美幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月26日
美幌町デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進について
2024年6月26日、美幌町議会の一般質問で、馬場博美議員が「美幌町デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進について」質問し、町長 平野浩司、副町長 髙﨑利明、デジタル推進主幹 竹下護、学校教育課長 中尾亘が答弁しました。
- 質問者
- 馬場博美 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、副町長 髙﨑利明、デジタル推進主幹 竹下護、学校教育課長 中尾亘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 馬場博美
それでは、私は3点について質問いたしますので、町長、教育長、よろしくお願いしたいと思います。最初に1点目であります。デジタル社会の実現に向けて。美幌町デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進についてでありますが、自治体を取り巻く環境は、21世紀に入り、大きな課題となってきた人口減少、少子高齢化、グローバル化、地方分権、情報公開、東京一極集中、男女共同参画などに加え、新型コロナウイルス感染症の蔓延による社会環境の変化、脱炭素・循環型社会を目指すグリーントランスフォーメーション(GX)、デジタル技術により、住民の利便性向上や職員の職務負担軽減などを生み出すデジタルトランスフォーメーション(DX)など、大きく変わろうとしています。また、住民に身近な行政を行う自治体がデジタル技術を活用し、住民の利便性や行政サービスを向上させ、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せを実現できる社会への取組が求められています。このような中、新型コロナウイルス感染症対応において、地域間・組織間で横断的にデータが十分活用できないことなど、様々な課題が明らかになったことから、こうしたデジタル化の遅れに対して迅速に対応するとともに、新たな日常の原動力として、制度や組織の在り方などをデジタル化に合わせて変革していく、言わば社会全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められています。令和2年12月に閣議決定した「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」において、目指すべきデジタル社会のビジョンとして「デジタル活用により、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」が示されました。また、令和3年5月には、デジタル社会形成基本法、地方公共団体情報システムの標準化に関する法律を含めたデジタル改革関連法が成立・公布され「地方公共団体は、基本理念にのっとり、デジタル社会の形成に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の特性を生かした自主的な施策を策定し、及び実施する責務を有する」こととされました。さらに、令和5年6月には、デジタル社会形成基本法に基づく「デジタル社会の実現に向けた重点計画」が閣議決定され、住民に身近な行政を担う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要であり、自治体のDXを推進する意義は大きいとされています。このようなことから、美幌町においては、令和3年11月に、令和4年1月から令和8年3月までを計画期間とした、自治体がテクノロジーなどを活用して業務効率化や生産性向上を図り、行政サービスの維持・向上を目指す取組を行う「美幌町DX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画」を策定したところですが、次の事項について、町長の考え方をお伺いいたします。1、美幌町DX推進計画における「行政機能の強化」及び「地域づくり」の8項目それぞれのこれまでの具体的な取組状況及び実績についてお伺いいたします。2、現在、DXの担当にあっては、政策推進課長とデジタル推進主幹を兼務していますが、さらに推進するために、札幌市と同様に、民間のIT分野で5年以上の実務経験のある人材を対象に、町職員として公募し採用してはどうかと考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。3、推進体制であるDX推進委員会の構成員、開催状況及び協議内容についてお伺いいたします。4、DXの推進に向けての具体的な取組について、人工知能(AI)の活用、手数料などのキャッシュレス決済の導入、自治体の給付金等の申請から振り込みまでの手続き全てのデジタル化の給付支援サービスの導入、母子健康手帳のデジタル化、証明書のコンビニ交付、公共施設・各種参加の申込み等のオンライン活用、書かないワンストップ窓口の導入の推進など、これまでのそれぞれの取組状況及び今後の対応についてお伺いいたします。5、DXの推進に当たり、行政だけではなかなか進みません。地域住民の協力も必要であります。このことから、地域住民によるデジタル人材育成講座や、地域住民を対象としたスマートフォン教室等の開催が必要と考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。次に、2点目であります。熱中症対策について。熱中症等に対する具体的な取組についてであります。令和5年第5回美幌町議会定例会においても一般質問いたしましたが、美幌町の令和5年7月から8月までの真夏日は25日間で、前年に比べ2倍以上になっております。美幌消防署によりますと、熱中症と思われる令和5年の救急車での搬送件数は22件で、前年に比べ9件増加しており、そのうち1名の方が、熱中症で亡くなっていると伺っております。また、町内医療機関におきましては、令和5年7月から8月までの熱中症等患者数は148人で、前年に比べ2倍以上の患者数となっております。このように、昨年夏、記録的な暑さが続いたことから、町は熱中症対策として、保育園をはじめ各学校等のエアコンの整備を進めてきているところであります。環境省は、過去に例のない広域的な危険な暑さを想定して、健康に重大な被害が生じる恐れがあるとして、最大限の予防行動を促す災害級の熱波に備えるため、令和6年4月24日から熱中症特別警戒アラートの運用を全国で始めたところであります。熱中症特別警戒アラートは、気温と湿度などから算出する暑さ指数が、都道府県内の全地点で35以上になると予想される場合、前日の午後2時頃に発表し、熱中症にかかりやすい高齢者や乳幼児への配慮、対策を徹底できない場合の運動やイベントの中止・延期の検討を呼びかけることとしております。また、気象庁が5月21日に発表した今年の最新の3か月予報では、6月から8月の平均気温は全国的に高く、特に8月は、暑さが厳しくなると予想しています。気象条件次第では、観測史上最も暑かった昨年に匹敵する災害級の暑さとなる可能性が高いとしています。このことから、美幌町における令和6年の熱中症対策として、次の事項についてお伺いいたします。1、美幌町における令和6年度の各小中学校の熱中症対策は、部活動や夏休み期間の延長などを含め、具体的にどのように対応するのか、お伺いいたします。2、令和5年8月23日、気象庁等による熱中症警戒アラートの発出を受け、昨年、町は、エアコンを設置している公共施設5か所に、一般町民向けに暑さからの避難場所として、クーリングシェルターを設置しましたが、今年度においては、民間の協力も得て、民間施設もクーリングシェルターとして開放すべきと考えます。公共施設と民間施設を含めた今年度のクーリングシェルター設置の具体的な対応、及び現在エアコンを設置していない公共施設の今後のエアコン整備計画について、お伺いいたします。また、特に75歳以上の独り暮らしの高齢者等は、車もなく、クーリングシェルターへ行きたくても行けない状況にあり、町は、送迎のためのバスなどを運行すべきと考えますが、町長はどのように考えているのか、併せてお伺いいたします。3、介護福祉施設等におけるエアコン設置に対する町の補助の考え方について、お伺いいたします。大きく3点目であります。地域活性化について。地域おこし協力隊の活用についてであります。総務省が令和6年4月5日に発表した過疎地などに移住して活性化に取り組む地域おこし協力隊は、令和5年度の隊員数が前年度より753人増え、過去最高の7,200人で、赴任先は15道県と1,149市町村の合計1,164自治体となっており、前年度より48自治体増加しております。また、北海道においては、前年度より5自治体増えて162自治体となり、道内市町村の9割で取り組んでいる状況にあります。都道府県別の活動人数につきましては、北海道は前年度より141人多い1,084人で最も多く、12年連続で最多となりました。市町村別では、東川町が76人と2年連続で全国最多となり、次いで、厚真町が39人、ニセコ町が33人の状況になっております。なお、隊員の年齢は、20代が34.2%と最多で、30代は32.8%、40代は20.1%、50代は9.2%の状況にあります。このような状況につきましては、コロナ禍が落ち着いて、地域移住への関心の高まりが続いているほか、制度の知名度向上が影響したと考えられます。また、任期を終えた全国の隊員は、令和4年度までの累計で11,123人、そのうち64.9%に当たる7,214人が赴任先か近隣の市町村に定住し、地域活性化や人口減少の抑制に貢献しており、活動地に定住した5,779人のうち43.2%の2,497人が起業している状況にあります。なお、北海道の隊員の状況につきましては、制度開始の平成21年度から令和4年度までに活動を終えた1,485人のうち、7割を超える1,077人が同じ市町村に定住している状況にあります。総務省は、令和8年度までに1万人に増やす目標を掲げており、自治体に隊員を呼び込む方法などを助言するアドバイザー派遣制度を拡充するとしています。また、地域になじめず途中で退任する隊員を減らすため、悩み相談などのサポートも強化しています。このように、地域おこし協力隊は、市町村に定住し、地域活性化や人口減少の抑制に貢献していますが、美幌町におけるこれまでの地域おこし協力隊の年度別の取組状況、任期を終えた隊員の美幌町の定住の状況について、お伺いいたします。また、美幌町においても、地域おこし協力隊をもっと積極的に活用すべきと考えますが、今後の対応について、町長の考え方をお伺いいたします。以上、3点よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
馬場議員の御質問に答弁いたします。初めに、デジタル社会の実現に向けて。1点目の美幌町DX推進計画における「行政機能の強化」及び「地域づくり」の8項目それぞれのこれまでの具体的な取組状況及び実績についてであります。第1項目の自治体の情報システムの標準化、共通化に関しましては、令和7年度末に向け、システム導入を進めております。昨年度に、現行システムと標準システムとの差異や問題点等がないかどうかの確認について、システムを使用する全担当に照会し、問題などがないことについて確認をしております。システムの最終仕様がいまだ国から示されておりませんが、到着次第、最終確認を実施する予定であります。第2項目の業務見直しと合わせたAI・RPAの利用促進、ICT知識の向上に関しましては、まず、令和4年度からRPAを導入し、税務課の給料支払報告書の入力や出納審査課の日計業務など、一部業務で運用を進めており、今年度以降についても、RPAによる業務効率化を図ります。また、ICT知識の向上に関しては、今年度よりデジタル人材の育成に向けた研修を行うことで準備をしております。さらに、今年度には、生成AIの導入も準備しており、業務に活用することで進めております。なお、AIやRPAについては、昨年度、庁内の主査職で構成する美幌町行政事務改善委員会において、その活用方法などについて意見を集約しており、効率化や業務の見直しが図れる事務を中心に活用を進めてまいります。第3項目のテレワークの推進に関しては、家族の看病など出勤できない状況にある場合や、出張時に出張先で業務が行えるようにするなど、テレワークができる環境は既に整備し、実際に稼働しております。今後においては、介護世代や子育て世代のテレワークの運用など、働き方の観点からの利用もしやすいようにするなど検討しております。なお、現在までの延べ利用ユーザー数については、83ユーザーとなっております。第4項目のセキュリティー対策の徹底に関しましては、まず、今年度に実施する電算環境の更新を行う際に、セキュリティーと利便性を両立させた環境を構築することを目指しており、令和7年度末までに、美幌町のセキュリティーポリシーの見直しを行います。また、令和4年度より、主査職及び担当職員向けのセキュリティー研修を実施しております。令和4年度は、平成28年度以降採用者向けとして43名、令和5年度は、主任、主査職向けに13名、担当職向けに55名実施しており、令和6年度も今年度採用の新人職員11名に対して実施しております。第5項目の行政手続のオンライン化に関しましては、国が進める主要17業務に関するオンライン受付環境整備は完了しておりますが、利用実績は、令和5年度で25件とあまり活用いただけておりません。今後については、オンライン化が可能な業務を洗い出ししてまいりたいと考えており、特にデジタル人材研修を受けた職員からの提案を受けることも準備しております。第6項目のマイナンバーカードの普及促進・活用に関しましてですが、まず、4月末現在、美幌町においては、保有率が73.5%となり、計画の目標値であります70%を超えている状況となっております。確定申告やマイナ保険証等に利用されておりますが、戸籍などの手続でカード内の4情報を利用して申請書を作成する書かない窓口の機器を、本年秋頃までに設置できるよう準備しております。また、マイナンバーカードを活用して、個人のスマートフォンへ通知を行うことができるシステムの導入も検討しております。第7項目のペーパーレス化の推進に関しましては、令和7年度開始に向け、文書管理システムを導入することで決裁文書の電子化を行い、さらには、今年度に実施する電算環境の更新に併せ、現在デスクトップ形となっている端末をノート型にすることで、会議時の資料のペーパーレス化を行います。第8項目の地域社会のデジタル化・デジタル活用支援に関しましては、去る令和4年度に、光ファイバーの全町的な敷設が完了しております。今後においては、昨年度、町民を対象に美幌町のデジタル化に関するアンケートを実施しており、その結果などを参考にしながら、デジタル活用支援の内容について検討してまいりたいと考えております。2点目の民間のIT分野で5年以上の実務経験のある人材を対象に、町職員として公募し採用してはどうかについてでありますが、まず、DXの推進に当たり、IT知識とその活用にすぐれた人材の協力は必要性が高いと認識しているところではありますが、電算のシステム業者などと最新ICTの状況などを確認しながら推進しており、現時点では、職員としての採用は考えておりません。しかしながら、今後、DXの推進に際し、長期にわたって住民生活に大きく影響する事項や専門的知識を必要とする取組など、必要性が高まった際には対応できるよう準備してまいります。3点目のDX推進委員会の構成員、開催状況及び協議内容についてであります。DX推進委員会は、副町長をトップとしておりますが、いわゆる会議体ではなく、計画に定めた八つの課題に関連した各項目に対し、各担当原課の職員でそれぞれチームをつくり協議しております。例えば、自治体の情報システムの標準化については、情報システムを使用する各グループの主査等と協議する、書かない窓口の取組に関しては、庁舎1階で窓口申請を行う各グループと打合せをしながら、取組を進めているところであります。今後につきましては、現行計画である美幌町DX推進計画が令和7年度末までとなっておりますので、DX推進委員会を会として組織し、各事業の進捗状況の確認や新計画の内容についての協議などを実施することで準備しております。4点目のDXの推進に向けてのそれぞれの取組状況及び今後の対応についてであります。まず、AIの活用については、今年度、生成AIの導入を準備しており、文書作成やアイデア出しなど、クリエーティブな業務に対し、幅広く活用していくこととしております。次に、キャッシュレス決済の導入についてでありますが、現在、水道料、保育料、介護保険料、後期高齢者医療保険料、公住使用料、固定資産税、町道民税、軽自動車税及び国民健康保険税のコンビニ対応納付書のバーコード読み取りによりスマホ決済が可能となっており、さらに町税については、QRコードを読み取ることで、スマホ決済のほか、クレジットカード、口座振替及びインターネットバンキングも利用可能となっております。他の公金の支払いについても、国において税と同じ納入システムを導入する方針が示されており、その動向を注視しながら、研究してまいりたいと考えております。続いて、全てのデジタル化の給付支援サービスの導入についてでありますが、現在、デジタル庁が提供する給付支援サービスについて、その仕様や料金体制などについて確認を行っているところです。給付金は、デジタルに触れていない方が紙媒体で申請することも引き続き必要となります。デジタルとアナログ双方の受付によって、かえって事務が煩雑にならないようなものも含め、どのような給付金にこのサービスを活用するか判断してまいりたいと考えております。母子健康手帳のデジタル化につきましては、こども家庭庁による母子保健DXの推進に伴い、令和8年度には電子版母子手帳の普及が原則化されることから、導入に向けて現在検討中でございます。次に、証明書のコンビニ交付でありますが、標準システム導入後、国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、令和7年度内の運用開始に向け準備しております。次に、公共施設・各種参加の申込み等のオンライン活用についてでありますが、昨年度、試験的にスポーツセンター、マナビティーセンターなどの公共施設で、施設予約システムの運用を3か月間、試験的に行ったところ、申請が合計1件でありました。各施設ともに団体利用が多く、事前に予約されていることや周知不足などの影響もあると考えておりますが、今後においては、貸し館機能を持つ施設など、他の公共施設について検討するとともに、各種講演やイベントなどへの参加に係る予約システムについても、引き続き研究してまいります。次に、書かないワンストップ窓口の導入についてでありますが、今年度、マイナンバーカードや運転免許証などを利用し、申請書への記載が簡便になるシステムを今年秋頃に導入することで準備しております。その他、各種申請などについても適宜検討を行い、必要なものについては、次期計画に盛り込んでまいりたいと考えております。5点目の地域住民によるデジタル人材育成講座や地域住民を対象としたスマートフォン教室等の開催についてであります。現行の美幌町DX推進計画は、どちらかといえば、庁内向きの施策が多くなっておりますが、まずは、デジタルガバメントの基礎をつくるという国の方針に沿ったものとなっております。令和8年度から新たな推進計画を策定することを予定しておりますが、現時点では、その次期計画において、町内や町民の皆様とデジタル社会の形成を進めていく必要があり、町民向けのデジタル人材育成の考え方も検討されることと考えております。具体的な人材育成の手法やどのような知識を持っていただく必要があるのかなどは、これからの議論となりますが、お尋ねのとおり、デジタル社会の推進は、地域住民の協力は不可欠であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。なお、スマートフォン教室の開催については、現在もシニア向けにまち育出前講座としてメニューを御用意しており、昨年度は5回、59名に御利用いただいているほか、昨年度より、教育委員会主催の事業として、高齢者におけるデジタルディバイド解消のためのセミナーを開催し、今年度4月より、スマホクラブとして継続実施しており、月1回の学習機会を設け、毎月数十名の方に御参加いただいております。次に、熱中症対策について。御質問の1点目、令和6年の各小中学校の熱中症対策は、ハード・ソフトの両面から暑さ対策・熱中症対策に取り組むこととし、ハード面は、夏季休業前の試験稼働をめどにエアコンの整備を進め、ソフト面は、夏季休業期間の延長による弾力的な取扱いを行い、暑さ指数に応じた熱中症対策を進めてまいります。暑さ指数別の具体的な対策として、指数28から30は屋外での運動の自粛、31から32は原則、運動の中止、熱中症警戒アラート及び特別警戒アラートの発令時は、運動の中止に加えて、冷房設備のある教室で授業を行うこととし、現在、学校現場と調整を進めているところであります。また、部活動の熱中症対策についても、こまめな水分補給や休憩のほか、暑さ指数に応じて活動時間などを適宜変更することで対応してまいりますので、御理解をお願いいたします。2点目のクーリングシェルター設置についてでありますが、町では昨年、熱中症警戒アラート発表に伴い、急遽、公共施設5か所をクーリングシェルターとして設置しました。今年度につきましては、さらなる厳しい暑さも予想されるため、公共施設のほか、民間施設の御協力を得ながら、7月1日より設置することで進めております。具体的な設置場所でありますが、公共施設につきましては、しゃきっとプラザ、町民会館、図書館で、民間施設につきましては、町内における大型スーパー3施設に御協力をお願いしているところであり、合わせて6か所のクーリングシェルター設置を予定しております。なお、熱中症特別警戒アラートが北海道に発表された際には、予定している施設以外に、集会室などでの設置も検討しております。今後、詳細を詰めた上で、広報等により町民に周知を図ってまいります。公共施設の今後のエアコン整備計画についてでありますが、公共施設につきましては、令和6年度で整備完了を予定しているところであります。また、クーリングシェルターまでの送迎の考えについてでありますが、クーリングシェルターは今年度、より身近な場所を御利用いたただくため、民間施設の御協力をいただき、町内各地、計6か所で対応することとしておりますので、お近くのクーリングシェルターの御利用をお願いしたいと考えております。なお、厳しい暑さから生命と健康を守るためには、地域での協力・助け合いも重要であると認識しており、隣近所での声かけや冷房施設のある家への一時的な避難など、御協力を呼びかけてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。3点目の介護福祉施設等におけるエアコン設置に対する町の補助の考えについてでありますが、介護福祉施設等の建設時にエアコンを含む必要な設備を整えているものと認識しており、町が補助することは考えておりません。なお、エアコン設備の入替え・更新に対する事業者への補助制度につきましては、現在、北海道においてエネルギー価格高騰の影響を軽減するために、省エネタイプの設備へ入れ替えた場合には、必要な経費の一部を助成する制度がありますので、御活用を検討していただきたいと考えております。次に、地域活性化について。まず、美幌町の地域おこし協力隊の活用状況についてでありますが、本町では、平成30年度から制度を活用しており、令和6年6月現在で活動している協力隊が3名、任期満了者が4名、合計7名の協力隊が着任しました。年度別の取組状況でありますが、平成30年度に着任した1名は、会計年度任用職員として観光分野を担い、任期満了後、観光ガイドとして町内で起業しております。平成31年度に着任した1名は、会計年度任用職員として移住定住分野を担い、任期満了後、町外のNPO法人に就職しております。令和2年度に着任した1名は、個人事業主として観光分野を担い、任期満了後、観光ガイドとして町内で起業しております。令和3年度に着任した1名は、町内団体に着任して観光物産振興分野を担い、任期満了後、町外の道の駅に就業しております。令和4年度に着任した2名、令和5年度に着任した1名は、関東圏企業に所属しながら本町の協力隊として着任し、移住定住・関係人口創出分野を担い、移住相談拠点施設KITENの運営を行っております。任期を終えた隊員4名の美幌町の定住の状況ですが、4名中3名は町内に定住しており、1名は町外の就業に伴い転出しております。今後の対応についてですが、地域おこし協力隊制度の活用に当たっては、協力隊のミッションをどのように設定するか、また、任期満了後の定着を見据えたものとなっているかが重要と考えております。今年8月に、公共交通分野で1名着任する予定でありますが、企業所属型の協力隊で、任期満了後も引き続き所属企業で勤務することを想定しており、協力隊の任用期間である3年間は地域に定着する助走支援と捉え、3年後に地域に根づいた公共交通分野で活躍する人材になることを期待しております。今後においても、行政課題や地域で不足している分野に対し、定着率を意識した上で人材の確保をするため、地域のニーズを把握するとともに、行政として協力隊をサポートする体制を構築しながら、積極的に制度を活用してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしました。よろしくお願いいたします。
再質問 2番 馬場博美
それでは順次、再質問させていただきます。最初に、デジタル社会の実現に向けて、何点か御質問させていただきます。今回、美幌町のデジタルトランスフォーメーション、DXの推進の質問に対して大変詳しく答弁いただき、美幌町が取組していることについては理解したところであります。私が今回、DX推進の質問をいたしましたのは、美幌町においても今後ますます人口が減少していくといった中で、財政的にも大変厳しいことが予想されます。そのため、やはり、何といってもコスト縮減が必要だと考えたところであります。その対応の一つとして、デジタルトランスフォーメーション、DXを推進することにより、地域住民の利便性向上や行政の効率化による職員の職務負担軽減などにより、最終的には財政の負担軽減にもなると考えたところであります。質問するに当たり、今年3月25日、私は、北海道庁のDX推進課を訪問し、いろいろとお話を伺いました。その結果、道の担当課長さんからは、進めるに当たって一番大切なことは、地域社会の解決のためにDXを活用する、あるいは自治体における行政サービスの向上を目指す、答弁にもありましたけれども、担当部署だけではなく全庁挙げての取組が必要である、現場の理解と首長のリーダーシップが必要である、DX推進計画に基づいて具体的に実践していく推進体制が重要であると、いろいろ進めるに当たっての御意見をいただきました。そこで、答弁の中にある3点目のDX推進委員会の構成員、開催状況及び協議内容についてでありますが、会議体ではなく、各担当原課の職員それぞれでチームをつくり協議をしているとの答弁であります。ですが、先ほど申し上げましたとおり、北海道のDX推進課の方から、担当部署だけではなく、全庁挙げての取組が必要であるとの御指摘を受けております。DX推進委員会は、本計画の推進や進行管理を行うことになっていますので、次回以降にやるという話もありますけれども、各担当課に任せるのではなく、DX推進計画のとおりDX推進に向けて早急に体制整備をすべきと、私は考えます。それとともに、平野町長は私と違って、デジタル化について大変詳しいですから、現在職員が大変不足している中、住民サービスの向上や職員の職務負担軽減になりますので、答弁にありましたけれども、今後さらにDX推進に向けて、町長のリーダーシップの下、全庁挙げての取組を早急にすべきと私は考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。
答弁 副町長 髙﨑利明
まず先に、この推進委員会の状況につきましては答弁で申し上げておりますが、推進委員会は私以下ということになっていますので、私から状況を報告させていただきます。答弁でもお話をしておりますけれども、実際に開催等はしていなかったという部分がありまして、自治体の情報システム等の担当者同士でDX推進の取組を行っていたというのが実態でございました。答弁にありますとおり、早急にDX推進委員会を開催いたしまして、計画の進捗状況、進行管理をもう一度確認をした上で、次期計画に向けて準備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
今、DX推進委員会の状況については、副町長から不十分であったという答弁をさせていただきました。今回、答弁に書いた内容で、少しでも具体的に進める個々の部分においては、関わる人達がしっかりそこで協議をして進めるということが大事かなと思っています。馬場議員の御指摘のとおり、それをもう少し吸い上げて、それをベースにしてどうつくっていくかということは、今、副町長が言ったような全体での協議不足ということであります。これからは、自治体のDXということが必須でありますので、この進め方についてはスピードを持ってやらなければいけないと、私も思っております。ただ、一つ心配していることは、国の方針が示された中で、より具体的な部分、何というのでしょうか、伝えてくる内容の部分がどうも安定していないというか、不十分であるという認識を持っております。ですから、個々のものとしてはしっかりやる必要があるのですけれど、国全体としてどう進めるかについては、やはり国の責任において、このような考えで地域もこうすべきだということを、明確な指示をまだまだ私どもに、指示というか一つの考えを示していただきたいというのが、私の思いではあります。
再質問 2番 馬場博美
推進委員会の関係については、副町長から御答弁いただきましたので分かりました。やはり、早急にやっていただきたいということと、遅れれば遅れるほど住民にとってはサービスが非常に低下してしまうような状況になります。それと、私は、進めるに当たって町長のリーダーシップが必要だと、推進委員会に任せるのではなくて、町長自らのリーダーシップの下、全庁挙げて取組が必要だということを質問しました。今、町長の答弁の中で、国の体制も分からない中で、国にはきちんと示してほしいということはありますけれども、常に待っているのではなくて、分からない点は町長のリーダーシップの下、こちらからその内容を確認しながら推進していただきたいと考えております。次に、4点目のDX推進に向けたITの活用についてでありますが、答弁では、今年度、生成AIの導入を準備しており、文書の作成やアイデア出しなどクリエーティブな業務に対し幅広く活用していくとのことですが、新聞等で御存じのとおり、北海道に当たっては、昨年10月から今年3月まで実施した試験運用を踏まえて、今年6月10日から全部署で業務効率化のために本格導入しました。本格導入するに当たり、情報漏えいや著作権侵害を防ぐため、利用上の注意点をまとめたガイドラインを作成しています。あるいは、職員の研修も実施し、安全な利用を図っていくこととしておりますが、美幌町の導入に当たっての具体的な対応及びスケジュール等について、具体的に説明をお願いいたします。
答弁 デジタル推進主幹 竹下護
御答弁申し上げます。まず、北海道が策定いたしました生成AIのガイドラインの関係でございますけれども、現在、一般公開もされておりますが、北海道が策定しましたガイドライン、また、実際に使用している生成AIにつきましては、いわゆる無料版のChatGPTというものを使用されております。これは何かと申しますと、例えば、ChatGPTを用いて検索した結果または質問などが、その使用するサーバーに蓄積されていくこととなります。したがいまして、北海道のガイドラインにおいては、例えば、北海道庁の業務であると分かる情報はChatGPTを使用しないですとか、個人情報はもとより、海外に保存されるなどの制約にかからないようなものをしなければならないなどの制約が多数、規定されているところであります。現在、美幌町で導入を予定している生成AIにつきましては、いわゆる有料版でございまして、ベースとなりますのは全体のChatGPTにもあるようなデータベースとなりますけれども、そこをクローズにして、例えば、美幌町の例規類集を読み込ませるですとか、美幌町オリジナルのデータを学習させて活用する、そのようなAIの導入を予定しております。しかしながら、いずれにしても、利用に関するガイドラインなるものが必要であると考えておりますので、北海道のようなガイドラインにはならないかと思いますけれども、同様に美幌版のガイドラインを作成する予定でございます。また、スケジュール感でございますけれども、現在、生成AIのソフトウエアの選定を行っているところでございまして、これを7月頃までに完了させて、八、九月ぐらいで実証実験、そして9月もしくは10月頃から本格導入ができればと考えております。以上でございます。
再質問 2番 馬場博美
今、課長の答弁にありましたけれども、ぜひガイドラインを作成して、道もやっています試験運用とか実証実験をやりながら、万全な体制で対応をお願いしたいと考えてございます。次に、書かないワンストップ窓口の導入についてでありますが、答弁で、本年秋頃に導入することで準備をしておりますとのことですが、今年1月17日に北見市役所の窓口課を訪問し、書かないワンストップ窓口の視察研修をしてまいりました。その結果、担当の課長、係長から説明を受けたのですけれども、申請書は書かなく複数の手続が一度で済むワンストップサービスも導入しているとのことでした。一番感心したのが、手続の流れのマニュアル、メニューブックを作成している、あるいは手続案内書等を作成して、全ての職員が来庁者に対して同じように対応していたことです。また、もう一つ、窓口以外の用務について、来庁者が窓口に行かなくても市役所の職員が入れ替わって対応することとしておりました。このようなことから、美幌町の書かないワンストップ窓口の導入に当たり、具体的な来庁者の対応についてどうなのか伺います。あわせて、導入に当たって、職員が住民目線で役場の窓口業務の課題を見つける窓口体験調査を行い、検証結果を踏まえ、窓口対応の改善を随時行うべきと考えますが、考え方をお伺いいたします。
答弁 デジタル推進主幹 竹下護
御答弁申し上げます。まず、現在、導入を準備しております書かないシステムにつきましては2種類ございます。1種類はカメラつきのもので、マイナンバーカードですとか運転免許証をかざすことによって、写真と本人とを照合し、そこにある4情報を申請書に転記するようなものです。もう1種類は、カメラはついておりませんが、窓口に直接お越しになったお客様に対してマイナンバーカードまたは運転免許証などをお使いいただくことで、職員がその写真と本人を照合し、申請書ないし、そのようなものに4情報を自動転記するものです。また、申請書はデジタルデータとなってございますので、各住基などのデータと連動して、なるべく記載内容を少なくするような準備をしているところであります。御指摘の体験調査ということに当たるかどうかは分かりませんけれども、今回秋頃の導入予定とお答えしておりますが、その導入の前には、職員による体験会というか、仕様の課題などを洗い出すための試験は実施することで準備はしております。以上です。
再質問 2番 馬場博美
やはり、導入してからもいろいろ時間がかかると思いますので、先ほど言いましたとおり、導入した後も制度の見直し、検証結果を窓口対応の改善に結びつけていただきたいと思います。この点で最後になりますけれども、町長に伺います。このDXの計画、令和7年度末までとなってございます。あと1年ちょっとありますけれども、DX推進計画において、町長は今後、令和7年度までにどのような分野でデジタル化を推進しようとしているのか、お伺いいたします。
答弁 町長 平野浩司
大きく二つに分けますと、一つは内部的なシステムの更新というか、人手不足も含めた意味で簡素化するということ。それからもう一つは、町民向けに対してどうするかということでいけば、先ほど答弁もさせていただきましたけれど、書かない窓口に係るものであれば、確かに町民の方々に寄り添って今までも対応はしてきましたが、実際に関わってみますと、例えば、住所を変えたりだとか大変なのです。ですから、その意味でいけば、北見のシステムのように内容を全部受付側で書くか、免許証とかほかのものを見せることで整理されて、最後は名前だけを書けばいいというか、そのようなことはしっかりやっていきたいと思うのです。これは、もっと早くやって欲しかったというのが本音です。先ほど、進める中においては町長のリーダーシップということが大事ですよということは当然、私も理解した中において、現計画の中でこのこととこのことをやりますよと言ったことに対して、なぜ遅れているかという指摘が少なかったかなと、私自身は思っています。その意味では、この辺はしっかりとやれてきたものの検証をしなければいけないと思います。今度は交付金等の取扱いについて、規模にもよるのですけれども、町によって全て現金を使うのではなくいろいろな手法ができますので、そのようなことも含めてやっていく必要があるかなと思っております。いずれにしても、少しでも行政サービスを向上させることで住民の方々にとってプラスになること、それから、対応する職員の負荷が軽減されることを、今のICT等をしっかり使った中で進めてまいりたいと考えております。
再質問 2番 馬場博美
私が一番危惧しているのは、やはり職員が本当に不足していること、そして、人口減少に伴って本当に厳しい財政状況になることです。冒頭申し上げましたけれども、その中でDXの推進が一つの方法だと、私は考えております。先ほど答弁がありましたけれども、町長、リーダーシップの下、全庁挙げて積極的に取組をしていただきたいと思います。それでは、2点目の熱中症対策についてであります。御答弁で、各小中学校の熱中症対策について、夏季休業期間の延長による弾力的な取扱いをするということですけれども、具体的に分かりませんので、御答弁をお願いしたいと思います。道内の各小中・義務教育学校で夏休みの日数を25日以上とした割合は98.1%、全道の夏休みの平均日数は29日間の状況であります。美幌町の小中学校の具体的な夏休み日数と前年の日数についてお伺いするとともに、具体的な答弁がありませんでしたけれども、学校にエアコンを設置したからどうなのかなという疑問が生じたので、例えば、従前であれば児童生徒が水筒を持参してこまめな水分補給や冷水機の導入、あるいは天気予報を見て気温が上昇するときは短縮授業や臨時休校をするといったことは、冷房が入ったから、エアコンが入ったから、このようなことは考えていないのか、この辺の考え方について御説明をお願いしたいと思います。
答弁 学校教育課長 中尾亘
御答弁いたします。まず、小中学校の昨年と今年の日数と期間でございますが、令和5年は、小学校が7月26日から8月20日、中学校が7月22日から8月16日、ともに26日間でございます。今年につきましては、校長会等々で議論しまして、小中学校ともに7月26日から8月20日、28日間ということで、まず2日間後ろに延ばしております。また、エアコンを導入した後、現在ガイドラインを作成しておりまして、当然、暑さ指数に応じた弾力的な運用、下校時間になっても暑さ指数が落ちていないようであればとどまっていただく、または早く帰る等々の弾力的な運用は考えております。
再質問 2番 馬場博美
最後にもう1点だけ確認したいと思います。3点目の介護施設へのエアコン設置について町の補助は考えていませんということなのですけれども、道の補助を活用していただきたいということですが、全体的に見れば、介護施設ばかりではなくて町独自で上乗せ補助している事業もあります。ぜひ、介護施設を守るためにも補助を検討すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。
答弁 町長 平野浩司
そのような制度が可能であれば、検討はしてまいりたいと思います。