江別市議会 平成17年第3回定例会 2005年9月21日
(1)行政改革について/(2)福祉行政について/(3)男女共同参画について/(4)環境行政について
2005年9月21日、江別市議会の一般質問で、高橋典子議員が「行政改革について」「福祉行政について」「男女共同参画について」「環境行政について」について質問し、市長 小川公人、助役 中川正志、企画政策部長 藤田政典、健康福祉部長 宮内清が答弁しました。
- 質問者
- 高橋典子 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、助役 中川正志、企画政策部長 藤田政典、健康福祉部長 宮内清
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 高橋典子
それでは、通告に従い順次質問してまいりますので、ご答弁の方よろしくお願いいたします。まず、今年6月21日に閣議決定された経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005、いわゆる骨太の方針2005についてお伺いいたします。項目によっては、第2回定例会で森好議員の行った質問と重なる点もあるかと思いますが、小泉首相が改革のスピードを速めると発言するのを聞き、非常に大きな不安を感じましたので、特に地方自治体に直接かかわる項目について取り上げ、質問させていただきます。この間の流れについてですが、まず今年3月、前回の定例会で取り上げられた新地方行革指針が総務省から出され、従来を上回る給与、人件費の徹底した削減と公共サービスの民営化、市場化が強調されました。その後、2030年、これから四半世紀後の日本と地方自治の形について示した日本21世紀ビジョンが内閣府より発行され、6月に骨太の方針2005が出されています。これらの文書は相互に関係しており、日本21世紀ビジョンは政府の長期戦略という位置付けであり、新地方行革指針や骨太の方針2005などが示す方向が徹底的に推し進められた後に来る25年後の日本社会、地方自治の全体像など、政府の目指す目標が示されており、当然、政府の策定する各方針は日本21世紀ビジョンを念頭に置いて策定されていくものとなっています。こうしたこの間のいきさつから、一部日本21世紀ビジョンの内容も絡めながら、骨太の方針2005に示された内容について、市長の見解をお伺いいたします。まず、市町村合併についてお聞きいたします。この問題については、今年3月末までの合併特例法の期限内には、当市としては他自治体との合併は行わない、その後においては、諸制度の動きなどを見極めながら、江別にとって何がベストか市民と議論しながら方向性を選択していくとの姿勢を、これまで示してこられたところです。このたび発表された骨太の方針2005では、第2章「小さくて効率的な政府」のための3つの変革の中で、税源移譲や国庫補助負担金改革、地方債の協議制度の移行などについて触れながら、平成18年度までの三位一体の改革の成果を踏まえつつ、地方分権を更に推進する。また、市町村合併を引き続き強力に推進するとともに、将来の道州制の導入に関する検討を引き続き進めるとしています。今後、さらに国から市町村合併の指導がなされるのではないかときぐするところですが、この問題についてどのような姿勢で臨まれるのか、お伺いいたします。次に、市場化テストについてお伺いいたします。骨太の方針2005では、公共サービスの効率化を図るため、市場化テストの本格的導入による官業の徹底的な民間開放として、公共サービスの質の維持向上、経費の削減等に資するよう、仮称「公共サービス効率化法(市場化テスト法)案」を今年度中に国会提出するよう速やかに準備するとしており、法案の成立により、地方自治体でも市場化テストが本格的に導入されることになると、研究者などが警戒しているところです。既に、都道府県レベルあるいは東京都下の自治体においては検討が始められているところがありますし、大阪府では導入のためのガイドラインが作られております。いずれも当市とは余りにも規模の違うところでの話ですが、法案成立後、一気に加速するのではないかとも言われているところです。当市の規模でどのようなことが考えられるのか見当もつきませんが、どのように対応しようとされているのか、検討されておりましたらお聞かせいただきたいと思います。次に、公務員の総人件費改革に関してお伺いいたします。この件については、前回の森好議員の質問と重なりますが、骨太の方針2005において、新地方行革指針の定員純減目標を達成すること、退職者の補充を極力抑制すること、公務員賃金体系を成果主義へ移行すること、給与について地域の民間給与水準を反映させることなどが示されています。当市はこの間、急激な職員の定員削減を行っており、年齢構成上のバランスや職員としての経験の蓄積、次から次へと変わる制度への対応など考えると、これ以上の削減はするべきではないと思いますが、いかがお考えかお伺いしたいと思います。次に、医療政策を所管する組織の必要性について、見解をお伺いしたいと思います。骨太の方針2005には、持続的な社会保障制度の構築と表現されておりますが、つまり社会保障給付を抑制することを意味しており、医療制度の抜本改正を通じ、老人医療費を圧縮することが前提となっています。健康的な生活環境が保障され、早期発見・早期治療で医療費が少なくなるのならいいのですが、この間の医療改革の流れは、具合が悪くても病院に行くのを我慢させる方向に改悪されてきています。日本21世紀ビジョンも併せて見れば、健康維持と病気予防を進めるという言葉の裏に、自己選択と自己負担の考え方が見えてきます。健康維持については、民間の健康維持クラブの発展を視野に入れた健康サービスの提供などといったことが示されており、将来は保健事業についても公的責任の後退が計画され、健康維持もお金次第かと暗たんたる気持ちにさせられました。いずれにしろ、既に当面の医療制度改革は断行すると骨太方針2005に示されております。この間、当市の市立病院においては、経営健全の努力が行われてきているところですが、医療制度改革にほんろうされ、病院だけが矢面に立たされている感があります。さらに今後計画されている制度改革も、受診抑制を生み出しかねない方向にあり、市立病院の経営に大きな影響を与えることは十分予想され、こうした状況を乗り切るためにも、保健・福祉・介護等を含め総合的に当市の医療政策を考える組織を市長部局内に置き、対応していく必要があると考えますが、いかがでしょうか、見解をお聞かせください。次に、介護保険制度の見直しにかかわる問題についてお伺いいたします。さきの国会で、改正介護保険法が成立し、今年10月から食費、居住費、ショートステイの滞在費を自己負担化、来年4月以降の新予防給付など、多くの高齢者と家族、介護事業所、保険者である自治体が様々な不安と疑問を持ったまま、改定介護保険は開始されようとしています。一部負担軽減策が盛り込まれてはいるものの、持続可能な制度のためと言いながら、給付抑制へ制度自体が大きく転換し、制度導入当初言われていた介護の社会化とは程遠いものに変質させられてしまっているとしか見えません。市内のあるデイサービスの現場では、10月以降は一月単位で、食事を配食業者に注文するかどうか希望を取る形にするとのことで、注文せずに家から持参する方も出てくるだろうと予想されているとのことでした。これまでデイサービスで食事をとることにより、栄養のバランスをとったり、高齢期の食事について身に付けていったり、利用者同士の団らんの場となるなど、いろいろな効果があるから、これまで食事についても保険給付の対象となっていたと考えるのですが、食材料費、調理費は利用者に負担させるというのは、介護保険の役割が大きく後退させられた一例だと思います。現在、第3期事業計画について検討されているところでありますが、この新制度の下で、当市としていかに市民の生活を守る立場で介護保険制度を運営していくか、大きく問われるものと考え、何点かにわたり質問させていただきます。まず、低所得者対策についてお伺いいたします。保険料について、当市ではこれまで第2段階の方のうち単身世帯で年収120万円以下、2人世帯で160万円以下などの所得の少ない方に対し、申請により第1段階と同様とする減免が行われてきたところです。今回、国が新たに定めた所得段階の区分の仕方は、旧第2段階を二つに分け、全体で6段階とし、新第2段階の保険料は第1段階と同様、基準額に0.5を乗じた額とするものですが、その内容を見ると対象者は市町村民税非課税世帯、高齢者本人の年金収入が80万円以下であり、年金以外に所得がない者とするなど、生活保護基準以下の厳しい水準で線引きがされています。当市がこれまで行ってきた減免基準との間に差が生じることとなりますが、市としてこれをどのようにお考えでしょうか。これまでの基準は、江別市なりに合理性のあるところで基準を設けていたことと考えますし、所得段階区分の設定の仕方は大きな影響のあるところです。市民の厳しい生活実態を考えるならこれ以上の改悪は行わず、市民の負担が少しでも軽く済むよう配慮すべきと考えますが、どのようにお考えかお伺いいたします。利用料の軽減措置に関しては先ほど一部触れましたが、食費や居住費等が自己負担となることは、利用者にとって大きな負担増となってのし掛かってきます。来月からスタートするとのことですので、既に対策をとっていなければ間に合わないことではありますが、もし何らかのお考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。また、その後においても第3期事業計画の中で独自の軽減策をとるお考えはないのか、お聞かせいただきたいと思います。また、国は低所得者へは負担限度額を設け、施設に対し補足給付を行う形で対応しようとしていますが、訪問、通所系サービスは対象となりません。これらのサービスについては、社会福祉法人による利用者負担軽減制度を活用することとしていますが、その内容自体、減額割合は第1段階の方が2分の1であるほかは4分の1の減額でしかなく、対象者の要件に預貯金の額や資産の活用など、より厳しい条件が付けられ、お墓やお葬式代もとっておけないものであり、問題があるものと思いますが、さらに、この制度は、社会福祉法人しか対象になっていないという問題点もあります。現在、これらのサービスは社会福祉法人のみならずNPO法人や株式会社等においても提供されており、市民がどの事業所のサービスを利用しても同じように負担軽減されるよう、市独自の対策をとるべきであると考えますが、そうした意欲をお持ちかどうかお伺いいたします。次に、新予防給付についてお伺いいたします。新制度では、介護度の軽い方たちに対し、サービスを利用することで状態が悪化するとか、軽度者へのサービスは維持、改善につながっていない、ヘルパーの家事代行は本人の自立を妨げるなどとして、サービスの内容が大きく変更され、予防重視型システムへの転換として新予防給付や地域支援事業が行われることとなりました。このこと自体、要介護者を縮減する目標数値が先に立ち、介護予防効果の実証やモデル事業の検証などが十分行われないまま、国は見切り発車してしまったと批判のあるところです。ところで、この新予防給付は、自治体で実施することについては、準備が整わない場合は2年間の猶予措置が可能となっています。当市において実施する際には、これまで行われてきたこれに該当する事業がどの程度の効果があったのか、その後の変化はどうか、それ以外の方法でより少ない費用で効果の上がるものに置き換えられないか、高齢者ご本人にとって何が必要なのかといったことなど、高齢者の生活の実態に即して十分検討し、準備を行うべきだと考えますが、いかがでしょうか。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
質問 高橋典子
また、新予防給付の実施には、地域包括支援センターの設置が必要となります。地域包括支援センターは新予防給付のマネジメントと地域支援事業、ケアマネジャーに対する指導や助言、権利擁護や虐待防止など、地域の介護サービス全体に大きな影響を及ぼすことになる公共的な役割を担うこととなります。設置は人口2万人から3万人に1か所が基準とされておりますが、日常生活圏域は利用者や家族の目の届く範囲で設定しなければ、高齢者の役に立つものとはならないと考えます。これらのことから、地域包括支援センターは、まず市の直営で運営することを基本とするべきだと考えます。また、委託する場合においては、既存の在宅介護支援センターの機能を高めて移行させていく、一法人に受託させるのではなく、運営協議会を母体とするNPOなどを新たに設置して共同受託とするなど、公共性を持たせることが必要ではないでしょうか。また、運営協議会には当該地域の事業者がすべて参加でき、利用者、地域住民、事業者の声が十分反映できる仕組みが必要と考えます。万が一にも利用者の囲い込みなどといったことが起こらないよう、公平性、中立性の確保は厳密に行われなければならないはずですが、どう対応していこうとお考えかお伺いいたします。次に、地域支援事業についてお伺いいたします。ここには、従来の老人保健事業や介護予防・地域支え合い事業が組み込まれてきますが、これまで当市で行ってきた事業が縮小されるのではないか心配なところです。高齢者が地域で生き生きと暮らしていくためには、多面的な施策が必要です。また、利用者負担についても、だれもが利用できるよう、少なくともこれまで以上の費用負担とならないよう設定すべきです。財源については、第一義的には国がしっかりと財源保障するべきと考えますが、被保険者の保険料負担として跳ね返らないよう、市としても予算を考えていくべきと思いますが、これらのことについてどう考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。次に、男女共同参画についてお伺いいたします。現在、当市では仮称江別市男女共同参画推進基本条例の制定に向けて、条例案の骨子について検討するための懇話会を立ち上げ、具体的に取り組み始めようとされており、そのこと自体は否定するものではありません。ただ、既に条例が作られた幾つかの自治体において、条例は作ったけれど現実の場面において変化が感じられない、住民の意識の変化が生まれているとも思えない、この条例がどれだけ意味を持っているのか分からないといった声もあると聞くところです。1999年に国が制定した男女共同参画社会基本法自体が、事業主の責務を明記せず、企業に対して男女共同参画促進の責任を求めていない点、また、機会の共同参画は求めるが、結果の平等を求めていないという弱点とも言うべき問題を持っていることも事実です。政府は2000年に基本計画を策定したところですが、関係する専門調査会等において男女間の賃金格差問題が指摘されており、7月25日付けで出された男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の基本的な方向についてと題する答申の中でも、1985年に28.4%だった女性のパート・アルバイト比率は、2003年には40.8%にまで急増していること、正社員とパートで賃金格差が存在し、パートタイム労働に女性が比較的多く就いていることが、男女間の収入格差をより拡大させていると指摘されているところです。生活していく上で欠かせない労働の分野で、基本法が弱点を持っていることが、各自治体での取り組みに限界を生み出している一因になっているとも言えるかもしれません。しかしながら、自治体によっては、条例の中に、事業者の責務や生涯にわたる健康と権利の尊重、男女間の暴力やセクハラの禁止など、国の基本法には明記されていない問題についても積極的に盛り込んでいるところもあると伺います。これは、条例づくりの過程で市民の意見や要求を丁寧に取り上げ、それを反映させながら作り上げられた成果と見ることができるのではないでしょうか。今、当市が作ろうとしている条例は、男女共同参画が江別市において現実的に推進されることを目指すものとしようとしているのかどうか、問われるのではないでしょうか。どのようなお考えを持って懇話会を設置されたのか、まずお伺いしたいと思います。次に、ジェンダー・フリーの問題にかかわってお伺いいたします。このところ、ジェンダー・フリーに対する攻撃が目立ち、しかも誤解や曲解によると思われる主張がなされているところです。その事態を受けて、日本女性学界は7月16日付けで声明を発表しています。この間のいきさつを見ていると、ジェンダーという言葉が示す概念について、まだ理解が広がっていないのではないかと考えられます。実際、ジェンダーという言葉を日本語でどう表現するのが適切なのかというところでいろいろな論があるようですが、概念を表す言葉であり、簡単な日本語に置き換えることは難しいのかもしれません。それにしても一定の見識を持っているはずの方たちが、故意なのか、あるいは本当にご存じないのかは分かりませんが、的外れな、あるいは事実から目を背けた批判を繰り返すことは慎むべきではないでしょうか。いずれにしろ、ジェンダー概念の理解なしには、本来目指すべき男女共同参画社会の実現はあり得ないものと思いますし、当市において条例を制定していく作業の中で、ジェンダーとはどういうことなのか、どのようにして形成されてきたのかなど、市民の中に丁寧かつ正確に知らせていくことは、とても重要なことと考えますが、いかがお考えかお聞かせいただきたいと思います。次に、当市における課題について、どのようにとらえておられるのか、お伺いいたします。2002年に江別市男女共同参画基本計画が策定され、以来その推進を図るために関連施策の実績について一覧としてまとめられ、評価委員会で点検を受けられてきています。また、当市議会総務文教常任委員会でも報告を受けてきたところです。しかしながら、この一連の過程の中で率直に感じたのは、当市の男女共同参画を推進するには、どの施策が重要なのかが見えてこない、どこが重要なポイントとなっているのか、なかなか見えてこないということです。男女共同参画が言われてから既に相当の年月がたっているのですから、少なくとも市役所内にはそれなりに理解が定着してきているでしょうし、各施策が行われる中で、男女共同参画について意識されているなら、当市の課題や特徴が見えてきているのではないかと思います。今、正に条例について取り組みが開始されています。条例を作るに当たっては、当市の実態を把握してこそ意味のある条例作りができると考えます。この間、取り組まれてきた中で、当市の課題をどうとらえていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。ご答弁をお願いいたします。最後の項目として、カラス対策についてお伺いいたします。多くの方がご存じでしょうが、カラスがごみを荒らしたり、人にいたずらをしたり、子育ての時期などは威嚇してきたりといったどこでも共通の問題のほかに、大麻駅付近をねぐらとするカラスが地域の方たちに恐怖感を抱かせるなど、特別の問題も存在しています。この問題は、過去に他の議員によって、1999年、2001年、2003年と1年置きに取り上げられてきており、鮮明に記憶に残っております。特にそれを引き継ぐつもりはなかったのですが、この夏、ちょうど鉄道林と大麻中央公園が交わっている辺りに住む方から相談が寄せられ、その苦労がよく分かったものですから、今回取り上げさせていただきました。特に今年は例年以上に暑い日が多く、窓を開けたまま寝たい日もあったのですが、伺ったお話では、鉄道林やその周辺で夜を過ごしたカラスたちが、朝、空が白み始める午前3時、4時ころから、えさを取りに行く前に鳴き始め、うるさくて寝ていられない。窓を閉めたら暑くてかなわないと、大変な一夏を過ごされたということでした。先日、新聞に東京都で取材したカラスについての記事が出ておりましたが、やはり同じような行動をとっているようです。夕暮れになると、途切れることなくカラスがやってくる。夜は遅くまで、朝は未明からカアーカアーと耳障りな合唱が続くと書かれていました。夕暮れどきに大麻駅周辺でカラスが群がって飛んでいる光景は、大抵の人は不気味に感じると思います。そういう感覚自体は人間の方で作り上げたイメージによるものとも言えますが、JRで札幌から江別に向かってきて、江別に入った最初の駅であのような光景に出会うのは、まちの印象を悪くすると思います。また、あのような状態は近年のことであり、以前は違っていたということです。何らかの環境の変化と条件の下で作り出されていると理解する必要があるように思います。東京都では、明治神宮や新宿御苑などがカラスの集団ねぐらとして有名だそうですが、それらの状態について異常繁殖だとし、自然状態とみなされる目標を設定し、2001年度から取り組みを始めているとのことです。カラスは学習能力が高いこと、生態の研究が進んでいないことなど難しさも理解しますが、市民が困っていることも事実です。市民から出されている苦情や被害についてまとめ、市民の協力が必要なこと、市の側で対応が必要なこと、問題によっては部局間の調整が必要なことなど整理して、解決の道を探っていかなければならないと思いますが、この間、カラスの問題にどのように取り組んでこられたのか、また、何らかの進展はあるのか、お伺いいたします。また、カラスは市境を越えて移動します。近隣自治体との協力も必要かと思いますし、JRの協力をいただかなければならない場面もあるかと思います。また、生態についての情報収集、進んだ対応を行っているところから情報をいただくなど、関係機関とも情報交換しながら総合的な取り組みが必要かと思いますが、いかがでしょうか。以上お伺いいたしまして、1回目の質問といたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
高橋議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず初めに、市町村合併に対する見解についてでありますが、国においては、本年4月から新たに市町村の合併の特例等に関する法律を施行し、その中で、都道府県知事は総務大臣が定める基本方針に基づき、市町村合併の推進に関する構想を策定し、当該構想に基づき合併協議会の設置の勧告、あっせん、調停、合併推進勧告等の措置を講じることができるとされており、引き続き市町村合併を推進するものとしております。これを受け、現在、北海道では、市町村合併推進審議会を設置し、来年3月末までに市町村合併の推進に関する構想を策定することとしておりますが、北海道の各市町村においては、既に合併に関する協議を終え、合併を選んだ自治体がある一方、その反対に合併という選択肢を取らないという判断をした自治体もあるところであります。自治体としての将来を左右する合併という大きな問題につきましては、地域主権・住民主権の観点から、それぞれの自治体の自主的な判断と住民の意向が尊重されなければなりません。こうしたことから、江別市のまちづくりへの貢献や圏域全体の振興、権限移譲や支庁再編をはじめとした地方自治を取り巻く制度的枠組みの変化など、様々な要素を市民の皆さんと十分議論した中で、江別市として進むべき道を選択してまいりたいと考えておりますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。次に、市場化テストの導入への対応についてでありますが、本年3月25日に閣議決定された規制改革・民間開放推進3か年計画において、民でできるものは民へを具体化するために、市場化テスト、いわゆる官民競争入札制度の本格的導入に向けて制度の整備を検討することとなっております。この中での基本方針として、国の事業についての先行実施、民間提案等に基づく幅広い対象事業、法的枠組みを含めた制度の検討、競争条件均一化等の確保のための中立的な第三者機関の監視などの整備を検討することとなっております。これまで行政が主として行ってきた公共サービスについて、NPOや企業などの多様な団体が行う多元的な仕組みを整え、行政自らが担うべき役割を、行政でなければ対応し得ない領域、すなわち条例制定や公権力の行使、災害等の危機管理などに重点化されていくものと考えます。このようなことから、市場化テストについても、その一つの手法として活用できるものと考えておりますが、国におきましても本年度から、ハローワークや社会保険庁、刑務所の3分野8事業をモデル事業として試行的導入を行ったばかりであり、先ほどの基本方針にもありましたように、まず国の法的枠組みの整備や先行実施、民間提案を受け付ける仕組みや中立的な第三者機関の整備、導入を阻害している法令等の改正などが行われた段階で、江別市における導入の可能性について判断できるものと考えております。次に、医療政策についてご答弁申し上げます。現在、厚生労働省におきましては、平成15年3月に閣議決定されました医療保険制度体系及び診療報酬体系に関する基本方針に基づき、新たな医療保険制度の創設に向けて準備を進めているところでありまして、厚生労働省所管の社会保障審議会医療保険部会では、これまでに19回の審議会を開催し、新たな医療保険制度の在り方が議論されております。今後は議論をまとめた上で、今年秋に厚生労働省の改革試案が提示され、年末に向けて関連法案を作成した後、平成18年の通常国会に提出される予定となっております。法案成立後は、診療報酬改定等一部については平成18年度から実施されますが、高齢者医療制度の創設を含む全般的な制度改革については平成20年度から実施される予定になっております。江別市におきましては、審議会等国の動向を見守る中で、新たな医療保険制度に関する情報の収集に努め、必要な対応をとってまいりたいと考えております。議員ご指摘の江別市の医療政策につきましては、現在、第5次総合計画の基本政策であります安心を感じる保健・医療・福祉の充実に基づく施策及び基本事業を、主として健康福祉部及び市立病院の各担当部局が計画に沿い実施しておりますが、部局横断的な施策に関しては、施策マネジャーを中心として緊密に連携する中で、市民の医療、健康、福祉を守る事業の総合的な推進を図っておりますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。次に、福祉行政についてご答弁申し上げます。まず、介護保険制度の見直しにかかわる低所得者対策についてでありますが、現行制度においても、保険料は負担能力に応じた5段階設定になっておりますが、今般の見直し案では、被保険者の負担能力に大きな開きがある第2段階について、さらに細分化し、市民税非課税世帯で所得金額と課税年金収入額が80万円以下である場合は、第1段階と同率の保険料率を設定し、基準額の半額まで減免しようとするものであります。また、今年10月からは、在宅と施設の利用者負担の公平性を図る観点から、食費や居住費相当額について、介護サービス費の給付から外すこととされたところであります。そこで、保険料や利用料の低所得者の方々に対する軽減措置のご質問でありますが、今般の制度改正の全容がまだ示されていない現状でありますことから、詳しいことは申し上げられませんが、保険料の細分化や食費等の自己負担化に伴う補足給付、また、高額介護サービスの上限額の引下げなど、低所得者の方々に対しては一定の軽減措置は考慮されている内容となっております。現在、議員ご承知のとおり、当市におきましては、現行の第2期事業計画において、低所得者の方々に対する市独自の減免事業として、第2段階に属する方々に対する保険料減免、深夜等に訪問介護を利用する方々に対する利用料の減免事業を実施しておりますが、平成18年度からの第3期においても新たな減免事業が必要かどうかにつきましては、制度改正の詳細を見極めまして、現在進めております第3期介護保険事業計画におきまして、策定委員会での議論を踏まえまして検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、社会福祉法人等による利用者負担軽減事業についてでありますが、対象となる事業は、訪問介護、通所介護、短期入所生活介護、特別養護老人ホームの施設サービスでありますが、基本的に本事業は、税制面等で優遇措置のある社会福祉法人が行う事業に対して適用されているものであり、NPOや株式会社については、社会福祉法人による事業展開が行われていない場合に適用されるものとなっており、現在、市内では三つの社会福祉法人のほか在宅福祉サービス公社で実施しているものであります。そこで、今後、事業者の範囲を広げて、市独自の軽減対策を図るべきとのことでありますが、社会福祉法人以外の事業者が実施するに当たりましては、市が単独で全額負担しなければならないことなどもあり、現時点では難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、新予防給付への対応についてでありますが、要介護認定者数の状況を見ますと、制度開始時との比較では総体で約1.7倍の増加、また、そのうち要支援、要介護1のいわゆる軽度の方々が要介護認定者全体の52%を超えるという、予想を超えた現状にあります。ちなみに、平成16年度に要介護認定の更新をした3,830人の状況を見ますと、改善された割合は7.4%、悪化した割合は22.9%となっており、現状のサービスが要介護状態の改善、悪化防止に必ずしもつながっていないことがうかがえ、給付費の増大とともに保険料の上昇にも影響を与えるという現状が推察されます。こうしたことから、今般の改正では、軽度の方々に対しては、現在実施している居宅介護サービスの予防に重点を置いた展開にするほか、新たに運動機能向上、栄養改善、口腔機能向上、閉じこもり予防などのサービスを一体的に提供する予防重視型システムとして構築するとともに、サービスが適切に提供されるよう、地域包括支援センターを中心としたケアマネジメントシステムに見直すこととしております。この予防事業の実施は、議員ご指摘のとおり実施時期について人的体制など準備が整わない場合は2年間の猶予がありますが、当市といたしましては改正内容の詳細を踏まえた上で、事業計画策定等委員会での議論を踏まえ、慎重に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。また、地域包括支援センターの設置の在り方についてでありますが、地域包括支援センターは、地域における日常生活圏域との整合性に配慮し、各保険者において弾力的に考えることとされておりますが、おおむね人口2万人ないし3万人に1か所が一つの目安とされており、公正・中立の立場で地域において効率的かつ一体的に実施する役割を担う中核拠点として設置されるもので、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーの3職種の配置が基本とされております。この地域包括支援センターの設置、運営に関与するチェック機能を持つ運営協議会の構成メンバーでありますが、1号及び2号を含む被保険者、サービス利用者、介護保険以外の地域資源や地域における権利擁護・相談事業等を担うボランティア団体等、さらには介護保険サービス事業者やその関係団体等とされており、担う役割といたしましては、センター設置者の選定及び変更、センター設置者がサービス提供事業者となる場合の承認、センター運営の評価、配置する専門職員の確保などとなっており、中立性、公平性の確保が設置の目的となっております。いずれにいたしましても、介護保険事業が適正に執行されるよう、これらの組織を円滑に運営していくことが重要でありますので、組織体制、運営方法などにつきまして、慎重に検討してまいりたいと考えております。最後に、地域支援事業についてでありますが、この事業は、要介護認定はされないものの要支援、要介護状態に陥るおそれのある高齢者に対する予防事業でありますが、現在実施している老人福祉事業と老人保健事業を再編して、効率的かつ効果的に実施しようとするものであります。現在予想されているこの事業の内容でありますが、通所型と訪問型事業がありまして、その内容は、運動機能向上サービス、閉じこもり予防・支援事業、認知症予防・支援事業、うつ予防・支援事業などが考えられておりますが、現状では改正内容の詳細が見えない状況にありますことから、今後この動向を注視し、対応に努めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、今後、改正内容の全体像が示されますので、それらを踏まえ、事業計画策定等委員会等に諮りながら、慎重に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかにつきましては、助役ほかをもってご答弁を申し上げます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 助役 中川正志
私から、2点につきましてお答えを申し上げたいと思いますが、まず、公務員の総人件費削減についてでありますけれども、当市では、人件費総体の抑制に取り組みまして、職員削減につきましては、行政改革大綱に定めた10%減の目標値を平成17年度当初に達成をいたしました。また、給与面では、人事院勧告に準拠した対応を基本としながら適正化を進めてきておりますが、これまで国などと相違する制度の是正を重点に、一つには調整手当の廃止、二つには初任給の引下げ、三つには55歳を超える職員の昇給停止、四つには退職時の特別昇給制度の廃止、五つには寒冷地手当の削減、こういったものを行ってきたところでございます。このような中で、本年3月に総務省より、地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針、いわゆる新地方行革指針が示されました。また、行政の効率的な運営とサービスの向上に対する市民の関心は高まり、さらに、指定管理者制度の導入や新たな社会環境の変化を踏まえた対応も必要となっておりますことから、現行の行政改革大綱を本年度内に見直すことにしております。職員定数につきましては、現在、平成16年3月に策定した第3次の定員管理計画を基本としておりますが、行革大綱見直しの中で、定員に関する明確な数値目標の設定について検討を加えて、一定の方向性を出してまいりたいと、こう考えているところでございます。なお、給与につきましては、現在、特殊勤務手当の支給に関して、その必要性及び妥当性に改めて検討を加え、見直しの事務作業を進めているところであります。また、給与改定につきましては、前段お話し申し上げましたとおり、国公準拠、さらに均衡の原則を踏まえて対応してまいる考えであります。次に、カラス対策でございますけれども、議員ご指摘のように、近年、市街地に生息するカラスが、生ごみを食い散らかしたり、それから繁殖期に威嚇行動を行う、こういったことから市民の生活に様々な影響を与えておりますことから、その習性や生態を知ることが必要であると考えまして、酪農学園大学や北海道、さらには札幌市などと連携を図りながら、調査等を進めてきたところであります。札幌市が平成14年、平成15年度の2か年にわたり実施した調査によりますと、札幌周辺には約8,000羽から1万2,000羽のカラスが生息しており、この個体数は10年来、大きな増減は見られないということでありますが、雑食性で非常に都会環境への適応力が強いと、こういうことでございます。環境省で出しておりますカラス対策マニュアルでは、都会のカラス問題はまち全体の環境問題としてとらえ、ごみの減量、それから、ごみ出しマナーの徹底や、カラスについての知識と認識を浸透させるなどの予防方策を重点的に行うべきことを強調しておりますが、この問題に関しましては、一朝一夕にして解決できるものではないことから、地道に行政、市民あるいは関係者が一丸となって取り組んでいく必要があるものと、こういうふうに考えております。市といたしましては、これまでも広報やごみコミえべつ等で、ごみ出しや繁殖期の注意などの啓発を行っておりますが、今後も啓発、啓もうを続けてまいりたいと、こう考えております。次に、カラスのねぐら問題についてでございますけれども、札幌周辺には5か所の大きなねぐらが確認されておりまして、その一つがJRの大麻駅周辺の鉄道林を中心とした樹林地帯でありますが、ここには秋から冬に掛けて、夕方になりますとカラスが群れをなして飛来いたしまして、最多時には約2,000羽のカラスが集まり、地元住民や駅を利用する方々に迷惑や恐怖感を抱かせる状況となっております。このため、自治会やまちづくり協議会から、ねぐら問題についての要望が出されておりますが、非常に難しい問題でありますことから、昨年の12月には共同で学習会を開きまして、専門家の話を聞きながらカラスの習性や実態について認識を深めたところでございます。また、大麻に飛来するカラスの相当数が札幌市厚別区のごみ埋立処分場の方向から飛んで来るため、今年3月には役員の方と共に処分場の実態調査も行っております。この処分場では、年間約3,000羽程度のカラスを捕獲駆除しているとのことですが、覆土も含めて適正管理の徹底について、さらに札幌市にお願いしてまいりたいと、こう考えております。いずれにいたしましても、都会のカラス問題の根本的な解決というのは非常に難しいものがありますが、市民の生活に影響を与えておりますことから、近隣市である札幌市や関係機関とも連携し合って、今後も市民の皆さんと一緒になってその対応について考えてまいる所存でありますので、どうぞご理解を賜りたいと思います。私からは以上でございます。
答弁 企画政策部長 藤田政典(企画政策部長は2007年6月まで)
私から、男女共同参画に関するご質問にお答え申し上げます。当市のこれまでの男女共同参画社会の推進につきましては、平成14年6月に男女共同参画基本計画を策定し、関係機関との連携を図る中で、各種事業などの展開を図ってまいりました。この結果、本年度に実施したまちづくり市民アンケートでの家庭・地域における男女平等意識の項目では、男女が平等だと思う市民割合が全体で45.4%となり、平成15年度の前回調査と比較しますと12.4ポイントの上昇となっております。このことは、これまで関係機関や市民団体、行政などとの連携による各種の取り組みによって、江別市全体の男女平等の意識が向上したものと考えているところであります。そこで、最初に当市における課題についてでありますが、男女共同参画社会とは、性別にかかわりなく人それぞれが自らの個性と能力を十分に発揮できる社会でありますが、アンケートではいまだ半数以上の方が男女不平等を感じております。同調査では、男だから、女だからこうあるべきだ、そういった固定的な性別役割分担意識が生活における慣習、慣行の中に根強く残っていることがうかがえ、この意識の根源を変革していくことが課題であると考えております。次に、条例と懇話会のかかわりに関してでありますが、懇話会は、条例案の骨子について検討するために設けられたものであり、条例は、男性と女性とが対等なパートナーとして互いに認め合い、あらゆる分野に参画して、喜びも責任も分かち合うという、男女共同参画社会の実現を目指しているものであります。そして、ここで大切なことは、市民の皆さんにこうした条例の趣旨をご理解いただくことだと考えております。今後、条例の制定に向けては、市民意見を十分反映させるために、公募市民によるワークショップやパブリックコメントの実施などを通して今日的な課題の把握を行い、幅広い市民からいただいたご意見、ご提言を条例の検討などに反映するとともに、その過程においては、必要な情報を機会あるごとに市民の方々にお知らせするなど、市民意識を高める中で、実効性のあるものにしていきたいと考えております。次に、ジェンダーについてでありますが、社会的・文化的に形成された性別という概念として、主要な国際機関等でも一般的に使われておりますが、生まれる前に決定される生物学的な性の違いに対し、出生後に周囲とかかわりを持ちながら育つ過程で、こうあるべきだとして身に付いていった社会的・文化的な性差観念がジェンダーとして定着しております。こうした趣旨につきましては、今後も市の広報やホームページなど、あらゆる方法を活用し、市民に啓発を行う中で、男女共同参画社会の実現に向けての理解が深まるように努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上であります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
再質問 高橋典子
それぞれご答弁いただきましたが、要望も含めて2回目の質問をさせていただきたいと思います。まず、最初に男女共同参画に関してお伺いしたいと思います。今回、条例を制定しようということで一歩踏み出したということ自体は、先ほども申し上げたように評価するところですけれども、条例が制定されたことによって状況が進展する、こういうことも期待できるかと思いますが、やはりその条例を作る過程というのが何より大事ではないか。これは今、また別のセクションで取り組まれている自治基本条例とも共通する点ですけれども、条例を作る過程の中で、どれだけ市民の中に意識の広がりを作り出していくことができるかということが重要かと思います。今ほど、市民アンケートの結果もご報告していただきましたけれども、やはり性別による固定的役割意識等の変革が必要だということが述べられていました。これこそ正に根本の部分と言いますか、男女共同参画あるいは男女平等ということを考える上で基本になる部分です。実際、江別市で活発に活動されております江別市男女共同参画推進連絡協議会が発行する連絡協議会ニュースの最新号も拝見しましたけれども、その中で執筆されている方たちも様々な価値観をお持ちです。やはり中には、まだジェンダーについてのご理解が十分ではないのかなとお見受けする点もありますが、こうしたものを、材料と言っては失礼かもしれませんけれども、市民の中にフィードバックしながら、一つひとつ市民の生活実態に照らして、どう考えていったらより良い社会がつくられるのか、これは丁寧な議論をしながらつくっていかなければならないと思うところです。ちなみに、市長におかれましては、恐らく現在の任期中に条例化を目指したいとお考えかもしれませんけれども、他自治体の自治基本条例の制定の過程なんかも見ますと、かなりの期間を掛けて、じっくりと取り組んでおられます。この男女共同参画についても、やはり同じようなことが言えるかと思いますが、さきに、いつまでに条例を制定したいかということに縛られることなく、市民と共に本当に作り上げていく、そういうことが必要かと思いますが、時期を急がずに、その作り出す過程を丁寧に行っていく、これまでの行政の手法とは全く違った取り組みが必要となってくるかと思いますが、そうした認識をお持ちかどうか伺っておきたいと思います。それと、もう一つお伺いしておきたいのが、市民に対して必要な情報を事あるごとに提供していかれると述べられていました。男女共同参画については、今回の第5次総合計画以前に前期の総合計画の中でも既に触れられていて、もうかなりの年数、取り組んでいるところですが、やはり江別市の中でどれだけ進んできたかと言うと、まだまだかという、そういう感じを私自身は持っております。例えば、市民への情報提供の手法として、まずは広報に掲載するという方法がありますが、紙面の関係上、そう多くのページが割けるものではないというのは見て分かるところです。やはり、特に若い方を中心としてホームページ、インターネットを通じて情報を得る方も多いかと思いますが、ホームページ上にはかなりの情報量を載せることができるかと思います。現在の男女共同参画に関するホームページでは、この間、少なくとも昨年取り組まれた講演会についても、どんなことが話されたのかということも表現されていないんですね。あと、懇話会のメンバーを募集するということが書かれているけれども、懇話会がもう既に学習会を重ねておられる、そういったことも出ていない。できれば、市民に意見を求めたり、市民と対話する場を持つときに、市民も懇話会の方たちと同じ水準で議論ができるように、やはりそういった前段の学習会の時点から、こういったことを学習します。あるいは、こういう勉強会がありました、こうしたことも情報提供していくことが、やはり丁寧な情報発信と言えるかと思いますが、そうしたホームページの充実ということになるかと思いますけれども、そういったいろんな手法を通じて、市民に情報提供していくということについて、お考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。次に、介護保険について伺います。介護保険については制度上、制度の改正の全容がまだ示されていないと。実際、厚生労働省のホームページを見ますと、10月から開始する制度について9月付けで通知が出ているというのを見まして、私もびっくりしました。やはりこの間、国が市町村に情報を下ろしてくるのがかなり遅いと。そういう点では、今の時点で答弁できる内容というのも限界があるかと思いますけれども、それにしても、市として、やはり目の前にいる市民にどれだけ公平・公正にサービスが提供できるのか、市民の生活を守る視点でサービスが提供できるのかということは考えていかなければならないと思います。特に今回の介護保険の改定は、市民にとっても、あるいは事業者にとっても大変な変化がもたらされる、かなり厳しい状態に追い込まれるということも予測されます。市民にとっても、一部低所得者への軽減は組まれているものの、そこそこの所得のある方にとっては大きな負担増になるということなど、いろんな声が寄せられているところです。先ほどご答弁いただいた点でありますが、まず一つに、社会福祉法人等による利用の軽減制度についてです。現時点では難しいという答弁でしたけれども、この間、国が行った改正の中でも、地方自治体各地で独自に取り組んできた低所得者への軽減制度、実際に目の前にいる住民に対して、それぞれの独自の判断でやってきたことが国に対しても大きな影響を与えたのではないかと思います。そういう点では、国の制度にはないけれども、独自で負担しなければならないかもしれないけれども、市民にとって必要なものと判断できれば、何とかしてやっていこうという姿勢を持つべきではないかと考えるところです。特に、どこの事業所のサービスを利用するのかというのは、市民それぞれいろんな都合もありますが、どこのサービスを使っても、所得に応じて公平に負担軽減があるというのが、市民の側から見れば公平な在り方ではないかと思います。実際すべてというのは難しいかもしれませんけれども、どこまで広げれば、どういった経営形態あるいは事業所の規模などあると思いますが、どの程度の費用負担が必要なのか、こうした具体的なことも出しながら、検討していくべきではないかと思います。すぐ、例えば来年度からというのも難しいかもしれませんけれども、やはり江別市としてできる方法を探っていく、そういう姿勢が必要ではないかと思いますけれども、その点についていかがお考えかお聞かせいただきたいと思います。もう一つ、新予防給付についてお伺いしたいと思います。この間、国などでも軽度者への支援の在り方について、いろいろな指摘がされてきているところですけれども、これまで行われてきたサービスをどう評価するかということは、すごく重要なことだと思います。介護度の改善が、先ほど答弁いただきましたけれども、パーセンテージとしてはそう大きくない、悪化している部分が多いというようなことが言われていましたけれども、例えば、高齢者のことですから、月日がたつうちに加齢により悪化していく、そういう要素も考えられるのではないか。それぞれのサービスがその人にとってどう作用していたのかというのを丁寧に見ていかなければ、本当にそのサービスが役に立っていたのか、立っていなかったのか、見ることはできないと思います。また、江別市で行われてきております高齢者筋力トレーニング事業についても、どういう点が、どういう要素が効果を上げているのか、あるいはこれほど高価な器具が必要なのか、それ以外の方法で、もっと安い経費で同じような効果を上げる方法はないのか、あるいはその効果の測定の仕方についても日常生活の中で高齢者の方の生活の質がどう改善されたのか、そういうことをもって評価していく必要があるかと思います。このように新予防給付について検討していく、これは本当に高齢者の生活がどう改善されるかという視点に立って検討していくべきと思います。実施の時期ですけれども、来年度実施ということにはこだわらずに、是非これまでの事業の検証を含めて、具体的な検証結果なども示しながら、考えていっていただきたいと思いますけれども、慎重に検討していくという中には、そうしたことも含まれているのかどうか、お伺いしておきたいと思います。三つ目に、これは要望となりますけれども、骨太方針2005にかかわって、現時点においては先ほど答弁いただいた範囲なのかなとも思います。ただ、先日の衆議院選挙の結果、自民党、公明党などの政府・与党が絶対的な多数を議席上占めることとなりました。また、直に障害者自立支援法も出てくるのではないかといった予測もされているところです。社会保障制度全体もどういうスピードで変化していくのか心配なところですけれども、やはり先を見通して対応できるように、組織編成の検討は是非考えていってもらいたい。特に健康福祉部関係の事業というのは、今後さらに膨らんでくることも考えられると思いますので、そうしたこととも併せて是非、組織の形、そういったことも検討の中に加えていっていただきたいと思います。要望しておきたいと思います。最後に、カラス対策について。これも要望ですけれども、私自身、今回は明確には触れませんでしたけれども、やはり鉄道林ですとか、その近くの大麻中央公園の樹木の状態というのがどうなのかということも勉強しなければならないのかなと考えたところです。実際、東京都の先ほど紹介した記事の中でも、森林の密度ということが言われていました。現在のあの鉄道林、公社の部分とJRの部分もありますけれども、あの森林の状態が果たしていい状態なのかどうか、そういったことも検証しなければならないのではないか。ほとんどが針葉樹で覆われておりますけれども、その下での生態系がどうなのか、こういったことも研究する必要があるんじゃないかと思います。もちろん身近で貴重な緑ということで、保全しなければならないのはもちろんですけれども、どういう状態で管理、保全していくのが適切なのか、是非この点も専門家の意見なども聴きながら慎重に検討をしていっていただきたいと思います。あと、ごみ袋の色のことなんですけれども、実は以前の一般質問の中では、助役のご答弁の中で、ごみ袋の色が黒い色の方が中が見えづらく、カラスの被害が防げると、そういうふうにご答弁されているところです。また、東京の杉並区では、黄色い色がカラスには真っ黒に見えて中が見えないと、そういうことで実験も行われています。ただ、やはりカラスは学習能力が高いということで、色が黒かろうが黄色であろうが、やはり一度その中にえさがあることが分かれば同じではないかということもまた言われているところです。あと、先日、大麻の方から寄せられた情報ですけれども、カラスがごみステーションに3羽でやってきて、2羽のカラスがネットを持ち上げている間に、後の1羽がごみを引っ張り出すと、そういうこともしているということですので、カラスの問題については、私自身そう簡単な問題ではないと思いますが、やはり、例えば生ごみの問題については、なるべくたい肥化していくですとか、ごみを荒らされない工夫を徹底していくですとか、そういったことを含めて。あと、やはりカラスのねぐらをどう考えていくのか。やっぱりきっとあの状態は、カラスにとって居心地のいいねぐらになっているんだと思います。そこを何らかの対策ができて、カラスがそこからいなくなったときに今度はどこに移るのか、こういった問題も出てきますので、大麻駅からいなくなればいいかと言ったら、そういう簡単な問題でもないと思いますが、やはり地域住民の方たちのご苦労も配慮していただいて、さらに今後検討して、研究を進めていっていただきたいと思います。ご要望も含めまして、2回目の質問といたします。
答弁 企画政策部長 藤田政典(企画政策部長は2007年6月まで)
私の方から、男女共同参画に関する2回目のご質問にお答え申し上げます。今のご質問は、条例は作るだけではなくて、その制定過程を大切にすべきだと。あるいはまた、市民に対する情報提供、情報のフィードバックの重要性、こういったことが本質かと思いますけれども、先ほどご答弁申し上げましたとおり、今後の条例の制定につきましては、市民との十分な議論、これを大切にしていきたいと、そのように考えております。そこで、ワークショップやパブリックコメント、こういった手法などを通しまして、今日的な課題を把握する中で人々の意見をくみ取る一方、条例の制定過程における情報を機会あるごとに市民の皆さんにお知らせする、こういったことで条例に関する意識や認知度、こうしたものを高めてまいりたい、そのように考えております。また、ホームページのことについてお話がございました。ホームページはお話のとおり、非常に情報提供のツールとしては有効なものです。それだけに我々も、このホームページについては十分活用した中で、市民の皆さんに対して情報提供の活用に努めてまいりたいと、そのように思っております。この辺は先ほどもお話が出ましたように、自治基本条例も同様ですけれども、この点については十分留意してまいりたいと、そういうふうに考えております。以上です。
答弁 健康福祉部長 宮内清(健康福祉部長は2007年3月まで)
私の方から、介護保険の関係について2点、お答えを申し上げたいと思います。まず初めに、社会福祉法人等による利用者の負担軽減事業の関係についてでありますが、これは先ほど市長が答弁されておりますとおり、社会福祉法人による事業展開が行われていない場合にNPOあるいは株式会社が適用されると、こういうことが基本になっております。現在、市内では三つの社会福祉法人と在宅福祉サービス公社が実施していると、こういう状況であります。それで、これを更に広げて、拡大して適用すべきだということになりますが、その場合、先ほどもお答えしておりますとおり、市が単独でその財源をもって負担しなければならない、こういう形になりますので、先ほどの答弁のように現時点では難しいものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それから、2点目の新予防給付の実施の時期についてでありますが、原則として平成18年4月からとされており、マネジメントを行う地域包括支援センターの設置の体制が整わない市町村においては、平成19年度末までの間で施行を延期することも可能と、こういうふうにされております。国においては、制度施行以来、要介護者等について様々な検証を行っており、最初の質問にもご答弁申し上げておりますが、要介護認定における更新者の状況を見ましても、改善される割合は低いものになっております。また、今般発表されました日本人の高齢者人口がついに20%近くなり、5人に1人が65歳以上という、こういう高齢化の状況になっております。これらの状況から、高齢化の進行を踏まえ、新予防給付の施行時期によっては平成18年度からの第3期事業計画の内容に影響を与えることともなり、さらには保険料にも大きく影響をすることから、市といたしましては、平成18年4月にはスタートをさせたいと、このように考えております。いずれにいたしましても、サービスの低下や不公平感の助長につながらないようにすることが重要でありますので、今後慎重に検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上です。