みんなの議会

江別市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日

(1)2016年度予算案と国の政策との関連について/(2)エネルギー政策について/(3)高砂駅駐停車場所の整備について/(4)体育施設の整備、充実と冬期間の活動支援について

2016年3月8日、江別市議会の一般質問で、尾田善靖議員が「2016年度予算案と国の政策との関連について」「エネルギー政策について」「高砂駅駐停車場所の整備について」「体育施設の整備、充実と冬期間の活動支援について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 山田宗親、建設部長 安藤明彦、教育長 月田健二が答弁しました。

質問者
尾田善靖 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 山田宗親、建設部長 安藤明彦、教育長 月田健二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 尾田善靖

通告に従い質問いたします。初めに、江別市2016年度予算案と国の政策との関連について、市長の基本的な考え方、予算との関連について質問いたします。私は、現在、国が進めている地方創生や一億総活躍社会の実現といった政策が、えべつ未来づくりビジョンの推進にマイナスの影響を与えるのではないかと不安を感じています。えべつ未来づくりビジョンは、多くの市民が参加し、長い時間をかけて議論し、つくり上げた、まちづくりの基本理念と方向性を定めています。このビジョンを実現するための事業は、既に平成26年度からスタートし、平成28度は3年目に当たります。しかし、平成26年11月28日、まち・ひと・しごと創生法が施行され、地方自治体では平成27年度中に地方版まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定が求められました。江別市にとってはタイミングがよかったのか、国の指示なので仕方なくやったのかは別にして、とにかく、平成27年10月に江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略をまとめました。具体的戦略として、1、仕事をつくり、安心して働けるようにする、2、えべつへの新しい人の流れをつくる、3、若い世代の結婚・出産・子育てを支援する、4、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしと健康を守るとともに地域と地域を連携するという4項目の基本目標を設定しました。計画策定の背景は、人口減少と地域経済縮小の克服を目的として、まち・ひと・しごと創生が必要であり、仕事が人を呼び、人が仕事を呼び込む好循環を確立し、その好循環を支えるまちを活性化させるということであります。一方で、地方創生を成功させるためには、国・地方が元気を取り戻さなければならない、日本経済低迷の元凶であったデフレを解消しなければと実施されたのがアベノミクスです。それは金融政策、財政政策、民間の成長戦略の3政策、俗に3本の矢とも言われているものです。安倍首相は、平成27年11月26日の一億総活躍国民会議で、我々は3本の矢の政策によって経済を成長させ、多くの民間企業は収益を上げ、その収益を設備投資と賃金上昇に振り分ける。そのことによって、消費が上向き、また経済が成長するという、経済の好循環をつくり出すことができたと発言しています。私の周りからは、景気がよくなった、賃金が上がった、買い物がふえたなどの声は余り聞いていなかったのですが、国の最高責任者である総理大臣の発言ですから、うそやごまかしはないだろうし、きっとすぐに好景気の実感が私たちにもわかるだろうと思っていました。しかし、先月の15日、内閣府が発表したGDP速報値がマイナス成長となったことを受け、アベノミクス手詰まり、消費低迷が長期化、大企業の業績にも陰り、アベノミクスは限界だなどの見出しが新聞に出ました。経済の好循環をつくり出すことができたという発言が、急に怪しくなっています。平成27年11月の一億総活躍国民会議に話を戻しますが、安倍首相はその席で新3本の矢を明らかにしました。新第1の矢は、希望を生み出す強い経済ということで、GDP600兆円の強い経済実現に向けた当面の緊急対策、新第2の矢は、夢を紡ぐ子育て支援ということで、希望出生率1.8に直結する緊急対策、新第3の矢は、安心につながる社会保障ということで、介護離職ゼロに直結する緊急対策が提案されました。GDP600兆円の実現には、経済界からも厳しいのではという声が上がっていますし、希望出生率1.8も現実離れしていると批判され、介護離職ゼロは、介護に従事する人の離職ゼロではなく、介護のために会社を辞める人をゼロにする、つまり介護ロボットを普及させ、企業の利益拡大との一石二鳥を目指すことらしく、どう考えても、新3本の矢は、今の日本経済の課題とはかけ離れているように思えます。目標にしても設定がずさん過ぎると私は思っています。新3本の矢は、安倍首相によるとアベノミクスの第2ステージだそうで、まさに子育てや社会保障の基盤を強化し、そして、それがさらに経済を強くするという、成長と分配の好循環を構築していきたい考えのようです。一億総活躍社会とは、つまり、成長と分配の好循環を生み出していく新たな経済社会システムの提案だそうです。私には、何だかよく理解できません。企業や国家が成長すれば、国民にもそのおこぼれが分配され、成長がなければ、国民は社会保障も子育ても大変ですよということでしょうか。いずれにしても、このニッポン一億総活躍プランはことしの春にまとめられる予定なので、場合によっては地方自治体にもまた何らかの対策、対応が求められる可能性があります。流れを整理すると、平成26年度からえべつ未来づくりビジョンがスタートし、その後、平成27年10月に江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略がつくられ、さらに、平成28年春ごろ以降は国のニッポン一億総活躍プランも見据えながらまちづくりを進めるということです。このように、猫の目のように変わる国の動向を踏まえ、何点か質問いたします。1点目は、国が進めている地方創生や一億総活躍社会といった政策は、えべつ未来づくりビジョンの後に策定されたものです。国が地方創生を打ち出す以前から、江別市は既に少子高齢化社会を見据え、人口減少対策や地域活性化対策など独自の対策を検討していたところに、国の政策が割り込んできた、そんな印象があります。そこで、江別市が描いていた未来づくりビジョンのスケジュール等に影響は出ないのか、基本的な考えをお伺いいたします。2点目は、それぞれの担当部署では、えべつ未来づくりビジョンの実行に向け、具体的な計画がいろいろと検討されていたと思います。地方創生加速化交付金により、いろいろと検討されていた事業の優先度を判断するときに、何らかの影響が出ないのか、予算案との関連についてお伺いいたします。3点目は、地方創生加速化交付金対象事業の中には、複数年の期間を要するものがあると思われます。国は、事業の初年度は10割の財政負担をしますが、2年目以降は負担割合を5割、3割と減額するのが通例であります。2年目以降の継続事業の財源確保についての考えをお伺いいたします。4点目は、アベノミクス効果と市税収入0.3%減の整合性についてですが、安倍首相はアベノミクス効果が出ていると自信満々に発言しています。来年度、消費税を上げる予定にもかかわらず、法人税率を毎年引き下げることは納得いきませんが、それは別の議論として、仮に法人税率が下がったとしても、景気が好転し個人所得が増加しているならば、個人市民税等の増加が見込まれると思われます。景気が好転しているとする政府見解と、市税収入が0.3%減額となる予算との整合性について見解をお伺いします。次に、件名2、エネルギー政策についてですが、江別市は、これまでも再生可能エネルギーの普及、省エネに向け、市庁舎や市営住宅に太陽光パネルを設置し、民間の発電業者に対しては、工栄町や八幡の市有地を提供するほか、街路灯、防犯灯のLED化促進、公共施設での節電など、省エネにも取り組んできました。市内の王子グループにおいては、今年1月から北海道の豊富な森林資源を背景にバイオマス発電がスタートしました。目的はそれぞれですが、結果として原発に依存しない社会が実現するための第一歩となり、新たなエネルギーが市内に広がる可能性を期待させます。新エネルギーのまち江別と言われるようになりたいものです。国の流れは、福島の原発事故により原発の安全神話が崩れたにもかかわらず、さらには、安全対策や核廃棄物の最終処分方法も確立しないまま、安易に原発再稼働を推進する状況にあります。自民党の小泉元総理大臣でさえ、みずからの原発推進政策を間違いだったと認め、脱原発の運動を展開しています。安倍首相も先輩の小泉元総理大臣の声を真摯に受けとめ、直ちに脱原発にハンドルを切るべきです。そこで、これからの江別市のエネルギー関連施策についてお伺いします。1点目は、原始林と石狩川に抱かれた自然豊かな江別らしい、江別ならではの新エネルギーの拡大と省エネを進めるための基本的な見解を伺います。また、企業や市民にも理解と協力を求めながら、全市的な広がりを目指す取り組みが重要と考えますが、市民参加による新エネルギー普及拡大の考え方について見解をお伺いします。2点目は、4月からの電力自由化に伴う公共施設の電力買い入れについて、これまでの企業実績であったり、電気料金の価格であったり、地元で発電した電力を優先するなど、選択肢はさまざまですが、基本的な方針についてお伺いいたします。続いての質問は、件名3、高砂駅駐停車場所の整備についてです。予算書では、高砂駅周辺整備事業となっています。地元住民を初め多くのJR利用者からの要望を受け、民主党江別支部は、毎年、市長に予算措置を要請してきた経過があります。平成27年度6月補正で320万円、平成28年度当初予算には3,340万5,000円が計上され、事業の早期完成が期待されています。ただ、昨年から今まで、JR利用者や近隣自治会等に対する説明やアンケート調査などの動きが見えず、情報も少なく、住民、利用者が置き去りにされている印象があります。そこで、今後の進め方などをお伺いしますが、1点目、整備事業の場所や附帯設備、工期など全体の計画等について、住民や利用者に対する説明会等の開催並びに要望等の把握をどのように進めて行くか見解をお伺いします。2点目、高砂駅駐停車場所の整備の目的は、JR利用者の利便性の向上と地域の安全・環境対策と考えます。利用者がふえると必然的にJR北海道の利益も上がるわけですから、JR北海道にもそれなりの協力を求めることは当然と考えるのが市民感覚だと思います。今までのJR北海道との用地買収の件についての協議内容はどのような状況かお伺いいたします。3点目は、文化財の調査結果によっては完成がおくれることもあり得ます。文化財保護法により遺跡などの発掘が優先されることは理解しますが、発掘期間にどの程度かかり、事業の完工予定をどのように判断しているかお伺いいたします。最後に、件名4、体育施設の整備、充実と冬期間の活動支援についてです。現在、主要な体育施設は一般財団法人江別市スポーツ振興財団が指定・受託により管理運営し、各種のスポーツ教室、大会の開催のほか、市民の健康・体力づくりに向け、施設の利用を高めるとともに利用者のサービス向上に努力していることは評価しています。今回は、体育施設の今後のあり方を含めた質問です。1点目は、昭和47年2月にオープンした青年センターのプールについて、そろそろ改修の検討がなされると思いますので、見通しをお伺いします。その際、従来はプールを利用される人はある程度元気な人、みずから進んで健康・体力づくりを望む人だったと思います。しかし、今後は病気やけがのリハビリ、膝や腰の機能強化など、保健・医療の分野でプールの利用を求める可能性があると思われます。もちろん、保健・医療の分野でのプール利用は市内の民間プール事業者にも協力をお願いする必要があるかもしれませんが、まずは市所有のプールについてお伺いします。将来を見据え、今から保健・医療の関係者と情報交換などを進めながら、多目的プールを検討すべきと考えます。プールの改修計画と多目的利用について見解をお伺いいたします。2点目は、飛烏山公園テニスコートの改修についてですが、現状のままではもったいないという思いからの質問です。錦織圭選手の活躍もあり、子供から高齢者までテニス人気が高まっています。飛烏山公園テニスコートは、スポーツ施設でありながら、都市公園施設ということで、教育部ではなく建設部が管理しており、市民には管理責任がわかりづらいということをまず指摘させていただきます。飛烏山公園テニスコートは、隣に駐車場、トイレもあり、コートは4面確保され、ベテラン選手からは聖地のように愛され親しまれてきました。しかし、最近は利用者が他のコートでのプレーを希望し、各種の大会が開けないこともあるようです。その原因の一つは、コートの表面が固く、けがの心配や雨天時の滑りやすさで使用できないハードコート、表面が劣化してぼさぼさ状態でボールがイレギュラーばかりのクレーコートにあるようです。また、4面あるコートはハードコート2面、クレーコート2面と2種類つくられていますが、2種類にするメリットは少ないという声が利用者の大半であります。管内持ち回りの道民スポーツ大会など正規の大会は4面とも同じ条件でないと大会ができないそうです。最近の主流は、全天候型の砂入り人工芝だそうで、野幌運動公園など多くのテニスコートに使用されており、高齢者にも優しいようです。コートを改修することで、大会開催が可能となり、一層の利用拡大が期待できると思われます。宝の持ち腐れにならないよう、利用者、関係者と話し合い、今後の改修や施設の充実を図るべきと考えますが、見解をお伺いいたします。3点目は、子供たちの冬期間の土の上での活動支援についてですが、市内には、少年団、リトルシニア、中学校・高校の部活動等の野球やサッカーなど屋外スポーツに励む子供たちがたくさんいて、全国大会で優勝して江別市をPRしてくれたり、市民に元気をくれたりと、子供たちに癒されたり励まされたりすることが多く、まさに子供たちは江別の最大の宝物です。積雪・寒冷地の宿命ではありますが、雪が降り、気温が下がると屋外での練習や活動は制限され、使用可能な体育館を見つけても、日ごろから練習しているたくさんの団体が優先され、野球チームやサッカーチームはわずかな時間しか使わせてもらえない状態で、練習場所の確保に頭を悩ませています。時間と経費をかけて近隣の市町村に出かけているチームもあり、普段の環境に近い土のある室内練習場を望む声が高まっています。私の勝手な思い込みかもしれませんが、高校野球でも室内練習場があるのは立命館慶祥高校だけで、江別高校など市内の高校が一度も甲子園に出場できないのは、冬期間の練習場不足が原因かもしれません。土のグラウンドではありませんが、札幌ドームや東区のつどーむのような本格的な立派な施設は無理にしても、雪と寒さをしのぎ、子供たちが冬場でも活動できる支援について見解を伺います。以上、1回目の質問です。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

尾田議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、2016年度予算案と国の政策との関連につきまして、国が進めている地方創生や一億総活躍社会によるえべつ未来づくりビジョンへの影響についてでありますが、国が示しました一億総活躍社会は、少子化や労働人口の減少という構造的な問題を、結婚から子育てまで切れ目のない支援や働き方などの改革などにより、解決を目指していくもので、現在、一億総活躍国民会議におきまして、希望を生み出す強い経済、夢を紡ぐ子育て支援、安心につながる社会保障の新3本の矢の実現を目的とするニッポン一億総活躍プランの策定に向け、審議されているところでございます。御質問の、国の政策がえべつ未来づくりビジョンのスケジュール等へ与える影響についてでありますが、江別市では、平成22年の国勢調査で人口減少が明らかになったため、少子高齢・人口減少への対応を市政運営における最大の課題と捉え、平成23年度から、札幌圏への魅力発信による定住促進や、子供の遊び場の新設・拡充、女性等の潜在労働力の掘り起こしなど、市独自の人口減少対策を進めてまいりました。平成26年度からスタートした第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンでは、人口減少下で策定した初めての総合計画として、少子高齢化や人口減少への対応、地域経済発展など、国が地方創生で進める施策を結果として先取りした形となり、地方創生に係る国の支援策を活用し、集中的・加速的に取り組みを進めているところでございます。いずれにいたしましても、昨年10月に策定いたしました江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、第6次江別市総合計画の個別計画として位置づけておりまして、えべつ未来づくりビジョンの推進スケジュール等に、基本的に影響はないものと考えております。次に、地方創生加速化交付金と予算案の関連についてでありますが、地方創生加速化交付金は、国の平成27年度補正予算で措置された交付金でありまして、市の平成27年度補正予算に計上が可能で、地方創生に向けた緊急対策にも資する事業が対象であります。市が対象とした事業につきましては、交付金の活用により財源確保に有利となるよう、平成28年度予算に計上を予定する事業の中から、国の交付要綱に合わせまして、より効果の発揮が見込まれる事業を選定したところでございます。このことから、市の財源確保の観点から申し上げますと、一般財源に国の交付金を充てることができたもので、事業の優先度の判断に基本的には影響がないものと考えております。次に、地方創生加速化交付金対象事業の2年目以降の財源確保についてでありますが、対象事業の多くは、えべつ未来戦略事業として位置づけておりまして、また、個別計画である江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略事業としても位置づけておりますことから、両戦略の実現に向けて、事務事業評価等を通じました効果の検証や事業内容の必要な見直しなどを含めて、事業の継続を見きわめていく必要があるものと考えております。そこで、財源確保に関しては、新たに創設される地方創生推進交付金におきまして、対象事業費の2分の1が措置され、残りの市町村負担分につきましては地方財政措置が講じられる見込みとなっておりますことから、本交付金の活用を含め、有利な財源を確保するため、引き続き、国の動向等を注視してまいりたいと考えております。次に、エネルギー政策に関連しまして、まず、江別らしい新エネルギーの拡大と省エネを進める基本的な見解についてでありますが、新エネルギーに対する市及び民間事業者の取り組みにつきましては、先ほど島田議員の一般質問にもお答え申し上げましたとおり、多様な新エネルギーによる発電見込み量は、市内の家庭向け年間使用電力量の大部分を賄える規模になりますことから、エネルギー自給自足のまち江別への第一歩を踏み出したものと考えております。また、省エネの取り組みとしましては、市では、庁舎内のLED照明への転換、環境マネジメントシステムや省エネ管理システムの導入、冬季・夏季の節電対策、自治会防犯灯のLED化の促進などを進めてきております。そこで、江別らしい新エネルギーの拡大と省エネを進める基本的な見解についてでありますが、市内では、大規模太陽光、木質バイオマス、家畜ふん尿を活用したバイオガス、民間事業者により多様な新エネルギーを活用した発電が行われておりますことから、それぞれの企業が特色を生かし、新エネルギーの活用が広がっていくことを大いに期待しているところでございます。次に、市民参加による新エネルギー普及・拡大の考え方についてでありますが、地元の企業を育てること、そして、地元で発電された電力を地元で消費していくこともエネルギーの地産地消でありまして、こうした取り組みを進めていくことが、市民参加につながるものと考えております。今後におきましても、えべつ未来づくりビジョンのまちづくり政策や環境管理計画に基づきまして、多様なエネルギー活用の推進を図るとともに、地産地消の新たな動きを見きわめて対応してまいりたいと考えております。次に、電力自由化に伴います公共施設の電力買い入れの基本方針についてでございます。市有施設のうち、既に自由化されている高圧受電に該当する市本庁舎や小・中学校、公民館、体育館などは、特定規模電気事業者から電力を購入しております。また、定例会初日の市政執行方針でも申し上げましたが、市では、大規模太陽光発電所の誘致など、市民・民間事業者と連携・協働のもと、再生可能エネルギーの導入を積極的に進めてまいりました。このような取り組みを進めてきた中、本年4月から電圧基準が撤廃され、小規模施設や一般家庭での電力購入も自由化となります。また、本年1月には市内において民間事業者による木質バイオマス発電が開始されたところでもあり、市といたしましては、引き続き、環境に優しいまちづくりを進めるため、公共施設の電力につきまして、地元企業育成や地産地消の観点からも、地元でつくられた電力購入に向けまして、検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 山田宗親(総務部長は2016年3月まで)

私からは、2016年度予算案と国の政策との関連についての御質問のうち、アベノミクス効果と市税収入0.3%減の整合性について御答弁申し上げます。平成28年度市政執行方針並びに各会計予算説明で申し上げましたとおり、国が示した平成28年度の地方財政計画では、地方交付税の減少の一方で、地方税の伸びなどにより、地方一般財源総額は、平成27年度と比較し0.2%の増加と、ほぼ同水準が確保されております。このうち市町村税で申し上げますと、個人、法人を合わせました市町村民税は0.2%の減、固定資産税は1.2%の増などとなっており、その他を合わせた普通税全体では0.8%の増との見込みが示されております。これらの数字は、市町村総体で見た場合の見込みをあらわすものであり、当市におきましては、設備投資の増加などで固定資産税の増加が見込まれるものの、個人所得の減少等による個人市民税の減に加え、法人税率引き下げによる法人市民税の減などの影響から、市税全体では、平成27年度当初予算と比較して、0.3%の減を見込んだものであります。いずれにいたしましても、地方消費税交付金の増加などにより、一般財源総額は増加しておりますが、市税収入につきましては、個々の市町村の状況により異なり、一概には判断できないものと考えております。私からの答弁は以上であります。

答弁 建設部長 安藤明彦(建設部長は2018年3月まで)

私から、高砂駅駐停車場所の整備について及び飛烏山公園テニスコートの改修と充実について御答弁申し上げます。初めに、高砂駅周辺整備事業の説明会の開催並びに要望等の把握についてでありますが、高砂駅北側の整備につきましては、平成21年より、地元自治会や江別地区自治会連絡協議会などから、特に冬期間の交通渋滞による交通事故防止や、夜間の防犯対策としての照明施設についての要望があったところでございます。このことから、実態調査を行ったところ、送迎用の停車車両が車両及び歩行者などの通行の障害となっていることから、対応策について土地所有者であるJR北海道や、公安委員会等と協議を進めてきたところであります。その結果、高砂駅北側の交通安全対策として、渋滞緩和や歩行者などの安全確保のため、停車場の設置が必要と考え、平成27年度に現況測量を行ったところです。今後、事業の実施に当たりましては、江別市自治会連絡協議会と調整した上で、工事説明会を開催し、地元要望等を踏まえ、関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、用地買収に係るJR北海道との協議状況についてでありますが、これまでも高砂駅北側の安全対策について、地域からの要望を受け、整備に向けてJR北海道の協力をいただき、停車場の確保や鉄道林の影響について、協議を進めているところです。今後、JR北海道において、森林法に基づく鉄道林の区域の変更の手続が必要でありますことから、その手続を待って、停車場用地の取得に向け、JR北海道と協議してまいりたいと考えております。次に、文化財発掘調査と事業完工の見通しについてでありますが、埋蔵文化財の発掘調査を行うためには、事前に、JR北海道において鉄道林の区域の変更や、また、市においても用地の取得や環境緑地保護地区の形質の変更手続などが必要となります。そのため、平成28年度は、これら法的手続や用地の取得などを行い、平成29年度中に発掘調査を行う予定となっており、こうした手続などが順調に進んだ場合、平成30年度に当該工事が完了する予定となっております。次に、飛烏山公園テニスコートの改修と充実についてでありますが、現在、市で管理している公園のうち、屋外体育施設は18施設あります。そのうち、テニスコートは8施設あり、例年、コートの転圧整備やライン補修など、利用者の利便性が図れるよう、維持補修に努めているところであります。また、公園施設の改修整備等については、平成26年3月策定の公園施設長寿命化計画に基づき、老朽化度合いなどを判定した上で、順次改修を進めているところであります。御質問の飛烏山公園テニスコートの整備については、今後、利用実態の把握を行い、利用者の御意見をお聞きした上で、その後の対応について検討してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私から、体育施設の整備、充実と冬期間の活動支援について御答弁申し上げます。まず、青年センタープールの改修計画と多目的利用についてでありますが、青年センタープールは、昭和47年の建設以来44年が経過しておりますが、計画的な修繕等を行うほか、利用者からの要望に基づき、施設環境を整備しながら維持管理に努めております。プールの利用に関しましては、水中ウオーキング教室や小学生水泳教室を開催し、体力向上や水泳初心者への基礎講習を行うほか、一般利用者には、ウオーキング専用コースを設け、高齢者や障がいを持つ方々の健康・体力づくりの場としても活用していただいております。御質問のプールの多目的な利用についてでありますが、教育委員会といたしましても、介護予防や運動機能回復など、保健・医療の分野でのプール利用は、健康寿命の延伸に有効であると認識しております。なお、青年センタープールの改修につきましては、社会体育施設全体の将来的なあり方について検討する必要があると考えていることから、その進め方については、スポーツ推進審議会で協議するとともに、体育協会を初めとする関係団体との情報交換を行ってまいります。次に、冬期間の土の上での活動支援についてでありますが、近年、市内のスポーツ少年団や中学生、高校生の全道・全国大会での活躍は目覚ましく、江別市といたしましても、スポーツ賞等を贈呈し、青少年のさらなる飛躍を期待しているところです。御質問の冬期間の土の上での活動支援についてでありますが、近隣自治体の状況といたしましては、札幌市、石狩市、月形町、栗山町などに公設や民設の室内練習場が設置されております。また、市内におきましては、広く一般に開放されているものではございませんが、大学や私立高校の施設がございます。現状といたしましては、野球やサッカーなど少年団等の冬場の室内練習場として、学校体育施設開放が利用されており、基礎体力づくりなどの活動が行われております。教育委員会といたしましては、多様なスポーツ活動の場を提供することは、スポーツ推進のために重要であると考えておりますことから、冬期間でも土の上で活動できる室内練習場につきましては、まずは、市内にそのような形への転用可能な施設等がないか、調査してまいります。私からは以上であります。

質問 尾田善靖

再度、何点か確認をさせていただきます。まず、江別市2016年度予算案と国の政策との関連についてですけれども、市の置かれている立場は一定の理解ができますし、理解しようと努力しておりますが、疑問が残る部分がありますので再質問いたします。東日本大震災の復興も終わらない中で、2014年8月ごろ、第2次安倍内閣は突然に地方創生を言い出しました。その前段に増田レポートによる消滅可能性市町村や地方消滅の話題提供があり、その後、まち・ひと・しごと創生に名を変え、プログラムが進みました。その後の経過は、1回目の質問で述べたとおりです。日本全体の人口減少が予測され、自治体によっては消滅が危惧される。したがって、各自治体は人口をふやさなければならない。人口をふやすには仕事が必要。人口と仕事がふえればまちは活性化する。そして地方が生き返る。このような理屈かと思います。しかし、日本全体に人口減少が起こっております。人口をふやすために自治体間の競争が始まります。人口がふえれば勝ち、人口が減ると負けという土俵に地方の自治体が上げられてしまいます。国は土俵に上がらず、行司のように勝った自治体をよく頑張ったと褒めたたえ、負けた自治体を努力と工夫が足りないと批判します。そんな無責任でいられるわけです。したがって、こんな国の政策には、真面目にやっているふりだけをして、それなりのおつき合いでいいと私は思っています。地方創生と言いながら、国が行ったことは自治体に交付金をばらまくことくらいで、特にアイデアがないことが露呈しました。ばらまき事業がセットされた以上、江別市も取りに行かざるを得ません。なぜならば、江別市だけが交付金を申請しなければ、他の自治体に横流しされるだけで、江別市民が納めた税金は国から取り戻せないことになります。個々人においても同じです。市内の住民にとって、例えばプレミアムつき商品券についても、買わないと損をします。もともとは国民から集めた財源です。買わないとほかの人が得をしますが、国はプラス・マイナス・ゼロで、国民にありがたさだけを残しました。忙しい中で準備した市や商工会議所の関係者、そして無駄なエネルギーを使い、抽選に列をつくった住民は犠牲者です。わざわざ行列をしなくても、公平に機械的に分配するのが本来の行政の役割と私は考えています。今後の低年金者への3万円給付も似たようなものです。地方創生にしても、一億総活躍にしても、わざわざ新しい大臣を置いて緊急にあたふたする様子を見ると、今まで地方のことを考えていなかった証拠だと、残念に思っている国民がたくさんいるのではないでしょうか。そんな私は国の政策に疑問を持っているので、このような質問になりました。そこで、(1)の国が進めている地方創生や一億総活躍社会の実現に向けた緊急対策は、幸いにもえべつ未来づくりビジョンに大きな影響はない、スケジュールに問題はないとの答弁を聞きました。短期間で交付金申請などの大変な作業があったとは思いますが、江別市の計画が国の地方創生を先取りした結果となり、国の支援策を活用する、本音ではうまく利用していくという意味に聞こえましたが、スケジュール等に影響はないと一応理解いたします。(2)の地方創生加速化交付金と予算案の関係も、前段の(1)同様、交付金を活用する事業は、初めから新年度予算に計上を予定していた事業ばかりで、一般財源に国の交付金を充てることができ、大変ラッキーだった。棚からぼた餅のようなタイミングで、決して交付金目当てに新しい事業を計画したとか、後ろにあった順番が前に来たということではないと理解いたしました。(3)の交付金対象事業の2年目以降の財源については、有利な財源を確保するため、国の動向を注視していくとのことですが、地方創生の基本計画が5年と理解しています。国の変化に素早く反応できるよう、財源の確保を含め、的確に対応されるよう要請いたします。さて、問題は(4)のアベノミクス効果と市税収入0.3%減の整合性についてですが、安倍総理は3本の矢によって経済が好転し、企業は収益を上げ、賃上げになった、経済の好循環をつくり出すことができたと発言しているのです。市民からすると、個人所得がふえ、税金もふえるだろうと考えるのは当然です。しかし、市の予算では税収減になっている。積算ミスではありません。おかしいと思う市民にどう説明するか、丁寧に教えていただきたい。私も議会報告などをする際、市民にわかりやすく説明していきたいので、市民に向かって説明するよう答弁をお願いいたします。次に、エネルギー政策について、(1)の江別らしいエネルギーの拡大と省エネを進める基本的な見解については、前段の質疑でもありましたし、これまでの江別市の進め方を評価している一人としても、理解をしていますが、もう一歩頑張ってほしいと期待を込めて再質問します。市長は市政執行方針で、これまでの取り組みでエネルギー自給自足のまち江別へ第一歩を踏み出したものと考えておりますと述べています。私も同感です。市内に新エネルギーの活用が広がり地産地消が進むことは新しい江別の魅力発信につながります。そこで、提言を込めて質問します。全国に先駆けて脱原発・エネルギー自給自足のまち江別の都市宣言をしてはいかがでしょうか。見解をお伺いいたします。(2)については、よくわかりました。次に、件名3の高砂駅駐停車場所の整備について、(1)については、関係機関と協議するということで、その答弁で了解します。ただ、あくまでも高砂駅に車で送迎するのは、近所の人ではなく多少距離のある人ですから、近所の自治会だけで説明会が終わらないように配慮をお願いします。(2)の用地買収に係るJR北海道との協議状況について再質問いたします。鉄道林の影響等を含め協議中とのことですが、買収価格や買収予定のいわゆる用地の場所等についてJR北海道の反応が気になります。国鉄が分割民営化されたときに、土地の所有について関係法律により一定のルールが決まったとは思いますが、市民感情としては、もともと国民の税金で国有鉄道のために用地を確保した。JR北海道はその土地をただ同然で受けただろう。しかも、今回江別市が用地を必要とする目的は、JRを利用する人の送迎用のスペース確保のためで、JR北海道にとっても大きなメリットがあるはず。当然、JR北海道も協力してくれるだろうと、そう印象を持つのが当然だと思います。市民の思いにJR北海道がどのように反応しているのか、ある意味交渉事なので細かなことは言えないこともあるかもしれませんが、可能な範囲で現状をお伺いいたします。状況によって、自治会連絡協議会や利用者代表による要請行動なども必要ではないか、そんなふうに私は考えています。(3)については了解いたしました。最後に、体育施設の整備、充実と冬期間の活動支援についてです。(1)の青年センタープールは何度もお答えがありましたので理解しますが、センター全体の改修計画については、先ほどの石田議員への答弁でわかりましたが、私が言っているのはプールの問題です。多目的利用については、いわゆる健康・医療の分野での健康寿命の延伸に有効であるという答弁をいただきました。そして、今後のあり方について検討し、関係機関との情報交換も行うとの答弁ですから、その進捗に期待をしていきたいと思います。(2)の飛烏山公園テニスコートの改修と充実についてですが、建前上、管理している建設部からの最初の答弁は仕方ないにしても、スポーツ担当の教育部から一言もコメントがないのは非常に残念です。しかも、答弁では、今後、利用実態の把握や利用者の意見を聞いた上で、対応を検討したいとのことです。今までにテニス協会や利用者から要請書や意見が寄せられているはずです。実態がわかっていながら、建設部にすると、市内8カ所あるテニスコートの一つくらいの認識で、例年、転圧整備などをしているからいいだろうと、どうも冬に傷んだ道路の穴埋め修理と同じ程度の感覚に思えます。道路は鉄の車が走り回ります。テニスコートは生身の人間が走り回るのです。何度も言いますが、都市公園の中にある飛烏山公園テニスコートではありますが、過去の歴史を見ても江別市のテニス愛好者にとっては特別の場所であることを再認識して、教育部と十分協議して、一日も早い改修工事を求めます。もちろん、改修するにしても長い期間を要するわけですから、その間の緊急対策には十分な配慮をお願いしたいと思います。(3)の冬期間の土の上での活動支援について質問をいたします。一定の理解をいただいたと承知いたします。答弁では、冬期間でも土の上で活動できる室内練習場については、まず、市内にそのような形へ転用可能な施設等がないか調査するという答弁ですから、その状況に期待し、見守っていきますけれども、調査によって転用可能な施設等がなかったときは第2、第3の対策を検討していただけると、そのように理解しますが、そう受けとめて間違いないでしょうか、お尋ねいたします。以上で、2回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

尾田議員の再質問にお答え申し上げます。私からは、エネルギー政策に関連してお答えしたいと思います。エネルギー自給自足に関連しまして都市宣言をしたらどうかということでございますが、市内では、民間事業者による大規模太陽光、木質バイオマス、家畜ふん尿を活用したバイオガスなど、新エネルギーの事業化が進み、エネルギー自給自足のまち江別の第一歩を踏み出したと先ほど答弁させていただきました。これはあくまでも第一歩でございまして、本年の4月からは、電力の小売自由化がスタートし、個々の家庭、各市民の家庭や商店街においては、今後における契約先の選択肢が大きくふえてくるものと考えております。今後、市民のエネルギーに対する意識も大きく変わってくるものと思っておりまして、市といたしましては、当面、出前講座や研修会などを通じまして、省エネや新エネルギーの活用について市民周知を進めてまいりたいと考えております。それらを踏まえて、今後の対応につきましては、市民の意向やその流れを踏まえて、検討していく必要があるものと考えております。以上でございます。

答弁 総務部長 山田宗親(総務部長は2016年3月まで)

私からは、アベノミクス効果と市税収入0.3%減の整合性に関する再質問に御答弁申し上げます。平成28年度予算における市税収入につきましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、設備投資の増加などにより固定資産税の増加を見込む一方で、個人所得の減少等による個人市民税の減に加え、法人税率引き下げによる法人市民税の減などの影響から、前年度当初比で0.3%の減を見込んでおります。そのうち個人所得が影響する個人市民税について申し上げますと、厚生労働省の毎月勤労統計調査、北海道地方調査におきまして給与所得が減少傾向にあることなどから、本市においても、高齢者や女性の社会進出等による納税義務者数の増加を見込みつつも、1人当たりの給与所得では減少を見込んだほか、ふるさと納税に係る寄附金税額控除の影響等もあり、前年度当初比で1.7%の減少を見込んだところであります。私からの答弁は以上でございます。

答弁 建設部長 安藤明彦(建設部長は2018年3月まで)

私から、高砂駅駐停車場所の整備についての再質問に御答弁申し上げます。市民の思いにJR北海道はどのように反応しているかについてでありますが、市といたしましては、これまでも、高砂駅周辺の交通安全対策について、地下歩道や駐輪場の整備など、市民の安全・安心と利便性向上のため、JR北海道と協議を行いながら整備を進めてきたところであります。今後も、地域からの要望を踏まえた上で、これまでと同様、共通認識のもと、JR北海道と協議を進めてまいります。なお、用地取得価格などの具体的な協議は平成28年度となりますが、1日も早く利用できるよう、引き続き、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私から、冬期間の土の上での活動支援について、転用可能な施設が見つからなかった場合の対応について御答弁申し上げます。教育委員会といたしましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、まずは、転用可能な既存施設等を調査し、土の上での活動ができる場を確保できるよう、体育協会や関係団体とも連携を図り、最大限努力してまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:江別市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる