美幌町議会 令和6年第3回定例会 2024年3月7日
(1)農業振興対策について/(2)グリーンビレッジ美幌の農産加工室について/(3)更新時期を迎えている農産加工施設の今後の施設整備について
2024年3月7日、美幌町議会の一般質問で、伊藤伸司議員が「農業振興対策について」「グリーンビレッジ美幌の農産加工室について」「更新時期を迎えている農産加工施設の今後の施設整備について」について質問し、町長 平野浩司、農林政策課長 橋本勝、副町長 髙﨑利明が答弁しました。
- 質問者
- 伊藤伸司 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、農林政策課長 橋本勝、副町長 髙﨑利明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 伊藤伸司
それでは、議長に許されましたので、質問をさせていただきます。質問事項1、農業振興対策について。美幌町の農業振興対策について。美幌町の総面積4万3,841ヘクタールのうち、農地は1万17ヘクタール、山林は2万6,976ヘクタール、その他は6,840ヘクタールとなっております。農業を中心とした第一次産業が基幹産業でございます。その生産物を加工販売する日甜、クレードル食品、美幌地方農産加工農協連、美幌地方広域農協連、美幌町森林組合等の団体、また、その事業を支える農業機械会社、物流を担う運送会社、基盤整備等の施工や物流もする土木会社等、関わる人口は数千人程度になると思われます。ICT技術の導入や栽培技術の進歩に伴い、農業従事者の生産基盤は維持されておりますが、農産物の価格は上がらず、一方で、燃油、肥料・飼料等の生産資材の物価高騰により、農業経営は厳しさを増しております。年々経費が増大し、手取り額が減少している現状を踏まえ、美幌町の農地を将来に向けて維持するためには、20年、50年先を見据えた農業振興対策が必要と思われますが、次の項目について、町長の考え方をお伺いいたします。1、国は、2024年より、環境負荷低減に向けて、農家による補助金の申請時に、適正な施肥・防除や燃料節減、生産物多様性の保全などに関わる19の項目で取組の意思確認と報告を義務化するとしております。みどりの食料システム戦略に向けた事業だと思われますが、これまで美幌町が取り組んできた環境保全型農業直接支払交付金制度の取組事例と今後の進め方についてお伺いいたします。2、今後、JAびほろの生産施設の中では、改修及び新設が必要とされる施設があると思われますが、JAオホーツク網走、JAめまんべつ同様、美幌町が建設または補助・助成する考えがあるか、お伺いいたします。二つ目、グリーンビレッジ美幌の農産加工室について。農産加工室の利用促進及び施設の整備について。農林漁業体験実習館グリーンビレッジ美幌は、農業者等が農畜産物の付加価値を高めるために、研究開発と有効利用を考え、日常農業に触れる機会の少ない学童や都市生活者が寝食を共にしながら、農業体験、農産物の簡単な加工などを通じ、都市と農村の交流を図ることを目的として、平成3年12月に約2億3,900万円で建設された研修宿泊施設であります。多くの方々に利用されている施設ですが、建築から約33年を経過し、建物の改修や機械設備などの更新時期を迎えていると思われます。特に農産加工室にあっては、年々利用者が減少しており、今後においては、利用促進を図るために、機械設備を含めた施設の改修を行うべきと考えますが、次の項目について、町長の考え方をお伺いいたします。1、農産加工室の過去5年間の利用件数及び使用料についてお伺いいたします。また、農業者が農畜産物の付加価値を高めるための研究開発で利用する場合、使用料を減免すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。2、農産加工室において農畜産物の付加価値を高めるための研究開発を行う場合、指導員が現在配置されておりません。設置の目的であります農業者等の食の安全や農産加工室の利用促進を図るためにも、指導員を配置すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。3、更新時期を迎えている農産加工施設の今後の施設整備について、町長は具体的にどのように考えているのか、お伺いいたします。以上、お願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
伊藤議員の御質問に答弁いたします。農業振興対策について。美幌町の農業振興対策についてですが、1点目の美幌町が取り組んできた環境保全型農業直接支援交付金制度の活用事例につきましては、本町では、地球温暖化防止等に効果の高い営農活動に取り組む農業者に対し、農業の有する環境保全型機能を一層発展させることを目的に、平成23年から追加的なコスト支援を行ってまいりました。本町の支援対象者は、美幌町環境保全型農業推進協議会の構成員18名のうち、令和4年度は14名、令和5年度は17名となっております。面積と交付金額につきましては、令和4年度が181ヘクタール、1,279万円、令和5年度が146ヘクタール、1,150万円となっており、環境への負荷をできる限り低減する有機農業や土壌の保護、病害虫の防止、雑草抑制効果を高めるための緑肥の作付などの環境保全型農業の取組を行っております。環境保全型農業の取組は、化学肥料や農薬の使用を控えることにより、土づくり技術の推進が図られ、適正施肥が行われることで、近年の肥料価格高騰にも対応できるものと考えております。取組を行うには、通常の農作業よりも手間がかかり、リスクも大きくなりますが、本町の安全・安心の農業を考え、農地土壌を守っていく観点からも、環境保全に関心が高い生産者に対しまして、引き続き支援を行ってまいりたいと考えております。2点目の本町の農業施設の建設または補助の考え方につきましては、JAびほろから農業施設の建設・改修予定について具体的に伺っておりませんが、今後、施設更新等の予定がある場合は、事業計画等を確認させていただき、町で協力できることを考えてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、グリーンビレッジ美幌の農産加工室について。農産加工室の利用促進及び施設整備についてですが、1点目の農産加工室の利用件数及び使用料につきましては、令和4年度が43件、38万7,000円、令和3年度が39件、36万4,000円、令和2年度が58件、48万4,000円、令和元年度が65件、50万9,000円、平成30年度が67件、48万2,000円となっております。また、使用料の免除につきましては、みどりの村条例及び施行規則により取扱いを定めており、1、町が主催する行事で使用する場合は全額免除、2、町が共催する行事で使用する場合は半額免除、3、ちょっと暮らし体験事業で使用する場合は半額免除、4、町内の学校が宿泊体験学習等で使用する場合は、実費相当額を御負担いただくこととなっております。加工品の付加価値を高めるための研究開発や地域特産品などの商品化を目的とする場合は、施設を利用する方に応分の負担をいただきたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。2点目の農産加工室における指導員の配置につきましては、施設の設置当初は指導員が配置されておりましたが、コストの面の課題もあり、現在は配置されておりません。みどりの村あり方検討委員会の提言書においても、専任指導員の配置はコスト面から厳しく、その都度、配置することも検討すべきと示されております。現在の施設利用は、指導的立場にある方がいる団体の利用を中心に活動いただいている状況であり、現在のところ、施設の運営方式を維持し、指導員の配置は予定しておりませんので、御理解をお願いいたします。3点目の農産加工室の今後の施設整備につきましては、令和6年度から予定しております、みどりの村再整備に係る基本計画の策定の中で、施設維持を目的とした補修を検討してまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 伊藤伸司
御答弁ありがとうございます。ここに統計資料がありますので、申し上げさせていただきます。食料・農業・農村基本法が制定された1999年と現在の比較を述べさせていただきます。政府の全体予算は、当時82兆円であったものが、現在は113兆円です。農林水産関係予算は、3兆4,056億円であったものが、現在は2兆2,686億円に下がり、このうち公共事業費は、1兆7,588億円であったものが、現在は6,986億円と3分の1ぐらいになっております。基幹的農業従事者数は、当時234万人だったものが、現在は116万人で、半数以下となっております。農地面積は微減で、487万ヘクタールであったものが430万ヘクタール。農業総産出額は、9兆3,638億円であったものが、現在は9兆15億円と目減りしております。生産農業所得は、当時3兆6,865億円であったものが、現在は3兆51億円と下がっております。農林水産物輸入額は、2000年で7兆591億円だったものが、現在は13兆4,224億円、食料自給率は、カロリーベースで40%だったものが38%。食料自給率を金額ベースでいうと、72%だったものが58%ということになっております。30年たって、農業生産額にしても何にしても上がっているものはございません。下がっているものばかりです。国の基幹産業であり、食料を担う農業生産額がこんなに落ちてきているということであります。先ほど、みどりの食料システム戦略について答弁がありましたけれども、2050年までに目指す姿ということで、農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現、低リスク農薬への転換、総合的な病害虫管理体系の確立・普及に加え、ネオニコチノイド系を含む将来の殺虫剤に代わる新規農薬等の開発、化学農薬の使用量を50%低減、輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%、約100万ヘクタールに拡大。2030年度までに、食料、製造業の労働生産性を最低3割向上、輸入原材料の調達の実現を目指すということです。ほかには、エリートツリー等を林業、苗木の9割以上に拡大。エリートツリーというのは、成長がよく形質が優れている個体のうち優良なものを人工交配することにより優良な木をつくるということです。それらを含めて、農林水産省では、みどりの食料システム戦略を目標にやっていくということでありました。美幌町では、環境保全型交付金として18名の方で取り組んでいるということですけれども、参考までお伺いしたいのですが、他町村の取組が分かっていればお伺いします。
答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)
他町村の実態については、特に把握してございません。よろしくお願いいたします。
質問 9番 伊藤伸司
実は、私も、この環境保全型農業交付金を約10年ほど受けております。この交付金に対応するのは、エコファーマーといって、農薬を道平均から50%減らす、化学農薬の窒素を10キロ以上使ってはいけないという数字が定められているほか、緑肥や堆肥等をいつまでに使って、いつまでに畑に戻すということをやっております。私も深く関わってはいないのですけれども、あまり進んでいないような気がするのですが、町ではどのように考えているのかお伺いします。
答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)
お答えいたします。国では、みどりの食料システム戦略の目指す姿の中で、2050年までの目標を掲げてございます。その中で、先ほどお話がございましたけれども、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%に拡大するということも、目標の一つとして掲げてございます。その25%を美幌町に換算いたしますと、現在、有機農業の取組面積は50ヘクタール程度でございますので、畑作の大産地である美幌町では、かなりハードルが高いと感じているところでございます。国においても、目標に向けて事業等を拡大展開していくと思われますので、国や道から施策や事業を示された場合には、生産者の皆さんに御協力いただきながら紹介してまいりたいと考えてございます。よろしくお願いいたします。
質問 9番 伊藤伸司
自分たち農業者の周知不足というのもありますけれども、町としても、美幌町はこれからこういうことを目指してやっていくのだという周知が必要なのではないかと思いますので、その辺は次の総合戦略の中で取り組んでいくことを願います。続きまして、2点目の施設の改修と改築についてです。以前、土谷町長時代、ビーンズファクトリーが大空町に移ってしまったという苦い思いがあります。あの弊害というのは今でもあります。自分のまちに施設があることによって、品質面の査定などがスピーディーに行われたものが、今では1週間ぐらいかかってしまうのです。そうすると、JAは遅いからと移ってしまうことが結構多くなってきているのです。その辺も考えながら質問させていただきたいと思います。現在、JAびほろの施設の中で課題になるのは、美里の麦乾の工場群のことであります。現在は、第2工場、第3工場、第4工場、第5工場という四つの乾燥工場及び貯留サイロがございます。第2工場は昭和61年に改修しており、築39年たっております。第3工場に至っては、昭和53年の新設ですので、築46年たっております。この第3工場は、令和4年にボイラーが燃えて操業できませんでした。第4工場につきましては、昭和63年の新設で築36年たっております。第5工場は一番新しいのですが、平成22年に建ちまして築14年たっております。麦の工場というのは、乾燥するだけではなくて、大きな縦型の貯留サイロに保存しておくのですけれども、麦というのは国に買い上げていただきます。国が買い上げた上で、使用するのは製粉工場でございますので、製粉工場の注文がない限り、あそこの瓶の中にずっと入れておかなければならないのです。下手をすると、次の年の麦の刈り取り時期に間に合わないことが結構起きるのです。ですから、今でも3分の1程度は、その時期になると全部道内及び本州のほうに移動するのです。その金額は国で見てくれるという話ですけれども、工場が古いこともありますし、貯留瓶の不足というのもあります。今、稲美にタマネギの集出荷施設があるのですけれども、去年美幌の広域連があそこを買収して、倉庫を建てています。その倉庫は美里倉庫群にありますから、それを移動してからでないと建てられないものですから、それがいつ動くのかが決まってから広域連のタマネギ集出荷施設の移動が決まってくると思いますので、それを少しずつ壊しながら、新設の集約した施設を建てたいというのがJAの話となっております。これは近々に建てるという話ではないのですけれども、計画性を持ってやっていこうという中で、美幌町にもどうなのかということを聞かせていただきました。そこで、先ほどオホーツク網走と大空町が、町が主体で建ててJAがその返還金を払うということを言いましたけれども、その例を報告させていただきます。網走市の小麦集出荷施設は、平成26年3月に完成しました。これは網走の埠頭にある船積み用のサイロでございまして、各単協からそこに集めて、そこから船積みしていくというサイロをつくりました。平成24年度の補正で強い農業づくり交付金事業ということで、総事業費が42億円、国庫補助金が21億円、補助率50%、補助残21億円は網走市が補正予算債を借り入れましたが、これは実質5割負担ということで、償還金10.5億円を20年間でオホーツク農協連が網走市に償還する、これがサイロです。先ほど言ったオホーツクビーンズファクトリーですけれども、広域穀物乾燥調製貯蔵施設ということで、平成30年6月に完成しました。大空町が事業主体でございます。平成28年度の産地生産基盤パワーアップ事業ということで、総事業費79.6億円、補助対象額が76億円、国庫補助金が37.3億円、補助率49.1%、補助残が42.3億円、地方債借入額39.6億円、これは大空町が過疎債と補正予算債を借入れしております。償還金は19.4億円ということで、約11億円を20年かけて大空町へ償還するということでございます。これもオホーツク農業協同組合連合会ということです。このオホーツクビーンズファクトリーは、平成30年6月に完成しましたけれども、近年のビートの作付減を受け、国の指示により大豆に転換しましたが、そのおかげでまた増設をしました。これが令和5年です。大空町が事業主体になって、令和3年度の産地生産基盤パワーアップ事業ということで、総事業費が21億円、国庫補助金が10億円、補助残11億円、これも大空町にJAオホーツク農協連が償還するということです。このほか、網走市の事業ですけれども、平成13年度に網走市が農業生産総合対策事業ということで、総事業費44.3億円、国庫補助金21.7億円、指定管理団体がオホーツク網走、平成23年度も増設ということで34.3億円、国庫補助金17億円ということです。最後に、令和元年度に増設したのが、産地パワーアップ事業で総事業費が42億円、国庫補助金20億円ということで、これもオホーツク網走が管理団体としてやっております。現在、このような事業を国の補助事業で行うことは難しくなっているのも現実でございます。1事業の上限が20億円になって、もし麦乾工場をつくるとなると80億円から100億円ぐらいかかる。しかも建設費は右肩上がりです。それを見ていった場合、数年かけてやらなければならないというのが現実でございます。美幌町の場合、令和6年度の麦の生産量2,670ヘクタールを乾燥する場合、1万6,500トンを処理しなければなりません。そうした現状を踏まえると、今後、増設なり新設をする場合、順序立てて進めていかなければならないと思いますが、町としてはどう考えているのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
他の町の農業用施設をつくった例を挙げていただいて、町の関わり方についてお話をいただきました。今まで美幌町がそういう方策を取ってこなかったということは、私も経済部長をやっておりましたので、その経過も知っております。私は、従来から、美幌は農業が基幹産業であり、そこに関わる産業も含めて、農業という概念の中でトータルで大切にしていく必要があると思っておりますが、今言われたことというのは、事業費が幾らで実質負担が幾らという単純な話ではないのです。私も町長になって、今お話のあった二つの自治体の首長や元首長にお話を聞きました。特にファクトリーについては、当時私は教育長で、既に立場は違いましたけれども、苦情も来ましたし、隣町からもこれでいいのかという話をされたことがありました。そもそも何か言える立場ではありませんでしたし、何より、この問題はそんな単純な話ではないのです。今、うちのスタッフとも話をしているのは、今まではどちらかというと、町というのは意外とスルーだったのですけれども、きちんと関わるものは関わりましょうということだけは言っています。ですから、町としてできることは何かという問題意識は持っています。ただ、御存じだとは思いますが、現在、こうした施設をつくる場合、国は単純に更新は認めてくれません。そこには必ず機能アップ、生産量アップという具体的な成果が求められますので、それを町の農業関係者がどう確保できるかを検討していく中で、そこに町としてどういう応援ができるかはこれから考えなければいけない部分ですから、安易にこうですよという発言は控えさせていただきたいと思います。たとえ国から補助をもらうにしても、大変な財源を要する事業ですので、そういう段階になれば、なるべく早く皆様方にこのことを伝えた中で、町としての意思表示も含めて相談したいというのが今の気持ちでございますので、御理解いただきたいと思います。
質問 9番 伊藤伸司
今まで、JAからどれぐらい要請があったかというのははっきりしないのですが、今後は連携を密にして、どういう方向に向かっていくのか模索していただきたいと思います。それはJAにもお伝えしたいと思います。今後、農家人口や戸数は必ず減っていくと思うのです。そうすると、大豆や小麦などの単位面積当たりの生産数や時間数は減るものの、大方のものは生産できる部分が増えていくと思うのです。そうであれば、小麦、大豆という形になっていくと思うので、減るかどうかというのは微妙なところなのですけれども、必ず増えていくと思うのです。今の施設では物足りなくなる部分が出てくることから、今後とも関係機関と連携していっていただきたいと思いますし、私も努力させていただきますので、よろしくお願いいたします。次に、グリーンビレッジの農産加工室について答弁をいただきました。先日は副町長からも答弁をいただきましたけれども、今のままずっと行くのがいいのか、33年もたってこのままでいいのか。みどりの村を再整備するときは、外側とか中の壁など最低限のことはさせていただくという話は聞きましたけれども、みどりの村がある限り、朽ち果てるのを待つのか、中身も含めて危惧しているのが本音でございます。そこで、加工室に指導員を配置していたときは、どれぐらい利用していたのかというのは分かりますでしょうか。分からないのであれば結構です。
答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)
お答えいたします。専任指導員の配置についてですけれども、30年前の農産加工室設置当時は、最初の時期だけ専任指導員を置いていたと伺っておりますので、利用人数については把握しておりません。申し訳ございません。
質問 9番 伊藤伸司
美幌町農協女性部のほか、地場の団体が幾つかあるのですけれども、そういう人たちの話を聞くと、今は、みどりの村に指導員が配置されていなくて行きづらいので、大空町の施設や網走市呼人のみんぐるに行っているとお伺いしました。大空町の令和5年度の利用状況は、町内が240件で1,512人利用しているそうで、町外については24件で100人ぐらいということです。これは大空町だけなので、これに呼人のみんぐるを入れると、20件ぐらい増えると思います。そこで聞いたのは、農家の人たちが利用するのは、夏場の忙しい時期におかずをつくったり、パンをつくったり、おやつをつくったりというのがあって、そこは指導員が2人いるそうですが、コストが合わないという話なのです。合計1,500人以上が利用して、収入は150万円ぐらいということなので、大空町としてもコストが全く合っていないわけです。そこの指導員の方は、施設を利用しない日は、草刈りや売店、掃除などもやっているということなので、指導員の仕事だけではなくて、そういうのを配置できるのかなというのもあります。あとは、整備から33年たって、中の施設、設備に関しても、老朽化でこのまま使い続けられるのかということでありますが、この辺はどうでしょうか。
答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)
現在、加工室には16種類の加工ができる機械を設置してございます。加工機器の中には、施設設置当時のもの、例えばパンづくりに利用するミキサー、みそづくりに利用するミートチョッパーなどもございますけれども、こちらを更新するとなりますと、業務用でありますので、かなり高額になると予想されます。今後、利用者のニーズや利用回数等を含めて検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
質問 9番 伊藤伸司
そのお気持ちはよく分かります。私も、経営者だったらそうだと思いますが、利用者にとっては、そういうものをいつまでも使い続けていただくのは不安もあるでしょうから、更新に向けた考え方をお示しいただいたほうがいいのではないかと思います。先ほどの答弁では、みどりの村の整備のときに考えるというお話ですけれども、ぜひ中身を考えていただいて、今後20年、30年と使えるような施設にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 副町長 髙﨑利明
グリーンビレッジ農産加工室の機器の整備についてでございますが、今までも使用できなくなったものは順次更新を図っておりますし、これからも必要なものは購入していきたいと考えておりますけれども、何分一気にはできませんので、優先順位をつけながら更新をしてまいりたいと考えております。御理解をいただきたいと思います。
質問 9番 伊藤伸司
管理者である副町長に答弁をいただきましたので、それを期待しながら加工室のことは終わりたいと思います。あと一つ、今度、グランピングとかキャンピングを含めて再整備されるということなのですけれども、それに合わせてグリーンビレッジも補修すると思うのですが、その中に、町民が体験実習室を利用して、地場産農産物を使った安心・安全なものをつくって食するというメニューを加えていただけたらと思います。以上、終わらせていただきます。