みんなの議会

美幌町議会 令和4年第5回定例会 2022年6月22日

カラスの被害の実態と防止策の現状について

2022年6月22日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「カラスの被害の実態と防止策の現状について」質問し、町長 平野浩司、環境管理課長 鶴田雅規、耕地林務主幹 伊藤寿、農林政策課長 橋本勝が答弁しました。

質問者
上杉晃央 議員
答弁者
町長 平野浩司、環境管理課長 鶴田雅規、耕地林務主幹 伊藤寿、農林政策課長 橋本勝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 上杉晃央

それでは、私はカラス被害と防止策について、カラスの被害の実態と防止策の現状についてお尋ねいたします。カラスは幅広い食性を持ち、動物、植物を問わず餌として食べます。専門家の研究によりますと、学習能力が高く、人間の考えた防止策に慣れると、次にいかにして餌を確保するのかを考え行動する鳥類のようです。市街地にカラスが増えた原因は、生ごみなどの餌が豊富にあること、住宅地の近くに街路樹や電柱など、巣づくりができる環境があるためのようです。私も生ごみを入れた指定ごみ袋にコンテナをかぶせて出したところ、コンテナの手を入れる隙間から鋭いくちばしで袋を破られ、生ごみなどを食い散らかしたり、くちばしで、コンテナを持ち上げられ、広範囲に散乱された経験があります。また、透明袋に入れたその他プラも同様に散乱されてしまいました。近所でも同様の光景を散見しています。このような場合、収集作業の方は散らかったごみを集める作業を余儀なくされ、収集作業にも影響があると思います。夕方近くになると、街中に何百羽というカラスの集団が電線にとまり、フン害や鳴き声がひどく、また、近くの樹木のカラスの巣から襲撃されそうになったとの声も町民から聞いたことがあります。また、ごみ処分場周辺の農家では、農作物の被害も発生しています。町として、カラスによるごみ被害や農業被害をどのように把握されていますか。あわせて、カラスに対する町民などからの苦情実態と現在の防止策についてお尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

上杉議員の御質問に答弁いたします。カラス被害と防止策について。カラスによるごみ被害についてですが、自宅前のごみを散らかすという苦情は、昨年度は4、5件と把握しており、カラスの繁殖、子育てを行う時期には、卵やひなを守るための攻撃的な行動に関する苦情が寄せられ、町民の安全を確保するため、昨年度は巣を20個撤去し、卵を30個、ひな鳥を32羽捕獲しております。このように、市街地におけるカラスの被害は、生ごみなどの食べ物があること、街路樹など巣づくりに適した環境が存在していることなどが挙げられます。農業被害については、JAびほろが行った有害鳥獣被害調査によりますと、令和3年の被害面積は2.4ヘクタール、被害金額は160万円となっており、登栄のごみ処分場では箱わなを2か所に設置し、年間500羽程度を捕獲しているところです。また、ごみ処分場周辺にお住まいの方には、カラスの追い払い用のロケット花火を配付しております。カラスに限らず野生の鳥獣は、人と動物との共生を目的とする鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律により、原則保護の対象となりますが、野生の鳥獣が人の生活環境を悪化させる場合などには、有害鳥獣として町長の許可を受けた上で捕獲できることとなっております。捕獲以外の被害対策としましては、蓋つきのごみボックス、ネット・コンテナ等の使用やごみ出しルールの徹底など、自衛策をお願いするとともに、町民からの依頼や街路樹などのパトロールを通して、巣などの撤去による被害防止を図ってまいります。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

質問 11番 上杉晃央

今回の質問は、先ほど質問書で述べたように、私自身がカラスによってごみを散乱された経験であるとか、あるいは同じ町内会の方から同様にカラスの被害を受けた、そういった人からの意見でありました。しかし、答弁によりますとこの件に関する苦情は4、5件ということで、私の想像以上に非常に少ないということが分かりました。この質問をするにあたって、私も別に上杉家を狙って来ているわけではないと思いますが、我が家に来るカラスはどれを見ても似たような顔のカラスがいるので、写真に撮って、2種類のカラスがいるということで調べてみました。主に、生ごみなんかを荒らすのは、ハシブトガラスというくちばしの太いカラスだそうです。それで、鳴き声は「カー、カー」と鳴くそうです。もう一方の細いほうは小型なのですけれども「ガー、ガー」と非常に濁った声で鳴くということをインターネットで調べてみて分かりました。苦情が非常に少ないということは、それはそれでよかったと思います。しかし、答弁にもあったようにカラスのごみ被害というのは、何よりも町民の皆さんの生活の中で出てくる生ごみが餌になるということで、これを狙われないように町の対策としても出ておりました蓋つきの容器であるとか、あるいはネット、コンテナ等の使用、あとは基本的にごみを出す時間を守るとか。そういう町民の皆さんがしっかりやるということが防衛策だということは、私もそのとおりなのだろうと思います。美幌町は戸別収集を基本としておりますので、よその町よりもカラスのこういう被害の問題というのは、私は少ないのではないかなと想像しているのですが、他市町村では折り畳み式のごみ収集ボックス、美幌町ですとネットをかける方が多いのですけれども、チェーンの重りがついたネット、こういった用具を貸出しするとか、紹介しているような自治体もあります。6月初めに所用で東京に行って娘宅に泊まったのですが、住宅地ですのでいわゆるごみステーション方式。ステーションといっても立派なステーションがあるわけではなく、見ていると全てカラス対策のために先ほど言ったチェーンの重りがついたネットを住宅地の壁のステーションに置いたりとか、このようなことを東京都ではやっているというのも拝見いたしました。ほかにも、害獣鳥対策研究会というところが開発したポリエステル製の被覆鉄線というのか、私も陸上競技場の花壇、ナルクで植えているところがカラスになぜかいたずらされることが多くて、カラス対策でCDなんかをつけて、きらきら光るとカラスが嫌がるということがあってそういうのやっています。調べてみると、こういうカラスの撃退グッズなども市販されています。非常に苦情が少ないということですけれども、町として今紹介したようないろいろなカラスの対策用具等を広報で写真つきで紹介するとか、このような考え方はお持ちでしょうか。

答弁 環境管理課長 鶴田雅規(環境管理課長は2023年6月まで)

今、議員おっしゃるように、様々な対策、方法が各自治体でとられている実情もございますので、そういうものでごみの被害対策として御紹介できるものがあれば、広報等を通じて紹介していくことも必要かなと感じております。

質問 11番 上杉晃央

私もいろいろネットで調べると、カラスの被害というのは、多分都市部がすごく大変で、非常に苦戦しているようでありますが、美幌町であまり被害がなければ、私が心配するようなこともないと思うのですけれども、私もまだ購入はしてないのですが、さっき言ったポリエステル製の被覆鉄線。動画を見たのですが、それを電線に止まっているカラスのところで、このように手を掲げただけで、カラスがほとんどそれを見ただけでいなくなる。そんな高いものではないです。ですから、自宅前のごみだけではなくて、例えば特定の路線にカラスがとまっていてフン害があるとか、いろいろな害があるようなときに1度ネットで購入してみて、我が家でも実験してみようかなと思いました。それで、町民の安全を確保するために昨年度巣を20個、卵30個、ひな鳥を32羽確保ということで、これだけ駆除しているというか、確保しているということを私は初めてわかりました。それで、ごみは散らかされて作業員の人が大変ですし、出した町民の方も後片づけということもありますけれども、カラス問題で最も注意しなくてならないのは、人が攻撃されることなのだろうと思うのです。繁殖期のカラスは特に攻撃的になると言われておりますが、万が一襲われたりした場合、どこにどのように連絡して、巣やひな鳥の苦情はどのような手続きが必要なのかお尋ねします。また、これまでそういった事例があったのかどうかについても、お尋ねしたいと思います。

答弁 耕地林務主幹 伊藤寿

町民の方からカラスによる危害を加えられるなどの情報がこちらに寄せられましたら、町のほうで私有地、または、公共施設の敷地内の巣を撤去しに伺います。そして、巣を撤去する際には、中に卵、または、カラスのひながいる場合がありますので、こちらを捕獲するには町への申請を必要とします。町がこちらの巣を撤去することで対応しておりますのでよろしくお願いいたします。

質問 11番 上杉晃央

町有地だとか公共施設の場合は町に申請するということは、法律を見ると許可を取らなければ捕獲できないということですね。もっと具体的に町でそういう情報があって、ある公共施設に巣があったとかそういったときに、この答弁書でいうと、町長が許可してというようなことを書いてありましたが、町長は別に振興局に申請するとかそんなことではなくて、町長の権限でできるものなのでしょうか。その辺もっと詳しく御説明ください。

答弁 耕地林務主幹 伊藤寿

先ほどの答弁に補足させていただきます。町の職員で許可をとっておりますので、町の職員が直接現地に赴きまして対応しておりますので、よろしくお願いいたします。カラスの駆除の許可については、権限移譲により町でやることになっておりますので、町の許可に基づいてやっております。よろしくお願いいたします。

質問 11番 上杉晃央

そういえば林務の職員で、有害鳥獣の関係でそういう資格者がいらっしゃるということを今、思い出しました。私も忘れておりました。ところで、今、町有地は公共施設ということでしたけれども、例えば私の家の高い木に巣があったと。それで、周りを通る人を攻撃するようなカラスがいたとします。そういうときは、どのようにして駆除するような手順を踏んでいったらいいのか。その場合はどうでしょうか。

答弁 耕地林務主幹 伊藤寿

そのような場合に関しましては、まず、町の経済部耕地林務グループに連絡をいただければ、私有地につきましては、我々で捕獲をしに行きます。

質問 11番 上杉晃央

そうすると、私有地であっても美幌町の場合は、そういう住民に被害を及ぼすという危険性があるときは、町長の権限というか責任で、駆除についてきちんと対応していただけると理解してよろしいでしょうか。

答弁 耕地林務主幹 伊藤寿

先ほどの質問にお答えいたします。町に相談をいただければ、駆除に行きます。また、自分の敷地内であれば、その申請に基づきまして許可も出ますのでそのような対応もできますが、今のところ私の把握している段階では、個人の方で、自分の敷地内で巣を撤去するということでの申請は受けておりません。よろしくお願いいたします。

質問 11番 上杉晃央

今まで事例がないということですけれど、調べると鳥自体は高い木に巣づくりすると。ですから、あまり自宅の庭の木にというのではなくて、町有地の街路樹とか、公共施設の中の高い木のところに巣づくりをしたりすると。そういう例は過去にないということですけれど、万が一、個人住宅にあった場合には、役場の耕地林務グループに連絡して対応してくれるということで、安心できました。個人費用はかからないということでよろしいですね。それで、私もペタンクの練習をしていて、あたりに結構カラスがいて、頭の上、帽子をかすめるところを通ったりとか、そのようなこともありました。実際にそういったことが起きることを想定して、町民にわかりやすくカラスの巣や卵、ひな鳥がいる場合、今、私が説明したような万が一、そうなったときにこういう手順で役場に連絡くださいと。こういったことを広報でも一度周知しておいてあげたほうが親切ではないのかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 耕地林務主幹 伊藤寿

広報についての話になりますが、例年4月広報に「御注意ください。カラスの子育てシーズンです」という記事を注意喚起の意味も含めて掲載しておりますので、こちらで皆様にお知らせしていることになっております。よろしくお願いいたします。

質問 11番 上杉晃央

広報をよく読んでないのがばれたような気がしますけれど、私が質問しているのは、そういう場合にどのように連絡したら役場が対応してくれるか。カラスの子育て中は気をつけてくださいということを町民の皆さんにお知らせすることばかりではなくて、万が一、そういうときの駆除の手順について、合わせて新年度でも機会あればぜひ周知していただきたいと思います。次に、令和3年度の農業被害額というのが160万円ということですが、これはカラスが主な害鳥なのか、また、質問した登栄地区だけに限った被害なのか、その辺の状況についてお知らせいただきたいと思います。

答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)

被害額の160万円と被害面積2.4ヘクタールにつきましては、カラスによる美幌町の被害になっております。

質問 11番 上杉晃央

全町的な被害ということで、主に農村部が多いとは思うのですけれども、何地区ぐらいに被害があるのか教えてください。

答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)

農業被害が1番多い地区になりますと、1番が都橋、続いて登栄地区となっております。

質問 11番 上杉晃央

地区数はわかりますか。

答弁 農林政策課長 橋本勝(農林政策課長は2024年3月まで)

数字を拾っている地区になりますと、8地区となっております。

質問 11番 上杉晃央

ごみ処分場での箱わなでの捕獲というのが、例年500羽程度ということでしたが、参考に捕獲したカラスというのは、どのように処分されているのでしょうか。よく何というかカラスの形をした黒いプラスチックみたいなのをぶら下げて、撃退するために立てているような人もいますけれど、当然法律上で駆除したら駄目ですからね。最終的には処分場でどのように500羽を処理しているのか。

答弁 環境管理課長 鶴田雅規(環境管理課長は2023年6月まで)

処分場につきましては箱わなを設置して、そちらで中に入ったカラスを駆除している形になります。そのあとは処分しています。

質問 11番 上杉晃央

変なことばかり聞いてすみません。あと、カラスの追い払い用のロケット花火を農家の方にそれぞれ提供しているということですが、これらの予算というのは年間どれぐらいかかっているのでしょう。

答弁 環境管理課長 鶴田雅規(環境管理課長は2023年6月まで)

ちょっと今、詳細な数字は手元にないのですけれども、消耗品の予算計上の範囲内で買えている分になります。ちなみに、6件の農家の方に630本、今年度については配付しております。

質問 11番 上杉晃央

状況はよくわかりました。それで、町も今のごみ問題、非常にいろいろな形で取り組んでいて、苦慮しているところでありますので、私自身もう一度町民の皆さんに生活から出るごみからカラス被害を防ぐという意味では、一つにはやはり生ごみを減らす努力というか、そういったことを町民の人も努力していくべきでないかなと。やはり無駄なものを買わないで、食べ切り、使い切り、そして食品ロスをなくす。こういう取組を町民側に協力していただくことや出すときなんですけれど、生ごみを見えないように新聞紙でくるんで、雑に入れてしまうとすごくカラスは目がいいので、一遍に生ごみ、えさだということはわかりますので、やはり生ごみを見えないように包む。それから、いろいろ調べてみると、ネットの網目の細かさが5ミリ以下でないとくちばしで被害を受けるとかということ書いてあります。ネットをかける場合でもそういったものを利用するとか、そういったことを含めて私自身も一町民として、今後ごみ出しルールをしっかり守って、そして、二度とカラスの被害に遭わないよう、収集作業員の皆さんに迷惑をかけないように取り組んでまいりたいと思います。以上で質問を終わらせていただきます。

出典:美幌町議会 令和4年第5回定例会 2022年6月22日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる