのようにして渡るかということが切実な問題になっています。さらに何年待たされることになるのか、不安の声が寄せられています。一日も早い工事着手と完成が待たれていますが、市として、どのように進めていこうとされているのか、お考えをお聞かせください。次に、2点目として、歩道の構造についてお伺いします。まず、初めにお断りしておきますが、歩道と自転車歩行者道を指して歩道等と呼びますが、一般的には区別せず歩道と呼ぶことも多いので、今回の質問では、歩道という言葉で表現させていただきます。それでは、質問に入ります。少し前のことですが、地域の方から、4番通りと14丁目通りの交差点部分のことで問合せを頂きました。近くの大型商業施設に向かう道でもあり、意外と交通量のある場所でもあります。この場所の車道部分は既に工事が終わり、その後、歩道部分の工事が進められてきたところです。普通は交差点部分の車道との擦りつけ部において、歩道には傾斜が設けられ、歩道と車道の段差は最小限に抑えられているところですが、この場所では傾斜が設けられておりません。お問合せいただいた方は、自転車で通ろうとされて驚き、情報を寄せてくださいました。現地を確認しましたが、その状態は自転車の方にとって危険であるとともに、歩行者にとっても歩きにくいものであると感じました。近年、道路の構造については、バリアフリーは基本的なこととして理解されるようになっていると感じてきたところですが、その取組は、障がいの有無にかかわらず、誰もが安全に利用できる道路づくりにつながるとも理解するところです。この場所は道道の部分ではありますが、市の土木事務所にお伝えさせていただきました。同時に、このように一般的には考えにくい施工が、もしかすると普通のこととして行われているものなのかと疑問に思いました。そこで、お伺いしますが、市が発注する市道の工事で、このような形状の道路を造るようなことはないのか、確認させていただきたいと思います。高齢化が進む下で、バリアフリー化やユニバーサルデザインの考え方はあらゆる場面で取り入れられるべきものと考えますがいかがでしょうか、お伺いします。3点目に、白線の塗り直しや路面凍上への対応についてお伺いします。この冬の雪の降り方や気温の影響があったのか、これらの問題がマスコミなどでも度々取り上げられていたように感じます。特に、この春、白線が消えている道路のことがテレビ等の報道で話題になり、地域の方からも問合せを頂くところでもあります。また、それとともに、道路の白線について、国道や道道、市道の区別や区画線と道路標示の違いなどにも御理解いただけているようではあります。いずれにしても、市民の安全を守るために、これらの表示が良好な状態で維持管理されることは重要なことでもあり、計画的に対応されなければならないものと考えます。また、路面凍上の問題についても、特にこの春には、例年以上にあちこちで舗装が剝がれ、穴が開いた状態になっているところが目につきました。毎年、春には早期に補修工事に着手できるよう対応されているところではあります。地道な作業となりますが、これらの事業も市民の安全を守るために欠かせない重要なものと言えます。こうしたところに十分な予算が確保され、きめ細かに対応することが求められると思いますがいかがでしょうか、この間の状況についてお伺いいたします。以上で、1回目の質問と致します。
答弁 市長 後藤好人
高橋議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、物価高騰から市民の暮らしを守る取組に関しまして、物価高騰による市民生活への影響に係る認識について御答弁を申し上げます。5月に総務省が発表した令和7年4月分の消費者物価指数は、前年同月比で3.6%上昇しているほか、報道によりますと、本年中に1万4,000品目を超える食品の値上げが予定されているとのことであります。一方で、厚生労働省が実施している毎月勤労統計調査の令和7年4月分では、実質賃金は4か月連続でマイナスになっており、賃上げが物価上昇に追いついていない状況が続いているものと承知しております。こうしたことから、私と致しましても、議員が御指摘のとおり、世帯によって感じ方に違いはあると思いますが、物価高騰は市民生活に大きな影響を及ぼしているものと認識しております。次に、北海道バレービジョン協議会への参加について御答弁を申し上げます。初めに、北海道バレービジョン協議会の概要についてでありますが、この協議会は、ラピダス株式会社が千歳市に整備を進めている次世代半導体製造拠点を契機として、産業構造や地域の可能性を見直し、将来的には北海道全域へ経済波及効果を高めることを目的とする団体であり、北海道経済連合会の会長が協議会の会長となって設立されております。協議会は、特別会員、法人会員、公共会員の区分で組織され、特別会員及び法人会員には、北海道経済連合会、ラピダス株式会社をはじめ、電気通信業、金融機関、会計事務所、建設業、不動産業、航空業のほか、大学や高校など幅広い分野から参加しております。また、公共会員には、当市や札幌市など石狩管内全ての自治体や北海道商工会議所連合会などが参加し、各会員の知見や専門性を結集した産学官金連携の取組が期待できる組織となっております。今後におきましては、複数のテーマに応じた専門部会に分かれて、産業振興、人材育成、地域連携などの分野で具体的な議論を進める予定となっております。次に、参加目的についてでありますが、この協議会は、ラピダス株式会社の立地により期待される経済効果を北海道全域へ波及させることを目指すものであり、市と致しましては、協議会に参加することで、関連する事業の進捗状況、会員企業や自治体などの動向を把握できることから、今後の企業誘致等に向けて有益な情報収集と意見交換の機会になるものと考えております。また、当市の住環境、子育て、教育分野などでの強みについて、幅広い分野から参加している特別会員や法人会員に対して積極的にPRできる機会にもなるほか、北海道バレービジョンのテーマの一つとなっているインフラ整備等において、道央圏連絡道路一般国道337号の全線開通に向けた後押しになることも期待しているところであります。次に、ラピダス株式会社との関係についてでありますが、ラピダス株式会社が量産化を目指す次世代半導体は、従来の半導体よりも高速化、低電力化などを実現し、コンピューター、通信機器、自動車、家電などの先端機器における活用が見込まれており、様々な分野で使われる可能性があると認識しております。なお、現時点におきましては、次世代半導体の使途は明らかにされておりませんが、市と致しましては、ラピダス株式会社の北海道への立地により期待される経済波及効果や関連する企業等の誘致を念頭に置きながら、協議会に参加してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの御質問につきましては、企画政策部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 企画政策部長 三上真一郎
私からは、物価高騰から市民の暮らしを守る取組についての御質問のうち、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金への対応について御答弁を申し上げます。市では、これまでも、物価高騰に対応するため、国の交付金を活用するなどして、低所得世帯等に対する給付金の支給や子育て世帯に対するギフトカード配付などの対策を実施してまいりました。また、本年度におきましては、国において、5月27日付の閣議決定により、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の推奨事業メニュー分として1,000億円が措置され、当市に対して第1回目の提出期限を6月30日とする通知とともに、交付限度額として5,019万8,000円が配分されたところであります。市と致しましては、効果的な対策について十分な検討を行う必要があることから、第2回目の提出期限である10月31日に向け、国の推奨事業メニューに基づき具体的な対策を検討しているところであり、その事業に係る補正予算を第3回定例会に提出したいと考えているところであります。いずれに致しましても、国や北海道の動向を見極めながら、当市において何ができるかを判断してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白石陽一郎
私からは、物価高騰から市民の暮らしを守る取組についての御質問のうち、各種福祉制度の市民周知について御答弁を申し上げます。各種福祉制度の市民周知に関しまして、年末見舞金制度については、広報えべつ、社会福祉法人江別市社会福祉協議会の広報への掲載に加え、昨年10月には、市公式LINEを活用するなどして制度周知の拡大に努めております。生活保護制度については、正しく理解され、ためらうことなく相談や申請を行っていただけるよう、生活保護制度の概要やよくある誤解、生活保護の基準額、最低生活費のモデルケースなどを市ホームページに掲載しております。さらに、広報えべつ令和6年10月号では、年末見舞金制度と生活保護制度の記事を並べて掲載することにより、目につきやすくなるよう工夫を行いました。また、生活保護制度の周知においては、今年度から、新たにカラー印刷でより分かりやすいパンフレットを、本庁舎、大麻出張所、江別市総合社会福祉センターに配置するなど、周知方法を工夫してきたところであります。市と致しましては、各種福祉制度の理解促進は重要であると認識しておりますことから、引き続き周知に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 建設部長 惣万祐仁
私から、道路の安全とバリアフリー化について御答弁を申し上げます。まず、大麻駅跨線人道橋架け替え工事の推進についてでありますが、当該人道橋は、JR大麻駅に近接し、大麻地区と文京台地区を連絡する地域の方々の生活に密接した道路施設であります。これまで、定期的な日常点検により適正な維持管理に努めておりますが、バリアフリー未対応の施設であることに加え、平成28年度に実施した施設健全度を診断する橋梁点検において、施設の構造に係る部分について老朽化が確認されたところであります。これを受けて、江別市橋梁長寿命化修繕計画において、最も対策優先度の高い施設として位置づけ、JR北海道と基本協定締結に向けて技術的な協議を進めてまいりました。しかし、令和3年度に、JR北海道から、新幹線事業の影響による人手不足により当該工事の実施時期を確定することができないとの回答があり、これまで基本協定の締結には至っていない状況であります。なお、JR北海道との協議は継続して実施しており、今年の協議の中では、新幹線工事の遅れに伴う架け替え工事の実施時期に直接的な影響はないと確認しているほか、近年中の基本協定締結を前提とした事業期間や事業費などの詳細について調整を進めているところであります。いずれに致しましても、市と致しましては、架け替え工事の早期着手に向けて、引き続きJR北海道と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、歩道の構造についてでありますが、道路の車道と歩道の境界部には、車両が路外に逸脱することを防止し、歩行者を保護するために、高低差を設けた縁石を設置しております。市では、平成24年に、江別市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例を制定し、高齢者、障がい者等の移動等の円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定めております。市が整備する道路におきましては、この基準に基づき、歩道の舗装は、平たんで滑りにくく、かつ、水はけのよい仕上げの構造としており、道路の交差点部におきましても、歩行者が道路を横断する部分は、歩車道を分離する縁石に低下部を設けて高低差を解消する構造としております。なお、議員が御質問の4番通りと14丁目通りの交差点部につきましては、市民の方から、縁石による歩車道の高低差が道路横断の支障となるとの指摘があったことなどから、道路を管理している北海道へ高低差の解消について要請しているところであります。いずれに致しましても、引き続き、高齢者、障がい者等の円滑な移動に配慮した道路づくりに努めてまいります。次に、白線の塗り直しや路面凍上への対応についてでありますが、まず、白線は、交通の安全と円滑な通行を確保する目的で設置しております。市道における白線につきましては、道路パトロールや地域の要望により、消えかかっている白線を把握し、交通量の多い幹線道路を優先的に塗り直しを進めております。なお、市の所管以外の白線につきましては、市民などからの問合せの都度、各管理者へ情報提供を行っております。また、路面凍上は舗装破損の大半を占める要因であり、その多くは春先に発生しております。市道における凍上による破損箇所につきましては、道路パトロールのほか、市民からの情報提供により把握し、危険な箇所を緊急的に補修しております。議員が御質問の白線の塗り直しや路面凍上への対応につきましては、このような基本的な考えを基に、優先性や緊急性を勘案しながら、限られた道路維持管理予算内で効果的かつ迅速な対応に努めております。今後におきましても、引き続き安全な交通環境を守る道路管理に取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 高橋典子
それでは、再質問に移らせていただきます。物価高騰による市民生活への影響に係る認識については、前に質問したときも同様のことを質問させていただいておりまして、今回も、改めて丁寧な答弁を頂いたというふうに理解するところです。先ほど質問の中で御紹介しましたように、市民と対話しながらのアンケートを取る中で、改めて生活の大変さを実感したところです。一方で、江別市内でも、生活水準の格差もあるのかなというものも感じるところです。今、行政としてやらなければならないことは、困窮されている方たちに、的確に必要な支援が届くことだと思います。2点目の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金については、補正予算が組まれて、次の定例会にも提案されてくるということですので、改めてその際に議論できる機会があるかと思っております。いずれにしても、先ほど答弁の中で説明していただきましたように、江別市としては5,000万円ほどの予算ということで、何ができるのかが本当に難しいかと思いますが、ぜひ役所の皆さんと知恵を絞って、少しでも市民が納得して、ほっとできるような補正予算を組んでいただければと思っております。よろしくお願いいたします。3点目の各種福祉制度の市民周知については、再質問させていただきたいと思います。御答弁いただきましたように、この間、様々に御努力いただいているところは理解するところです。御紹介いただいたそれぞれの取組を拝見しているところではありますけれども、それにしても、もう少し配慮があったらいいのにと思うこともあるものですから、その点を指摘させていただきながら、再質問とさせていただきます。例えば、年末見舞金制度については、生活保護基準以下というふうに説明されていますが、普通の市民にとっては、その生活保護基準というのがどのくらいなのかが分からない、その額が分からないというのがあります。生活保護制度については、カラー印刷のパンフレットができて見やすくはなりましたけれども、そのパンフレット自体に、例えば、本当に困ったらとか、本当に必要な人がといった表現が書かれているのです。こういうのを見たときに、市民の方は、自分はまだそこまでの状態ではないと思わせてしまうのではないか、そういった心配もするところです。困ったときにちゅうちょなく相談いただける、そして、必要な制度につなげていくことが必要だと思います。ちょっとした言葉のニュアンスで、こちらが思うようなメッセージが伝わらないこともあると思いますので、そうしたことへも配慮いただきたいというふうに思っております。そもそもカラー印刷のパンフレット、それが置いてあることに気がついていただけるかどうかということもあると思います。それと、先ほどの年末見舞金制度とも重なる部分ですけれども、生活保護基準等がどのくらいの状況なのかという点で、例えば、ホームページに掲載されるようになったこと自体は、以前と比べると本当に大きく改善されたというふうに思うのですが、市のホームページを見て、そこまでたどり着くことができるのかということですとか、そこまでたどり着いたとしても、ある程度生活保護制度を理解している方でなければ、それを見て生活保護基準を理解するのが難しいのではないかというのも正直感じるところです。年末見舞金制度を広報に掲載する際の工夫についても、工夫して載せていただいたのは分かるのですけれども、ほかの記事と同じように文字での説明で、広報を丁寧にずっと読んでいっていただける方でないと、なかなかそこまで情報をキャッチすることが難しいのではないかというふうにも思うところです。いずれにしても、対象となる方の視点から見ると分かりにくいのではないか、情報が十分届けられるかなという不安があります。前にも当会派の一般質問や委員会の場で指摘させていただいたように、他市で作成しているポスターのように、ぱっと目について、もしかしたら自分も使える制度なのかもしれないと感じていただけるような配慮が必要なのではないかというふうに思います。今、行政として考えるべき大切なことは、制度の対象となる方に、その制度についての情報が確実に届いているかという、そこにあると思います。特に福祉に関わる制度では、該当する方に制度を利用していただき、生活を維持し、改善して、健康的で文化的な生活を保障する、それが行政として考えなければならない最も重要なことだと思います。改めてそうした面でさらに工夫をする必要があるのではないか、また、これまで指摘してきましたように、市民が目にする機会が多い場所へのポスターの掲示など、周知方法についてさらに検討、工夫していただきたいと思いますがいかがでしょうか、この点について再質問とさせていただきます。次に、2件目の北海道バレービジョン協議会への参加についてです。具体的にはこれからということですので、再質問は致しません。何か目に見えるような話題が提供されたときには、恐らく議会にも報告いただけるものと思いますので、それを待ちたいと思います。ただ、心配なのはラピダス株式会社のことについてです。先ほど国会での議論の様子を御紹介させていただきましたけれども、なぜそういう心配をしているかと言うと、今、他の半導体メーカーが今年中に2ナノ半導体の量産に入るといった報道もされているところで、そこが先行して半導体の量産に入ると、民間部門でかなりのシェアを占めることになるのではないか。そうしたら、その後に続くラピダス株式会社は、どんなところに取引先を見つけることができるのかということがすごく心配されている部分でもあります。この点についても今後のことでありますので、しっかりと情報収集しながら、市として適切な対応をしていっていただきたいと思います。特に気になるのは、半導体関連の企業誘致の際に、その企業がラピダス株式会社と取引する企業であれば、もしかしたら間接的に、それこそ国会で話題になったような軍需産業につながるようなことになれば、江別市に誘致した関連の企業も間接的に関わってしまうことになりかねませんので、そうしたことも十分配慮して対応していっていただきたいということは申し上げておきます。3件目の道路の安全とバリアフリー化についてです。これも御答弁は理解いたしました。特に大麻駅跨線人道橋の架け替え工事については、これまでと違って少し具体的な答弁が頂けたかと思います。地域の方たちは、1年、2年という問題ではなくて、一日も早くという切実な思いで待っておりますので、ぜひともJR北海道との協議を進めていただいて、少しでも早く工事に着手できるように進めていただきたいと思います。そのことを申し上げておきます。2点目の歩道の構造についてですけれども、江別市が道路の基準をつくったように、北海道も同じようにそういう基準を持っていると思うのです。それなのに、なぜああいう工事になってしまったのかというのがすごく疑問でしたし、もしかしてそういうことが普通に行われているのではないか、あるいは、ちょっとしたチェック漏れでそういうことが起こってしまうのではないかという心配がありましたので、改めて今回の質問で取り上げさせていただきました。少なくとも、江別市が関わる工事においては、きめ細かにチェックしていただいて、確実な工事をしていただけるものというふうに期待いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。白線についても、本当はもっとあちこちでかすれているところもありますけれども、これも予算の限界もあるのかもしれませんが、特に子供たちの安全を守るために、しっかりと予算をつけてもらいながら進めていただければと思っております。江別市の道路が、きれいで、しかも分かりやすい道路だと思っていただけるように、ぜひ今後とも御努力をお願いしたいと思います。以上で、再質問とさせていただきます。
答弁 健康福祉部長 白石陽一郎
再質問に御答弁を申し上げます。物価高騰から市民の暮らしを守る取組について、各種福祉制度の市民周知についてでありますが、高齢者や障がい者、生活困窮者など、各種福祉制度を必要とする方への周知につきましては、先ほども御答弁を申し上げましたとおり、様々な媒体を活用し、工夫しながら取り組んでいるところであります。議員が御指摘のように、制度が正しく理解され、対象者に行き届くよう周知を行うことは重要であると認識しておりますので、引き続き工夫しながら各種福祉制度の市民周知に努めてまいります。以上であります。
再質問 高橋典子
3度目の質問は致しませんが、市民に伝わりやすくということを考えたときに、市民からどのように見えるかというところへも配慮いただければ、よりよいものがつくれるのではないかと思っております。江別市に住む市民の皆さんが安心して暮らし続けられるように、本当に必要な制度が必要な方に届けられるように、今後とも行政のほうでも御努力いただきたいと思います。そのことをお願いしまして、今回の質問を終わらせていただきます。以上です。