みんなの議会

美幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月3日

(1)美幌町の少子化対策について/(2)農業振興対策について/(3)子育て支援の充実について

2023年3月3日、美幌町議会の一般質問で、馬場博美議員が「美幌町の少子化対策について」「農業振興対策について」「子育て支援の充実について」について質問し、町長 平野浩司、社会福祉課長 水上修一が答弁しました。

質問者
馬場博美 議員
答弁者
町長 平野浩司、社会福祉課長 水上修一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 馬場博美

私は、さきに通告しています3点について一般質問を行いますので、よろしくお願いしたいと思います。最初に、美幌町の少子化対策について、3項目質問いたします。令和2年10月1日を調査基準日として実施されました国勢調査の結果によりますと、美幌町の人口は1万8,697人、世帯数は8,309世帯となっております。前回の平成27年国勢調査結果と比較しますと人口は1,599人、7.9%の減少、世帯数も317世帯、3.7%の減少となっております。また、令和4年の美幌町の出生数は69人で、近年で最少だった令和2年の74人をさらに下回っております。加えて、平成27年9月に策定された美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略の美幌町人口ビジョンにおける令和22年の人口推計値では1万2,000人程度まで減少すると推定されています。人口減少は、労働力の減少や消費市場の縮小など地域経済に大きな影響を与え、地域社会基盤の維持が困難となる要因をつくり出します。そのため、美幌町の住みよさや魅力を次世代に向けて高め、人口減少や少子高齢化が急速に進む社会情勢においても高い持続性・自立性を確保していくまちづくりが必要と考えますが、次の項目について町長の考え方をお伺いします。(1)これまでの取組及び今後の対策について。少子化対策のこれまでの具体的な取組経過及び今後の事業展開についてお伺いします。(2)高校生以下の医療費の完全無償化について。高校生以下の医療費を完全無償化している道内市町村は70以上になっております。高校生以下の医療費を完全無償化することによって、子育て支援策が拡充され、人口減少歯止めの対策の一つにもなると考えますが、実施について町長の考え方をお伺いします。(3)0歳から2歳児の保育料の完全無償化について。現在、3歳以上の保育料は、国等の補助で無償化になっていますが、0歳から2歳児の保育料は無償化になっておりません。少子化対策の観点から無償化にすべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。2点目は、農業振興対策についてです。酪農家への支援についてでありますが、ウクライナ情勢などによる飼料等の輸入原料価格の高騰やコロナ禍での牛乳消費減退に伴う生産抑制などにより、酪農経営は大変厳しい状況にあります。このようなことから、生産基盤を守るため、国、北海道、関係機関では、経済的支援や牛乳をはじめとした乳製品の消費拡大など様々な対策を講じております。美幌町においても、令和4年第10回美幌町議会臨時会及び第11回美幌町議会定例会において補正予算を計上し、町独自支援として飼料及び肥料に対する経済的支援のほか、峠の湯びほろにおける牛乳無料提供など、消費拡大にも努めているところです。しかしながら、長期化する生産資材の高騰、個体販売価格の下落など、依然として酪農経営は厳しい状況が続いております。将来にわたって持続的な酪農が営めるよう、今後も関係機関と連携しながら必要な支援を行うべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。3点目は、子育て支援の充実についてです。町立保育園の整備についてでありますが、美幌保育園は築後32年、東陽保育園は築後41年が経過し、それぞれの施設の老朽化が進んでいる状況にあることから、平成29年3月策定の美幌町公共施設等総合管理計画において、美幌・東陽保育園は近い将来、二つを一つに合築し0歳児保育を含め運営していくことを経営母体も含めて検討していきますと計画されており、令和元年第3回美幌町議会定例会において、早期に実現すべきと一般質問しました。早い時期に整備構想を策定したいとの答弁でありましたが、これまでの進捗状況と今後の整備計画について、町長の考え方をお伺いします。以上3点、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

馬場議員の御質問に答弁いたします。初めに、美幌町の少子化対策についてですが、1点目のこれまでの取組及び今後の対策につきましては、経済の縮小、社会保障の負担増など様々な影響を及ぼすものと認識しております。特に、次代を担う子供たちの減少は、社会の基礎的単位である家族の形態も大きく変化することとなり、地域の活動にもマイナス面が多くなると考えられます。少子化の一因として、妊娠、出産に係る経済的、精神的な不安が挙げられており、結婚、妊娠、出産を望んでいる方、誰もが安心して妊娠期間を過ごし、出産することができるようなシステムづくりが必要であります。本町におきましては、昨年度より結婚新生活支援事業を創設し、新婚世帯の住宅費用及び引っ越し費用の一部助成により、婚姻に伴う経済的負担の軽減を図っているほか、子育て支援センターによる一時預かりやリフレッシュ事業、子育てに係る総合相談窓口となるはぐのんのによる支援等を行ってきております。今後におきましても、住民ニーズをしっかりと把握し、子育て環境の充実に努めてまいりたいと考えております。2点目の高校生以下の医療費の完全無償化についてでありますが、北海道内でも多くの自治体が高校生以下の医療費の無償化について実施していることは認識しております。医療費助成は、子育て支援、少子化対策として考えた場合に有効な手法の一つと考えておりますが、他にも、妊娠、出産、産後ケア、保育、育児、教育といった包括的な体制や支援が必要と考えております。3点目の0歳から2歳児の保育料の完全無償化についてでありますが、保育料を無償化することにより子育て支援のさらなる充実が図られ、子育て世帯の負担軽減を図るためには、有効な施策であることは認識しております。しかしながら、本町の限られた財源の中で0歳から2歳児の保育料の完全無償化を実施することは、多額の財政負担を伴うため、現段階では慎重な判断が必要だと考えております。国においても少子化対策に重点を置く見込みであることから、今後も国の動向を注視しながら、本町の少子化対策を効果的かつニーズに沿ったものとし、総合的にしっかりと支援してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。次に、農業振興対策について、酪農家への支援についてですが、ウクライナ情勢の影響や世界的な穀物需要の増加、エネルギー価格の上昇などによる飼料価格等の高騰、さらには、長引くコロナ禍での生乳の需要低迷により、酪農の経営環境は悪化しております。本町では、飼料価格等の高騰による畜産経営に与える影響を緩和するため、国、北海道の対策とは別に、酪農・畜産経営安定対策支援金給付事業として、33戸の生産者を対象に1頭当たり7,200円、合計で1,964万8,000円の支出を令和4年12月に実施しております。牛乳の消費拡大対策につきましては、中学生以下の子供たちを対象とした牛乳券の配布や峠の湯びほろでの牛乳の無料提供を令和4年3月と12月に行い、今月の町広報において、牛乳消費拡大に向けた特集記事を掲載したところです。また、継続して実施している乳用種性判別凍結精液助成などの乳質向上や乳量の増加に向けた取組につきましては、生産者や関係機関の御意見を伺いながら、引き続き支援してまいりたいと考えております。酪農経営を含め、農業経営を圧迫している肥料、飼料などの生産資材の価格高騰は、世界情勢の影響を大きく受けていることから、オホーツク地域の自治体や農業団体等と連携し、国や道に対して財政的な支援を要望するとともに、今後も本町の農業が持続的に発展していけるよう、状況に応じた必要な支援を検討してまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、子育て支援の充実について、町立保育園の整備についてですが、今後の人口推計の数値を用い、未就学児童数の推移を検証する中で、今後どのような形態で施設整備をできるかの手法、財政面や運用面でのメリット、デメリットなど、現状の課題を整理し、前回の御質問から現在まで庁内で議論を重ね、今後の施設の在り方と方向性を検討し、素案をまとめたところであります。しかしながら、近年の出生率低下の状況を受け、今後の公立保育園の役割を含め、施設整備の在り方について検討し直す必要が生じてきたところであります。この素案については、町内の児童福祉に関わる関係者で組織する美幌町次世代育成支援推進協議会の中で内容について説明を行い、児童福祉施設の在り方に関する議論を始める予定であります。利用者からのニーズ把握、民間施設の受入れ状況、施設の運営主体についても検討していく必要があることから、町としましては、民間施設とも協議しながら、より具体的な方針を固め、今後の保育施設の在り方を示してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしました。よろしくお願いいたします。

再質問 13番 馬場博美

それでは、順次、再質問をさせていただきます。最初に、1点目の少子化対策のこれまでの取組及び今後の対策についてでありますが、先ほど私が質問しましたけれども、国勢調査の結果、あるいは、令和4年度の出生数が69人と近年で最少だったということ、それから、今後、人口推計で令和22年には1万2,000人になるという人口減少の状況について、町長はどのように受け止めていらっしゃるのか、その見解、考え方についてお伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

今、国勢調査の平成27年と令和2年の比較の話をしていただいて、令和2年が1万8,697人ということであります。推計値でいけば、黙っていたら1万2,000人に落ちていくということではあるのですけれども、計画においてそれを1万4,500人に目標として上げようとしております。正直に言いますと、この計画に基づいて今の状況を見ますと、どちらかというと計画よりも人口推計値に近い傾斜値ではないかと私は思っております。その意味では、計画を何とか上げられないというのは、町長としての施策ということを考えますと、力不足であると認識しております。

再質問 13番 馬場博美

令和22年の人口の推計値1万2,000人を1万4,500人に底上げしようということについては、町長も危機感を持って取り組まれるということでありますので、理解いたしました。そこで、午前中も少子化対策、人口減少に伴って古舘議員からいろいろな御指摘、御質問があったかと思います。そのような中で、これから美幌町にとって少子化対策、人口減少についてしっかりやらなければならないという意味で、私も今回は2点ほど提案させていただいておりますので、基本的な町長の考え方をお伺いしたいと思います。今後においても住民ニーズをしっかり把握し、子育て環境の充実に努めてまいりたいとのことですが、今後の少子化対策について町長は具体的にどのように考えているのか。先ほどの古舘議員の人口減少の対策で、町長は、子育て、教育、医療の取組をしておりという中で、具体的には第3子以降の世帯の学校給食費の無償化に取り組んでいるというお話もされておりました。今後についても、移住相談の拠点施設、あるいは美幌の滞在型ワーケーション、大学の連携等という取組も進めていると説明があったところですが、具体的に国においては、新聞報道によると、児童手当の経済的な支援の強化、あるいは学童保育や病児保育、産後ケアの支援などの充実、仕事と育児の両立支援を含む働き方改革といったテーマで協議することになっております。古舘議員も質問し、先ほど町長も話されていましたけれども、現在、町長が考える少子化対策を具体的にどのように進めていきたいのか、その考え方についてお伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

今まで行ってきたことに少し触れさせていただければ、先ほどの質問に対してもお話しさせていただきましたけれども、子育て支援ということであれば、3歳児から5歳児までの幼稚園・保育園における給食費の無償化や、多子世帯に対する無償化もしております。また、外で注目されることはないのですけれども、いい制度として、特定不妊治療助成もほかのまちに先駆けてやって、平成30年度から令和3年度まで、16人の方が子供が欲しいということで届を出していただいて、令和4年度で3人になっています。それから、美幌に産婦人科がないため、妊婦エントリーネットも平成19年から始めて、今まで1,217人に使っていただいております。そのような意味では、今までやってきたことについてはしっかり継続したいと思うのです。これからはという話になれば、今、いろいろ言われている中で、医療費の問題、保育料の問題、給食費の問題については、きちんと関わらなければならないという思いです。これから先の部分は、どうしても次期のことでありますので、今の立場としてはきちんとやる必要があるという認識でいることをお伝えしたいと思っております。

再質問 13番 馬場博美

今までやってきた町長の少子化対策、子育て支援対策については、今の学校保育の給食費の無償化あるいは不妊治療を含めて理解したところです。今後の少子化対策について、今、3点ほど医療費あるいは保育料、給食費の問題等があったということで、私もこの3点については理解するところです。そのような答弁をいただきましたので、次に移らせていただきます。2点目、3点目については、私の一つの提案として受けとめていただきたいと思います。少子化対策あるいは子育て支援対策の中で、2点目の高校生以下の医療費の完全無償化についてですけれども、具体的な新聞報道によりますと、函館市が、令和5年4月1日から所得制限を設けず無償化することになっています。函館市は、人口減少が深刻で子育て支援策の拡充により、歯止めをかけたい思いであるとのことです。答弁で、医療費助成は子育て支援、少子化対策と考えた場合に有効な手法の一つと考えているとのことですが、高校生以下の医療費を完全無償化した場合、現行よりどのぐらい町の負担増なのか、現時点で分かる範囲内でご説明をお願いしたいと思います。

答弁 社会福祉課長 水上修一

ご答弁いたします。現在、子ども医療費につきましては、中学校3年生まで助成を行っております。中学校3年生から、18歳の高校3年生まで拡大した場合の自己負担額、助成額の負担分の増額について、実際に医療費の実績などのデータがないので、厚生労働省が公表しております全国の高校生相当の平均医療費から参考に試算したところ、平均医療費が約1,000万円という金額が出ております。したがって、高校3年生まで3歳拡大した分については、1,000万円増えるということになります。それから、子ども医療費と同様に、現在もひとり親家庭等の医療費助成、重度心身障害者医療の助成についても、0.5割分の自己負担がございますので、無償化することによって約15万円という試算をしております。また、現在、子ども医療費を中学校3年生まで助成しておりますけれども、こちらの0.5割分の自己負担を無償化した場合は約500万円となりますので、それぞれの金額を足しますと、概算で1,500万円ぐらいが増額という試算を行っております。よろしくお願いします。

再質問 13番 馬場博美

今のご説明で、全部を合わせると、ひとり親、重度を含めて、推測で1,500万円ということについては理解しました。少子高齢化になって、多くの議員が質問されている中で、年々負担が減ってきているということです。例えば、高校生まで拡大した場合については、子供がどんどん減ってきているのではないのかという思いがします。そこで、今までの繰り返しになりますが、何人かの議員が一般質問しております。そして、私も今回質問するに当たって、何人かの町民から要望をされたこともあります。町長、高校生以下の医療費の完全無償化について、町の財政負担等も伴いますけれども、私は人口減少の歯止めにもなると思います。先ほどの答弁で、大きく3点ほど医療費、保育料、給食費の問題については今後の検討であると言いましたけれども、いま一度、町長の高校生以下の医療費の完全無償化について、考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

今の時点で言えることは、今言っていただいた3点についてしっかり前向きに考えたいという思いですので、次になられる方が最終判断をするということで、お答えとしてはここで控えさせていただきたいと思います。

再質問 13番 馬場博美

町長の答弁は重く受け止めたいと思います。ありがとうございます。それでは、3点目の0歳から2歳児の保育料完全無償化についてですけれども、これも私の一つの提案でございます。0歳から2歳児の保育料の完全無償化を実施することは、多額の財政負担を伴うため、現段階では慎重な判断が必要であるとのことですが、0歳から2歳児の保育の完全無償化をした場合、どのくらいの町の負担増になるのか、対象人数を含めて説明をお願いしたいと思います。

答弁 社会福祉課長 水上修一

ご答弁いたします。保育料の算定につきましては、施行規則で基準表を定めまして、それぞれ保育料を算定しているところでございます。実際には、令和元年の10月から3歳から5歳までの幼稚園、美幌町で言いますと公立保育園、民間の認定こども園2園になりますけれども、そちらの3歳から5歳までの保育料が無償化となっております。さらに、0歳から2歳児までの保育料ですけれども、住民税の非課税世帯については無償化となっております。現在、0歳から2歳児で実際に無償化になっていないところを整理したものがございます。金額でいきますと、公立保育園2園、民間こども園2園を合わせまして、今、保育料がかかっている世帯については1,100万円程度であります。それから、0歳児保育を行っている認可外保育所についても、0歳から2歳児までの利用者には町保育料との差額を補助しておりまして、こちらが約1,033万円で、合計2,139万円という数字が出ております。また、対象者数につきましては、現在無償化になっていない園児の数につきましては、合計64名となっております。以上です。

再質問 13番 馬場博美

公立、民間、認可外も入れて約2,100万円ということで、大変な財政負担が伴うことについては理解しました。一例を申し上げます。東京都における少子化対策として、都内に住む全世帯を対象に令和5年10月から、0歳から2歳児の第2子の保育料を完全無償化することが報道されました。小池知事は、少子化対策について、本来、国家的事業だが、一刻の猶予もない、東京都から少子化を止めるという決意の下、大胆な政策を実行していくと報道されております。例えば、美幌町において0歳から2歳児までの第2子の保育料を完全無償化した場合、これに伴う対象人数及び町の負担金額はどのくらいなのかをお伺いします。

答弁 社会福祉課長 水上修一

ご答弁を申し上げます。実際に0歳から2歳児までの保育料につきましては、先ほどご説明したとおり、無償化になっていなくて、実際に有料化になっているところでございます。ただ、多子軽減と言いまして、第2子の分につきましては半額という規定がございますので、実際に第2子で現在保育料がかかっている園児数は17名でありまして、金額は294万円となっております。よろしくお願いします。

再質問 13番 馬場博美

今のご説明で、17名で294万円については理解したところです。そこで、町長に伺います。国においても少子化対策の重点を置く見込みであることから、今後も国の動向を注視しながら、本町の少子化対策を効果的かつニーズに合ったものとし、総合的にしっかり支援してまいりたいということです。そこで、今、私が東京都の例を出して言いました。0歳から2歳児の第2子の保育料について、町長から3点ほどありましたけれども、当面、第2子の保育料を完全無償化する考えについて、町長の考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

今の時点でお話しできることとして、大きく3点についてしっかり考えていきたいというお話をさせていただきました。国においても、御存じのとおり、児童手当の充実とか、特に保育サービスの充実の中で保育料無償化の適用拡大ということも考えているようです。そういう意味では、国の動きもしっかり見てという答弁をさせていただきました。それから、東京都もそうですけれども、この頃は無償化をしていて、大きいところでやっているというのは、自主財源があるというところがポイントだと思うのです。私どもの町も自主財源というか、ふるさと寄附金が相当ありますが、その充当先として医療費の無償化とか給食費を無償化しているというところは近隣でもあるのですけれども、私どもは自主財源をどうするか。皆さんに財政負担ということで、ただ、1回始めたら途中でやめるわけにいかないので、それでも皆さんがそっちを優先するということであれば、そういう施策をしっかりやる必要があると思いますけれども、今の段階では、もしそういう立場になったとしたら、先ほど言いました3点についてしっかりやっていきたいと思っております。

再質問 13番 馬場博美

国の動向も注視しながらということも一つあるかと思います。それから、今、町長が話された財源の問題は非常に大きいですけれども、国の動向を注視しながら状況を待っていたのでは、先ほど冒頭に申し上げましたが、美幌町の少子化対策、あるいは子育て支援策が遅れてしまうのではないかということもあります。町長の答弁にありましたけれども、ぜひ、そういう情報も入れながら町民ニーズをしっかり捉えて、財政負担も伴いますが、今後取り組んでいただきたいと思います。1点目の質問についてはこれで終わります。2点目の酪農家の支援についてです。2月25日の北海道新聞の報道によりますと、酪農家の戸数は、令和4年12月時点で、全国では6.5%、北海道においては4%減少しているということであります。これは、ウクライナ危機や円安に伴う飼料の高騰などで減少幅が拡大しているとのことです。酪農家にとっては本当に厳しい状況が続いているということを認識したところです。そこで、私は、ある酪農家にお話を伺いました。現在もなお、飼料、肥料のほか、資材関係の価格全てが上がっている状況で、以前と比べて3分の1も収益が減り、今後も続くのであればもっと大変な状況になるということを話されていました。答弁で、今後も本町の農業が持続的に発展していけるよう、状況に応じた必要な支援を検討してまいりますとのことですが、必要な支援の実施時期及び具体的な支援について、現段階における町長の考え方についてお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

今、酪農をやられている方が本当に困っている中で、これは報道にありましたけれども、今、酪農家が何を一番してほしいかという話をいろいろお聞きしたら、やはり資金借入れということですので、資金借入れの元金の中間据置きを国に要望をしている状況です。これも新聞等に出ていましたけれども、道町村会もそういう要望をした中で、まずは据置きをしてもらって、利息等は払わなければいけないのですけれども、それをやっていかなければいけない。それで、生乳とは別に、加工乳が来年の4月から10円上がるのですけれども、それでも大変だという状況であります。これから国の対応、要望したことがどのように反映されるかということも含めて、一方では、今、電気代が問題になります。電気代がどれだけ上がるか、これは酪農家だけではないですが、酪農家もこれを非常に心配している状況です。ですから、いつのタイミングとは言えないのですけれども、その状況の中では、町としてもしっかり応援しなければいけないという思いはあります。

再質問 13番 馬場博美

町長から酪農家の状況についていろいろ説明をいただきました。まさしく町長が言われるとおりだと思います。農協を含めて、農業者関係ときちんと打合せをする中で、実施時期及び具体的な支援について、今後対応していただきたいと思います。もう一点だけ町長に伺いたいと思います。令和5年2月21日に、美幌町農民同盟から、酪農畜産経営の安定を求める意見書が議長に提出されています。この状況については、今、町長がお話しされたとおり、本当に日々厳しい状況の中でそれぞれ環境整備をしていただきたいという意見書であります。その中で、オホーツク地域の自治体や農業者団体等と連携し、国や道に対して財政的な支援を要望すると答弁されています。ここら辺は私も分からなかったのですけれども、こういうことを過去にやられているのか、やられていないのであれば、早急に関係者団体と連携して国や道に要望すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

まずは、先ほど言いましたが、新聞に出ていたとおり、町村会で北海道に酪農家支援ということで要望を上げております。私の動きとして、北海道酪農振興町村長会議というものの中に美幌町も入っておりますので、昨年の11月にしっかり中央要望をしてきております。北海道選出の国会議員や農水省に行ってしっかりお願いをしてまいりました。今後もそういう機会があると思いますので、きちんと対応していきたいと思っております。

再質問 13番 馬場博美

酪農家にとっては大変な状況が今も続いているということで、要望するものはきちんと要望して支援について適切な対策をしていただきたいと思います。この点については、これで終わりたいと思います。最後の3点目です。町立保育園の整備についてですが、町長の答弁で、今後どのような形態で施設整備ができるかという手法、財政面や運用面でのメリット、デメリットなど、現状の課題を整理し、前回のご質問から現在まで町内で議論を重ね、今後の施設の在り方と方向性を検討し、素案をまとめたとあります。この素案というのは、整備構想を策定したのか、素案の具体的な内容について説明をお願いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

まず、素案ということでお話しさせていただきますと、美幌町保育施設等整備構想というものをまとめさせていただきました。流れをご説明させていただきますと、もともと令和元年の6月に馬場議員より質問をいただいた中で、今回のご質問にあったように、状況を見てしっかり検討していきたいということで、この時点では新たな保育園を建て替えるという思いでした。その後、担当の部署で、今言った美幌町の保育施設等整備構想をまとめていただいたわけです。本来であれば、それを基に、次世代育成支援推進協議会の中でそういう内容を論じていく予定ではあったのですけれども、その計画をつくったときの推計値で、子供の出生の割合がかなり落ちてしまったのです。具体的に言いますと、第2期の美幌町子ども・子育て支援事業計画で令和2年度から6年度に推計した数値と比較し、例えば0歳児だけに注目すると、平成31年度は、計画90人に対して実際に生まれた方が106人で、これは多かったのです。それから、令和2年度は計画103人に対して実数が74人、令和3年度は計画103人に対して86人、令和4年度は100人の計画に対して69人です。当初の計画では100人を何とか維持できるのではないかという考え方だったのですが、内部で皆さんと論議した中で、あまりにも落ち過ぎているため、建て替えることを前提にするよりも、民間の施設と町の施設の役割分担をしっかりした中で皆さんにお示ししないと駄目ではないかということで、皆さんからそういう意見が多く出て、今はその修正版をつくっているところです。そして、これから皆さんと、こういう状況ですけれどもどうでしょうかという協議をしたいというのが、今回の答弁の趣旨ですので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 13番 馬場博美

今、町長から説明がありました。整備構想を策定したけれども、出生の人数によって大幅に変わったので、今後、見直しについて関係機関と協議をしていくということでありました。令和元年第3回定例会で私が質問しましたときの町の答弁は、今後10年以内に整備が必要な施設であり、今後策定される財政運営計画の中できちんと計画するということでありました。今の町長の話によると、これは町内部の協議結果ですので、今後、関係機関と協議して最終的な結論になろうかと思いますけれども、現在における町の考え方としては、先ほど言いました美幌町公共施設等総合管理計画を見直しするという考え方なのか、その辺りを伺いたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

見直しをする以前に、まずは皆さんの意見を聞いて修正をしっかりしていただきます。ここでお伝えしたいのは、民間に全てを委ねるという考えではないのです。役割分担をしっかりしなければいけないのです。今後、子供たちをしっかり育てる場合においては、今、民間の施設が二つあって、認可外の施設があった中で、どこが一番弱かったり、子供の特性を考えたときに、障がいを持っているというか、おそれがあるということも含めて、そういう人たちに特化するとか、今、いろいろな考え方を内部で出していただいています。それを整理した中で、将来を見据えて、今の二つの保育園をどうするかということをしっかり協議して皆さんにお示しできればいいのかなと思っております。

再質問 13番 馬場博美

町長、そうしますと、現段階において、二つを一つにして運営自体も含めてやるということを今後検討していく、民間の事業者等も含めて協議しながら今後どうするかという結論なのか、そこについて再度お伺いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

建て替えありきということを結論として進めるのではなくて、今の二つの施設も含めて、今後10年とか20年、これから生まれてくる子供たちの動向を見たときに、町の役割としてどういう役割があるかということを考えて、場合によっては建てないかもしれないです。令和元年の当時にお話をしたのは、二つの保育園を統合して新たな保育園に建て替えるという認識で答弁をしたのは事実です。ただ、今までのことを全部分析した場合は、人数的には、今の保育園の中で数が全部充足できるという数値もありますし、言うならば全部を民間に委ねることができるのではないかということも考えられるのです。その中で、内部のみんなと話したときには、そうではなくて、本来、町としては、民間でなかなか大変なこと、具体的には、先ほど言ったように、何か特化したことも全て任せるというのはいかがなものかという意見があり、民間と町の役割をしっかりと明確にして、そこで答えを出しましょうということです。建てるのか、その機関が保育園ではなくて別なものになるのか、今の施設は古くなっていますけれども、修繕をしてというようないろいろな意見が出ているということだけはお話ししたいと思っています。そのことをしっかり整理した中で進めたいということです。

再質問 13番 馬場博美

町長、そうしますと、令和元年6月の第3回定例会で私が質問し、今後10年以内に整備が必要な施設であり、今後策定される財政運営計画の中できちんと作成するという答弁でありましたが、状況の変化の中で、もう一度立ち止まって、関係機関と打ち合わせする中でやっていきたいというように聞こえますけれども、本当にそれがいいのかどうか。私は、そのようなことは、利用者からのニーズの把握や民間事業者と協議して判断すべきことではないかと思いますけれども、町長、もう一度具体的な説明をお願いしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

申し訳ございません。繰り返しますけれども、当時10年間という中に置いたときに、あのときから4年ぐらいたっていますので、今の時点での流れとすれば、当時の財政運営計画では保育園の建て替えというのは、予算取りはぼわっとしておりました。今回、財政運営計画をつくった中においては、保育園の建て替えという予算取りはしていません。それはしていないから、仮に建てることになったときに建てないということではなくて、そのときの計画としてまだはっきりしないものを計画に反映するのはやめましょうということを、皆さんと話して計画をつくって、皆さんにもお示ししているわけです。今後、スピードが要求されることなので、早くその答えを出した中で皆さんに示す必要があると思います。従来の建て替えるということは、今の段階では出生数からいけば、一旦、立ち止まっているということでご理解ください。

答弁 町長 平野浩司

当時は建て替えるということで、現在は立ち止まっている大きな理由は、子供たちの出生数があまりにも少なくなって、当時の建て替えの推計をした場合の数値について、令和2年度、3年度、4年度には100人以上いるという推計の中で考えていました。今回、計画、構想をまとめた段階で、修正してもう少し減らして推計を見たのですけれども、現実的には、それを上回ったということです。例えば、先ほど言いましたけれども、令和4年度で100人を想定していたものが69人に、令和3年度であれば103人予定していたのが86人。ということは、20人近く数が変わってきていますので、これはきちんと精査しないと、必要だからというか、子供たちがいるから民間の二つではフォローできないし、今、町立でやっている分を考えた場合に、それをもう一回検討し直すといいますか、推計値の見直しを生まれてくる子供たちでしっかりと置き換えて見直しをしたいということです。そこで、今回、建て替えるということに対しては少し待ちましょうということで、このように答弁をさせていただいているわけであります。

再質問 13番 馬場博美

そうしますと、10年以内に整備が必要な施設であるということについては、一度立ち止まって、民間利用者からのニーズや、民間業者と早急に協議をした中でやっていって、その結果、当初予定していた建て替えについてもあり得ると理解したいと思います。私も今回質問をして初めてその状況が分かったのです。それまでは、10年以内に二つの保育園が一つになると思っていましたし、既に準備にかかっているという思いでありました。そういうことも含めて、最後になりますけれども、利用者のニーズを再度把握して、民間事業者がどういう考え方を持っているのか、そこを協議して、保育園の整備について、立ち止まるかもしれませんけれども、早急に検討を進めるべきではないかということを申し上げたいと思います。万が一、公共施設等総合管理計画を変更しなければならない状態になれば、町長として町民にきちんと説明すべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

皆様も含めて、町民にはきちんと説明しなければいけないですし、その前にきちんと利用される方にも話をきちんとお聞きしなければならないと思っております。検討する人たちは、次世代育成推進委員がいらっしゃいますので、今の分析についてもきちんとお話しした中で、意見をもらって、最終案をまとめた段階でこのようにしたいと。それは急ぐことでありまして、ゆっくりやる話ではないと理解しておりますので、早急に進めていきたいと思っております。

出典:美幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月3日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる