みんなの議会

江別市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月8日

(1)災害時における避難所について/(2)江別版「生涯活躍のまち」構想(案)について

2016年12月8日、江別市議会の一般質問で、角田一議員が「災害時における避難所について」「江別版「生涯活躍のまち」構想(案)について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 齊藤俊彦、企画政策部長 北川裕治が答弁しました。

質問者
角田一 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 齊藤俊彦、企画政策部長 北川裕治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 角田一

議長の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。まず、件名1、災害時における避難所についてです。平成23年の東日本大震災以降、土砂災害や水害を初め、さまざまな災害を我が国は経験し、ことしの4月には余震、本震ともに震度7が2回も起こるという熊本地震を経験。当市においても職員を派遣するなどし、災害・減災の計画や取り組みを順次見直し、また、自主防災組織等の訓練も繰り返し行われるなど、平成19年第4回定例会での防災についての質問、答弁に鑑みると、江別市における防災・減災体制も次第に強化されていると感じるところであり、市長を初め所管部局の努力には敬意を払うところでもあります。今年度の自治会長と市長との対話集会の共通テーマが江別市の防災・減災の取り組みについてでありました。これは断水災害や熊本地震で生じた問題点、あるいは8月の台風災害を通じて変更した江別市の防災対策の現状についてを中心に説明されたようであり、第3回定例会の一般質問でも取り上げられた車中泊による避難者の問題も会合でアイデアを求めるなど、その対策にも取り組まれている様子も見受けられました。そこで、熊本地震の際に生じた問題点への改善を含めて、4点に絞って質問を行いたいと思います。まず項目1として、福祉避難所の受け入れ態勢について質問をいたします。平成19年の一般質問のときには、被災の状況から弾力的に対応していくとの答弁でありましたが、現在は10法人と協定を締結、14施設を福祉避難所に指定、開設時には北海道の災害派遣ケアチームや災害ボランティアセンターに生活相談員等の派遣を要請、支援物資の協定も2事業者と締結するとされ、最大収容人員を1,100名としているところであります。さて、協定締結施設の一覧表を見る限り、1,100名の収容が可能という数字について疑問を感じるところでありますけれども、入居者や従事者の状況により変動するものと考えますが、協定締結施設の選定基準と収容人数についてはどのような計算によりなされたものであるのか。また、熊本地震の際には、福祉避難所の認知度の低さより、福祉避難所に一般避難者が多数避難したこともあり、福祉避難所が開設できなかった事例、さらにはその要因となった施設数が不足していたという問題点を踏まえれば、さらなる福祉避難所の協定締結先の拡大が必要と考えますが、いかがでありますか。次に、項目2、指定避難所としての江別市民会館についての質問に移ります。さきに江別市民会館の地下貯水槽などの館内設備の見学を含め、避難所運営訓練や講話を自治会で行ったところであります。その際、参加者から多くの疑問が呈されております。市民会館は、想定として約600名を収容する指定避難所として位置づけられており、同時に市役所に隣接しているため、多数の避難者や災害復旧のための自衛隊等の組織やボランティアの方も同時に来られることも想定される施設であります。しかしながら、耐震性の問題は依然としてクリアされておりませんし、スペースの関係もあり、備蓄品もダンボールと毛布という状況であります。既存の設備として地下貯水槽があるため、断水時には有効活用することはできますが、停電になった場合は、手作業によりくみ上げる必要があることから、約600名に対応することは難しいと言えるのではないかと訓練の参加者は口々に言っておりました。また、自主防災組織では、近隣自治会との連携がとれていないのも不安要素でもあり、実際に災害時に想定人数となった場合において、組織立てができるのかも不安であります。そこで質問に移ります。市民会館が約600名の避難者を受け入れることを前提としているのであれば、まず建物の耐震性についてどのように見ているのか、また、その計画はどのようになっているのか。さらには、避難者支援のための設備、例えば、地下水槽用のくみ上げポンプの設置や備品の整備、さらには市役所併設施設での備蓄品保管について、どのように考えているのかをお聞かせください。項目3の自治会館等の公共施設の活用についての質問に移ります。熊本地震において、2度にわたる震度7の地震により想定された避難所が使用できなかった、さらには東日本大震災でも、避難所が津波被害により使用不可能であった事例は多々あるところであります。その際、利用できる地域の施設、江別市でいえば自治会館を避難施設として利用した事例が多数ございます。さらには、昨今の災害を通じ、自治会館で簡易ではありますが災害備蓄を行っている事例もあるとのことです。その意味でも、メーンではなくとも指定避難所への避難を前提に、不足時あるいは応急的措置での使用など、サブ的な利用が前提ではありますが、自治会館を避難所として活用することを検討する必要があると考えます。しかしながら、現在の江別市の無料耐震診断は個別の住戸のみが対象と記載されており、自治会館はその対象でないため、人が集まる施設にもかかわらず、耐震診断が行われてはおりません。その問題点もクリアしなければなりません。そこで質問をいたします。耐震性を有する自治会館を、自治会との連携の中で、サブ的な避難所として活用することと、その耐震性向上のために無料耐震診断の対象とすることについての御見解をお聞きします。項目4の避難所運営訓練と指定避難所の連携についての質問に移ります。現在の避難所運営訓練は、広域の自主防災組織を除き、個別自治会が実施している例があります。しかし、居住地区によっては近隣の指定避難所が異なるところもあり、いざ災害時には想定されている運営組織の形成が難しいのではないかという危惧もございます。実際にAという指定避難所は、どこのエリアの方を想定しているのか、避難所運営訓練には大切な要素であります。自治会個別の訓練を繰り返すことも必要ではありますが、指定避難所ごとに対象エリアを設定し、地域合同の避難所運営訓練を実施することにより、より地域間の連携を深めた形での訓練実施も可能と考えますが、指定避難所別の訓練を行うことへの御見解をお聞かせ願います。次に、件名2、江別版「生涯活躍のまち」構想(案)についての質問に移らせていただきます。去る11月16日の総務文教常任委員会で江別版「生涯活躍のまち」構想案が示されたところであり、今後、この検討がパブリックコメント、まち・ひと・しごと創生推進本部会議、江別市生涯活躍のまち構想有識者会議を通じてさらに行われることとなっております。国の基本政策に基づいての作業でもありますが、ここでは国の政策について触れるまでもなく、江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいて策定されている構想であり、当市にとっても大切な構想であり、この短期間でまとめられた関係者には敬意を示したいところでもありますが、内容について疑問があることもあり、質問をさせていただく次第です。さて、この江別版「生涯活躍のまち」構想案が、どのような過程で、同時にどのような姿を目指して構想されたのかをまずお尋ねいたします。江別版CCRCの導入に当たりましては、医療・保健・介護・住まいの連携による江別市独自の地域包括ケアシステムの構築や、住みかえ支援等の充実により、現在、江別市内にお住まいの方が市外に転出することなく、生涯を通じて健康的に安心して暮らし続けることができるまちづくりを進めていくことが重要であると考えておりますという平成27年第4回定例会での裏議員の一般質問に対しての市長の答弁ですが、確かにその答弁どおりの転出抑制、近隣転居型を目指した構想であります。しかしながら、大麻におけるタウン型の構想は、ひとまずよしとするとして、構想策定段階として示された江別小学校跡地、RTNパーク内の両候補地の選定は誰がどのように行ったのか。公有地を活用することを前提とするのであれば、野幌若葉町や江別高校跡地を含め、ほかにも候補地選定が可能であったと考えますが、ほかのプランは想定されなかったのか、多くの疑問を感じるところでもあります。まち・ひと・しごと創生推進本部会議、江別市生涯活躍のまち構想有識者会議の議事録を見る限りでは、案は事務局である江別市企画政策部より提示されているところであります。そこで、質問項目1として、場所の選定理由も含めて構想案の策定過程がいかがであったのかについて、まず説明をいただきたいと思います。項目2として、本構想の前提とされる札幌盲学校跡地への高等養護学校誘致の現状についてお聞かせ願います。高等養護学校誘致については、全市的に取り組まれており、私自身も早期の誘致を望むものの一人でもあります。しかしながら、一般質問や委員会での答弁から見ても、現時点では平成32年の配置計画を目指して活動を進めている段階であるとのことであります。この構想をもって誘致活動に弾みをつけたいとの意図を感じるところであり、その点においては理解するところでもあります。改めて、高等養護学校の誘致の現状と本計画との関連をお聞かせ願いたいと思います。次に、項目3として、拠点地域の計画に係る北海道との協議及び実現性についてに移ります。本構想によれば、札幌盲学校跡地を同時に拠点地域と位置づけております。そこにサービスつき高齢者住宅等や障がい者の住まい等の住宅機能や地域交流施設を設置し開発を進めることとなっております。これらの開発を行う用地は、まず、北海道が所有する道有地であること、また、都市計画上の市街化調整区域を含んでいる土地利用規制の問題があります。当然、このような構想を策定するに当たり、事前に北海道との交渉や協議が行われなければ策定は困難でありましょう。市街化調整区域の変更は、これまでコンパクトなまちづくりを進めてきたとする江別市の政策変更でもあり、慎重さが求められる事項でありますが、本構想をもとにする変更については、自分自身は否定するものではありません。しかしながら、本構想は、高等養護学校誘致と拠点地域における北海道との協議結果があって進められるという前提となっております。そこで質問いたしますが、拠点地域とされる札幌盲学校跡地、つまりは高等養護学校誘致対象エリアを除いた道有地売却について、北海道の関係部局とどのような協議を行っているのか、そして、その購入者は江別市か、それとも民間であるのか、また、都市計画変更の協議及びめどはどのようになっているのかお聞かせ願います。4項目めとして、拠点地域における事業主体及び各種施設の見通しについてお聞かせ願います。この拠点地域における事業主体は、本構想によれば社会福祉法人や医療法人、NPO法人や民間事業者、コンソーシアムでの事業運営を想定しております。これは国の先例にもある結果でもありますが、本構想と同様なものは他市でも既に進められており、また同様な構想のもと、経験を有する事業体を誘致するためにさまざまな動きもあるようです。その意味では、事業主体についても、あるいは誘致する施設についても、一定程度の意向調査や市場調査を実施することも必要ではないかと考えます。単にこういうものがあればいいなという構想で、結果、施設の充実ができないでいる計画も先行事例では散見されております。江別市での構想を検討するに当たり、ゆいまーる那須、シェア金沢等の国が示したような事例を参照したようでありますが、そのような事業主体を構成するために、施設内容ではなく、事前に事業者サイドの意向調査を実施したのか。これまでの大麻地区におけるサービスつき高齢者住宅の進出動向を見る限り疑問を感じるところであります。また、江別地区における市長との対話集会で、江別小学校跡地の活用計画に対して、建築費の高騰により現在は進出意欲が低下しているということで、ある意味、現状では活用計画のめどが立っていない旨のことを市長は発言しております。このことはこの拠点地域でも同様ではないのでしょうか。その意味でもこの構想には疑問が生じるところであります。そのことを踏まえ、質問をさせていただきます。拠点地域における事業主体及び各種施設の市場調査や事業者の動向・意向確認を実施したのか。その結果として見込みは立っているのかをお聞かせ願います。次に、2項目めから4項目めで質問した事項が前提である拠点地域を第1段階とし、周辺の資源を活用した新しい仕組みの創設とされる第2段階、タウン型への発展の第3段階と展開イメージがなされております。第1段階でつまずくと、実現不可能な構想とも言えます。しかし、第2段階で示されている事項については、その地域にとっても必要な事項であり、また、本構想の枠を考えずとも、早期実現する必要がある事項でもあります。その意味では、政策展開上、本構想が総合計画そのものやまちづくり関係の計画、大麻団地空き室の活用にも触れることから住宅ストックや住宅マスタープランなどに影響を与える要素もあります。また、拠点地区には有料老人ホームや障がい者グループホームの想定もなされていることより、これらの関係する事業計画にも、その進捗次第で影響があるとも言えます。質問2項目めから4項目めで地域拠点の開発の実現性に疑問を感じている部分もあり、実際、高等養護学校誘致についても現時点では確定したものではない以上、事業スケジュールが誘致確定後に動く本構想は、年次計画を有する介護保険等の計画等、さまざまな計画に影響を与えると想定せざるを得ません。そこで、5項目めの質問として、本構想の現在のスケジュールは整合性を図るとするものの、市の各種事業計画に影響を与えるものと考えますが、進捗状況においては本構想が優先されるのか、個別事業の計画が優先されるのか、お答え願います。最後の6項目めとして、大麻タウン型を想定して行われる事業構想でありますが、この第2段階以降に想定される事業は、江別市全域でも必要とされる事業であり、拠点施設のあり方は別にして、そのコンセプトはさまざまなエリアにおいても導入可能なものと考えられます。現時点の構想は大麻のみでの想定でありますが、そのほかの地域が導入できるような環境整備、市民活動団体等の熟度向上は進めていくのか。進めていくのであれば、その構想をまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいて計画立案する必要もあり、さらには都市計画マスタープランで示した核となるそれぞれのエリアの姿と連動させる必要があると考えますが、御見解をお聞かせ願います。以上で、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

角田議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、江別版「生涯活躍のまち」構想(案)についてお答え申し上げたいと思います。まず、策定過程と目指す姿についてでありますが、国が示す生涯活躍のまち・CCRC構想は、東京圏を初めとする中高年齢者が、希望に応じて地方や町なかに移り住み、多世代の地域住民と交流しながら、健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくりを目指すものとされております。江別市では、昨年10月に策定した江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、全ての市民が生涯を通じて健康に過ごし、地域で生き生きと自立した生活を送ることができるよう、地域全体で支え合う体制づくりを推進するため、江別版CCRC・生涯活躍のまち構想を検討することとしたところでございます。こうしたことから、本年7月に、総合的かつ専門的な見地から意見を聴取するため、大学、自治会、経済、福祉、高齢者、生涯学習などの各分野の有識者からなる江別市生涯活躍のまち構想有識者会議を設置しまして、これまで計4回の会議を開催したほか、広く市民を対象としたシンポジウムや、庁内の検討会議などを行いながら、江別市内に住む方々が市外へ転出せず、住みなれた江別市内で生涯安心して生活していけるよう、構想の策定に向けて協議をしてきたところでございます。御質問のモデル地区の候補地選定の要件につきましては、一定程度の面積が確保できる公有地であること、大学や自然環境、交通利便性など既存資源の活用を図ることができることなどを考慮しまして、庁内の次長職等で構成する庁内推進委員会、及び理事者及び部長職で構成します江別市まち・ひと・しごと創生推進本部会議で協議・検討しまして、生涯活躍のまちの趣旨に照らして、より実現可能性のある地区として3カ所の候補地を選定したところでございます。次に、拠点地域の計画に係る北海道との協議及び実現性についてでありますが、江別版「生涯活躍のまち」構想は、高等養護学校の誘致に結びつけたいという思いのもとに進めておりますことから、これまで北海道及び北海道教育委員会に対しまして、江別版「生涯活躍のまち」構想策定の進捗状況などを随時お知らせするとともに、北海道教育委員会の職員を有識者会議へ派遣していただくなど、指導・助言の協力をいただいているところでございます。そこで、御質問の道有地である旧北海道札幌盲学校跡地の扱いにつきましては、高等養護学校の誘致が実現した際に、学校に必要な面積を確保した後、一定の余剰地が生じるものと考えております。生涯活躍のまちの拠点地域は、この余剰地を対象に民間事業者が主体となって実施することを想定しておりますが、高等養護学校誘致の見通しが立った後に、北海道との具体的な協議に入ってまいりたいと考えております。また、都市計画上の土地利用規制につきましては、現状の規制の枠の中での施設配置を基本としながら、実現のため必要に応じた検討を北海道と連携を図りながら行っていきたいと考えておりますことから、現時点では、市街化調整区域の変更は想定していないところでございます。次に、スケジュールの考え方と江別市の各種計画への影響についてでありますが、構想の進捗状況と各種個別計画とは関連するものと考えておりますことから、構想を進めるに当たりましては、介護保険や障がい者福祉を初めとした、市の各種個別計画との調整を十分に図りながら進めていく必要があるものと考えております。なお、江別版「生涯活躍のまち」構想では、拠点地域における整備の段階と、拠点地域周辺における既存資源の活用による展開との大きく二つの段階が同時に進んでいくことが理想でありますが、空き家や商店街の活用、大学・自治会と連携した生涯学習機会の確保などのソフト面につきましては、拠点地域の整備の進捗にかかわらず、取り組んでいく必要があるものと考えております。次に、江別版「生涯活躍のまち」構想のコンセプトの市全域での実施についてでありますが、江別版「生涯活躍のまち」構想は、モデル地区を三つの候補地から比較検討した結果、大麻タウン型モデルを推進することとしたところでございます。まずは、モデル地区におきまして、生涯活躍のまちの展開を着実に進め、その後に、そのまちづくりのあり方や手法をモデルとしながら、他の地区でのまちづくりに波及させていく必要があるものと考えております。いずれにいたしましても、全ての市民が生涯を通じて健康に過ごし、地域で生き生きと自立した生活を送ることができますことは、えべつ未来づくりビジョンや江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略におけるまちづくりの考え方の基本でありますことから、全市的な取り組みを進めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 齊藤俊彦(総務部長は2018年3月まで)

私から、災害時における避難所について御答弁申し上げます。初めに、福祉避難所の受け入れ態勢についてでありますが、福祉避難所とは、大規模災害時に一般の避難所での生活が困難な高齢者や障がい者、乳幼児等の要配慮者が安心して避難生活を送ることができるよう、福祉施設などと協定を締結して、避難場所として利用するものであります。福祉避難所については、東日本大震災や熊本地震において、受け入れ態勢や認知度など、さまざまな課題があったものと認識しております。そこで、市では、今年度、市内3地区で開催された市長との対話集会において、江別市の防災・減災の取り組みについてを各地区の共通テーマとし、福祉避難所についても項目の一つに掲げ、市民の皆様に理解を深めていただいたところであります。市では、昨年5月、市内福祉関係事業者10法人14施設の御理解をいただいて、協定を締結し、福祉避難所として指定したところであります。施設の基準につきましては、定員が50名以上の比較的大規模な施設を指定しており、最大収容人員1,100名については、共用スペースを避難者1人当たりの面積、4平方メートルで除して算出しております。熊本地震においては、福祉避難所としての役割が果たせなかったなどの課題があったことから、市といたしましては、施設の規模にとらわれず、福祉避難所の拡充に努めてまいりたいと考えております。次に、指定避難所としての江別市民会館についてでありますが、まず、建物の耐震化については、市民会館に対する耐震診断の結果、耐震改修が必要と判定されておりますが、市といたしましては、今後、各市有施設の機能のあり方などの総合的な検討のもとに進めてまいりたいと考えております。次に、備蓄品の保管についてですが、市民会館には、現在、毛布及び間仕切り用ダンボールを保管しておりますが、避難所開設時に必要な食料や発電機、災害用ストーブなどは、市の防災倉庫から届けることとしております。また、御質問にあります地下貯水槽は、水道水を貯水するためのものであり、災害による停電時には揚水ポンプが機能せず、使用できなくなりますが、災害時にも貯水槽が活用できるよう対応してまいりたいと考えております。次に、自治会館等の公共施設の活用についてでありますが、市といたしましては、災害時における避難所は、災害対策基本法に基づき指定した指定避難所への避難が基本と考えており、これまで施設の面積や地域バランス等を考慮して指定避難所を指定しております。自治会館については、こうした考えのもと、八幡自治会館と杜の台記念会館を指定してきたところでありますので、現在のところ、災害時に指定避難所以外の施設を避難所として新たに指定することは考えておりません。次に、自治会館を無料耐震診断の対象とすることについてでありますが、現在、市が無料で行っている耐震診断は、住宅の図面などをもとに行う簡易診断であり、診断結果は耐震性の判断の目安となるものです。診断に使用しているソフトは、木造の一般住宅を対象としたものでありますが、建物の構造、規模が、木造住宅と類似している場合には、簡易耐震診断が可能でありますことから、今後、無料簡易耐震診断の対象としてまいりたいと考えております。次に、避難所運営訓練と指定避難所の連携についてでありますが、避難所運営訓練については、平成16年に発生した新潟県中越地震を契機に取り組みを開始し、とりわけ、平成23年に発生した東日本大震災以降は、市内全地域でそれぞれの地域特性に応じた自主防災組織や自治会による取り組みを進めてきたところであります。また、近隣の自治会に声かけして、合同で訓練を実施している自治会や、避難所運営方法を学ぶため、他の自治会などの訓練を見学する自治会があるなど、地域間の連携に向けた取り組みが進められております。市ではこれまでも、複数の自治会で構成する自主防災組織による避難所運営訓練を指定避難所で実施しておりますが、今後は、指定避難所に視点を置いた訓練にも取り組んでまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 企画政策部長 北川裕治(企画政策部長は2019年12月まで)

私からは、江別版「生涯活躍のまち」構想(案)についてのうち2件につきまして御答弁申し上げます。初めに、札幌盲学校跡地への高等養護学校誘致の現状についてでありますが、高等養護学校への進学を希望する生徒が、住みなれた地域で安心して学校へ通学できるよう、平成23年11月に、商工会議所、自治会連絡協議会など市内28団体で構成する誘致期成会が設置され、旧北海道札幌盲学校跡地への高等養護学校の早期設置について、北海道へ要望してまいりました。平成27年3月には、北海道議会において請願が採択されるに至り、その後も要望活動を続けておりますが、本年9月に北海道教育委員会から公表された平成29年度公立特別支援学校配置計画における平成31年度までの配置見通しには、道央圏への学校設置は示されていないところであります。北海道教育委員会によりますと、学校設置に当たっては、実習先や就労先の確保など、地域の支援体制も勘案するとの考え方を示しており、一方で、江別版「生涯活躍のまち」構想は、障がい者、高齢者、地域住民などの共生のまちを目指すものであり、高等養護学校との相乗効果が図られるものと考えておりますことから、誘致期成会の了承を得ながら、誘致と連携した構想策定を進めているところであります。次に、拠点地域における事業主体及び各種施設の見通しについてでありますが、江別版「生涯活躍のまち」構想の策定に当たりましては、国が示す「生涯活躍のまち」構想の具体化プロセスの考え方に従って進めているところであります。具体的に申しますと、第1のプロセスでは、構想検討組織を設置し、構想の方向性や基本コンセプトについて意見聴取を行い、構想を取りまとめ、地方版総合戦略へ反映させた後、地域再生計画の策定の中で、事業を実施する対象区域、計画期間等を設定し、第2のプロセスでは、事業主体の選定や事業計画の作成を、さらに、第3のプロセスでは、生涯活躍のまちでの居住開始という流れが示されております。こうしたことから、現在取り組んでいる構想の策定につきましては、第1のプロセスのうち、基本コンセプトの段階であるため、現時点では、市場調査等の実施には至っておりませんが、次の地域再生計画の策定段階においては、事業者の意向把握などを行いながら、事業の実施見通しを確保した上で策定する必要があるものと考えております。以上でございます。

再質問 角田一

御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問等をさせていただきたいと思います。件名1、項目1の避難所の受け入れ態勢についてですが、まず、施設規模にかかわらず、つまり50人未満の施設への働きかけにより、拡充していくとの御答弁をいただきました部分につきましては、既にデイサービスの静養室に設置した事例もございます。早急に拡充を進めていただきたいと思います。と申しますのも、受け入れ人数の考え方として、共用スペースを避難者1人当たり4平方メートルで算出するとのことでありますが、このことは、実際に事が起こった際に、きちんと機能するのかが疑問に残るからです。平成28年4月に、内閣府の福祉避難所の確保・運営ガイドラインでは、災害が発生した場合において、主として要配慮者を滞在させるための必要な居室が可能な限り確保されることとの記載もあり、また、スクリーニング等により対応すべき避難所施設の形態も異なることも想定されます。つまり、単純に共用スペースでの受け入れ人数の算出のみでは、実態との乖離により当日の現場対応に任せられる部分が多く、混乱に拍車をかけるおそれもあります。そこで、再質問となりますが、受け入れ可能人数を単に面積のみではなく、より実態に合わせることができるよう、調査や指定先との調整を早急にとり行い、程度区分を加えた受け入れ可能見込み数を把握することについての御見解をお聞かせ願います。

答弁 総務部長 齊藤俊彦(総務部長は2018年3月まで)

角田議員の再質問に御答弁申し上げます。福祉避難所の受け入れ態勢について、より実態に合わせるため、受け入れ可能見込み数を把握することについてでありますが、最大収容人員につきましては、協定の締結に当たり、施設側からお示しいただいた災害時に提供できる共用スペースの面積を、避難者1人当たりの面積で除して算出したものであります。本年第2回定例会の一般質問でもお答え申し上げましたとおり、福祉避難所の開設に当たっては、受け入れる施設と調整が必要と考えておりますことから、市といたしましては、協定締結先の施設と個別に十分協議を進め、可能な限り、受け入れ可能な人数の把握に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 角田一

所管としても、いろいろと行わなければならないことが多いと思います。それでもいざというときに、本当にいかに機能させるか、災害時の避難所運営については緊急の現地判断が迫られることはいたし方がないことではありますが、これをいかにシミュレーションしていくか、つまり計画立案の段階から想定訓練を繰り返すことの重要性は、ふだんの避難訓練を実施・指導する際に、総務部のほうから市民に伝えていただいていることなのです。だからこそ、単に電話での協議ではなくて、早急に現地での協議、現状の確認と調整の上で計画立案を実施していただきたいと思います。さらには、福祉避難所を活用した訓練を実施している事例は全国にも多々あります。早い段階で協定締結先との避難所運営訓練に進むことを希望いたします。そして、次の項目、江別市民会館につきまして、これも要望になります。耐震改修については、総合的な検討のもとであることは理解せざるを得ませんが、ひとまず貯水槽の活用に対しての設備充実について、あるいはさまざまな設備充実について、早急な対応をよろしくお願いしたいと思います。次に、項目3、自治会館等の公共施設の活用につきまして再質問させていただきます。指定避難所への避難が基本であることを前提に質問をしています。つまり、耐震性が確保されていない市民会館を初め、その他の施設が崩落だけではなく火災による延焼などさまざまな要因で使用ができない場合、あるいは受け入れ想定人数をオーバーフローした場合、さらにはインフルエンザ等で隔離が必要となった場合において、施設内で十分なスペースを確保できない場合にサブ的に自治会館を活用するために、各自治会館等の所有者や管理者などと事前に協議をすべきではないかということでの質問です。指定避難所として指定するという意味ではありませんので、改めて御答弁を求めます。

答弁 総務部長 齊藤俊彦(総務部長は2018年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。自治会館等の公共施設の活用について、各自治会館等の所有者や管理者などと事前に協議すべきではないかとのことでありますが、市といたしましては、災害時における避難所につきましては、災害対策基本法に基づき指定した指定避難所への避難が基本と考えており、これまで施設の面積や地域バランス等を考慮して指定避難所を指定しております。御質問の自治会館の活用につきましては、熊本地震の事例なども参考にしながら、今後、研究してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 角田一

熊本地震でも多数の事例も出ておりますし、そのほかの災害でもそういう地域の施設、自治会館等の施設を活用した事例というのは多々ございます。そのときにどういう形で調整をとったか、そういった事例を含めて研究していただきたいと思います。現状のこの周辺の避難所の状況や備蓄品の状況を考えたときには、やはり必要な作業だと思いますので、よろしくお願いいたします。次に、項目4につきましても要望となります。避難所運営訓練と指定避難所の連携についてでございますが、訓練そのものを実態に合わせることが本当に必要です。避難場所をどこにするかはそれぞれの方が判断します。その意味でも、指定避難所に視点を置いた訓練が行われることは、より実態に近い形になりますことから、それぞれの自主防災組織への働きかけをお願いいたします。また、その際に、項目2で、市民会館での訓練により訓練参加者から意見が出たように、施設ごとに必要な備品や設備なども把握できますし、あわせて対応を求めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。以上で、この件についての質問を終了いたします。次に、件名2の江別版「生涯活躍のまち」構想(案)についての項目1につきまして再質問させていただきます。次長職等で構成する庁内推進委員会と、理事者及び部長職で構成する江別市まち・ひと・しごと創生推進本部会議が、実現可能性のある地区として、3カ所の候補地を選定したとの答弁でありました。つまり、庁内で選定されたものであるとするならば、なぜその3カ所としたのか。今の答弁では明白に答えているとは思えません。タウン型モデル、田園地域型モデル、町なか型モデルと三つのモデルとして示しておりますが、そもそもモデルの立地・居住環境の選定は自治体による選択制であり、その全ての中から選択する手続を国の手引でも求めておりません。そこをあえて候補地を3カ所とした理由も答弁では見えてきません。さらには、3カ所のうち、今回構想を推進するとした大麻タウン型モデルと候補地とされた西野幌における田園地域型モデルは、駅を中心とした核の形成とする都市計画マスタープランで想定しているものと異なる上、都市機能集積を主とし、コンパクトなまちづくりを進めるとしてきたこれまでの都市計画・まちづくりの方針と乖離していると考えます。そのためか、構想案の38ページにも、江別市都市計画マスタープランとの整合性を図る必要性を記載しているところでございます。有識者会議では、大麻については商店街などの拠点による補完による全体構成という考え方が示されていることで、駅周辺を核としている構図ではないともとれるのですが、別の委員からはコンパクトなまちづくりとは逆行することにより政策的な覚悟が必要であるとの意見も出ております。都市計画マスタープラン、総合計画に合致しているものではないと考えられるところもあります。このような意見が出るような候補地の選定が庁内でなされたことは、都市計画やまちづくり政策について、庁内で大きな政策転換があったものであると判断せざるを得ません。その意味において、3カ所の候補地の選定について、まちづくり政策とのこれまでの整合性を含めて、庁内でどのような議論がなされ、どのような判断が行われたのかを改めてお聞かせ願います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

今回の「生涯活躍のまち」構想と都市計画マスタープランに基づき、3カ所の候補地を選定した経緯等についてということでございますが、まず、都市計画マスタープランは、都市づくりの目標の一つとしまして、えべつ版コンパクトなまちづくりを掲げておりまして、商業業務機能、文化交流機能、交通結節機能などの都市機能を、駅を中心とする拠点に集約し、他の地域と連携を図りつつ、それぞれの特性や歴史を活用しながら、持続可能な都市づくりを進めるという形になってございます。その範囲の中で、私どもは未利用地を有効に活用して進めるものと考えたところでございまして、市内に未利用地、公有地も数多くあります。その中から先ほど議員がおっしゃいました、タウン型モデル、田園地域型モデル、町なか型モデル、このモデルにどれが該当するか、どの地区がどれにふさわしいかということを想定して決めたところでございます。また、その未利用地につきましても、人口減少に対応する用途転換などを視野に入れた適切な土地利用のあり方というものにつきましても、これまでも随分検討しておりまして、その未利用地の効率的な土地利用を図るということからも合致するものではないかと考えております。その上で、構想案で示した3カ所の候補地は、いずれも都市計画マスタープランの既存の市街地の範囲に位置づけられておりまして、市といたしましては、国から示されました、先ほど申し上げました構想の手引の類型に当てはめ、より実現性のある地区を市内全体から検討しまして、最終的に3カ所の未利用地に絞って検討したものでございます。以上でございます。

再質問 角田一

かなり疑問の残る答弁かと思いますが、とりあえず都市計画マスタープランとは整合しているとの判断があったと理解させていただきます。今回の構想案、さらには参加者に候補地が示された際にも、候補地選定がコンパクトなまちづくりから見ると疑問であるとの声を構想案を読まれた別の方からも聞いておりますし、加えて、答えありきの選定であろうから、都市計画マスタープランにはさほど問題がないという見解を持つ方もいました。また、先ほど述べた有識者会議でも、意見が出された件について、事務局からの説明は議事録を見る限りなかったことで、もしかして政策転換が内部で決定されたのかと単に疑問を感じてしまいます。さらには、さまざまな憶測が今回の選定でなされています。今の答弁であるように、都市計画マスタープランと整合し、市としてコンパクトなまちづくりであるという基本姿勢は変わっていないとしても、この3カ所の選定を庁内で熟議されたとしても、説明に丁寧さが足りない。言いかえると、この部分が一番の問題点である。ゆえにさまざまな憶測、これは当たりかどうかわかっていませんし、憶測ですが、そういうことを招いたことの原因であるということを指摘させていただきまして、次の項目に移らせていただきます。次の項目2、札幌盲学校跡地への高等養護学校誘致の現状につきまして、今までの取り組みにつきましては十分評価しておりますし、この構想の核であります。そして言いかえると、前提でもあるこの誘致活動につきましては、本当に実現に向けてこれまで以上に努力されることを望みますし、議会、私としても協力させていただきたいと思います。次に、項目3、拠点地域の計画に係る北海道との協議及び実現性についての再質問を行います。この答弁をお聞きする限りでは、誘致後の余剰地利用については、北海道の所管部署との協議をしていないということでよろしいでしょうか。協議をせず、勝手に絵図面を書いているということにもなりますが、肝となる拠点地区の計画が誘致成功、さらには協議結果次第という曖昧なものに見えてきてなりません。協議に対しての見通しをどのように判断しているのか、改めて御答弁ください。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

北海道との協議の見通しということでございますが、構想策定に当たりましては、先ほどもお答え申し上げましたが、北海道教育委員会の職員を有識者会議に派遣していただくなど、指導・助言等の協力をいただいたもとで構想案の取り組みについて進めているところでございまして、その構想案の取り組みにつきましても、北海道及び北海道教育委員会に随時情報提供しているところでございます。したがって、市としての考え方は、札幌盲学校跡地の所有者である北海道、さらには北海道教育委員会のほうに十分お伝えして進めてきているところでございます。先ほどお話のあった余剰地の活用につきましても、誘致の見通しが立った後、北海道にはその後に正式な形になろうかと思いますが、協議に入ってまいりたいと考えております。私個人の私見でもありますけれども、道有地の用途が決まっている、または道有地でその方針が北海道から示されているといった場合には別かもしれませんが、それが決まっていない段階では、ある意味では市の財産でもあります。我々は道民でもありますし、そういう意味からいきますと、今回の政策というのは国や北海道が決めるCCRCでございますので、こちらから積極的に土地の利活用について提案をしたいと思ってございます。以上でございます。(不規則発言する者あり)

再質問 角田一

今後の協議事項として要望とさせていただきます。まず、遂次御報告をいただくとして、現在は道庁出身の市長だから北海道との交渉先も十分理解されていると思いますし、その状況もある程度把握できるかと思います。しかしながら、この計画は中長期にわたる構想であります。そして事業にもなります。これから市と道の連携や協議を行っていく上で、それを深めていくためには、今後、職員を含めた形での北海道との人的なつながり、これをきちんと構築していかなければ、最終的にこの事業というものが頓挫する可能性もある。あるいは本来の目的を逸脱する可能性もある。やはり、そういった意味では、こういった職員の育成の部分についても、そしてこれがどのような状況になっているか伝えること、つまりラインを含めてきちんと見きわめていただきたいと思います。これは本構想の実現のために、江別市が本当にやらなくてはいけないことが多々ありますので、どうかそこも含めてよろしくお願いしたいと思います。次に、項目4につきましては、要望とさせていただきます。項目2、項目3で質問した誘致や協議結果がもととなっている構想策定上の不安要素から考えますと、第3のプロセス、生涯活躍のまちでの居住開始という流れに行き着くまで、中長期的な視点で捉える事業でもありますから、どれくらい期間を必要とするのかを考えると、とても不安になってきます。言いかえると、近隣転居型を選定し、江別市からのアクティブシニアの流出に歯どめをかけることはいつからのスタートとなるのか。これによってプランそのものの意味も変わってきます。早急な取り組みと、事業者の確保や市場調査等の次のプロセスに当たると想定される事業を事前に取り組まれることを望みます。次に、項目5も要望になります。これまでの質問で、この構想についてはプランそのものがいつ実行されるかについて疑問を呈させていただいたところであります。答弁において、当初構想案の中で2段階目とされた拠点地域周辺における、主に既存資源の活用による展開については、同時に進んでいくことが理想であるとの答弁をいただきました。その点につきましては、構想案の記載や構図を見直し、それぞれのソフト面の事業をより進めていただきたいと思います。このことは、高等養護学校誘致においても、拠点整備前後においても、さらにはアクティブシニア流出対策にとっても、早ければ早い措置をとることが肝要と考えますことから、強く要望させていただきます。次に、項目6、構想のコンセプトの市全域での実施について再質問させていただきます。今回の構想案提示の際に、有識者会議等で熟度という言葉を選定の理由の一つとしております。これまで、行政によるエリアごとの政策的な要素、地区連ごとのそもそもの構成のあり方や地域性の関係もあって、行政サイドが現状をこのように踏まえての言葉と受け取ります。あえて、私自身は余り使いたくないですが、熟度という言葉を使うとして、その地域地域の熟度を高めるためには、前提の違いもあることから、かなり困難であり、そしてきめ細かな作業を伴うものであろうと想定します。単に全市的な取り組みとしてまいりますというだけでは難しいと考えますが、さまざまな問題点をクリア、つまり熟度向上に取り組むことで全市的な取り組みとするとしたのか、答弁においてそのようにしたのか、改めてお聞かせ願います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

全市的な取り組みとしての対応ということであろうかと思いますが、江別市では大麻・野幌・江別とその地域に分かれたまちづくりがこれまで進められてまいりました。しかしながら、「生涯活躍のまち構想」ではさらにもっときめ細かな対応が求められております。したがいまして、人口規模をどの程度へと進めるのか、そういう規模の小さなものとして、どう対応していくのかという課題がこれから問われると思います。今回、「生涯活躍のまち」構想と言いますのは、先ほど答弁しましたアクティブシニアの活躍ということでございますが、いずれも我々の求めているものは、江別市に住み続けていただくということでございます。この流れは総合計画の基本理念も一緒でございますから、必然的に全市的に我々は取り組んでいかなければならないと思っております。そのスタートが今回のCCRCで言いますと大麻地区ということになろうかと思います。大麻地区で成功させた事例を参考にしながら、それを全市的な取り組みの中で進めていく。そして、この大麻地区で培ったものが、ほかの地域で活用できない場合も当然出てくると思います。それぞれの特色を生かしてやっていかなければならないと思っておりますので、全てが全て活用できるわけではございませんけれども、極力そういう形で活用しながら進めていく、そして全市的にこの「生涯活躍のまち」構想、江別に住み続けていただける、そういう形での対応を進めてまいりたいと考えております。江別市は、毎年でございますけれども、今、85歳以上の方が80名ほど転出しております。これは札幌市に転出しております。そこを我々はとめなければならない。そのためには、今これから進めているもの、さまざまな事業がありますけれども、ぜひ角田議員にも御協力いただきながら、森を見て仕事をしてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 角田一

最終的には要望とさせていただきます。市長のほうもこの全市的にという言葉がいかに難しいかということを十分理解していただいていると思います。そういう中で、今回こういう計画をつくってきて、これまでの大麻地区における積み重ねの部分などというものも含めて、大麻タウン型というのは十分理解できるところであります。しかしながら、議会基本条例の第9条の部分を読ませていただきます。議会への重要政策等の説明です。第1項、議会は、市長等が提案する重要な政策等について、議会審議における論点を整理し、その政策水準を高めるため、市長等に対し、次に掲げる事項を明らかにするよう求めるものとする。第1号、政策提案の根拠、第2号、提案に至るまでに検討した他の政策の是非を含めたその経緯、第3号、他の地方公共団体の類似する政策との比較検討、第4号、市民参加の実施の有無とその内容、第5号、総合計画との整合性、第6号、関係法令、条例等、第7号、財源措置、第8号、将来にわたるコスト計算と政策効果。第2項、議会は、前項に掲げる政策等の提案を審議するに当たって、立案及び執行における論点、争点を明らかにするとともに、執行後における政策評価に資する審議に努めるものとする。議会基本条例、これは私たち市議会が全会一致で制定させていただいた条例でありますし、つまり、今回のいろいろな憶測を呼んだ部分、あるいは今回こういう質問に至った部分については、この部分が全く欠けているというような判断を我々はさせていただきました。正直な話、なぜこういうふうになったのか。やはり、場合によっては、これは総合計画、あるいは地方創生の戦略の内容一つ一つまで変更する可能性もある、影響を持つ大きな事業であり、大きな政策であります。だからこそ、我々議会は単にチェックをするだけではなく、議会基本条例にも示したとおり、あるいは今の議会改革があるように、やはり両輪となってまちをつくっていくという意識の中で議員活動、議会活動をさせていただいている中においては、やはり、今回の提案は余りにも唐突過ぎるし、余りにも納得できない部分がというよりも、説明が足りなかった部分を感じるところがあります。ゆえに、今後において重要な政策を提案する際には、やはり、きちんと説明をしていただき、できれば、一般質問で多くの議員が政策提案をしていますから、そういったものも、今どうなっているかと逆に返していただくくらいに、ともにやっていくことを望みまして、一般質問を終了させていただきます。

出典:江別市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる