秩父別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日
災害発生時に設置いたします避難所へのペットの受け入れについて
2020年12月10日、秩父別町議会の一般質問で、大野敬議員が「災害発生時に設置いたします避難所へのペットの受け入れについて」質問し、町長 澁谷が答弁しました。
- 質問者
- 大野敬 議員
- 答弁者
- 町長 澁谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 大野敬
私からは災害発生時に設置いたします避難所へのペットの受け入れについて質問をいたします。さる10月24日、ファミリースポーツセンターで令和2年度の防災訓練がありました。役場職員を主体にした避難所開設訓練でありましたが、段ボールベッドやドーム型のテント、カーテンで間仕切りした個室など女性や高齢者のプライバシーに配慮した避難所となっておりまして、参加した町内会長などからも賞賛の声があがりました。しかし一方で、災害時に避難指示や避難勧告こういったものが出ているにも関わらず、避難しない住民が多いことも問題となっております。避難しない理由として、まあ、いろいろ上げられるわけでありますけれども、その理由の一つに、避難所へはペットを連れていけないと、そういうのがあります。多くの自治体では、避難所へのペットの持ち込みを全面的に禁止しておりますけれども、住民の中にはペットを家族同様に思っている人も多くおります。ペットを残して避難することに躊躇するそういう人が多いと聞いております。災害発生時には、人命第一これが大原則でありますが、価値観が多様化する昨今においては、犬、猫と云えども人間と同等に扱う必要があるのではないかと考えております。こうした中で、岩見沢市では、避難所へのペットの受け入れに関するガイドラインを検討するなど準備を進めていると聞いております。本町においても、災害発生時に開設する避難所へのペットの受け入れを検討すべきと考えますけれども、町長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 澁谷
大野議員の質問にお答えさせていただきますけども。避難所におけるペットの受け入れにつきましては、多くの自治体でその対応に苦慮をしているところでございます。平成23年3月に発生した東日本大震災では、自宅に取り残されたり、飼い主とはぐれたペットが放浪する例が多数生じまして、飼い主とともに避難できた場合でも、多くの避難者がですね、共同生活を送る避難所においてペットの取扱い、これが問題となったところでございます。このため環境省では、平成25年に災害時におけるペットの救護対策ガイドラインを策定いたしまして、北海道においても、今年の5月に策定した避難所マニュアルの中で、避難所におけるペット滞在スペースについて配慮するよう求めているところでございます。ペットを連れて避難する場合、飼い主とペットが同じ空間で避難生活を送る同伴避難と、避難所の建物の外でペットを飼育する同行避難がございますけども、旭川市では、全ての避難所でペットを連れて避難することが可能でございますけども、避難所の敷地内あるいは倉庫が飼育場所となる同行避難でありまして、同伴避難は全国的に見ても極めて稀な取組みでございます。本町では、防災計画におきまして、小中学校やコミュニティ会館、老人福祉センター、ファミリースポーツセンターなどを避難所として指定をしております。災害の種類とか規模、災害発生の時期あるいは避難所の大きさ、設備により違いは出てまいりますけども、避難所にペットを同行した場合には、鳴き声あるいは臭い、排泄物の処理、さらには、動物のアレルギーだとか感染症など多くの問題が発生するものと思われます。また、ペットを連れて避難した場合は、飼い主の責任でペットの世話をすることが基本でございまして、そのためには、日頃から災害に備えて、ケージやキャリーバックに慣らしておくだとか、むやみに吠えないこと、あるいは、決められた場所で排泄するなどの躾をしっかり行っておくことや、ペットの食料これも準備しておくことが必要となります。岩見沢市では、避難所でのペット受け入れについて令和2年度中、今年度中にガイドラインを策定するとのことでのことでございますけども、その基本的な考え方は、ケージやリードを使って屋外でペットを飼育する同行避難、または、避難者の車の中でペットを飼育する車中避難とのことでございます。家族同様の愛情を持ってペットを育てている飼い主が、避難所にペットを連れていけないことが原因で避難が遅れたり、避難を諦めることになっては、あってはならないというように考えております。今後、岩見沢市をはじめ、先進事例を参考といたしまして、本町の避難所におけるペットの在り方についてしっかりと検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思っとります。
質問 8番 大野敬
私も長らく警察に勤めておりまして、避難所の実態については他の人よりも理解しております。避難所の開設当初、犬や猫をケージに入れてですね、その町民の方が避難所に来るわけでございますけども、ペット禁止だということで、一切そのいわゆる入場を認められないでそのまま追い返される、そういう光景も目にしました。私は避難所にはですね、やはり大小のペットの大きさもありますけれども、ケージに入れてあれするようなものであればですね、全面禁止という言葉でなく、まあある程度、弾力性も持たせて良いんじゃないかと、まあ原則であれば例外もあるというような考えでですね、そういう考えも必要だと思うんですね。それで、何故私、今回こういう質問したかというとですね、現在、中央西町内、私の住んでいる町内でございますけども、中央西町内では自主防災組織、一応構築するということで、今その準備をしておりまして、比較的高齢者の多い3つの地区をモデル地区に選びましてですね、それで75歳以上の高齢者の方に避難する際に、避難指示、避難勧告が出た場合に手助けが必要かどうか、自分で行きますか、それとも手助けをしないと避難所までいけませんかと、そういうアンケートを取りました。大体3割ぐらいの方がやっぱり手助けが必要ですと、この3割の中にペットを買っている方がいるんですよ、それで、何て言うんですか、助ける側ですね、介助をする側にしては現場でもう時間がないんですよ。避難指示が出た場合に、現場でペットを置いてけとか、いやあなた方だけで、それじゃあペットと離れるのは嫌だとか、現場で混乱されると避難をさせる人、手伝う人、この人たちがやっぱりスムーズにそういう活動ができなくなっていると、まあそういうこともありまして、事前にそういうペットに関するガイドラインを決めておけばですね、現場でスムーズに事が運ぶんじゃないかとそういうふうに思いまして、これもやっぱり自主防災組織、おそらく中央西じゃなくて、今後全町内会の方に自主防災組織ができあがるわけでございますけれども、そういったときにもやはりペットをどうするかという部分は、やっぱりある程度まちの方でガイドラインを作っておけばよりスムーズにいって、家に残される人も少なくなるんじゃないかと。まああの、人命に関する問題もありますので、そういうところ今後検討する中でもですね、より前向きに検討していただきたいと思います。町長何て言うんですか、自主防災組織の構築ということで大変公約にも掲げてまして、強い思いを持っているもんですから、まあ、我々町民もそれに応えようということで、自主防災組織一生懸命やってます。そういうことで、そのペットの関係も含めて前向きに検討していただければよろしいかと思います。再答弁は結構でございます、前向きにひとつよろしくお願いします。以上でございます。
答弁 町長 澁谷
有難うございました。実は恥ずかしながら大野議員から質問をいただいて改めてペットの避難というのを考えて、初めて考えたような状況でございまして、大変恥ずかしいところなんですけども。これ質問いただいたときに思ったのは、まあこれからもちろんどういう方法が良いのか考えていかなければいけない、ひとつの案としてはですね、役場の職員が避難をさせる場合は問題ないんですけども、今言われたように民間の方、自主防災組織の方がですね、お連れいただく場合には、あんたこっちこっちと言ってられないでしょうから、例えば中央西であれば福祉センターまで一遍にペットも全部来てもらって、そこでですね、担当のものが犬いる家族はこっちとかいうふうに振り分けることも可能かと思っておりますので、それについて弾力的な運営をしていきたいというふうに思っとります。よろしくお願いいたします。