美幌町議会 令和5年第7回定例会 2023年12月12日
(1)これまでのヒグマの地域住民に対する人的被害の対応及び農作物被害対策について/(2)犯罪被害者等支援について/(3)物価高騰対策について/(4)緑化の推進について
2023年12月12日、美幌町議会の一般質問で、馬場博美議員が「これまでのヒグマの地域住民に対する人的被害の対応及び農作物被害対策について」「犯罪被害者等支援について」「物価高騰対策について」「緑化の推進について」について質問し、町長 平野浩司、耕地林務主幹 伊藤寿、農林政策課長 橋本勝、副町長 髙﨑利明が答弁しました。
- 質問者
- 馬場博美 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、耕地林務主幹 伊藤寿、農林政策課長 橋本勝、副町長 髙﨑利明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 馬場博美
それでは、さきに通告しています4点について質問いたしますので、町長、よろしくお願いいたします。それでは、最初の1点目であります。ヒグマの被害対策について。ヒグマの人的被害及び農作物の被害対応についてでありますが、最近においては、毎日のように新聞やテレビ等でヒグマに関する被害等が報道されております。北海道によりますと、道内の推定生息数は、2020年度1万1,700頭で、残雪期の春グマ駆除を廃止した1990年度の5,200頭からほぼ倍増しているということであります。生息数の増に伴い、最近では人身事故が相次いでおり、21年6月には札幌市東区の住宅街に出没し男女4人に重軽傷を負わせ、今年5月には幌加内町の朱鞠内湖で釣りをしていた男性が死亡するという痛ましい事故が発生しております。10月にも、福島町の大千軒岳で男性3人が襲われ、現場近くではヒグマに襲撃されたと見られる別の男性の遺体が見つかりました。このことにより、本年度の道内のクマによる死傷者数は計9人となっております。また、北海道警察によりますと、今年1月から10月までの目撃件数の速報値で3,720件と過去5年間で最多のペースであり、前年同期比1,579件の増で、月別では9月が724件と最多で、前年同月の3.5倍に達しています。さらに、オホーツク管内におきましても、10月末までの今年の目撃通報件数は、前年同期より174件多い365件と2倍近くに達しており、過去5年間では最多となっております。特に、秋以降増えており、市街地や畑など身近な場所での目撃も目立っておりますが、本年11月には、滝上町の山中でハンターの男女2人がヒグマに襲われ重軽傷を負った事故が発生しており、滝上町内での人身事故は、昨年7月以来で4年連続であります。美幌町におきましては、令和5年度ヒグマ出没情報ひぐまっぷによりますと、熊の出没情報は20件となっており、人的被害はないものの農作物の被害が発生していることから、過去5年間で1,556万3,000円の被害金額となっております。このようなことから、次の事項について町長の考え方をお伺いいたします。1、これまでのヒグマの地域住民に対する人的被害の対応及び農作物被害対策について伺います。2、美幌町の熊駆除奨励金は、体重75キログラム未満のもの1頭につき2万円、体重75キログラム以上のもの1頭につき3万円となっていますが、オホーツク管内の市町村の状況では、美幌町は低い状況になっていること、また、国の鳥獣被害防止総合対策交付金及び北海道の残雪期捕獲促進事業のハンターへの報酬や弾代などの経費の半額分の補助などがあること、さらに、北海道猟友会美幌支部によりますと、現在の熊駆除奨励金及び出動報酬では、熊駆除に対する危険が多く駆除するハンターが少ない状況などから、熊駆除奨励金の体重75キログラム未満のもの1頭につき2万円、体重75キログラム以上のもの1頭につき3万円及び現行の出動報酬9,000円を引き上げるべきと考えますが、町長の考え方を伺います。3、北海道猟友会美幌支部の会員数は年々減少し高齢化が進んでいることから、有害鳥獣の捕獲従事者の増員及び有害鳥獣の捕獲の促進を図るため、オホーツク管内の多くの市町が助成している有害鳥獣の捕獲に必要な狩猟免許の取得及び猟銃所持許可の取得並びに猟具等の購入に要する経費の助成を美幌町においても導入すべきと考えますが、町長の考え方を伺います。4、令和3年度策定の美幌町鳥獣被害防止計画のヒグマの被害防止対策の課題で「捕獲依頼が同時期に集中するため箱わなが不足する。また、箱わなの大型化が必要である」となっておりますが、現状及び今後の対応について伺います。美幌町鳥獣被害防止計画のヒグマ対策の今後の取組方針について、農業者への追い払いの電牧柵設置の指導を継続するとされております。八雲町では、農家の電牧柵設置に対する補助を行っていること、国の鳥獣被害防止総合対策交付金等を活用できることなどから、美幌町においても、ヒグマによる農作物の被害を守るためにも電牧柵設置に対する補助を導入すべきと考えますが、町長の考え方を伺います。2点目であります。犯罪被害者等支援について。犯罪被害者等支援条例の制定についてでありますが、犯罪被害者等支援条例の制定については、平成16年12月8日に成立した犯罪被害者等基本法が、被害者支援を地方公共団体の責務として定めたことを受け、令和5年第4回美幌町議会定例会で一般質問しましたが、町長は「これまで個々の相談に応じ既存の制度を活用することで、必要とされる一定の支援ができていることなどから、新たな支援制度については、現在のところ制定する考えはないが、犯罪被害者などのために最適かつ的確な施策の展開に向けた研究を進めることは必要なことと考えている」と答弁されました。その後10月には、斜里郡3町の斜里町、小清水町、清里町が、犯罪被害者とその家族への支援に特化した犯罪者等支援条例を制定しており、現在、管内の多くの市町村が条例制定に向けて検討している状況にあります。美幌町においても、住居や雇用の安定、日常生活の支援や犯罪被害者への理解の促進、見舞金制度等を盛り込んだ犯罪被害者等支援条例を制定すべきと考えますが、町長の考え方を伺います。3点目であります。物価高騰対策について。1、医療・介護・障がい施設等の物価高騰対策についてでありますが、町は、本年9月定例会において、国の地方創生臨時交付金の電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金を活用して、肥料価格高騰の影響を受ける農業者に対する支援の肥料価格高騰対策支援金給付事業に1,550万円、コロナ禍による生乳需要の減少や飼料価格及び電気代の値上がりなどから、厳しい経営環境に置かれている酪農家に対する支援の酪農経営安定対策支援金給付事業に648万円、食料品等の生活必需品や光熱水費の価格高騰による負担増を軽減し、生活の安定に資することを目的とし、子育て世帯への支援を行う子育て世帯生活支援事業に4,157万6,000円、コロナ禍における物価高騰により家計への影響を受けている子育て世帯の負担を軽減するため学校給食費の一部を支援し、子育て世帯への支援を行う学校給食支援事業に1,153万3,000円、総額7,508万9,000円の補正予算を提出し、物価高騰対策を講じたところであり、町民皆さんが大いに助かっていると思います。しかし、今現在も電気・ガス・灯油等の物価高騰が続いている中、町内の医療・介護・障がい施設では、経営への影響があり大変な状況が続いております。このようなことから、国の地方創生臨時交付金の電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金を活用して、医療・介護・障がい施設へ支援すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。次に、福祉灯油の実施についてでありますが、厳しく冷え込み、暖房が不可欠な時期を迎えたところです。そんな中、世界的な原油価格の高騰により、冬を前に灯油代は高く、町民の生活をじわじわと圧迫しております。美幌消費者協会によりますと、町内の今年11月における平均灯油価格は、1リットル当たり126.3円と、前年同月の126.4円とほぼ同額の高値水準となっています。また、今後の灯油価格の見通しについては、石油情報センターは「11月に入って値下がりしたのは、国の補助金転嫁が遅れてこの時期に下がった。円安もあり、いずれは値上がりに転じる。今年の冬は、例年より高値水準となる見通しである」としています。さらに、物価も上昇している中、特に低所得者にとっては、灯油の値上がりは大変な負担になります。昨年度も実施しております低所得者世帯に灯油代等を助成する福祉灯油助成事業を実施すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。4点目であります。緑化の推進について。街路樹の管理についてでありますが、本町は、行政面積のうち約62%を森林が占めており、比較的豊かな緑に恵まれたまちと言えます。しかしながら、人口急増期における市街地開発や農業の大規模経営化による耕作地の拡大によって失われた緑の回復は遅れている状況にあります。近年は、自家用自動車の普及に伴い、郊外大型店舗の進出による中心市街地の空洞化が進んでいるとともに、多様化する生活環境により、緑を守り育てる担い手不足が課題になっています。また、この間の地方自治体の深刻な財政状況により、緑化関係経費も年々縮小傾向にあります。このような状況の下、さらなる緑化を推進するためには、公共事業に頼ったこれまでの手法を改め、全ての町民が一体となり、現存する緑を極力保全するとともに、失われた緑を積極的に回復させる活動が必要であり、町は平成29年3月に今後10年間を計画期間とする美幌町緑の基本計画を策定したところです。この計画の中で、市街地内の街路については「これまで14路線の街路整備によって、エゾヤマザクラ、イチョウ、ナナカマド、イチイ、オウシュウアカマツなど植栽しております。今後は、全路線の街路樹に対して、樹木調査や過去に施された強剪定による道路景観悪化を考慮し、樹形の在り方や剪定方法について検討を行っていきます」とされております。しかし、各自治会や多くの町民から、現在の剪定については、全く景観を考えていなく剪定ではない、現在の街路樹を伐採して、シラカバやイタヤカエデなどの別な木を植栽すべきであるとの要望があります。例えば、北見市や札幌市の北海道大学などのイチョウ並木はすばらしい景観でありますが、なぜ美幌町はできないのか疑問であります。町は、街路樹の剪定作業を行う維持管理担当及び作業員は、剪定作業の経験が豊富な方に指導を受けながら作業を実施しておりますとのことですが、今後の街路樹の対応について、町長の考え方を伺います。以上4点、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
馬場議員の御質問に答弁いたします。初めに、ヒグマの被害対策について。1点目のこれまでのヒグマの地域住民に対する人的被害の対応及び農作物被害対策につきましては、町、JAびほろ、北海道猟友会美幌支部で構成される美幌町鳥獣被害防止対策協議会において美幌町鳥獣被害防止計画を策定し、鳥獣被害防止対策を実施しております。ヒグマの出没情報により、JAびほろを通じて農業者に周知するとともに、ホームページや町広報等での注意喚起や猟友会等の関係機関の協力の下、銃器や箱わなによる捕獲を実施しているところであります。2点目の熊駆除奨励金及び出動報酬の引上げにつきましては、他自治体の出動報酬の額や昨今の物価高などを考慮し、北海道猟友会美幌支部とも協議を重ね、今年度から1日当たり9,000円としましたが、現行の熊駆除奨励金額の妥当性については、関係機関の意見も参考にしながら今後、調査研究してまいります。3点目の有害鳥獣の捕獲に必要な狩猟免許の取得及び猟銃所持許可の取得並びに猟具等の購入に要する経費の助成につきましては、他の先行事例や関係機関の意見を参考に、本町における捕獲従事者の確保対策を検討してまいります。4点目の箱わなの不足、大型化についての現状及び今後の対応につきましては、現在、町が保有する箱わなは10基となっており、設置実績は令和3年度で15件、令和4年度で6件、令和5年度で8件であることから、現時点で同時期の箱わなの設置が集中することはまれなため、保有する箱わなの数を増やす予定はありません。また、保有する10基の箱わなは、毎年、古いものから順次更新しており、年次更新に合わせて大型化を図っております。5点目の電牧柵設置に対する補助金につきましては、本町においても、国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用し、農業者の電牧柵設置導入の支援を行っております。今年度は受益者24戸、延長3万7,122メートルの電牧柵の設置が完了しており、来年度の電牧柵設置について、農業者に対し要望調査を実施しているところであります。今後とも、農作物被害のみならず、人的被害の発生も危惧されることから、美幌町鳥獣被害防止対策協議会等、関係機関と連携し効果的な対策に向けた協議を進めてまいりますので、御理解をよろしくお願いいたします。次に、犯罪被害者等支援についてですが、現在、見舞金制度を含め、犯罪被害者等基本法に定める市町村の役割を網羅した内容により、本町の犯罪被害者等支援条例の制定に向け準備を進めているところであります。さきの6月定例会において、現在のところ条例を制定する考えはないと答弁しておりますが、犯罪被害者等への支援を否定するものではなく、現在の相談実態等からは、既存の取組を行うことで一定の支援が図られていることなどから、さらなる支援策の展開については、引き続き研究を進めるとしていたものであります。その後、関係機関からの意見や他自治体の条例の制定状況、また、国が行う給付制度の課題なども含め、様々な検討を重ねた結果、犯罪被害者等が安心して生活できるよう、犯罪被害者等の支援に対する町の姿勢を明確に示すことが必要と判断し、条例の制定に向けて取り組むこととしたところであります。今後は、引き続き関係機関とも協議を重ね、被害者の視点に立った内容となるよう精査の上、3月定例議会に条例案を提案する予定であり、可決されれば、令和6年4月から施行することとしておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、物価高騰対策について。御質問の1点目、医療・介護・障がい施設等の物価高騰対策についてですが、物価高騰により、施設運営に係る経費は増大しており、多くの事業所等が事業継続に危機感を感じている状況であると認識しております。北海道においては、令和5年度医療・社会福祉施設等物価高騰対策支援事業として、本年の4月1日を基準日に、8月31日までを申請期間として支援金を給付するなど、事業所支援を実施しておりますが、本町におきましても、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金が追加交付されたことを受け、医療・介護・障がい施設等を含め、町内各事業者に対する支援について検討してまいりたいと考えております。次に、御質問の2点目、福祉灯油の実施についてですが、本年度の北海道における灯油価格につきましては、国の補助金の効果もあり、9月をピークに減少傾向となっております。しかしながら、議員御指摘のとおり、今後上昇する可能性も十分にあり、また、灯油に限らず多品目の物価高騰も当面継続すると推測されることから、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、特に、生活への影響が大きい非課税世帯に対する生活支援を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、緑化の推進について。街路樹の剪定の考え方についてでありますが、町では、これまで街路整備や町道の改良工事に併せて街路樹を整備してきたところであります。街路樹は景観ばかりではなく、交通安全や防災などの重要な都市機能を果たしており、地域の方々の御理解と御協力をいただきながら、これまで維持管理を行ってまいりました。一方で、樹木の成長に伴う交通障害や落ち葉の問題があり、剪定や伐採についての苦情や要望が数多く、ある自治会からは街路樹撤去の要望も受けていることから、景観と支障木解消のバランスが大きな課題となっております。美幌町緑の基本計画に記載しております過去に施された強い剪定による道路景観悪化を考慮し、剪定作業を直接行う維持管理担当及び作業員に対し、平成27年度から剪定作業の経験が豊富な方の指導を受けながら実施しておりますが、イチョウについては落ち葉の苦情が多いこともあり、強い剪定をせざるを得ない状況であります。今後につきましては、道路を往来する住民の安全確保を基本に、老木化や病害などの影響を受けている既存の街路樹の更新を検討するとともに、環境美化・景観形成に配慮した街路樹が維持されるよう、地域の御理解をいただきながら取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 2番 馬場博美
それでは、再質問をさせていただきます。1点目のヒグマの被害対策についてでありますけれども、私もちょっと分からない部分がありますので、町長、よろしくお願いしたいと思います。今回、質問するに当たり、過去、令和2年12月定例会において、同じ会派の伊藤議員も一般質問しております。私は、今年の8月31日、町内の酪農家からヒグマによって被害があったと、デントコーン畑を見に来てほしいということで現地に見に行った結果、デントコーン畑5ヘクタールのうち約1割、農家の方がおっしゃっていましたけれども、金額にして50万円相当がヒグマに食べられていました。現地を見て、本当に驚いたところであります。それで、議長の許可を得ていますので、これが古梅のあるデントコーン畑の一面であります。それと、同じ土地なのですけれども、これもちょっと違うところ、隣接地のデントコーン畑が、ヒグマにかじられたところであります。(馬場議員写真パネルを見せる)その近くには、町長が答弁されたとおり、箱わなが設置されておりました。その状況の中で、私はこのように現地を見て、本当に驚いたところであります。このようなことから、私は一般質問するに当たり、ヒグマによる農作物被害対応について、10月に北海道庁ヒグマ対策室を訪問、11月にオホーツク総合振興局環境生活課や管内の各市町村に電話での調査、また、猟友会美幌支部長宅を訪問し、協議を行ったところであります。質問の2点目、熊駆除奨励金及び出動報酬の引上げについて、町長の答弁では、今後、現行の熊駆除奨励金の妥当性について、関係機関の意見を参考に調査研究をしてまいりますということであります。私も猟友会美幌支部の会員の方にお話を伺いましたところ、9,000円でも車を出しているので赤字になるということです。また、熊駆除奨励金について、オホーツク管内の各市町村の状況では、湧別町が10万円、津別町、佐呂間町、遠軽町が5万円、小清水町が令和5年度に2万円から5万円に改正したということです。1回目も質問しましたけれども、財源には国の鳥獣被害防止総合対策交付金、あるいは、今現在、道議会が行われていますけれども、北海道の残雪期の捕獲促進事業で半額分の補助があります。また、猟友会美幌支部に話を伺いますと、現在の美幌町の熊駆除奨励金及び出動報酬では、11月に滝上町でも事故がありましたが、熊駆除に対する危険が多く、熊を駆除するには2名以上のハンターが必要であり、現状では熊を駆除するハンターが少ない状況から、現行の熊駆除奨励金を値上げすべきであると、先ほど申し上げましたとおり、出動報酬についても値上げすべきであるということもおっしゃっていました。このような状況から、農作物をヒグマの被害から守るためにも、早急に新年度から引き上げる考えがあるのかないのか、再度、町長の考え方をお伺いします。
答弁 町長 平野浩司
御質問の熊駆除に出ていただける報酬として、9,000円を出しているのですけれども、実際に出ている方にしてみればまだまだ足りないというお話でありました。私もその辺の実態を正確に分からないので、新年度からという話ではあるのですけれども、その状況を担当からしっかり説明を受けた中で改正するかを判断させていただきたいと思います。今、即答できる情報を持っていないので、このような答弁でお許しください。
再質問 2番 馬場博美
町長の答弁は分かりました。次に、3点目の有害鳥獣の捕獲に必要な狩猟免許の取得等に要する経費の助成についても、今後、本町における確保対策を検討してまいりますと町長は答弁されておりますが、これも猟友会美幌支部にお伺いしますと、会員数が年々減っている、高齢化が進んでいると、本当に有害鳥獣の捕獲従事者の増員及び有害鳥獣の捕獲を促進するためには、このような有害鳥獣捕獲に必要な狩猟免許の取得及び猟銃所持許可の取得並びに猟具等の購入に要する経費の助成をすべきであると言っておりました。また、町長は御存じだと思いますけれども、管内の各市町村では、北見市、網走市、斜里町、清里町、小清水町、置戸町、湧別町、佐呂間町などでこのような助成をしている現状にあります。さらに、北海道においては、ヒグマなどの野生動物が増えている一方でハンターは減少しており、受験機会を確保し免許取得者を増やすため、来年度から狩猟免許の受験機会を拡大する方向で検討しているという新聞報道がありました。このようなことから、繰り返しになりますけれども、農作物をヒグマの被害から守るためにも、狩猟免許の取得等に要する経費の助成を早急に、できればこれも新年度から実施すべきと私は考えますが、再度、町長の考え方をお伺いします。
答弁 町長 平野浩司
昔、私も経済部で熊対策、鹿対策をやっていて、ハンターというか、関わっていただく方が高齢化してきて、新たな方々をどう増やすかということが課題でありました。そして、これも先ほどの答弁と同じなのですけれども、今、私どもで支援していることが他と比べて余りにも劣っているということとか、具体的にどうすると新たに猟銃免許を取って関わっていただけるかとか、時間はないですけれども、きちんと検証の上、何らかの対策を考えていきたいと思っています。新聞報道等で受験の機会を増やすとか、道がやろうとしていることは理解しているのですけれども、私どもの状況が他と比較できる資料を今、私は持っておりませんので、このような答弁で申し訳ございません。ただ、増やすというか、関わっていただける方を増やす努力はしなければいけないと思いますので、前向きに考えていきたいと思います。
再質問 2番 馬場博美
私が管内の各市町村に聞いたところによると、小清水町は猟友会と打合せしながら本当に大変だという実態の中で5万円に引上げられたこともありますので、ぜひ検証が済んでから検討していただきたいと思います。4点目の箱わなの不足、大型化についてでありますけれども、令和3年度に策定した美幌町鳥獣被害防止計画の中で、捕獲依頼が同時期に集中するため箱わなが不足するという課題があるにも関わらず、現状では増やす予定はありません、箱わなは10基のうち古いものから更新しているという答弁であります。私が、この現場を見に行ったときに、この箱わなで果たしてと、大型にしないと熊が入らないのではないかと、一緒に立ち会った農家の方がおっしゃっていました。大型の箱わなが何基あるか分かりませんが、出没件数が20件ということで、農作物をヒグマの被害から守るためにも、私はその状況を見ながら更新を待たず、早急に最低限の大型箱わなを導入すべきと考えますが、町長、再度、実態等を含めてお話しいただければと思っています。よろしくお願いいたします。
答弁 耕地林務主幹 伊藤寿
先ほどの箱わなの質問に対しましてお答えしたいと思います。町で保有しております箱わなは全部で10基ございます。その中で毎年、10年サイクルで一基ずつ交換、つくり直している状況であります。今一番大きいサイズは、縦1,100、横1,100、奥行き3,600となっておりまして、このサイズに毎年作り変えております。その他のものに比べて小さいサイズというのは残り2基となっておりますので、ここも2年以内には全て大きいものになっていくのではないかと思います。以上です。よろしくお願いいたします。
再質問 2番 馬場博美
今、課長の答弁で大型が8基あるという理解でよろしいですね。(耕地林務主幹頷く)はい、分かりました。そういうことであれば、あと2基含めて早急に対応すべきかなと思います。それで、最後の5点目になります。町長、ここを教えていただきたいと思います。電牧柵設置に対する補助については、やっていますということなのですけれども、関係者にお話を聞きますと、現状は鹿対策の電牧柵であると。熊対策と鹿対策では電牧柵の設置が違うので、対策ではないとお聞きしていますけれども、現状の中で、熊対策用の設置方法で対応しているのか、実態をお聞かせいただきたいと思います。また、令和元年12月定例会の伊藤議員の一般質問で、ヒグマ対策にも効果がある高圧電流の防護柵設置について、町長は、熊のために防護柵を作るのが難しい。それよりも鹿柵を基本にして箱わなで捕獲する形で対応することから、高圧電流の防護柵設置は考えていないと答弁されています。この辺の実態が私は分からなかったので、町長、熊対策の電牧柵設置についてどのように考えているのか伺います。
答弁 町長 平野浩司
今の電牧柵設置の状況については担当からお話をしますけれども、当時、答弁した中においては、熊がここまで多くなかったという部分もあって、どちらかというと、一つの境としては鹿柵と言われる電牧ではない形でやっていることをベースとして、それを超えた熊を捕獲するという話です。電牧柵自体でいきますと、やはり鹿と熊の電牧柵をつくる場合は、高さとか下のもぐりを考えたときに、例えば、鹿柵であれば3段とかなのですけれども、熊だと4段ぐらいで下は潜るのでそれをしっかりやるとか。それから、電圧であれば、感じる電圧は毛が長いので、その意味からいけば高圧タイプというものがあって、今、一般的に推奨しているのは1万ボルトぐらいです。瞬時にショックを与えられるようなものを熊柵としてやっているので、もし、熊柵として既存の鹿柵を使ってやるのであれば、例えば、電圧を変えるとかそのような補助するとか、あとは、もう1段積むか、それとも、下が余りにも空いているようであればそれを変えるとか。今、町として道の補助金で協議会を通じて払っている部分がどうなるかは、担当からお話しさせていただきます。
答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)
電牧柵の設置についてお答えさせていただきます。令和5年度につきましては、24戸の農家の方が電牧柵の設置、こちらは3段で設置してございます。来年度につきましては4段で、ヒグマ対策にもなるよう計画しているところでございます。以上でございます。
再質問 2番 馬場博美
ということは、今までは鹿対策の電牧柵という理解でいいのですか。来年度から初めて、ヒグマ対策の4段でやると。それは、町長が言われたように高圧、1万ボルトでしたか、それに上げてやるということで理解してよろしいでしょうか。
答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)
電圧の関係につきましてはこれから協議されると思いますけれども、3段では不足があるという声がありますので、今後は4段で実施したいと考えております。よろしくお願いいたします。
再質問 2番 馬場博美
後から町長に聞きますけれども、北海道庁に行ったときに、ヒグマ対策室の課長もおっしゃっていました。ヒグマから農作物を守るために一番効果があるのは、やはり電牧柵ではないのかと。私、質問に書かせていただきましたけれども、道内では八雲町が単費で熊対策用をやられていると。伊藤議員が質問したとおり、町長もおっしゃられていましたけれども高圧の電流かなと、そこは詳しく勉強していませんので、この点については再度、私も勉強が足りなかった部分もあります。今の実態、課長の答弁を聞きながら、熊対策については電牧柵設置が効果的だということで、このことについて進めていただきたいと思います。最後に町長、私が質問する中でいろいろなことを考えたらいいのではないかということがありましたけれども、奨励金の額についても精査してみるということで、狩猟免許等取得の経費助成も検討して、これも精査してみるということがありました。その中で、町長は今後、本当に農作物をヒグマによる被害から守るためには、現行の対策のほかに、具体的にこれに力を入れていきたいんだと。やはり、ヒグマの被害から農作物を守るために、町長がどのように考えているのか、最後にお伺いします。
答弁 町長 平野浩司
ヒグマ対策は、今までも出ていたのですけれども、近年、本当に多くなってきたというのは事実なのですね。昔のことを言って申し訳ないのですけれども、当時は、出た熊をどう追跡して捕獲するかというのは、大体出ている数が限られていたので、どちらかというと箱わなを多くしました。それで、その箱わなを人が確認するのは大変なので、私のときにスマートフォン等の機械を使って監視できるような形に変えました。近年、これだけ多くなったときに、やはり鹿と同じように電牧柵を使うという形になってきていると私も聞いています。そのときに、補助としては鹿でも熊でも同じなのできちんと言ってほしい、言うべきだというか、これはちょっと足りなかったのかというか。ですから、今まで3段で開いてやっていたときに、例えば、4段にするというか、そうなったときに今の棒を上げられるかどうかと。熊であれば下に潜るから下げるとか、そのようなことをきちんと農家の方々に理解してもらうと。これからであれば、基本的に鹿を追うよりも熊を入れていったほうが、内数といったらおかしいけれど、熊の内数が鹿と考えれば、標準で熊柵をきちんとつけたほうがいいのではないかなと、私は思うのですね。電圧も、どちらかというと熊のほうが機種によっては切替えができるやつもあるので、それはきちんと担当から入れるときに、ただ補助金があるのではなくて、熊を排除するために効果的な電牧柵の設置の仕方とかもあります。それから、メーカーもつくっていますからそのようなものもしっかり見てもらって、入れた後で後悔しないようなことを、農家の方々にきちんと伝えていきたいと思います。
再質問 2番 馬場博美
ヒグマの被害対策について、最後、町長がおっしゃいましたけれど、私も全く同感であります。電牧柵設置に向けて、農家の方に鹿対策ではないよと、熊対策でもあるよということも含めて周知を図っていただき、検討していただきたいと思います。これについては、これで終わります。2点目の犯罪被害者支援等についてですけれども、町長から御答弁をいただきました。この部分については、1回目の答弁で理解いたしました。なお、3点目の物価高騰対策についても、町長の答弁で理解いたしましたので、これについては再質問がございません。それでは、最後4点目の緑化の推進について。街路樹の管理についてであります。街路樹の管理については、これまで各自治会や多くの町民の皆さん、議員の一般質問で取上げられていますが、町長は、街路樹の現状についてどう思われているのか、率直なところをお伺いいたします。
答弁 町長 平野浩司
街路樹は必要だと、私は基本的に思うのです。やはり、緑化を推進する、木を植えるということは、周りの方、町も含めて、その木が大きくなるという覚悟を持って植えていかなければならないと、私は思うのです。結果的に今、柱みたいなものが街路樹としてあることに対して、私は非常に残念に思うというか、ただそれを一遍に全部変えられるかどうかとなると、それも難しいということがあるので、少しでも切り替える努力をしましょうと。ですから、新たな道路を整備するときには全部切替えして、新たに木を植えてはいるのですけれども、そのときにも担当には何を植えるかということをきちんと考えた中で、その木が成長してもいいのか、それとも、きちんと木の形を維持しながらそれを保つ、言うならば、大きくさせないための管理をするかとか、そのようなことを考えて植えてほしいと言っております。このような言い方を私からするのはおかしいですけれど、今の状況についていいとは思っておりません。
再質問 2番 馬場博美
町長がおっしゃられたとおりの現状について、多くの町民の方も本当にどうなのかなと思っているところであります。そこで、過去の一般質問を調べてみました。令和2年6月定例会で、上杉議員が同じ一般質問をしました。このときに副町長は、強剪定をしている街路樹を今からまたきれいな樹形に戻すのはなかなか難しい部分があり、今後、地域住民の方と街路樹の在り方についてきちんと話合いをさせていただきまして、予算につきましても町ですべきもの、必要なものは、これから街路樹の整備に向けて協議をしながら、町民の協力を得ながら行っていきたいと答弁されておりますが、これまでの取組経過等について伺います。
答弁 副町長 髙﨑利明
ただいまの街路樹の整理でございますけれども、当時、令和2年という話でございましたけれども、その後、町長が今お話ししたとおり、既存の街路樹の植え替えというのは私の認識ではありませんが、道路・歩道整備に併せまして街路樹を更新して、地域の方と話しながら植え替えというか、自主剪定も含めて進めてまいっております。今後につきましては、町長がお話したように、道路とか歩道の整備だけでなくて、既存の街路樹の部分についても更新等を含めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 2番 馬場博美
副町長、ちょっと気になったのが、予算につきましても町ですべきもの、必要なものはこれから協議をしながら進めてまいりますということの中で、どのような検討をされたのかなということが疑問だったのです。現状については分かりました。そこで、町長の答弁で、剪定や伐採については苦情や要望が数多く、ある自治会からは街路樹撤去の要望を受けている、イチョウについては落ち葉の苦情が多いこともあり、強い剪定をせざるを得ない状況にあるとのことです。ここで、私もちょっと考えましたけれども、一番問題なのは、落ち葉の撤去作業だと思います。この落ち葉の撤去作業は、地域の住民の方が高齢になってきてできなくなってきているかと思います。こうした落ち葉の撤去作業がなければ、住民からの苦情はないと私は思います。そこで、町は、これまで町道改良工事に併せて街路樹を整備し、その落ち葉の撤去作業、維持管理を各自治会等に協力いただいておりましたけれども、先ほど申し上げましたとおり、少子高齢化によって、落ち葉の撤去作業がかなり地域住民の負担になり、今後ますます各自治会等ではできなくなる状況にあると私は思います。ですので、街路樹の強い剪定をするのではなく、環境美化、景観形成を守るためにも、一部、他の自治会でも導入し、上杉議員の一般質問の中にもありましたけれども、この落ち葉の撤去作業ができる各自治会等には奨励金等を出すとか、どうしてもできないところは、民間業者への委託を検討すべき時期に来ていると考えます。このことにより、落ち葉の苦情はなくなり環境美化になりますが、町長の考え方をお伺いします。
答弁 町長 平野浩司
イチョウを一つの例として、今、馬場議員がおっしゃったように、地域でそれぞれ落ち葉を拾っていただいたということだと思うのですね。私が若いときは、あえて広葉樹とか葉っぱを切ることで、それを地域の方みんなが外に出てきて、落ち葉を拾いながら会話をしたり、そのようなことで街路樹の役割としては非常にあるという話をしていました。そうは言っても、今おっしゃったように高齢となったときに、拾ってあげたくてもそこまで対応できないと、今回も地域懇談会をやったときにそう言われました。ですから、木をすぐ伐採できればいいのですけれど、今回、提案のあったことも含めて、葉っぱが出る中においては、地域ができなければ回収方法をどうするかということを考えていかなければいけないと思います。できれば、地域に関わっていただけるのであれば、今回、御提案があったようなことも含めてどうすることがいいか、検討はしていきたいと思っております。
再質問 2番 馬場博美
先ほど、町長も言っていましたが、家の前にある木が1本、葉がないような木ではなくて、北大のイチョウ並木とか、私も北見市へ見に行きました。本当にすばらしい情景になってございます。最後になりますけれども、先ほど町長、副町長も言っていましたが、当面、老木化や病害などの影響を受けている既存の街路樹に更新に併せて、例えば、シラカバやイタヤカエデ、ブルーベリーなどの別な木を植栽してはどうかと考えます。そこで、ある町民の方の提案でありますけれども、イタヤカエデなどの木を植えて、樹液でメープルシロップを生産し特産品にすべきだろうということであります。当面、老木化や病害などの影響を受けている既存の街路樹の更新に併せて、町長、今後の街路樹の在り方についてどのように考えているのかお伺いします。
答弁 町長 平野浩司
緑化というか、町の中に緑を多くしたいという気持ちを私は持っております。その中で今、街路樹だけでなくて公園も含めて、木をどう維持するかということを考える必要があるかなと思っています。例えば、今進めていただいているのは、魚無川の桜であれば、ただ枯れていくだけではなくてきちんと維持をして、そこが桜並木になるとか、守らなければいけないところは、きちんとみんなで守っていく。そして、街路樹の部分については、新年度の中である程度、そこまで多くはありませんが単費になるので、木の置き換えを試験的にやってみて、皆さんどうでしょうかということを考えてみようという指示を出しております。今言ったように、木の樹種も含めて、例えば、イチョウが植えてあるところに地域の人が言った、議員がおっしゃったようなイタヤカエデとかがいいのであれば、それも環境を含めて大きくできるかどうかをきちんと考えないと駄目だと思うのです。ですから、そのことも引っ張らないで、時間をかけないでいろいろなお話を地域の方々、それから、役場内部でも協議した中で、少しでも町の中に緑を増やす努力を。木だけではなくて今、皆さんは花について一生懸命やっていただいていますので、そのことも含めて美化、緑化も進めていければと思っております。
再質問 2番 馬場博美
町長の思いは分かりました。ぜひ、これがすばらしい街路樹だと言われるように、私もまたいろいろな部分で勉強しますけれども、町長も今、発言されたとおり緑の町ということでさらに推進していただきたいと思います。以上で終わります。