美幌町議会 令和3年第7回定例会 2021年9月15日
(1)学校給食の安全・安心対策について/(2)生命の安全教育について
2021年9月15日、美幌町議会の一般質問で、坂田美栄子議員が「学校給食の安全・安心対策について」「生命の安全教育について」について質問し、教育長 矢萩浩、学校給食課長 佐々木鑑仁が答弁しました。
- 質問者
- 坂田美栄子 議員
- 答弁者
- 教育長 矢萩浩、学校給食課長 佐々木鑑仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 坂田美栄子
私は、教育行政について、2点質問させていただきます。まず一つ目です。学校給食の安全・安心対策について。偏食や朝食を取らずに登校するなどの食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子供たちの健康を取り巻く問題が深刻化する中、平成17年に食育基本法が施行され、本年から5か年間の第4次食育推進基本計画が制定されました。文部科学省は、子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることができるよう、学校においても積極的に食育に取り組むこととし、学校給食への地場産物の活用などの取組を増やすという目標に力を注いでいます。栄養教諭による地場産物に係る食に関する指導をはじめ、地場産物を使って終わりではなく、子供の教育に生かしていくことを踏まえて、具体的な目標を設定することとされていますが、子供たちの給食の安全・安心をどう守るかが課題でもあります。町として、第4次食育推進基本計画をどう推進していくのか、考えをお示しください。2点目です。生命の安全教育についてです。近年、社会環境の変化や情報化社会の進展により、児童・生徒を取り巻く環境は大きく変化しています。インターネット上には、性に関する情報が氾濫し、様々な情報を容易に入手できるとともに、SNS等を介して性犯罪に巻き込まれる実態が浮き彫りになっています。政府が昨年、性犯罪・性暴力対策の強化の方針で掲げた生命の安全教育は、子供たちが性暴力の被害者・加害者・傍観者にならないようにするための啓発活動として、学校教育の中で取り組むことになりましたが、これまでの性教育と生命の安全教育の違い、学習指導要領における位置づけ、現状と課題についてお伺いします。第1回目の質問はこれで終わります。
答弁 教育長 矢萩浩
坂田議員の御質問にお答えいたします。学校給食の安全・安心対策について。第4次食育推進基本計画は、食育基本法第16条第1項に基づき、令和3年3月31日の第8回食育推進会議において決定されました。令和3年度から令和7年度までの5年間の計画期間で、その間、政府においては、本計画に基づいて食育の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図ることとしており、教育分野においても、学校における取組をはじめ、食育の推進を図ることとしております。本計画は、食育に関心を持っている国民を増やすなど、全部で16の目標が掲げられており、その中には、栄養教諭による地場産物に係る食に関する指導の取組回数を増やす、学校給食における地場産物や国産食材を使用する割合を増やすというものがあります。御質問の町として第4次食育推進基本計画をどう推進していくのかでありますが、各小中学校においては、教育課程における食に関する年間指導計画に基づき、児童生徒が自ら食生活に関心を持ち、食に関する知識と食を選択する能力を身につけ、生涯にわたって健康で充実した生活を送ることができるよう指導していくとともに、栄養教諭による学校訪問指導を充実させ、地場産物や国産食材の使用割合を引き続き維持・向上することで、子供たちの給食の安全・安心に努めているところであります。主な取組としましては、給食と食に関する年間指導計画を策定し、家庭科や保健などの授業を通じ、給食の食べ方、食事のマナー、正しい食事の仕方、栄養に関することを学び、校外学習や体験を通して、食の大切さや感謝の気持ちを育む活動を全学年で行っております。また、学校給食は生きた食育の教材と位置づけられており、一例を挙げますと、毎年アスパラガスを御寄贈いただいた際は、児童生徒の理解を深めるための取組として、栄養教諭が美幌町で生産されるアスパラガスの種類や栄養を記載したチラシを作成し、各小中学校に配布しているところであります。今後とも、学校給食を通じて児童生徒の健全な心身の育成に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。次に、生命の安全教育についての御質問ですが、学校教育におけるこれまでの性教育につきましては、小学校低学年から道徳や保健体育の授業などで学校教育活動全体を通し、命の大切さをはじめとして、思春期の体と心の変化、また、エイズの予防など、性に関する科学的知識を理解させるとともに、人間尊重、男女平等の精神の下、正しい異性観を持ち、望ましい行動を取ることができるよう指導しております。一方、生命の安全教育は、性犯罪・性暴力の根絶に向けて、子供たちが性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないよう命の尊さを学び、性暴力の根底にある誤った認識や行動、また、性暴力が及ぼす影響などを正しく理解した上で、命を大切にする考えや、自分や相手、一人一人を尊重する態度等を発達段階に応じて身につけることを目指し、全国の学校において推進することとされております。学習指導要領への位置づけにつきましては、生命の安全教育の推進が決定されたのが昨年であり、平成29年に決定された現在の学習指導要領には位置づけられておりませんが、児童生徒の発達の段階や学校の状況を踏まえて、文部科学省で作成された教材・指導の手引きを活用し、教育課程内外の様々な活動を通じて、性暴力被害防止に向けた取組を実施することとされております。学校では教科書などに位置づけられておらず、生命の安全教育の時間確保が難しいのが現状であり、課題でもありますが、子供たちが性犯罪や性暴力の加害者や被害者とならないよう、自分の身を守ることの重要性や、不審者について行かないなどの防犯指導、嫌なことは嫌と言う、相手が嫌と言うことはしないという認識の醸成、また、身近にいる信頼できる大人に相談することの必要性などについて、指導の充実を図ってまいります。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 7番 坂田美栄子
それでは、学校給食の安全・安心対策の再質問をさせていただきます。美幌町では食育基本法に基づき、食に関わってこれまでも地場産食材の活用などはもちろんですが、様々な活動について取り組まれていることについては十分理解しているところです。1日3回のうちの1回の食事ではありますが、給食の役割は非常に大きいものがあります。特に、小学校低学年の頃は、野菜や魚も好き嫌いが多く、体調への影響も心配の一つとされているところです。文科省としては、特に子供の食に関わる部分を重要視して、今回、追加見直しがあった項目の中でも、学校給食における地場産物を活用した取組等を増やすという目的で力を注いでいるのが表れているところだと思うのですが、今回の見直しの中で、具体的な目標値に、栄養教諭による地場産物に係る食に関する指導の平均取組回数まで示されている状況にあることは御存じのことと思います。そういう状況を踏まえて、美幌の給食の時間等を利用した中で、その回数をこなしていくことができるのか、まず一つ質問させていただきたいです。それから、地場産物の使用割合は30%以上を目標に国としては挙げておりましたけれど、困難な地域が多いことから、今年度、新たに学校給食地場産促進事業を立ち上げて、学校側と生産流通側の調整役として仕組みづくりを担うコーディネーターの配置や、必要となる経費について国から予算が出るという仕組みがつくり上げられましたが、このことを受けて、町としては今後どのような活動をしていくのかについてお伺いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
まず一つ目の栄養教諭の食育の関係でございますが、美幌町におきましては、栄養教諭を1名配置しております。また、栄養教諭が給食センターに常駐しているということで、連携が密に取れている状況であります。そのような中で、栄養教諭による食育事業でありますが、令和2年度におきましては、新型コロナウイルスの関係がございましてなかなか進んでおりませんが、全学校でいきますと延べ9回実施している状況でございます。これは今後も積極的に進めて、なお一層の充実を図っていければと思っております。今回少なくなった理由としましては、栄養教諭のほかに、これまでは美幌高校の生徒に参画いただいていた分がありますけれども、その分がコロナでできなくなったことも減少している理由でございます。二つ目の地元産の農産物の使用状況でございますが、本町は農業を基幹産業としていること、さらには毎年JAから給食用の食材をたくさん御寄贈いただいているということもありまして、非常に高い割合で推移しているところでございます。令和2年度におきましては、全体の55.9%となっている状況であります。この率につきましては、平成30年度は約6割ありまして、そこから比べると若干下がっていますけれども、こちらにつきましては、新型コロナウイルス対策事業として、国において、例えば北海道産のホタテだとか、牛肉だとか、そういったものを別途調達させていただいておりますので、その兼ね合いから地場産の比率が若干下がっているという状況でございます。今後も地場産の作物については、見積り依頼だとか、そういったときにも明記しておりますので、より一層地場産の活用について推進していきたいと思っております。よろしくお願いします。
再質問 7番 坂田美栄子
今答弁いただきましたので、十分理解をしているところもあります。ただ、今回の第4次食育推進基本計画を新たに出された中においては、最も重要視したいのが子供たちの食育、そういう取組を今まで以上にやってほしいという思いが一つと、それから、地場産物を促進する、利活用するということが主な目的ではないかと思うのです。というのは、生産者の所得向上、家庭での食卓にもつなげられる、それから、スーパーの販売など、農林水産省では産地や生産者を意識して食品を選ぶ国民を増やすという大きな目標があったのではないかと理解しているところです。学校給食で使われている安心・安全の食を家庭にも普及させるという大きな命題だったのかなと理解しているところです。それに合わせて食品ロス、それから、取組をすることによってのメリットが大きなものがあるという解釈でいたのですが、地域産業にまでつなげる取組は、学校給食を通してどこまで関連づけできるのかは非常に難しいところかと思うのですが、そういうことに関して考え方がもしありましたら、お聞かせいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
地域産業との関係でございますが、1回目で答弁をさせていただきました、アスパラガスを寄贈いただいたときに、栄養教諭が作成したチラシを配って、給食のときに各担任からお話をしていただくということでありますけれども、それにつきましても、町内のアスパラの作付状況だとか、アスパラに関連する企業の状況だとか、そういったことを織りまぜたストーリー的に話をしていただいているという状況でございます。また、食品ロスの関係もありましたけれども、各家庭に対しまして、栄養教諭が作成した食に関するアンケートがございます。こちらを家庭に持ち帰ったときに、献立だとか、アンケートに親子で回答していただく中で、例えばどういった好き嫌いがあるかだとか、そういった傾向をつかむとともに、毎月、各保護者・児童生徒宛てに出しております給食だより、こういったところでもコラム的に地場産品のことについて盛り込んでいる状況でございます。また、小学校4年生では副読本を使って美幌について学んでいるところでございますが、その中でも、地場産品、基幹産業である農業だとか、給食だとか、そういったことを合わせて様々な形で教育を行っているところでございます。よろしくお願いします。
再質問 7番 坂田美栄子
様々な取組をされているのは十分理解しているところです。ただ、美幌町、北海道でも食を求めるときに、地場産のものと限定されますと調達できないものがかなり増えてくると思っているところですが、例えば、そういうものについては、できれば道内産のものであったり、その次には国産のものであったりとすることが考え方としてはあると思います。特に最近は、食の安全性について関心を持つ人、親は特に関心を持っていると思います。有機野菜を求める人たちも増えてきていると思いますので、給食の安全・安心対策として、地場産のものを活用されていることは理解をしていますが、例えば、今言いました有機産物についても、今後取り入れられるものについては、取り入れることが可能なのか。そういう考えがあるのかお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 学校給食課長 佐々木鑑仁(学校給食課長は2022年3月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、町内の農家で有機野菜を栽培されている農家があることは承知しております。ただ、1,400食の給食を毎日提供しておりますけれども、それだけの規模の野菜が調達できるかどうか、そこまでは私どもで業者と協議したり、意見を聞いたりということがないので、今後そういったことを聞いてみたいとは思っておりますけれども、基本的に地場産、地元産の野菜、令和2年度で約56%の使用率がありますけれども、基本的に美幌産、ないものについてはオホーツク管内産、それから、道内産、国内産という順位で発注をしている状況でございます。御理解いただきたいと思います。
再質問 7番 坂田美栄子
地元産、それからオホーツク管内産と努力されているのは十分理解しました。それと、食品の安全性を脅かす細菌とかウイルスによる食中毒、それから、作物の生育を邪魔する雑草を除去する除草剤ですとか、作物を病気から守るための除菌剤、そういう作物を害虫から守る殺虫剤が最近は使われていることがよく聞かれます。残留基準は設けられているのですが、近年、諸外国から比べると日本は残留農薬の基準が緩和されてきている状況にあります。また、最近では遺伝子組換え作物について忘れかけているような感じがしますが、遺伝子組換え大豆ですとか、トウモロコシは輸入大国と言われています。また、一昨年から解禁されたゲノム編集食品も、年内にはまずトマトから流通が始まります。人体に与える影響については、既に調査研究は行われているようですが、除草剤、殺虫剤、遺伝子組換え、ゲノム編集食品と、こういうものはどれも子供たちの脳や細胞に与える影響は非常に大きいものと考えられます。そういうものをできるだけ使わない、安全な食材を選択するというのが1番大事なところかと思いますので、その辺のことを考えていただいて、先ほど有機産物も少しずつ増やしていきたいという考えを持っておりましたので、そういうところを町として力を入れていける、そういう仕組みをつくっていただきたいと思います。子供たちは学校で何が1番楽しみかというと、やはり給食なのです。楽しい給食の時間が大好きということなので、特に給食は安全で安心な食材を調達した上で提供していただきたいと思いますが、その点についていかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
議員おっしゃるように、安心・安全な給食提供はもちろんのことでございますが、本町の給食センターにおきましては、おいしいという要素、とてもおいしいという評価もいただいております。また、安心・安全のため、今様々な農薬使用だとか、新たなゲノム編集食品等のお話も聞いてございますけれども、これらに対しましても、まずは安全・安心なものという観点から、地場産品を多く取り入れているということもございます。これにつきましては、本町だけではどうにもならない部分もございますので、この辺はしっかりと役場内、さらに管内の教育長部会等で情報交換をしながら、さらに安全・安心な給食の提供に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
再質問 7番 坂田美栄子
環境脳神経外科情報センターの医学博士によりますと、農薬などの化学物質が脳に多大な影響を与えるという調査研究が出されております。特に深刻なのは、子供の脳への影響、胎児や子供は化学物質への感受性が強く、発達段階の脳は大人よりも影響を受けやすく、国内でも発達障がいと診断される子供は増加の一途をたどっているのが現実です。そして、発達障がいは、遺伝よりも環境要因が大きいことが最近の研究で明らかになってきております。こういうことを考えると、残留農薬の少ない農産物を選択することが1番基本的なことになってくると思うのです。ただ、農産物を求めるときに、残留農薬を測れるものが地元にあるかどうかが非常に問題になるのですが、できれば、残留農薬の少ないものを選ぶ、そういう手だてがあるのかどうかということが問題ですが、その辺のことについて、対応できる可能性はどうでしょうか。分かる範囲でお聞かせいただきたいと思います。
答弁 学校給食課長 佐々木鑑仁(学校給食課長は2022年3月まで)
残留農薬の件でございますけれども、給食センターでは、毎年、残留農薬検査を、野菜については二つ抽出して、検査機関に提出して検査をしていただいております。過去に人体に影響があるような検査結果が出ている状況はありません。給食センターといたしましては、毎年そういった予算づけをしていただいて、抽出した野菜について残留農薬検査を実施している。そこで、安心・安全を担保しているという状況でございますので、御理解いただきたいと思います。
再質問 7番 坂田美栄子
1番気になっていたのは、残留農薬がどうなっているかが1番心配なところですが、美幌としては、残留農薬をきちんと測りながら、人体に影響のない食材を求めているというところでは理解をいたしました。ただ、いろいろ言われているのは、基準が低くても、それを食べ続けることによって体内に蓄積される可能性もあるということなので、その辺のことも十分に配慮した中で、安全な食材を選択していただくことが1番大事なことかと思いますので、その辺のことについては今答弁をいただきましたので、十分理解をいたします。あと、遺伝子組換え食品ですとか、今後新たに出てくるゲノム編集食品、そういうものについてもいろいろ調査をしながら、人体に与える影響の少ないものを選ぶという方向で進めていただければと思います。いずれにしても、これから育っていく子供たちが発達障がいと言われないような、そういう美幌町での安心・安全な給食の提供に心がけていただけるよう努力していただきたいと思います。このことについては、これで質問は終わらせていただきます。次に、生命の安全教育についてですが、近年、若い世代の望まない妊娠や性犯罪・性暴力などの性被害が社会問題になっていることを受けて、令和2年4月より、関係省庁で構成された性犯罪・性暴力対策強化のための関係省庁会議が開催され、6月に性犯罪・性暴力対策の強化の方針により、教育に関して啓発、取り組むことが盛り込まれてきております。答弁にありましたように、繰り返しになりますが、従来の性教育に加えて、子供が性暴力の加害者・被害者・傍観者のいずれにもならないための教育、啓発の充実、相談体制の強化が加えられたのが生命の安全教育と定義づけられているということは十分私も理解いたしました。これまでも児童生徒の発達段階において、性教育についてはしっかりと取り組まれていることは、先ほどの答弁で十分理解をします。現在及び将来にわたり、子供たちの安全・安心を守るためには、性被害・加害を防ぐための年齢に応じた適切な教育、指導の充実を図るとともに、性被害・性暴力の背景にある性差別意識を解消することが重要ではないかと思います。小学生を対象に、男女の尊厳や自分を大切にすること、これは先ほど答弁をいただいたので、十分教育されていると理解をしています。ただ、性差意識の解消を図るということが1番大事なことで、今、日本の社会でも性差に関して社会的に解消されていないところも多々ありますので、やはりそういうことは子供にも影響が出ているのではないかと思います。このような問題については、学校ばかりではなくて、家庭での役割も不可欠ではないかと思うのですが、今後の取組として、新たな考えがあればお伺いします。
答弁 教育長 矢萩浩
生命の安全教育の関係でございますが、議員おっしゃるように、非常に大切な問題だと認識しております。また、この件につきましては、学校だけ、家庭だけということではなく、社会全体で取り組まなくてはいけない問題だということも認識しております。今、国で取り組んでいる状況でありますが、その中では、まずは啓発することから始めていこうという流れであります。啓発資料は学校内で使うものもありますし、各家庭に配布するものもございます。そういったものを通じながら、家庭と学校の共通認識を持った中で取り進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
再質問 7番 坂田美栄子
答弁いただきましたように、小さい子供から、小学生、中学生、それから高校生が性被害に遭うことは、テレビ、新聞等で耳にしたり、目にしたりすることがあると思うのですが、現実問題として、夏が近づくと美幌町でも不審者が現れるという情報が流れております。皆さんも御承知のことと思うのですが、現在のところは、被害に遭ったという情報はありませんが、今から20年少し前になると思うのですが、中学生、高校生の女の子に声をかける不審者の情報がありまして、被害に遭った子も現実にいました。被害に遭ったことについて、大きい小さいは関係ないと思うので、現実に毎年のように不審者は出ている状況がありますので、その辺の子供たちに対する指導の徹底は必要なのかなと思います。言葉巧みに声をかけられると、子供は信じてしまうことが多いと思うのです。例えば、声をかけられて、車に乗せられたというのは、あなたのお母さんが、お父さんがこういうことがあって、一緒に行かないかと言われて、乗せられて連れて行かれるというのが最近の情報です。声をかけられてもついていかないというのは、先ほど答弁にもありましたけれど、大事なことかと思います。それと、最近はSNSを使ったポルノ撮影も結構大きな問題になってきているのです。それも子供たちの関心を持っているところで、そういう勧誘があるものですから、子供たちが信用してしまうというのが非常に多い。それで発生しているのだと思うのです。SNSというのは、子供だけに限らず大人たちも含めて、こういう問題になってくると学校だけの対応ではなくて、家庭との連携が最も重要視されると思います。自分の身は自分で守るということが基本ではありますが、小さな子供たちについては非常に難しい問題でもあります。その辺の指導体制が求められるのと、それから、相談体制についても、信頼できる大人ではなくて、こういう人に相談をしたほうがいいというものをきちんと示してあげたほうがいいのではないかと思います。その辺について、考え方があればお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
1点目の不審者の関係でございますけれども、本町では今年は3件発生しております。そのうち、声かけ事案もございます。声かけ事案があったということは、各家庭から学校を通じて教育委員会に連絡がきます。その場合、教育委員会からはすぐに警察に連絡しております。そして、各家庭に対しましては、校長会議等を通じて各学校、各保護者に対して、そういった不審者を見たということがあったら、まずは警察に連絡していただきたいということは話しております。そのことが犯人の早期逮捕だとか、今後の発生予防につながっていくということで認識しているところでございます。次に、SNSを使ったポルノ撮影等ということでお話がありましたけれども、議員おっしゃるように、今はSNSを使った嫌がらせだとか、そういったことが非常に社会問題になっているということは認識しております。これにつきましても、児童生徒に対しまして、正しいスマートフォンの使い方だとか、SNSの使い方等をPTAの研修会を通じて、そういったことも浸透していくことを考え、取り組んでいるところでございます。また、校内の相談体制につきましては、スクールカウンセラーを一昨年から配置しているところでございますけれども、何かありましたら、友達、家庭だとか、担任に相談してほしいということを話していますけれども、それに加えて、今はスクールカウンセラーを配置しておりますので、相談しやすい環境をこれからも充実させていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
再質問 7番 坂田美栄子
自分が困ったときに、なかなか人に言えないこと、相談できないことが結構あると思うのです。そういうことであれば、スクールカウンセラーが信頼できるということであれば、そういう人にきちんとした相談を持ちかけられるような、そういう雰囲気をつくっていかないと、この人に相談するということにはならないので、相談できる雰囲気を周りがつくらないとなかなか難しい状況、本当に困ったときの相談は、自分から言い出しにくいということがありますので、その辺のことも十分に考えた上で対応していただきたいと思います。それから、今回出された生命の教育ですが、まだ学習指導要領には具体的に位置づけされていないということでありますので、例えば、中学生を対象に、妊娠等も含めて自分の体を守るという意味で、助産師が思春期の講演会をやっている自治体も出てきている状況にあります。今後、年齢に合わせた取組ということでは、そういうことも視野に入れながら取り組んでいく必要があると思います。中学生のときに、そういう経験をされた子供たちもいるということが現実です。ただ、周りの人には知らされないということもあるので、そういうことも現実にあるということは、きちんと教育をしなければいけないということだと思うのです。そういうことを考え合わせると、中学生向けには、そういう講演会も今後必要となってくるのではないかと思いますので、それらのことも今後検討していただければと思いますが、いかがですか。
答弁 教育長 矢萩浩
性犯罪・性暴力というのは、議員おっしゃるように、長期にわたって被害者の心身を傷つけるものと認識しております。そのようなことが起きないようにということで、まずは啓発をしっかり進めなければいけないと思っております。議員から御提案がありました講演会につきましても、養護教諭等でつくっております各種研究団体等がございます。こちらの動きもにらみながら、教育委員会としてどういったことができるか、前向きに考えていければと思っております。また、スクールカウンセラーの関係で、相談しやすい雰囲気ということでございました。実際に、美幌中学校に相談室がございますけれども、こちらにつきましても、敷居を低くして、入りやすいような雰囲気、こういったことに取り組んでおりますので、各学校でも同様の取組をしている状況でございます。よろしくお願いします。
再質問 7番 坂田美栄子
いずれにしても、こういう問題は、心に傷を持ったらなかなか解決できない。自分の気持ちを割り切れないものが出てきますので、そういうことについては、しっかり先に教育するということが前提だと思います。相談する事例がないことが望ましいと思いますので、そういうことが起きないように、しっかりと生命の安全教育に力を入れた取組をすることを望みます。以上で、質問を終わります。