みんなの議会

美幌町議会 令和6年第6回定例会 2024年9月11日

(1)農業振興について/(2)蜂の巣駆除について

2024年9月11日、美幌町議会の一般質問で、伊藤伸司議員が「農業振興について」「蜂の巣駆除について」について質問し、町長 平野浩司、森林農地整備主幹 橋本勝、環境管理課長 影山俊幸、副町長 髙﨑利明が答弁しました。

質問者
伊藤伸司 議員
答弁者
町長 平野浩司、森林農地整備主幹 橋本勝、環境管理課長 影山俊幸、副町長 髙﨑利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 伊藤伸司

議長より許可をいただきましたので、私の一般質問をさせていただきます。それでは、大きく二つさせていただきます。一つ目、農業振興について、今後における農業振興策について、二つ目、蜂の巣駆除について、スズメバチ駆除費の助成についてということでさせていただきます。まず一つ目、農業振興について。北海道の農業は、豊かな森林資源と広大な農地を背景に良質な農畜産物を生産し、食料の安定供給、農業生産活動に伴う農地や国土の保全、自然環境の保護に寄与してきたところです。農林水産省は、令和5年度の食料自給率(カロリーベース)について、小麦の生産量増加や油脂類の消費量減少がプラス要因となる一方、てん菜の糖度低下による国産原料の製糖量減少がマイナス要因となり、前年度並みの38%となったと発表し、令和12年度には45%とする国の目標を下回る状況が続いております。また、北海道における令和5年度の食料自給率(カロリーベース)は218%と、6年連続で全国1位となっており、豊かな自然と広大な土地を生かした農畜産物の安定的な生産と供給が行われているところであります。しかしながら、北海道の農業は、国際的な穀物価格の高騰や為替レートの円安基調、さらには、ウクライナ情勢の長期化等の影響も相まって、飼料・肥料価格や燃料価格などの生産コストの高騰により、厳しい経営が強いられております。このように、食料不足に陥るリスクが想定される現状を踏まえますと、課題とされる食料自給率の向上を図るためには、北海道の農業の持続可能な発展が必要不可欠であります。10年後、20年後における美幌町の農業を考えたときに、美幌町の農業がさらなる発展を遂げるためには、経営安定に向けた農業生産基盤の強化、農地の受け皿となる担い手対策、スマート農業の推進及び農業機械の大型化に伴う道路の整備などの積極的な取組が必要と考えます。美幌町における農地、約1万ヘクタ―ルを守るため、これまでの取組と今後における農業の振興策について、町長の考え方をお伺いいたします。二つ目、蜂の巣駆除について。スズメバチ駆除費の助成について。スズメバチは「南のハブ、北のヒグマをこえる危険動物」とまで言われており、2022年のスズメバチによる死亡者は、全国で20人となり、一刻も早い巣の駆除・退治が必要な蜂です。しかし、蜂駆除についての専門的な知識や道具を持たない人が、自分でスズメバチの巣の駆除をすることは大変危険であります。蜂の巣は、天井裏や高い木の枝といった場所、壁のわずかな隙間など見つけにくい場所に巣を作る傾向があります。蜂の巣駆除は、巣が作られている場所によって難しさが変わり、無理に駆除しようとすると命を落とすこともあります。また、巣が見つからないからと放置すると蜂の数も増え、巣もどんどん大きくなります。このように、自分でスズメバチの巣を駆除するのは大変危険なことから、専門的な知識や道具を持つ人に依頼することになるので、他市町村では、スズメバチの駆除に対して助成しております。以前、美幌町においては、スズメバチ駆除費に対する費用を一部助成していましたが、現在は全額自己負担となっています。しかし、業者に確認すると、年間の町内のスズメバチ駆除件数は約100件以上と聞いております。町民の安全を確保するために、駆除に対する助成をすべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

伊藤議員の御質問に答弁いたします。農業振興についてですが、美幌町の基幹産業は農業であり、その中でも畑作3品の小麦・てん菜・バレイショ、野菜ではタマネギ・ニンジンが中心作物として多くを占めており、また、特産品としてアスパラの生産をするなど、地域の特色を生かした多様な農業経営が展開されております。現在、美幌町における農業経営者は、令和2年度で366戸と昭和50年代と比較して半数以下となっている状況です。このことから、今後も生産者の減少や高齢化は避けて通ることができない問題であり、安定的な生産体制を維持・発展するための環境整備が重要と考えます。1点目の農業生産基盤の強化についてですが、道営畑地帯総合土地改良事業により現在3地区が実施中で、区画整理や暗渠排水などのほか、網走川中央地区土地改良事業により畑地に散水する施設整備事業を進めており、今後も計画的に取り組んでまいります。さらに、美幌みらい農業センターにおいても、各種試験栽培や施肥試験等を実施し農業者の皆様にフィードバックしてまいります。2点目の担い手対策についてですが、美幌みらい農業センターが中心となり農業者を育成し、参入した新規就農者は、平成15年以降15名となっているほか、農家子弟による新規農業従事者も184名を数えます。また、農業者の労働力軽減として、JAびほろがコントラクター事業に取り組むため、令和3年度に加工用馬鈴薯粗選別設備導入費用を一部支援しており、今後も担い手対策やコントラクター事業を推進してまいります。3点目のスマート農業の推進についてですが、国の補助事業を活用し、美幌町農業ICT推進協議会が実施主体となり、GPS自動操舵ガイダンスシステムを令和元年63台、令和2年154台導入しており、今後においても、国の制度を活用しスマート農業を推進してまいります。最後に、農業機械の大型化に伴う道路整備についてですが、供用開始から40年以上経過している町道第36号道路について、安全性及び走行性の機能回復を図ることにより、地域農業の通作・輸送条件の改善を図るため、令和10年度までに更新整備を完了する予定となっており、今後についても、計画的に農道の整備について検討してまいります。今後の農業政策は、農業情勢の変化や課題に対応する必要があることから、将来に向けて持続的に発展していくことができるよう取り組んでまいりますので、御理解をいただきますようお願いいたします。次に、蜂の巣駆除についてですが、現在、スズメバチについての町民からの問い合わせや相談への対応といたしましては、自宅や近所で発生する蜂や蜂の巣の駆除は、土地や建物の所有者又は管理者に自らの責任において処理していただくこととしており、必要に応じて駆除の業者を紹介している状況であります。駆除業者によりますと、巣の位置にもよりますが、1件あたり1万5,000円から3万円程度の費用負担が生じると聞いております。本町の公園等の公共施設におきましては、町が管理していることから、蜂発生の情報がある場合は、迅速に駆除を行っているところであります。スズメバチの巣の駆除に対する本町の助成につきましては、自己の居住の用に供する土地や建物を対象とした標準的な駆除について、平成18年度までは町が全額委託、平成19年度は半額を自己負担、平成20年度からは全額自己負担としてきた経過があります。全額自己負担とした経緯としましては、平成20年度予算編成方針から、事務事業削減項目として位置付けられ、巣の駆除は巣がある土地や建物の所有者等の責務であることから、所有者等で処理していただくようお願いしておりますが、公共的なもので緊急に行わなければならないという事態が起きた場合には、職員による対応も考えられるところです。今後につきましても、所有者等の自己管理あるいは自己防衛を原則として、駆除に対する新たな助成は考えておりませんが、スズメバチの特性等の注意喚起に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 9番 伊藤伸司

それでは、少しずつ再質問をさせていただきます。農業基盤整備について少し触れさせていただきます。前回というか、私が一般質問したときに、機械の大型化に伴って取付け道路とか、取付け道路に関わる橋梁の狭さで入っていけない機械がどんどん出てきているということでしたが、そのようなものも含めて、経済部で把握しているものがあるのかどうか確認したいのですが。

答弁 森林農地整備主幹 橋本勝

取付け道路ですとか、橋の往来で狭いですとか、直接的に農業者の方からお聞きしている案件は、今はございません。

再質問 9番 伊藤伸司

唐突に言ったものですから困ったかもしれません。土地改良事業につきましては、町とJAとが一体となって、開発、振興局、それから道に要請活動等もしていまして、その中身については私も熟知しておりますし、町長、副町長につきましても同意されているところでありますが、道営事業だとか、そのような土地改良事業に当てはまらないものというのは多々あるので、そのような細かい部分も含めて。四、五年前にコンバインが大型化して、道路というか河川、小さい河川ですが、河川に関わる橋の改良をお願いしたところ、道営事業には載って補助をいただいたのですけれども、個人負担が500万円とか700万円かかるのです。今後、また工事費だとかいろいろなものが上がってきますし、道路本体もそうなのですけれども、畑に入るための道路の再整備も含めて考えていただきたいなと思います。先ほどのコントラクターも、JAびほろと一緒に整備して補助をいただいているというのはありがたいことなのですけれども、機械が大きくなって、運ぶトラックも大きくなって、結局、道路で積み下ろしができないので、現実的に畑の中に入れない。そのような事態も増えて、コントラクターを利用できない農家というのも増えてきているのは事実です。その辺、個人で改良することもできる場合もあるのですけれど、何せ工事費とかいろいろな負担が増大しております。今後、必要とされる場合、その辺の調査等もお願いしたいのですが、どうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、基盤整備の中で道路、それから、道路から農地に入ることについて、どちらかというと、個々の農地に入る取付け道路の御質問があったと理解しております。実態を調査ということではありますけれども、その手法として現実に何があるかということを考えないままに、このような困り事があるよと調べることというのは、私は、今の段階でそこまで考えていない状況であります。ただ、そのベースとなる道路についてどうするか。今まで、町道については、建設サイドでできるもの、言うならば、建設省の関わりで造ってきたものと、農村地区はほとんどでありますけれど、農水省の基盤整備の中でつくってきたものがあります。その中でいけば、先ほど言った土地改良事業を順繰りやっていますので、その中に少しでも当てはめて、今、不便をしている人たちの解決のために努力すると。これは、しっかりやっていく必要があると思うのですけれども、最初に言われた取付けの部分については、今まで想定しておりません。

再質問 9番 伊藤伸司

答弁につきましては分かりました。確かに、近々な話としては難しいと思いますし、道営事業だとか土地改良事業のメニューの中では対応できないとか、そのようなものもあります。これは、JAに限ったことではなくて、農業者全体で考えなければならないと思いますので、要望を上げていきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。今、みらい農業センターが機能しており、担い手不足解消のためにも役割を果たしていただいていると思いますし、試験栽培、それから多種多様なことはやっていると思います。今現在、みらい農業センターで家庭菜園というか町民に開放している部分があり、今、美幌町はアスパラの生産を振興していますし、農協も一体となってやっていると思いますけれども、いかんせん、その面積が増えていかない部分があります。それはなぜかというと、語弊があるのですけれども、皆さんより忙しくなって、細かい朝晩の仕事ができなくなってしまったというのも大きな要因だと思うのですよね。だから、そのことも含めて何らかの方策というのは考えていかなければならないし、アスパラは、ふるさと納税ですごく人気があって、不足が生じているのも現実だと思うのですよね。それを、今の農家の人たちが何とか増反増反して、JAも助成金を出して町と協力しながら振興しているのですけれども、どうしても増えない。ですので、その辺について何らかの方策をしなければならないし、できれば、みらい農業センターで、露地もののアスパラを栽培できるかどうかというのも検討していただきたいということがあると思うのですが、その辺どうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

アスパラ振興は、みらい農業センターの役割の中でスタートさせていただきました。そして、冬姫と言われるブランドのアスパラについても、当時、北大や酪農学園大学の先生方と協力した中で苗をしっかり作って、農家の方々に提供している状況であります。みらい農業センターの中でアスパラの露地部分、要は足りない分を作ってはという話なのですけれども、畑作で、大面積の中において手間のかかる作物は、どちらかというと皆さんやりたがらないというのは分かります。土地がたくさんあれば、それも一つの方策だという思いはありますが、これを振興するということにおいて、全てをそれに委ねることなく、手間がかかるものについても少しでも協力してほしい、そのような作物を作っていただきたいという思いはあります。その意味からいけば、可能な限り、農家の方々の作付面積を多くする手法を関係者、町が知恵を出し合いながら進めていくことが望ましいと私は考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 9番 伊藤伸司

私も少しの間、アスパラ組合の組合長をやっていた時期がありまして、いろいろな経緯は分かっていますし、私も露地栽培をやっていた時期があります。なぜ、露地栽培がどんどん増えないのか。現実のところを申しますと、その年の天候によって取れない、霜が降ったら1週間以上取れないという不安定さがあって、もしやるとしたら、今は逆に春芽、夏芽、ハウス物の安定したものにスイッチしているので、そちらのほうが増えて露地ものが増えていかない現象があります。また、アスパラというのは、一度作ると最低でも10年から15年植えて、その後、そこに植えられないのですよね。あくまでも再定植、連作ということができないので、新しい畑に移らなければいけないとか、そのようなことがあります。育成してまともに取れるまでにまた2年、3年かかるというのがアスパラの特性であって、取れだしたらいいのですけれども、その年が低温続きだとか、霜が2回来たらもうその年のシーズンは終わりですから。だから、その辺の不都合というか取れない、不作の原因があって、みらい農業センターも含めまして何らかの方策を考えないと。やはり、みらい農業センターはすごく勉強になりますし、北大なり、酪農学園、いろいろなところと協力しながら、いろいろな勉強をされています。今、アスパラは、北海道ではトップブランドですので、そのようなことを受けて、研修に行くというより美幌町へ研修に来るほうが多いので、その辺は評価したいと思いますし、利用する分にはいいと思います。この辺については分かりましたし、今後も何とぞよろしくお願いしたいと思います。それと、スマート農業として、産地パワーアップなどでGPSガイダンス、可変施肥、それからドローンの資格取得に関する助成等をいろいろいただいています。前に言ったと思うのですけれども、これによって、今までは60歳を過ぎたら夜は仕事したくないなと思っても、少し頑張って朝すぐできるとか、機械がハンドルを操作してくれるので、個人の体力的な負担というものがすごく逓減されております。端的に言うと、60定年なのが65歳とか70歳までは仕事ができるなとなると考えて、導入もどんどん進んでおります。この間、土地改良事業の要望で道の担当者と話したときに、美幌はこんなに入っているのですねと。確かに、美幌は、おかしいぐらい入っているので、新しいもの好きと言えば好きなのですけれど。本当にボタンを押せばピッと真っすぐ行きますし、その意味では、ユーチューブがどうのこうのという話はまた別ですけれど、体力の衰え、もう疲れたなというときでも頑張れるのです。昔は後継者がいて、男2人で仕事できたのが、男一人がいつまでもお父さん、お母さんとしかやれない、それも60歳、70歳までやるという時代になってきました。後継者にも配偶者がいないとか、そのようなことも含めて、農家人口がどんどん減ってきて、じいさん、ばあさんを含めて今、農家人口は1,000名を切っておりますので、そのような機械に頼らざるを得ない。そうすると、まだまだ寿命が延びるのですけれど、今後、どうしても引退せざるを得ない時期が来ると思うのです。そうなったときに、新規就農というのは、みらい農業センターも含めていろいろなところで頑張っていただいていますけれども、本当の新規就農者は増えても1年に1名、子弟で約5名から10名の間です。それも帰ってくる要素があればなので、離農したときにその土地の面倒を誰が見るのか。少し奥地、奥地というと差別になるのですけれど、農家を辞めたときに誰も引取り手がなければ、山林になってしまう時代がもう来ています。そのようなものを延命ではないですけれど、農業生産を守るためには、もっともっと機械を……。大型化とはまた違うのですけれど、機械を精密農業にしながら。ビートが一端なのですけれど、今まで豊幌の上美幌小学校辺りに、町にも大分協力していただいて、ポットの製造プラントを造らせていただきました。公式ではあまり言えないのですが、1,000町を目標にしていたのですけれど、今は大体600ぐらいではないかなと。今後、これがどんどんどんどん減ってきて、どうしようかなという時代になってきます。なぜかというと、ビートの生産を減らしたというのもあるのですけれども、直播システムに変わってきた。津別はそれが顕著なのですけれど、今、津別はもう7割以上が直播システムになっています。なぜ直播がいいかというと、やはり時間がかからない、それから重たいものを持たなくてもいい。人間は、だんだん年を取ってくるとそうなってくるのですね。ですから、そのようなものも含めて、機械導入なども含めて、これから新しい農業というものを考えていかなければならないと思います。津別では、あれは4町村の事業なのですけれど、50センチの畝で作っています。JA、JAというとおかしいのですけれども、町がJAにどんな要望があるかとか、JAはどうしたいのと聞くのではなくて、ハーベスターの導入等も含めて、これから町も一緒になって協力しながらやっていく、町長や副町長だけではなくて部署でも交流しながら、こんな農業をしていきたいとか、こう進んでいきたいというのも必要だと思うのですが、その辺はどうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、後継者のことから、実際に後継者が少なくなってきた部分において、これからの未来に向けた一つの農業の仕方ということについて、いろいろお話をいただいたと思っております。確かに、農業の担い手というか、後継者については少ない状況ではあるのですけれども、やはり私がずっと注目しているのは、地元から出ていった方が新規農業従事者として戻ってこられるということで、そのことを私は非常に期待しています。その中で、兄弟がいらっしゃった場合に、今まではどちらかというと、一人帰ってくればそれで終わりの部分が、次男、三男でもいいですが帰ってこられて、そのまま家を継ぐというよりも、ほかのところで新たに農業を始めるというパターンも出てきました。事例としては少ないですけれど、そのことに対して町はしっかり支援している状況で、御存じだと思いますけれども、そのように歩み始めております。今度は、その作業の仕方とすれば、スマート農業という中において高度な機械化をする、それから、一つの例としてビート……。ちょっと残念なのは、今年は2,000ヘクタールを切ったのですけれども、その中でいけば、直播制度にシフトしてきたと。私が経済部でやっていたときは、どちらかというとポット植えで安定しているという部分でしたが、当時から言われていたのは、今、御指摘いただいた状況です。要は、農業者にとっては、植えるときも大変だし手間もかかる。一つの事例として津別という話でありましたけれど、そのような実証実験が津別でされていることに対して、私としては、美幌にビート工場があるのに何で津別なのだと。直播に向く多連式の大型機械をドイツから持ってきて、実証を津別でやられているときに、JAに対してそのようなことは手を挙げて美幌でやってほしいと、お話しさせていただきました。その意味でいけば、今、御指摘いただいたように、私どもというか行政サイドにおいても、特別職とJAの役員の方との懇談はあるのですけれど、これからは担当の人たちの連携も重要であると思っています。その辺、私の見る限りでは、担当もしっかり連携を取っていて、このようなことについては担当にも話しているので、それを町としてどう考えるかというか、そのようなことはしっかり理解いただきたいということも懇談の中で言われております。引き続き、町、それから農業団体で一番大きいのはJAでありますので、JAとの連携をこれからもしっかりつくっていきたいと思っております。

再質問 9番 伊藤伸司

最後にしたいと思うのですけれども、今、世界では、除草ロボットやスポット的な農薬散布、それから、僕も詳しく分からないのですけれど、畝間を灯油か何か、火で草を焼くという技術もどんどん出てきています。先ほど町長が言っていた、どうして美幌でできないのだというジレンマは、私にもすごくあります。津別も簡単にいったわけでもないし、津別というのは、複数戸法人がいくつもあって、美幌の場合は、単独法人がほとんどですので、面積的にも取扱いがなかったというのもあります。挟畦栽培の直播システムも、ここ二、三年とか、5年でぐっと伸びてきたというのは、農業機械の輸入動向も含めまして、急激に進んできたということがあります。今、ビートの代わりの大豆栽培というのもどんどん増えていますので、そのプランターとビートのプランターは共用できます。その意味では、まだまだビートの直播システムは進んでいけるのではないかなと思いますので、今後とも研究開発に御協力いただければと思います。最後にまとめというわけではありませんが、農業基本法が令和6年6月5日に公布され、これから実質的な中身に入ってくると思います。農水省が発表した中に、食料安全保障の確保、それから環境と調和のとれた食料システムの確立、いっぱいあるので抜き出してみると、農業の持続的な発展、プラス農村の振興ということでやっています。まだまだいっぱいお題目があるのですけれども、そのことが段々とここ一、二年で確立、細かいところまで出てくると思います。よく、美幌町は農業を基本とした町ですと、基幹産業は農業ですよということもありますので、農業団体だけに頼るのではなくて、町としてもいろいろな情報を得ながら勉強していただきたいなと思いますし、先日、道へ行ったときに、水戸部農政部長から最後に言われたのは「格好いい農業でないと駄目だよね」と。あの方は部長ですから何とでも言えるのかもしれないですけれど、そうでないと2世3世は帰ってこないよということで、現実的にそのようなことも含めて考えていきたいと思いますので、御協力をお願いしたいと思いますし、期待をしております。よろしくお願いいたします。続きまして、スズメバチの駆除費の助成ということで、再質問に移らせていただきます。国保病院だけですけれど、国保病院にどのぐらい患者が来られたのかお伺いしたところ、スズメバチとは書いていないですけれど、スズメバチに刺され通院した方は、令和5年度で45名、令和6年度8月の頭で37名ということです。刺されたことによってアナフィラキシーショックになった方は、令和5年度で9名、それから今年度は今のところ5名ということで、入院された方は前年度が4名、今年は1名ということです。まだまだスズメバチは増えていますし、結構、被害に遭われた方がいます。先日、近所の方が、草刈り中に10発ぐらい刺され、1週間、朝晩と点滴に通ったという話も初めて聞いた部分でありました。何で今年は多いのか、ちょっと分からないのですけれど、私の家というか、家ではなくて畑の土場のほうにトラップを仕掛けたのです。5本から6本くらい。お酒と酢と砂糖を混ぜて、1.5リットルとか2リットルのペットボトルに入れて。そうすると、1週間で5本が満杯になりました。これは、スズメバチだけではないのですが、去年から見ると今年は何せ多いです。だから、そのようなことも含めて怖いなという思いがあります。全国では、今年もつい最近ですと、8月7日、長野県でペット霊園の草刈り中に刺されて、その3日後ぐらいに死亡したということもありました。先ほど言いました全国で20名というのは、毎年亡くなっているということです。いろいろな作業の中でやっていると思いますし、農作業だけではありません。事業者、私は澤田さんにしか聞けなかったのですけれど、防護服を着ると汗をかいて息ができなくなるので、お金もかけられないから朝晩しかできないと。だから、朝の6時前から9時ぐらいまで、それから夕方の5時から暗くなるまでということで駆除しているそうです。やはり、日中できない分、大変なのです。美幌町でも、聞かされている分だけで年間100件程度、駆除されているということですので、その辺を勘案しながら。私も平成17年度、16年度以前には何回か頼んだことがありますし、駆除費助成の削減、削減というか中止というのは分かりますけれども、素人が駆除に手を出すということは、すごく危険が伴います。全国でもやっているところとやっていないところがありますけれども、結構、道内でも上限を決めて助成しているというところもあります。その辺の考え方で、本当に助成はやれないものなのか、もう一度確認したいのですが、どうでしょうか。

答弁 環境管理課長 影山俊幸

ただいまの駆除に関する御質問でございますけれども、先ほど答弁いたしましたが、議員おっしゃるように、平成19年度末をもって廃止しているところでございます。個人が所有する土地ですとか、あるいは建物における蜂の巣の駆除につきましては、所有者または管理者の管理責任の範囲ということでございまして、本町の蜂の巣の駆除は、高齢者の方のみならず自力で駆除することが困難な場合は、駆除業者に依頼を紹介しているという状況でございます。駆除の紹介をさせていただくものと、また、過去にはこのような助成もございましたが、過去に比べますと、今現在は、例えば蜂の巣の駆除製品がホームセンターですとか、そのようなところで販売されておりますので、これらの商品を活用していただくことで、自己防衛ですとか、巣作りの予防も可能になってくるのではないかと考えてございます。例えば、蜂の巣駆除の餌剤タイプでは、働き蜂が巣に持ち帰って巣ごと壊滅させたり、蜂の捕獲器タイプでは、巣が小さい時期に設置することで、女王蜂を捕獲して巣作りを予防することができたりします。また、エアゾールタイプでは、一度駆除した後、巣が作られそうなところに噴射すると、巣作りの予防になるということがございます。また、例えば、住宅に庭もございますが、そのようなところにある木が朽ちてきたりだとかして、そこに蜂が巣を作ることもございます。ですので、日頃、そのような部分を点検していただくだとか、木の下を点検していただくだとか、このように早めの点検をすることでスズメバチの巣を早期に発見し、先ほどの商品で予防するということも可能ではないかと考えてございます。そのようなことで、役場にスズメバチの巣の相談があった場合には、業者の紹介もしてございますが、このような予防の周知に努めてまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。

再質問 9番 伊藤伸司

説明は分かりました。ありがとうございます。国保病院からいただいた資料の中に、アナフィラキシーショックの予防の補助治療薬事前処方(企業)ということで、エピペン注射、それが、令和5年度、美幌町役場環境衛生グループに19、耕地林務に7ということで、美幌町役場には26処方されている。それから、令和6年度、美幌町役場環境衛生に21、美幌町役場森林農地整備に5、森林組合に12、合計38ということで、エピペンの処方も少し増えているということです。また、外来診療でエピペン注射を処方されている一般の方は、令和5年度が5名、令和6年度が12名ということで、去年に比べると今年は少し多くなっているということになっています。この数字を見たときに、私は最初分からなかったのですけれど、多分、環境衛生と耕地林務では、自分たちで処理しているということでよろしいでしょうか。

答弁 環境管理課長 影山俊幸

役場環境管理課のエピペンの処方でございますけれども、議員おっしゃられますように、道路、公園と霊園がございますので、維持管理グループと環境衛生グループそれぞれの職員数に応じまして、エピペンを購入させていただいております。購入させていただく前には、国保病院に健康診断の委託をしてございまして、医師の診断に基づいてエピペンを処方していただくこととなってございます。先ほどの町で相談を受ける部分では、町が管理します道路、公園、それから霊園、そちらの巣の駆除を役場職員または維持管理グループの作業員が直営で駆除している場合があります。そのような場合、いただいたエピペンを持参して、もし刺された場合には、注射をするという対応をしてございます。

再質問 9番 伊藤伸司

説明は分かりました。この町職員が対応しなければならない業種や職務の場合、今まで蜂に刺されたという事故とか、そのようなものはどのぐらいあるのでしょうか。

答弁 環境管理課長 影山俊幸

町職員が刺された、環境管理課の職員が刺されたという実績ですが、近年は、何件か刺されていると聞いてはございますが、件数までは聞いておりません。ただ、エピペンを処方するかなり前でございますけれども、車両センターの物置に巣を作られまして、事務職員が物置の扉を開いた瞬間に刺されたということがあったと聞いてはございます。

再質問 9番 伊藤伸司

美幌町職員の中で衛生係だとか、衛生係の中には、昆虫だとかいろいろな駆除等に対する職務というのはあると思うのですが、はっきり言って危険な作業だと思うのですよね。高所作業とかも全部含めて、そのようなものは危険だと思うのですけれども、これをこのまま町職員の方に続行して作業してもらうことがいいものかどうなのか、町長どうでしょう。

答弁 町長 平野浩司

判断として、危険が伴うことの危険の度合いだと思うのですね。例えば高所作業ですとか、明らかなもの……。私は、高所作業を全部できますので、昔、私が運転して高所作業、駆除したことはあります。それは、それなりの条件が整うことでありますので、やはり大きな危険を伴う場合はプロに、それからそうでない場合については、職務の中でやらざるを得ないのかなとは思っています。当然、防護服とかそのようなものは全部用意しておりますし、今言った、何かあった場合の対応ということでいけば、駆除する場合には、エピペンをきちんと持っていることを条件としてやってくださいと。それは、安全管理という意味から受診をして処方してもらって、何かあれば対応できるという形でやっている状況であります。一概に、これは駄目、悪いというのはなかなか言いづらい部分もあるのですけれども、言いづらいというよりは線を引くということが難しい部分もあります。ですが、基本的には安全が保たれるというか、事故が起こることを事前に予知できる、回避できることであれば、直接やっていただくことについてはやむを得ないと私は思っております。

再質問 9番 伊藤伸司

町長のお答えも分かりますし、思いも分かるのですけれど、やはり命に関わる事例だと思うのですよね。1回とか2回とかであればエピペンでも済むのでしょうけれども、これが何回に分けてやって、それも管理しているという話であればいいのですが、その辺、職員に対して作業の手順だとか、そのようなことも含めて安全管理をやっているのかどうか。それも含めてお答えいただいて質問を終わりたいと思いますし、できれば今、廃止されているであろういろいろな危険手当等の配慮をしていただくのも一考かなと思うのですが、その答弁を最後に聞きたいと思います。

答弁 副町長 髙﨑利明

作業の手順、安全管理につきましては、エピペンの部分もありますけれど、過去に刺された実績等を踏まえてしっかり対応させていただき、安全管理を徹底して職員が行くと。そのためには、先ほど町長もお話ししましたけれども、防護服だとかそのような危険の度合いも判断しますし、職員の安全管理を図りながら、町民への影響がある、早急にやらなければいけない部分だとか、そのような部分も判断し対応してまいりたいと考えております。また、危険手当という部分は特殊勤務手当という形になりますけれども、今現在、蜂駆除に対しては、町ではそのような手当の設定はしておりません。ずっと専門でやるという部分ではないことから、今のところ特殊勤務手当については考えておりませんので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 9番 伊藤伸司

これ以上は何も申すことはないのですけれども、一言。やはり、安全管理等も含めて職員に徹底していただきたいと思いますし、一般家庭における基本料金は最低でも1万7,000円かかりますので、その金額を出し渋って自分でやって事故が起きるとかそのようなこともあります。特に、高齢者の方に関しては危険ですし、刺された場所によって危険度合いも違ってきますので、今後とも検討していただきたいと思います。質問を終わります。

出典:美幌町議会 令和6年第6回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる