みんなの議会

江別市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日

(1)空き家防止策について/(2)ふるさと納税について/(3)契約・入札制度について/(4)ラウンドアバウト導入について/(5)就労支援について

2013年12月9日、江別市議会の一般質問で、宮川正子議員が「空き家防止策について」「ふるさと納税について」「契約・入札制度について」「ラウンドアバウト導入について」「就労支援について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 久田康由喜、総務部調整監 渡辺喜昌、企画政策部長 鈴木誠、経済部長 北川裕治、建設部長 西村晃一が答弁しました。

質問者
宮川正子 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 久田康由喜、総務部調整監 渡辺喜昌、企画政策部長 鈴木誠、経済部長 北川裕治、建設部長 西村晃一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 宮川正子

議長のお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問いたします。初めに、空き家防止策についてお伺いいたします。少子高齢化と核家族化が進む中、独居高齢者が増えており、その人の死後にその人の持家に住む人がいないなどの理由で空き家が増え続けています。空き家の問題に対しましては、ご相談が多くなってきています。今年も、スズメバチの巣がある。雑草が生い茂っている。誰も住んでいない家に学生が集まって騒いでいた。火事やごみなどの心配など、害虫、環境、消防、防犯と多岐にわたります。市にも相談したが、本来、民間対民間の問題であり、市でも勝手に害虫駆除などできないため、有効な手だてが打てない状況であり、何とかならないのかなどです。憲法上、私有財産権が保障されており、空き家といえども、所有者の承諾なく立ち入れば、刑法上、住宅侵入罪が成立します。今までの質問におけるご答弁も、空き家は個人の財産であり、行政による直接的な対応が困難な面を含んでいるとのことでした。しかし、実際に、空き家周辺のお宅は、倒れそうな鉄柱があって、不安でいたり、害虫の発生など、本当にお困りです。管理不全の空き家の発生原因は、所有者の不在や経済的に対応できないなどです。このようなことから、以前も質問いたしましたが、全国各地で空き家管理条例が制定されています。2013年10月までに、272の自治体で独自の空き家管理条例を制定しています。多くの自治体が、適正管理を求める条例として、市が所有者に対して指導、助言、勧告を行うことを規定しており、勧告に従わない場合は、住所や氏名を公表するなどの内容となっています。また、市民にも空き家に対する情報提供を求めています。条例制定後の効果として、行政として、条例制定前は所有者に適正管理のお願いしかできなかったが、制定後は条例に基づき適切な助言、指導等が可能になったこと。近隣住民として、窓口が一本化され、たらい回しがなくなったこと。条例制定により、所有者に管理意識向上のきっかけを与えることができるなどを挙げています。以前条例制定の例として挙げさせていただきました埼玉県所沢市では、市が今年8月1日まで行った助言・指導は302件、勧告は18件、命令は6件、空き家の撤去でさら地になったのは56件とのことです。これまで、氏名公表に至った例はないとのことです。市では、条例の効果は着実に上がっていると見ています。以上のことから質問いたします。空き家の管理条例は、市民の方々の安心・安全を確保するために有効だと思いますが、条例制定に対しての市長のお考えをお聞きいたします。次に、空き家の有効活用についてお伺いいたします。有効活用について、危険除去だけでなく、有効活用してまちの活性化につなげることが重要と考えます。厚生労働省の低所得・低資産高齢者の住まいと生活支援に関する調査検討委員会は、来年度、モデル事業で実施する地域善隣事業の骨子を9月に示しました。地域善隣事業の目的として、低所得・低資産である、社会的なつながりによる支援が乏しい等の理由により、地域での居住を継続することが困難である者に対して、居住の場の確保及び日常生活上の支援を行うことにより、これらの者ができるだけ安定的・継続的に地域生活を営むことができるよう支援することを目的とするとして、空き家等の既存資源を活用して住まいを確保し、支援を届けるとともに、入居者同士や地域住民等との互助の構築を目指すとしています。主に一人暮らしの中低所得者の利用を念頭に検討しているとのことです。神奈川県横須賀市では、昨年、県立保健福祉大学と協働で、空き家や高齢者の多い地区をモデル地区として、空き家を有効活用しながら高齢者の生活支援を行っています。1棟の空き家を2人でシェアします。市の支援策は、空き家を提供していただいた大家にリフォーム費用の3分の2、上限100万円を助成。居住する学生には1棟当たり補助金1万円を家賃助成します。家主は、2人分の家賃2万円と市から、計3万円の収入を毎月得ることができます。モデル地区となるところは買物が不便で自動車も入れないことから、空き家が急激に増加。学生たちが格安で住む条件として、高齢者の資源ごみ出しの手伝いや地域の清掃など、軽作業のボランティア活動を行っているそうです。期待される効果として、高齢者の生活改善、大学に住宅を提供することで高齢者と若者の交流の輪が広がり、地域活性化も期待されています。また、学生への地域福祉実践の提供などを挙げています。大学としては、安く居住できること、また、教育効果として、核家族化が進み、高齢者と同居していない学生が多い中で、高齢者をどのように支援すればよいかを学生のうちから経験できることに大きな意味があるとしています。このように、空き家をシェアし、有効活用して、地域の活性化に取り組んでいます。以上のことから質問いたします。是非江別市も取り組んではと思いますが、空き家をシェアハウスとして有効活用することについて、市長のお考えをお聞きいたします。続きまして、ふるさと納税についてお伺いいたします。インターネットを見ると、今、ふるさと納税が熱い。ふるさと納税ランキングなどが掲載されています。最近、情報番組でも数多く取り上げられています。ふるさと納税の制度を利用して、各地の名産品を取り寄せています。たまたま見ていた情報番組で、ふるさと納税全国トップの米子市から届いた記念品をうれしそうに開けている主婦の方が映っていました。米子市では、3,000円のふるさと納税で6,000円相当の特産品がもらえます。米子市民体験パックと書かれた箱の中身は、くり入りどら焼き、海鮮居酒屋のお食事券、米子にある観光スポットの入場券、温泉入浴券、ご当地キャラの携帯ストラップ、ささ炭洗顔石鹸などなどぎっしりと詰まっています。3,000円以上でこれだけの記念品は本当にお得感があります。でも、なぜこんなことができるのかと思いました。それは地元企業からの無償提供だそうです。米子市では、ふるさと納税制度のために地元企業とタイアップして、無償で商品やサービスなどを提供してもらっているとのことです。提供する企業にとっても、市を通して全国に広告宣伝できるだけでなく、リピート注文への期待ができるとのことで、市が負担するのは送料のみで、市にも地元企業にも、そしてふるさと納税者にもメリットがあります。米子市の担当者によると、ふるさと納税本来の客体である地元出身者より、米子市と関係のない方に多くの目を向けていただいています。これは、財政難の自治体にとって、やればやるほど新規財源、特産品のPR、観光客誘致などの効果がある取り組みであると思っていますとお話しされていました。米子市では、2008年度で134件、1,067万円、2009年度で868件、1,815万円、少し飛んで2012年度で7,201人から8,905万8,000円余り、人数は前年度の2.6倍、金額は2.3倍とのことです。以上のことから質問いたします。1点目として、江別市へのふるさと納税、過去3年間の件数と金額、また、今までの取り組み状況をお聞きいたします。2点目として、江別市民による他の自治体へのふるさと納税の影響をお聞きいたします。3点目として、江別市にも他市にはない魅力ある施設、魅力ある食べ物、新鮮な農作物があります。ふるさと納税で江別市の魅力を発信し、全国の人に江別市を知っていただき応援していただくために、取り組みとして、地元企業や農業者の方などとコラボする。そのようなことも、市の経済効果、シティセールスにつながると思いますが、お考えをお伺いいたします。次に、契約・入札制度についてお伺いいたします。建設業では、就業環境の悪化から、若年労働者が減少し高齢化が進んでいるとのことです。厚生労働省によると、建設業における24歳以下の新規就業者の割合は、平成21年に16.1%、平成14年度より5.5ポイントも低下して、55歳以上の就業者の割合は3割強を占めているとのことです。その原因の一つとして、社会保険未加入の問題があるとのことで、その対策として、国土交通省は年金や医療、雇用の社会保険に加入していない建設業者を公共工事の下請から排除するガイドラインを定め、平成29年度4月から適用するとしています。平成29年度からは、保険未加入企業と契約せず、未加入の作業員の現場入場を認めないとありますが、1点目として、江別市として社会保険、労働保険の加入状況はどのように確認をするのか、このガイドラインへの対応をお聞きいたします。次に、総合評価落札方式についてお伺いいたします。江別市において平成22年度より試行的に導入しているとのことですが、総合評価落札方式は、価格以外の要素を含めた総合的観点から判断して、契約相手を選択するとのことです。江別市では、項目として、企業の施工能力、配置予定技術者、市独自の地域貢献度を設けているとのことです。この制度により、適正な価格と品質確保の両立が図られています。他市の状況を見ますと、項目として、環境への配慮、障がい者雇用や男女共同参画などを設けています。 平成22年度に行われた当会派の一般質問で、今後、評価基準や評価点数を見直すことについての質問があり、この質問は、項目の地域貢献の配点についてでしたが、ご答弁として、今後、評価項目や評価点においては必要に応じて見直しを行っていくとありました。価格点と非価格点の配点次第で、ダンピングして価格を低くしても結果として落札できないため、ダンピングの問題への対応としても、総合評価入札は有効と考えられています。しかし、契約全体の中で占める比率は全国的に見ても大変少なく、江別市において現在9件とのことです。 総合評価方式は、地方自治法施行令に、価格、その他の条件が当該普通地方公共団体にとって最も有利なものと規定されています。それは地域にとって有利なものと思います。以上のことから質問いたします。2点目として、その評価項目や評価点の見直しは、今まで検討されたことがあるのでしょうか。お伺いいたします。3点目として、平成19年9月議会におきまして、障がいのある方を雇用している企業への優遇制度導入について質問いたしました。ご答弁として、当市の実情に合った方策を研究してまいりたいとのことでしたが、項目として、障がい者雇用でご努力されているところを加点評価してはいかがでしょうか。また、国土交通省の調査によると、平成7年から平成22年の15年間で、大工は47.8%、土木工は44.2%減少しています。建設業の入職率は低下傾向にあり、24歳以下の若年の入職率は製造業と比較して低く、深刻な人材不足の影響が出ております。真面目に人材育成を行う企業が不利にならないよう、社会保険加入や若者の育成に取り組んでいる企業にも加点評価してはいかがでしょうか。お伺いいたします。また、4点目として、総合評価入札を今後増やすお考えはあるのかどうかお聞きいたします。次に、変動型最低制限価格制度の導入についてお伺いいたします。この制度は、実際の入札価格に基づいて算出した額を最低制限価格に設定し、市場において変動する実勢価格を入札制度に反映することによって、過度に低価格な入札を排除するとともに自由な競争の促進を図り、もって競争入札の適正化と契約の内容に適合した履行の確保を目的としています。この制度は、既に全国多くの自治体で導入しております。5点目として、江別市においてもこの制度を導入してはいかがでしょうか。この制度についてのお考えをお聞きいたします。次に、ラウンドアバウト導入についてお伺いいたします。ラウンドアバウトとは、交差点の中央に円形地帯を設け、車が交差点内を時計回りの一方通行で走行する仕組みです。円形地帯の環状道路を走る車が優先され、車は左折してそれぞれの目的の道路に流出します。侵入時の安全確認は右側のみで済みます。環状道路を走行する車両に優先権があることが最大の特徴であり、環状道路の交通量は信号機や一時停止などにより中断されません。交差点に入る際は、一時停止や減速が求められます。小回りの円形地帯を走行するには徐行する必要があるため、事故抑制につながり、正面衝突による大事故の危険性も軽減されます。信号機が不要のため、意味なく待たされることがなくなります。信号機がなくなり、設置費用、電気代など道路の維持管理費が安くなります。英国やアメリカなど欧米を中心に広く普及が進み、事故抑制に大きな成果を上げているそうです。日本でも、震災など災害時に停電が発生しても、信号機が使えないことによる交通網の混乱の心配をする必要がないことから、その利点に注目し、実証実験も行われています。長野県飯田市では、2013年2月より、日本初の試みとして、従来設置されていた信号機を撤去した上で、ラウンドアバウトとして運用を開始しています。日本では、もともと交差点の形式としてラウンドアバウトを想定していなかったため、交差点として解釈できなかったそうです。このため、2013年6月には道路交通法が改正され、ラウンドアバウトが環状交差点として位置付けられたとのことです。飯田市で、実際に車に乗り走行いたしました。慣れているからとは思いますが、スムーズに車が流れていました。交差点に信号機がないことで景観もいいです。そして、信号機があれば、どんなに車の通らない時間帯であろうが信号機は点滅しなければなりませんが、その必要もなく、大変エコなことだと思いました。国内で20万基に及ぶ信号機の維持管理費は、予算的にもままならない状況になっており、新たな交差点形態として、そういう意味でも検討されつつあります。何より、江別市において、市民の方から、交差点に信号機設置のご要望は大変多いです。予算がなく、皆さんのご要望にはお応えしたいのですが、北海道における信号機の設置台数には限りがありますと北海道から言われます。市民の皆様からいただいている信号機設置要望の何箇所かは、このラウンドアバウトでもいいのではと思うところです。国も検証を始めていますが、事故防止にもなり、震災対策にもなり、環境にも良い、信号機のない円形交差点ラウンドアバウト、江別市においても是非導入を検討してはいかがでしょうか。お考えをお聞きいたします。次に、就労支援についてお伺いいたします。政府は、ハローワークに寄せられる求人情報を、来年から、希望する市町村に提供する方針を決めました。労働市場全体としてマッチング機能を強化するために、国・地方の連携を更に強化するとともに、全国ネットワークの求人情報を地方自治体に提供することにより地方自治体が行う独自の雇用対策を更に充実するために、環境を整備していくとしています。年間900万人分のデータを共有することで、自治体の職業紹介能力を高め、雇用の拡大につなげる。住民は、身近な役所で就労支援を受けられるようになります。現在、職業紹介をしているのは約200自治体で、地方企業を中心に独自の求人情報を集めているとのことですが、ハローワークに比べ件数が少ない状況です。市においても、生活保護受給者等に、無料求人情報誌や新聞などで相談者に情報提供したり、ハローワークに同行したりして支援しているとのことですが、ハローワークの求人情報を希望すると、就職先を幅広く紹介できます。自治体の追加費用は、インターネット回線を通じて厚生労働省からデータを受け取る方式を取れば、経費は掛からないとのことです。求職者が情報を自由に検索できるハローワークと同様の端末を役所の中に設置する場合でも、国が新システムを導入する2015年9月以降なら、1台30万円の初期費用で済むとのことです。ハローワークの求人情報を活用すれば、より的確でスピーディーな就労支援ができます。市としての、ハローワーク求人情報のオンライン提供による就労支援の対応をお聞きいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

宮川議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、ふるさと納税についてお答えしたいと思います。まず、ふるさと納税のこれまでの取り組みについてでありますが、ふるさと納税は、平成20年4月の地方税法等の改正により、ふるさとなどの自治体に寄附した場合に、個人住民税・所得税から控除されることで、本来納税すべき自治体に納税したと同じ効果を生む制度でございます。そこで、江別市の過去3年間の実績につきましては、平成22年度は11件で434万4,000円、平成23年度は13件で103万円、平成24年度は21件で109万6,900円となっております。また、これまでの取り組みにつきましては、パンフレットの外、広報えべつや市のホームページで制度のPRを行い、ふるさと納税をしていただいた方には礼状をお送りするとともに、江別観光協会などで販売している江別のカレンダーを年末にお送りいたしているところであります。次に、市民による他市へのふるさと納税の影響についてでありますが、ふるさと納税として地方自治体へ寄附した場合には、その金額の2,000円を超えた額が、その年分の所得税と翌年度分の個人住民税から、確定申告をすることにより、寄附金控除されることになっております。ふるさと納税をされた方の中には確定申告をされない方もおられますことから、全てを把握できる状況ではありませんが、税務統計上の調査によりますと、平成24年分の江別市民のふるさと納税は、76人の方が当市と他の自治体に寄附されており、その金額は399万3,000円でございます。次に、ふるさと納税者に対する地元企業や農業者とコラボしたシティセールスについてでありますが、近年、ふるさと納税に対するお礼としまして、その地方の特産品などを贈呈する自治体もありますが、こうした取り組みは、自治体の魅力を発信し売り込むというシティプロモ-ションの観点からも有効な手法であると考えております。ふるさと納税の寄附者に対して江別の産品を贈呈することにより、そこからさらなる広がりを期待でき、市内経済への波及効果にもつながる貴重な機会と捉えております。市といたしましては、特産品等の送付については適切に良識を持って対応することとした総務省の通知を踏まえながら、今後、市内の企業・農業関係団体、江別観光協会、大学などと連携しながら、ふるさと納税を活用した江別のPR戦略として検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、この他の質問につきましては、総務部長外をもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 久田康由喜(総務部長は2014年3月まで)

私から、契約・入札制度につきましてご答弁申し上げます。まず、国土交通省における社会保険未加入業者を公共工事から排除するガイドラインへの対応についてでありますが、現在、江別市の発注する工事の受注者となる事業者につきましては、競争入札参加資格申請の際に、事業者の社会保険・労働保険の加入状況を確認しており、工事施工に際して下請業者と契約する場合にも、加入状況の書類の提出を求めております。また、10月下旬には、技能労働者への適切な水準の賃金の支払、社会保険等への加入及び下請契約に際して法定福利費の内訳を明示する標準見積書の活用を要請する文書で、一般社団法人江別建設業協会、江別管工事業協同組合、江別電設協会、江別商工会議所の業界団体に対して指導を要請するとともに、市の工事受注業者へ対応依頼文を送付したほか、その他の登録業者にも市ホームページで周知したところであります。市といたしましては、国土交通省のガイドラインにつきまして、その動向を注視しながら、今後とも社会保険等への加入徹底の周知に努めてまいりたいと考えております。次に、総合評価落札方式の評価項目等の見直しについてでありますが、平成22年度より試行的に実施しております総合評価落札方式は、単に入札価格だけではなく、企業の施工能力、配置予定技術者や地域貢献度の3項目について、それぞれ評価基準、配点区分を定め、それらを総合的に評価する中で落札者を決定するものであります。当市では、地域貢献度として、市内での本店、支店等の所在地、市との防災協定締結の有無、過去3年間における市内でのボランティア活動の有無を評価基準として設けているところであります。当初は、土木工事のみを対象に実施しておりましたが、平成24年度からは、建築工事や水道工事にも対象を広げ、その際に、工事の適性に応じて、主任技術者の継続教育、現場代理人の同種工事従事経験、工事内容に適合した配管技能者の配置といった評価項目を加えるなど、評価点の見直しを行っております。次に、障がい者雇用、社会保険加入、若者の育成などに取り組んでいる業者に対する評価についてでありますが、先ほどご答弁申し上げましたとおり、総合評価落札方式の評価項目等につきましては、必要に応じ随時見直しを行ってきたところであります。ご指摘の項目のうち、障がい者の雇用、若者の育成につきましては、重要なことと考えておりますので、今後におきましても、国や道、他市町村の総合評価制度を参考にしながら、項目や評価点の見直しの中で検討してまいりたいと考えております。なお、社会保険への加入につきましては、入札参加資格申請時に、既に評価として導入されているところであります。次に、総合評価落札方式を増やすことについてでありますが、平成22年度の試行的な開始から4年間で、9件の工事において実施したところであります。平成17年成立の公共工事の品質確保の促進に関する法律では、工事の品質を確保するため総合評価の導入を求めており、総合評価落札方式は、完成した工事の品質が重要な視点となるところであります。したがいまして、今後、対象とする工事についての検討が必要であると考えておりますが、入札参加者の事務量の増大、契約までに要する期間の長期化といった課題もあることから、他市の動向を参考にしながら検討してまいりたいと考えております。次に、変動型最低制限価格制度の導入についてでありますが、江別市では、平成23年度より最低制限価格制度を試行的に実施しておりますが、同制度は低価格での受注、いわゆるダンピングを防止することを目的に、予定価格とは別に最低制限価格を設定し、これを下回る入札者は落札者としないこととしております。変動型最低制限価格制度につきましては、道内では旭川市、千歳市などで導入し、入札最低価格が当初に設定した基準価格を下回る場合などに、有効入札の平均の95%を最低制限価格とするものであります。入札の平均額が低い場合には、低価格での受注につながることも懸念されますが、一方で、実勢価格を反映した入札につながる面もあることから、市といたしましては、今後、他市の動向を調査しながら研究してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 総務部調整監 渡辺喜昌(総務部調整監は2014年12月まで)

私から空き家防止策についてご答弁申し上げます。空き家の管理条例を制定することについてでありますが、適正な管理が行われず放置された空き家につきましては、人口減少社会等を背景として、環境衛生や防犯、防災といった点で全国的に課題が生じているところであります。現在、市では、このような空き家の所有者に対し適正管理に係る改善指導を行うほか、緊急度の高い家屋については、土木事務所や消防等による一時的な危険回避措置を講じるなど、庁内関係部局との連携により対応しているところであります。また、空き家等に係る抜本的な課題の解決に向けては、自治体が解体撤去等を弾力的に対応できるような法整備と財源措置の拡充が必要であると考えており、現在、国の制度化にはまだ至っていないところでございますが、今後とも引き続き市長会等を通じて国に要望してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 企画政策部長 鈴木誠(企画政策部長は2014年3月まで)

私から、空き家防止策のうち、空き家の有効活用についてご答弁させていただきます。空き家の有効活用についてでありますが、市におきましては、関連する取り組みといたしまして、大麻地区をモデルとし、住み替え支援などの実践的な取り組みを進めるため、地元住民団体や不動産、介護、大学などの関係者で構成する江別市安心生活まちづくり推進事業運営協議会を9月19日に設立いたしました。この協議会の協力を得まして、内閣府が所管しております郊外型団地住宅の課題解決への取り組みに対する3年間の補助制度を活用し、今年度は、住み替えなどに関する調査事業として、住まいに関する相談窓口を9月25日から大麻出張所に設置し、相談者へのヒアリング調査を実施しているほか、子育て世代へのアンケート調査、ワークショップなどを実施しております。また、この協議会では、江別市安心生活まちづくり推進事業の将来像として、住み替え支援を中心に、買物支援や安否確認などの高齢者安心サポートの外、空き家の有効活用にもつながる多世代が同居するシェアハウスなどについても検討することとしております。高齢者の住宅に関しましては、サービス付き高齢者住宅や高齢者下宿、介護保険関連施設など、様々な形態がありますが、空き家の活用策として効果的なシェアハウスも一つの選択肢であると考えておりますので、他の市町村の事例や大麻地区における3年間の事例を参考にいたしまして、全市的な空き家の活用策について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 経済部長 北川裕治(経済部長は2015年6月まで)

私からは就労支援についてご答弁申し上げます。オンラインでハローワークの求人情報の提供を受け、活用することについてでありますが、平成26年度に実施が予定されている求人情報のオンライン提供は、地方自治体が独自の雇用対策を行う場合にハローワークと同じ情報を活用できる利点があるとされております。しかしながら、この制度は、求職者に対し単に求人情報を提供するだけではなく、自治体が職業紹介事業者として、求人及び求職の受付や求人企業と求職者の間で雇用関係が成立するよう仲介することが前提とされております。さらに、職業紹介の際には、求人企業に労働条件を確認し、紹介することの同意を得ることが義務付けられるほか、ハローワークとの密接な連絡調整が求められるため、新たに専門的な知識を持つ職員の配置や体制整備などの負担が生じることになります。一方で、当市には、ハローワークの江別出張所が置かれていることや、既に地域限定の求人情報の提供を受けていること、加えて、24時間どこからでも全国の求人情報を検索できるハローワークインターネットサービスも展開されていることから、現状におきましても、求職者向けのサービスが一定程度提供されているものと考えております。したがいまして、オンラインで求人情報の提供を受け活用することにつきましては、今後の国の制度設計を注視しながら、研究してまいりたいと考えております。私からは以上であります。

答弁 建設部長 西村晃一(建設部長は2015年3月まで)

私からラウンドアバウトの導入についてご答弁申し上げます。平成25年6月に道路交通法の改正があり、ラウンドアバウトは、新たに環状交差点という名称で車両の通行ルールが定められたところであります。この環状交差点は、信号機が不要となり、維持経費が掛からないこと、また、交差点内は徐行となることから、事故率の低減につながるとのことであります。一方、課題としては、信号機のない交差点になるため、歩行者の道路横断に対する安全対策が難しいこと。特に、冬期の積雪による交差点の見通しが難しくなること。さらには、交差点の規模が大きくなるため、新たな用地買収や物件補償が必要となることであります。いずれにいたしましても、今後の導入については、国の補助制度の動向や先進事例等を参酌しながら、調査研究してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 宮川正子

ご答弁ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。1点目の空き家防止策についてですが、国の法整備も必要ですが、空き家の問題は住民に身近な問題だと考えます。地域の問題でもあり、まちづくりにも関わります。江別市においても、予備軍を含めて、今後更に増加していくと考えられます。埼玉県所沢市の担当課にお聞きしましたところ、固定資産税の通知の中に条例文を同封して送付したことにより、相続人などから連絡が入るようになったとのことです。質問の1点目として、ご答弁で、自治体が解体撤去等を弾力的に対応できるような法整備が必要とのことですが、具体的にどのようなことが整えばよいとお考えなのかお伺いいたします。2点目として、法整備が整った後に、市として条例制定をお考えなのかお伺いいたします。3点目として、ご答弁をお伺いいたしますと、行政代執行に対する規定が条例に必要と考えられているのか。そこまで視野に入れているのかをお伺いいたします。次に、ご答弁として、庁内関係部局との連携により対応しているとのことですが、所沢市では、空き家の様々な問題に対し窓口を危機管理課に一本化し、その上で、来た相談を危機管理課だけでは対応できないので、庁内で横断的・総合的に対応しているとのことです。4点目として、そのまま放置すれば倒壊のおそれのある廃屋状態の空き家に対しまして、市として現在どのような対応を取っているのかお伺いいたします。また、空き家の様々な問題には相談窓口を一本化し、住民の方が相談しやすいようにすべきと考えます。管理が適正に行われていない家屋は、倒壊による危険、それによる景観悪化、火災などの不安、敷地内のごみや雑草など、1か所だけの所管では解決されないと考えます。相談窓口の一本化が必要と考えますが、お考えをお伺いいたします。以上で2回目の質問を終わります。

答弁 総務部調整監 渡辺喜昌(総務部調整監は2014年12月まで)

宮川議員の再質問にお答え申し上げます。まず、自治体が解体撤去等を弾力的に対応できるような法整備が必要ということで、具体的にどのようなことが整えばよいのかということについてでございますが、1回目の答弁におきましてもお答えしておりますが、倒壊のおそれがある家屋等に対して、自治体が解体撤去等を弾力的に対応できるような法整備と具体的な財源措置の拡充が図られることが必要と考えております。次に、法整備が整った後に、市として条例制定を考えているのかというご質問でありますが、制定された関係法令等を精査した上で、必要な対応を取ってまいりたいと考えております。次に、行政代執行に関する規定は条例に必要と考えられているのかというご質問でありますが、行政代執行につきましても、制定された関係法令等を精査した上で、必要な対応を取ってまいりたいと考えております。次に、そのまま放置すれば倒壊のおそれのある空き家に対して、市としての対応についてでございますが、先ほどの答弁におきましてもお答えしておりますが、現在、市ではこのような空き家の所有者に対し、適正管理に係る改善指導を行うほか、緊急度の高い家屋については、土木事務所や消防による一時的な危険回避措置を講じるなどの対応を取っているところであります。また、窓口の一本化につきましては、空き家等の状況などに応じて、これまでと同様に庁内関係部局との連携により対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。以上でございます。

出典:江別市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる