江別市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月7日
(1)南大通り周辺の整備について/(2)JR江別駅周辺の整備について/(3)重いランドセル・かばんについて
2018年12月7日、江別市議会の一般質問で、星克明議員が「南大通り周辺の整備について」「JR江別駅周辺の整備について」「重いランドセル・かばんについて」について質問し、市長 三好昇、教育部長 萬直樹が答弁しました。
- 質問者
- 星克明 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、教育部長 萬直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 星克明
議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。北海道胆振東部地震の発生から3カ月が過ぎようとしています。被災地では、仮設住宅の完成、そして入居が始まっているようでございますが、復興にはまだまだ時間を要するようでございます。寒い冬を迎えますが、被災した住民の皆様が一日も早く安心・安全な生活ができるよう望むところであります。件名1の南大通り周辺の整備について質問をさせていただきます。千歳川にかかる南大通り大橋については、平成31年度中の完成が予定されておりますことから、今後、道道江別恵庭線から先の南大通りの延長が地元住民はもとより、市民の皆様にも注目されるところであります。また、国道337号道央圏連絡道路につきましても、完成時期はまだ明確にされておりませんが、着々と工事が進んでいる状況と思われます。そのような状況の中で、南大通り大橋が開通し、道央自動車道江別東インターチェンジ、国道337号道央圏連絡道路、国道12号、南大通り、道道江別恵庭線が連絡することにより、交通の流れや状況が変化することは十二分に予想されることであると思います。果たして、その交通の変化が、市民の日常移動によるところであるのか、流通系の車両の増加に向かっていくものなのでしょうか。まちづくりの将来像を見据えていく上では、今後の方向性を考察していく必要があると考えます。当該地域は、現在、市街化調整区域であり、農業用地でありますが、周辺には幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校があり、大型ショッピングセンターなども隣接しているという環境条件での利用方法、もしくは流通系に有利な道路状況という環境条件での利用方法などさまざまなことが想定されると考えられます。道路周辺の土地利用については、十二分に考慮することはもちろんではありますが、この未着工部分の整備計画が未定であったとしても、周辺の道路整備の方向性との連携を考慮し、南大通り周辺地域の土地利用について考えていくことも重要ではないでしょうか。項目1として、道道江別恵庭線の交点から未着工部分の進捗状況について、現在の状況と今後の方向性について、どのように考えておられるのか、お伺いいたします。項目2として、未着工部分周辺の土地利用に向けた考え方について、今後の開通が予定される架橋や道路が既存道路と連絡することを前提としてどのように考えておられるのか、お伺いいたします。件名2のJR江別駅周辺の整備についてお伺いいたします。項目1として、JR函館本線の南北を横断する市道整備の考え方についてお伺いいたします。現在、JR野幌駅周辺につきましては、江別の顔づくり事業により鉄道の高架化が実施されており、線路を挟んで南北を往来する場合の利便性が格段に向上していることは、市民の誰しもが実感しているところであると確信しております。このような状況の中で、JR江別駅周辺に生活する市民にとって、線路を挟んで南北を往来する場合の利便性は、JR野幌駅周辺と比べると格段に劣る状況であります。住民は、上江別54号道路東光アンダーパス、兵村3丁目通り、もしくは道道江別恵庭線を利用するのが主な経路であります。上江別54号道路東光アンダーパスは、冬期間のロードヒーティングが部分的なものであることや、道路の構造上、日当たりが悪く恒常的にアイスバーンの状態です。上り下りのあるカーブもあり、走行には危険を伴う道路環境にあります。また、兵村3丁目通りについては、踏切の前後ともに踏切直近に交差する道路がある構造であることや、冬期間においては、路肩の堆雪により道路幅は狭隘となり、通勤、通学の時間帯には特に渋滞となることが常態となっております。この二つの市道はバス路線でもあることから、時には車両の交差が困難となる事態も発生しております。また、道道江別恵庭線においても、冬期間においては路肩の堆雪による通行車線の減少により、交通渋滞がやはり通勤、通学の時間帯に発生しているところであります。JR江別駅南側の上江別地区には約5,000世帯、約1万2,000人、江別市総人口の約10%の市民が生活しております。市長におかれましては、本年11月19日の記者会見で、来期も継続して市政に取り組んでいかれるとの発表をされ、JR江別駅周辺の活性化についても述べられていました。私は、JR江別駅周辺の活性化にはJR函館本線の南北往来の利便性の向上なくしては達成されないものと考えております。本来であれば鉄道の高架化を望むところでありますが、現時点では現実的な方策ではありません。既存の道路網を整備すること、言うならば道路環境のリノベーション的な方法はとれないでしょうか。JR江別駅周辺の活性化におけるJR函館本線の南北を横断する市道整備の考え方についてお伺いいたします。件名3の重いランドセル・かばんについて質問をさせていただきます。皆さんも新聞やテレビのニュース番組などで御承知であると思いますが、今、小・中学生が持ち歩くランドセルやかばんが重くなり、通学時の負担が増加していることが問題視されております。単純に重さに対する負担だけではなく、成長期である児童生徒にとって、健康面での負担もありますし、重さによって歩行中にバランスを崩すことによる転倒事故や交通事故につながる危険も存在するわけであります。なぜ、児童生徒たちのランドセルやかばんが重くなったのでしょうか。例として、2002年ごろのゆとり教育では、教科書のページ数がB5判で100ページだったものが2011年にはAB判182ページになり、最新版では217ページになっているといったような事例もございます。また、従前は上下巻に分かれていた教科書が1冊になった事例もございます。教科書自体の厚みが増し、重さが増したことが大きな要因でありますが、単に重くなったわけではなく、児童生徒がより興味を持って学習ができるように図解や写真などが多用されたことや、年間を通していつでも復習ができるように、上下巻だったものが合本されるなどのさまざまな工夫の結果、教科書が重くなったという一面もあるようですので、一概に重い教科書が悪いと結論づけることはできません。このような重いランドセル・かばんについての問題は、日本だけでなくアメリカ合衆国やインドなどでも問題視されているようであります。最大の問題は、重いランドセルやかばんが児童生徒の健康面に影響を及ぼしていることにあります。ある小学校の調査では、体重20キログラムの児童が9.7キログラムのランドセルを背負っていたという事例があったそうです。体重の約半分の重さを背負っていたことになります。小学生の時期は、筋肉や骨格が未成熟で不安定であるため、背負う荷物の重さにも配慮が必要であるとのことです。整形外科医によれば、背負う荷物の重さが体重の15%を超えると、体によくないとの見解もあるそうです。アメリカ合衆国カリフォルニア州では、2014年に小学生のバックパックの重量を制限する法案を可決、そのガイドラインでは子供の体重の10%以上の重さのバックパックを持たせないようにするとあるそうです。最終的に不利益をこうむるのは、当事者である児童生徒であります。肩凝りや、腰痛、背部痛を訴える児童生徒を生み出してはいけません。私たち大人が、早急に実態を把握し、不利益を排除し問題を解決してあげなければなりません。先日、市内の中学生たちが制作した壁新聞を見せていただく機会がございました。主張登下校が重労働と題した記事でありまして、リュックの重さが平均8.6キログラムとの独自の調査や、90%の生徒がその重さに不満を感じているとのアンケート調査結果、学習量の増加による教材、ページ数の増加という原因究明と腰痛、肩凝りを訴える生徒の増加などの問題点の抽出、そして、タブレットの導入による教科書のデータ化という解決策の考察、さらには教科書の製本費用とタブレット教科書費用の相殺の提案など、みずからの問題点と捉えていました。この記事を作成する過程において、真剣に議論を繰り返したのではないかと感心いたしました。以上申し上げまして、項目1として、小・中学生の重いランドセル・かばんの実態をどのように把握されているのかについてお伺いいたします。本年9月に文部科学省から児童生徒の携行品に係る配慮についての通知が出されており、教材などの持ち帰りについて、検討を行うよう求められているようです。これは、家庭学習で使用する予定のない教科書などについて、児童生徒の机の中などに置いて帰る置き勉などによる荷物の軽減策であります。しかしながら、教科書や教材、部活動の用具などを置くことができるスペースの確保や盗難防止などの観点から、保管場所の施錠などの課題を伴っているのが現状であるようです。項目2として、置き勉に対する考え方についてお伺いいたします。項目3として、児童生徒の負担軽減に向けてどのような対策を講じられているのかをお伺いいたします。以上で1回目の質問を終了いたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
星議員の一般質問にお答え申し上げます。南大通り周辺の整備に関しまして、道道江別恵庭線の交点から未着工部分の進捗状況についてでありますが、南大通りは国道12号のバイパス機能を持つ延長約5キロメートルの都市計画道路であり、市街地を中心とした主要な道路網の形成や地域間連携の役割を担う幹線道路であります。御質問の未着工部分につきましては、南大通りの道道江別恵庭線の交点から中原通りまでの延長約1キロメートルの区間であります。南大通りの整備につきましては、これまで市や北海道の事業により部分的に進めており、現在は、道道江別長沼線として千歳川の両岸を結ぶ南大通り大橋などの整備を北海道で進めております。今後につきましては、南大通り大橋の供用開始が平成31年度末に予定され、事業の完了の見通しがついたこともあり、市といたしましても、未着工部分につきましては重要な区間であるものと認識しているため、引き続き、道道として整備していただけるよう、北海道に要望してまいりたいと考えております。次に、未着工部分周辺の土地利用に向けた考え方についてでありますが、南大通りを含む都市計画道路には、道路網の形成のほか、その沿道の土地利用の誘導も大きな役割となっております。しかしながら、南大通りの未着工部分の上江別、東野幌の土地につきましては、現在、市街化調整区域となっていることから、農業などの限定的な土地利用に限られているところであります。幹線道路の沿道にふさわしい土地利用とするためには、市街化区域へ編入する必要がありますが、北海道では、人口や世帯数の推移、既存市街地の土地利用の状況などから、必要と見込まれる面積を算出し、市街化区域に割りつける人口フレーム方式により市街化区域の拡大を行っておりますことから、人口減少が続く場合には難しいものと認識しております。現時点において、南大通りの未着工部分については、整備期間が未定であるため、今後、整備の見通しができた段階で、ふさわしい土地利用について検討してまいりたいと考えております。次に、JR江別駅周辺の整備に関しまして、JR函館本線の南北を横断する市道整備の考え方についてでありますが、JR江別駅周辺における道路は、市街地を東西に縦走するJR函館本線により限定されている状況となっております。そうしたことから、市では、3丁目踏切を横断する歩行者の安全性を確保するため、江別3丁目歩道橋の整備を平成13年に実施しており、さらに平成26年には、JR江別駅利用者等の利便性を高めるためにJR江別駅跨線人道橋の改築を行い、エレベーターも併設するなど、これまで地域の御意見を伺いながら、JR江別駅周辺の整備に努めてきたところであります。また、小学校統合の検討を行っていた江別第一小学校開校準備委員会から御意見をいただいた国道12号における5差路交差点の改修につきましては、国と協議を行っているところであり、旧江別小学校の跡地については、サウンディング型市場調査を行うなど、活用方法を検討しているところであります。いずれにいたしましても、今後のJR江別駅周辺の市道の整備につきましては、国道12号における5差路交差点の改修や旧江別小学校跡地利用との整合性を図らなくてはならないなど、総合的な判断が必要とされることから、JR江別駅周辺の活性化と歩調を合わせ、道路の環境整備について、検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、教育部長からお答え申し上げます。
答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)
私からは、重いランドセル・かばんについて御答弁申し上げます。初めに、小・中学校での実態把握についてでありますが、教育委員会といたしましては、児童生徒の通学時の学習用具等の携行品である教科書については、学習指導要領の見直しから、教科書のページ数がふえたほか、よりわかりやすくしようと図や写真が豊富に盛り込まれ、サイズが大きくなってきたことから、教材自体が重くなってきていると承知しております。学校においては、このような状況を踏まえ、登下校時の児童生徒の負担に配慮し、特定の日に教材が重くならないように時間割を工夫するほか、各種教材や資料集を学校に置くことを認めるといった取り組みをしているところであります。次に、置き勉に対する考え方についてでありますが、学校に勉強道具を置いたまま帰る、いわゆる置き勉について、文部科学省では、授業で用いる教科書その他教材が、家庭学習を行う上で重要なものであることから、その重要性を踏まえつつ、児童生徒の通学上の負担等に配慮することが必要であるとしています。教育委員会といたしましては、家庭学習での必要性も考慮しつつ、一定の教材については、学校に置くことを認めるなど、児童生徒の携行品に配慮した取り組みを進めることが必要であると認識しております。次に、児童生徒の負担軽減に向けた対策についてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、児童生徒の携行品の重さや量への配慮については、これまでも各学校において、行われてきたところでありますが、平成30年9月に文部科学省から児童生徒の携行品に係る配慮についての通知が出されており、この中で、児童生徒の携行品について、実際に学校で行われている工夫例が示されております。教育委員会では、本年9月の校長会議において、この国の通知を周知し、全ての小・中学校が児童生徒の携行品の配慮について、さらに取り組みを進めるよう要請を行ったところであります。教育委員会といたしましては、引き続き、携行品の重さや量の軽減に向けた学校の取り組みが進むよう指導してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 星克明
件名1と件名2については要望を述べさせていただき、件名3については再質問をさせていただきます。件名1の南大通り周辺の整備についての項目1、道道江別恵庭線の交点から未着工部分の進捗状況についてですが、南大通り大橋の開通、国道337号道央圏連絡道路の開通などを見据えて、今後の整備について、総合的な計画づくりを進めていただくよう要望させていただきます。次に、項目2の未着工部分周辺の土地利用に向けた考え方についてですが、当該地域の市街化区域への編入については、現状の人口フレーム方式の中では難しいとのことであります。しかし、隣接地には大規模な工場があること、JRの駅に近いこと、質問の中で述べさせていただきましたとおり、教育施設や商業施設も充実していることから、ぜひ有効な土地利用について御検討をお願いいたします。次に、件名2のJR江別駅周辺の整備についてでありますが、JR函館本線の南北往来について、歩行者に優しい歩道橋や跨線橋は整備されました。しかし、自動車の利用者や路線バスの利用者に対しても利便性の向上が必要であると思います。今後、国道12号の5差路交差点の改修、旧江別小学校跡地の活用などの検討が進められているとのことでありますので、この地域の活性化については総合的に御検討いただきますよう要望させていただきます。件名3の重いランドセル・かばんについて再質問をさせていただきます。項目1の小・中学校での実態把握についてですが、児童生徒のランドセルやかばんが重くなった原因について把握されていることはわかりました。その上で、各学校において、さまざまな取り組みがされているとの答弁でありましたが、教育委員会として、各学校でどのような取り組みが実施されているのか、また、その取り組みにより児童生徒の負担軽減としての目標を達成しているかなど、計画と実績についても把握されているのかどうか再質問させていただきます。
答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)
星議員の再質問に御答弁申し上げます。教育委員会として、各学校でどのような取り組みが実施されているのかの把握についてでありますが、具体的には従前より、小学校では、文房具の一部や鍵盤ハーモニカなど、中学校では、各種辞典、実技教科の道具や教科書等を学校に置くことを認めているものであります。次に、児童生徒の負担軽減に向けた学校の取り組みの計画と実績についてでありますが、各学校では、計画はつくっておりませんが、学年ごとの発達段階や学習内容の違いに応じて、家庭学習での必要性も考慮しつつ、一定の教材については、学校に置くことを認めるなど、可能な限り軽減する方向で取り組んでいるところであります。教育委員会といたしましては、学校の取り組みを聞き取るなど、実態の把握に努めるとともに、先ほども御答弁申し上げましたとおり、引き続き、携行品の重さや量の軽減に向けた学校の取り組みが進むよう指導してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 星克明
各学校で取り組まれている効果的な事例などを教育委員会が中心となって各学校と共有していただきたいと思います。次に、項目3の児童生徒の負担軽減に向けた対策について再質問をさせていただきます。教育委員会として、携行品の重さや量の軽減に向けた学校の取り組みが進むよう指導していくとのことについては理解をさせていただきました。この方法は、学校が現行の体制の中で工夫をされて対応されているのだろうと思います。平成31年4月施行の学校教育法等の一部を改正する法律の中で、教育の情報化に対応し、平成32年度から実施される新学習指導要領では、必要に応じてデジタル教科書を通常の紙の教科書のかわりに使用することができるとのことでありますが、一部の教科書のかわりであったとしても、デジタル教科書の導入は、負担の軽減策として有効な手段であると思います。もちろん、教育委員会においては導入について、調査研究をされていることと思いますが、児童生徒の負担軽減策とあわせて、デジタル教科書の導入についてのお考えをお聞かせください。
答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)
星議員の再質問に御答弁申し上げます。児童生徒用デジタル教科書の導入による負担軽減についてでありますが、デジタル教科書を使用する場合には、児童生徒1人1台の情報端末が必要となるほか、情報端末の家庭における使用のあり方など、多くの検討すべき課題があるものと認識しております。本市においては、児童生徒用デジタル教科書を導入できる状況ではないことから、教育委員会といたしましては、現状に即した児童生徒の携行品の重さや量への配慮の取り組みを進めてまいりたいと考えております。なお、児童生徒用デジタル教科書については、導入による携行品の重さや量の負担軽減への効果等について、先進事例の研究を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 星克明
デジタル教科書の導入については、一朝一夕には進まないことであろうと思います。市内の児童生徒の学力は、石狩管内でも高いとお聞きしております。そこにITを用いて教育環境が充実することは、児童生徒のモチベーションアップにもつながると思いますので、より積極的に取り組んでいただきますよう、要望させていただきます。以上で私の一般質問を終了させていただきます。