みんなの議会

美幌町議会 令和5年第7回定例会 2023年12月12日

(1)防災減災対策について/(2)ハザードマップに沿った看板及び掲示板の設置について/(3)行政職員環境改善について

2023年12月12日、美幌町議会の一般質問で、藤原公一議員が「防災減災対策について」「ハザードマップに沿った看板及び掲示板の設置について」「行政職員環境改善について」について質問し、町長 平野浩司、危機対策課長 多田敏明、建築主幹 宮田英和、総務課長 斉藤浩司が答弁しました。

質問者
藤原公一 議員
答弁者
町長 平野浩司、危機対策課長 多田敏明、建築主幹 宮田英和、総務課長 斉藤浩司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 藤原公一

ただいま、議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして大きく3点、一般質問をさせていただきたいと思います。まず1点目、防災減災対策について。ハザードマップの紙面配布についてであります。美幌町ではWeb版防災マップがあり、その中には土砂災害に関するマップと洪水に関するマップがあります。土砂災害をクリックするとそのページに移行しますが、洪水に関するマップは想定最大規模に関するマップと計画規模に関するマップに分かれているため、どちらを見ればいいか分からない町民も多いのではないかと思われます。また、パソコンなどを持たない高齢者は、やはり紙面で確認したほうが分かりやすいと考えます。本年7月の記録的な大雨により災害が発生した福住・日並地域は、ハザードマップでは何も表記されておりません。いざ災害になってから浸水を認識するのではなく、日頃から防災意識を持つことが大事だと思いますが、今後のハザードマップの改訂を含め、紙媒体の配布の考えについてお伺いいたします。2点目、ハザードマップに沿った看板及び掲示板の設置についてであります。美幌町は災害の少ない地域ではありますが、過去には浸水被害が発生しております。平成28年8月には、台風の影響で大雨洪水が発生したことにより、美幌町においても避難勧告が出されました。道路も冠水し、数日間通行止めが続きました。ハザードマップでの確認も大事でありますが、さらに、過去の浸水位置看板や今後想定される想定浸水位置の看板、また、過去に土砂災害が発生しているなどの掲示板などがあれば、平時でもここは浸水の可能性があるから早めに避難しようなどの行動に移せるかと考えます。今後、看板等の設置の考えがないかお伺いいたします。大きく2点目であります。公営住宅整備について御質問させていただきます。美幌町の公営住宅は、美富公営住宅の5号棟・7号棟、旭公営住宅の1・2号棟共有、3・4号棟共有、5・6号棟共有でのエレベーターが設置されています。しかしながら、美富・旭公営住宅は、共有部分の廊下や室内がバリアフリーなどに対してエレベーター内は手すりがないため、お年寄りや体の不自由な方は手すりで体を支えることができません。また、車椅子利用者の方から、エレベーターの外側呼出しボタンと内側の階数ボタンの位置が高くて押せないなどの声があります。加えて、旭公営住宅のエレベーター内には鏡が設置されていないため、前方から車椅子で乗車した際、背後を確認できず、降車するときに扉にぶつかるなどの意見もあります。このようなことから、両公営住宅におけるエレベーター改修整備の考えと、今後建設される公営住宅のユニバーサルデザインやバリアフリーエレベーターの導入の考えについてお伺いいたします。3点目、行政職員環境改善について。行政職員の名札表記について質問させていただきます。SNS等の普及により個人を探し出すことが容易になっている現代社会において、佐賀市では名札から名前を探し出され声をかけられた、ストーカー行為が行われた、○○ちゃんと下の名前で呼ばれるなどの事案が発生しております。SNSから職員の行動履歴までチェックされる問題も起きたことから、佐賀市では名札をネーム表記から名字表記に変更いたしました。本町においても佐賀市と同様の事案が発生したことはないのか、また、職員の身の安全確保のため、名札表記を変更する考えはないのかお伺いいたします。以上、3点よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

藤原議員の御質問に答弁いたします。初めに、防災減災対策について。1点目のハザードマップの紙面配布についてでありますが、現在の美幌町におけるハザードマップは、美幌町暮らしと防災ガイドブック2017の中に洪水ハザードマップとして紙媒体で作成したものと、土砂災害も加えたインターネットで公表しているものの2種類があり、いずれのハザードマップも国土交通省や北海道が公表している洪水浸水区域図にある想定最大規模と計画規模を基に作成しております。これらのハザードマップにつきましては、網走川では24時間総雨量が405ミリメートルの想定最大規模と、160ミリメートルの計画規模の2種類で構成されており、それぞれ確認していただくことにより防災意識が高まると考えておりますので、インターネット上のハザードマップには引き続き掲載してまいりますが、より一層分かりやすく御覧いただけるように、表記の仕方につきましては、今後、検討していきたいと考えております。福住・日並地域のハザードマップの表記についてでありますが、インターネット上では農村地区におきましても洪水浸水想定区域を表記しており、7月の大雨による災害は河川の洪水によるものではなかったため、被害場所と洪水浸水想定区域は一致しなかったものであります。今後のハザードマップの紙媒体での配布についてでありますが、現在の紙媒体のものは平成29年に作成後6年が経過していることから、今後改訂し配布したいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。2点目のハザードマップに沿った看板及び掲示板の設置についてでありますが、浸水想定区域にお住まいの住民の皆様に理解してもらうことが重要であるため、ハザードマップでの周知徹底を進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、公営住宅整備について。本町の公営住宅は、美幌町公営住宅等長寿命化計画に基づき、順次、事業を進めてまいりますが、建て替え計画のない建物は、改善により長寿命化を図っていくこととなります。御質問の既存エレベーターのバリアフリー化についてですが、美富団地の一部及び旭団地は、改善を図りながら供用を続ける団地となっており、美富団地は建設後30年近くを経過し、補修部品の供給が不可能となったことから、今年度にエレベーターのリニューアル工事を行い、既に手すり及び鏡の設置はなされております。また、旭団地につきましても、最も古い建物で築20年を経過したことから、エレベーターのリニューアル工事を検討すべき時期に入ったものと考えております。手すりの設置等といったバリアフリー化の重要性は認識しており、今後、エレベーターのリニューアル工事の際に改善をしたいと考えております。今後、建設される公営住宅につきましては、ユニバーサルデザインやエレベーターのバリアフリー化などを十分考慮した設計に努め、全ての人が使いやすい施設整備を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、行政職員環境改善について。行政職員の名札表記につきましては、佐賀市などの自治体や民間企業において、これまでのフルネーム表記から名字表記に変更する動きが広がっており、その背景には、職員のフルネームからインターネット上で職員の個人情報を検索したり、公開されるといったプライバシーの侵害や、ストーカー被害などに遭い不安を抱える職員がいることから、対策がとられているものと認識しております。御質問の佐賀市と同様の事案については、本町におきまして発生したという事案はございません。次に、名札表記を変更する考えはないかについてですが、本町では美幌町職員であることを明示するため、勤務中は名札を着用するよう美幌町職員服務規程で定めており、名札には町名、所属部課、氏名などのほか、顔写真を入れることとしております。今後、名札の表記につきましては、表記内容の見やすさや伝わりやすさに配慮した表記内容を含めて検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 8番 藤原公一

それでは、再質問に入らせていただきたいと思います。まず、ハザードマップについてから再質問させていただきたいと思います。ハザードマップの紙面配布について、地域住民にとって情報を入手する重要な手段の一つであると思っております。ハザードマップは、地震や洪水、土砂災害のリスクを示した地図であり、住民が適切な対策をとるために必要な情報の提供が必要であります。紙面配布についてのメリットを私なりに考察してみました。1点目は、アクセスのよさであります。紙のハザードマップは、電子デバイスやインターネットにアクセスできない人にも簡単に情報を提供できます。特に、高齢者や地域の情報を制限される人には、紙面の配布が重要な手段になります。2点目は、直感的な理解です。紙のハザードマップは、地図上でリスクのエリアや避難場所を視覚的に示すことができ、地図で見ることにより、住民は自分の居住地や周辺のリスクを直感的に理解することができます。3点目は、ハザードマップの存在を知ってもらい、重要性を感じてもらうことなどを挙げさせていただきました。ただ、紙面配布でも当然、課題があると思っております。例えば、今回、福住・日並地区の部分でありますけれども、土砂崩れの恐れがあるところなど追加が出てきた場合、また印刷をしなければならないとか、更新紙面の配布の手間やコストだとか、情報量の制約を受ける場合などもあり得るかもしれません。いい面と悪い面を述べた上で、このハザードマップのことについて、質問していきたいと思います。ハザードマップが町民の目に入り、随時更新をしていくべきだと思っております。今後改正し配布していただけるという答弁だと受け取りましたが、今後ハザードマップの更新を何年ごとに見直すだとかの計画や考え方についてと、今回、紙面配布の時期をどのように考えているのかお伺いしたいと思います。

答弁 危機対策課長 多田敏明

御質問でありますハザードマップの作成の周期でありますけれども、基本的に国や道の河川について修正等がありましたら改訂していきたいというところではありますけれども、やはり紙媒体で作成しますとコスト的な部分がかなり多いということもありますので、インターネット上ではダイレクトになるべく早めに改訂していきたいと考えておりますし、紙媒体につきましては大きな改訂等があった際につくっていきたいと思っております。また、次期の配布についてでありますけれども、現在の紙媒体につきましては平成29年ということで、年数がたっていることもありますので、予算計上はこれからでありますけれども、令和6年度の予算に計上させていただきまして、なるべく早い時期に配布できるように進めてまいりたいと思っております。

再質問 8番 藤原公一

紙媒体の部分について来年度に予算を付けていただけるということで、町民の方も少し安心しているのかなと思います。また、今年7月の福住・日並地区の道路決壊という土砂災害が発生しております。雨量では、福住アメダスで1時間に93ミリという報告を受けており、7月20日の行政報告の中では、町道で洗堀25か所、のり面11か所、その他幹線も含め55か所で被害がありましたという報告を受けております。洪水でなくても、報告では河川土砂災害で1か所、のり面崩落が2か所という報告を受けておりますが、答弁では、7月の大雨による被害は河川の洪水によるものではなかったため、被害場所と洪水浸水想定地域は一致しなかったものでありますとのことであります。報告を受けている内容自体はそうなのかもしれませんけれども、土砂災害というのは発生していて、ウェブ版のマップを見てもその地域の部分というのは、土砂災害の表示はされていなかったと思います。まず、一致しなかった部分について、早めにウェブ上で更新するという答弁でしたが、今回、土砂災害は間違いなく起きていますので、この部分について更新を早めにするべきだと思いますけれども、その辺の考えについてお伺いしたいと思います。

答弁 危機対策課長 多田敏明

土砂災害の警戒区域についてでありますけれども、こちらにつきましては、町ではなくて北海道で指定しているものであります。したがいまして、今回につきましてはその区域と一致しなかったとなっております。今後、もし、道で見直し等がありましたら改訂したいと考えております。

再質問 8番 藤原公一

北海道が示していなかったらやらないと捉えられるのですけれども、間違いなく、美幌町の日並、福住地区で土砂災害が起きて、道路も決壊しているわけですよね。多分、美幌町内には、同じようにどこか盛土があって土砂災害が起き得るという場所があるのではないかと思うのですけれど、その部分について、北海道がやらなければ美幌町はやらないという発想になるのがどうなのかなと思いますが、その辺の考えについて町長はどう思われますか。

答弁 町長 平野浩司

北海道が決めなければという話だったのですけれども、そうではないと私は理解しています。それで、今回は通常の大雨が降って盛り土をして崩れるような状況であったかというと、1か所は農村地区で畑を後でつくって、その水処理がきちんとされないことによって、一気に短期間で大雨が降って、その水が鉄砲水のように道路に流れてきて道路を侵食したということが一つの原因なのですね。ですから、直接のり面がどんと崩れるような場所として指定するかどうかというのは、北海道と協議して指定してもらうかどうかということとまた別な観点だと、私とすると今回はそれが原因なので少し違うかなという考えです。もう1か所は同じです。これも山を削って農地化したのですけれど、その水の流れの処理をきちんとしなかったことによって、短期間で流れてそこに集中してのり面を落としてしまったというか。これは本来、当時、畑をつくるときにその処理をきちんとしなければならなかった行為だったと思っています。必ずしも今回、のり面崩壊ということによって、そこは大雨が降ったら常に崩れる地域だという認識を持っていないので、農村地区も大雨が降ったときにここが崩れるような状況が今後出てくるよというか。また、今、農協とか、それから道に農地を調べていただいており、示された段階でその地区として指定してもらうかどうかというのは、道と協議をしていきたいということでありますので、御理解よろしくお願いいたします。

再質問 8番 藤原公一

今回の災害、雨かどうかという部分は、先ほどの町長の答弁で理解しました。このハザードマップの部分についてなのですけれども、今月の初め、多文化共生事業として、外国人の方の日本語教室というものが開催されました。31名の参加者がおり、美幌町にもなかなか日本語に慣れない外国人がまだまだいるのだなという私の認識であります。海外から来ている方の母国語表記のハザードマップというのも、今後検討していかなければいけないのかなと思います。紙とは言いません。これはウェブ上でいいと思うのですけれど、ウェブ上の考え、母国語表記のハザードマップの考え方について、どのように考えているのかお伺いしたいと思います。

答弁 危機対策課長 多田敏明

議員おっしゃるとおり、外国人の方も増えてきている状況ではないかと思っておりますので、外国語表記につきましては検討させていただきたいと思います。

再質問 8番 藤原公一

このハザードマップ一つは命に関わる問題でもありますので、検討ではなくぜひ実行するという答弁をしていただきたいと思うのですけれど、町長はどう思いますか。

答弁 町長 平野浩司

はい、実施していきたいと思います。

再質問 8番 藤原公一

ぜひよろしくお願いいたします。先ほどの答弁の中に、24時間総雨量は想定最大規模405ミリ、計画規模160ミリの2種類で構成され、それぞれ確認していただくことで防災意識が高まると考えているとありました。いただいた答弁によって初めて、総雨量の考え方というのが分かりました。そうなのだなという認識なのですけれども、405ミリというと相当な大雨だと思うのですけれども、この405ミリとか、160ミリとか、そのような認識が初めてだと、私と同じように思われている町民の方も多いと思います。このハザードマップにアクセスするときに町民の方が分からないというか、分かりづらいという部分もあります。分かりやすい表記に変えていただけるということですので今後期待しますけれども、この分かりやすいということが安全や避難する際に大事だと思いますので、それに関連して次、看板の質問に移らせていただきたいと思います。ハザードマップに沿った看板の考えなのですけれども、網走市というのは海岸が近いので、海抜何メートルという表記が何年も前からあります。津波対策なのですが。私の質問でも、過去の浸水被害を忘れないためにも、平成28年に浸水した位置を表示し、浸水は必ず起こり得るということを目視で訴えることにより、町民の生命と財産を守ることになろうかと思います。答弁には、浸水想定地域にお住まいの皆様に周知徹底を進めるとありましたが、平成28年を例として挙げますけれども、浸水想定地域に住んでいる方ではない方も生活道路として、ふだん使用されております。また、看板を設置することにより、歴史の教訓とか、地域の部分を提供するという役割も果たしていくと思っております。平成28年に洪水になったときに、浸水地域で何台も車が動けなくなったり、その場に停車したままになった歴史もあります。その車は必ず被害を受け、修理代などの影響が出ているはずです。地域住民に周知することは大前提なのですけれども、過去の歴史を浸水地点や今後の想定、この辺まで水がつかるとか、その可能性があります、また、計画規模はここまでですとか、電柱とか建物にテープで目印とか看板とかをつけるだけでもいいと思います。国土交通省のホームページの中に、まるごとまちごとハザードマップという取組事例が紹介されております。1000年に1度起こり得るかどうかの猛烈な大雨で想定される最大浸水深をまちなかに表示して洪水の危険性を知らせ、防災の意識を高めることを目的として、既に看板を表示している市、町があります。砂川市の看板は想定浸水深と避難所までの方向矢印を一緒にしている看板とか、過去の浸水範囲を示している看板等もあります。美幌町でも同じように避難所まで、その場所から一番近い避難所はどこだとかという表記も合わせられたら、ハザードマップを気にせずに避難誘導もできると考えられますが、再度、この看板の重要性について町長の考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

看板をどう設置するかという中において、設置するまでの町民の方々に対する説明がしっかりできていなければ、混乱を招くだけではないかなと思っています。過去、私も防災担当をしていました。当時は、町の中での浸水については、町の中の水を川に排水できれば水はつかないで済んだところが結構あるのです。その後、町としてはどう考えたかというと、まずは浸水しないためにポンプを多く買って、町の中にたまってきた水を川の中に全部入れるという作業をやってきたのです。ですから、今後、ハザードマップでいう最大降った場合の数値とか、それを見てどこまでどうなるかというのは、住民の方々としっかり考えていかなければいけないのかなと思っています。海岸に接している町と内陸にある町が同じ考えでやることに対して、私はちょっと疑問があります。最初に戻りますけれども、それを設置するためには、そのようなものの必要性だとか、災害のときはどうしなければいけないということを町民の方にしっかりと、町として施策的にしっかりやることが重要ではないかなと思っていますので、御理解をお願いいたします。

再質問 8番 藤原公一

取りあえず、確かにそのとおりだなとは思っております。町長は本年5月の選挙当選後、所信表明の安全・安心のまちづくりの中で、石川県能登地方の震度6の話題に触れながら、災害はいつ、どこで発生するか予測することはできませんと、冬季防災訓練の実施と防災資機材の備蓄、消防・救急体制の充実、災害に強いまちづくりに取り組んでまいりますと力強くお話しされました。冬季の防災訓練については次の議会で質問させていただきたいと思いますけれども、災害に強いまちづくりというのは、町民の生命と財産を守るために本当に重要な部分だと思います。今回、ハザードマップの更新といろいろな部分の更新もしていただけるということなので多くは語りませんけれども、災害に強いまちづくりを今後検討していただければと思います。そのことを願いまして、次の質問に移りたいと思います。公営住宅の整備についてであります。9月下旬頃、旭公住で車椅子を利用している方から御相談がありました。車椅子でエレベーターを一人で利用するのに場所が高くて呼出しボタンが押しづらい、また、エレベーターに乗って階数ボタンを押すときに、後ろから左方向にひねらなければいけないのでなかなか押せないという御相談をいただきました。その方は、苦肉の策で何をしているかというと、長い棒を持ってボタンを押しているとお聞きしております。前向きでしか車椅子が押せないので、バックで降りるときに鏡がないので後方確認ができず、開閉のドアに引っかかるということが時々あるという御相談もいただきました。その相談を受けてから、社会福祉協議会から車椅子を借りて、自分で車椅子に乗って、この旭公営住宅3・4号棟のエレベーターと美富公営住宅7号棟のエレベーターで検証させていただきました。旭公営住宅は問題点が何点かあり、まず、1階の呼出しボタンの位置が高くて押しづらいという部分がありました。スケールでその高さを計測すると、1メートル22センチありました。旭公住の入り口には、押しボタンのすぐ下にベンチが設置されていて、車椅子が奥まで入れないという現状もありました。傍に寄ることができないという部分があって、その方が言われるように長い棒を持ってというのは、何だか納得するなと思っております。また、エレベーターに前からしか乗れないのですが、車椅子がUターンすることができないので、階数ボタンを押すときにひねらなければいけないというか、乗ったときに左にひねってボタンを押すというのは、健常者の私が車椅子に乗ってボタンを押すのと、体の弱い車椅子の方が押すのでは条件が全然違うのだなと思っております。その観点からしても、エレベーターに乗ったときに下側、両側の低い位置にボタンがある、また、呼出ボタンももう少し低い位置にあれば利用しやすいのではないかと、自分が乗車して感じた部分であります。今回の答弁では、今後検討していくようなニュアンスで、リニューアル工事をしていっていただけるということではありますけれども、本当に困ってる人がいる以上、早急にやるべきではないかと思うのですけれども、何とか令和6年度の早い段階で、鏡も含めて旭公住のリニューアル工事ができないか、その考えについてお伺いしたいと思います。

答弁 建築主幹 宮田英和(建築主幹は2024年3月まで)

今年度、美富団地のエレベーターをリニューアルしたのですけれども、2基で約2,700万円かかっております。この事業は、国から交付金を得て実施しております。今後、旭団地につきましてもリニューアルを順次進めていきたいと考えておりますが、交付金を受けた形で実施したいという思いもございます。それには、前年度からの事業要望も必要になってまいりますので、直ちに令和6年度で対応するということにはなかなかならない場合もありますが、可能な限り早い時期に対応してまいりたいと考えております。それから、鏡がなくて不便ですとか、手すりがなくて体を支えられないとか、そのような部分の関係につきましては、比較的軽微な対応で改善できるものにつきましては、エレベーターのリニューアルまでの間、そのような形での対応を考えていきたいと思っております。

再質問 8番 藤原公一

エレベーターの中に鏡が1枚あるだけで、後進、バックで降りることが改善されるのです。軽微な部分であるので、その辺をぜひ実施していただければと思います。今後、建設される公営住宅にはユニバーサルデザインやバリアフリーの設計を検討するということでありました。既に、高齢化社会に突入しておりますので、いろいろな部分で設計を検討していただければと思いますけれども、今の旭公営住宅は、最も古いもので20年が経過しているという答弁であります。室内とか共有の廊下とか、その部分は段差がないのに対して、どうしてエレベーターだけバリアフリーではなかったのかなと疑問に思うのです。今さら言ってもしようがない話なのでしょうけれどもその部分と、美富公住と旭公住のエレベーターの開閉の幅が違うのです。旭公住のほうが少し幅は広いので、車椅子の方でも結構乗りやすいのです。旭公営住宅は、私が測ったところでは76センチだったのです。美富公住と旭公住のエレベーター、美富公住に対して旭公住のほうが新しいのに、エレベーターの開閉の狭さというのですか、なぜ一般的なエレベーターを選んだのかなという疑問があります。当時、建設に関わった職員はいないかもしれませんけれども、今後、障がい者の目線というか、高齢者の目線に立った建設をしていただければと思います。公営住宅に住まわれている方から私に相談された部分もあるのですけれども、今後、住民の方の意見をより広くもらえるような御意見箱とか、アンケート調査とかもやっているかもしれませんが、身近にアンケートを書けるような場所とか、そのような方法は何かないのかなと思います。ぜひ、意見を反映できるような体制について考えていないのか、お伺いしたいと思います。

答弁 建築主幹 宮田英和(建築主幹は2024年3月まで)

体の不自由な立場とか、御高齢の方の立場になってみないと感じられない部分というのが多々あるのだと思います。そうしたことから、すぐ実施できるかどうかはまた別の話になるかもしれませんけれども、少しでも多くの意見をいただきながら、改善できることは改善していくという形の対応を取れるように検討してまいりたいと思っております。

再質問 8番 藤原公一

はい、よろしくお願いしたいと思います。最後に、名札について質問させていただきたいと思います。

再質問 8番 藤原公一

行政職員の名札について再質問させていただきたいのですけれども、今回、佐賀市での取組を参考に質問しております。ストーカー被害など美幌町ではないということなので、美幌町は改めて治安がいいのかなと認識しております。今回質問いたしました名字表記、SNSの被害のこともあったのですが、皆さんそうですけれど、美幌町の職員のほとんどが首から名札をかけていてお腹にあるものですから、町民の中には誰が誰なのだろうという思いの方もいると思います。この担当は誰と話しているのか分からないという御意見もいただいております。今、斉藤課長が胸につけていますけれど、胸に表記であればまだ、何々さんという人と話しているのだなというのは分かると思います。お腹にあるのである意味、先ほど言ったプライバシーの保護がされているのかなという感じもありますが、特に窓口の対応の方というのは、名前を分かった上で話したいというのが町民の方の御意見かなと思っております。昔、美幌町役場でも名字だけの表記があったと思います。窓口の対応の職員だけでも変更していただければと思いますが、その考え方についてお伺いしたいと思います。

答弁 総務課長 斉藤浩司(総務課長は2024年3月まで)

ただいまの御提案いただきました名札の表記につきましては、本来、職員は名札のほかに身分証明書を持っています。この名札については、基本的に、町民の方に役場職員であること、また、所属と名前が分かることを目的に設置したものでありますので、そのような観点からも、今回の名札表記については、見やすさを重視して考えていきたいと思います。留める形と下げる形にした理由もそれぞれあると思いますが、クールビズのときにちょっとつけづらいとか、女性職員がつらいとか、首から下げている事実もありますので、このような胸に留める形も含めて今後検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

出典:美幌町議会 令和5年第7回定例会 2023年12月12日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる