美幌町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月7日
美幌町の観光振興について
2021年12月7日、美幌町議会の一般質問で、木村利昭議員が「美幌町の観光振興について」質問し、町長 平野浩司が答弁しました。
- 質問者
- 木村利昭 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 木村利昭
それでは、私からは美幌町の観光振興について質問させていただきます。美幌町の目指す観光の方向性について。美幌町では、平成28年に策定された美幌町観光振興革新戦略ビジョンの下、観光まちづくり協議会や観光物産協会が中心となり、観光振興を目指し様々な取組を行っております。美幌町は長年、イベントはあるものの、恒常的な稼ぐ観光や体験型観光といった側面が弱く、行政としてもそこの開拓に手を加えてこなかった印象を強く持っています。グランドホテルが閉館し、特にビジネスとしての宿泊には大きな影響を及ぼしておりますが、空港とのアクセスのよさ、そして周辺観光地へのアクセスも考えると、グリーンビレッジやエコハウス、最近少しずつ充実してきているゲストハウス等の民泊を活用した中長期型滞在(ワーケーションも含む)を促す観光スタイルが美幌町には適していると考えます。しかし、単に宿泊施設があるだけでは観光は成り立たず、地域の魅力を生かした体験の充実や地域一丸となって受入れ地盤をつくることがとても重要です。そのためには、美幌町の今後の観光の方向性、そして重要性をしっかり示すことが必要であると考えますが、町長の考えをお尋ねします。
答弁 町長 平野浩司
木村議員の御質問に答弁いたします。美幌町の観光振興について。本町は、年間70万人の観光客を誇る天下の絶景美幌峠を中心に観光推進を図っており、さらに、観光推進事業を実践的に展開していくため、平成28年に美幌町観光振興革新戦略ビジョンを、平成30年にアクションプランを策定し、観光振興を図っているところであります。地域の魅力を生かした体験の充実及び地域一丸となった受入れ地盤としましては、美幌地区三町広域観光協議会が実施主体である屈斜路外輪山トレイルルートの開発に、近隣の自治体や観光協会、環境省と連携し取り組んでおります。また、2市3町で構成するサイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会に参画し、事業を受託する観光まちづくり協議会と連携しながらサイクルツーリズムの推進を図っているところであります。御質問の美幌町の今後の観光の方向性及び重要性につきましては、美幌町観光振興革新戦略ビジョンに掲げる目標の達成が重要であると認識しており、令和5年度から令和8年度までのアクションプランを令和4年度に策定する予定であります。具体的には、見る観光から体験する観光へと観光客のニーズが変化してきている時代であり、美幌峠を核とした国道243号線沿いの魅力化を重点的に推進してまいりたいと考えているところであります。今後も、観光関連団体と連携し、観光客のニーズや時代に対応した観光も取り入れながら、美幌町に来られたお客様の満足度を高められるような観光行政を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 木村利昭
今、町長から御答弁いただきました。最終的には、この美幌町の観光振興革新戦略ビジョン、これが核になるという御回答だったと思います。私もしっかり読ませていただいて、美幌町の現在ある観光資源を膨らませていくこと、そして人材育成が大事だといったところ、そういった情報発信等、様々な部分を網羅されている計画であるということは重々承知しております。計画のコンセプトが「ホッとする町!!きっと行きたくなる癒やしのまちびほろ」というコンセプトであると。様々な分野で、何年までに何をやるといったこともステップに分かれて書いていますが、端的に申し上げると、大きく広く受け取ることができるテーマ、コンセプトだなと。つまり、具体的にどういったという目標とかターゲット、こういう町にしたい、観光で目指す先はこういったものだというところが漠然としているのではないかと思うのですが、その辺りを町長として、もちろんこのビジョンはありますが、町長として美幌町の観光はこういうふうにしていきたい、向かっていきたい、そういったところをぜひ聞かせていただきたいです。
答弁 町長 平野浩司
具体的な話を先にさせていただきますけれども、今回答弁させていただいた中においては、やはり美幌峠を核とした国道243号線沿いの魅力化を重点的に推進してまいりたいと考えております。木村議員がおっしゃったとおり、私もこの計画の中で戦略がどうなのかとか、ビジョンがという話の中においては、これをいじる何かというよりも、具体的に大きく取れますということは、はっきり言えば、ぼけていますよねと多分言いたいと思うのです。だから、何を具体的にやるかということであれば、私は、阿寒摩周国立公園の玄関口として美幌峠があったことによって、美幌が観光という部分については非常に栄えてきたということを再認識した中で、そこに関わるルートをそれぞれの分野ごと、パートごとにしっかり整理していくことが大事かなと思っている状況でございます。
質問 5番 木村利昭
1番最初の御答弁でも町長が触れていたかと思いますが、サイクルツーリズムとか、トレイルだとかというところもあると思います。サイクルツーリズムに関して言えば、美幌町だけではなく、ほかの市町村も今取り組んでいる部分があります。美幌町も2市3町でのアドベンチャー協議会との連携の中で行っているということでいけば、広域的な形で取り組んでいくことになろうと思うのですが、トレイルについては、現状はまだルートが整っていない。今、関係団体の皆さんが一生懸命頑張っておられますが、恐らく2年後ぐらいにルート開通が見えてくるのではないかと思うのですが、アフターコロナを見据えると、早ければ来年から、ある程度国内では人が動き始める可能性も出てきますし、2年後にはさらに動いている可能性もあるという中で、もちろんトレイルとサイクルツーリズムを核として進めていくということも重要だとは思うのですが、やはり美幌町にもともとあった魅力、そういったところをもっと生かして、中長期的な滞在を進めていくことが美幌町にとっていいのではないかと私は思っています。現状はホテルがなく、民泊とかゲストハウス、移住体験住宅、こういったところを行政としても予算をつけて、整えてきているわけですけれども、美幌町には今、美幌峠という一級の観光資源がありますが、現状は通過型であると。その中で、美幌町が今から知床だとか阿寒のような温泉旅館をつくれるかというと、それは現実的ではない。一つのものだけで観光客がたくさん美幌町に来て、1泊2日なのか2泊3日なのか、要は美幌町に行きたいと言って美幌町に来てくれるというのは、現状では難しいのではないかと思っております。そういったところで、やはり魅力を訴えていくのであれば、私の質問にありますように、アクセスのよさ、空港が近い、そして、飲食店、お店も美幌町はある程度整っているというところが魅力かなと思いますので、広くオホーツク観光を楽しむ人たちの中心になる町、それを訴えていく。それがワーケーションなのか、アウトドアを楽しむために中長期的に来られる方なのか、それは来る方の目的なのかと思っておりますが、そういったところをもっと美幌町としてうたって、整えていくことがベストではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、御指摘いただいた中長期的滞在と美幌の魅力の発見ということについて、少し話題からそれるかもしれませんがお話をさせていただきたいと思います。観光戦略というと、人によっては観光まちづくりというような言い方をされるのですけれど、私はそう思っていないです。あくまでも美幌は基幹産業が農業で、それを基本として伸びてきている町なので、まちづくりを進める中で主体的な観光まちづくりを行うということではなくて、狭い意味では観光ということをどういうふうに捉えて、今後どうしていくかということが大事だと理解しております。私も悩みながら、観光とはどういうことかという話になると、例えば広辞苑によると、観光とは他の土地を視察すること、またはその風光、言うならば美しい景色などを見物することと書いてあるわけです。これが当時の見るという、英語で言えばseeという部分の中で、美幌峠があって、阿寒摩周国立公園の入り口で、要はマスツーリズムと言われた、絶景があって、車がたくさんとめられれば人が来るというのが、多分当時の流れです。今求められている、木村議員が私に問いかけているのは、多分これからは個人旅行のニーズを満たすために、その地域の魅力というか、宝探しをどういうふうにしてもらうか、そして、中長期の滞在をしてもらうということがポイントなのかなと。ただ、そのためには美幌だけではなかなか難しいときに、ポイントとすれば美幌峠という題材は絶対必要という意味では、美幌町は恵まれていると私は認識しているのです。ですから、平成7年の観光の政策審議会の中で、今までの見るというところが修正されて、触れ合うとか、学ぶとか、遊ぶということが位置づけられたことによって、大きく変わってきているという部分であります。そのことを考えると、先ほど言ったように、美幌峠を大事にした中で、美幌峠のエリアでできるもの、それから美幌町の中でそれを補完できて、何ができるかということの導き出しをしなければならないのかなと思っています。そのときに私はいつも思うのですけれど、観光はすなわちまちづくりだという思いの中で大きくしてしまうと、頭でっかちになって何も進まない。木村議員が具体的なものをということは、計画では大き過ぎて見えないのではないかということを指摘されていますので、具体的に今できることを一つ一つのパーツとして確実にやっていくことが必要なのかなと思っています。そういう部分で、先ほどの国道243号線の魅力という話でいけば、町から美幌峠に行くことを考えると非常にファクターがある。だから、峠に行けば見るだけではなくて、今後はトレイルということで充実するだろうと。それから、途中には並木もあります。松浦議員が頑張っている、東オホーツクのシーニックバイウェイも一つのファクターだと思うのです。そして、峠の湯がある。それから、先ほど言ったサイクルツーリズムということを考えれば、峠までの一つのルートをロングライドとして、長距離の自転車の部分もされているということなので、また、つい最近は新宮商行の施設を町民の方々に開放すると言っていただいています。そのことをきちんとやれることを一つ一つ整理して、そして、美幌としてはこういう体験型・滞在型のものができるということをみんなで示していけば、まだまだ町外から来ていただけるし、将来を見据えて、コロナ禍がある程度落ち着いたら、外国からも来ていただけるのかなと思っています。その中で一つ本当に申し訳ないのは、泊まるところがないというところ、これは私の最重要課題としてしっかりやっていかなければいけないという思いではあります。長くなって申し訳ございません。
質問 5番 木村利昭
町長からの美幌峠は昔から美幌町にとっての大きな一つであって、そこをこれからも生かして、243号沿線を生かして、パーツを一つずつやっていきたいという御答弁は私もわかります。その中で、その沿線を生かしてサイクルというところもあるので、サイクルの部分でお尋ねしますが、どこまで踏み込んでサイクルの部分をやっていくのか。例えば、町独自でルート整備を行うのかというところと、サイクルといっても自転車も様々あります。マウンテンバイクだとか。逆に峠からのダウンヒル、峠から自転車を使って下ってくるルートも最高だと私は思います。シラカバ並木もあって。ただ、美幌町の魅力は林道もあったり、国有林があって、そういったところを生かしたマウンテンバイクでの遊びというのも一つ可能性があると思っているのですが、国有林も絡んでいたり、様々な土地を横断するという意味で、なかなか許可の部分が難しいと思うので、例えば、こういったところを取り組むのであれば、町がある程度の方向性と覚悟を決めて取り組まなければならないだろうと思うのですが、サイクルの部分について、どこまで深めてやっていこうと思われているのかお尋ねします。
答弁 町長 平野浩司
サイクルについては、町単独で独自でという考えは余り持っておりません。ただ、後方支援としては、しっかりやっていかなければいけない。それはなぜかというと、そこに関わる人たちを今育てている状況であります。実際に地域おこし協力隊で入ってもらって、美幌町にはやはりガイドが足りないということで、ですから、彼らの仕事も含めて、それからまちづくり協議会も町の委託を受けて、女満別空港とこの辺のサイクルツーリズムの事務局をやっていただいています。木村議員がおっしゃったようなサイクルのイメージには、フィールドとして美幌峠もありますし、あと新宮商行の山の登り口も貸していただけます。それから、ちょっと離れていますけれど、みどりの村だってできる。そういう意味からいけば、マウンテンバイクも含めて、Eバイクというか、いつもトレーニングをしているから乗れるばかりではなくて、アシストつきの物もきちんと整備をしなければならない。そういう物の整備には町はしっかりと応援しようと思っています。それをどういうふうに使って、その中で経済も含めて、どういうふうにそこに関わる人も育てていく。言うならば、行政というよりも町全体でそこに関わる人をしっかりとつくっていけばいいのかなという思いでありますので、町単独というよりも、しっかり後方支援として、財政的なことも含めて議員の皆さんに相談しながら支援をしていきたいと考えております。
質問 5番 木村利昭
今、地域おこし協力隊のお話、後方支援はしていきたいと町長からお話がありました。そこで一つ伺いたいと思うのですけれども、美幌町は現時点では美幌峠の通過型、言い方が端的過ぎるかもしれないですけれども、観光という意味では今までほぼそれに頼ってきている状態でありまして、観光の基盤というのは、それ以外で言うとないに等しいのかなと正直私は思っています。そこから、町内で観光を推奨していく、そして観光客が滞在するような基盤をつくり上げていく必要があると思うのです。つまり、今はほぼゼロから積み上げていかなければならないという中で、美幌町の観光振興に携わる方として、地域おこし協力隊のお一人は卒業されていますが、2名採用されている。今後、この二人が活躍して、美幌町の観光事業者として稼ぎながら、美幌町の観光振興をしていくことを目的に採用をしていると思うのですが、そう考えると、今まで観光基盤がほぼゼロだった中から、観光事業を二人でやってくれというのはなかなか酷な話だと思うのです。そこで先ほど町長は後方支援をされるというお話もありましたけれども、やはり現状だと民間だけでは不可能だと思うのです。例えば、美幌町に確固たる温泉事業者がいたり、観光で稼ぐ大きな事業者がいて、そういう人たちが回っている中で行政ばかりがやるのではなく、民間に頑張ってもらいたいということであれば、これは理解できるのですけれども、現状はこれから大切に育てて、美幌町の観光振興をしてもらう二人がいる中で、民間だけであっせんしていくのはなかなか難しいだろうと。しかも、期間としてもそれ相応の期間をかけて、中途半端な気持ちではなくて、町としても覚悟を決めて注力していかなければだめなのではないかと私は思うのですけれども、その辺りはいかがお考えですか。
答弁 町長 平野浩司
観光事業者として二人というか、二人の背中を重くしたいとは思っていません。私も二人ともよく知っていて、頑張っているし、彼らの働く場所をきちんと確保してあげたい、事業者として成り立つような協力をしていきたいという意味で、先ほど基盤はゼロだと言われましたが、私は全然そう思っていないです。だから、もうちょっと町の中のお宝探しというわけではないですけれど、本来基盤となるものが、何が内在しているかということをいろいろ見ていく必要があるのかなと思っているのです。先ほどあったように、内在するものだけでは他の町から来るというのは難しいですけれど、それにプラス、例えば美幌峠があるとか、この辺が美幌の強みだと思うのです。それから空港に近いです。だから、今の動きの中でいけばトレイルなどについても、町がというよりも、興味を持って関係諸所いろんな形で頑張っておられるので、それはしっかり3町で応援しましょうと。ある意味では、今後そこの維持管理も含めて、3町で負担しなければいけないことも出てくるだろうし、それから、うちは農業の町ですから、農業の魅力化と考えたら、少しでもそれを知ってもらおうというのであれば、教育旅行で今農家の人たちが農家民宿とは言わないのでしょうけれども、そういう中で体験してもらっている。ですから、そういうファクターをしっかりともう1回整理をする必要があると思っているので、その辺をこれもあれもと欲張らないで、それぞれやれる人がパーツパーツをやった中で連携をすることが今は大事ではないかなと。私はよく事例として出すのは、コネクトリップオホーツクに関わっている人をほとんど知っていて、あのやり方を美幌でもできないのかなというか。あれも網走というフィールドの中に湖がありますとか、一歩出ればサイクルツーリズムもできるとか、美幌もそういう意味では、一歩美幌から出れば美幌峠が、降りれば屈斜路湖、逆に網走を見たらオホーツク海があるということ、空港があってとか、そういうものをきちんとみんなで整理をした中で、まずはみんなで同じ方向を向きましょうというのが私が今望んでいるところでもありますし、それに全力で打ち込みたいと思っております。
質問 5番 木村利昭
私も言葉足らずでしたので、私が言う観光基盤というのは、全く何もないという意味ではなくて、長年、美幌町の観光というのは美幌峠からの通過型の観光がメインであって、町内の意識としても観光でという部分が低いのではないか、少ないのではないかというところで、観光基盤がほぼ皆無というお話をさせてもらいました。町長の答弁で感じているのは、美幌峠からの243号を中心にした観光ということだと思うのですけれども、もちろんそのルートは美幌町にとって魅力的なルートだし、いろんなものが詰まっていると思うのですが、本当の地域の魅力という意味では、美幌町の中で観光として今は魅力化されていないけれども、実は観光になり得るという魅力がたくさんあると思うのです。例えば、陶芸だったり、伝統工芸も美幌町はたくさんありますし、木工芸もあります。手打ちそばを楽しまれている同好会の方々もいらっしゃる。しかも、そば粉は美幌町でとれたそばであると。こういったものは、私たちから見れば身近で当たり前かもしれないですけれど、ほかから来た人が体験できるとなると、今で言う循環型というか、地産地消の部分でも美幌町民が普通に感じているものを体験として感じていただける。まさに魅力なのかなと思っています。こういったものも体験のコンテンツとして、美幌町としてこういう魅力があるというところをきちんと掘り起こして、それを楽しんでもらえる。点で終わるのではなく、線にするというか。例えば、美幌町の伝統工芸の陶芸を楽しみませんか。陶芸を楽しみながら1週間ぐらい美幌町の民泊を使って滞在してみませんかと。あとのフリーの部分はサイクルを楽しんでもらうだとか。ただ漠然と何かあるよ、美幌に来ませんかと言ってもなかなか来てもらえませんので、一押しのコンテンツというか、そういったものを整えた中で、民泊とか移住体験住宅を活用したプランを、今で言う関係団体と行政が連携してつくり上げていくことが大事ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、木村議員からおっしゃっていただいたことは、まさにそのとおりだと思っています。概念論からいけば、それぞれの点から線にして、そしてメインにしていくということを頭に描きながら、地元資源というか、観光ということではなくても、地元にこういういいものがあるということを町民の方が認識する、自信を持つということをやらないと、それは観光ではなくても、他から見て私の町は何もないという発想になるのではないかと思うのです。ですから、陶芸をやっている方がいるので、それをやる経験。そういうものを教えてもいいですよという話もありました。また、公共施設では博物館があります。つい最近も、本州から来た方に単独町村でこんなに博物館が充実しているのはすばらしいと褒めていただいて非常に喜んだり、町民会館でいけば、スタインウェイがあって、美幌のスタインウェイを弾いて1週間過ごしませんかとか、そういうファクターを皆さんと整理をして、次に大事なのは、これは観光だけではなくて、発信力というか、情報の出し方、これが本当に私も反省しなければいけない。行政も含めて民間の人たちも下手くそかなというか、この辺はみんなでどうするかということをやっていかなければいけない。この辺を整理してやっていけば、私は美幌は本当に捨てたもんじゃないというか、全国に、場合によっては世界に打ち出せる町ではないかと思っております。
質問 5番 木村利昭
美幌はすばらしいものがいっぱいあるのです。本当にいっぱいあるけれども、それが観光とか一般町民の方にもなかなか目につかないというか、そういうふうになっているのが今の実情なのかなと。なので、それをきちんと外の人たちにもそうだし、近くの人たち、美幌町民もそうだし、そういう人たちに感じてもらえるようにすることが地域愛の醸成にもつながるし、町民の地域愛が高まれば、それを発信する人たちも増えてくるということで、そういうところは行政と民間が一体となって取り組むべきではないかと思っております。町長から博物館のお話もいただきましたので、その部分でお伺いしたいのですが、美幌峠とR243、もちろん向こうも魅力がたくさんありますけれども、それ以外にも美幌は立派な施設がたくさんあります。私がお伺いしたいなと思う施設が四つほどあるのですけれども、それについてお伺いしたいと思います。まず、町長からお話があった博物館、美幌町の博物館は、私が外から来たお客様をお連れしてもみんな喜びます。5点あったら5点満点をつけてくれるぐらい皆さんに喜んでいただけるすばらしい施設だと思っています。道内最大級の自然のジオラマがあったり、自然担当の学芸員が3人いらっしゃるだとか、通常、町単独でここまで学芸員が整っているというこんなにすばらしい博物館はないと思います。観光に精通している方も美幌博物館はすばらしい、何でこんなにすばらしいものを隠していたのとよく言われることがあるのですけれども、現在は教育委員会管轄ということもあると思うのですが、これからの観光は、先ほど町長もおっしゃったように、教育と切っても切り離せない部分があるのかなと。SDGsとか、そういった部分もありますので、もっと博物館で観光としていい意味で稼ぐというか、人が来てくれた分に見合う対価をいただくという意味で、そして、ここを情報発信基地として地域のほかの魅力を伝えるとか、そういった意味での博物館の活用の考えはないでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
本来、私よりも教育長がお話しすることでしょうけれども、私も教育長をやらせていただいた中で、博物館は、今おっしゃったとおり、学芸員が充実とは言いませんけれども、しっかり配置されていて、私は学芸員の人たちは美幌の宝だと思っています。私としては自慢できるスタッフで、それが本当に博物館法に基づく博物館ですよと言うと皆さんびっくりします。そのことを念頭に置きながら、人材として、教育だけではなくて、いろんなことに関わってもらって、彼らの力を発揮していただければいいのかなと思っています。言葉が悪いですが、博物館で稼ぐという意味でいけば、そういうことではなくて、来てもらう方から使用料をいただいていますので、それが少しでも来ていただければと思っているので、ただ、よく話すのは、博物館という器があるから博物館としてすごいのではなくて、そこにいる学芸員の人たちがすごいから、仮に器がなくてもやはりすごいと私は思っています。その見極めを間違えると、建物があるからすごいという認識ではないので、皆さんにいろんなことに関わっていただければと非常に期待しているところではあります。
質問 5番 木村利昭
例えば、近場ですと網走市は、流氷館や北方民族博物館を周遊する観光ルートができるという部分もあるのですけれども、美幌町は博物館が一つで、もちろん近隣との連携も必要だと思いますし、スタンプラリーをやったりということもあったのですけれども、もちろん学芸員もすばらしい、そして、あの箱も私はすばらしいと思うのですけれども、教育的な部分が強いのかなと思っています。学芸員が、外から来たお客さん全員について、中をガイドすることは現実的に難しいと思いますので、例えば多言語のガイドのアナウンスを使えるようなアプリを導入したりだとか、あとは、もっと美幌町として博物館のすばらしさを訴えていくべきではないかと思うのです。そういった、もっと売り出していくという考えはないでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
教育長がいる中で発言するのはおこがましいですけれども、教育長時代に、阿寒、美幌峠を越えて、屈斜路湖にルートをつくりました。時間調整で博物館に1時間滞在したときに、それで本州から来られたお客さんが本当に感謝して、こういう施設を見られるんだということで、皆さんが魅力をいろいろ意見として言っていただいたことは鮮明に覚えています。そういったことでいけば、もともと博物館の学芸員もすばらしいけれど、そこに関わる協力員の人たちがしっかりいらっしゃるのです。ジオラマの特別展示などをそういう人たちがつくったりしていることも事実なので、そういう体制をしっかりつくった中でいけば、これからは日本語だけではなくて、多言語という対応についても、教育長は考えていただけるような気がしますので、しっかりと教育長と話した中で、館長以下の学芸員の方々といろいろ話した中で、希望するものについてはしっかり対応していきたいと思っています。
質問 5番 木村利昭
本当に博物館はすばらしいと私も思っています。あれだけの規模で、あれだけすばらしい建物は今では建てられないと思いますし、美幌に愛を持っていろんなことを教えて、子供たちにも教育の面で一生懸命やっていただいている学芸員がいらっしゃるということは本当にすばらしいことだと思いますので、その魅力を美幌町民だけではなくて、外から来た人たちに、そして美幌を知るという意味でも、まず博物館に行ってくれと、博物館はすばらしいから美幌の博物館へ行ってくださいと町を挙げて声を出すことも必要なのかなと思いますので、せっかくあれだけいい施設がありますので、教育だけではなくて、観光という意味でも有効活用していただきたいと思います。そして、博物館がある敷地に美幌みどりの村がございますが、こちらは現状はキャンプ場があって、何年か前から台湾から結構お客さんが来られている。これもすごいことだと思うのですが、いかんせんまだまだ全然生かしきれていない。せっかくいいフィールドがあるのに生かしきれていないと思うのですけれども、みどりの村を民間に委託して活用してもらうとか、そういった考えはないのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
全くないわけではないですけれども、今、みどりの村の森林公園の魅力向上のための施策をしっかりやってほしいという話はしております。副町長が理事長でもありますし、例えば、フィールドを夏だけではなくて冬キャンプをやるとか、古くなった施設については、テントフィールドとオートキャンプの整備とか、前に木村議員から一般質問の中で提案があったジップラインとか、その辺のことを財源も含めて、オールシーズンでやるのは、遠軽がPRをしているのですけれど苦戦していることもあって、ただ、それ以前に前段で言ったようなことの魅力づくりをまだまだ私はできると思うので、そういう意味では、近年の何年かは地元の家族連れがみどりの村にたくさん来ていただいて、これも本当に感謝していることでありますので、もうちょっとみんなで知恵を出し合えば、まだまだたくさん来ていただけるようなエリアになると思っております。
質問 5番 木村利昭
みどりの村も本当にすばらしいフィールドが整っていると思いますので、魅力向上にぜひ取り組んでいただきたいと思います。みどりの村に続いて、隣にリリー山スキー場があります。こちらは夏場が現状では有効活用できていないという中で、私もいろんなところを視察したのですけれども、先ほどお話ししたマウンテンバイクだったり、あとは、ノーペダルの自転車、小さい子供たちが乗るようなストライダーというものがあって、そういったもののコースとして活用しているところもあるのです。これは、そこまで大きくお金もかけずに整備ができるということで、夏の利活用という意味ではおもしろいのかなと思ったのですけれども、そういったものを導入するお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
これも教育長にいろいろとお願いしていて、私が答弁するのは申し訳ないですけれども、夏場の利用を考えるようお願いはしております。私もいろいろと他の団体と関わった中で、なかなか言いづらいのですけれども、夏のスキー場としての活用ができないかということを今検討しております。前はのり面を使って花を植えたりという話もあったのですけれど、傾斜地はそういうものを植えることによって冬場に雪がつかなかったり、斜面が流れたりするということで、なかなか難しいですけれども、本来の役割のスキー場として、冬・夏、何か使えないかという思いで、検討というよりも、誰か応援してくれないかということで、お願いしたいという要望をしております。
質問 5番 木村利昭
喉に小骨が詰まったようなお話のされ方だったので、これは突っ込まないほうがいいのでしょうか。もし可能でしたら、夏場のスキー場というのは、私が今伺った限りでは、津別のグレステンスキー場とか、あれが夏場のスキーなのかなというイメージですけれど、どういったイメージをされているのかだけ、もし伺えたら教えてください。
答弁 町長 平野浩司
内容的には発言を控えさせてください。他にも影響する部分があるので、申し訳ございません。
質問 5番 木村利昭
しかるべきときに、ぜひ教えていただけたらと思います。例えば、夏のスキーにしても、スキー場を全部使うとなれば話は別ですけれども、下のほうの平らな敷地があればストライダーとかを子供たちができるので、やはり大人だけではなくて、子供たちが簡単にできるというところで、大人も一緒に美幌に来てということで、この辺でストライダーのコースはなかなかないので、そういったものを導入するのも一つの手なのかなと思っています。例えば、お父さんが夏のスキーをやって、お母さんが子供と下でストライダーで遊んだりだとか、兄弟で遊ぶだとか、そういった多角的な考え方というのもありなのかなと思いますので、もしよければ、ぜひ調べていただけたらと思っております。施設の活用の部分で最後に伺いたいのですけれども、旧ユースホステルの活用を伺いたいと思います。御存じかと思いますが、北海道の有名な建築家で田上義也さんという方が建築されたとても貴重な建築物であります。ただ、現状、閉鎖されていて利用はされておらず、風化しているような状態なのかなと思いますが、こちらを有効活用、民間に活用してもらう。ちょっと古いので、なかなか大変だと思うのですけれども、活用できないにしても、有名な建築家がつくった貴重な建築物なので、しっかり保存して様々な人たちに見てもらうようにするだとか、そういったところのお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
ユースの建物については、田上さんとおっしゃったのですけれど、有名な建築家がつくったことは事実です。それが田上さんかどうか。釧路の体育館とか、博物館をつくった方と同じ方がつくったということで、建物としては、建築の方々が興味を持っていると思っております。ただし、いかんせん施設が古くて、教育長時代にスポーツ合宿をするときに何とか受け入れる施設として使えないかということを考えたのですけれど、設備的な改修をかなりしなければならなくて、そこまでの投資はなかなか難しいということで断念したことがあります。ただ、場所としては美幌発祥の地ということで、戸長役場も含めてあの辺に碑があったり、ロケーションとして大切にしなければならない場所であるとは思っております。
質問 5番 木村利昭
あれだけ大きな施設で、誰かに使ってくださいと言って、簡単に使えるところではないのは私も重々承知しております。いずれにしても、町長がおっしゃったように、美幌町の発祥、美幌町の戸長役場があった美幌にとっては大切な場所だと思いますし、そこにある重要な建築物ということもありますので、今はそういう建築物を巡る方も結構いらっしゃるので、保存となるとかなりのお金がかかる部分が出てくるかと思うのですが、なるべくコストをかけず、例えば、一般の人たちに公開する機会をつくったりできるのであれば、中に入るかどうかは別にしても、外から見たり、そして、そこが美幌町の発祥の地だということを感じてもらえるような場所の活用というか、そういうことができるのであれば、ぜひ検討していただきたいと思います。それでは質問を変えまして、観光に関わる質問をさせていただいているわけですけれども、アフターコロナがだんだん見えてきております。女満別空港もLCCの就航が増えてきておりまして、今後、道外から、もしくは何年後かにはインバウンドという可能性も美幌としてなくはないと思うのですけれども、こういったところを見据えた環境づくりについて、町長、美幌町ではどう考えているのか、考えがあれば教えていただきたいです。
答弁 町長 平野浩司
アフターコロナということの環境づくりについてでございますけれども、やはり、先ほど言いました宿泊施設をしっかり確保する。もうこれしかないのかなと思っています。それが見えれば、美幌にどれだけ来ていただけるかという戦略的な部分がより明確になっていくと思っておりますので、宿泊施設の確保については、全力で取り組みたいと思っております。
質問 5番 木村利昭
今年の夏頃、お盆ぐらいですか。今、美幌町でゲストルーム、ゲストハウスをやっている方が数名いらっしゃいますが、コロナの関係で国外から来ることは難しかったのですけども、国内在住の外国人の方が、美幌に結構観光で来られていたというお話を聞いています。先ほどお話ししたとおり、台湾の方がキャンプ場にも来られていたりというところで、そういった人たちがもうちょっと町に流れてきたり、町で買物をしてもらえる、飲食してもらえるような体制というのも行く行くは、LCCとか、国際線とかも増えてくると、美幌にそういった人たちが入ってくる可能性もあると思うのです。入ってきてから増えてきたね、対応しようかでは遅いと思います。例えば、言語の部分だとか、美幌町として、飲食店の人たちがそういった観光客、外国人の方をお迎えできる体制を教育する、整えるだとか、そういったところも周知していく必要が出てくると思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
行政があれもこれもというのはなかなか難しい部分があると私は思っております。その中で、やはり美幌の方々がということは、町の中の商店をやっている方も、飲食店をやっている方も、自分たちが今までやっていることに自信を持って、そのことをしっかりアピールしていくということをやらなければならないのではないかと思っています。そのことに対して、町はしっかり応援しなさいということとか、広報活動も含めてやりたいということであれば、それは側面的に応援しなければならないと思っています。あくまでも、行政よりも住んでいる方々が自分の町に自信を持って、そして魅力化の一員であるということを認識いただけるような努力はしていきたいと思っております。
質問 5番 木村利昭
最初から最後まで行政がというつもりは私も思っていません。ただ、現状そういった体制がない中で、なかなか1店舗だけ、私の店だけということで始めるのは大変なことだと思います。なので、お金をかけて何かをするというよりは、体制を整える意思疎通というか、みんなでこういう体制をつくっていきましょうという意味で、最終的には町としてもこういうお客さんを受け入れていきたい。要は、インバウンドとかにも備えていきたい。だから、こういう体制を取っていきましょうということで、まとめていくという意味での声を発するということは、行政としてやっていただくことが1番力強いと思うのですけれども、そこはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、お話いただいたことは、まさに行政と言うよりも町長としてのリーダーシップが問われることかなと思っています。町民の方々、事業をやっている方々が本当に自信を持って、美幌町内、それから町外、そして大きく言えば世界に発信できるような、これは岩田公雄さんが話していたのですけれども、彼とお話しした中で、映画の007の話の中で東京の小さな町工場の畳の話になって、突然インターネットで発注があった。ですから、そこで何がよかったかというのは、町工場としてただ悶々としているのではなく、せめて自分たちがやっていることをアピールしようということで、インターネットに載せていた。それを監督が外国から発注した。だから、美幌でも今までと何か変えようというような、今の時代に即したSNSとか、そういうことの中で情報を発信することを皆さんと考えながらやれば、ひょっとしたらまた別なチャンスがつかめることがあるのかなと感じたところであります。
質問 5番 木村利昭
それでは時間も限られていますので、また別な質問をさせていただきたいと思います。先ほど、空港のお話をさせてもらったのですけれども、現状、美幌町と空港を結ぶ足がないという中で、例えば、タクシーを利用してもらった人たちに幾ら分は助成しますとか、そういったことを行って町外から美幌町に来やすくするという考えはありませんか。
答弁 町長 平野浩司
空港からのアクセスということで、これも前から指摘されていて、非常に悪いということにおいて、まずは美幌町に来ていただく方に対しての支援という言葉が適切かどうか分かりませんけれど、何か手法を考えなければならないのかなと思っています。美幌の方は、仮にバス等を配置しても、駅まで行くのと空港まで行くのはほとんど同じなので、皆さん空港まで行かれる。ただ、向こうから来られる、要は空港に着いた方が美幌に来るときに足がない。タクシーはあるのですけれど。あと、路線バスについては外れたところにとまるということもあって、この辺を考えなければいけないことと、こういうものを美幌町はやっていますということも、これも先ほどの情報発信ではないですけれど、アピールをしないと、ただただその制度があってもなかなか使われないということもあるので、この辺のポイントをしっかり押さえながら、検討していきたいと思っています。
質問 5番 木村利昭
現状、宿泊施設が少ないということもありますけれども、例えば美幌町で宿泊してくれる方、美幌町で飲食してくれる方は、その領収書を出してくれたらバックしますとか、そういった考えもあるのかなと思います。では、時間が限られてきましたので、今、時代とかニーズに合わせて観光は変わる。ころころという言い方が合っているかはわからないですけれども、時代やニーズが早く進んでいく中において、観光に本気で取り組んでいる民間事業者だったり、行政の職員だけではつかみ切れなかったりだとか、そのニーズに合わせた観光を提供していくというのは、正直に言って難しくなってきているのではないかと思うのです。そういった意味で、例えば、観光の専門家を外部のアドバイザーとして、美幌町の観光の方向性とか、そういったところを手助けしてくれる人、こういった人を置くという考えはありませんか。
答弁 町長 平野浩司
今そこまでは考えておりません。しっかりとそれぞれのレベルを上げてほしいというか、いろいろな学ぶ機会を多くつくって、個々の町民の方々のレベルを上げる必要があると思っております。外から人を入れてと言ったときに、受ける側の本質としてきちんとできていなければ、ただ外から言われたとおりやっているだけではないかとなるので。よろしくお願いします。
質問 5番 木村利昭
最後に、昨年度、前澤氏からふるさと納税で観光や地域おこしに使うということで500万円をいただいています。こちらの使い道はどうなったのか伺って終わります。
答弁 町長 平野浩司
使用については、今検討中でございます。