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江別市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日

(1)地方の人口流出と定住自立圏について/(2)市外居住市職員の市内定住について/(3)市立病院経営健全化計画の考え方について/(4)再生可能エネルギーに対する江別市の取り組みと電気料金値上げへの対策について/(5)地方創生について

2014年12月8日、江別市議会の一般質問で、島田泰美議員が「地方の人口流出と定住自立圏について」「市外居住市職員の市内定住について」「市立病院経営健全化計画の考え方について」「再生可能エネルギーに対する江別市の取り組みと電気料金値上げへの対策について」「地方創生について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、総務部調整監 渡辺喜昌、生活環境部長 後藤好人、病院事務長 吉岡和彦が答弁しました。

質問者
島田泰美 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、総務部調整監 渡辺喜昌、生活環境部長 後藤好人、病院事務長 吉岡和彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 島田泰美

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。初めに、地方の人口流出問題と広域行政制度、定住自立圏についてお伺いいたします。北海道は、人口急減対策として、女性1人が生涯に産む子供の推定人数を示す合計特殊出生率の分析に乗り出し、その結果が今年の2月に公表されました。それによりますと、全国平均が1.38であるのに対する全道平均は1.25と、0.13低いことが示され、また、道内上位ランクで1番高い市町村は日高管内えりも町の1.9、2番目が根室管内別海町の1.86と続き、下位ランクで最も低い市町村は石狩管内当別町の1.01、2番目に低いのは我が江別市で1.06となっていました。この結果から、上位の2町は基盤産業の農業、漁業、酪農等が雇用の受け皿となっていたり、また、自衛隊の基地や駐屯地があるため公務員世帯が多く、所得水準が一定程度確保されていることが想定できます。一方、道央圏は出生率が低く、下位ランク3番目の札幌市のベットタウンである当別町や江別市の若い世代は札幌市や道外へ流出し、札幌も、男性を中心に首都圏に若い世代が吸収される構造となっているようです。国立社会保障・人口問題研究所によりますと、今後、2040年の道内人口は現在の約542万人から2割減の419万人になると予測しています。この人口減の社会問題に、国としてもさまざまな政策を打ち出していますが、各自治体でもみずから取り組まなければならない最重要課題だと認識しております。そういった中で、この定住自立圏制度は、地域の中心都市が周辺市町村と連携して、人口の流出を食いとめることを目的に総務省が構想し、平成21年4月よりスタートした広域行政制度であります。人口4万人を超える要件を満たした中心市と、周辺の市町村が連携し、医療や交通、雇用など、生活に必要な機能を周辺域内で確保することで、人口が都市に流出するのを防ぐ狙いがあります。この事業の費用として、国が中心市に年間最大8,500万円、周辺1市町村に同じく1,500万円を特別交付税に加算する制度であり、江別市が中心市となり周辺自治体と連携協定を結び、この制度を活用できないものか。ちなみに、道内では、既に小樽市を初め14市が中心市宣言を終え、12の定住自立圏の名称が成立しているところです。江別市としても、周辺自治体である南幌町とは本年3月28日に地域医療連携に関する協定の締結を終え、また、新篠津村は平成18年4月1日より当市の環境クリーンセンターにごみ処理の依頼を行っているなど、交流も多く、この制度に向けての環境も整いつつあるように思われます。そのことも含め、この定住自立圏制度の効果と、進めていくことへの見解をお伺いいたします。次に、市外居住市職員の市内定住についてお聞きいたします。この件は、平成25年第3月の予算特別委員会で、岡議員からも質疑がなされたところです。江別市としても、それを受けて調査に入ったのかどうかはわかりませんが、平成25年度内に実情を把握し、まとめに取りかかった結果によりますと、医療職を除く職員816人のうち市内居住者は619人で市内居住率75.86%、市外居住者は197人で、このうち札幌市内からの通勤が170人、残りの職員は岩見沢市や北広島市、石狩市、千歳市等に住まわれているようです。平成20年度では江別市内居住率が86%であり、全体の職員数も現在とは違い単純に比較はできませんが、平成25年度と比べると、約10%の職員が市外に住まわれ、江別市の人口が減ったことになります。基本的に、職員を採用するときの出身地はどこであっても問題ありませんが、採用が決定し、江別市職員として着任したからには、市内からの通勤が望ましいと考えるところです。近年、江別市も想定外の降雨や降雪等に見舞われ、災害対策としての市職員の通勤状況が防災対策を大きく左右するように思われます。また、調査によりますと、市外に住まわれることにより約3,600万円の住民税が他市に納められ、さらに、平成25年度の市外居住職員が他市から通う通勤手当は約1,700万円となっており、市の財政にも大きくかかわってきます。しかしながら、職員の採用条件を市内在住にすることや市外居住職員に市内在住を義務づけることは、憲法第22条第1項の、何人も公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有するという規定に反することになります。現在は時代の変化によりライフスタイルや生活圏が変わり、また、家庭の事情も多様化していることなど、考慮に入れなければならないことも理解できますが、モラルとして、市の職員は市民サービスと市政の発展、そして市民福祉の向上に努めなければならないと考えるところであり、それは我々議員も同じであります。以上、市外に住まわれることによる財政への影響や市外からの通勤による防災対策への影響、さらに、今後の対応について、市長の見解を伺います。次に、市立病院経営健全化計画の考え方についてお聞きいたします。私は先月の11月17日に健康診断のため市立病院に行きました。月曜日とあって、朝早くから、外来の患者や検査のための方々が順番待ちで混み合っていて、看護師さんも忙しそうに対応していました。平成18年以降の市立病院の様相とは全く違う光景ではなかったかと思います。私は、平成18年の9月と12月に2度ほど、市立病院について一般質問に取り上げました。常勤の内科医師12人全員が退職した10月の前後の定例会での一般質問でした。医師が退職した理由として、背景にはさまざまな事情もあったようで、そのことについてはあえて控えさせていただきますが、当時としては、新聞報道等に大きく取り上げられ、悪い意味で全国的に江別市の名が知られるきっかけとなったところです。当然、病棟の一部休止により患者数も減少し、診療収益が大幅に落ち込み、病院運営は危機的状況になりました。不良債務も平成18年度は4,600万円、平成19年度は8億3,800万円と膨らみ、また、累積欠損金も50億円以上にふえ、極めて厳しい経営状況となったわけです。このような状況の中、平成18年の11月末に市立病院の経営改善に向けて江別市立病院あり方検討委員会が設置され、諮問から答申を経て、平成20年2月に市立病院経営健全化計画が策定されました。前後しますが、その間、平成19年の統一地方選挙により三好市長が誕生して、現在の病院長とともに、まずは医師確保に全力を注がれ、その結果、内科医や専門医の確保が一定程度充足されたと認識しております。全国的に自治体病院は同じような課題を抱えており、国としても、地域において必要な医療を継続的に提供していくためには改革の実施が避けて通れない課題だと判断した結果、総務省は平成20年度中に公立病院改革プランを策定するよう求めました。平成21年2月20日に経営健全化計画を元計画とする中で、江別市の病院改革プランができ上がりました。また、経営健全化計画も、目標設定を一部見直し、平成23年3月に修正したところです。そういった状況の中で、診療報酬の改定など急激に変化する医療環境への対応や、不良債務の解消を確実に進めていくために、市は、平成26年度から平成28年度までの3カ年を計画期間として、さらに平成29年度から平成30年度までの2カ年を参考期間とする計5カ年の江別市立病院経営健全化計画を本年2月に策定いたしました。しかし、このたびの経営健全化計画も懸念するところがあります。平成25年度病院事業会計に関して、予算特別委員会の討論の中で述べましたが、平成20年度に策定した5年後の計画案の目標設定を高く示したがために、実績となった平成25年度本予算とは大きく乖離する結果となりました。この経営健全化計画もそうならないのか、そのことを払拭する根拠があるのか、疑問が残るところだと思います。また、公立病院改革プランについては、平成18年度、19年度の一般会計等からの病院事業会計への繰入金が、実績では、ともに約9億円前後であり、平成26年度予算見通しが約10億1,500万円と示されていましたが、平成25年度実績では約13億8,600万円、平成26年度予算では約14億7,600万円となっており、数億円もの違いが生じています。このことから、このたびの計画案についても、信憑性があるのかと思うところです。当然、平成20年度の経営健全化計画や公立病院改革プランをしっかり検証して策定されたと思いますが、平成26年度の病院経営健全化計画の目標設定の考え方について、見解をお伺いいたします。次に、電気料金値上げによる江別市の対策についてお聞きします。北海道電力は今年の4月30日に昨年度の決算発表記者会見に臨み、原子力規制委員会の安全性を見て、今年の夏までに泊原子力発電所の再稼動の見通しが立たない場合には、電気料金再値上げの申請を行うことについて判断を下さなければならないと表明いたしました。泊原発の運転停止が長期化し、代替用の火力発電に使う燃料費等が高騰し、会社の経営に大きな打撃を与えていることで、2014年3月の北海道電力の連結最終損益は629億円の赤字となり、3期連続の最終赤字が確定したところです。ただ、平成26年度中にはコスト削減努力も含め約60億円を見込み、また、再値上げにより、年に1,064億円の収入増を見込んでいますが、2015年3月期への貢献度は半分にも満たないようで、さらに、企業向けは年1度に契約を見直し、うち半数ほどが3月に更新するため、今期の上乗せは限られているとのことです。同様の状況は九州電力や会社の規模が大きい関西電力にもその影響が出始めていると思われます。今日に至るまで、北海道電力は、平成25年9月に家庭向けで7.73%、企業向けが11%と電気料金の値上げに踏み切ってきました。さらに、前段の理由で本年11月1日より家庭向けで平均15.33%の値上げを見込みましたが、今年の冬に限っては12.43%に圧縮し、4月から再値上げする予定で、また、企業向けについては20.32%の引き上げとなり、東日本大震災後では全国で初の2度目の値上げとなったところです。そういった状況の中で、現在、北海道電力や既存電力会社とは別に、企業、商業施設、自治体といった大口顧客向けに電力を小売りする新電力、いわゆる特定規模電気事業者がその存在感をあらわしてきております。電力自由化により生まれた業態で、値上げした北海道電力より電気料金を若干ではあるが低価格で販売することで、家庭向けを含め電力販売が全面的に自由化される2016年以降を見据えて、現在、契約の件数拡大を図っているようです。道内においては、東京ガスや大阪ガス等が出資する新電力最大手の株式会社エネットが進出し、また、苫小牧市には株式会社サニックスエナジーの子会社である株式会社SEウイングズなどの電力小売会社が4月より事業を展開しております。関連しますが、江別市においては、現在、環境負荷を考慮した自然再生エネルギーを活用する動きが出ています。地元企業が未利用材を燃料として活用するバイオマス発電施設の建設に今年4月から着工していて、来年の7月から稼動する予定となっています。発電能力は約25メガワット、発電量は年間約150ギガワットアワーと、一般家庭4万戸分もの電力を生み出し、年40億円の売り上げを見込んでいます。また、八幡地区の約3.8ヘクタールの敷地には、昨年の2月から太陽光パネルによる発電施設、江別ノーザンフロンティア発電所が稼動していて、約1万枚の太陽光パネルによる発電規模は約1.5メガワット、年間の発電量は約185万キロワットアワーと、約560世帯の電力を賄うことが見込まれています。さらに、市有地である工栄町の敷地内に共同出資会社が太陽光パネルによる発電所を建設し、本年12月中旬に完成する予定です。太陽光パネル約5,300枚を設置し、出力は約878キロワットで年間発電量が約91万キロワットアワーに相当し、一般家庭の約275世帯分の電力を賄うとされています。このように、江別市内にも、さまざまな形で、北電からの供給に依存しない環境に配慮した発電施設が誕生してきているところですが、今後、江別市における再生可能エネルギーに対する取り組みはどうあるべきかお聞きしたいと思います。個人的な見解ですが、これからの道内におけるエネルギー政策は、中長期的に再生可能エネルギーへの転換に向けた対応を急ぐべきだと思います。ただ、今は全国の原発を停止していますが、泊原発にしても、原子力規制委員会の審査でしっかり安全が担保されたならば、短期的に稼動して電気料金を再び引き下げるべきだと思います。値上げもだめ、原発の再稼動もだめでは、現実の問題解決にはならないと思いますし、当然、その前に、北海道電力のコスト削減等の企業努力は絶対不可欠であります。今後においては、原発への依存度をどの程度下げるのか、また、再生エネルギーの導入拡大に向けて発生する課題をどのようにクリアするのか、早急な対応が求められると思います。また、昨今、近隣の自治体において、北海道電力の再度の電気料金値上げによる、札幌市を含めた石狩管内8市町村の年間負担額の増加分が北海道新聞の調査でわかりました。合計約26億9,000万円にも上り、このうち札幌市は約22億9,000万円の増加となり、江別市においては約1億3,000万円もの追加料金となることが示されています。この増加分への対策として、8市町村の中で4市町村、札幌市、江別市、石狩市、当別町が新電力から電気を購入しています。このうち、江別市も札幌市と同様に、今後、新電力からの購入量をふやすことで検討を進めていくようですが、1億3,000万円もの財政負担が市の財政に重くのしかかってくることを鑑みたとき、電気料金値上げへの対策について、市長の見解をお聞きしたいと思います。次に、地方創生についてお伺いいたします。この件につきましては、安倍政権が衆議院議員総選挙前にどうしても通したかった最重要法案であり、11月21日に地方創生関連の2法案が参議院本会議で成立したところであり、同日の衆議院本会議では解散が決まりました。今日まで、政府は、アベノミクスの効果を全国に波及させるための重点政策として、地方に活力を取り戻し、地域の就業機会を創出し、人口の減少に歯どめをかけることを狙いとした地方創生戦略を打ち出し、その策定に取りかかっているところでした。もともとこの地方の活性化については、バブル経済の中で、1988年から1989年にかけて、当時の竹下登政権時代にふるさと創生1億円事業として発案され、地方自治体がみずから主導する地域づくりということで創意工夫し、地域の振興を図る動きが各地で試みられた事業です。ただ、無計画に公共の施設を建設し、製作に費やしたと、無駄遣いの典型として批判を浴びた自治体もあり、当時、使い道に困った自治体の中には基金として扱ったところもあったようです。江別市においては、ふるさとふれあい推進基金の一部に充てられ、補助対象事業としてのイベント事業や人づくり等のソフト事業、建物や施設などのハード事業、さらに、本事業で設置した施設の修繕事業として、まちづくり活動を支援する目的でさまざまな事業に活用されてきております。このたびの地方創生に関して、その実現のため、政府はまち・ひと・しごと創生本部を設置し、総合戦略として5カ年計画を年内に策定するための検討に入っているところでした。提示された総合戦略中間報告の主な骨子の詳細は、雇用対策として総合戦略本部を都道府県に整備することや、全国の移住関連情報を紹介する全国移住促進センターの創設、また、自治体が柔軟に使える新交付金としての地方財政措置の検討も表明、さらに、幼児教育無償化や育児休業の拡充に取り組み、社会保障制度や税制の改革、地方分権についての理念や基本的な考え方を検討することなど、さらに、前段で質問しました中心市と周辺市町村が連携する定住自立圏の推進も含めた70の事業が政策パッケージの中に盛り込まれ、11月6日にはこの関連法案が衆議院本会議において可決されたところです。その中で、特に道内各地域等で深刻化する医療対策や商店街の振興策などが明示されていないことが出席議員から指摘されましたが、まだ策定段階で、今後、事業の追加や手直しを進めていくとの報告もあったようです。同時に、政府は、都道府県や市町村に対し、今後策定する国の総合戦略に基づき、2015年度中に5カ年の地方版総合戦略を策定するよう求めていく方針でありましたが、このたびの衆議院解散で、総合戦略と長期ビジョン等の策定や関連予算の編成は来年1月以降となる見通しであります。江別市としても、今から戦略を練り上げることは時期尚早であるとは思いますが、今年度からスタートした第6次総合計画との整合性も図っていかなければなりません。来春は統一地方選挙もあり、市長が再選を果たすことを前提として、この地方創生5カ年の地方版総合戦略についてお考えがあればお聞きしたいと思いますし、また、5カ年の地方版総合戦略策定の準備をする職員の体制は整っていらっしゃるのかをお聞きいたします。以上で一回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

島田議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、地方の人口流出と定住自立圏に関しまして、定住自立圏の果たす効果についてでありますが、総務省が定める定住自立圏構想において、定住自立圏の中心市として宣言するためには、人口が少なくとも4万人を超えていることのほか、昼夜間人口の比率が1以上という基準により、夜間よりも昼間の方が人口が多いという要件を満たしている必要があります。本年10月1日時点では、全国で97市82圏域、北海道では14市12圏域で定住自立圏を形成しており、市町村間の役割分担による生活機能の強化、市町村間の結びつきやネットワークの強化、圏域マネジメント能力の強化の、大きく三つの政策分野に分かれ、役割を分担し協力して取り組んでいるところであります。その効果といたしましては、本年3月に定住自立圏構想の今後のあり方に関する研究会が発表した最終報告書によりますと、二次・三次救急の広域医療体制の充実、診療情報共有のための地域医療連携システム整備などの医療連携の取り組みや、圏域内の地域公共交通網の再編、コミュニティーバスの運行等の地域公共交通の確保など、共通する地域課題の解決のため、特に生活基盤の確保の取り組みに効果があらわれているとされております。一方で、中心市への事務負担の偏りや事業の実施方法、圏域での費用負担などについて指摘されており、課題があるものと考えております。次に、江別市において定住自立圏制度を進めることについてでありますが、定住自立圏の中心市として宣言するための要件のうち、昼夜間人口の比率が当市は0.89と、1に満たないため、定住自立圏の中心市には該当しないところであります。一方で、人口減少への対応や交流人口の増加策など地域課題の解決のためには周辺市町村との連携が重要と考えており、札幌圏域の8市町村で札幌広域圏組合を構成し、情報発信や観光振興、人材・文化交流等の広域連携事業に取り組んでいるところであります。また、南空知4町との医療連携や石狩振興局管内の消防救急デジタル無線の共同運用、廃棄物処理に係る新篠津村への協力、札幌市厚別区及び北広島市との近隣市交流事業などにつきましても連携して取り組んでいるところであります。いずれにいたしましても、圏域の地域資源を生かして、互いに補完し合いながら地域のニーズに応えていくことは人口減少下におけるまちづくりのために重要であると認識しておりますことから、今後とも、他の自治体や圏域の取り組みを参考にしまして、常に広域連携が可能な事業かどうかを意識しながら各種事業に取り組んでまいりたいと考えております。次に、地方創生に関連しまして、5カ年計画である地方版総合戦略の考え方についてでありますが、高橋議員、坂下議員の一般質問にお答え申し上げましたとおり、国が進めている地方創生につきましては、平成26年9月3日付で、首相官邸にまち・ひと・しごと創生本部が設置され、人口減少への対応や東京圏への人口の過度の集中を是正し、将来にわたって活力ある社会を維持することを目的とした、まち・ひと・しごと創生法がさきの臨時国会において成立したところであります。御質問の地方版総合戦略につきましては、創生法第10条において、政府や都道府県が定める総合戦略を勘案した、市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定を努力義務として規定しているところであります。政府が定める総合戦略は、11月6日に創生本部が作成した骨子案が公表されたところであり、詳細は不明でありますが、人口減少への対応は最重要課題と考えておりますことから、今後策定される国や北海道、他の自治体の内容を注視しながら、江別市としての総合戦略の内容を検討しなければならないものと考えております。その取り組みの例といたしましては、若い世代を定着させるための大学の協力による人材育成や、子育て応援の充実による女性の就労支援のほか、豊かな農産物と大学の知的資源を生かした食品の高付加価値化などが考えられるところであります。いずれにいたしましても、江別市の特色を生かした戦略を意識して、国の進める地方創生に遅滞なく取り組んでまいりたいと考えております。次に、地方版総合戦略を策定する職員の体制についてでありますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、総合戦略については創生本部が作成した骨子案が示されたばかりであり、現時点におきましては情報収集を行っているところでありますが、複数部局での対応が必要と想定され、組織横断的な対応が必要と考えております。このため、来年1月以降に示される国の総合戦略を受けた北海道の地方版総合戦略の動向を注視しながら、必要な職員体制について検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)

私から、島田議員の一般質問、市外居住市職員の市内定住についてほか、御答弁申し上げます。初めに、市外居住職員の住民税や通勤手当に係る財政への影響についてでありますが、江別市職員のうち、平成25年度、医療職を除く市外に居住している課税対象職員173人の市・町民税の総額は約2,400万円でありますが、一方、市内に居住している札幌市職員のうち、特別徴収による市民税の江別市への納税状況は、件数で約350人、金額では約8,500万円となっております。札幌市に隣接している各自治体におきましては、相互に財政への影響はあるものと認識しております。次に、市外居住職員への今後の対応についてでありますが、職員が市内に居住することは災害時の初動体制の確立などからも望ましいことと認識しております。一度住宅を取得すると、その後の転居は困難になりますので、採用試験に当たりまして、平成25年は求める人材として、平成26年には受験資格として、市内に居住可能な方と試験案内に記載して募集し、さらに、採用ガイダンスなどでも働きかけを行い、市内居住の意識を高めてきたところであります。いずれにいたしましても、職員には可能な限り市内に住もうという意識を浸透させたいと考えておりますので、機会を捉えて市内居住の働きかけを行ってまいりたいと考えております。次に、再生可能エネルギー関連で、電気料金値上げによる市の負担額の増加分への対策についてでございますが、市有施設の節電及び経費の節減対策につきましては、環境負荷の軽減や省エネルギーの観点に加え、北海道の電力事情を考慮しながら、各種の施策を進めてきたところであります。これまで、公共街路灯や施設照明のLED化を初め、学校の耐震改築や新栄団地の建てかえにあわせて太陽光パネルを設置または計画するとともに、平成24年度からは、指定管理施設等を含めた市有施設で夏季及び冬季における節電目標を定め、退庁時及び未使用時の照明及び電子機器などの消灯及び電源オフを初め、ウオームビズの励行などの取り組みにより効果を上げており、この冬におきましても、12月から来年3月までの4カ月間で、平成22年度同期間と比較しマイナス6%以上の節電目標の達成に向けた取り組みを実施するものであります。また、新電力の購入・使用につきましても、対象となる高圧受電施設のうち市本庁舎や小・中学校のほか公民館及び体育館など、特定規模電気事業者との協議により、使用可能な施設につきましては既に実施しているところであります。今回の電気料金値上げによる影響額の試算では、指定管理施設等も含めた市有施設全体で、年間約1億3,000万円となり、市の財政にとっても大きな影響があるものと考えておりますが、節電等による経費の縮減については、今ほど御答弁申し上げましたとおり、既に取り組んでいるところであり、今後におきましても各施設での節電を小まめに実施するとともに、公共街路灯や施設照明のLED化のほか、太陽光パネルの活用などにより、電気料金の値上げの影響をできるだけ抑えてまいりたいと考えております。私からは以上です。

答弁 総務部調整監 渡辺喜昌(総務部調整監は2014年12月まで)

私から、市外居住市職員の市内定住についてのうち、市外居住職員の通勤による防災対策への影響について御答弁申し上げます。市の地域防災計画では、災害予防や応急対策を速やかに実施するため、配備基準に則して必要な体制をとることが規定されており、その上で、迅速な災害対応を行うための初期段階の職員配備としましては、短時間で登庁できる職員の配置を考慮の上、体制を組むこととしているところであります。しかしながら、地震や雪害など交通手段が途絶するほどの大災害が発生した場合の職員の配備につきましては、市外居住職員の参集に影響が出るものと考えております。そのため、過去に夏冬2回、職員参集訓練を実施したほか、昨年11月には近隣の厚別区森林公園町内会の住民と江別市民による避難所運営訓練を実施し、その中で、厚別区在住の江別市職員が参加し、避難所への誘導や連絡調整、避難所運営等への支援などに取り組んだところであります。今後におきましては、これらの訓練による結果を参考にしながら、課題となっている職員の参集、配置場所や参集できない場合などの臨機な対応方法について十分検討してまいりたいと考えております。私からは以上です。

答弁 生活環境部長 後藤好人(生活環境部長は2015年6月まで)

私から、再生可能エネルギーに対する江別市の取り組みと電気料金値上げへの対策についての御質問のうち、再生可能エネルギーに対する取り組みについて御答弁申し上げます。市の再生可能エネルギーに対する取り組みは、浄化センターの消化ガスや環境クリーンセンターの排熱を利用した発電に始まり、平成21年度には、積雪寒冷地における太陽光発電の普及の可能性を探るため、経済産業省の実証実験に取り組んでまいりました。その後、平成22年度には、再生可能エネルギー及び省エネルギー設備等を積極的に導入するため、国への政策提案を目的としたアクションプランを作成し、野幌駅北口広場への地中熱ヒートポンプ式ロードヒーティングや新栄団地への太陽光発電システムなど、再生可能エネルギーの導入のみならず、LED照明の導入、サイクルシェアリングの試みなど、総合的な環境負荷の低減の取り組みを進めてきたところであります。さらには、環境クリーンセンター敷地、環境事務所敷地の市有地2カ所への大規模太陽光発電所の誘致、学校施設改築時の太陽光発電の導入に取り組んできたほか、事業者、市民に対しても、環境経営普及セミナーや市民環境講座など、さまざまな機会を通じて再生可能エネルギーの導入や利用促進のための情報提供等を行ってきたところであります。また、民間事業者におきましても再生可能エネルギー推進の取り組みが進み、来年7月には間伐材を燃料とする木質バイオマス発電が稼働する予定であり、その発電見込み量は一般家庭約4万世帯分の電力量に相当し、市全体の家庭向け年間電力量の約7割を賄える規模となっております。市内において、大規模太陽光発電、木質バイオマス発電、家畜ふん尿を活用したバイオマス発電など、再生可能エネルギーを活用した発電が相次いで行われることになり、今後においても民間事業者による再生可能エネルギーの推進に大いに期待しているところであります。市といたしましては、こうした取り組みを今後も推進すべきとの考えに基づき、えべつ未来づくりビジョンのまちづくり政策、江別市環境管理計画後期推進計画に再生可能エネルギーの推進を掲げているところであり、公共施設への再生可能エネルギーの導入や環境負荷の低減・効果的なエネルギーの活用など、環境に配慮したまちづくりを推進してまいります。私からは以上でございます。

答弁 病院事務長 吉岡和彦(病院事務長は2019年3月まで)

続きまして、私から市立病院経営健全化計画の目標設定の考え方に関する御質問について御答弁申し上げます。経営健全化計画は平成20年度から3カ年を計画期間とし、収支の進捗状況などを踏まえ、平成23年度からを2期目として策定し、さらに、平成26年第1回定例会の予算特別委員会において御論議いただき、平成26年度から3期目となる計画を策定したところでありまして、不良債務の解消につきましては、従前の年次から1年延長した平成27年度とする協議を進めているところであります。そこで、計画の目標設定についての考え方でありますが、国に対して提出いたしました公立病院改革プランとの整合性を図ることを念頭に、前年度までの予算・決算の推移を踏まえ、診療報酬改定などによる収益構造や医師の転入出等による診療体制の変化なども勘案して、3カ年にわたる収支の見通しを試算し、不良債務を解消するため、最善の努力を前提に計画を策定しております。この間、市立病院では総合内科医の臨床研修拠点である強みを生かした南幌町への医師の派遣や、医療連携協議による南空知地域の公的医療機関からの紹介患者の受け入れ、通院が困難な患者さんに対応した在宅診療など、収益の向上を図ると同時に経費の抑制に努めてきたところであります。一般会計繰入金の増加要因につきましては、平成21年度及び平成22年度に限り不良債務解消補助金を繰り入れし、平成21年度からは、新たに公立病院特例債の償還元利金の項目を設けたほか、従前からの項目について、救急医療確保経費や医師確保経費などの算定額が増加となっているものです。さらに、平成26年度は、今後の医療政策として、在宅診療、地域医療連携、総合内科医養成の項目を追加していることが、公立病院改革プラン策定時の繰入額との乖離の要因となっているものであります。今年度は当初より収益が計画を下回る状況が続いていることから、毎月の医師会議や、臨時に各診療科の主任部長医師会議を開催し、厳しい経営状況の説明とともに収益の確保と経費の縮減について協力を要請したところであります。今後の経営につきましては、さらなる病院独自の努力が必要な状況であると認識しており、経営状況を適切に踏まえた上で、不良債務の解消に向け引き続き努力してまいります。以上であります。

出典:江別市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる