江別市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月5日
(1)女性の活躍推進について/(2)学校図書館の整備について/(3)特認校制度、特別支援教育について/(4)江別版リバースモーゲージについて
2014年12月5日、江別市議会の一般質問で、相馬芳佳議員が「女性の活躍推進について」「学校図書館の整備について」「特認校制度、特別支援教育について」「江別版リバースモーゲージについて」について質問し、市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、健康福祉部長 真屋淳子、教育長 月田健二、教育部長 斉藤俊彦が答弁しました。
- 質問者
- 相馬芳佳 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、健康福祉部長 真屋淳子、教育長 月田健二、教育部長 斉藤俊彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 相馬芳佳
議長のお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問いたします。件名1、女性の活躍推進について、女性の力を生かすことについて江別市はどう捉えるか、市長のお考えをお伺いいたします。本年10月、政府はすべての女性が輝く社会づくり本部を設置し、職場や家庭、地域において女性の活躍を支援する政策パッケージをまとめました。その中で、具体的な対策として、女性の再就職や管理職への登用のほか、子育て・介護、健康や安全な暮らしなどを包括的に支援していくとしていました。母子保健コーディネーターの配置、支援拠点の充実、子育て支援員を認定する仕組みの創設、企業のためのノウハウの環境整備、健康相談支援の充実、女性の支援情報を一元的に提供するポータルサイトの開設も盛り込もうとしていました。しかし、女性活躍推進法案は廃案になりました。法案は企業や自治体に女性登用の数値目標と公表を義務づけることを柱としておりました。女性を初めとする多様な人々が参画する機会を確保することは、社会のルール等を意思決定し、これらを実施する政治・行政分野において、意思を公平・公正に反映させ、ともに責任を担うとともに、均等に利益を受けることができる社会の実現という民主主義の要請であり、バランスのとれた質の高い行政サービスの実現にもつながると言われています。しかし、実際には、能力の評価基準が必ずしも客観的であるとは限らないし、固定的性別役割分担意識が根強く残っていることなどによる要素も考慮されていることがあります。また、時間制約のある人は評価されづらい面も否めません。ロールモデル、具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象となる人材の不足による孤立・不安や長時間労働を前提とした勤務に対するちゅうちょなどから、私たち女性自身も指導的地位につくことを敬遠する場合があるのも経験してまいりました。固定的な性別による男女の役割分担意識や過去の経緯から、営業職に女性はほとんどいない、課長以上の管理職は男性が大半を占めている等の差が男女労働者の間に生じている場合、このような差を解消しようと個々の企業が行う自主的かつ積極的な取り組みをポジティブ・アクションと言います。ポジティブ・アクションによって採用・登用されることに対して、いわゆる劣性の烙印を表明していると考え、本来の能力による登用なのか不信を抱く女性もいる場合があります。しかし、ポジティブ・アクションによって女性が指導的地位につくことは、当該の女性本人にとってメリットがあるだけでなく、固定的性別役割分担意識の解消が進むなど、社会全体にとってもメリットがあることをアピールする必要があると考えます。項目1、このポジティブ・アクションについて市長はどのようにお考えですか。お伺いいたします。現実問題として、人口減少の大問題解決に向かい、高齢社会の中で女性が働き、先進国並みに労働力として機能するようになれば、労働人口の減少を緩和させることが可能であると考えられています。その問題を考えることが必要な時代ともなりました。さらに、単に労働力だけでなく、あらゆる分野で女性の力を発揮していくことが日本再建を大きく進めるとの観点から、公明党は女性の元気応援プランを提案しました。項目2、2020年までに指導的地位にある女性が占める割合を30%に引き上げるとの政府目標について、市長はどのようにお考えですか。項目3、子育てと仕事、介護と仕事の両立への育児・介護休業制度についてどのようにお考えですか。お伺いいたします。項目4、第1子出産を機に離職する女性、介護のために離職した職員について、江別市の現状についてお伺いいたします。ライフスタイルの多様化は、子育てしながら活躍する女性がふえていること、離婚するケースもふえていること、また、働き方のスタイルとして、継続就業のほか、一旦退職した後の再就職や起業など選択肢が複線化していることに代表されますが、項目5、当市ではこのようなライフスタイルの多様化について、どのような施策を進めていくお考えか、お聞かせください。日本は月60時間以上残業する人の割合が世界で最も高いが、1人当たりの生産性は低い。長時間労働は鬱病などの精神疾患にもつながり、若い社員は婚活もできず、団塊ジュニア世代の介護離職が深刻化する。逆に、8時間以内で終業できれば社員は健康で、婚活もでき、優秀な人材が集まり、生産性も高まる。介護や育児とも両立できると、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵社長が国会の公聴会で示しているとありました。女性が輝く社会とは、男性も輝く社会になるのではないでしょうか。安心して子供を産み、育てられる社会のため、切れ目のない地域での子育て支援の構築に向け、2014年度、厚生労働省は妊娠・出産包括支援モデル事業を28自治体で実施し、2015年度の概算要求では150自治体分の予算を目指しているとあります。モデル事業の一つに、千葉県浦安市は子育て支援のケアマネジャーを独自に認定し、全ての子育て家庭を対象にして、妊娠届の提出時や出産前後、子供の1歳の誕生日前後などにケアマネジャーと保健師が保護者と一緒に子育てケアプランを作成しています。項目6、このようなモデル事業の研修や取り組みについてのお考えをお聞かせください。次に、件名2、学校図書館の整備についてお伺いいたします。いつでも司書のいる図書館を目指すが、私の訴えたいことです。子供たちと本をつなぐ機会を一層広げていくためにお伺いいたします。文部科学省では、学校図書館への司書教諭等の配置状況や図書の整備状況、読書活動の状況等を調査しており、平成24年度学校図書館の現状に関する調査の結果が平成25年2月5日に発表されました。調査結果の概要では、(1)司書教諭を必ず置くこととされている12学級以上の学校での発令状況は、小・中学校ではそれぞれ99.6%、98.4%であり、前回とほぼ同値。(2)学校図書館担当職員を配置している学校の割合は、小・中学校ではそれぞれ47.8%、48.2%であり、前回より増加。(3)学校図書館図書標準を達成している学校の割合は小・中学校でそれぞれ56.8%、47.5%であり、増加しているものの、その割合はいまだ十分ではない状況。(4)百科事典や図鑑などの共通教材の配備状況については、多くの小・中学校で配備されているものの、刊行後10年以上経過したものが全体の半数以上を占めている。(5)学校図書館に児童生徒が使用可能なコンピューターを整備している学校の割合は、小・中学校では4割に満たないが、高等学校では約7割である。(6)学校図書館に新聞を配備している学校の割合は、小・中学校でそれぞれ24.5%、19.0%であり、前回より増加している。(7)読書活動の状況については、多くの小・中学校において全校一斉の読書活動等が行われるなど、おおむね取り組みが進んでいるとあります。先日、市内の中学校の校長先生からお手紙をいただきました。毎朝、教室で生徒とともに朝読書をしております。わずか10分間ですが、静かで豊かな時間を過ごしております。大切にしたいと思いますとのことでした。子供のかばんの中に一冊本がある。それが日常になってほしいと願います。学校図書館には読書センターとしての機能と学習・情報センターとしての機能を果たし、学校教育の中核的な役割を担うことが期待され、特に児童生徒がみずから考え、主体的に判断し行動できる資質や能力などの生きる力を育むことが求められており、さまざまな学習活動を支援する機能を果たしていくことが求められています。項目1、子供の読書活動の推進のための学校図書館の機能強化についての取り組みをお伺いいたします。さらに、児童生徒が生き生きとした学校生活を送れるようにするため、また、児童生徒のストレスの高まりや生徒指導上の諸問題へ対応するため、自由な読書活動の場である学校図書館について、心の居場所としての機能をさらに充実させていくことが期待されています。項目2、この心の居場所としての機能について、どのようにお考えかお伺いいたします。また、学校図書館施設については、読書スペースの整備が進められるよう、新増築を行う際や余裕教室等を学校図書館に改修する際に国庫補助が行なわれています。これから新しくなります江別第一小学校や江別太小学校のように、増改築をする際の学校図書館の充実についてどのような配慮を考えられ実施をされたのか、お伺いいたします。項目3、学校図書館、コンピューター教室、普通教室、特別教室等を校内LANで接続し、学校内のどこにあっても学校内外のさまざまな情報資源にアクセスできる環境の整備についてはどのようにお考えですか。お伺いいたします。学校図書館の運営に当たっては、校長のリーダーシップのもと、司書教諭が中心となり、教員、学校図書館担当職員、ボランティア等の皆さんが連携・協力して、それぞれの立場から、学校図書館の機能の充実を図っていくことが重要であると考えられます。公立小・中学校に学校図書館担当職員を配置するための経費として、平成24年度から新たに単年度約150億円の地方交付税措置が講じられています。学校図書館の活性化を図り、児童生徒の読書活動を適切に支援するため、学校図書館担当職員のさらなる配置に努めるとともに、研修の実施など、学校図書館担当職員の資質・能力の向上を図るための取り組みを行うことが期待されています。項目4、学校図書館の活用を推進していくための人的配置については今後どのように推進していくおつもりですか。お伺いいたします。項目5、これからの学校図書館の整備について、どのようにお考えかお聞かせください。次に、私の今回の質問の大きな主題となります、件名3、特認校制度、特別支援教育についてお伺いいたします。項目1、江別市の特任校制度についてお伺いいたします。項目2、小規模特認校制度の指定に至った経緯についてお伺いいたします。項目3、実施に伴う体制づくりにおいて検討された点についてお伺いいたします。項目4、これまでの入学状況についてお聞かせください。項目5、この制度をPRするために、どのような方策をとられたのかお伺いいたします。項目6、遠方から通学する児童生徒に対しての支援措置は考えていらっしゃいますか。お伺いいたします。項目7、今後入学希望者が少なかった場合、将来的にこの学校をどのように運営していくお考えか、お伺いいたします。項目8、特認校の申請条件にある児童の身体的条件について、医師の診断書、さらに心身障がいがある場合の入学が認められない条件についてのお考えをお伺いいたします。項目9、今後の特別支援学級設置についての江別市の考え方をお伺いいたします。最後に、件名4、江別版リバースモーゲージ制度の創設についてお伺いいたします。岸本葉子著、四十でがんになってからを読みました。日本人の死因のトップで、2人に1人ががんになり、3人に1人が亡くなるのは多くの方が知る現実となりました。さらに、高齢化や未婚者の増加によりひとり暮らしがふえていることが日本の特徴です。約13%、8人に1人の人がひとり暮らしであり、特に65歳以上の高齢者についてもひとり暮らしがふえており、65歳以上人口に占める割合では、男性の10人に1人以上、女性の5人に1人以上がひとり暮らしという統計もあるそうです。著者の岸本さんは、将来の生活設計に、単身者の自分がこの先要介護状態になっても家族のケアは期待できない。それを考えて自宅を担保に評価額内で有償のケアを受けられるという高齢者施策のある自治体を選んだとあり、そういう選択もこれからの将来設計には組み込まれると知りました。以前に相談をお受けした例でも、お子さんのいない50代の御夫婦で、自宅・土地は財産としてあるが、預貯金や年金には不安があり、やはりがんによる長い闘病生活で仕事にも今後の治療にも大きな不安を抱えて、資産を担保にお金を借り、亡くなった後にその資産を市に物納できないかとのお話がありました。現在は、公的には、不動産担保型生活資金として、自己所有の不動産に将来にわたって住み続けることを希望する低所得の高齢者世帯に対し、その不動産を担保として生活資金の貸し付けを行う制度はあります。条件として、世帯構成員が原則全員65歳以上で、単身、もしくは夫婦のみ、もしくは夫婦の親との同居であること。世帯員の収入が市民税非課税世帯または均等割課税世帯の低所得世帯であること。借り入れ申込者が単独で所有している不動産に居住している世帯であること。賃借権等の利用権及び抵当権等の担保権が設定されていないこと。土地評価額がおおむね1,000万円以上の一戸建て住宅であること。原則として、全ての推定相続人の方から同意を得ることが必要。推定相続人の中の1人に連帯保証人を選定。相談から資金交付まで3カ月程度かかること。借受人が死亡した後、原則としてその自宅を売却して貸付金を返済。そのため、推定相続人は担保となる自宅を相続できない可能性があるとあります。項目1、この制度については、どのような利用実態があるか、お伺いいたします。項目2、周知方法についてはどのようにお考えですか。お伺いいたします。項目3、江別市版リバースモーゲージ制度の導入を求め、質問させていただきます。現在は一戸建てしか対象に認められていませんが、中心市街地のマンションで比較的新しい物件であれば、資産価値もあると思われます。また、毎年評価もしっかりしていけば、対象に加えることも可能だと思います。また、先ほどの御相談の例ですが、年齢要件の引き下げも検討できるのではないでしょうか。推定相続人の連帯保証が求められますが、義務化しないという考えもできると思います。さらには、低所得者向けの場合、自宅評価額がおおむね1,000万円以上となっておりますが、貸付限度は7割と変えずに、評価額は要保護世帯向けと同様に500万円程度等々引き下げることも可能だと思います。このように、潜在的な利用者が使いやすい制度となるよう、江別市版のリバースモーゲージ制度を制度設計し、導入してはいかがお伺いいたします。以上で、1回目の質問といたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
相馬議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、女性の活躍推進についてお答えしたいと思います。まず、ポジティブ・アクションについてでありますが、国では平成22年12月に策定しました第3次男女共同参画基本計画におきまして、根強い固定的性別役割分担意識などから、他の先進国に比べ、女性の社会参画が低い水準にあることを踏まえ、特に早急に対応すべき課題として、ポジティブ・アクションの推進を掲げております。計画の中では、ポジティブ・アクションについて、一般的には社会的・構造的な差別によって不利益をこうむっている者に対して、一定の範囲で特別の機会を提供することなどにより、実質的な機会均等を実現することを目的として講じる暫定的な措置と定義し、具体的には、2020年までに社会のあらゆる分野において、指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度とするという目標の達成に向け、実効性のある取り組みを進めることとしています。こうしたことを踏まえまして、平成26年度より新たに改定した江別市男女共同参画基本計画では、職場や政治、地域、教育等あらゆる分野において、政策や方針決定過程に男女が対等の立場で参画できることが重要と捉え、審議会等における女性委員の登用拡大に努めるとともに、市職員に対し、女性のキャリアアップを支援する体制を整え、職域による男女比の偏りの縮小に努めることとしてございます。ポジティブ・アクションにより女性に実質的な機会の平等を確保することは、政策や方針決定過程に多様な価値観の反映が期待できる一方、必要な人材をふさわしい場に登用することができなくなり、成果の低下や不公平感を招くことも懸念されることから、このようなことも十分考慮の上、進めていく必要があると考えております。次に、2020年までに指導的地位にある女性が占める割合を30%に上げることについてでありますが、国の第3次男女共同参画基本計画において、社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度とする目標が掲げられております。公務員につきましては、指導的地位というのは課長相当職以上の者と定義されており、現状を見ますと、当市における平成26年4月1日現在の一般行政職の管理職の女性割合は約5.9%となっております。管理職の登用に当たっては、性別にかかわらず能力の適正な評価によることが基本と考えておりますが、近年、職員に占める女性の割合が増加しておりますことから、女性の登用がふえていくものと期待しております。いずれにいたしましても、女性管理職の割合が高まるよう、長期的な視野に立った人材育成に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、ライフスタイルの多様化についてでありますが、市では、江別市男女共同参画基本計画に基づき、女性の結婚や出産、子育て、家事等さまざまな理由による就労や就業継続時の課題を解消するため、保育園の統合整備や待機児童解消対策、また、子育てひろばの充実などの子育て支援策を実施し、さらに、働きたい女性や起業を目指す女性に対する支援などを行い、仕事と子育て等々を両立できる環境の整備に努めてきております。また、計画では、男女がともに安心して暮らしていくためには、子育てや介護などの家庭における責任は男女がともに担い、支え合うものであるという認識を深め、仕事と家庭のバランスがとれた生活を送るための支援体制の充実が必要としております。このため、従来女性が主な担い手であった介護負担の低減のため、介護保険制度の活用を図るとともに、父親の子育て参加の促進や男性介護に関するセミナーの開催など、ワークライフバランスの考え方を啓発に含めているところでございます。いずれにいたしましても、今後もこうした取り組みにより、多様なライフスタイルに対応し、男女がともに、仕事と子育て等を両立できる環境の整備に努めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)
私から、女性の活躍推進についての御質問のうち、2件御答弁申し上げます。まず、育児・介護休業制度についての御質問でありますが、当市におきましては国家公務員の制度に準拠し、育児休業や介護休暇といった、子育てと仕事、介護と仕事の両立を支援するための制度を導入しております。これらの制度については、男性職員へも積極的に周知しており、女性に限らず職員が継続して働き続けられる環境をつくることは、市・職員双方にとりまして重要と認識しております。今後も、職場における仕事と家庭を適切に両立できるよう、制度の周知に努めてまいりたいと考えております。次に、出産や介護の理由により離職した職員の把握についてでありますが、ここ数年、本市においては出産や介護を理由として退職した職員はおりません。その他の理由による退職につきましては、保健師や保育士等の専門職については不足していることから、各部局において把握し、必要に応じて非常勤職員等への任用を行っておりますが、そのほかの職種につきましては把握していないところでございます。私からは以上であります。
答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)
私からは、女性の活躍推進についての御質問のうち、妊娠・出産包括支援モデル事業について及び江別版リバースモーゲージについて御答弁申し上げます。まず、妊娠・出産包括支援モデル事業についてでありますが、地域における切れ目のない妊娠・出産支援を強化するために、母子保健相談支援事業や助産師等による産前・産後サポート事業などを実施するこのモデル事業は有効な事業であると認識しております。市では、妊娠期から産後までの支援については、既にさまざまな事業を実施しており、まず、妊娠期については面接相談やマタニティスクール、両親学級の開催など、妊婦に対する支援を実施しております。次に、出産後においては、母子保健として、産婦及び新生児訪問、乳幼児健康診査、親子健康相談、発達健康診査などを実施しているほか、こんにちは赤ちゃん事業、ファミリーサポート事業、妊娠・出産に関する電話や来所の相談など、きめ細かな対応に努めているところであります。また、継続的な支援が必要な母子に対しては北海道の事業である保健医療連携システムを活用し、産科医療機関と連携を図るとともに、市内産科医療機関と合同研修会を開催するなど、相談支援者の資質の向上も図っております。市といたしましては、今後におきましても、妊娠・出産への支援に取り組んでいくとともに、さらなる充実を図るため、モデル事業の活用についても検討してまいりたいと考えております。次に、江別版リバースモーゲージについての質問のうち、不動産担保型生活資金についてでありますが、この制度は、厚生労働省の要綱に基づき、北海道社会福祉協議会が運営する生活福祉資金貸付制度の一つとして平成14年に創設されたもので、高齢者世帯に対し、居住用不動産を担保に年金型の融資を行い、借受人が死亡したときに担保不動産を処分して一括返済する制度であります。この貸付制度につきましては、貸付条件に合致する一定の居住用不動産を有する市民がその住居に住み続けることを希望する場合に、生活資金として活用できるため、その世帯を支援する制度として利用されているものと理解しております。この制度の利用に当たっては、江別市社会福祉協議会が窓口として利用希望者の相談を受け、北海道社会福祉協議会に申請等の手続を行うこととなっておりますが、江別市社会福祉協議会に確認しましたところ、不動産担保型生活資金における利用の実績はないと聞いております。次に、制度の周知方法についてでありますが、この貸付制度の実施主体である北海道社会福祉協議会において、パンフレットやホームページにより周知を図っているほか、江別市社会福祉協議会では、ホームページでの周知に加え、各種相談窓口において必要に応じ制度の紹介を行っているところであります。この制度は、北海道社会福祉協議会で実施し、江別市社会福祉協議会が窓口となっておりますことから、市といたしましては、江別市社会福祉協議会と連携を図りながら、生活資金に係る個別の相談の中で紹介するなど、周知に努めてまいります。次に、江別版リバースモーゲージ導入についてでありますが、この制度は個人の不動産の評価額をもとに、一定割合の資金を貸し付けする制度でありますことから、土地評価額の低い地域などにおいては十分な貸付額を確保することが難しい状況にあります。市といたしましては、このような状況の中、独自基準を設けて新たに制度を実施することは、現状においては困難と考えております。私からは以上であります。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
私から、特認校制度と特別支援教育について御答弁申し上げます。まず、特認校制度についてでありますが、特認校とは、従来の通学区域を残したままで、特定の学校について、通学区域に関係なく当該市町村内のどこからでも就学を認めるものであります。江別市では、野幌森林公園を背景に、心身の健康増進を図り体力づくりを目指すとともに自然に触れる中で豊かな人間性を培い、明るくのびのびとした特色ある教育を行うことを目的に、平成4年4月から野幌小学校を市内唯一の特認校として指定しております。次に、江別市の小規模特認校制度指定までの経緯についてでありますが、野幌小学校の児童数は、昭和36年の210人をピークに、その後減少が続き、平成元年には児童数37名、4学級の小規模複式校となっており、地元では児童数の増加は期待できず、野幌小学校の存続に不安を抱いておりました。このため、野幌小学校PTAはもとより野幌小学校区地域住民の総意により野幌小学校特認校開設促進期成会を設置し、平成元年12月に小規模校の解消策として、他の地域から児童が入学することが可能となる特認校制度の指定を受けるため、野幌小学校を特認校とする陳情を江別市議会に提出し、審議の結果、採択されております。採択を受け、平成3年8月の定例教育委員会議において、森林公園の自然を生かした特色ある教育活動と心身の健康・体力づくりに適した最適な環境であること、複式学級を解消し単式学級による授業の一貫性の確保と小集団教育効果の向上、さらには学校運営の安定化が期待できること、地域住民総意による要望があることなどから、野幌小学校を特認校とすることが承認され、平成4年4月から特認校に指定したところであります。次に、体制づくりにおいて検討された点についてでありますが、特認校指定の趣旨は野幌森林公園を活用し、自然に触れる中で豊かな人間性を培うことや、心身の健康増進、体力の向上を図ることであります。具体的には、特色ある教育活動に取り組むことを目標に、ふるさとを知る活動として土器の野焼き体験のほか、原始林を守り大切に育てるための体験的な学習としての愛林少年団活動や、原始林を探索し、全校で宿泊を伴う原始林スクールなどの野外活動、体力向上・健康増進のためのクロスカントリースキーなどを行うこととしております。このような活動を行うに当たり、教職員の配置については、特認校ということでの加配はしておらず、通常の学校と同様の基準により配置しております。そのため、他の学校にない独自の活動である愛林少年団活動には営林署や林業技師会の方から、土器の野焼き体験のときには江別土器の会の方から、それぞれ専門的な説明や技術の指導のために御協力をいただいております。次に、これまでの入学状況についてでありますが、特認校制度により通学した児童数は平成4年の制度開始時は6人で、翌年度以降、増加を続けていましたが、平成19年度の87人をピークにその後は減少しており、平成26年度は44人となっております。これに伴い、野幌小学校全体の児童数も平成19年度の111人をピークに減少し、現在は54人となっております。次に、特認校の周知方法についてでありますが、学校においては、市内の幼稚園や保育園にポスターの掲示を依頼しております。また、校長が幼稚園等の参観日等に出向き、園児の保護者に直接、特認校の教育内容等を説明するなどしております。教育委員会においては、ホームページでの周知を行うとともに、広報えべつ8月号にて特認校の教育内容と児童募集の案内を特集し、周知を行っております。さらに、毎年8月中旬ごろ、翌年4月に小学校に入学予定のお子さんがいる保護者に対して、特認校制度をお知らせする文書を郵送しております。教育委員会といたしましては、学校とも協力し、周知方法について他の方法も検討し、進めてまいりたいと考えております。次に、遠方からの通学者への支援措置についてでありますが、特認校への入学に際しては通学上の条件として、路線バス等の公共交通機関を利用することと条件を付して保護者に理解していただいており、特認校ということでの支援措置はしておりません。ただし、就学援助の認定世帯である場合には、片道の通学距離が小学校では4キロメートル以上の場合に、通学に利用する交通機関の旅客運賃相当額を支給しております。次に、入学希望者減少への対応についてでありますが、現在の野幌小学校の児童数は54人で、1年生と2年生が複式学級となっておりますが、平成3年の特認校の指定に際しては複式学級を解消し、1学年1学級を目指すとしております。教育委員会といたしましては、学校と連携・協力し、保護者の皆様に対し特認校の特色ある魅力的な教育内容等の周知に努めてまいりたいと考えております。次に、入学の身体的条件でありますが、特認校指定の趣旨は野幌森林公園を活用し、自然に触れる中で豊かな人間性を培うことや、心身の健康増進、体力の向上を図ることであり、具体的には愛林少年団活動や宿泊を伴う原始林スクールなどの野外活動、クロスカントリースキーなどの健康増進活動を行っております。また、正規の通学区域に基づく学校以外の学校に通学するため、交通機関を使い、通常より通学時間がかかることなどから、児童がこれらの活動に身体的に耐えられることが必要でありますし、野外活動においてもみずから危険を回避することも求められるところであります。このようなことから、特認校においては、一定の条件を付して認めているものであり、その条件の一つとして、心身に障がいのある場合には原則として入学を認めない取り扱いとしております。実際には、学校長からの意見書や医師の診断書等をもとに、それぞれのお子さんの障がいの内容や程度等を十分に勘案して入学の可否を決めております。次に、今後の特別支援学級設置についての考え方でありますが、特別支援学級の設置に当たっては、居住する地域の小・中学校に通えるよう配慮し、本人、保護者の希望を伺いながら対応を図ってきたところであります。新たに特別支援学級の設置をする際には、一人一人の教育的ニーズに応じた特別な指導や支援を行うための環境整備が必要であります。このことから、これまでは設置希望のある学校について、教室等の確保ができた場合に特別支援学級を設置してきております。今後におきましても、本人、保護者から設置の希望があれば、入学者の動向や余裕教室の状況等を踏まえながら、可能な限り特別支援学級の整備に努めてまいります。私からは以上でありますが、学校図書館の整備については教育部長から答弁いたします。
答弁 教育部長 斉藤俊彦(教育部長は2016年3月まで)
私から、学校図書館の整備につきまして、御答弁申し上げます。まず、学校図書館の機能強化への取り組みについてでありますが、学校図書館には自由な読書活動や読書指導の場である読書センターとしての機能や児童生徒の自発的、主体的な学習活動を支援するとともに、情報の収集・選択・活用能力を育成する学習・情報センターとしての機能があり、いずれも強化していくことが大切であると認識しております。江別市では、平成18年度から司書が学校を巡回し、購入図書の選定や情報図書館の資料の貸し出しなどの資料の充実や学校図書館内の環境整備、図書の読み聞かせや補修などのボランティア団体との連携を進めてまいりました。平成21年度から、蔵書率の向上のため、通常の図書購入予算のほかに、蔵書率の低い学校に追加で予算を配分し、蔵書率の向上と資料の充実に努めております。平成23年度から、図書の管理や検索をより迅速かつ省力化するため、学校図書館の図書のデータベース化を行っております。また、学校図書館の環境整備や図書の補修に係る経費について、学校に新たに予算を配分したり、新聞を配置したりするなど、学校図書館の資料の充実や機能の強化に取り組んできております。教育委員会といたしましては、学校教育における言語活動や探究的な活動、読書活動等の充実のため、今後も機能の強化に取り組んでまいりたいと考えております。次に、心の居場所としての機能についてでありますが、学校図書館は学級などの固定された人間関係から離れ、児童生徒がひとりで過ごしたり、異学年の児童生徒とのかかわりを持つことができる場となっており、児童生徒の校内における心の居場所としての機能も担っていると認識しております。学校図書館につきましては、昼休みや放課後などにおける利用となりますが、それ以外の時間においては学校が状況に応じて対応しております。次に、江別第一小学校等の増改築の際に学校図書館の充実についてどのような配慮を考え、実施したかについてでありますが、学校の改築に当たりましては、文部科学省の学校施設整備指針に基づき、整備を行っているところでございます。具体的には、江別第一小学校や江別第一中学校の改築におきましては、各教科における学習活動において効果的に調べ学習ができるよう、学校図書館とコンピューター教室を廊下あるいはメディアスペースを挟んで向かい合わせに配置するとともに、開放感を感じられるレイアウトにも配慮したところであります。また、江別太小学校では、図書館の地域開放にも配慮した設計となっております。今後、その他の学校を改築する場合におきましても、学校図書館が持つさまざまな機能に配慮して、工夫を行ってまいりたいと考えております。次に、校内LAN設置の環境整備についてでありますが、校内LANの設置により、パソコン教室だけでなく全ての教室においてインターネットを利用し、インターネット上の情報を教材として活用することや、オリジナル教材を学校のサーバーに登録して複数の先生で教材を共有し活用することができます。また、各種情報機器と連結することにより、授業では一斉指導や個別学習のほか、子供同士が教え合い学び合う協働的な学習を推進できるようになることから、校内LANは現在の情報化の時代において有効なものであると認識しております。教育委員会といたしましては、今年度、電子黒板を全ての普通学級に配置しており、インターネットと接続することによりインターネット上のデジタル教材を授業で活用することが可能となるなど、活用の幅が大きく広がるものと考えており、当面は改築校から順次整備していきたいと考えております。次に、今後の人的配置計画についてでございますが、従前から市町村の自主的な取り組みとして学校司書が配置されておりましたが、平成26年6月に学校図書館法の一部が改正され、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童または生徒及び教員による学校図書館の利用の一層の促進を図るため、専ら学校図書館の職務に従事する職員である学校司書を学校に置くように努めなければならないとされたところであります。江別市におきましては、平成18年度から司書による小・中学校への巡回を開始し、学校図書館の図書の分類や並べかえ、室内のレイアウトや本の紹介など児童生徒が利用しやすい環境を整備することや、とりわけ未整備だった蔵書のデータベース化の完了、総合的な学習などへの支援活動が充実されたことにより、学校からは高い評価をいただいております。教育委員会といたしましては、当面は現状の体制を維持しながら、学校司書の巡回の期間や時期などについて、より効果的となるよう努めるとともに、司書教諭や学校図書館ボランティア等と連携・協力をさらに進めてまいりたいと考えております。次に、今後の学校図書館の整備についてでありますが、学校図書館は自由な読書活動や読書指導の場である読書センターとしての機能や児童生徒の自発的・主体的な学習活動を支援するとともに、情報の収集・選択・活用能力を育成する学習・情報センターとしての機能があり、子供たちのあらゆる活動において、その果たす役割は大きく重要であると認識しております。教育委員会といたしましては、学校司書の巡回体制や校内LAN、その他の環境整備の充実もそれぞれ必要と考えているところであり、まずは図書の充実という観点から、引き続き蔵書率の向上に努めてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
再質問 相馬芳佳
それでは、再質問をさせていただきます。件名1、女性の活躍推進についての項目2、2020年までに指導的地位にある女性が占める割合を30%に上げることについて再質問をさせていただきます。スウェーデンで女性政策を考えるきっかけは、1960年代後半の高度経済成長期の労働力不足に始まり、当時の政府が子供を持つ女性の就労政策を打ち出したことから、職場と家庭での平等のあり方が課題となったことだそうです。その際の視点は、お金になる仕事とお金にならない家庭的責任を男女双方で担う、女性が就労するためには、家族の世話を愛情と引き離した機能と捉え、社会サービスをふやした社会へと変革する必要があるとしたとの考えがあるそうです。今回いただいた御答弁の中で、当市の一般行政職の管理職の女性割合は約5.9%とございました。また、職員に女性がふえてきているので、女性の管理職への登用がふえていくものと期待しているという言葉がございまして、これはいかがなものかと思い、再質問をさせていただきます。固定的な性別による男女の役割分担意識や過去の経緯から、あえてポジティブ・アクションをとるという考え方が生まれたと理解しております。どうするのか、判断が必要なときではないでしょうか。長期的な視野に立った人材育成とはどのようなことを指し示すのかもお伺いいたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。質問は2点あろうかと思います。1点目は、女性の登用がふえていくものと期待しているとの答弁の意味でございます。市役所では、近年、女性職員がふえてきております。我々が人材育成の環境を整備しまして、女性職員みずからが意欲を持って、市役所をリードしていくような活躍を期待しています。その結果、管理職への昇任がふえていくということでございまして、みずから仕事をするという意欲を持っていただきたいという期待のもとでの発言でございます。2点目でございますが、長期的な視野に立った人材育成でございます。女性に限ったわけではございませんが、人事異動に際しましては、窓口系、さらには事務系、企画系の各職場を経験しまして、幅広いスキルを身につけていただこうと考えて配慮しているところでございます。また、職員研修では、各職務階級によって必要な研修を実施しておりますが、産休・育休によって、特に女性職員にはそれを受けられない場合が出てきます。その場合には、復帰後に受講の機会を設けているほか、希望者には、通信教育によりまして、産休・育休期間中にも自己啓発・研さんができるようサポートしているところでございます。今後におきましても、こうした配慮のもとで人材育成に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 相馬芳佳
ありがとうございます。項目4の出産や介護の理由により離職した職員の把握については要望といたします。離職をする際の理由として、一身上の都合という形での文言として出てくる可能性もあると思います。ぜひとも、どうして離職をするのかということに対して、手厚いケアといいますか、サポートをしていただけるような職員体制もお願いしたいと思っております。次の再質問は件名3、特認校制度、特別支援教育についての項目1、特認校制度について、まずお伺いいたします。特認校指定から実に22年が経過いたしました。この特認校制度について、今後どのようなお考えをお持ちなのか、展望等も含めお伺いいたします。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。特認校制度について、今後どのような考えを持っているかとの御質問でございますが、平成4年の指定時から、特認校においては野幌原始林を活用した特色ある教育を行ってきており、現在も多くの子供たちが特認校制度を活用して通学しております。教育委員会といたしましては、特認校の特色ある魅力的な教育内容の周知に努め、今後も特認校制度を継続してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 相馬芳佳
項目7、入学希望者減少への対応について再質問いたします。1学年1学級を目指すとの御答弁でしたが、複式学級の解消を目的とした野幌小学校の存続がこれからの課題と考えてよろしいかどうか、お伺いいたします。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。野幌小学校での存続がこれからの課題であるのかとのお尋ねについてでありますが、先ほど、特認校指定までの経緯に触れて御答弁申し上げましたとおり、地域住民総意による要望が理由の一つになっていたことは事実であります。しかし、教育委員会といたしましては、教育的な効果を上げられる多様な学びの場を提供することが重要と考えており、そのために、野幌小学校における特認校制度では、自然に触れる中で豊かな人間性を培い、明るく伸び伸びとした特色ある魅力的な教育内容を今後も高めていくことが必要であると考えております。いずれにいたしましても、先ほど御答弁申し上げましたとおり、今後も特認校制度は維持していく考えであり、それにおいて教育効果をより高めるためには、複式学級よりも単式学級のほうが望ましいことから、引き続き制度の周知に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 相馬芳佳
ありがとうございます。項目8、入学の身体的条件について再質問をいたします。2013年の障害者差別解消法、さらに2014年の障害者権利条約の締結があります。教育の面で、今回、江別市のホームページで知らされる条件により、心身に障がいのある児童は、緑豊かな自然環境に恵まれ、伝統ある校風のもとに教育実践を行っている小規模校で、心身の健康増進を図り体力づくりを目指すとともに、自然に触れる中で豊かな人間性を培い、明るく伸び伸びとした特色ある教育を希望することはかなわないのかというふうに思ってしまうのではと危惧いたします。この条件について、いかがお考えか再度お伺いいたします。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。入学の身体的条件についてでありますが、国においては、平成26年1月の障害者権利条約の批准に先立ち、障がい者に対する施策の整備を行っており、その一つとして、平成25年6月に障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律を制定し、平成28年4月から施行することとしております。この法律では、障がいを理由とする差別の解消を推進し、全ての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的としており、その趣旨等については理解しているところであります。教育委員会といたしましては、子供たちの個別の教育的ニーズに対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みが教育上重要であると考えております。そのような多様な学びの場としては、通常の学級、特認校、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった区分があり、それは差別とは異なるものと認識しておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上であります。
再質問 相馬芳佳
御理解をいただきたいという答弁をいただきました。要望といたします。広く誰もが教育を受ける権利があるということが大前提だといったときに、通学のために1時間以上かかるお子さんがいるというのは野幌小学校の実際の要件だと理解をしております。ぜひとも入学の条件の文言については再検討をいただきたいと思います。校長先生やあるいは周りの方とよく相談をしてお決めになるということがあると思っておりますので、文言についての検討を、ぜひお願いしたいと思っております。最後の再質問、項目9、今後の特別支援学級の設置についてお伺いいたします。特別支援学級の設置については、3年前にも一度お伺いし、基本的には要望があれば設置していきたいということを確認させていただいております。今回も特別支援学級の設置については同様のお答えをいただきました。それでは、特認校についても考え方は同様と理解してよろしいかどうかお伺いいたします。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。特認校における特別支援学級設置についての考え方でありますが、教育委員会としては、障がいの有無にかかわらず、居住する地域の指定校区の小・中学校に通いたいとの本人、保護者の希望をできるだけかなえたいと考えております。そのようなことから、特認校におきましても、基本的には他の学校と同様に本人、保護者からの設置要望を受け、適切な教育を行うための教室等の環境が整備された場合は設置する考え方を持っております。ただし、野幌小学校につきましては、平成4年4月の特認校指定の際に複式学級を解消し、単式学級による授業の一貫性の確保と小集団教育効果の向上を理由の一つに掲げ、教育委員会の会議で議決した経緯があります。したがいまして、現在、普通教室が6教室しかない中では、特別支援学級の設置が困難な状況であることを御理解願いたいと思います。以上であります。
再々質問 相馬芳佳
再々質問をいたします。できるだけかなえたいという御答弁をいただきました。環境的に難しい面があるということは理解いたしますが、逆に、できるだけかなえたいという意思がおありになるのであれば、例えば野幌小学校の場合に、増改築、あるいはプレハブというような、新たに環境をつけ加えるという形でのお考えはないものか、 再々質問といたします。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
再々質問について御答弁申し上げます。増築して特別支援学級を設置する考えについての御質問でありますが、特別支援学級の設置はこれまでと同様に既存施設の活用を前提としており、現状では、特認校を含め、増築して設置する考えは持っていないところでありますので御理解願いたいと思います。