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江別市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日

(1)平成26年度予算編成について/(2)市制60周年記念事業について/(3)教育行政について

2013年12月9日、江別市議会の一般質問で、尾田善靖議員が「平成26年度予算編成について」「市制60周年記念事業について」「教育行政について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 久田康由喜、教育長 月田健二が答弁しました。

質問者
尾田善靖 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 久田康由喜、教育長 月田健二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 尾田善靖

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問いたします。早いもので、三好市長が就任して6年8か月、2期目がスタートして2年8か月を迎えました。平成19年1月に、市内の経済界、自治会の関係者、市民の有志の皆さんから、市立病院の再建、顔づくり事業の実施、えべつみらいビルの入居企業の確保、地域産業の活性化、そして、少子・高齢化社会を見据えた安心のまちづくりなど、江別市の課題解決を期待される中で市長選への出馬を要請されました。市長に就任し、1期4年間で特に緊急を要した市立病院問題をはじめ諸課題に対して着実に成果を上げ、平成23年4月の2期目の選挙においても市政の継続を期待され、今日に至ったと理解しております。三好市長は2期目の立候補に当たり、基本理念として、市民が真ん中のまち江別を目指し、さらには、元気で安心できる人に優しいまち江別など五つのまちづくり基本項目を掲げ、各年度の予算を通して、それぞれの政策が実行されていると評価しております。それでは、件名1の平成26年度予算編成について質問をいたします。私は、三好市政がこれまで進めてきた政策については、先ほど申し上げたとおり評価しており、市民の皆様にも理解をいただいていると判断していますが、それに満足することなく、新総合計画のスタートにふさわしい三好カラーがどっとにじみ出るような平成26年度予算を期待いたします。安倍内閣は、経済政策と景気回復を最優先にし、建設土木業中心の公共事業のばらまき、国債発行の増加など、財政規律が緩み始め、時計の針は以前の自民党政権に戻りつつあります。昨年の地方自治体職員への給与削減という理不尽な仕打ちに見られるとおり、今後も地方への強引な負担増が懸念されます。このような中で、10月11日に示された平成26年度予算編成方針によりますと、行財政改革を推進しながら、えべつ未来戦略を重点事項において各事業を展開しようとしております。特に、産業活性化では、江別市ならではの観光振興によって経済の活性化に取り組む、江別の魅力発信では、シティプロモートを推進することで江別市の認知度の向上に取り組むといったところに、市長の江別市を強くアピールするという意欲を感じました。そこで、三好市長らしい、三好市長ならではといった2期目の締めくくりにふさわしい平成26年度予算を期待する立場で、市長の予算編成方針についての決意を伺います。第2項目は、消費税増税に伴う江別市への影響についてであります。平成26年4月から消費税を3%アップの8%に引き上げる方針を安倍内閣は発表しています。消費税アップには、民主党にも大きな責任があることを承知で申し上げますが、増税する大前提として、社会保障と税の一体改革が条件としてありました。旧自民党政権に裏切られた国民から、国民の生活を最優先にし社会保障を重視する民主党に期待していただいたものの、民主党政権が3年3か月の短命政権に終わった最大の理由は、事業仕分による無駄な歳出削減や特別会計に眠っていると思われた埋蔵金を掘り出すことで、増税なしにマニフェストを実現できると思い込んでしまったからであります。それに気付いた菅首相は、十分な手順を踏まず、平成22年の参議院議員選挙直前に、突然、消費税10%発言をし、野田首相においては、自民・公明との3党合意で一体改革関連法案の扉を開いたという経過があります。国民の多くは、消費税増税に頭から反対していたわけではなく、問題はその手順と内容。誠意ある情報公開が必要だったと私は思っています。民主党政権崩壊のA級戦犯は総理大臣経験者3名ですが、靖国問題と同じで、A級戦犯でありながら元首相2人がいまだにバッジを付けて大きな顔をしている現状に、私たち民主党の地方議員は、土下座する気持ちで街頭演説会や集会でおわびをしてきたこの1年でございます。増税する大前提は、社会保障と税の一体改革が先だ。約束が違う。自民党・安倍総裁にうまくやられたと騒いでも後の祭りです。申し訳ない気持ちではありますが、消費税増税は、法律に基づき実施されたならば、自治体も国民も従わざるを得ません。疑念、懸念、不満、不信だらけの特定秘密保護法案。国家の機密を保護すると言うよりは、国家公務員の都合の悪い秘密を保護し、国民の自由は保護しない特定秘密保護法案は、6日、自民・公明の与党により参議院で強行採決され、法案が成立しました。農家に対する減反政策がいつの間にか変わっても、TPP交渉でアメリカの言いなりになったとしても、多くの国民が支持した自民・公明政権が数の力で決定したならば、その法律に従うことは法治国家の原則です。ただ、ため息をついている国民も多く、自民・公明両党が民主党の二の舞にならないよう心からお祈り申し上げます。さて、平成26年4月から消費税が3%アップの8%になると、歳入で地方消費税交付金が増額し、歳出も課税対象は増加することになります。現行では地方消費税率は1%で、その約2分の1が市町村に交付され、当市の場合、平成25年度予算で10億6,000万円が計上されています。平成26年4月からは、地方消費税率が1.70%に、平成27年10月からは2.20%に引き上げられる予定となっており、市町村に交付される地方消費税交付金もそれぞれ約0.35%、0.60%引き上がると想定されます。一方、歳出も間違いなく課税対象にアップがあるわけですが、現段階で、これらが平成26年度予算にどの程度跳ね返ってくるか、その影響についてお伺いいたします。次に、第3項目の地方消費税収入の増加分の使途について質問いたします。国の指示では、引上げ分の地方消費税収入については、社会保障4経費その他社会保障施策に要する経費に充てるとされております。江別市においても、収入の増加分が社会保障関連事業に充てられ、予算増が期待できると理解してよろしいか、見解をお伺いいたします。次に、件名2の市制60周年記念事業について質問いたします。第1項目は市制60周年記念事業の実施計画についてですが、市民参加の下、市制60周年を祝う事業は、市が主催するもの以外に学校や自治会、企業や各団体などにも協力を求め、これからのまちづくりを盛り上げていく節目の年になることを望んでいます。NHKのど自慢、笑点、なんでも鑑定団や食べ物番組、あるいは、テレビドラマのロケ地提供など、テレビ・ラジオをはじめ、グルメ雑誌、旅行雑誌などへの売り込みを、市制60周年を理由に積極的に行うべきと考えます。役所内に担当者を置く、又は外部に委託するなど、江別市の大PR年になるよう戦略を考えるべきと思います。こうした江別の売り込み事業と連動して、市民が夢と喜びに包まれる記念事業を期待いたしますが、実施内容についてどのような計画を進めているかについてお伺いいたします。第2項目は、市制60周年を記念する都市宣言について質問いたします。都市宣言とは、地方自治体として自己の意思、主張、方針を内外に表明することで、全国で9割以上の都市が何らかの宣言をしています。市制60周年を記念して、市民憲章や新総合計画、現在進めているまちづくりとの整合を図り、江別らしく、江別ならではといった新たな都市宣言を検討すべきと考えます。参考までに、長野県上田市は、都市宣言の制定により、生活者起点に立ち、市民と行政との協働により、住む人、訪れる人が豊かで快適な時間を過ごすことができるまちづくりを推進し、さらには、他市に誇れる上田の魅力、特色を宣言に盛り込むことで、広く全国に上田市をアピールすることを目的に、市民代表15名から成る都市宣言制定検討委員会をつくり、上田市らしく個性ある新たな宣言を制定したそうです。ひともまちも健康で元気に生活快適都市宣言、争いのない世界を願う非核平和都市宣言、優しい思いやりあふれる人権尊重都市宣言等々でございます。この宣言を聞いただけで、上田市の目指すまちづくりの輪郭が見えてくる気がするのは私だけでしょうか。山口県光市では、母乳栄養率の高さが注目され、おっぱい育児の推進とともに人が心豊かに育つまちづくりを進めるため、おっぱい都市宣言を決議しています。全国にはユニークな宣言もたくさんあり、個性をアピールしています。江別市の都市宣言は、今まで交通安全都市宣言だけで、現在、平和都市宣言の準備を進めていますが、他にも江別らしく、江別の魅力、特色をアピールする新たな都市宣言を市制60周年に制定することについて、市長の見解をお伺いいたします。引き続き、件名3の教育行政について質問いたします。第1項目は、学校における教職員の労働環境について質問いたします。いじめ、不登校、教師への暴力など、教育現場には多くの課題や問題があります。教職員は授業以外の生活指導や相談業務、さらには各種報告書類の作成などに多大な時間を費やしており、その結果、子供たちとの十分なコミュニケーションや教職員間の会話不足が生じ、諸問題の解決が長引く、問題を個人が抱え込み、精神的に疲れ果て病気になったという事例も増えています。小学校の英語、中学校体育の武道など新たな教科の導入や全国一斉学力テストの実施で目に見えないプレッシャーを受けるなど、精神的にも大変厳しい職場環境にあると言えます。教職員の中には、恒常的に、朝7時に学校に行き、帰るのは夜9時過ぎになり、いつ倒れてもおかしくないという方もいると聞きますが、教職員の厳しい労働環境について、教育長はどのように認識されているかお伺いいたします。第2項目は、教職員の負担軽減について質問しますが、私は、前段で申し上げたように、教職員の労働環境は大変厳しい状況にある。したがって、何らかの対策が必要との立場で質問しています。教職員はスーパーマン、スーパーウーマンではありません。心と体に余裕を与えることが必要と考えますが、教職員の負担軽減について、体や心のケアも含め、どのような対応を講じているのか、今後の方針も含めお伺いいたします。第3項目は、学校教育における人権教育の現状について質問いたします。先日、私たち民主・市民の会は、高知県高知市を訪問し、高知市における人権教育について学んできました。高知市は、同和問題をはじめ、女性、子供、高齢者、障がい者、外国人などに対する偏見や差別など様々な人権問題を解決するため、行政として高知市人権施策推進本部を設置し、市長部局に人権同和・男女共同参画課、教育委員会に人権・こども支援課を置いていました。特に、学校教育においては、人権に関わる課題がどの教科のどの部分に位置付いているのかを点検しながら、教科の目標と共に人権教育の目標を達成するよう取り組んでいます。また、日々の教育活動において、人間関係づくりあったかプログラムを作成し、人権感覚の育成、人権意識の向上を目指し、1自尊感情を育む、2共感的に理解する力を育む、3人間関係調整力を育むの3項目を目標に掲げ、特別活動を展開しています。また、教職員の資質・指導力の向上も重要で、人権教育推進の中心となる教職員の1年目、4年目、10年目に人権教育主任研修会を実施しております。高知市と江別市では歴史も背景も異なりますが、人権に対する教育の必要性は変わりありません。初めに、学校教育における人権教育の現状について、実施内容並びに法務省などが行っている人権作文、人権標語、人権ポスターなどの取り組み状況についてお伺いいたします。最後に、学校教育における人権教育の推進について、今後の取り組みや目標などのご見解を伺い、1回目の質問といたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

尾田議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、平成26年度予算編成方針についてでありますが、平成26年度は、今後10年間の江別市が目指す姿とその実現のための基本方向を定めたえべつ未来づくりビジョン(第6次江別市総合計画)がスタートするとともに、市としては60周年の節目に当たりますことから、極めて意義深い年であると認識しているところでございます。少子高齢、人口減少、厳しい財政状況など、地方自治体を取り巻く環境は一段と厳しさを増しており、そうした中にあっても、まちの活力を維持して、市民が安心して暮らしやすいまちづくりを一歩一歩着実に進めていくことが重要であると考えております。このため、平成26年度の予算編成方針においては、えべつ未来づくりビジョンを推進するため政策の中枢に据えた、共につくる協働のまちづくり、江別の将来を創る産業活性化、次世代に向けた住みよい江別づくり、江別の魅力発信シティプロモートの四つの未来戦略を予算編成方針の重点項目として掲げており、江別の現状と将来を見据えた政策を予算編成に反映させてまいりたいと考えております。次に、市制60周年に関連しまして、市制60周年記念事業の実施計画についてでありますが、現在、60周年に向けた関連事業などを検討するに当たり、記念事業及び冠事業に対する企画、アイデアを全庁的に募っているところであります。新たな総合計画においては、未来戦略としてシティプロモートを位置付けておりますように、江別市のPRは積極的に行うべきと考えておりまして、その一つの手法として、市制60周年の記念事業及び冠事業を催すことは重要なことであると認識しています。今後、新年度予算編成の中で具体的に検討していくとともに、経済団体や自治会をはじめ広く市民の皆さんのご意見をお聴きし、60周年の節目にふさわしい事業を実施してまいりたいと考えております。次に、市制60周年を記念する都市宣言についてでありますが、私が平成23年に平和市長会議に加盟してから2年がたち、今年の8月には、4年に1度開催されます平和市長会議総会に初めて出席し、平和の大切さを改めて実感してきたところであります。また、議会におきましても、今年の3月に核兵器廃絶の自治体宣言を求める陳情が採択され、これらのことを踏まえまして、11月より平和都市宣言策定委員会を設置し、現在、宣言文案の検討をお願いしているところであります。今後いただきます宣言文案によりましては、その後のパブリックコメントを経まして、議会とも相談申し上げながら、来年度の市制60周年に合わせて宣言をしたいと考えております。また、市制60周年に合わせまして、江別らしく、江別の魅力、特色をアピールする宣言をすることについてでありますが、市制60周年の年に新たにスタートする総合計画では、まちづくりの重要な柱となる四つの未来戦略を設定し、重点的・集中的に取り組むこととしており、その中で江別の魅力を発信していくことも柱の一つと位置付けているところであります。今後、新たな宣言なども含めまして様々な手法を検討し、江別の魅力を発信してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、他の質問につきましては、総務部長外をもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 久田康由喜(総務部長は2014年3月まで)

私から、消費税増税に伴う江別市への影響及び地方消費税増加分の使途についてご答弁申し上げます。平成26年4月からの消費税率引上げによる地方消費税交付金への影響につきましては、現行税率1%による平成25年度の予算額は10億6,000万円でございまして、この金額を基に0.7%の増加分を単純推計いたしますと、約7億4,000万円の増収が見込まれます。ただし、現行制度では、地方消費税交付金の75%が地方交付税の基準財政収入額に算入され、地方交付税の額が調整されていることから、実質的な影響額は変わってくることも考えられます。一方、消費税率の3%引上げによる一般会計歳出に対する影響でありますが、平成26年度予算への影響額につきましては予算編成作業中であり、現時点での試算はできませんが、おおむね課税支出の対象となります物件費、維持補修費及び普通建設事業費などを基に、平成25年度当初予算で試算した場合の額は約3億1,000万円となるものであり、この他の経費につきましても波及するものもあると考えられるところであります。次に、地方消費税収入の増加分の使途についてでありますが、地方消費税率引上げによる増収分の使途につきましては、医療、介護、子供・子育てなどの社会保障施策に要する経費に充てることとされております。地方消費税率引上げにより社会保障財源化される増収分の具体的な充当の考え方などにつきましては、今後、国から示されるものと思われますが、傾向としては、社会保障施策に要する経費は自然増の状況にあり、その必要な措置はしなければならないものと考えております。そこで、平成26年度の予算編成につきましては、消費税率引上げによる影響額等についても十分考慮する中で、事業ごとに検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私から、教育行政についてご答弁申し上げます。まず、教職員の労働環境についてでありますが、教職員の時間外勤務については北海道教育委員会においても把握しているところであり、石狩教育局では、時間外勤務の縮減に向けて、石狩管内時間外勤務・業務縮減推進委員会を平成24年6月に設置し、月2回以上の定時退勤日を設定することなど、改善に取り組んでおりますが、十分な縮減には至っていないところであります。こうした状況は、教職員が授業の他に児童生徒への指導・相談や各種校務分掌事務、保護者・PTAへの対応、各種会議への出席、報告書作成などの事務作業、中学校では部活動の指導など、業務が複雑・多様化していることが原因であると考えております。次に、教職員の負担軽減についてでありますが、ただいま申し上げました石狩管内時間外勤務・業務縮減推進委員会では、月2回以上の定時退勤日と週1日の部活動休止日を重点取り組み事項として定めているほか、校内会議等の回数を減らすなど、日常的な取り組みについても進めていますが、時間外勤務の縮減には至っていないことから、教育委員会から学校への指導を徹底してまいります。教育委員会が行っている負担軽減策といたしましては、退職教員等ボランティア講師の派遣の外、学校支援ボランティアの派遣、校務用パソコンの配置、スクールソーシャルワーカーの配置などが、結果として、教職員の負担軽減に寄与しているものと考えております。さらには、時間外勤務等により体調の変化が生じた教職員が医療を希望する場合には、教育委員会が委嘱しております健康管理医に随時相談ができる体制を取っておりますので、制度の十分な周知を図り、活用を促していきたいと考えております。教育委員会といたしましては、こうした取り組みを更に徹底し、他市の取り組み事例も参考に、校長会等と連携を図りながら、教職員の負担軽減に努めていきたいと考えております。次に、学校における人権教育の現状についてでありますが、人権の尊重とは、自分の人権のみならず他人の人権についても正しく理解し、その権利の行使に伴う責任を自覚して、人権を相互に尊重し合うことと考えております。人権教育の目標は、児童生徒が、その発達段階に応じ、人権の意義や重要性を理解し、自分の大切さと共に他の人の大切さを認めることができるようになり、それが態度や行動に現れるとともに、人権が尊重される社会づくりに向けた行動につながるようにすることであります。このため、学校に人権尊重の理念に基づく教育活動を行き渡らせることは、学習指導の効果的な実施を図る上でも重要な観点の一つと考えております。学校においては、法や決まりの意義を理解し順守するとともに、自他の権利を重んじることや他人に対して思いやりの心を持つこと、人格を尊重することなど、学習指導要領に基づき指導しております。具体的には、道徳はもとより、国際理解教育や男女平等教育、地域の方との交流、老人ホームなどの社会福祉施設への訪問、特別支援学級と普通学級の交流などを行っているほか、人権擁護委員会の人権教室の実施や全国中学生人権作文コンテストへの応募、人権の花運動への参加など、学校の教育活動全体で取り組んでおります。次に、学校における人権教育の推進についてでありますが、学校において人権教育の推進を図るには、まずは学校自体があらゆる活動を通して人権を尊重し、児童生徒が安心して過ごせるようにする必要があります。そのために、教職員が児童生徒の意見をきちんと受け止めて聞くことや明るく丁寧な言葉で声掛けを行うなど、児童生徒の大切さを自覚し、一人の人間として接するよう取り組んできており、更に徹底していきたいと考えております。また、学校教育が児童生徒に育もうとしている生きる力は、変化の激しい社会において、他者と協調しつつ社会生活を送るために必要な力であります。これは、人権教育を通じて生まれる他者との共感やコミュニケーションに係る力、人権問題に直面した際にそれを解決しようとする力とも重なりを持つものであります。人権教育は、このような生きる力を育むための教育活動の基盤として、各教科、道徳、特別活動及び総合的な学習の時間など、教育活動全体を通じて推進していかなければならないと考えております。私からは以上であります。

再質問 尾田善靖

ただいまの答弁を伺いまして、項目順に再質問又は意見を述べます。初めに、平成26年度予算編成についてでありますが、1項目目、三好市政の2期目の締めくくりとなる予算編成方針について、意見を述べます。三好市長の6年8か月は、デフレ経済が長引く中で、平成20年9月のアメリカのリーマン・ショックや平成23年3月の東日本大震災の影響により日本経済が低迷する中で、地方自治体は厳しい財政状況を強いられてまいりました。国政は、平成21年9月に民主党政権が誕生し、平成24年12月には自民党政権に逆戻りするという2度の政権交代があり、その都度、事業の見直しや補正予算措置など対応に追われ、大変ご苦労をされたことと思います。平成27年4月には統一地方選挙があり、三好市長がどのような決断をされるかは、現段階であえてお伺いいたしませんけれども、何度も言うように、平成26年度予算はけじめ、締めくくりとなりますので、江別の現状と将来を見据えた政策を予算編成に反映させるという答弁を先ほどいただきましたけれども、遠慮せず、多少の冒険を覚悟で三好カラーを発揮していただくよう申し上げます。3項目目の地方消費税収入の増加分の使途については、再質問いたします。答弁では、国からの指示を待ち事業ごとに検討されるとのことですが、予算増が期待できる場合は、社会保障関連経費の中でも、江別にとっての優先順位があるのではないかと思いますが、見解はいかがでしょうか。次に、2件目の市制60周年記念事業について、1項目目、市制60周年記念事業の実施計画について再質問いたします。現在、企画、アイデアを全庁的に募っているとのことですが、例えば、メディア対策など、事業内容によっては今から準備しなければ遅いものもあるのではないかと思います。そういったことに対する見解を伺います。2項目目の市制60周年を記念する都市宣言についても再質問します。本定例会初日に、私が所属する生活福祉常任委員長から行政視察の報告がありました。愛知県東海市には不妊治療費に対する助成制度を視察に行きましたが、子育てと結婚を応援するまち東海市という都市宣言があり、長野県飯田市には太陽光発電設備設置補助金について視察に行ったのですが、環境文化都市宣言がありました。愛知県大府市には認知症地域資源活用モデル事業の視察に行きましたが、そこにも、健康づくり都市宣言がありました。一目でそれぞれの都市づくりの方向性、意欲が理解でき、私たちも視察に行きたくなるような先進的な努力をしております。江別市も、江別の魅力発信、まちづくりの意気込みという思いを込めて、新たに何点かの都市宣言を実施するには、先ほども言いましたが、市制60周年で新総合計画をスタートする来年の平成26年がベストタイミングだと思います。何となく、この機会を逃すと次は10年後までチャンスが来ないのではないかと心配いたしますが、ご見解を伺います。最後に、教育行政について、2項目目、教職員の負担軽減について意見を述べます。どこの企業でも、労働者本人から厳しい、つらい、限界ですとは言いづらいものです。能力がないやつだ、わがままなやつだ、努力が足りない、そういうことを思われることを恐れるからであります。また、根性だ、精神力だ、大和魂だ、そんなことでは何ら解決はいたしません。慣例で行っているもの、雑用的なもの、委託や分担の可能なものなど、業務全体の点検を行い、業務量の負担軽減、そして肉体や精神の負担軽減を図り、常に身も心も健康な状態でそばにいる子供たちと接することができるよう、人的・財政的支援をしっかり行う環境改善を期待いたします。4項目目の学校教育における人権教育の推進についても意見を述べます。世界人権宣言には、全ての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等であるとうたわれています。また、日本国憲法においても、人類普遍の原理である人間の自由と平等に関する基本的人権は、何人も侵すことのできない永久の権利として保障されています。人権の内容には、人間が存在するために不可欠な生命や身体の自由の保障、法の下の平等、衣食住に関わる諸権利をはじめ、人間が幸せに生きる上で必要不可欠な思想や言論の自由、集会、結社の自由、教育を受ける権利、働く権利等も含まれています。このように幅広く保障され、尊重されるべき私たちの人権が、先ほども述べましたが、特定秘密保護法の成立によって危険な状況になっていると思います。国民の知る権利や報道の自由を奪う以上に、私たちの平穏な生活にも影響するのではないかと不安を感じています。このような情勢ではありますが、江別市においては、人権が尊重され、人々が共に生きる、平和で豊かな社会の実現を目指した人権教育を進めていただきたいと願っています。人権教育は奥が深く範囲が広い。AとB、これとそれを実施すれば実績が上がる。直ちに効果が出る。そういうものではないと思いますが、自分を大切にするとともに他の人も大切にできる子供たち。人間関係の調整力を育み、お互いの違いを認め合いながらみんなで社会を築く、そんな感覚の子供たちが増えることを期待しております。以上、再質問、意見といたします。再質問に対する前向きな答弁をお願いいたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

尾田議員の再質問にお答え申し上げます。私から、市制60周年記念事業に関連しての二点についてお答えしたいと思います。まず、60周年記念事業の準備ということで、メディア等には非常に時間が掛かるのではないかということでありますが、ご指摘のとおり、一般的には6か月から1年近く掛かると言われておりまして、その準備をしていかなければならないと思っておりますが、既に準備している事業もありますが、相手のこともありまして、予約にはまだ至っておりません。現在、準備中の事業もございます。しかしながら、まだまだ可能性があるものもあろうと思っておりまして、庁内の職員、関係機関とも協議しながら準備していきたいと思っております。それによりましては、事前に年内、年度内から関係機関と協議し、準備しなければならないこともあろうと思いますので、必要に応じ準備してまいりたいと考えております。次に、宣言のタイミングということでございますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、江別の魅力を発信するということは、次の新総合計画における戦略で大きな柱になっておりますので、非常に重要なことと考えております。市制60周年というキーワードは、これもまた市民の皆さんたちが心を一つにして進める、ある意味では大変なチャンスであろうと思っております。先ほどは平和都市宣言の話をさせていただきましたけれども、その他に何ができるのか。庁内で、又は経済界や市内の自治会、市民の皆さんとも相談して、PRの方法、さらには宣言についても検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 総務部長 久田康由喜(総務部長は2014年3月まで)

私から、地方消費税の増収分に関連した社会保障関連経費の優先順位の考え方についての再質問にご答弁申し上げます。地方消費税率引上げによる増収分は、社会保障施策に要する経費に充てられることになっております。傾向として、当該経費は自然増の状況にあることから、必要な措置はしなければならないと考えております。したがいまして、事業の優先順位につきましては、現在、平成26年度予算の編成作業中でありまして、その中で判断していくことになるものでございます。以上でございます。

出典:江別市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる