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江別市議会 平成12年第2回定例会 2000年6月14日

(1)介護保険について/(2)15万都市に向けての課題について/(3)病院行政について/(4)行政改革について

2000年6月14日、江別市議会の一般質問で、坂下博幸議員が「介護保険について」「15万都市に向けての課題について」「病院行政について」「行政改革について」について質問し、市長 小川公人、保健福祉部長 荻野文雄、病院長 宮本宏が答弁しました。

質問者
坂下博幸 議員
答弁者
市長 小川公人、保健福祉部長 荻野文雄、病院長 宮本宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 坂下博幸

ただいま議長の発言の許可を得ましたので、通告に従い順次質問してまいります。介護保険についてお伺いいたします。介護保険は地方自治体が主体となることから、行政の力量を試される制度ととらえることができると考えます。同保険制度の基本は同じであっても、市町村により全国一律から自治体ごとに市民サービスに違いが出るのも当然であり、常に市民サービス向上に心を砕く姿勢がなくてはなりません。常に先を見越した利用改善が必要であります。そこで、何点かの質問をいたします。1点目として、在宅介護についてお伺いいたします。厚生省は昨年8月に、介護報酬の仮単価を公表し、在宅サービスの不足を解消するため在宅介護の仮単価を高めに設定し、民間企業の参入を促し、社会全体で支え合う体制を整えました。しかし、札幌市や他市と比べ江別市においてはどちらかといえば今までの措置的対応の延長上から抜け出すことができず、民間在宅サービス業者の参入を抑制するスタンスに見えてくるのであります。3年前の総務庁の高齢者の健康に関する意識調査によると、要介護状況となった場合、介護を受けたい場所はとの質問に、自宅、子供の家、家族の家と、54.8%が在宅介護を望んだとのことであります。在宅介護サービスの利用希望としてはホームヘルパーが比較的多く、介護保険の対応からも在宅介護サービスの利用希望を満たすべくマンパワーの確保は、民間事業者を含め重要な事柄であります。介護保険スタート後は、公社と民間事業者は、業者として同じ立場で見られ、公社が持つ事業内容と民間事業内容との重複する事業内容もあり、今後は公社の役割をどのようにとらえていくかは、在宅介護サービスの将来を展望し、考えていかなければなりません。介護保険制度は民間事業者を念頭に置いたものであり、様々な規定があり、健全に発展することを考え、在宅支援事業者、ケアマネジャーの責務も規定されるわけであります。指定サービス事業者を営む場合、事業の人員、設備、運営基準も定められており、ご存じのとおり、一つとして、利用者や家族に文書を渡し、説明、同意を得る。二つとして、正当な理由なく訪問看護を拒んではいけない。三つ目として、提供が困難な場合は、他の事業者、施設を紹介。四つ目として、要介護認定の申請援助。五つ目として、在宅介護支援事業者、医療、福祉サービス提供者と密接な連携等々の規定があります。当会派は、24時間の在宅介護について基盤整備を進めるべきであると、議会でも質問してきているところですが、なかなか進まない状況でした。本年から試験的にスタートしたようであります。しかしながら、民間事業者ではとっくに24時間の在宅介護の体制があり、訪問入浴も稼働している状況であり、なぜにこの時期にと思うばかりであります。先ほどご紹介しました3番目に、提供が困難な場合は他の事業者、施設を紹介とありますが、公社が抱え込む余り民間事業者のノウハウ、在宅介護事業者を利用していないのはなぜでしょうか。市民に対しての適切なサービスを提供し、事業者の選択ができる体制にとはなっていないのではないでしょうか。市民は介護保険を通し、事業者を選べることもできるはずです。この件に対して、市長のお考えをお聞かせください。2点目として、公社の介護センターのケアマネジャーの役割について。1点目と関連しますが、公社の介護センターの在宅介護が、私の確認する限りでは93%以上のシェアがあり、市の調査では83%とのことでありますが、在宅介護民間事業者の中には、撤退を含めお考えのようであります。私は、公平な競争原理の中で、民間事業者が努力不足で撤退することに関しては、致し方ないと考えるものですが、仮にし意的に事業を抱え込むような状況があって、競争原理が働かないとするならば改善が必要であると考えます。厚生省は在宅サービスの不足を解消するために民間企業の参入を促した経緯もあり、公正な競争原理の中での運用は、市民サービスの向上にもつながると考えます。なぜにこのような状況なのかと言いますれば、最近まで訪問調査を公社に委託し、公社のケアマネジャーがプランを作成と公社職員がサービスを行うという一連の中で、一極集中的状況になったものと考えられます。新聞記事に、ケアマネジャーの役割明確にと関西学院大学の渡部律子教授がこのようにお話をされております。「事業者所属だと、時に相反する事業者と利用者の利益をどう調和させるかで悩むことがある」とのお話であります。私は、公社のケアマネジャーさんも悩んでおられるのではと推測するものであります。また、このようなこともお話されております。「利用者のニーズを掌握して生活の質を高めることが役割なのに、現実には限度額内でサービスを組み合わせることや給付管理の事務的作業が中心となったりする」ともお話されております。そこで、私は、利用者に合ったサービスに心掛けるためにも、ケアマネジャーさんを公社から独立した体制で考えるべきと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。関連することでもあり、お聞きしたいのですが、旧市立病院外来棟跡に介護支援センターとの構想で改修工事を進めておりますが、今後在宅介護は公社がすべて行うという姿勢の表われなのかと考えざるを得ない状況ですが、すべて抱え込むと考えてよろしいのでしょうか。また、同センターを民間委託するお考えはありませんか、お考えをお聞かせください。3点目として、自立や要支援と判定された場合の受皿対策について。政府は、1999年度を最終年度とする新ゴールドプランを策定しました。ケアハウスに関すれば、目標値10万人分を示しましたが、8万3,400人の対応しかできず、唯一目標を達成できなかったものであります。ケアハウスに関すれば、施設処遇というよりは、極力個人の自立を尊重した在宅の生活を目指す観点から、当市においても需要が多い施設でもあり、自宅での生活に不安を抱く高齢者にとっては、大変望まれている施設でもあります。しかしながら、目標150床で2004年に達成したいとのお話でありますが、残り50床のめどは現時点ではないようであり、現在100床の整備状況では、望まれている施設でありながら絶対数が足りない状況であります。また、受皿として高齢者生活福祉センターがありますが、この施設の有効性は大いにあると考えますが、この施設利用定員は10人程度の施設であることを考えれば、高齢化が加速する現状にはまだ追いついていかないのではないかと考えますが、せっかくの機会でもあり、介護保険計画にもあるとのお話であり、どの時点で施設建設を考えられるのかお伺いいたします。当市の新高齢者福祉計画並びに介護保険事業計画のための実態調査報告によりますと、一般調査65歳以上の調査項目の中に、介護される場合の希望居住先と介護方法で、全体の2,397人が老人ホームや病院などに入所したいとの結果であります。家族形態が大きく変化する状況下で、2025年ごろが高齢者人口のピークを迎えることを想定すると、ケアハウスの利用状況を見聞きするところ、どこも満床で待機待ちが大半であり、早急な対応が必要と考えます。仮に目標の150床が達成できたとしても、足りるものではないと考えております。そこで、民間の力を借りて、高齢者世話付き住宅、シルバーハウジングの建設促進を考えてはいかがでしょうか。最近、札幌市においてシルバーハウジングが見られます。利用状況は高齢者の生活不安を解消する意味で、おおむね満室の状況であるとのことであり、施設見学もさせていただきましたが、大変家族的であり、夜間の救急対応など大変努力されております。私は、将来の施設利用を展望すれば、さらに増加が予想されます。当市のケアハウスの入所に関すれば、1年から1年半の待機待ちが現状であり、その対策の一つとして、シルバーハウジングを積極的に考えていただけるような環境を作るべきと考えます。民間活力を導入し、将来の施設利用を考えている方の不安解消にもなると考えますことから、例えば同施設に対し、バリアフリー対策としてのエレベーター、手すり、夜間通報システム等の設備助成を考えることで、同施設の促進が図られるのではないでしょうか。自立や要支援と判定された場合においても、施設利用を希望される方の受皿対策は可能と考えるものであります。また、当市に在する福祉施設にシルバーハウジングを併設すれば、食堂、おふろ等が共有できるなど、施設利用料が減額が可能であり、バリエーションが可能なことも有益であり、検討に値すると考えますが、市長のお考えをお聞かせください。15万都市の課題について。15万都市を目指し、どちらかといえば宅地を造り出す環境整備が主流であったと考えます。経済情勢を含み様々な要因から、他市から定住者を呼び込むような一時の勢いはなくなりつつあり、15万都市に向けての人口増の対応として、基本的考えを堅持しつつも、新たな人口増の模索が必要になってきていると考えます。市長はどのようにして15万人の人口規模にする施策があるのかお伺いしたいと考えます。その一つの対応として、女性が子育てしやすい環境を親身になって作り上げることも大事ではないでしょうか。超少子化が続く社会にあって、社会全体で育てていく考えが当市に根ざすことで、出生率の上昇をと期待するものであります。お子さんを生み育てやすい環境整備、例えば女性が出産し復職するケースは、労働省女子雇用管理基本調査によれば、育児休業期間終了後の復職率は87%であるそうですが、仕事のやりくり上、育児休業はなかなか取りづらく、結果退職せざるを得ないこともあるそうであります。また、ある調査では、3割の経営者が育児休業は出世の妨げととらえていることからも、経営者の意識変革も必要でありますが、北海道の経済環境が許さないとの考えもあるそうです。そうしたことも踏まえ、0歳児から3歳児の保育枠を広げる努力と、例えば現在より柔軟な延長保育、駅前型の24時間保育などを考えることで、女性の育児をしながらの社会参加が拡大し、一定の結果が得られるのではないかと私は考えます。後期基本計画の柱でもあります15万人の達成の施策を具体的に市長の示唆を受けたいと考えます。病院の対応についてお伺いいたします。1点目として、夜間診療の対応についてです。夜間診療は病状の緊急性から、市民の生命を守るという重要な使命があります。その意識の下努力され、市民の皆様も大きな期待を寄せ、頼りにしていると言って良いと思います。夜間診療に関しては、議会においても様々の指摘がありました。その都度同病院では適切な対応に心掛けるとのお話であり、その対応に信頼を寄せておりました。残念なことでありますが、このたび市民の方から夜間診療に関する苦情を受けさせていただきました。内容は、早朝からの激痛で救急車にて夜間診療指定の江別市立病院に搬送されたそうでありますが、病院に着いたのが午前6時前と言っておりましたが、肝心の先生がいらっしゃらない。激痛に耐えお待ちしたとのことであります。なぜこのような対応になったのかと事務局にお伺いして、確認させていただきましたところ、午後7時から午前7時までの間が夜間診療時間帯であるが、夜間診療のドクターは午後8時から午前6時までの勤務で午前6時から午前7時までは、病院の宿直のドクターが救急患者の対応を行うとのことでありました。しかしながら、その対応も遅れたそうであります。議会で様々な指摘を受け、努力されてきたと受け止めておりますが、原因を確認する必要があると考えます。夜間診療の人的配置に問題があったのか、システム作りに無理があったのか、何に問題があったのか、二度と同じ苦情なるものがない体制作りをすべきと考えますが、院長先生のお考えをお聞かせください。2点目として、利用しやすさのための改善についてお伺いします。江別市立病院に市民の期待するものは、安心して治療を任すことができることと併せ、利用しやすさにあるのではないかと考えます。市民の皆様から同病院に対し、利用しづらいとのお声をいただきましたので、せっかくの機会でもありますので、どこまでも市民病院たるべく努力をしていただきたいと考え、市民の皆様からお伺いした病院に対する声を申し上げます。羅列いたしますが、「障害者の駐車場の看板等が冬季間雪で埋もれ、一般車両が駐車しており、障害者の車両が利用できない状況もあり、もっと入り口近くに駐車場が設置できないか」これも冬季間ではありますが、「院外処方せんを高齢者が車道を横断して受け取ることの困難性があり、病院内の処方せん対応」、「入院患者の確認で窓口に伺うと、忙しい中にお聞きすることで、対応の中には不快を感じた」等がありました。このようなお話は事務局にも多く寄せられることと思いますが、その声をどのように処理し、どのように病院に反映されるのかが大切と考えます。病院利用者に対し、利用しやすさへの改善への努力は、エンドレスでなければなりません。利用しやすさのための絶え間ざる改善について、院長先生のお考えをお聞かせください。行政改革についてお伺いいたします。市長は、市政執行方針の中で、「今自治体は行政の質が問われる時代を迎えており、積極的な行政改革の下、地域経営の転換が求められております」とおっしゃっており、このような基本姿勢に立って、平成12年度予算編成をしたとのことであります。しかしながら、積極的な行政改革と地域経営への転換との言葉が質疑の中では表れ切ってはいないのではとの感を持つものであります。地域経営の考えを提唱したのは、松下幸之助氏であったように記憶しております。同氏の私塾である政経塾より、柳井市長に当選された河内山市長の行政改革に関する発言に、「一生懸命作ってあっても、この日程で これをやるという作業工程が書かれていない。検討するとあっても期間が決められていなければ計画ではな い。」と発言されており、また、「実行される確率は限りなくゼロに近い」とも発言されております。理事者質疑の中においても、民間活力を利用したあかしや保育園の運営経過に関して、行政の質を落とすことなく大幅な経費の削減がなされたとの報告がありました。しかしながら、今後の民間活力の有効利用に関すれば、市民、ボランティア団体、企業など、協働領域の拡大を示されたにもかかわらず、取り組む姿勢が余りにも少ないと言わざるを得なく、河内山市長の言葉を借りれば、行政改革のあるべき姿が見えづらいし、協働の意味は、申すまでもなく同じ目的のために協力して働く意でありますが、目的、目標が市民に対して見えづらい現状は、行政改革を進めないに等しいと考えるものであります。予算を計上する際、補助金等を受け公債を発行せざるを得ない状況は理解できるものでありますが、過去の議会において、公債費比率に関して様々な警鐘があり、その都度重く受け止められていたと感じておりましたが、警戒水域を超え、前年よりさらに増えた公債費比率17.1%、今議会の補正予算の公債発行を加え考えますれば、行政改革の行程が示されない現状は、その受け止め方は余りにも軽いものと考えます。また、地域経営の要素を松下氏は、将来に対する夢とかビジョン、ビジョンに至る道筋の具体化、それらを前提にし、今日何をなすべきか、明日何をすべきかが明確であることを示され、青年を育成され、次の日本を託されました。市長が示された地域経営と同意と受け止めさせていただきたいものだと切に願うものであります。地方分権がスタートし、自治体の市民サービスの格差が出ることが予想され、財源確保は自治体の大きな課題であります。一歩も二歩も踏み込んだ地域経営への転換が求められると考えます。今後においては、市民が住みやすさ等で自治体を選択できる時代になるとも予想されるからであります。私は、給食センター、保育園等に民間活力の導入をと訴えてまいりましたことは、地域経営の視点から自治体には欠かせないと考えてきたからであります。今後さらに財政硬直化が予想されるだけに、現状を受け止め、スピードある行政改革が具体的な計画と併せ必要と考えますが、市長のお考えをお聞かせください。以上で、私の第1回目の質問とさせていただきます。明快なるご答弁をお願いいたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 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答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

坂下議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、在宅介護のご質問でありますけれども、在宅介護24時間ホームヘルプサービスについてでありますが、介護保険制度が始まりまして、在宅介護ホームヘルプサービスの中で24時間ホームヘルプサービスも実施することになり、江別市在宅サービス公社のみではなく、どこのサービス業者でも実施できるものであります。公社は在宅介護利用者の中で、24時間ホームヘルプサービスを求める利用者に対して行っているものであります。それから、江別市在宅福祉サービス公社と民間業者との関係でありますけれども、在宅介護の訪問調査件数につきましては991件ありまして、このうち公社の取扱件数は、4月24日現在で訪問介護利用者は、介護保険適用者で227名、それから介護保険適用外は33人、合わせまして260人、比率にしますと30%前後かと思いますが、約60人であります。決して民間業者の経営を圧迫すると、こういうことではなくて、公社も北海道知事の指定業者の一業者ということでありますので、そのようにご理解をいただきたいと思います。次に、ケアマネジャーの公社からの独立についてでありますけれども、在宅介護支援センターは6か所ありまして、市では委託をしております公社の2か所とそれから社会福祉法人の4か所で、そのほかに1か所は民間個人業者がございます。ケアマネジャーは、介護認定を受けた利用者からの依頼によりケアプランを作成いたしますが、在宅介護支援センターの選択は利用者が選択し、依頼するものであります。必ずしもこの一極に集中利用ということにはなっていないものと考えております。さらにケアマネジャーの連絡調整会議の中でも、利用者のサービスが公平にできるよう十分指導してまいりたいと考えております。それから、旧市立病院外来棟跡に、今年12月開設いたします仮称保健福祉センターの運営委託についてでありますが、このことについては江別地区の中核センターと位置付けまして、先般の平成12年度当初予算で議決をいただいてきたところであり、在宅福祉サービス公社に委託する形で、今準備を進めているところであります。次に、高齢者生活福祉センター建設についてでありますが、利用者のニーズを十分把握する中で、今後関係機関と協議など建設に向けて努力を続けてまいりたいと考えております。それから、シルバーハウジングについてでありますが、これは大麻沢町にありますサンゴールド・ヴィラにあります60戸を活用する中で進めていきたいと考えておりますが、今後は坂下議員の提言も含めまして、関係機関と十分検討してまいりたいと考えております。次に、行政改革についてでありますが、平成12年4月1日をもって地方分権一括法案が施行され、分権の時代を迎える中で、自治体間の競争は激化をし、市民にとっても自治体を選択する、こういう時代になったと言えるかもしれません。このような時代に自治体の自己決定権は、間違いなく拡大の方向へと進んでおりますが、一方では財政の硬直化から行政活動の効率性を高めるため、より幅広く情報開示を進め、これまで以上に市民と行政との役割分担を明確にし、市民や多様な団体との連携を図る中で、市民参加による地域づくりへの取り組みが必要であると考えております。いずれにいたしましても、今後の行政執行にかかわる評価制度の試行、組織の在り方や事務事業の見直し、さらには市民参加など行財政システムの改革に積極的に取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかにつきましては、保健福祉部長ほかをもってご答弁を申し上げます。

答弁 保健福祉部長 荻野文雄(保健福祉部長は2002年3月まで)

私から15万都市に向けての人口増に関するご質問にご答弁を申し上げます。近年の出生率の低下の要因として、晩婚型の進行などによる未婚率の上昇が挙げられてございます。この背景といたしましては、結婚観、価値観など個人の意識の変化と併せ、育児の負担感、仕事との両立の負担感など様々な要因が指摘されており、人口増加策として子育て支援が一つの要素であると考えてございます。国も少子化対策の取り組みとして、平成11年12月に新エンゼルプランを策定をし、保育サービス等の子育て支援サービスの充実、それから仕事と子育ての両立のための雇用環境の整備など、8項目の柱を挙げてございます。当市におきましても、平成10年3月に策定した児童育成プラン、いわゆるエンゼルプランでございますが、これを基本として子育て支援を進めているところであり、市内11保育園中5園で開所時間を午後7時15分までとする1時間の延長保育や、緊急時などの場合の一時保育を11園中3園で実施をしてございます。また、石狩管内の他市町村と保育所の広域入所の協定を取り交わすなど、保育ニーズの利便性に努めているところでもございます。平成11年度には、国の少子化対策臨時特例交付金を活用いたしまして、私立幼稚園や民間保育園等の環境整備について助成をしたところでございます。また、本年度はやよい保育園内で実施している子育て支援、いわゆるすくすくでございますが、これを単年度施設として建設をし開設をするなど、子育て支援の充実を図ってまいりたいと考えてございます。いずれにいたしましても、育児や仕事の負担感を緩和し、安心して子育てができるよう環境整備を進めるには保育園の役割が重要であり、また市民の多様なニーズにこたえる子育て支援につきましても、今後とも努力をしてまいりたいと考えてございます。以上です。

答弁 病院長 宮本宏(病院長は2006年3月まで)

病院行政についてお答えいたします。まず、第1点目の夜間診療についてでありますが、夜間急病診療につきましては、昭和50年12月に独立した診療所として設置されましたが、昭和59年4月から諸機能の充実を目的として、市立病院に夜間急病診療部門として併設され、今日に至っております。診療科目は内科、小児科の2科で、診療時間は午後7時から翌朝の午前7時まで通年開設し、医師1名、看護婦2名、事務2名を配置して診療体制を確保しております。この夜間急病診療にかかわる医師の体制としては、専任の常勤配置が望ましいわけでありますが、その確保が難しく、江別医師会の協力を得て会員である内科、小児科の開業医のほか、大部分は北大病院の医師の協力により診療を確保しております。また、午後5時から7時までと午前7時から8時30分までの時間帯は、市立病院としてこれらに対応するため、当直体制や内科、小児科の医師、各1名が拘束体制をとっており、また外科系救急指定日には、外科、整形外科の各医師が当直体制をとるとともに、検査科、放射線科、手術室など、担当職員がいつでも対応できるように拘束体制を確保しながら、夜間急病診療体制をバックアップしている現状にあります。坂下議員が質問された午前7時前後の診療につきましては、たまたま当日夜診医師が所用のため早めに退席されたことから、当直医師との引き継ぎが十分でない間に患者さんが来院し、診療の対応に遅れが出たものと考えられます。夜間急病診療は、緊急に対応しなければならない患者さんでありますので、医師、看護婦、事務との十分な連携が必要でありますが、さらに患者対応や夜診医師と当直医師との連携、夜診から入院する場合の病棟との調整など、その責任体制を強化するための方策について、今後院内で十分検討させていただきたいと考えております。第2点目の利用しやすさの改善についてでありますが、一昨年12月に新病院が開院いたしましてから、入院患者の一般病床はほぼ満床状態にあり、また外来患者についても1日平均約1,500名、特に月曜日は1,700から1,800人と予想を上回る患者数の増加により、当初計画した駐車場の利用をはるかに超え、敷地内の道路にも駐車することが多々あります。このことから、身体障害者用に確保した4台のスペースも、身体障害者のみならず高齢者などの駐車のため、ご不便をおかけしていることから、今年に入ってから身体障害者駐車場4か所に表示板を設置して改善を図っておりますが、身体障害者の駐車場確保のために一定期間身体障害者カードの表示のない車両には注意文を配付するなどして、市民の良識ある協力にお願いすることを考えております。次に、院外処方せんに関するご質問でありますが、院外処方せんの目的として厚生省は、患者個人の薬歴を一元的に管理し、それに基づいた服薬指導を確保されるよう、掛かり付け薬局を中心としたいわゆる面分業を推進することが必要であるという医薬分業推進の指導を行ってきておりまして、当市立病院でも昨年10月から全科実施したところであります。そこで、院外処方せんの利点としては、一つは外来患者に対しては患者の掛かり付け薬局を作ることによって、病院薬局では不可能な服用薬品の一元的管理を実現し、医薬品の適正な使用を推進することができること。また二つには、薬剤師が病棟業務を通して、チーム医療に参加し、入院患者へのサービス向上と病院経営に貢献することにあります。当院の場合は、外来患者数のうち65歳以上の高齢者が32.4%を占め、当院における複数科の診療とともに、ほかの病院、診療所の受診を合わせると、かなり多くの患者さんが数科にまたがる受診をしていることが推測され、一元的な薬歴管理が今後さらに推進されていく必要がありますことから、高齢者のみをもって院内発行とすることができないことをご理解をしていただきたいと思います。しかし、院外処方が難しい院内製薬や麻薬などのほか、病名の告知などプライバシー保護の立場から、どうしても院外発行に支障をきたす薬品に限り、院内で発行しているものであります。さらに入院患者の確認についてでありますが、ご質問の趣旨は病棟に各科、診療科名が表示されていないことではないかと思われますが、表示していないこととしたのは、一つに、改築に合せて空床利用を促進するために、混合病床としたことであります。二つには、診療科を表示することで見舞客などが患者の部屋を探して動き回るため、患者のプライバシーの保護と安静に療養していただくことなどに配慮し、新病院では入退院窓口や総合案内で対応しておりますことをご理解願います。いずれにいたしましても、病院運営は患者にいたわりの気持ちを持った対応が大切であり、患者サービスの上に立ったものでなければならないと考えておりますので、その対応に当たっては細かな内容にも誠意を持って、しかも迅速に対応していきたいと考えているところであります。以上です。

質問 坂下博幸

どうもありがとうございます。ちょっと聞きづらいかもしれませんけれども、まず介護保険についてちょっと何点かお話をいただきたいと思います。先ほど在宅24時間ホームヘルプサービスの職員の体制については、現場でお話を伺いましたが、5人ほどいらっしゃる。しかしながら、利用はなかなか今それほど期待したような実績は上げていないというようなお話も伺っております。これについては、民間の相当数先ほどお話をさせていただきましたが、具体的にそういうノウハウを蓄積しているわけであります。ですから、そういった民間利用を要するにするのかしないのかということが、大きな課題というふうに私自身とらえているものですから、さらにこの民間利用という視点をどういうふうに進めるお気持ちがあるのかどうか、お伺いをしたいというふうに思います。それから、先ほど江別旧市立病院の外来棟に関しての話の中に、私はすべて公的な公社ですべてを在宅訪問介護等を進めるのかということでのお話をさせていただいたというふうに思いますが、内容に関しては公社で進めたいというようなお話でありましたけれども、私はこの公社を使って、将来にわたってこの在宅訪問介護というものをすべて公社が担う方針であるというふうにとらえたものですから、違うのであれば違うと、要するに民間利用も当然併せて考えて、どういう住み分けしていくのかということも含めて、ちょっとお話をいただければというふうに思います。最後になりますけれども、先ほど行政改革という中で、地域経営ということでお話をさせていただきましたが、なかなか市長のお答えの中で、市長のお言葉でこの地域経営というものをとり得なかった部分が、私自身ありまして、市長のお言葉で地域経営ということをこのように市政執行方針の中でもお話になりましたので、せっかくの機会でもありますので、もう少し詳しく市長の地域経営という事柄の中身について、お話をいただければというふうに思います。以上です。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

坂下議員の再質問でありますけれども、特に公社の関係でありますけれども、私自身は決して民間利用について否定するものではありません。否定はしませんけれども、やはりそういう条件、状況というものに一足飛びにそういうことにはなっていかないだろう、その辺の条件整備といいますか、条件が整う中でそういったこともあり得ることであろうと、今現時点ではやはり行政が主体的に、そういう形で用意をしていかなければ条件が整わない形の中で用意してきたわけでありますから、そういった中で一応制度としても、民間の皆さんも公社も含めて同じ形の条件であるんですけれども、そういう中で何が何でも将来にわたって公社優先、公社がすべてということでは必ずしもないというふうに、私は今認識をしています。それから、地域経営ということですけれども、今年の市政執行方針の中で、2ページのところの前段のところで、確かに地域経営の転換が求められるということで触れさせていただいております。いずれにしても、先ほど前段でも稲垣議員の行政改革に対するご質問もありましたけれども、今日の時代の流れ、あるいは地方自治体でそれぞれ行政改革で汗をしている状況等々、いろいろと述べられました。そういう中で私自身も先ほどご答弁申し上げたわけですけれども、とにかくそういう環境変化のあるときに、これはやはり避けて通れない、さらにスピード感を含めて積極的に取り組まさせていただくということを申し上げましたけれども、いずれにしてもその状況変化というのは、もうこれは私の言葉というよりも、いろいろなことでどうしても少し在り来りになりますけれども、今日のこの厳しい経済情勢もそうですし、今ほどの少子高齢化の状況もありますし、あるいは市民のニーズも多様であり高度化してきている。いろいろなそういう状況変化があって、そういう中で地方分権がより一層自律的に自主的な形で進められることが求められていると、そういう認識に立って地域経営という言い方は、はっきりとした定義があるわけではありませんけれども、とにかく地域にはいろいろな資源が存在している。その資源は時には自然も人材も、あるいは文化、歴史、いろいろなことが包含されると思いますけれども、あるいは今民間のそういう業者を含めて力を付けてきている状況があると、そんな地域の資源を最大限に包括的に活用して、しかもこの地域経営の主体は自治体であると同時に市民ということになろうかと思いますので、そういった市民参加による経営ということで、地域経営というふうにとらえていただいても構わないのではないかと思いますが、そういった立場で今後努力をしていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 坂下博幸

市長の今地域経営ということに対して、その地域経営の市長の思っていらっしゃる、私と同意というふうに思いますけれども、そのスピード感覚あふれた、そういった対応をお願いをまずはしておきます。それから、先ほどの外来棟の公社の対応、要するに将来にわたる民間在宅ホームヘルプサービスの件でありましたけれども、市長のお答えの中に条件が整うまでというようなお話がございました。この条件とは、私は一般的に考えるならば、要するに行政が担うべきものを民間がまだ担うに達していない、レベルに達していないということをおっしゃっていたのかなというふうに、ちょっと思ったんですけれども、私はそういうものではなくて、民間も十分なる在宅ホームヘルプサービスの条件を整えているということを考えますれば、市長のおっしゃった条件が整うというお話の中身は、どういった観点でお話をされているのかということをお伺いして、3回目の質問とさせていただきます。以上です。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

率直に申し上げまして、現時点では、あるいは3月の議会においては、公社を念頭に置いた形での提案をさせていただいて議決をいただいている。したがって、現時点で民間のそうしたご指摘のことについて、そじょうに載せてどうしようかという議論はしておらないわけであります。今後、今のご指摘について改めてまた十分お聞きさせていただきましたので、参考として検討をさせていただきたい。ちょっと条件が整わないという言い方が少し誤解を招いたかと思いますが、決して最初から公社を最優先ということで必ずしも考えていないという意味合いでちょっと申し上げましたので、ご理解をいただきたいと思います。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成12年第2回定例会 2000年6月14日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる