みんなの議会

美幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日

(1)エネルギー・食料品価格等の物価高騰対策について/(2)農業振興対策について/(3)新型コロナウイルス感染症対策について/(4)犯罪被害者等支援について

2023年6月20日、美幌町議会の一般質問で、馬場博美議員が「エネルギー・食料品価格等の物価高騰対策について」「農業振興対策について」「新型コロナウイルス感染症対策について」「犯罪被害者等支援について」について質問し、町長 平野浩司、保健福祉課長 中尾亘が答弁しました。

質問者
馬場博美 議員
答弁者
町長 平野浩司、保健福祉課長 中尾亘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 馬場博美

それでは、さきに通告しています4点について質問いたしますので、よろしくお願いいたします。最初に、エネルギー・食料品価格等の物価高騰対策について。物価高騰臨時支援給付金の支給についてでございますが、経済産業省は、5月16日、北海道電力を含む電力7社が申請した家庭向け規制料金の値上げ幅を発表しました。そのうち、6月1日からの北海道電力の値上げ幅は平均23.2%、標準世帯30アンペア月230キロワット時の使用料金は、現行より1,896円(22.6%)増の月10,287円となり、料金水準は過去最高となります。このような中、電気料金高騰を受け、家庭の負担軽減を図るために、国が今年導入した激変緩和対策である1キロワット時当たり7円の補助金も10月検針分から半減し、11月分以降の対応はまだ決まっていない状況です。法人向け電気料金も今春に値上がりとなり、電気使用量が増える冬場に向けて、町民の生活の冷え込みが懸念され、また、節電にも限界があり、今後ますます生活が立ち行かなくなる状況になります。特に、物価高騰で大変な生活困窮者や難病患者の暮らしを直撃することになります。また、食料品についても、高病原性鳥インフルエンザの発生により、採卵鶏が相次いで殺処分された影響で、道内のスーパーでの卵の供給不足と価格高騰が続いています。北海道の調査などでは、平均価格は1パック200円台後半まで値上がりし、過去30年で最高水準となっており、正常化には1年以上かかるとの見通しもあります。美幌町におきましても、美幌消費者協会による5月の調査では、卵1パックの平均価格は、1年前より70円高い293円であり、町民生活への影響の長期化は避けられない状況であります。さらに、経済産業省は、5月26日、ガソリン価格抑制策として、石油元売に支給している補助金について、6月1日以降、2週ごとに段階的に縮小し、9月末で補助が終了するようにすると発表しました。これまで、目標価格を上回る分について、1リットル当たり25円まで満額補助してきたところですが、この補助率を1割刻みで引下げていくとのことです。このようなことから町は、5月11日開催の第3回美幌町議会臨時会において、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者のうち、住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり一律3万円や子育て世帯児童1人当たり一律5万円の補正予算が提出され、議決されたところであります。しかし、エネルギーや食料品価格等の物価高騰を受ける町民は、全世帯であります。令和4年11月に実施しております住民税課税世帯を対象とした美幌町物価高騰臨時支援給付金を今年度も実施すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。2点目であります。農業振興対策について。酪農家への支援についてでありますが、令和5年3月の第2回美幌町議会定例会で一般質問しましたが、ウクライナ危機や円安を背景に、酪農家は牛に与える配合飼料価格が3年前の1.5倍に上がっており、餌代は生産費の4割から5割を占めていることから、配合飼料を多く使う大規模酪農家ほど打撃が大きい状況にあります。また、好転の兆しが見えない一方で、電気代も値上がりしており、4月分から生乳を乳業メーカーに販売する際の加工向け乳価を1キロ当たり10円引上げましたが、コスト上昇分の全ては賄い切れず、農産物価格への転嫁が十分に進んでいない状況から、非常に厳しい経営となっております。このことにより、5月1日に北海道が発表した道内の2月1日時点の生乳出荷戸数は、前年比222戸(4.4%)減の4,822戸で、初めて5,000戸を割り、減少率は平成7年以来、28年ぶりの大きさとなっております。なお、美幌町においても年々減少し、今現在、34戸の酪農家の状況になっています。新聞報道によりますと、道内の酪農家の声といたしましては「餌代が値上がりし、子牛も高く売れなくなった。酪農家の経営環境は、かなり厳しくなっている」「今の餌代、電気代、燃料代では赤字が続いてしまう。個人の努力ではどうしようもない」「1頭当たり10万円の支援金を出すぐらい、思い切った対策をしないと離農が増える」「子牛の価格も下落し、最近は価格が以前の半分以下になっているケースもあり、経費が増え収入が減っている」などがあります。このことは、美幌町の酪農家にとっても同様なことだと思います。3月の第2回美幌町議会定例会の一般質問において、町長は「今後も本町の農業が持続的に発展していけるよう状況に応じた必要な支援を検討してまいります」と答弁されましたが、町内の酪農家に対する現状の認識と今後の対策について、町長の考え方をお伺いいたします。3点目であります。新型コロナウイルス感染症対策について。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類「5類」移行後の対応についてでありますが、3月13日以降、新型コロナウイルス感染症対策の一つとして推奨されていたマスク着用は、個人の判断が基本となりました。また、5月8日より新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が、危険度が2番目に高い2類相当から季節性インフルエンザと同様の5類へ移行されました。このことにより、町としてこれまで取り組まれてきた対策はどのように見直しされたのか、また、今後の具体的な対策について、町長の考え方をお伺いいたします。4点目であります。犯罪被害者等支援について。犯罪被害者等支援条例の制定についてでありますが、平成16年12月8日に成立した犯罪被害者等基本法においては「安全で安心して暮らせる社会を実現することは、国民すべての願いであるとともに、国の重要な責務であり、我が国においては、犯罪等を抑止するためのたゆまない努力が重ねられてきた。しかしながら、近年、様々な犯罪等が後を絶たず、それらに巻き込まれた犯罪被害者等の多くは、これまでその権利が尊重されてきたとは言い難いばかりか、十分な支援も受けられず、社会において孤立することが余儀なくされてきた。更に、犯罪等による直接的な被害にとどまらず、その後も副次的な被害に苦しめられることも少なくなかった。もとより、犯罪等による被害については、第一義的責任を負うのは加害者であります。しかしながら、犯罪等を抑止し、安全で安心して暮らせる社会の実現を図る責務を有する我々もまた、犯罪被害者等の声に耳を傾けなければならない。国民の誰もが犯罪被害者等となる可能性が高まっている今こそ、犯罪被害者等の視点に立った施策を講じ、その権利や利益の保護が図られる社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出さなければならない。国、地方公共団体及びその他の関係機関並びに民間の団体等の連携の下、犯罪被害者等のための施策を総合的かつ計画的に推進するため策定する」とされております。犯罪被害者等基本法においては、地方公共団体の責務として、基本理念にのっとり、犯罪被害者等の支援等に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の地域の状況に応じた施策を策定し及び実施する責務を有することになっています。また、国と地方公共団体は、相談及び情報の提供等、損害賠償の請求についての援助等、給付金の支給に係る制度の充実等、保健医療サービス及び福祉サービスの提供、安全確保、居住の安定、雇用の安定、国民の理解の増進、調査研究の推進等、民間団体に対する援助並びに意見の反映及び透明性の確保等に関して、必要な施策を講ずるものとされております。検察庁の犯罪被害者等支援条例の制定状況の調査によりますと、令和4年4月1日現在、都道府県においては39団体、指定都市においては11団体、市区町村においては435団体が条例を制定しています。このうち、秋田県、岐阜県、京都府、兵庫県、奈良県、岡山県、佐賀県、長崎県及び大分県では、全市町村が条例を制定している状況であります。一方、道内の犯罪被害者等支援条例の制定状況においては、令和4年10月現在10市町村で、全体の6%にとどまっていますが、専門家は「いつ誰が被害者になるか分からない」とし、早急な整備と支援拡充を訴えている状況にあります。このようなことから、美幌町における犯罪被害者等支援条例の制定について、町長の考え方をお伺いいたします。以上、4点よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

馬場議員の御質問に答弁いたします。初めに、エネルギー・食料品価格等の物価高騰対策についてですが、昨年来エネルギー・食料品価格等の物価高騰が続き、その影響を受けている生活者や事業者の状況を踏まえて、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、必要な支援を実施してきたところでありますが、今もなお電気料金をはじめ、食料品などの相次ぐ値上げにより、町民生活に影響が及んでいることは承知しているところであります。このような中、政府は、本年3月末に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金における電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の推奨事業メニュー分として追加配分を行い、本町においては、8,262万6,000円の配分を受けたところであります。現在、町民生活及び地域経済の状況把握に努め、必要な支援について検討を進めているところであり、適宜、議会に御相談の上、事業化を図ってまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、農業振興対策についてですが、ウクライナ情勢の影響や円安傾向などにより飼料価格は過去最高水準で高止まりし、さらには、電気代の値上がりなどから、酪農経営は厳しい状況が続いております。このようなことから、本町では、令和4年12月に飼料価格高騰や子牛の市場価格下落などの危機にある畜産経営を支援するため、酪農・畜産経営安定対策支援金給付事業を実施し、酪農家のほか、肉用牛を飼養する畜産農家も含めた町内33戸の生産者に、経産牛・肉用牛1頭当たり7,200円、合計で1,964万8,000円の支援を実施したところであります。また、国と北海道においても、令和4年度補正予算で酪農家に対し、国で経産牛1頭当たり7,200円、北海道で6,800円の助成を行っております。今後も、北海道酪農振興町村長会議での中央要請などを通じて財政的な支援を要望してまいりますが、本町酪農家に対する町の支援につきましては、美幌町酪農振興会の皆さんとの意見交換や関係機関と協議の上、具体的な支援内容や時期、手法等について検討を進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5月8日から、2類相当から5類に移行となったことに伴い、従来の感染対策を個人に委ねることとし、国として一律に日常生活における基本的な感染対策を求めないこと、また、陽性者や濃厚接触者の外出自粛を求めないこと、感染者数の把握を全数把握から定点把握へ簡略化したところであります。本町での感染対策は、これまで国、北海道の方針に準じ、マスクの着用、手指消毒、換気の励行等のほか、簡易検査キットの配付、ワクチン接種の促進を行ってきましたが、簡易検査キットの配付については、類型移行を機に配付を終了いたしました。ワクチン接種につきましては、厚労省専門部会の見解を踏まえ、令和5年度限りで抗体維持のため、引き続き特例臨時接種として位置づけられたことから、従来どおり接種を進めているところであります。今後の具体的な対策でありますが、基本的に国、北海道の対策を踏襲することとし、推奨されている医療機関や高齢者施設等でのマスクの着用、換気や手指衛生等、随時、町民の皆様が混乱することのないよう周知を図りつつ、新たに有効な対策が発せられた場合には速やかにお知らせするなど、町民の皆様の健康と暮らしを守るため、取り組んでまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、犯罪被害者等支援についてですが、犯罪による被害は、犯罪被害者本人のみならず、その家族を含め、これまでの平穏な生活が一変する上、長期にわたり数々の困難に直面することとなります。そのような被害に遭われた方々が、再び平穏な生活を営むことができる社会を実現していくためには、家族、友人、知人などの支援に加え、地域社会全体で寄り添った温かい支援を継続していくことが何より重要であると考えております。このことから、本町におきましては、平成12年に制定した「美幌町くらし安全まちづくり条例」において、犯罪被害者等支援の基本的理念と責務などを定め、これまでも相談に応じて、関係部局、関係機関との連携を図りながら、被害者等の一番身近な行政機関として、しっかりと寄り添った対応に努めているところであります。御質問の犯罪被害者等支援条例の制定に基づく新たな支援制度の制定については、本町における被害者の実態をよくつかんだ上、この地域の特性に沿った中で、既存の制度以外で真に必要とされる施策を見極めることが必要と考えております。これまで、犯罪被害者等による実際の相談はごく僅かということもありますが、個々の相談に応じ、既存の制度を活用することで、必要とされる一定の支援ができていることなどから、新たな支援制度については現在のところ制定の考えはありませんが、引き続き、犯罪被害者等のために、最適かつ的確な施策の展開に向けた研究を進めることは、必要なことと考えております。今後も、被害者からの相談に応じて、各相談機関等と連携協力の上、困ったときに相談できる体制の一層の充実に向け、しっかりと取り組んでまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 2番 馬場博美

それでは順次、再質問させていただきます。まず最初に、エネルギー・食料品価格等の物価高騰対策について再質問させていただきます。1回目の質問で申し上げましたが、6月1日から電気料金の大幅な値上げ、食料品、特に、卵の値上げ、ガソリン価格の値上がり等で、物価高騰が続いております。さらに、その他の食料品についても、5月31日、民間の調査会社によりますと、全国で6月の食料品の値上げは3,575品目、カップ麺の一斉値上がりもあり、前月の830品目から急増しております。これまで公表されていた今年の食品値上げは2万5,106品目で、早くも昨年の水準2万5,768品目に肩を並べています。また、7月にパンや乳製品などの価格も値上がりし、7月中には3万品目を超え、昨年実績を上回る見通しであります。このようなことから、今年の4月の全国消費者物価指数は、生鮮食品を除く食料が前年同月比9%の上昇と、約47年ぶりの高い伸びとなっております。このことにより、総務省が発表した4月の家計調査では、消費支出が物価変動を除く実質で前年同月を4.4%下回り、マイナスは2か月連続で、減少率は6.5%だった令和3年2月以来の大きさの状況になっております。特に、物価を背景とした教育費の切り詰めの動きがあり、学習意欲や学力低下が懸念されて、1回目の町長の答弁にありましたけれども、検討するということについては分かりました。そこで、実施時期について、今、私が説明したとおり、早急に町、国の財源を活用して、昨年実施した美幌町物価高騰臨時支援給付金を実施すべきと考えますが、再度、町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

正直言いますと、今現在は、様子を見ているという状況であります。今、馬場議員からいろいろ状況を説明いただきました。私も同じ資料に基づいて、当然、これから食品の値上げが出てきて、家庭負担が上がるよということもある中で、実は、今回説明をいただいた4月の家庭の支出状況でいけば、本当に結果としてマイナスでありますので、皆さん我慢をしているというのが正直な。ですから、今の段階は大変だけれども、我慢をして何とか頑張っていただいているというのが、私の認識であります。早急にということでありまして、その中でいけば、今回これも御質問の中でいろいろ説明いただいた大きなものは電気料金とか、ガソリン代が上がるということを考えますと、一つの時期とすれば、電気代であれば、実際にはこれから11月ぐらいになるのですかね、それから、ガソリンは10月ということになれば、その辺がもう我慢の限界かなと。そう考えますと、何とか補正というか、支援をするタイミングとか、それから、どのような方々にするかという形で、ただ皆さんにお渡しするというのはなかなか。前回もそうですけれど、一般財源もかなり伴うことがあって、その辺の見極めをこれからさせていただきたいと思っています。ですから、そのようなことを考えると、最低でも9月の議会には提案させていただきたいと思うのですが、場合によっては、9月では間に合わないから臨時ということも頭に、今、私どもも内部で協議をしている中では、そのようなことも視野に入れて進めたらどうかと、みんなと協議している時期であります。タイミングとそれからどのような方々にということで、今しっかりとその辺の状況を見定めたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。

再質問 2番 馬場博美

町長の答弁で、できるだけ早く実施していただければなという思いであります。それでは、2点目の酪農家の支援についてであります。1回目の質問でいたしましたけれども、ウクライナ危機や円安を背景に、配合飼料価格の高騰や電気代、燃料代の値上がりなどから、酪農経営はかつてない厳しい状況が続いております。酪農経営は、答弁にあります美幌町酪農振興会の皆さんとの意見交換や関係機関との協議の上、具体的な支援内容や実施時期、手法等について検討を進めるとのことですが、私は6月11日、美幌町酪農振興会藤原会長を訪問し、協議を行いました。やはり、酪農家の経営状況は美幌町内にあってもかなり厳しい状況であるので、昨年12月に実施した酪農畜産経営安定対策支援金給付事業を今回も検討していただきたいとの話でありました。このような中、北海道においては、5月17日開催の臨時道議会に、畜産農家への配合飼料価格高騰対策として24億5,200万円の補正予算を提出しました。このような状況の中で、美幌町においても畜産農家34戸をしっかり守るためにも、これも早急に対策を講ずるべきと私は考えますが、再度、町長の考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

昨年、畜産農家はということの中で、いろいろ施策をさせていただきました。また、酪農家に関する国に対する要望も、昨年は実際に東京に出向いて、皆様方と要望してまいりました。いろいろな話をお聞きして、また、今年の北海道、それから、国の動きもいろいろ説明していただいた中でいけば、令和4年度と同じ内容を令和5年度も行うと、しっかりお聞きしたところであります。美幌町としても、具体的にどのような金額でというのは今、お示しできませんけれども、内部で協議した中で、議会の皆さんの御理解をいただけるのであれば、酪農家に対する支援を行いたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 2番 馬場博美

34戸の畜産農家を守るために、ぜひ、取組をお願いしたいと思います。続きまして、3点目に入ります。新型コロナウイルス感染症対策についてでありますけれども、何点かお伺いしたいと思います。ちょっと私も分からない部分がありますので、事務的なことを含めて3点ほどお伺いしたいと思います。答弁で「簡易検査キットの配付については、類型移行を機に配付を終了いたしました」とのことですが、簡易検査キットの配付を終了した理由及び町民への周知はどのようにされたのか、伺います。これが1点目であります。

答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)

御答弁させていただきます。医療用検査キット配付事業の配付理由とその周知について、御答弁させていただきます。こちらは、令和3年の7月から、まず1,000キットを購入しまして、5類移行までの間、約1万5,500キットを配付しております。当初、設置した、配付した目的でございますが、令和3年7月ぐらいの時点になるのですけれど、当時、医療機関で非常に検査ができないということで、町民の方、全国もそうなのですが、非常に多くの方が押し寄せまして、医療の逼迫が起きたということが、まず一つでございます。それに加えまして、薬局でなかなかこの検査キットが手に入らないということで、非常に町民の方、御苦労されたという経過もございまして、町で検査キットを購入して配付したところでございます。それで、中止した理由でございますが、5類の移行に伴いまして、国では、以前は患者を発見・隔離するために公費で支援して、病院、医療機関等でも公費で検査を実施しておりましたが、そちらの公費負担も無料になったということに合わせて、町の検査キットの配付も5類の移行に合わせて取りやめたところでございます。なお、周知方法でございますが、配付の前、3月時点よりホームページで周知しながら、窓口に来られた方についても、5類への移行に伴ってこのキットは廃止しますので、必要に応じて現在は薬局、あと、医療機関では症状がある方が、ドライブスルーで検査していると思いますが、そのような形で移行したところでございます。よろしくお願いします。

再質問 2番 馬場博美

町民への周知について、ちょっとこだわるわけではないのですけれども、やはりこのような制度を、今、課長が答弁されたような内容で、ホームページとか窓口でなくて、中止、配付を終了したということについては、ある程度、広報でも期間をもって周知すべきかと考えます。そこで、状況的に調べますと、この新型コロナウイルスは感染症法上の位置づけが5類に移行してから6月8日で1か月が経過しました。国や道は、日別感染者の総数の把握をやめましたが、札幌医大の独自推計によりますと、道内は直近の5月下旬の週1日平均患者数が1,000人を上回り、移行後も増加傾向がうかがえるとのことです。また、感染拡大期に1日平均1,000人規模となる状況は、昨年の第7波の入り口と重なり、その後、第8波が続いたことで、今後の状況については、急激な増加はないが、昨年の感染拡大期の直前と似ている。今後、第9波に入る恐れがあるとのことであります。今後、美幌町においても、イベント等の活動が再開され、人流の交流が予想されます。また、町内において、医療機関等を調査しますと、5月8日以降、6月4日までの町内の医療機関における発熱患者数及び陽性者数も、減っているのではなくて、横ばいの状況であるということでお聞きしました。このようなことから、私は、その状況に応じた早め早めの対策が必要になると考えます。そこで、先ほど簡易検査キットの配付について質問しましたけれども、特に、重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある人で、住民税非課税世帯の低所得者に対し、簡易検査キットの配付を続けるべきと私は考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

今、国の流れとして5類に移行したということを踏まえて、御提案のあった内容のことについては、今のところ考えておりません。御理解をよろしくお願いいたします。

再質問 2番 馬場博美

今、町長からは考えてないということでありました。私は、先ほど中尾課長の答弁の中で、当時は、医療機関あるいは薬局で非常に入らなかったということでありますけれども、やはり状況が今回変わったので、購入するとすれば、入りやすくなったということで、町長もそのように考えられたと思います。しかし、町民の中には、やはりこのようなことがどうしても心配であると、そのことによって、早め早めに簡易検査キットでやれば、感染拡大が抑えられるかなと私は思います。ただ、先ほど課長の答弁の中で、医療機関で買える、薬局でも買えるということかと思いますけれども、ぜひ、そのような町民の声として、検査キットの配付についても、必要で欲しいなという方もいらっしゃいますので、今後検討をしていただきたいと思います。そこでもう1点、最後になりますけれども、コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類相当から5類に移行したことに伴い、現在町として取り組んでいます具体的な感染対策及び感染した場合の対策について、国や道の対応については、きちんとホームページ等で周知されています。町にあっては、私もホームページを見ました。ホームページから見れば、道の情報とか、いろいろな情報があります。また、具体的には、対策本部から職員に周知されているものも拝見させていただきました。町民の中には、ホームページ等ではなかなか分からないという声が非常に多くあります。特に、高齢者の方からそのような要望があります。そこで、国あるいは道、町、それぞれがやっている対策が一堂に会した、本当に分かりやすいもの。町長は、新型コロナウイルスの感染対策のチラシを町長名で出して、全戸配布したことがあります。そのことについても、町民から分かりやすくて、非常によかったという声もあります。そのように今、取り組んでいる感染対策、あるいは、繰り返しになりますが、感染した場合の対応について、道の対応とか、国の対応はありますけれども、それを一堂に会して、全町民に対して全戸配布により周知すべきと考えますが、町長の考え方を伺います。

答弁 町長 平野浩司

答弁させていただきましたけれども、基本的には、国、北海道の対策を踏襲するということ、そのことを皆さんに、町民の方にお知らせしてきたところであります。ホームページとか、それから携帯電話、あんしんネットでお知らせした中で、高齢の方々でそのような媒体を持たない方々に対して、やはり理解がされてないということであればですね。国、道、それから町として、どのような形で皆さんに対応していただきたいという周知方法については、再度、内部で確認して、必要に応じて皆さんに伝えるということを考えていると思います。

再質問 2番 馬場博美

それでは、最後の4点目に移らせていただきます。犯罪被害者等支援条例の制定についてということでありますけれども、1点ほど具体的に提案とか説明をしますので、町長の考え方をお願いしたいと思います。犯罪に遭われた方が再び平穏な生活を営むことができる社会を実現していくことは、最も重要と私は考えます。平成12年に制定した美幌町くらし安全まちづくり条例において、犯罪被害者等の支援の基本的理念と責務などが定められていますが、具体的な支援内容や手続については明記されていません。犯罪被害者の支援策を明文化する特化条例を制定する必要があると考えます。例えば、道内北斗市の犯罪被害者等支援条例の主な支援策は、相談対応や必要な情報の提供、助言、日常生活の支援、公営住宅の優先入居、被害者が死亡した場合は遺族に30万円、重傷となった場合は本人に10万円の見舞金を支給となっております。また、管内の斜里町、小清水町、清里町の3町で現在、条例制定に向けた協議を進めている状況にあります。私は、昨日、関係機関を訪問し、犯罪被害者等の支援条例の制定について、協議をしたところであります。その中で、道内において、近々に発生した社会的に反響の大きい犯罪被害者については、例えば、令和4年9月の北広島市の共同住宅放火殺人事件あるいは旭川市夫婦殺傷事件、令和5年5月の釧路市女性教師殺害事件などがあります。我々もまた、いつ何どき、犯罪被害者になるか分かりません。条例制定によって、全ての人にやさしいまちづくりをするために、社会全体で犯罪被害者を支えていく必要があります。答弁で申し上げましたけれども、全国的に条例制定は、最近の情報としては機運が高まっており、全国で既に26.3%に上がっております。その中で、道内の犯罪被害者等の支援条例の制定状況についても、現在、質問した数字より8.4%と伸びており、道内で15市町村になっておりますので、条例制定はすべきとのことでありました。このようなことから、美幌町独自で速やかな確実な支援策が必要と考えます。犯罪被害者等の支援条例の制定について、再度、町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

今、お話いただいたことは、十分理解しているつもりであります。つい最近、これは報道というか、私が普段読んでいる新聞記事にも出ておりましたけれども、遺族に寄り添う制度ということで、犯罪被害者支援の抜本的見直しへという記事もありました。そのような中で、一つは、条例が先になければという話はどうなのか、条例をつくれば何か解決するというよりも、答弁でお話しさせていただいた、この必要性を十分にきちんと研究することがまずは大事かなと思います。条例があるかないかによって、何が困るのかというと見舞金制度。お金を支出するということに対しては、一つの根拠がないと駄目なのでそれ以外の、例えば、被害を受けられた方に対する支援方法、要はお金がかからない場合については、条例があるなしではなくて、今も丁寧にやっています。その辺の論議も含めて、今後、いろいろ勉強させていただきたいと思っております。そのことをしっかり皆さんと、ということは、行政だけではなくて、町民の方々もこのような形でつくることが望ましいという部分の賛同を得られた場合には、条例としてしっかり提案したいと思います。斜里郡の3町でいろいろ今、御紹介いただいたことをやられているということも、私も全部拝見させていただいて、その状況もお聞きしました。そのような中で、非常に大きな事故があったりとかで加速したということもお聞きしています。今回言われたことをしっかり受け止めた中で、対応していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

再質問 2番 馬場博美

ぜひ、関係機関と綿密に打合せしながら、早急な対策、対応をお願いしたいと思います。以上で、私の一般質問を終わります。

出典:美幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる