みんなの議会

美幌町議会 令和6年第3回定例会 2024年3月6日

(1)高齢者等に対する優しいまちづくりについて/(2)地元商店街の商業振興について/(3)美幌町職員の定数について

2024年3月6日、美幌町議会の一般質問で、馬場博美議員が「高齢者等に対する優しいまちづくりについて」「地元商店街の商業振興について」「美幌町職員の定数について」について質問し、町長 平野浩司、保健福祉課長 立花良行、町民活動課長 佐久間大樹、学校給食課長 片平英樹、総務課長 斉藤浩司が答弁しました。

質問者
馬場博美 議員
答弁者
町長 平野浩司、保健福祉課長 立花良行、町民活動課長 佐久間大樹、学校給食課長 片平英樹、総務課長 斉藤浩司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 馬場博美

それでは、さきに通告しております3点について質問いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。最初に、高齢者等に対する優しいまちづくりについて。高齢者等に対する施策についてでありますが、美幌町における令和2年(2020年)の国勢調査人口と令和5年12月22日に国立社会保障・人口問題研究所が発表した令和32年(2050年)の将来推計人口を比較すると、総人口は1万8,697人から9,819人で47.5%の減少、14歳以下は1,928人から618人で67.9%の減少、15歳から64歳までは1万55人から4,188人で58.3%の減少、65歳以上は6,714人から5,013人で25.3%の減少、65歳以上のうち75歳以上は3,523人から3,246人で7.9%の減少となり、高齢化率は51.1%の予測となっております。なお、令和6年1月31日現在の美幌町の人口は1万7,785人であり、65歳以上の高齢者は6,606人で高齢化率は37.1%、そのうち単身高齢者は2,045人であります。少子高齢化に伴い増加を続けてきた美幌町の高齢者人口は、今後、減少傾向となることが予測される反面、高齢化率は年々上昇を続け、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみ世帯、認知症高齢者の増加が見込まれる一方、高齢者を支える地域の環境は大きく変化しており、福祉に対する町民ニーズは年々多様化・複雑化しております。元気な高齢者が少子高齢化社会における重要な担い手として、生きがいを持って活躍できるようにするとともに、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができるよう、対策を講じるべきと考えます。このようなことから、高齢者に対する次の事項について、町長の考え方をお伺いします。1、現在、社会福祉協議会では、歩行困難な方が町内の病院を受診する際、公共交通機関の利用や家族による送迎が難しい場合には、リフトつき特殊車両で送迎を行っておりますが、町外の病院への送迎は行っておりません。婦人科や耳鼻咽喉科など町内の医療機関にない診療科を、北見など近隣の医療機関で受診しようとする場合、低所得の高齢者等に対して交通費の助成や支援をすべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。2、北見市では、高齢者宅へ職員が訪問し安否確認をするとともに、ごみの排出支援を行っておりますが、美幌町において公営住宅やアパート等に入居しています高齢者、要介護認定者及び身体障がい者等へのごみの排出支援を実施すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。3、長引く物価上昇で家計を圧迫している高齢者、要介護等認定者及び身体障がい者等に対し、美幌町内の北見バス運行路線、美幌駅循環線・美幌駅旭小学校線・美幌高校線、申込バスもーびー及び乗合タクシーの乗車料金を無料にすることで、高齢者等の負担軽減と利用促進を図り、運行路線を確保すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。また、現在、農村地区では、乗合タクシーや混乗スクールバスが運行されておりますが、児童生徒の通学を除けば、大半が高齢者の利用となっております。特に、乗合タクシーは週に1回の運行しかなく、病院や買物等に行くのが大変不便であるとの声があるので、運行便数の増便や利用者に合わせた運行時間帯の変更、さらに、現在4か所しかない市街地の停留所についても増設すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。4、近年、高齢者等の増加に伴い、ひとり暮らしの高齢者等の孤独死が増加傾向にあります。町及び社会福祉協議会では、配食サービス、緊急通報電話貸与事業、認知症高齢者等位置情報検索機器支援事業、郵便・宅配、灯油・ガス、新聞販売店、電気などのライフライン事業者との連携協定に基づく地域見守り活動、各自治会の民生児童委員やたすけあいチームなどによるひとり暮らしの高齢者宅を訪問する見守りなどを実施しておりますが、必ずしも孤独死を防げる状況にはありません。このような対策として、日高管内平取町では、人工知能(AI)技術を使って対話できる機器、スマートスピーカーを活用した高齢者の見守り事業を行っています。具体的には、ひとり暮らしをする75歳以上の高齢者に対して、毎朝晩と利用者が設定した時間になると、体調や服薬の有無を確認する音声がスピーカーから流れ、利用者は端末に向かって答え、答えた内容は町や社協、民生児童委員にメールで、家族には無料通信アプリLINEで毎日通知されるもので、24時間応答がない場合には、町と社協が民生児童委員と協力し、本人への電話連絡や自宅訪問を行うものであります。導入に当たって、同町と同町の社会福祉協議会は、令和4年8月から2か月間の試験を経て、昨年6月から道内で初めて本格導入を行っております。その後、昨年10月から、浦幌町で2か月間の試験を実施しているほか、全国的には、福島県、長野県、東京都、岐阜県、大阪府、岡山県、鳥取県、広島県、愛媛県、千葉県の11都道府県の15市町村で本格導入を行っております。スマートスピーカーの導入により、新型コロナウイルスの影響で孤立感が高まった高齢者の支援にもなり、これまで高齢者の自宅訪問などを行ってきた民生児童委員の負担軽減にもつながっているとのことです。導入等の際の財源として、国のデジタル田園都市国家構想交付金や保険者機能強化推進交付金などが活用できることから、美幌町においても、スマートスピーカーの導入に向けて関係機関と協議すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。また、やすらぎ支援員が認知症高齢者の居宅を訪問し、見守り等を行い、在宅認知症高齢者の認知症進行予防等を行う認知症高齢者やすらぎ支援事業を実施しておりますが、利用者から事業内容及び1か月12時間以内の限度等の見直し要望があることからも見直しをすべきと考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。大きく2点目であります。地元商店街の商業振興について。町購入に係る商品等の地元発注についてでありますが、新聞報道によりますと、民間のリサーチ会社がまとめた令和5年の道内企業の休廃業・解散の件数は、前年比20%増の2,780件で、前年に引き続き、平成12年の調査開始以来、最多を更新したとのことです。経営者の高齢化や後継者難が続く中、物価の高騰や人手不足が追い打ちとなり、事業の継続を諦める企業が増加していることが要因であるようです。このような中、美幌町の現状につきましては、総務省の経済センサスの基礎調査によりますと、令和3年と平成28年を比較すると、小売業が23事業所の減で213事業所、サービス業が48事業所の減で344事業所、製造業が9事業所の減で37事業所、全体では5年間で80事業所の減で594事業所となっております。今後、少子高齢化に伴い、美幌町の人口はますます減少することが予想され、町内の小売業やサービス業等の経営は厳しい状況になると考えられます。美幌町内の小売業やサービス業等の事業者数をこれ以上減らさないためにも、美幌商工会議所からの要望にもあるとおり、町が購入する消耗品、燃料、印刷製本、賄材料、備品等については、引き続き地元業者から優先的に購入すべきと考えますが、これまでのまちの地元購入の考え方と実績及び今後の考え方についてお伺いします。また、これまで町外から購入している消耗品、燃料、印刷製本、賄材料、備品等があれば、その実績、理由及び今後の考え方について併せてお伺いいたします。大きく3点目であります。美幌町職員の定数について。今後における職員確保についてでありますが、効率的・効果的な行政運営と住民サービスの向上、新たな行政課題等に対応するため、部設置条例において町民生活部を新設し、また、美幌町の組織機構及びグループ制を全面的に見直した令和3年4月1日から約3年が経過しようとしています。少子高齢化に伴い美幌町の人口は年々減少していますが、それに相反するかのように、行政事務量は年々増加しています。多様化する行政需要、複雑化する住民ニーズに対応していくためには、職員数を確保するとともに、住民の要望、苦情、意見等をしっかり聴くことで、さらなる住民サービスの向上に向けて取り組む必要があると考えますが、次の項目について町長の考え方をお伺いします。1、町民生活部の新設を含め、美幌町の組織機構及びグループ制を全面的に見直してから約3年が経過しようとしていますが、この間に職員の人員配置等を見直した部署及びその理由についてお伺いします。また、グループ制見直しの効果、今後の課題等があれば、併せてお伺いします。2、美幌町職員定数条例の職員数305人に対し、令和5年4月1日現在は284人ですが、令和5年度の定年退職者及び中途退職者、令和6年度の新規採用者及び社会人経験者の採用人数についてお伺いするとともに、部署ごとの適正職員数はどのように把握されているのか、お伺いします。あわせて、各担当の業務の適正な職員数の確保を図るため、例えば職員適正化計画を作成し、年次的に適正な職員数を確保すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。3、北海道では人手不足が厳しさを増す中、行政経験がある即戦力の人材確保策として、一度退職した元職員を雇用するジョブ・リターン(復職)制度を導入していますが、美幌町において導入する考えについてお伺いします。また、こども家庭庁は、令和4年、全国の保育所や幼稚園などで起きた事故が前年より114件増えて2,461件と発表しております。事故の増加の要因として、慢性的な保育士の人手不足により過重労働になっていることが挙げられます。苛酷な労働環境が、虐待など不適切な保育につながるおそれもあり、再発防止策の徹底と保育士の処遇改善を急ぎ、人手不足を解消する必要があると指摘しています。このような中、美幌町においては、常に保育士の欠員が生じ職員の募集をしており、保育士の確保には大変苦慮していることと思います。対策として、正職員の保育士の給料の見直しをすることや介護人材、看護師等の確保のために導入しております介護従事者資格取得支援事業補助金・住宅準備補助金・就業支援補助金や医療従事者就業支援等補助金について、保育士にもこの制度を導入するほか、奨学金返還支援金についても、町立保育園の保育士を対象にすることで保育士の確保に努めるべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。4、令和2年4月1日から会計年度任用職員制度を導入して4年が経過しようとしております。令和5年度の当初予算において、会計年度任用職員は332人となっておりますが、そのうちフルタイム職員は116人となっております。このフルタイム会計年度任用職員のうち、同じ職場で正職員と同様の業務に携わっている保育園の保育士、発達支援センター指導員、子育て支援センター指導員、博物館の学芸員、図書館の司書等について、正職員にすべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。以上3点について、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

馬場議員の御質問に答弁いたします。初めに、高齢者等に対する施策について。御質問の1点目、低所得の高齢者などに対する町内に診療科のない医療機関を受診する際の交通費の助成や支援についてですが、今後、町内のクリニック閉院に伴う診療科目の減少は十分考えられるものであり、その場合、他市町への通院手段の確保、支援の必要性について検討しなければならないと考えております。現在、社会福祉協議会に車椅子利用者を対象とした移送サービスを業務委託しておりますが、移送範囲拡大については、現行体制では難しいものと考えております。交通費助成に関しては、事業として構築していく場合には、町内にない診療科への通院であるとか、いわゆる低所得者を対象とするといった条件設定や町外通院実態など、通院者のニーズを把握した上で制度設計をすることとなりますので、今後の状況を見ながら、必要に応じて対応を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。2点目の公営住宅やアパート等に入居する高齢者、要介護等認定者及び身体障がい者等を対象としたごみ排出支援につきましては、要介護等認定者は、介護保険制度を利用したサービスにおいて、ごみ出し支援を受けることが可能であります。要介護等認定者以外の方については、NPO法人絆-びほろさくらんぼ部会による有償ボランティア活動として在宅高齢者への家事支援を実施しており、利用することが可能と思われます。また、町の独自事業として、認知症状を有している方に対して、同NPOに委託しているやすらぎ支援事業の中で実施することも可能であります。ごみ出し支援については、実態を把握した上で、他のサービスとのすみ分け、たすけあい活動を損なわない制度設計、ボランティア不足や持続可能な制度の運用が必要となることから、今後調査の上、課題を整理してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。3点目の町内公共交通乗車料金の無料化についてでありますが、現在、路線バスをはじめとする町内の公共交通機関につきましては、利用者の料金と国、道及び町の補助金によりその運営が維持・確保されております。しかし、補助の割合、つまり町民の皆様の税を投入している割合は9割となっていることからも、公共交通を利用していない方も経費の一部を負担している状況となっております。そのため、基本的には利用者が応分の対価を負担することで、利用する方としない方との負担の公平性を確保する必要があると考えており、無料化の実施については、現在の状況では難しいものとなりますが、今後の利用状況や運行路線等の状況を注視し、地域公共交通活性化協議会で必要な協議を行う中で、引き続き適正な運賃の設定に努めてまいります。なお、高齢者等の負担軽減策といたしましては、現在も路線バスと申込バスで使用できるお得な共通回数券を販売しているほか、福祉ハイヤーや通院交通費の助成により支援を受けることが可能となっております。次に、農村地区の公共交通についてですが、運行時間につきましては、利用者のニーズに応え、令和6年2月1日から試験的に帰宅便の15時便に加えて、13時便の運行を開始しております。あわせて、降車場所の希望についても調査しており、それらの結果を踏まえ、今後の運行を検討してまいりたいと考えております。増便につきましては、増便による乗合率低下の懸念もあり、慎重に検討する必要がありますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。4点目のスマートスピーカーを活用した見守り事業についてですが「くらしの安心をみんなで護りあうまちづくり」の推進のために、大変有効な取組であると感じております。本町においても、農村地域にも光ファイバーが敷設され、全町的に見守り事業を実施できる環境は整っていると思いますが、導入にはインターネットへの接続が必要であり、イニシャルコストのほかランニングコストも発生することから、慎重な検討が必要となります。また、認知症高齢者やすらぎ支援事業の拡充につきましては、町としても、利用者ニーズを確認するとともに、業務の委託先であるNPO法人絆-びほろとも協議の上、対応を検討してまいりたいと考えております。少子高齢化社会における高齢者の見守りは、今後ますます需要が高まるものと考えております。マンパワーによるものやAIを活用したもの、様々な手法がありますが、どのような手法が高齢者のクオリティー・オブ・ライフを維持しつつ、より安全で安心した生活を送っていただけるか、研究してまいりますので、よろしくお願いいたします。次に、地元商店街の商業振興について。町購入に係る商品等の地元発注についてでありますが、本町の物品購入等については、地域経済の活性化という観点を踏まえながら、取扱いが可能なものについては、町内事業者より優先的に購入を行っているところであります。御質問の町内・町外事業者からの購入状況につきまして、令和5年度における現在までの状況を確認しますと、消耗品については、件数が膨大となり集計が困難であることからお示しできませんが、燃料については、全て町内に店舗を有する事業者からの購入となり、印刷製本は執行額全体の約8%、備品購入は約15%が町外事業者からの購入となっております。また、町外事業者から購入した理由については、町内事業者では取り扱っていない物品等を購入するためであります。次に、賄材料の主なものであります給食食材については、町内事業者からの購入が約30%となり、これは加工品などの大量発注に対応することが困難であることの理由から、町外事業者に依存している状況となっているものであります。今後につきましても、競争性、公平性、経済性、適正履行を確保するとともに、町内事業者からの購入等を優先しながら、地域経済の発展に努めていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、美幌町職員の定数についてですが、令和3年4月1日に、効率的・効果的な行政運営と住民サービスの向上、新たな行政課題等に対応するため、部設置条例において町民生活部を新設するなど、組織機構及びグループ制の見直しを行ったところであります。1点目の見直しから3年が経過し、この間、職員の人員配置等を見直した部署及びその理由についてですが、令和4年4月には、畑地かんがい整備事業等の充実を図るため経済部農林政策課に、建設行政に係る諸課題に対応するため建設部建設課に、それぞれ主幹職1名を配置したほか、脱炭素対策推進及び廃棄物処理施設整備事業等の充実を図るため建設部環境管理課に、病院事業の充実を図るため国保病院総務課に、それぞれ担当職1名を増員いたしました。令和5年7月には、地方創生及びデジタル化の推進体制を強化するため総務部政策課に、建設行政に関わる諸課題に対応するため建設部建設課に、それぞれ主幹職1名を配置したほか、小中一貫教育の推進を図るため、教育委員会学校教育課に主査職1名を増員いたしました。令和5年8月には、子育て支援体制の強化を図るため、福祉部社会福祉課に主幹職1名を配置いたしました。いずれも、多様化する行政需要、複雑化する住民ニーズに対応していくため、職員の人員配置の見直しを行ったところであります。次に、グループ制見直しの効果についてですが、見直しから約3年が経過いたしますが、それぞれの担当事務にとらわれることなく、集中して取り組む業務にグループ全員で柔軟に対応できているほか、主査を中心に即応性と機動性を発揮できる体制が整っているなど、職員の人材育成の観点からも、一定の効果が出ているものと認識しております。また、今後の課題等につきましては、社会情勢の変化によってグループごとの業務量に変化が生じた際に、柔軟に対応できる体制を常に維持していくことが重要であるため、職員の人材育成に力を注いでまいりたいと考えております。2点目の令和5年度の定年退職者及び中途退職者、令和6年度の新規採用者及び社会人経験者の採用人数についてですが、令和5年度末に定年退職を迎える職員は、段階的に定年を引き上げたことからおりませんが、令和5年度の今現在の中途退職者は、一般職で5名となっております。次に、令和6年度の新規職員の採用状況ですが、一般事務職の大卒と高卒を合わせて7名、社会人経験者2名、合計9名を採用する予定となっております。また、部署ごとの適正職員数はどのように把握しているかについてですが、多様化する行政需要、複雑化する住民ニーズに適時対応し、安定的な行政運営を行っていくため、毎年度、各部局ヒアリングを実施して、業務量に応じた適正な職員数の把握を行い、それを基に職員採用計画を策定し、適切な職員数の確保や適材適所の職員配置に努めているところであります。しかしながら、定年の段階的延長、働き方改革、早期退職者の増加など、職員を取り巻く環境に大きな変化があることから、行政サービスを安定的に運営していくため、御質問の職員定数適正化計画は必要であり、今後、計画を策定してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。3点目の北海道が実施しているジョブ・リターン制度は、北海道職員として一定期間の勤務経験があり、育児等のやむを得ない事情により退職した元職員を、即戦力として採用しようとする制度であります。本町におきましては、10年ぶりとなる社会人枠の一般職員の採用試験を行い、元町職員に限らず、広く優秀な人材、多様な人材、即戦力の人材の確保に努めているほか、保育士や土木技術職等の専門職につきましても、新卒者だけでなく、年齢制限をこれまでより拡大して、元町職員や民間経験者を問わず、経験豊かな人材を募集しているところであります。保育士の確保対策として、保育士正職員の給料の見直しにつきましては、保育士正職員の給料は、美幌町職員の給与に関する条例別表第1、行政職給料表(1)を適用していることから、保育士のみ給料を見直すことは困難であると考えております。また、介護人材、看護師等確保のために導入している介護従事者支援事業補助金や医療従事者就業支援等補助金、奨学金返還支援金等の対象範囲の拡大につきましては、現在、保育士は不足していますが、人材不足については、全庁的に見ると、保育士に限らず、幅広い業種で不足していることから、現時点で町職員への拡大は考えておりませんが、引き続き保育士の確保に努めるとともに、扶養の範囲内で就労を希望している保育士の協力を得ながら、過重労働を防ぎ、事故等が起こらないよう運営してまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。4点目のフルタイム会計年度任用職員のうち、同じ職場で正職員と同様の業務に携わっている保育園の保育士、発達支援センター指導員、子育て支援センター指導員、博物館の学芸員、図書館の司書等について、正職員にすべきとの御意見ですが、地方公務員は、地方公務員法に基づき競争試験によって採用することが基本となっておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 2番 馬場博美

それでは、順次再質問させていただきます。最初に、高齢者等に優しいまちづくりについてということで、町長から御答弁いただきました。理解した部分は省きますけれども、この中で何点か再質問させていただきたいと思います。町長が、昨日の令和6年度の町政執行方針において、町民の皆様の命と安心して生活できる環境を守るため、常に皆様の先頭に立ち乗り越えていく所存であると述べられたことは、本当に感動したというか、すばらしいなと思いました。こういったことで、私が再質問すること、高齢者等に対する施策について、全力で取り組んでいただきたいと考えます。そこで、1点目の低所得者の高齢者等に対する町内に診療科がない医療機関を受診する際の交通費の助成や支援についてでありますけれども、通院者のニーズを把握した上で検討するという答弁でしたが、このニーズ調査はいつ頃実施するのか、お伺いしたいと思います。

答弁 保健福祉課長 立花良行

ただいまの御質問についてですけれども、議員の御質問のとおり、困っている方はいらっしゃるのだろうという想像はしているところでありますが、ニーズ調査などをしなければ具体的な一歩を踏み出すことができないということで、関係部局とも協議しながら、なるべく早いうちにニーズ調査を行っていきたいと考えてございます。

再質問 2番 馬場博美

できるだけ早く関係機関と実施するようお願いしたいと思います。この状況の中で、特に年金生活者は、非常に厳しい状況に置かれています。例えば、2024年度の公的年金額は前年度比2.7%上がりますが、賃金上昇率の3.1%と比較するとマイナス0.4%、物価上昇率との比較では0.5%のマイナスとなり、年金生活者にとっては、生活するのがやっとの状況にあるのではないかと思います。また、道内の消費者物価指数は、2020年の基準年と比較すると、全体では8.3%の上昇、品目別では、食料は16.4%、灯油等の光熱水費は44.4%、ティッシュ等は19.7%、電気料等は10%上昇していることから、高齢者等の負担はさらに大きなものになると考えられます。さらに、高齢者等が町内の医療機関にない診療科を北見など近隣医療機関で受診しようとする場合、交通の便の問題もありますし、体が不自由なため付添いが必要な場合もあるため、公共交通機関を利用することが難しく、現実はタクシーを利用しているのが実態であります。こうした状況は、低所得者の高齢者等にとって大変な負担になりますので、交通費等の助成について再度町長の考え方を伺いますとともに、例えば、もーびーの活用ができないのか、今後検討すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

今、馬場議員から、町外の病院等に行かれる場合の、特に年金受給者の置かれている状況を御説明いただきました。私も、年金をいただいて生活されている方のことを考えると、かなり負担が大きくなっているのかなと思っています。先ほど担当から御答弁申し上げましたが、今、いろいろなお話もいただきましたので、そのことも踏まえて、できるだけ早い時期にその状況を整理し、何ができるかについて皆さんと相談しながら方向性を見いだし、そして、提案するなどの行為をしたいと思います。

再質問 2番 馬場博美

ぜひお願いしたいと思います。私も、町民の方が本当に困っているという話を聞いておりますので、町長が言われたようなことをぜひ検討していただきたいと思います。次に、2点目の高齢者等のごみの排出支援についてですが、答弁では、NPO法人絆-びほろの取組などいろいろ対応しているのだけれども、今後調査の上、課題等を整理してまいりたいということでありました。このごみ出しの状況を見ますと、令和元年度には年間10時間の利用でありましたが、令和4年度では61.5時間と6倍以上の利用になってございます。また、令和5年度上半期では52.5時間の利用があり、特に、公営住宅やアパート等に入居している高齢者、要介護認定者及び身体障がい者等へのごみの排出支援が多い状況であります。近隣では、北見市のほか、網走市においても、要介護認定者等のごみ出しをサポートする高齢者等さわやか収集支援事業が10年以上続いております。先ほど言いましたように、現下の厳しい経済環境の下、年金生活者にとっては大変な負担になりますし、あわせて安否確認も必要になりますので、美幌町においても実施すべきと考えますが、再度町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

担当から北見市や網走市の状況の説明を受けた中で、美幌町においてどこまでやることが可能か、そのためには町が支援する相手方のニーズをきちんと把握する必要がありますし、そこには人が関わりますので、人をどう確保するかということもしっかり考える必要があるのかなと思っています。そういう意味では、まずは状況をしっかり把握した上で、どうするかという判断をしていきたいと思っております。

再質問 2番 馬場博美

次に、3点目の高齢者等に対する町内の公共交通乗車料金の無料化についてですけれども、答弁では、現在の状況では難しいということです。それでは、令和4年度における、もーびー、乗合タクシー、美幌循環線のそれぞれの利用人数、金額が幾らになるのかをお伺いいたします。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

令和4年度の実績でございますが、もーびーにつきましては、利用者が3,800人、運賃収入が113万1,000円でございます。また、乗合タクシーにつきましては、利用者が760人、運賃収入が38万円となっております。よろしくお願いいたします。

再質問 2番 馬場博美

利用者の方が多い状況については理解いたしました。そこで、高齢者等に対する公共交通機関の無料化についてですけれども、利用する方としない方の負担の公平性確保の観点から難しいということです。町長も御存じだと思いますけれども、近隣の北見市のほか、札幌市やほかの町村でも導入しています。そのことも含めて、高齢者に優しいまちづくりに向け、無料について再度町長の考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

私は、行政サービスを受けるに際しては、応分の負担をしていただくことが基本だと考えております。ですから、全て無料にすることが本当にいいのかどうかを考える必要があると思いますが、一方で、皆さんに同じように負担していただくことがいいのかと言えば、先ほどからお話に出ているように、年金生活者などは、どうしても生活面での負担が一般の町民と比べて厳しい面もございますので、そういう方をどうするかということは考えなければいけないと思うのです。個別のケースを見た場合、それぞれ対応したほうがいいというのは分かるのですけれども、どうしても支出が伴うわけですから、その中で何を優先していくかを判断し、一つずつ進めていくことも大事だと思っているのです。よって、限られた財源を有効に活用するためには、いろいろお話をいただく様々な案件を総合的に検討した中で、まずはこれを優先してやるという選択の中で物事を進めたいと思っております。先ほどのバスの問題に戻りますけれども、町民の皆さんに応分の負担をいただく中で、この方たちについては、その負担が生活に重大な影響を与えることが明白であり、他に優先して対応すべき課題であると判断し、そのことを皆さんに説明して御理解をいただけるのであれば、使用料金の軽減や無料化などの施策につながるのではないかと考えております。

再質問 2番 馬場博美

私は、何でも全部やれということではなくて、本当に困っている方、特に年金生活者にとっては大変な状況でございますので、実施している町村等の状況を調査しながら検討をお願いしたいと思います。1番目の最後ですけれども、美幌町においては、民生児童委員の負担が増になっているし、高齢化も進んでいて大変な負担になっております。平取町のスマートスピーカーの導入については、昨年の10月に新聞で見ました。そこで平取町に連絡して利用状況を聞いたのですが、利用者からは、スマートスピーカーがないときは一日中誰とも話さないことがあったけれども、導入されてからは話す機会が多くなったし、薬も飲み忘れることがあったが、朝と夜の決まった時間に教えてくれるので非常に助かっているなどの声が多くあるとのことでした。答弁では、最終的には費用負担もあり、慎重な検討が必要であるということでありますが、平取町に確認したところ、利用者は30台、役場に2台置いて、購入費用が120万円から130万円、年間維持費は150万円から160万円で32台を稼働できるということでありました。先ほども申し上げたように、介護保険の保険者機能強化推進交付金を活用すれば、町の負担は12.5%で導入することができますので、利用されている方からの声を含めて、スマートスピーカーの導入について調査研究をすべきではないかと考えますが、再度町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

導入する場合の方法については、いろいろお話をいただきましたように、モデル事業とかデジ田交付金を使うなど、財源をきちんと求めた中で導入しているのが実態だと思っています。スマートスピーカーがベストかどうかという以前に、基本的には高齢者の見守り体制をどうするかが課題でありまして、今までの民生委員や地域の方々のマンパワーでは大変だということになったときは、ICTやAIを使った様々な対応が出てくるのだと思います。スマートスピーカーというのは郵便局が地方公共団体向けに行っているサービスですが、例えば、喜茂別町では、テレビ電話を活用した様々なサービスを提供していますし、テレビでコマーシャルしているアップルウォッチの見守り機能など、ほかにもいろいろな手法がありますので、美幌町として、どの手法が一番いいのかについて調査研究し、早い時期に結論を出すよう進めたいと思っております。

再質問 2番 馬場博美

私の自治会でも見守りをやっていますけれども、気がついた時点では既に亡くなっていた方もいらっしゃいました。私は、一つの例としてスマートスピーカーを提案しましたけれども、美幌町にとって何がいいのか、いろいろ検討されて早急な対応をお願いしたいと思います。2点目の町購入に係る商品等の地元発注について、2点ほどお伺いしたいと思います。答弁では、賄材料の主な給食食材については、町内業者からの購入が30%であり、加工品などの大量の発注に対応することが困難であるということなのですけれども、例えば冷凍食品やその他の食品については、地元業者で取り扱うことができるという話も聞いてございます。今後、町内業者から購入できるということであれば、購入の検討をすべきと考えますが、教育長の考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 学校給食課長 片平英樹

給食食材の加工品は、おかずとデザートに分かれておりまして、おかずは、主にから揚げやハンバーグ、サバやイワシのみそ煮など、一手間加えるだけでできるようなものを扱っております。こちらについては給食施設ということで、衛生管理の面も考えまして、在庫を多く抱えられないので毎日納品ということになっており、提供日の前日までに必要数量を納品していただくことになっておりますが、町内業者にはその対応ができないということで、町外業者に頼っているところであります。

再質問 2番 馬場博美

実態としては理解しましたけれども、消耗品費、印刷製本費の約8%、賄材料の約70%、備品等の約15%を町外業者から購入し、ほかにも行事等で町外から購入するものがあるということであります。今課長が言われたようなこともあるかとは思いますが、私は、町内でもできるといったお話を業者から聞いてございます。ですので、その実態をよく確認して、こういう条件だったらできるというものがあるのであれば、今まで町外で買っていたものについて、できるだけ町内から購入するよう検討すべきと考えますが、再度町長の考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

同じことの繰り返しになりますけれども、地元の業者を優先して購入する努力はすべきと私は理解しております。

再質問 2番 馬場博美

地元業者の声としてもありましたので、町長が言われるようにぜひお願いしたいと思います。それでは、3点目の職員確保についてであります。1点目の実状については、1回目の答弁で理解いたしました。2点目の現状ですけれども、一般事務職が大卒・高卒を合わせて7名、社会人経験者2名、合計9名を採用するということでありますが、社会人経験者は技術系職員なのか、何名募集し応募者数は何人だったのか、また、保育士や土木技術職員の応募はあったのか、その内容についてお知らせください。

答弁 総務課長 斉藤浩司(総務課長は2024年3月まで)

ただいまの御質問に御答弁いたします。今回、一般事務職として、社会人採用を10年ぶりに実施したところでありますが、6名の方が応募され、2名採用予定でございます。採用人数は当初から決めておりませんでしたが、有能な方についてはぜひ来ていただきたいということで、2名採用しております。これ以外に、保育士、保健師、土木・建築などの専門職はおりますが、それぞれ新卒の時期には新卒の採用試験、それ以外については、中途の社会人経験者として募集をかけております。具体的には4月1日で、建築、土木それぞれ1名、社会教育主事1名、保健師1名を採用予定でございます。よろしくお願いします。

再質問 2番 馬場博美

今の課長の答弁で理解いたしました。そうすると、退職者もいますけれども、令和6年度当初段階において、欠員等で不足している職員はいるのかどうか。欠員がいて部内で対応せざるを得ないということであれば、新聞等によると、募集したのだけれども来なかった、業務に支障があるので一部業務をやめているというのがあるのですけれども、業務に支障はないのか、お伺いいたします。

答弁 総務課長 斉藤浩司(総務課長は2024年3月まで)

職員の採用状況については先ほどのとおりでございますが、一般事務職、専門職については不足しておりますので、引き続き社会人採用の一般事務職、保育士、土木技術職、農業技術職、森林技術職については、3月1日に再度募集をかけております。年度の途中においても、有能な方については採用していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

再質問 2番 馬場博美

分かりました。職員に欠員がないよう、業務に支障が出ないよう対応をお願いしたいと思います。現在、美幌町の社会人経験者枠は40歳までになっていると思います。新聞では、募集しても人が集まらない、非常に困っている町村があるように報道されております。例えば紋別市では、社会人採用年齢を5歳引き上げて45歳までにしている。また、北海道の人事委員会に確認すると、社会人枠を採用年齢ごとにやっていて、18歳から21歳、22歳から30歳、31歳から60歳までと年齢段階別にやられているということですが、今後の職員確保対策を町長はどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

基本的には、可能な限り新卒の方を採用したいと思っていますが、それでは毎回満たないことがほとんどでありますので、社会人枠での採用を行っているところであります。社会人枠の場合、専門職はいいのですけれども、一般職で採用するときに気をつけなければならないのは、中途で採用したときの年齢も含めて、職場の中でどのような立場で携わっていただくかを明確にしておかないと、町の考え方と入っていただいた方の思いにミスマッチがあると非常に困るのです。それは年齢が高くなればなるほど必要なことであって、例えば、この人は係長待遇で即戦力としてやってもらうとか、課長待遇であれば年齢を明記するとか、その辺を明確にしなければいけないと思っております。もう一つは、雇用体系についても、今後変えていかなければならないと思っています。私は、採用即正職員ということはあまり望んでいないので、行政職員としての適性の見極めも含めて、検討していきたいと思っております。

再質問 2番 馬場博美

1点だけ町長にお伺いしたいと思います。介護人材や看護師、バスの運転手や森林の担い手などには様々な支援制度があるのに、なぜ保育士にはこれらの制度を導入しないのか、この点について町長の考え方を再度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

考え方としては答弁したとおりですけれども、これも投げかけをしております。今までの流れでいけばできないではなく、やるとしたらどうするかということをしっかり伝えております。それには結構ハードルが高いのですけれども、それをやらなければ職員を維持・確保できないと私は思っております。

出典:美幌町議会 令和6年第3回定例会 2024年3月6日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる