江別市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月20日
(1)起業化促進支援について/(2)就労支援について/(3)起業及び就労支援に関する総合施設について/(4)小学校でのプログラミング教育について
2018年6月20日、江別市議会の一般質問で、星克明議員が「起業化促進支援について」「就労支援について」「起業及び就労支援に関する総合施設について」「小学校でのプログラミング教育について」について質問し、市長 三好昇、経済部長 渡部丈司、教育長 月田健二が答弁しました。
- 質問者
- 星克明 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、経済部長 渡部丈司、教育長 月田健二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 星克明
議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。本日は、起業化促進支援、就労支援、小学校プログラミング教育についての質問をさせていただきます。まず、件名1の起業化促進支援についてです。江別市に起業相談を求めてこられた件数は、江別市起業化促進支援相談員の相談実績と企業立地課相談窓口の利用実績から見ますと、平成28年度に15件、平成29年度に16件であり、この2年間の相談者のうち、8名の方々が新規に開業されたとのことであります。開業された方にも、準備中の方にとっても、江別市起業化促進支援相談員と関係部局の皆さんの支援は心強いものであったと思料いたします。今回は、江別市の起業化促進支援の体制をより充実したものにできないかとの観点から質問をさせていただきます。項目1の起業化促進支援相談体制の充実についてです。現在の標準的な相談体制について、経済部のホームページを参考に確認をさせていただきますと、相談者は相談窓口である経済部の担当課に連絡を行います。受け付け時間は、祝祭日と年末年始を除く月曜日から金曜日の午前8時45分から午後5時15分まで、来庁、電話、Eメールでの受け付けとなります。その後、担当職員が相談内容などを伺い、江別市起業化促進支援相談員との応談を設定するという流れになっています。現在の相談体制について、相談者の立場になって課題となる事項について考えてみました。初めに、相談窓口の場所ですが、市役所の中にあるということが、どのぐらいの認知度があるでしょうか。起業したい人の相談を受け付けていますというような広報の体制は充実しているでしょうか。市役所という環境は敷居が高くはないでしょうか。受け付け時間についても平日の受け付けだけでは、就労中の方が相談したい場合などには不便があるのではないでしょうか。また、気軽に資料や情報収集が可能な場所はあるのでしょうか。相談者の立場に立った相談窓口とは、どのようなものなのでしょうか。まず、場所についてですが、もう少し気軽に立ち入ることができる雰囲気のある場所、そこへ行くと起業に関する情報を得ることができる場所が必要ではないでしょうか。仕事の帰り、休日にも情報収集ができる環境も必要ではないでしょうか。そして、起業に関する相談窓口について広く広報することが必要ではないでしょうか。相談者の年齢は平成28年度、平成29年度の相談実績では、30歳代から40歳代の方が多数を占めています。江別市には四つの大学があります。北海道情報大学では、毎年IT系の高い知識と技術を習得した人材が育成されており、ほかの3大学でも多様な人材が育成されております。若い方の起業相談に需要はないのでしょうか。また、仕事をリタイアされた方の中にも、起業される知識や技術をお持ちの方が多数いらっしゃると思います。近年はインターネット上での商売や、デジタル工作機械を使ったものづくりでの起業なども増加してきているとお聞きします。起業という大きな決断をされようとしている方々にとって初めの一歩となる相談窓口が、よりコンフォータブルな窓口であることが必要であり、かつ広く広報することが必要であると考えます。江別市は、平成28年に国から産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定を受けており、この計画に基づいて、起業からフォローアップまで一貫した支援を行うと計画されております。その事業計画の概要を見ますと、ワンストップ相談窓口の設置と記載されております。よく市役所などで言われるワンストップ窓口とは、一つの場所でさまざまなサービスが受けられる環境、場所のことであると理解をしておりますが、この計画のワンストップ相談窓口はどのような機能を想定されているのでしょうか、その機能は達成されているのでしょうか。相談窓口の場所や相談対応時間、提供できる情報の充実、そして、それらについての広報をしっかりと行い、相談者の立場に立った相談窓口にすることが相談件数の増加につながり、起業者の増加が市の活性化につながるものではないでしょうか。第一歩目の相談窓口を含めた体制は現在のままの運用でよろしいのか、御見解を伺います。項目2の起業希望者への作業環境支援についてです。平成28年度、平成29年度に起業相談をされた方々の相談業種を見ますと、飲食店、大工、コンビニエンスストア経営、パン屋、家具製作など多岐にわたっているようです。また、近年ではインターネットの環境を活用したビジネス、デジタル工作機械を使ったものづくり、デジタル映像機器を使ったビジネスなどが多くなってきていると聞きます。起業するに当たり、それぞれの業種に見合った道具が必要となります。現在の状況では、基本的に起業に関する情報提供とインキュベーション施設として元町アンビシャスプラザが運営されています。起業される方々はそれぞれがみずから必要とする環境を整備していくことが原則であると思いますが、資金融資が受けづらい若者や試行的な段階にある方にとっては難しいでしょうし、リスクを伴うでしょうから、起業にも消極的になってしまうのではないでしょうか。例えば、インターネット環境を整備したレンタルオフィスですとか、木工用工作機械や急速に普及が進んできたデジタル工作機械の3Dプリンター、レーザーカッター、ガーメントプリンターなどの貸し出しを行うなど、起業希望者に対して個人ではなかなか整備しづらい機械や実験的に使ってみたい機械を地元で使えるという作業環境を支援することが起業時点でのリスク回避にもつながり、起業しやすい環境になるのではないでしょうか。また、デジタル工作機械の活用方法を習得することは、先端IT技術者の人材育成となり、新たなものづくり分野の起業を創出することにもつながります。御見解をお伺いいたします。件名2の就労支援についてです。少子高齢化、人口減少社会は私たちの周りで現実味を帯びてきております。大学卒業予定者の就職活動も売り手市場との報道がなされております。私たちの周りでも人手不足であるとの声をよく聞くようになりました。しかしながら、仕事を求めていても就職できない方々がたくさんいることも事実です。求人と求職のミスマッチであります。求人側は即戦力を求めるでしょうし、求職側には、やりたい仕事、報酬や福利厚生、家庭との両立など、双方にはさまざまな思惑が存在しているからこそ簡単に就労環境が向上するわけではありません。先日、NHKの番組でシルバー人材センターへの求人が増加しているとのニュースを見ました。人手不足の中、低賃金、単純労働など、敬遠されがちな業務が多いそうです。また、帯広市では、高齢者の仕事づくりと企業の人手不足解消を目指す取り組みを始められたそうです。今後は、高齢者も労働力の一翼を担っていただく時代にあるでしょうが、体力的な問題などによる仕事内容のミスマッチが生じることは必須であると思います。このような問題を解決するためにも、就労支援による研修でのスキルの習得は、就労につながることはもとより、キャリアアップを目指すことが可能なことから、就労支援事業の拡大について伺います。項目1の就労支援研修における受講対象者の拡大についてですが、現在も幅広い対象の市民に対して、さまざまな研修を企画されて、就労支援を行っておられます。働きたい女性のための就職支援事業は、働きたい女性のための復職をメインに座学研修や企業での職場実習などの総合的な研修により、就職に結びつく成果を上げております。また、高校生には高校生地域就職支援事業として、社会人としての基礎研修や就職へ向けてのカウンセリングなどさまざまな就労支援を行い、大学生には有給インターンシップ等地域就職支援事業として、学生へのアルバイト情報の提供のみではなく、企業側の参画を得て、学生と企業との就職のマッチングを行うなどすばらしい、そして、成果のある事業が実施されております。しかしながら、現在実施されている就労支援事業の対象になられていない市民もおられます。復職を希望される男性もいらっしゃいます。現在就労中の方にも、高齢者にも何らかの就労支援研修の機会を提供していただけないでしょうか。職探しをされている方はもちろんのこと、就労中の方でも、新たなスキルを身につけることができればキャリアアップも可能になります。高齢者の方々も同様でありますし、期待される世代であると思います。就労支援研修受講対象者の拡大についてのお考えを伺います。項目2の就労支援研修項目の拡大についてですが、項目1で研修受講対象者の拡大について述べさせていただきましたけれども、対象者が拡大すれば、おのずと研修項目も対象者に見合った項目が設定されるものと考えます。私が、ぜひとも加えていただきたい研修は、コンピューターのプログラミング研修であります。現在の私たちの生活はIT技術に大きく依存しています。今後はさらに、その依存度が高まることが予想されます。私たちがIT技術の恩恵を受けるには、コンピューターへの命令を書き込んだプログラムが必要であります。このプログラムをつくる行為がプログラミングであります。本年4月25日の北海道新聞に、専門学校にAI学科続々との記事が掲載されていました。これは、AI、人工知能を使って新しい製品やサービスを生み出す人材、すなわちプログラミング技術者が圧倒的に不足しており人材育成が急務であること、企業側での採用意欲が高まっているとの現状から、札幌圏の三つの専門学校で新たにIT関連の学科が新設されるとの内容でありました。少子化により民間の専門学校も厳しい経営を強いられる中で、プログラミング教育を新たな学科に選択したことがこの教育の重要性、将来性を示唆しているのではないでしょうか。就労支援で取り組む研修の項目としてぜひとも加えていただきたいと考えます。プログラミングと聞きますと、難しいとの印象を受けるかもしれませんが、教育内容のレベル設定により十分に実施可能であります。先進事例を御紹介いたします。本年4月に沖縄県沖縄市のスタートアップカフェコザという起業相談、起業家育成を支援する施設を視察させていただきました。その施設の事業の中にIT人材育成のため2カ月の研修期間でプログラミングスクールを開催しています。受講者はホームページをつくるために必要な技術や、ウエブアプリケーションをつくる技術を中心に身につけることができるとのことです。習得したスキルで仕事を受注することも可能となります。IT時代に見合った就労支援にかなう研修項目であると考えます。プログラミング研修を含めて、研修項目の拡大についてのお考えを伺います。件名3の起業及び就労支援に関する総合施設について、項目1の起業相談窓口と就労支援研修拠点を集積した総合施設づくりについて伺います。件名3については、件名1及び件名2で質問させていただいた項目の目指すべき将来像であります。起業相談窓口では、希望者の相談に応じる専門の人員が常駐し、必要な事業計画の策定等を支援する。ミーティングスペースやコワーキングスペース等を配置することにより、日常的なコミュニケーションや勉強会、イベント開催における交流を通じてこの施設を核としたコミュニティーの形成が図られます。敷居の低い相談窓口は起業者の増加につながるのではないでしょうか。また、この施設に就労支援研修の拠点を併設することは研修で育成された人材に対して、起業支援や就労支援、キャリアアップ相談等のきめ細かな対応を行うことが可能となります。加えて、プログラミング技術を習得する講座を実施し、IT人材を育成し、育成された人材をクラウドソーシングの受託につなげることでも起業や雇用の創出を促進できるのではないでしょうか。起業相談窓口、ミーティングスペース、コワーキングスペース、先端IT人材育成が、相互に連携することで人材育成から起業、就労支援の集積といった一連のプロセスをワンストップ化することが可能になるのではないでしょうか。例として、このような施設を江別駅周辺の商店街の空き店舗などをリノベーションし開設することができれば、これまで余り商店街を訪れていなかった年齢層の若い施設利用者や講座受講生等の交流人口の増加により商店街活性化に波及効果をもたらすほか、施設利用者が起業等により商店街内の空き店舗等を活用するなど江別駅周辺地域の活性化にも寄与することが十分予想されます。起業相談から就労支援までの総合施設づくりについての見解を伺います。件名4の小学校でのプログラミング教育について、項目1の2020年度から導入されるプログラミング教育に対する考え方についてお伺いいたします。プログラミングが活用されているのはパソコンやスマートフォンの中だけではありません。これまでの10年余りの間に、2004年にフェイスブック、2005年にユーチューブ、2006年にツイッター、2007年にアイフォンが発売され、2011年にLINEなど、その技術は黎明から普及し、私たちの生活を変えたことは誰しもが感じるところであります。現在、黎明期の技術が10年から20年後の社会を変えることは、誰もが感じているのではないでしょうか。このような人工知能、音声認識、先端ロボット技術、自動運転自動車、デジタル工作機械等の技術の進歩により、例えば、運転の仕事やコールセンターのオペレーターなどさまざまな仕事が失われていくことも見込まれています。2015年に株式会社野村総合研究所が601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算した研究によりますと、日本の労働人口の49%が、技術的には人工知能等で代替できるようになる可能性が高いと推計されています。これは35人の学級で17人の仕事が失われる可能性があるということです。しかし、逆に新たに発生すると予想される仕事の多くには共通のスキルとしてプログラミングの重要性が高まるとも予想されています。このような背景の中で、2020年度の小学校プログラミング教育の導入は、コンピューターをより適切・効果的に活用していくために、その仕組みを知り、コンピューターに自分が求める動作をさせるというプログラミングの一端を理解し、コンピューターが魔法の箱ではなく、より主体的に活用することにつなげ、さらに今後さまざまな活動においてコンピューター等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業につくとしても、極めて重要なこととの観点からの導入であるという理解をしております。小学校プログラミング教育の導入について、その重要性については、私が申し上げるまでもなく、十二分に御理解をいただいていることと存じます。石川県加賀市では、2016年に小学校プログラミング教育の実証事業を先進的に行うとともに、2020年のプログラミング教育の必修化までのスケジュールを作成され、北陸エリアのプログラミング教育先進自治体にと市長、教育長以下、市を挙げて取り組まれているとのことであります。2020年4月まで準備期間が18カ月ありますが、導入に向けて江別市の小学校プログラミング教育に対する取り組みについての考え方をお伺いします。以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
星議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、起業化促進支援に関しまして、初めに、起業化促進支援相談体制の充実についてでありますが、市では、起業者の発掘と育成を通して地域経済の活性化を図るため、平成14年度から起業化促進支援事業を行っております。また、平成28年1月には、創業支援事業計画を作成し、産業競争力強化法に基づく認定を国から受け、起業化支援を進めており、これを受けて、江別商工会議所や市が担っていた起業に関する窓口を一本化して、経済部にワンストップ相談窓口を設置したところであります。相談窓口を経済部に一本化したことにより、利用者からは、融資や補助金などの情報提供を1カ所で受けられたこと、江別商工会議所などの関係機関との連携が容易になったこと、セミナーなど起業希望者向けの情報を知ることができたことなど、肯定的な意見をいただいております。こうしたことから、この相談窓口が起業化支援に一定の成果を上げていると認識しており、このような実績を積み重ねていくことが、市の起業化促進支援事業の認知度の向上と利用件数の増加につながるものと期待しております。市といたしましては、引き続き、ワンストップ相談窓口が起業を希望される方にとって相談しやすい窓口となるよう努めてまいります。次に、起業希望者への作業環境支援についてでありますが、道内企業の産業支援機関である北海道立総合研究機構工業試験場では、ものづくりの設備機器を開放し中小企業等の製品開発などを支援しております。また、道内の事例としては、民間企業が設置・運営するいわゆるシェア工房で作業場と工具を有料で提供し、個人や小さな組織が行うものづくりを支援していると承知しております。当市においては、大都市に隣接している立地を生かした都市型農業の推進や、大学等の研究機関の集積等の特性を生かした食の付加価値向上など、食と農の分野の産業振興を進めております。市内の取り組みとしては、北海道立食品加工研究センターで食品の加工機械を中小企業や個人に開放しているほか、都市と農村の交流センターえみくるでは、多機能オーブンや急速冷凍庫、フードプロセッサーなど専門的な調理器具をそろえたテストキッチンを広く提供しています。御質問にありました起業希望者への作業環境支援についてでありますが、当市の産業の中心である食と農の分野に特化した支援をこれからも継続するほか、起業化支援施設である元町アンビシャスプラザや商店街の空き店舗の活用による作業場所の確保など、今後どのような支援ができるのか、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、起業及び就労支援に関する総合施設について御答弁申し上げます。起業相談窓口と就労支援研修拠点を集積した総合施設づくりについてでありますが、市では、起業に関する窓口を経済部に一本化し、ワンストップ相談窓口としているほか、就労支援研修は、江別市勤労者研修センターや江別市民会館等で開催してきたところであります。御質問の中で、起業相談窓口と就労支援研修拠点を集積した総合施設として、沖縄県沖縄市の事例を紹介いただいておりますが、沖縄県では、沖縄振興特別措置法に基づく沖縄振興計画により情報通信関連産業の集積や、アジアにおける国際情報通信拠点を目指しIT人材の育成・確保が行われてきた背景があり、沖縄市のスタートアップカフェコザには、国の交付金等を活用し、数億円が投入されてきたとのことであります。なお、この施設にはスタッフが常駐し、希望者に対し起業に向けたアドバイスや専門家の紹介を行っているほか、シェア工房も設置され、先端ものづくりを行うための3Dプリンターやレーザーカッター等の最先端の機器が常備されています。また、複数のエンジニアが常駐し、プログラミングスクールが定期的に開催されるなど、高度なプログラミング技術の習得も可能な施設と伺っております。市といたしましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、まずは、当市の中心産業である食と農の分野に重点を置いた支援を続けていくとともに、起業家支援施設である元町アンビシャスプラザや商店街の空き店舗などの活用について、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、経済部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 経済部長 渡部丈司(経済部長は2020年3月まで)
私からは、就労支援について御答弁申し上げます。初めに、就労支援研修における受講対象者の拡大についてでありますが、雇用対策法におきましては、国は、若年層から高齢者層までさまざまな求職者や在職者を対象に、求職者には仕事のあっせんや就職に直結する職業訓練等を、在職者にはスキルアップに関する職業訓練等を実施し、地方自治体は、国の施策を踏まえて、地域の実情に応じた事業を実施することとされております。現在、市では、有給インターンシップ等地域就職支援事業、高校生就職支援事業、働きたい女性のための就職支援事業により、大学生や高校生、女性を対象に座学研修や企業実習などの就労支援研修を行い、高齢者については、公益社団法人江別市シルバー人材センターが就労支援を実施しているところであります。市といたしましては、これまでも性別や年齢を問わず幅広く対応してきており、引き続き、国などで実施されている職業訓練等を周知するほか、研修内容の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、就労支援研修項目の拡大についてでありますが、昨今、企業の人材不足の状況が続いている中、特にAIなどをプログラミングできる高度IT技術を持った労働者の不足が、深刻化しているものと聞いております。国や北海道では、北海道職業能力開発促進センターや北海道立札幌高等技術専門学院において、パソコンの基礎からプログラミングなどの高度IT技術に関する研修まで、スキルに応じて職業訓練を実施し、希望する企業等に就労できるよう支援しているところであります。また、市では、有給インターンシップ等地域就職支援事業や働きたい女性のための就職支援事業の中で、パソコンの基礎研修を実施しているほか、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構から委託を受けたNPO法人江別IT技術者協会では、江別市勤労者研修センターで、ホームページ作成講座などを実施しているところであります。市といたしましては、今後ますますIT関連の人材に対する需要の増大が想定されることから、若年層から高齢者層を網羅するITスキル向上に関する研修項目の充実について、国や北海道の関連機関や大学等に相談してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
私からは、小学校でのプログラミング教育について御答弁申し上げます。小学校におけるプログラミング教育は、昨年3月に告示された学習指導要領において、新たに位置づけられ、平成32年度から導入されることになりました。具体的には、情報活用能力を言語能力などと同様に学習の基盤となる資質・能力と位置づけ、小学校においては、児童がプログラミングを体験しながら、コンピューターに意図した処理を行わせるために、必要な論理的思考力を身につけるための学習活動を、各教科等の特質に応じて計画的に実施するものです。各学校では、平成30年3月に国から示された小学校プログラミング教育の手引を参考にプログラミング教育の実施に向けた準備を進めているところであります。教育委員会では、教員一人一人がプログラミング教育に関する理解を深めることができるよう、昨年度の教職員セミナーにおいて研修を行っているほか、石狩教育研修センター等が実施する研修についても積極的な参加を促しております。市が研究費を補助する大学連携調査研究事業において、小学校のプログラミング教育必修化に向けた教材の調査と試作の事業が今年度選定されたところであり、教育委員会としてもプログラミング教育の円滑な実施に向け、大学の研究に協力してまいります。また、平成25年度から市内小学校において、大学の教授や学生の指導のもと、総合学習の中で、児童みずからパソコンでプログラムを作成し、ロボット操作を行う授業を実施していることから、このような事例も参考にしてまいりたいと考えております。プログラミング教育を通じて、コンピューターを理解し上手に活用していく力を身につけることは、あらゆる活動においてコンピューター等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、極めて重要なことであると認識しております。教育委員会といたしましては、学習指導要領に基づき、小学校におけるプログラミング教育が円滑に進められるよう取り組んでまいりたいと考えております。私からは以上であります。
再質問 星克明
それでは、件名順に再質問及び要望を述べさせていただきます。件名1の起業化促進支援について、項目1の起業化促進支援相談体制の充実については、要望を述べさせていただきます。平成28年に江別商工会議所や市の窓口を一本化され、相談者の満足度は向上しており、現在の体制が起業化支援に一定の成果を上げているとのことでありました。現在の相談件数の実績を見ますと、専従の相談員を配置することは時期尚早であるでしょう。ぜひとも相談窓口の認知度向上、そして、利用者のさらなる増加に向けて、広報活動についても積極的に実施されることと、相談者にとってよりコンフォータブルな窓口を目指されることを要望いたします。次に、項目2の起業希望者への作業環境支援についても要望とさせていただきます。ものづくりの設備機器について、北海道立総合研究機構工業試験場の支援施設については承知をしております。しかし、都市と農村の交流センターえみくるのテストキッチンを利用することと比較しますと、いささか敷居が高くなるのではないでしょうか。ものづくり設備機器、特にデジタル工作機械については、ものづくりの新たな技術として注目されていることから、この分野についても需要の調査などを継続的に行っていただくことを要望いたします。次に、件名2の就労支援について、項目2の就労支援研修項目の拡大について再質問をさせていただきます。件名1及び件名3の答弁の中で、市長から当市の産業の中心である食と農の分野に特化した支援をこれからも継続するとの御発言があったことに、農業の一端に携わる一人として心強く感じるところであります。さて、再質問でありますが、市長におかれまして、ITスキル向上に関する研修項目の充実については、御答弁にありますように、その重要性について御理解をいただけていることは理解いたしました。現在、実施されている研修もございますし、今後は国や北海道の関連機関や大学等に相談していくとのことでありました。どのような分野においても、人材育成というものは一朝一夕にはいかず、すぐに結果が出るようなものではありません。今回、私はプログラミング研修を就労支援研修項目に加えていただきたいとの質問をさせていただきましたが、一流のプログラマーになるには数年の年月が必要となります。単純にプログラマーを養成することを目的とするのではなく、世界の流れや社会の変化を的確に捉え、それについていけるマインドを持つ人を育成することが重要であります。そのことは地域が発展していくために絶対不可欠なことであります。インドでは、40年近いSTEM教育の結果、今ようやくその地位を世界中が認めてきたところであります。人を育てることは、地道な作業です。その地道で結果がすぐに出ないことに取り組めるかが大きなポイントになってくるのではないでしょうか。件名1の項目2で都市と農村の交流センターえみくるにおける作業環境支援の充実について御答弁をいだきました。本当にすばらしい施設です。例えば、テストキッチンで開発された新商品をどのように売れる商品にするか。その答えはPRすることで、多くの方々に商品を知ってもらうことが重要となります。ウエブ上でのPR、インターネットショップによる販売など、ITスキルが重要となります。農業界にもITスキルを駆使することで、作業効率を向上させる、販売網を拡大することで売り上げを拡大するなど、ITスキルの活用と繊細な食味や高品質を求める日本人のきめ細かさを生かしたこだわりのある農業とのハイブリット型の日本式スマートアグリの時代が始まっています。また、スマートアグリの一つとして、富士通株式会社、シャープ株式会社、トヨタ自動車株式会社などの多くの企業が新たな収入源としてIT技術を活用した植物工場の開発も盛んになってきております。江別市の産業の中心が食と農であるならば、食と農に関連するITスキルの向上を中心とした研修を実施することも、今後の江別市の中心産業の発展はもとより、江別市の強みにもなるのではないでしょうか。今後の方向性について、お考えをお伺いいたします。
答弁 経済部長 渡部丈司(経済部長は2020年3月まで)
就労支援研修項目の中に、食と農に関連するITスキルの向上に関する研修を加えてはどうかとの再質問に御答弁申し上げます。市といたしましては、今後ますますIT関連の人材に対する需要の増大が想定されることから、若年層から高齢者層を網羅するITスキル向上に関する研修項目の充実について、国や北海道の関連機関や大学等に相談していく考えであり、御提案の趣旨を踏まえて、どのような対応が可能なのか、同様に相談してまいりたいと考えております。
再質問 星克明
IT関連の人材の需要拡大と人材育成の重要性については十分に御理解をいただいておりますので、御答弁のように関係機関や大学等との連携により、よりよいベクトルを模索していただきますよう要望いたします。次に、件名3の起業及び就労支援に関する総合施設について、項目1の起業相談窓口と就労支援研修拠点を集積した総合施設づくりについて要望を述べさせていただきます。現在の状況においては、起業相談についても就労支援研修についても現在の取り組み方が費用対効果に見合っていることは事実であります。成果も確認されているところであります。えみくるの施設についても農業の6次産業化の支援として機能しております。質問で御紹介させていただいた、スタートアップカフェコザのような形態の起業支援施設についても、福岡県福岡市、東京都武蔵野市など徐々にふえているようでございます。これは、時代のニーズでもあるのではないでしょうか。今後も起業化支援や就労支援を進めていく上で、本件につきましても継続的に情報収集など研究を継続されることを要望いたします。私も可能な情報提供などをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。最後に、件名4の小学校でのプログラミング教育について、項目1の2020年度から導入されるプログラミング教育に対する考え方についても要望を述べさせていただきます。2020年度からの導入に向けて、現在、教育委員会が粛々と準備をされていることについて、理解をさせていただきました。特に、平成25年度から、小学校の総合学習の中でプログラミング教育が実施されてきたとのことであり、その先進的な取り組みに感銘を受けました。ぜひ、この先進的な取り組みの成果を全ての小学校と共有を図ることも視野に入れていただき、プログラミング教育が子供たちの成長につながるものとなるように準備を続けていただきたいと思います。以上で、私の一般質問を終了させていただきます。