江別市議会 平成18年第3回定例会 2006年9月15日
(1)企画政策行政について/(2)PFI事業について/(3)保育政策行政について/(4)環境行政について/(5)市立病院事業について
2006年9月15日、江別市議会の一般質問で、島田泰美議員が「企画政策行政について」「PFI事業について」「保育政策行政について」「環境行政について」「市立病院事業について」について質問し、市長 小川公人、助役 中川正志、企画政策部長 藤田政典、生活環境部長 富川核、健康福祉部長 宮内清、病院長職務代理者副院長 梶井直文が答弁しました。
- 質問者
- 島田泰美 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、助役 中川正志、企画政策部長 藤田政典、生活環境部長 富川核、健康福祉部長 宮内清、病院長職務代理者副院長 梶井直文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 島田泰美
ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。初めに、市民参画条例についてお伺いします。さきの清水議員の一般質問と重複する点もありますが、ご容赦願います。この条例に関して全国的な広がりを見せているのが自治基本条例でありますが、江別市としてもこの条例の制定に向け、昨年の6月に市民懇話会を設置して、現在に至るまで懇話会、市民説明会を合わせて27回以上開催しています。また、隣の札幌市では、もう既に制定に向け審議されていて、第3回定例会では成立されるようですが、市民自治という本来の意味合いとは若干掛け離れた条例になりつつあるという評価もあります。自治基本条例は、自治体の憲法と言われ、そこには市民自治の理念が明示されていて、市民がまちづくりの主役となり、様々な地域課題は主役である地域の方々が自ら解決していくことをルールとして定めたものであります。ただ、条例の制定だけで終わってしまわないためには、市民の自治力が、一定程度高まらなければなりませんし、そうでなければ、この条例自体も機能していかないと考えられます。今日まで我々議員も何回かこの説明会に参加してきましたが、今後においても、市民懇話会メンバーの方々のご努力はもちろんのこと、市民と議会と行政が共にしっかり時間を掛け、議論を積み重ねていくことが重要かと思います。また、全国各地でもう既にこの条例が制定され、機能している自治体がある中で、それを参考として江別市としての条例の素案ができつつあるようですが、他の自治体と類似ではない江別市に合った条例の制定が望まれるところです。そして、前段でも述べたとおり、地方分権型社会が進展する中で、市民自治の意識を高める手法として鹿児島市の市民参画を推進する条例のような具現化された条例を自治基本条例が頂点となって体系化された中に組み入れた形が望ましいと考えるところであります。この市民参画条例は、市民に開かれた行政、市民が主役のまちづくりを掲げ、市民と行政が協働によるまちづくりを一層進めるための条例であって、市民が市政に対して自分の意見や提言を自由に述べる機会を設けるなど、市政への参画を推進するための規則であります。鹿児島市の市民参画を推進する条例を例として挙げてみますと、その主な基本理念としては、市民と行政の役割分担の明確化、情報の共有化、市民活動の理解、協力等の市民参画、そして協働の明確化であります。また、具体的な規定として、パブリックコメント制度の導入、審議会構成員の市民公募制の導入、さらに、市民参画推進に関する市民会議の設置であります。具体的に江別市の施策を例とすると、もう既に都市計画決定がなされました江別の顔づくり事業、問題となっている市立病院の経営健全化について、また保育園の民営化について、各条例の制定に関することなど、施策として立案されたものを施策概要として市民へインターネットや市の広報に掲載し、また各所管課や情報公開コーナーでの供覧によって公表し、それに対する意見をファクス、電子メール、郵送等で受け、それを基に市が検討して、さらに議会へ提出し、審議していきます。その検討結果や審議状況を市民に公表し、さらに意見、提言をいただくことが、市民参画手続の実施ということになります。この手続を踏まえることにより、市で現在立案しようとしている様々な議案や計画案は、市民の意見も取り入れられることで市民の総意として受け入れられ、問題点も緩和されていきます。そのことによって、現在市が目指している協働のまちづくりが進展していくものと考えられます。この条例の制定に向け、自治基本条例と整合性を図りながら検討してはいかがでしょうか、ご答弁をお願いいたします。次に、PFI事業の今後の取り組みについて伺います。今日まで何回かこのPFI事業について一般質問でも取り上げられてきました。特に、応募件数に対して全く追い付いていかない市営住宅戸数の問題、そして、箱物行政は終わったといえども、市の本庁舎や青年センター、市民体育館等老朽化した公の施設の建替え事業、これらはこのPFI方式により民間資金を投入し、計画的に公共工事の再編成を進めていくことで、市の財政負担を軽減しながら社会資本整備を推進していくことができます。もちろん市民からの意見や提言を尊重していくことが、大前提であることは異論のないところだと思います。現在、道内全般においてもPFI事業が本格化してきて、国や地方自治体の財政が厳しくなる中、施設と維持管理を一括して民間に委託することで総体的なコストを抑制するとともに、公共サービスの質を向上させることができるPFI事業は、各自治体でもその取り組みが強化されてきています。また、道内の金融機関も長引く景気の低迷で貸付けが伸び悩んでいますが、このPFI事業のプロジェクト・ファイナンス的手法は、景気対策として有効な手立てであると考えられます。プロジェクト・ファイナンスの資金調達方法は、事業リスクを金融機関、行政、建設会社、運営会社、出資会社等に分けて分担することができ、事業収益を返済原資としそれに対して融資するため、長期にわたって平準化した返済が可能となるメリットがあります。道内の最近の主なPFI事業として契約額が185億円の札幌市山口斎場や稚内市廃棄物最終処分場、北大環境資源バイオサイエンス研究棟、そして、今年10月に移転新築される苫小牧法務総合庁舎は、開発局が初めてPFIを導入した事業で、2018年度までの維持管理費を含めた総事業費は12億8,000万円であり、国から直接発注した場合の事業費と比べて3割弱コスト削減が見込まれるなど、この事業はこれからの新規産業を創り出し、経済構造改革を推進する効果が期待できると考えられます。振り返ってみますと、当江別市は平成に入ってから、ごみ処理施設の建設やバブル崩壊後の国の経済対策により、投資的経費が100億円前後まで膨らみましたが、三位一体改革等により補助金や地方交付税が減らされ、平成14年度以降のこの投資的経費を大幅に削減したことで、平成16年度は22億円、そして、今年度が25億円と落ち込み、結果、市内建設業界に大きな打撃を与え、中小零細企業が倒産、廃業に追い込まれたことは周知のとおりだと思います。この投資的経費も、平成19年度以降江別の顔づくり事業によって、若干上向きになるようですが、それに伴って公債費も増えていきますので、やはり今後は前段で質問した市民参画条例的手法により、まだ整備されていない公共事業をPFI事業方式によって進めていくことが、民間企業にとって新たなビジネス・チャンスでもあり、また市内経済の活性化にもつながり、市民が選択した事業としての費用対効果が出てくるものと思われます。この方式による今後の取り組みについて、お考えがあればお聞きしたいと思います。次に、保育園の民営化問題についてお伺いします。もう既に国の政策として地方分権化も様々な制度改革をする中で推進されてきています。同じくこの保育制度も幼保一元化、保育園の民営化という形で制度改革がなされてきています。国としても、子育てに対するニーズが多様化してきたことや少子化問題に対応するため、平成15年7月に次世代育成支援対策推進法を制定し、国と自治体とで子育て支援を進めていくことを制度化したところです。市としても、それを受け、平成16年3月に次世代育成支援行動計画を策定し、多様な保育ニーズにこたえる柔軟な枠組みづくりに取り組んできているところです。一方、国の行政改革に伴って公立保育園運営費に対する国庫負担金が平成16年度から一般財源化されることにより、保育運営に係る財政確保が難しくなってきています。したがって、市としても支出を抑えるための行財政改革の一つとして、平成16年度、平成17年度の2か年にわたり職員の採用を凍結してきました。結果、退職者の補充をしなかったことにより、10名以上の保育士の欠員が生じていますし、また厳しい財政状況から30年以上経過し、老朽化した保育園の改築もできない状況となっています。そこで浮上してきたのが、市立保育園の民営化です。今年度の4月より指定管理者制度が導入されましたが、これに伴って市立保育園の民営化を同じ時期に行おうと、市は平成16年度に、まず保育士や職員との意見交換会や園長会で論議をする場を設けました。また、昨年の6月4日に第1回目、その後2回、3回と市立保育園父母との意見交換会を行ってきたところです。この中で、市から保育サービス全体の向上、待機児童の解消や子育て支援策の財源確保を目的として、現在、公立6園の保育園のうち、みどり保育園1園を2006年4月をめどに公設民営化方式で進めていきたいとの報告があり、理解を求めたところです。一般的にこの1園を民営化することにより、約4,000万円のコスト削減ができるようですが、このことを含め保護者側からは、民営化ありきで計画が進んでいる、スケジュールに無理がある、保育士がすべて入れ替わることで、子供の環境の激変が懸念される等、民営化に反対の意見が集中しました。今年度に入ってから、市は審議会からの民営化は妥当とする答申を受け、公設民営化に係る基本方針を策定し、父母の会に説明会の出席を求めましたが、民営化の是非が最初で、民営化前提の説明会は受けないと反発され、結果、6保育園、6会場での説明会の出席者は26人と少なかったようです。また、父母の会主催の江別の保育のありかた討論会が8月26日に開催され、私も参加し、市側、保護者側の生の声を聞いてきたところであります。ここまでが、保育園民営化にかかわる経過であり、現時点ではみどり保育園の民営化を1年先送りするとのことですが、経過の中で大きな争点は、保護者の方々は、民営化に対する是非をまず話し合うべきだと言っているにもかかわらず、市側は民営化を前提とした方法論を繰り返し、理解を求めています。私は民営化是非論の前に、保育園という施設の概念を捨てた中でまず子供を中心に考えるべきで、保育園の施設が民営化されることにより、乳幼児への保育の質がどう変わるかをしっかり認識しなければならないと思います。延長保育や休日の保育サービス等、施設などの環境の充実はもちろんですが、それ以上に保育士に安心して我が子を預けられる環境が整っているかどうかであります。やはり親にとって乳児であれば、特に経験豊富なベテラン保育士に任せたいと思うのは当然でありますし、このことが担保されない限り、この問題はいつまでたっても解決できないままになってしまいます。全国的にも民営化の流れはますます強まりつつありますし、私自身も肯定いたしますが、ときには足を止めてしっかり議論をしなければならないときもあり、今はそのときだと思います。果たして市側として今まで対応のまずさはなかったのか、そして、今後どのように進めていくのかお聞きしたいと思います。一番迷惑しているのは、言葉で返せない子供たちであります。次に、レジ袋削減効果についてお伺いします。3年前の9月の定例会において、議員となって初めての一般質問でレジ袋削減について質問いたしました。その後の検証をするつもりで質問いたしますが、時折家内の買物に付き合った際、レジ袋やマイバッグの使用状況を観察することが関心の一つでもあります。依然として余り変わらないような気がしていますが、私の家でも相変わらずマイバッグは使用していませんし、レジ袋に品物を入れて持ってきているのが現状です。ただ、小物に関しては袋を断ることもあります。全体を見回しても、マイバッグらしきものを持っている人はごくごく少数であります。3年前の私の質問に対する答弁は、マイバッグ持参運動の奨励についてPRも含め、一層の普及推進に努めるとのことでしたが、大きな効果が出ているとは思われません。この薄いレジ袋も大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返すことで、地球規模の環境に大きな影響を与えることになり、循環型社会に向けて一人ひとりが生活習慣を変えていかなければならないということは、前回の一般質問でも述べたところです。調査によると、現在、家庭から出るごみの量の60%は容器包装であると言われています。容器包装ごみを減らす目的のための容器包装リサイクル法が1995年に成立となってから、ペットボトル等の回収率が9.8%だったのに対し、2004年には62.3%まで増え、効果が顕著に現れたと言えます。しかし、1日1人当たりの出すごみの量はほとんど変わらず、減らない理由として、年間約300億枚も使用されるレジ袋等の使い捨てごみが減らないからだと言われています。これを石油に換算すると、約50万キロリットルとなり、原油高と言われている今日、大きなエネルギー損失となるわけです。したがって、国としても、このレジ袋等の容器包装ごみの削減を目指すためスーパーや小売業者に対して基準を定め、改善命令を出すことができる制度を今年の6月、改正容器包装リサイクル法として制定したところであります。この改正法によって環境省は、レジ袋10%程度の削減を目標としているようであります。また、全国的な日本フランチャイズチェーン協会や日本チェーンストア協会等は、レジ袋辞退率20%以上を目標にしているようですが、現在のところ13%から15%にとどまり、行き詰まり気味であるとの報告もあります。いずれにしても、全国的にこの改正法が成立したからには、当江別市としても、レジ袋等の削減に向けて今まで以上にPRなどの普及活動やそれに対する取り組みを早急に進めていかなければなりません。したがって、現在の市内の状況はどうなのか、また併せて今後の取り組みについてお伺いいたします。次に、市立病院事業の健全化についてお伺いします。この件につきましては、今日に至るまで、そして今回の一般質問でも何度も取り上げられ、またご承知のように新聞報道等でも連日のように掲載されているとおり、市立病院にとって異常事態となってきました。一般質問の資料収集のためホームページを開き、病院長のあいさつをクリックしましたら、白紙のまま病院長不在となっていました。この例一つを取り上げても、患者や市民にとって現在の市立病院への信頼は全くなく、病院としての理念や基本方針は宙に浮いた状態となっています。また、財政的にも非常に厳しく、平成17年度までの病院の抱えている累積欠損金は約36億円と言われ、平成17年度単年度で2億円以上の赤字を出しています。そして、毎年この赤字病院に一般会計から約9億円の繰出金を投入していることは、周知のとおりです。市としては、これ以前に経営の危機的状況を打破するため、民間のコンサルタントに経営診断を委託して、昨年21項目からなる経営健全化のための重点課題を受けたところであります。この結果、平成18年度から平成22年度までの5か年計画による行動プランや財政計画案が策定され、現在までその計画に基づいてきていました。この中で主要取り組みとして、13の改善項目が計画されていて、今日に至るまで精神病棟の1病棟化、夜間急病診療所の分離、移転等々、改善策が講じられてきていますが、昨年まで12人常勤していた内科医が今年に入って5人辞職し、9月末までまた7人の内科系常勤医師が総辞職するとのことであり、さらに産婦人科医も1人、若しくは2人お辞めになるようで、まずは医師確保が最優先課題となってきました。10月以降の外来患者には、非常勤医師でローテーションを組みながら、最低限の診療が賄える見通しのようですが、市長が幾ら数名の内科医の確保に全力を傾けるとおっしゃっていても、現実問題としてしっかりと医師の確保が担保されない限り、患者は市内の民間病院か札幌を中心とした医療機関へ転院を勧められたら、それに応じるしかないわけであります。また、医師の確保ができたとしても、待遇が改善された環境に整備されていなければ同じことの繰り返しとなるわけです。一般に医師が辞職する原因の一つに報酬の問題があると言われていて、現在常勤の医師報酬は、開業医や民間の医師と比較して安く、半分近いとの報告もあります。また、それ以上に夜診の患者に対応している内科医に相当の負担があったようで、日中毎日100人以上の外来と入院患者の治療の後も過酷な勤務は続き、4年前から夜診を分離する話が出ていたにもかかわらず、聞き入れてもらえず、今になって夜診を分離しても、内科医の意思は固く総辞職という最悪の事態となってしまいました。大きな誤算はここにあったと言えます。現在、市立病院は医師不足によって6病棟のうち1病棟を8月に休止し、10月からはさらにもう1病棟を休止する予定であります。二つの病棟がなくなることによって、94のベッド数の空きが出るわけであります。一方、入院患者も減り続けるため、医療収益は悪化することが確実となります。また、今年2月に策定した経営健全化5か年計画でいう財政計画案は、278床のベッド数を保てないことと、患者の激減により計画倒れとなってしまいます。やはりこの経営健全化5か年計画は、その実効性に相当無理があったように思われます。また、医師が辞めるもう一つの原因は、この計画案にもあったと推測されます。それでは、職員組合への改善はさておいて、内科医だけに負担が掛かる計画案であることに更に危機感を持った医師の方々は、苦渋の選択として患者さんのことも考えたが、働きがいがあり、待遇が良い病院を求め転院したのではとも考えられます。また現在、医師が辞める本当の原因はほかにもっと根の深いところにあるのではとも思えますが、憶測なのでやめておきます。いずれにしても、改善策として現段階では、全適も考えていない、また経営健全化5か年計画も見直していないとなれば、現状を踏まえたとき、やはり最重点目標は医師確保に尽きると思います。また、前段でも触れたとおり、仮に医師の確保ができたとしても、設置責任者に相当な決意がない限り、この病院改革はできないと考えられます。以上のことから、四点について質問します。まず、経営健全化に向けた5か年計画に実効性があったのかどうか。次に、内科医が総辞職した本当の原因を明らかにせず、見過ごしてきたのではないか。そして、仮に医師確保ができたとしても、本当に病院事業の改革ができるのかどうか。また、この異常事態となった責任は、設置責任者である市長をはじめ幹部職員、そして我々議員にもあると思います。したがって、江別市のトップリーダーである市長に、現在明確な決意があるのかどうか。そしてあるとするならば、その一端をお聞かせ願います。決意がなければ、結構です。以上、四点について質問いたします。あらゆる手段、あらゆる機会をとらえて最大限の努力をしますという答弁ではないことを期待いたします。以上で1回目の質問を終わります。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
島田議員の一般質問にご答弁を申し上げます。初めに、市民参画条例についてでありますが、地方の自主、自立が求められる時代の流れの中で、そこに住む人々の知恵と勇気、アイデアと行動力で地域経営をしていくことが必要となっております。そのためには、地域を構成する一人ひとりの市民やNPO、市民活動団体、企業などがそれぞれの持つ多様な能力をまちづくりに生かせることが重要であり、そうしたことを可能とするためには、江別市としてのまちづくりに関する自治の形を構築することが不可欠であって、こうしたルールを定める自治基本条例の制定は、市民自治を実現する上で大切な要素であると考えております。そのようなことから、市民の英知を傾けた形で条例を練り上げていただくために、昨年6月から公募市民などによる市民懇話会において、自治基本条例の骨子づくりを進めておりますが、先般、市民懇話会において条例骨子の中間報告がまとまったことから、市五役との意見交換や議員各位との合同勉強会を行い、今月13日からは、市民向けの意見交換会を市内4か所で開催し、幅広い市民からの意見をお聴きしながら、条例骨子を最終的にまとめる見通しとなっております。その後、条例の条文化を進めるために、仮称でありますが、条例策定市民会議を設けまして、学識経験者などによる専門的な立場でのアドバイスを受けながら、最終的に条例案を作成する予定であります。そこで、自治基本条例と整合性を図りながら、市民参画条例を検討すべきではないかとのご質問でありますが、市民参画条例の目的などにつきましては、一般的に各施策の企画立案から意思決定に至るまでの過程において、住民が自己の意思を反映させることを目的として意見を述べ、また提案を行い、さらに各施策の実施過程において参画を推進するための手続などを定めるものが多く見られます。全国の自治体においては、これまで自治基本条例の制定前に市民参画条例を制定してきたところもありますが、最近の動きとしては、自治基本条例に市民参画などの基本的な考え方を明らかにし、条例を制定した後に住民の熟度を高めながら、合意形成を図る中で市民参画条例を制定することが主流となっております。いずれにいたしましても、このたびの市民懇話会の中間報告において、市民参画の推進について触れられておりますが、現在、市民懇話会で自治基本条例の骨子づくりが進められておりますので、今後、そこでの議論なども見極めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、市立保育園の民営化について、これまでの対応と今後の進め方に関するご質問にお答えいたします。保育園の民営化につきましては、昨年6月から保護者との意見交換会を実施し、保育園など子供を取り巻く環境の変化や江別市が置かれている現状と民営化の必要性について意見交換を行ってきたところでありますが、平成18年4月の民営化は、時間のない中で拙速すぎるとの保護者の声や市としても広く審議会等の意見を聴く必要があると判断し、平成18年4月の民営化は見送ったところであります。これまでの市の進め方については、反省すべきものは反省する中で、今年1月に改めて保護者との継続的な話合いができるようえべつ保育園連合父母の会に話合いの窓口設置について提案し、合意が得られましたので、5月に第1回目の話合いを開催したところであります。この間、市では社会福祉審議会の答申を踏まえ、みどり保育園公設民営化基本方針を策定し、各保育園での説明会を行ったところであります。基本方針では、引継ぎ期間として委託の前後を含め1年程度確保することや、現在のみどり保育園の保育内容の質を維持、向上できるような保育園運営上の内容を重視した事業者選考基準とするとともに、事業者の職員採用についても、経験年数のバランスを考慮して一定の条件を加えることなど、子供への配慮についての保護者の不安に対する意見、要望等を十分考慮したものとなっております。こうしたことから市では、基本方針全体の協議を保護者側にお願いしているところでありますが、残念ながら、保護者側はまず民営化の是非について議論をし、それが納得できない限り市としての協議には応じられないという姿勢を崩しておらず、基本方針全体についての協議は受け入れてもらえない状況にあります。市といたしましては、保育サービスに限らず総合的な子育て支援サービスのより一層の充実を図っていく必要がありますことから、限られた時間を考えますと、民営化に向けた選考組織の立上げなど、スケジュールに基づいた事務手続を進めてまいりたいと考えております。なお、保護者とは基本方針等の理解を得るために引き続き努力をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、市立病院事業についてでありますが、まず、本年度スタートする経営健全化計画の実効性につきましては、医療の根幹である医師が確保されない限り計画の達成は困難であり、常勤医師確保のため最大限の努力を傾注しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。また、経営健全化計画につきましては、一般質問初日の星議員の質問にもご答弁いたしましたが、医師確保について一定程度の見通しを得た上で、各部門での健全化の取り組み、さらには医師との連携の在り方について練り直していかなければならないものと認識しております。次に、医師の待遇につきましては、まずその給与について今後、医師の確保のためのみならず、現在市立病院にあって市民医療にご尽力いただいている医師に市立病院に踏みとどまっていただくためにも、早急にこれを見直してまいりたいと考えております。また、内科系医師にとりまして、過重な勤務の要因の一つであった夜間急病診療所につきましては、これを10月1日から錦町別館に夜間急病センターとして分離・独立することとしているとともに、夜診の二次対応につきましては、内科系医師同様、小児科医師につきましても、厳しい勤務状況にありますことから、この緩和に向けた対応を進めてまいりたいと考えております。さらに、夜間急病センターの分離・独立は、今後の医師確保、さらには定着のための条件整備の一つであると同時に、地域医療を守っていく観点からは、一次医療と二次医療の体制を明確にする中で、将来に向けて持続可能な医療体制を構築するためのステップとしていかなければならないと考えております。私は、地域医療の確保と経営の健全化のため、こうした可能な方策を実行に移すとともに、まずは複数の常勤医師確保に向け最大限の努力を傾注してまいりたいと思いますので、ご理解賜りたいと存じます。このほかにつきましては、助役ほかをもってご答弁申し上げます。
答弁 助役 中川正志
私から、レジ袋の削減効果についてお答えをいたします。レジ袋の削減に関する市の事業といたしましては、以前からマイバッグ運動に取り組んでいる江別消費者協会と連携し、その活動を支援する一方で、平成16年度に消費者、スーパーなどの販売事業者、さらに市の三者によるごみゼロ推進連絡協議会を立ち上げまして、商品購入時におけるごみの発生抑制に関して意見交換を行うとともにごみ減量ポスターコンクール、マイバッグ運動啓発のぼりの配布などこれらを実施し、また広報誌等を通じて継続的に啓発に努めているところであります。業界団体の数字を基に市内のレジ袋の使用量を推計いたしますと、年間約3,200万枚、重量にして300トン程度と考えられておりますけれども、市内では、大手スーパーを中心に、マイバッグ持参者に対する特典制度を設けてレジ袋の削減に取り組んでおりまして、ある大手のスーパーでは、特典制度により年間1%ないし2%程度の削減につながっていると、こう聞いております。しかしながら、マイバッグにつきましては、ライフスタイルと密接にかかわっておりますことから、まだまだ浸透度が低く、加えてコンビニエンスストアの利用が増えておりまして、スーパーとは購買行動が異なることから、総体として目に見える形でのレジ袋の削減には至っていない状況にございます。全国的にも、同様の状況にありますことから、国におきましては容器包装リサイクル法を見直し、それぞれの事業者が個別に削減目標を設定して明年度から施行されることになりました。この改正を受けて、各小売業者は、それぞれの立場でレジ袋の削減に取り組むこととなりますが、既に大手のスーパーチェーンでレジ袋の有料化に踏み切ることを表明したところが出るなど、今後の削減に大きな効果が期待できるものと、こう考えているところでございます。市といたしましても、法律施行を一つの契機として関係団体と連携して意識の啓発に努め、市民にマイバッグの持参等を呼び掛けて、レジ袋削減の機運を高めていこうと、こう考えておりますので、一つご理解をいただきたいと存じます。私からは以上であります。
答弁 企画政策部長 藤田政典(企画政策部長は2007年6月まで)
私から、PFI事業についてお答え申し上げます。PFIは、平成11年7月に民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律が制定され、民間の資金と経営上のノウハウや技術的能力を活用し、これまで公共が担ってきた公共施設等の設計、建設や維持管理、運営を一体的に民間にゆだねるものであります。これによって、社会資本を効率的に整備し、より質の高いサービスの提供とコストの削減が期待されるものでありますが、一方では、事業実施に伴うリスクの民間への一部移転やSPC自らの資金調達がポイントになります。これらを行うには、専門的なノウハウが必要であり、弁護士やコンサルタントを活用することになるため、これに要するコストも大きく一定規模以上の事業でなければ、採算が合わないとも言われております。議員のご質問にもありました札幌市山口斎場は185億円、稚内市廃棄物最終処分場が26億円、北大環境資源バイオサイエンス研究棟が61億円の契約額となっており、いずれも相当規模の事業となっているものであります。江別市におきましても、平成15年2月に策定したPFI導入指針により、実際上の導入に当たっての問題点や課題等を整理しながら、判断基準や手順を定めております。これに基づき費用対効果が高く良質な公共サービスを提供できること、財政負担の軽減や平準化が図られること、一定の事業規模を有することなどの判断基準により、適切な事業を選択する必要があります。今後、一定の要件に合致し、対象となるような施設の建築等があれば、それぞれの事例ごとに制度適用の可否などを検討することになりますが、まず前提となりますのは、施設そのものの建設が真に必要な事業であるかどうかということであり、これが最も重要であると考えております。そのようにご理解を賜りたいと存じます。以上であります。
再質問 島田泰美
ご答弁ありがとうございました。それでは、三点ほど再質問をします。まず、市立保育園の民営化について質問します。前段でも述べましたように、市は今日に至る経過の中で、市立保育園の在り方について平成16年6月から、各保育園の保育士や職員の方々と意見交換会を、そして8月から園長会を各6回ずつ行い、またまとめの説明会も行ってきたところです。この一連の中で、平成18年4月から指定管理者制度をこの保育園にも導入していくとの話もあったと思います。いわゆる保育園の民営化です。そして、平成17年度からは、保護者の方々に市立保育園のあり方の検討についての中で、六つの保育園のうち1保育園を民営化したいという説明がありました。この流れの中で、私は少なくとも、まず平成16年度の意見交換会や園長会をこの時期か、若しくはその前に保護者へ民託の説明があってしかるべきであり、保護者への配慮が欠けていたと思います。市は今後保護者への理解が得られなくても、スケジュールどおり進めていくようですが、計画案や立案の段階で市民や保護者に早く公表し、理解を求めていくことは、これからも絶対不可欠かと思います。どう考えているのか、お聞きいたします。次に、レジ袋削減効果について再質問します。レジ袋削減のPRの手法として、現在スーパーのレジの前に小さな旗を立てることなどは余り効果がなく、広報などのほかに新たにスタートした市民活動センターや各種の市民活動団体と連携して、より広範囲に市民に直接伝わる効果的なPRを行っていくことを考えてはどうでしょうか。また、マイバッグ運動に参加する団体を増やすことと、現在既に参加、活動している市民団体との協働を具体的に広げ、進めてはどうでしょうか。例えば自治会に対する補助金の例にあるように頑張っているところ、つまり自腹を切ってでもマイバッグを配布している団体や効果的に実績を上げている団体に、市は重点的かつ多面的に支援を行うことで、マイバッグ運動をより積極的に、また具体的に進めることができると考えられますが、いかがでしょうか、お伺いします。次に、再度市立病院問題について質問いたします。今後において何名かの医師の確保はできたとしても、累積赤字はかさむばかりで、ここに至っては相当の決断がなければ、病院の財政再建はあり得ないと私は思います。そこで、建設的な提案を申し上げます。現在、全国的に同じように、市立病院の赤字を抱え、病院経営の健全化に向け取り組んでいる自治体が幾つかあります。特に、注目しているのが、兵庫県芦屋市の市立病院が実施している院内開業という制度であります。この制度は、空いている病院の診察室を一般の民間開業医に貸し出し、開業医は病院に家賃を支払い、独立したスタッフ、会計で診療所を運営することができるシステムであります。また、入院や手術が必要な場合は、病院内の空いている病棟や機器を利用することができ、病院の医師と同等の診療が行えるメリットがあります。いわゆる空いたスペースを開業医にレンタルすることであり、公立病院の一部民営化という発想でもあります。この市立芦屋病院は、病床数が272床と当市と同じぐらいで、診療科は9科あり、その他不採算科の泌尿器科、歯科をその対象として院内開業方式を導入しています。また、この市立病院も一般会計から当市と同じ額の約9億円が繰り入れられていて、院内開業方式を導入することにより、約5億円の削減を見込んでいます。この方式は、医師不足を解消するための有効な選択肢の一つでもあり、また、開業医師を地域に定着させることにもつながると考えられます。今、当江別市立病院の累積赤字は年内に50億円にも上ると言われ、このことは市の財政を圧迫し、大きな不採算事業となってきました。また、3年後に市の財政は13億6,000万円の財源不足が発生するとの報告もあり、夕張市の二の舞になりかねません。したがって、今後において、この方式を含め早急に対策を講じてはいかがでしょうか、お考えをお聞きしたいと思います。以上で2回目の質問を終わります。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
島田議員の再質問にご答弁を申し上げます。病院の関係でありますが、今後の市立病院の経営の在り方につきましては、これまでも市民の医療ニーズにこたえると同時に、経営の健全化を確保していくこととしており、今後、総合的に経営の在り方を含め、検討していく中で、今、議員からお話のありました院内開業方式ですか、そういったことを含め、多様な議論がなされるものというふうに認識しているものであります。したがいまして、このことを踏まえ今般、まず庁内に庁議メンバーを中心とする関係部長等からなる庁内会議を発足させたところでありますが、今後さらに、医師、有識者などからなる市立病院の在り方を検討するための組織を設置し、市民への医療サービスの提供と健全化のためのあらゆる可能性を検討していく考えでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
答弁 生活環境部長 富川核(生活環境部長は2008年3月まで)
レジ袋に関してでありますが、この削減に向けた効果的なPRのためには、年齢層や生活様式の違いなどを考慮して、様々な方法によって啓発を重ね、市民の意識改革を促し、マイバッグの持参につなげていくことが必要であると考えております。また現在、マイバッグ配布もメニューに含んだ環境教育プログラムの実施をNPO団体の取り組みを活用し、協働して進めているところであります。今後にありましても、活動団体やその活動範囲の拡大とともに、それぞれの団体の活動内容等を踏まえながら連携を図り、レジ袋削減に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
答弁 健康福祉部長 宮内清(健康福祉部長は2007年3月まで)
私から、保育園の民営化の再質問にお答えを申し上げます。市立保育園の運営の在り方が全国的な課題となっている中、当市においても課題であったことから、平成16年6月から、所管において検討を始め、市としての基本的な考え方がまとまったことを踏まえ、平成17年6月から保育園の置かれている状況や民営化の必要性など、市としての考え方について共通の理解を得るために保護者との意見交換等を行ってきたものであります。そこで、保護者への説明をもう少し早い時期に行うべきではなかったかということでありますが、市としましては、内部方針の決定後でないと責任ある説明ができないことを考え、この時期になりましたことをご理解願います。また、市民や保護者への公表についてのご質問でありますが、市としましては、今後におきましても、計画案などを策定しました段階で速やかに公表してまいりたいと考えておりますし、みどり保育園の公設民営化につきましては、子供への影響を十分考慮し、保護者、事業者、市の三者協議の場などで、今後とも基本方針についての意見、要望をいただきながら保護者の理解を求めてまいりたいと考えておりますので、そのようにご理解をお願いします。以上です。
再質問 島田泰美
それでは最後に、市立病院のみについて簡潔めいりょうに要望いたします。4日ぐらい前に、一議員として市立病院を少々の時間ですが視察してまいりました。患者さんも少なく閑散としていましたが、私自身現在の先生方や看護師、准看護師、そして職員の方々は今どういった様子なのか、大変気になるところです。現在、現場を預かっている病院長職務代理者におかれましては、大変ご苦労なさっていると思いますが、先生方をはじめスタッフの皆さん方の士気が上がるように、今後とも是非頑張っていただきたいと思います。それで、病院長職務代理者としても、もしコメントがあればお聞きしたいと思います。なければよろしいです。以上、要望として終わります。
答弁 病院長職務代理者副院長 梶井直文
市立病院病院長職務代理者副院長として発言させていただきます。9月末日をもちまして、常勤の内科系医師が不在になることは、開院以来の非常事態であります。市民の方々に不安や心配、そしてご迷惑をお掛けしていることに深くおわび申し上げます。病院長不在において職務代理者という立場でありますが、市長を先頭に私も医師派遣要請活動を積極的に行うとともに、現在残っていただいている医師がさらに退職しないよう、また病院職員全員の思いが一丸となるよう努めてまいりたいと考えております。昨日、宮澤議員が病院を船に例えて激励のお話がありましたが、正に江別市立病院丸は、皆様のおかげで平成10年12月に新しい病院として出発しております。病院職員一同、そのときの感激、こういう病院で働けるという感激と意欲をもう一度思い起こして頑張ろうと、みんな力を一にしているつもりでおります。残念ながら、今の江別市立病院丸は主力エンジンである内科系医師が全員退職されるということで、メインのスクリューが非常に回りが遅くなっております。しかしながら、ほかの科は従来どおり活発に元気に活動しております。左右のスクリューは元気に回っております。船主である市長には、新しい船長となる人材を早く派遣、就任依頼していただくということと、それから、内科のエンジンをまた快調に回すように内科医を確保するために努力していただく。私、それから病院事務長共々内科医の確保に努力していきたいと思っています。以上です。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き