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ニセコ町議会 令和3年第11回定例会 2021年12月15日

カラス被害と対策について

2021年12月15日、ニセコ町議会の一般質問で、小松弘幸議員が「カラス被害と対策について」質問し、町長 片山健也、農政課長 中川博視が答弁しました。

質問者
小松弘幸 議員
答弁者
町長 片山健也、農政課長 中川博視

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 小松弘幸

それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。今回は、カラス被害と対策についてご質問いたします。ニセコ町堆肥センターは平成 14 年 12 月より稼働され、豊里に位置し、家庭や事業所などから出る生ごみと下水道管理センターから発生する汚泥、畜産の糞などを原料として堆肥を製造し、資源化を推進するためにも重要な施設です。ただし、周囲には森林があり、多くのカラスも生息し、日中は建屋のシャッターが開いていることから、生ごみを狙って侵入が常態化しているのも事実です。特に堆肥センターに近い里見地区の農業者は、メロンなどが育成される度に多大な農業被害が発生し頭を痛めています。今年は被害が少しでも抑制するために、いろいろな動物の声や音が発生する充電式の鳥獣撃退器を設置していますが、慣れてしまい、なかなか効果が出ていないのが実情です。昨年 9 月の定例会では、カラスの生息数の把握はしていないが、農業被害報告に大きな変動はないので生息数にも変化がないと答弁されています。カラスは一つのペアから 1 年におよそ 2.5 羽の子が巣立つと考えられ、1 年で倍近く増えるそうです。ただ、生まれて 1 年以内のヒナは経験が浅く、自力で餌を確保するのは劣るので、餌が減る冬に多くが餓死し、自然に減るようです。私はここ数年で、カラスの生息数は増加傾向にあると思いますが、町として生息数の把握、堆肥センターに侵入し5づらい対策、里見地区の農業被害の現状をどのようにとらまえているのか伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

堆肥センターにつきましては、原料の搬入・搬出などのためショベルドーザーを使った作業が多いことから、稼働時におきましては効率上シャッターをあけて作業しているところでございます。カラス対策としては、運営開始の頃からシャッター開放時の侵入予防のため、てぐすですとか、テープ、動物臭のスプレー等などを使い、侵入を防止する手段をとってきております。一時的には効果がありますが、すぐにカラスに適応されてしまい、効果的な予防にはなっていないというのが現状であります。特に生ごみ搬入時には、堆肥センター周辺にカラスが待機しているような状況で、生ごみの搬入時にセンター内に侵入してくるということが、常態化しているというのが実情でございます。周辺の状況につきましては、以前から地区の代表をはじめ、農業者の方から状況の聞き取り等を行って確認をしており、猟友会においても当地区については重点的に出動をしていただいているところであります。また、本年度においては被害の大きい状況に鑑みて、数十種類の音が変わるカラス防御用機材、計4 台を隣接農家 2 件に配置して農業被害の予防を図るとともに、猟銃での捕獲という 2 つの方法を用いて行ってきたところであります。しかしながら猟銃での捕獲については、カラスが人や車をわかっているということで、猟友会の方が現場に近づくと寄ってこないという状況が続いており、効果的な予防にはつながっていないというような実態でございます。このことから、現在民間の専門事業者や猟友会の方々と、現状の方法に加えて新たな手段での取組ができないかということの協議を進めているところであります。カラス全般に対しましては、私もちょっと市街地の状況を見ても増えているんじゃないかという危機感を持っておりますので、こういった対策がとれないか現在検討を進めているというような状況でありますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 7番 小松弘幸

ニセコ町鳥獣被害については、在来種のほか野生生物が増加し、農作物への被害も年々増加している状況であります。9 月の行政報告では、猟友会所属の鳥獣被害対策実施隊 21人によりカラスの捕獲 30 羽をはじめ、アライグマ等を駆除されています。特に里見地区では農作物被害の苦情が多く寄せられ、市街地でも家庭菜園をカラスに荒らされてしまう事例が聞かれます。撃退したい思いでテグスを張ったり防鳥ネットを設置しているのですが、非常に視覚能力が高いため、作物の被害は後を絶たない状況であります。また、住民の中には餌をやる方もいるので、注意喚起することが重要です。市街地においては銃器を使用する駆除は実質不可能なことから、堆肥センター地区の捕獲計画において駆除羽数を決め、銃器によりカラスの個体数を減らすよう検討できないか、これについて伺います。

答弁 農政課長 中川博視(農政課長は2025年3月まで)

堆肥センター周辺につきましての猟銃でのカラスの駆除は、現在も実施させていただいています。先程町長のほうの答弁でもありましたように、対応していただいている猟6友会の人や車を確認すると、現状すぐ退避行動をとるというかたちである部分と、猟銃を発砲できる箇所、銃を撃つのにもルールがあるようなので、そこの部分で限られている等のことから、銃器による個体調整については現状ぐらいが限度なのかなというふうには考えてございます。

議員の質問 7番 小松弘幸

生ごみをセンターに搬入することでカラスが集まってくることも事実であり、生ごみを持ち込むからカラスが減らない原因になっているという里見地区の農業者の思いを考えると、何とかして対策を講じなければならないと思います。以前は箱わなを設置し、おとりを使った駆除方法を試験的に実施されておりましたけれども、諸問題のほうが多かったことで継続的な実施には至ってないと聞いております。この方法は近隣の町でも実施しておりますので、有効な手段であれば堆肥センター近くに設置することも検討すべきと思いますが、これについて伺います。

答弁 農政課長 中川博視(農政課長は2025年3月まで)

先程町長からもお話あったんですけど、専門業者と猟友会のほうとうちのほうで現在打合せをさせていただいてます。その中で箱わなの設置についての検討という部分も進めさせていただいているところでございます。既に担当者と猟友会のほうで、管内の箱わなを置いている箇所へ行かせていただき、状況を確認しているところでございます。箱わなについては、実施箇所にカラスをさらに集めるというデメリットもあるかと思いますが、個体調整が効果的にできる可能性も高いことから、猟友会や専門業者と協議しながら、来年度の実施について協議しているところになります。

出典:ニセコ町議会 令和3年第11回定例会 2021年12月15日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる