美幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年3月4日
(1)峠の湯びほろの環境整備について/(2)衛生行政について/(3)教育行政について
2021年3月4日、美幌町議会の一般質問で、岡本美代子議員が「峠の湯びほろの環境整備について」「衛生行政について」「教育行政について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、学校教育主幹 遠藤明、商工観光主幹 多田敏明、民生部長 那須清二が答弁しました。
- 質問者
- 岡本美代子 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、学校教育主幹 遠藤明、商工観光主幹 多田敏明、民生部長 那須清二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 岡本美代子
私は、さきに通告してあります3点、3項目について質問いたします。まず1点目は、峠の湯びほろの環境整備についてです。峠の湯びほろの浴場の安全対策について。峠の湯びほろは、開設から24年が経過し、劣化が著しい箇所を修繕しながら現在に至っています。根強いファンも多く、町の施設では来場者が一番多い、町民に愛されている施設であると思います。ただ、利用される高齢者の中には、足腰が弱くなり、滑りやすい洗い場を歩くのが怖いとの声が聞かれます。マットなど、何らかの工夫で洗い場の安全確保対策を取るべきと考えますが、町長の考えをお聞かせください。2点目は、衛生行政についてです。ごみ処分の考え方について。第Ⅲ期埋立処分場残余容量調査から、計画より使用期限が早まるとの結果が示されました。今後は、今まで以上にリサイクル等に取り組まなければならないと考えます。例えば、樹木の剪定による伐採木の資源化や、優良な資源が含まれている紙おむつのリサイクルなど、広域的に取り組むことも視野に入れ、調査研究を進めるべきと考えますが、町長の考えをお聞かせください。3点目は、教育行政についてです。美幌高校生の資格取得への支援について。美幌高校の生徒確保については、近年の少子化もあり、近隣市町と競い合っている現状です。美幌高校には、普通科、生産環境科学科、地域資源応用科があり、それぞれ多くの資格を取ることができますが、資格取得には個人の金銭的負担が必要となることから、これらを支援することで、美幌高校の魅力化を図ってはと考えますが、考えをお示しください。以上3点、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
岡本議員の御質問に答弁いたします。なお、教育行政につきましては、後ほど教育長から答弁いたします。峠の湯びほろの浴場の安全対策についてですが、峠の湯びほろにつきましては、平成8年12月にオープンして以来、町民の健康増進や町の観光、地域間交流の施設として、年間10万人以上の方に利用いただいている美幌町の主要な公共施設となっております。既にオープンから24年が経過し、施設の老朽化は進んでいるのが現状ですが、指定管理者の適切な維持管理の下、利用者の皆様の安全を第一に考えた運営を行っていただいております。御質問の洗い場の安全確保対策についてですが、温泉の泉質では、アルカリ度が強くなるほど滑りやすいと言われており、峠の湯の泉質は弱アルカリ性であるため、若干滑りやすくなっているものと思われます。現指定管理者は、これまで安全対策として、様々な洗剤を試しながら清掃しておりますが、なかなか効果が見られないことから、現在は浴室内の出入口等の一部にマットを敷いて対応しております。しかしながら、洗い場にマットを敷くと、体を流した後の石けんが残ってしまうため、滑りやすくなってしまうことや、衛生上の観点からも、出入口等の一部に敷いているのが現状であります。また、現指定管理者は、日常の丹念な清掃により滑り止めに努めているほか、最近では、清掃用具の素材を見直すなど、工夫することで一定の効果が出ていることから、現在、その効果の持続性を検証していると聞いております。このように、現指定管理者において、常に安全対策を講じた運営を行っていただいておりますので、ご理解をお願いいたします。次に、ごみ処分の考え方ですが、現在運用している第Ⅲ期埋立処分場は、平成24年4月供用を開始し、平成27年10月より埋立てを開始しております。昨年3月以降、直接搬入ごみが増え、昨年10月に第Ⅲ期埋立処分場残余容量調査を実施した結果、今後もこれまでと同様の埋立てを行った場合、令和6年2月頃に埋立完了となる見込みであることから、今後において、第Ⅲ期埋立処分場の延命化対策が求められております。御質問の樹木の剪定による伐採木の資源化についてですが、公共施設等で支障木の剪定を行うなど、伐採木が発生した場合、有効活用できると思われる部分については、町内の牧場に伐採木を持ち込み、牛舎内の寝わら、牛の寝床として再利用しておりますが、伐採木の程度により受入れが難しく、一般家庭から排出される全ての伐採木の資源化を行うことは難しいと判断しております。また、優良な資源が含まれている紙おむつのリサイクルについてでありますが、本町では、乳幼児、高齢者、障がい者世帯などの負担軽減を図るため、家庭から出されるおむつ類のごみについて平成30年1月から無料収集を行い、埋立処理を行っておりますが、高齢化に伴い、大人用紙おむつの消費量は年々増加しております。先進自治体では、分別収集した使用済み紙おむつを殺菌等の衛生的処理をした上で、再生利用、熱回収に取り組む事例もあることから、環境省が示した使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドラインを参考に、今後、調査研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
岡本議員の御質問にお答えいたします。本町においても、少子化傾向に歯止めがかからず、中学校の卒業者数は減少が続く中、美幌高校の生徒募集確保は大変厳しい状況にあります。現在、普通科は徹底した個別・集団指導体制による公務員・進学対策プロジェクト、農業科は、地域の特色を生かした教育活動に取り組んでおります。このような魅力ある美幌高校に対して関心を高めてもらうため、令和3年度においては、全国から生徒募集を展開する地域みらい留学制度を活用した新たな取組を進めていきたいと考えております。御質問の資格取得への支援については、高校の魅力化を図る手段の一つとして理解しており、これまでも検討してまいりましたが、令和3年度においては、喫緊の課題である入学者確保に向けた入り口部分の取組を最優先させることとしたところであります。今後の中学校卒業者数の推移を見据えても、厳しい状況に変わりはありませんが、引き続き美幌高校とともに、北海道美幌高等学校教育振興対策協議会や関係諸団体と連携して、生徒募集活動を充実させ、一人でも多くの入学者を確保するため尽力してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 11番 岡本美代子
それでは、順序が違いますけれども、3番の教育行政についてから再質問していきたいと思います。答弁では、令和3年度生徒募集より、地域資源応用科の道外入学者枠が2名新設され、生産環境科学科と合わせて4名が道外より受入れ可能となったということです。これは、入り口のところを重点に考えていったということですけれども、今後は、全国展開する地域みらい留学制度を活用した新たな取組を進めていきたいとの考えですが、人口減少や将来的な関係人口をつくるという広い考えでは必要とも思える制度ではないかと私は思っています。しかしながら、皆さんもご承知のように、全国から生徒を集めていた余市の北星高校だと思うのですけれども、そこがここ2年ぐらい、生徒募集の危機的状況があるということです。私はそれを見ていて、全国展開して、特色を打ち出して生徒募集を行っても難しいものなのだなと思いました。ただ、美幌高校に対する支援は、年々増加しています。地元の高校を守るという意味では、平野町長になって、より前向きになったと思いますし、私は大変喜ばしいことだと考えています。入り口の入学者増のところに力を入れていきたいということですけれども、令和2年度発行の美幌高校の入学案内を見ますと、入学した生徒に対する資格取得に非常に重点を置いているように思います。皆さんは目にしたことがあるかもしれませんけれども、この案内を見ますと、例えば、コース別に取れる資格がはっきりと書かれております。私は、今までも美幌高校を注視してきましたけれども、取得可能な資格とそれを指導する先生方をはっきりと打ち出した案内というのは初めてだと思います。例えばどのような資格があるかというと、普通科コースの商業一般コースでは、漢字検定、数学検定、英語検定、珠算・電卓実務検定、簿記、文書、情報処理、商業経済検定等、1,500円から5,000円、6,000円とか、1万2,600円とか、結構な金額がかかるのです。これも入学案内のとおり、商業一般コース、特別進学コース、また、生産環境科学科では、たくさんの資格が取れますし、資格を取れるように先生方も応援するということです。この資格を見ますと、本当にお金がかかって、多いときには10万円から20万円もかかるというのです。一つずつ調べたらどのぐらいの金額かは分かります。昔は、手に職をつけなさいとか資格を取りなさいとよく言われましたけれども、子供たちの将来を考えると、しっかりとした資格を持たせるということは、長い目で見て、人生を応援するという意味で、非常に価値があるのではないかと思っています。全国的に生徒を集めることも大切ですけれども、一番の近道は、美幌高校はいいよ、だからあなたたちもおいでと、部活の先輩が北中や美中の生徒に言っていただけるような状況をつくることが大切だと思っています。教育長は、もちろん美幌高校の先生方と話す機会もあると思うのですけれども、その辺のところをどのように捉えているか、お聞かせください。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいま岡本議員からお話がありましたように、先輩の声を後輩に直接聞いてもらうことは、非常に重要なことだと思っております。これまでは、教職員が中学校に出向いて説明の場を設けておりましたけれども、志願者がなかなか増えないという現状を捉まえまして、やはり先輩の生の声を聞いてもらうのが生徒たちに一番伝わるのではないかということで、昨年からこういった取組を進めているところです。また、資格取得の関係は、今、議員からもお話がありましたけれども、確かに資格取得は、生徒の進路実現とか、将来生活していく上でプラスとなり、結果的に高校の魅力化につながる非常に重要な要素であることは重々理解しております。しかしながら、限られた財源の中で町が補助する場合には、この資格が必ず取れるので美幌高校に行くというような、例えば、美幌高校に行ったら、全員が英語検定2級を取れるというのは本当に魅力ですけれども、生徒募集に結びつくかどうかの視点で、今回、予算化は見送ったという状況でございます。美幌高校につきましては、既に公表されている計画の中では、令和5年度に1間口削減という案が出ているところですが、このような状況の中で、令和3年度、令和4年度の入学者をいかに確保するか、まさに今、正念場の時期を迎えている状況でありますので、このような判断をさせてもらったということをご理解いただければと思います。よろしくお願いします。
再質問 11番 岡本美代子
資格取得は生徒の人生において重要ではあるけれども、予算の問題があるということです。例えば、英語検定でも、生徒によっていろいろだと思います。そこまで取る人とか、取れない人とか、そういう温度差はあると思いますけれども、挑戦する者にはそれなりの応援をしてあげたいと思っているのです。それは、生徒自身も一生懸命でなければならないし、何よりも指導者の熱意が大切だと思います。今、3年生の父母の話では、受験に対しても先生方は非常に一生懸命やってくれて、本当に頭が下がるぐらいということでした。それは、いい意味での危機感もあるのかもしれませんけれども、非常にいいときを迎えているなと私は感じています。ただ、これは予算が絡むので、必ず取れるものではないということですが、例えば全額ではなくても、もっと知恵を絞って応援してあげる方法が考えられないかと思っています。予算に絡むことなので、ぜひ町長の考えもお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの資格の予算の関係でございますけれども、私どもとしましては、あくまでも選択と集中ということで、今回は間口確保に重点を置いたため、資格取得の助成については見送ったということです。ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
今回の予算については、今、教育長に言っていただいたとおり、教育委員会としっかり協議した中で、最終的に教育委員会として、今、言われた選択と集中という中において予算を計上したものであります。
再質問 11番 岡本美代子
隣町から比べると、美幌高校に対する町の予算はそんなに多いとは感じていません。ただ、予算を出すだけが解決策ではないと十分に考えているつもりです。しかしながら、間口削減と言われていますので、町として、やれることはやりたいと考えています。生徒が少なくなるのは目に見えています。今、生まれる子供が100人を切るという時代ですが、お金が全てではありません。回りくどい言い方をしますと、美幌高校に対して、町の注目度もだんだん上がってきていて、それは大変いいことだと思っています。ここで、もう少し予算を増加して、来年、再来年、一人でも多くの生徒を集めると。そうでなければ、何かもっと違うものを持っているのか、別な考えがあればお聞かせください。
答弁 学校教育主幹 遠藤明
御答弁申し上げます。令和3年度予算につきましては、農業科はこれまで町外者のみ10万円という形にしておりましたけれども、農業科の場合、実習服とか普通科よりも倍近くかかるということで、町内からの農業科入学者に対しましても、5万円をオンした10万円という取組もしておりますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 11番 岡本美代子
先ほどから言っていますけれども、年々増えてきているのは十分承知しています。ただ、先生方も、指導して取らせてあげたいという熱意があるものですから、それに答えるべきではないかと思っていまして、今日の質問ですぐに、はいというわけにはいかないかもしれませんけれども、ぜひそこを頭に入れて考えていただきたいと思っています。そのほかに、町としてはどういうことができるかということも大切だと思いますし、協議会もつくっていますけれども、そういうときに先生方も発信しやすいような状況をつくってあげるということも、学校を見守ることの一つではないかと思っております。教育長、その辺のところで何かありましたらお願いします。
答弁 教育長 矢萩浩
美幌高校との連携は、常日頃行っております。具体的には、昨年から町の校長会議に美幌高校の校長も参加していただいて、美幌高校の現状を小中学校の校長に対しても広くPRしているとともに、問題をお互い共有しながら、どういった支援できるかということを日々協議している中でございます。生徒募集につきましては、これまでも町内、町外とやっておりますけれども、さらに今回は地域みらい留学ということで、道外に幅を広げているという状況であります。議員おっしゃるように、ありとあらゆることをしながら募集対策に取り組んでいる状況でありますので、今後の事業につきましては、1回目にお答え申し上げましたとおり、振興対策協議会や関係者団体等と連携しながら、オール美幌体制で今後も取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
再質問 11番 岡本美代子
次に、峠の湯びほろについてです。峠の湯びほろの安全対策について。答弁にもありましたように、峠の湯の浴槽の出入口に3枚半ぐらいの広いマットが敷いてあって、それは滑らなくて非常に歩きやすいです。そのマットは3枚半だから、そんなに中のほうまでは入っていなかったのですが、現管理者が非常に一生懸命やっているのは分かります。ただ、それぞれの湯船に行く動線に、例えば出入口にあるような大きなマットでなく、細いものでもいいので、歩くスペースのところだけに敷いていただければ、非常に歩きやすいのではないかと思っていますが、それは衛生上の観点から無理であるという答弁でした。そして、清掃用具の素材もいろいろ試しているということで、それだけ一生懸命やっていただいているということは私にも重々伝わってまいります。ただ、効果の持続性を検証しているという清掃用具の効果は利用者も分かる形になっているのでしょうか。例えば、前より滑らなくなったとか、そういう声などはどうなのでしょうか。
答弁 商工観光主幹 多田敏明
ただいまの御質問でありますけれども、清掃機材としましては、ポリッシャーという機械の先端にブラシやパットを装着して回転させて清掃する機材と、高圧洗浄水を吹き付けて洗浄する機材を主に使用して清掃作業を行ってもらっております。現在は、ポリッシャーの素材を見直して、試行という形ではありますけれども、清掃していただいております。お客様の反応として、特段よくなったという声は聞いておりませんけれども、逆に滑って危ないという話もないようですので、継続して清掃していきたいと考えております。
再質問 11番 岡本美代子
お客様の声はまだ聞いていないということですけれども、やはり、24年経過すれば、タイルの目地もだんだん浅くなってくると思うのです。そんなことで余計に滑りやすくなると思いますし、女性はシャンプーを結構使ったりしますので、そういうことで滑りやすくなるのだろうと思います。峠の湯というのは、健康増進はもちろん、レジャー施設を持たないこの町で、唯一、子供からお年寄りまで楽しめる場所であると私は考えていますが、この考えは同じだと思います。例えば、遠く離れたところにいる息子さんが帰ってきたときに、峠の湯に連れて行ってくれたとうれしそうに話す高齢の方の話を聞いて、少しでも高齢者が安心して入浴できるように考えてあげるべきではないかと思っています。例えば、家の中でも浴室の事故が多いということですけれども、例えば、自分の親が自宅の浴室で転ばないようにするためにはどうしたらいいかという視点に立ち返ることも必要だと思います。私は、峠の湯を見ると、手すりが意外と少ないと思いますし、椅子についても、もう少し安定性のあるものがあってもいいのではないかと思っています。何年前でしょうか、靴を脱いで上がるところに手すりがつきました。あれは、高齢の方だけではなくて、誰もが使いやすいと感じています。靴を履き替えるときに、横に物を置くものがあったり、手すりがあるというのは、高齢者だけではなく、誰もが使いやすいものだと感じています。交流促進センターという名のとおり、そこに行っている人たちがお湯友をつくったり、待ち合わせなどをして交流もしているようです。一方で、やはり中を歩くのが大変になってきて、残念だけれども、来なくなった人が3人いるという話を聞きましたので、少しでも長い間、峠の湯を使っていただけるようなことを考えられないかと思っています。経済部長も経験していらっしゃる町長から答弁されることがありましたら、再度お聞きしたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
今、峠の湯に入浴される方の安全性という部分でいろいろなご意見をいただきました。いただいたご意見について、しっかりと検討できるか、それは考えたいと思っています。滑るということに対しては、マットを敷くことが一番いいかもしれませんが、衛生面とか、維持管理上とか、それを固定するのかということを考えると、ほかに何かいい方法がないか、今、一生懸命考えていただいていることであります。先ほど担当から言いましたように、清掃のときにブラシをかけるのですが、逆に磨きをかけてしまうので、パットといいますか、ワックスを削るときのように、表面を少し滑らないようにしたほうがいいだろうということで、感覚的には滑りは解消されていると感じております。ただ、経年劣化により、タイルの目地が浅くなっていて、そこが滑るということであれば、タイルではない鉄平石のところをざらざらにできないか、検討しているところです。ですから、提案にあったようなマットはやらないということではなくて、衛生の面も考えながら、利用される方が従来の形で使っていただくための努力はしていきたいと思っております。今、ご意見をいただいたことについては、できるものとか、これがあったらいいとか、皆さんの意見を聞きたいと思います。全てをできるわけではないですけれども、これは優先したほうがいいというものについては、指定管理者としっかり協議していきたいと思っております。
再質問 11番 岡本美代子
ぜひ、高齢の方も、体が弱い方も、少しでも長くお風呂を楽しめるような体制を構築していただきたいと思います。いろいろ考えていただいているということですので、期待をして、この質問を終わらせていただきます。次に、衛生行政について伺います。ごみ処分の考え方ですが、このことについては、前に2人の議員がお尋ねしていますので、なるべく重ならないようにしていきたいと思います。伐採木の一部が牛の寝わらに使われているということで、全部とは言わなくても、再利用するというのがいいと思います。幾ら埋立てとはいえ、自然に返る時間が速いものとプラスチックのように遅いものを一緒に埋め立てるということに対しては、前々から違和感を持っていました。また、ここ10年くらい、町の中を見渡しても、知り合いの家を思い浮かべても、大きな木については、きれいに手入れができなくなるからということで伐採してしまって、結局、軽トラで数回に分けてごみ処分場に持っていっているのです。そういうのを見ていますと、もっと違うことができるのではないかと思います。私自身、ごみを直接搬入したことがありますけれども、例えば、鉄くずは報徳に持っていって受け入れていただきます。一般の人も、鉄くずはそこで受け入れてくれると言えば、皆、運んでいくのです。今後のごみ処理を考えたときに、木材についても、そのような体制を整えてあげることはできないかと思っています。その辺は、すぐにどこかが受けますということにはならないでしょうけれども、伐採木は、重量もそうですが、かさもすごくあると思います。その辺はどのように捉えていますでしょうか。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますけれども、1回目の答弁で申し上げておりますとおり、町の公共施設とか、河川周辺の樹木とか、公園道路等の街路樹の剪定を行ったものにつきましては、現在、町内の牧場に直接持っていって、そこで利用していただいている状況でございます。一般家庭から排出される伐採木全てを持ち込むのはなかなか難しいと考えておりまして、例えば、今、岡本議員がおっしゃった、木を1か所に置いておいて再利用するという処理についても、草木ですから発酵することによって発火して火災になる可能性もありますので、現時点では難しいかと考えております。よろしくお願いいたします。
再質問 11番 岡本美代子
伐採木といいましても、例えばアカシヤはトゲがありますし、一つ一つの木々の違いを考えれば、そう簡単にはいかないかもしれません。また、今言ったように、1か所に置いておくと火が出る可能性もあるということで、素人が考えるよりも難しいのだなと思いました。ただ、先ほど上杉議員も質問していましたけれども、先進地は必ずありますので、先進地の事例などをもっと勉強して取り組む必要があるのではないかと私は考えています。北海道は広い土地で森林も多いからそうしているのかもしれませんけれども、もっと再利用することができるのではないかと考えています。話はそれますけれども、例えば、峠の湯で使っているチップボイラーです。テレビを見ていたら、東京のお風呂屋さんが、大きいままの木をくべて風呂を沸かしていたのです。それを見たときに、チップボイラーで、大きな木を小さくして乾燥させて、高いストーブを外国から買ってきて燃やすのではなくて、もっと原点に戻ったらいいのではないかと思ったのです。カーボンニュートラルとかいろいろな問題はありますけれども、自分のところから出たごみをさらに燃やしたりということもできるのではないかと思うのです。今までは、ただそういう発想を持たなかったり取り組まなかっただけではないかと思っています。ですから、難しいことはあるかもしれませんけれども、より深く勉強していくのがいいのではないかと思っていますけれども、その辺のところはどうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、担当から伐採木を全て利用し切るのは難しいという話をさせていただきました。ただ、思いとしては、いろいろなことに使えるということは担当ともいろいろと話しております。ですから、例えば、ある程度太さを限定していれば、敷きわらという形で、畜産農家では、チッパーという破砕する機械は高額なのであまり持っていないのですが、規模が大きいところは、今、敷きわらという形では手に入らないので、補助でチッパーを入れて、木を提供してくれたらどんどん受け入れますということです。ただ、機械の構造上、何でもかんでもというわけにはいかないときに、木の枝の太さなどでも分類するのですが、一番問題になるのは、枝葉のところをどうするかなのです。私が経済部長のときに、林地残材でペレットを作るというシステムを国の100%補助でやらせていただきましたが、そこで問題になったのは、葉っぱなどはなかなか固形化できなかったということです。考え方としては、今後、本当にみんなでごみを減量するというのであれば、堆肥化に持っていける話なので、木を全部使い切ることは可能だと思うのです。ただそのときに、それに対する投資をどこまでオーケーにするか、ここがポイントだと私は思っております。それから、峠の湯のチップボイラーについても、全額補助で入れました。もともとドイツのボイラーで、今はチップを燃やしているのですけれども、大きな木を直接入れて燃やせるボイラーではあります。継続的に使わなければ、太い木をどんどん入れて燃やせるボイラーではあるのですけれども、現実的にそれは人の手ではできないので、チップを自動的に送り込んで燃やしている仕組みです。これも、結果的に二酸化炭素を出しているのですけれども、トータル的に木をきちんと有効利用しているということで、カーボンオフセットの中の分類として今も注目されております。繰り返しますけれども、私どもの担当も何とかしたいという思いはあるのですが、今の段階であれもこれも買って、それを減らしましょうというところまでは至っておらず、今、私どものスタッフと研究しているところであります。
再質問 11番 岡本美代子
ぜひ研究を続けていただきたいと思います。長い目で考えて地域をどうするかということは、住民もある程度は理解していただけるのではないかと思っています。次に、紙おむつについてです。紙おむつの分別回収とかリサイクルについては、平成26年11月に、私が委員長だった経済建設委員会で、福岡県大牟田市へ視察に行っています。そのときにいろいろと勉強させていただいて、私が口頭で委員会報告をしているのですが、大牟田市のトータルケア・システム、これは今でも稼動していて、ネット検索でもちゃんと出てきますけれども、限りある資源の有効活用と地球環境保護のため、全国で初めて紙おむつの分別回収、リサイクルに取り組んでおり、使用済み紙おむつから固形燃料、建築資材、土壌改良材を製造しています。高齢社会による紙おむつの需要増加は、生産時のパルプ使用量の増大に伴う森林破壊や廃棄時のごみ処理に伴う環境破壊を招くことから、紙おむつのリサイクルは、環境負荷の軽減を図り、資源循環型社会の形成のために、美幌だけではなく、広域的な取組を検討すべきであると報告しています。答弁にもありましたように、環境省でも令和2年3月に紙おむつに関する再生利用のガイドラインが発表されています。私も、介護の手伝いをしますと、大人用紙おむつが非常に増えているのです。100床以上の高齢者施設があり、子供は100人弱生まれています。子供は3歳ぐらいまで紙おむつをしますが、子供の紙オムツより、大人のほうがどんどん増えていって、量的には大人のほうが多いのではないかと思います。そして、非常にかさばって重いということで、環境省のガイドラインでは、どのぐらいの割合を占めるかということも出ています。例えば、紙おむつは、し尿を吸収すると重量が4倍ぐらいになるとか、紙おむつについては上質パルプが52%、樹脂が28%、また高分子吸収剤とか、きっと皆さんも調べているのではないかと思っていますけれども、やはり資源として有効であると思っていますし、北見でも取り組んでいるのです。北見の高齢者施設で取り組んでいるところがありまして、1日に600キログラム処理することができるようです。使用済み紙おむつの燃料化装置導入のための補助もあるようですので、今後、このことについてもぜひ取り組んでいただきたいと思います。先ほどのチップボイラーではないですけれども、環境とか省エネルギーのことに取り組んでいた町長ですが、紙おむつに関しましても何かご意見があればお聞きしたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
今回、紙おむつに対する御質問をいただきました。私も、ごみ問題については、埋立てが予定よりも早くという中で、担当といろいろ勉強をさせていただいております。今回、上杉議員と岡本議員から、具体的にリサイクル率を上げたり、資源の再利用という話の中で、私もいろいろ勉強させていただきました。その中で、今回、環境省のガイドラインができたのはなぜかということを皆さんときちんと認識しなければいけないと思っています。何を言いたいかというと、他の町村では紙おむつを処理できているところもあるのです。どういうことかというと、それは焼却処分なのです。ですから、ガイドラインの最初に書いてある背景としては、大人用おむつの消費量が年々増加し、多くの市町村が廃棄物処理施設において焼却処分をしている。このことに対して、環境省というよりも国が、SDGsを考えたときに本当にそれでいいのかということと、2018年6月に閣議決定で第4次循環型社会形成推進基本計画をつくって、その中で、2025年までにガイドラインをきちんとつくりましょう、要は、資源としてきちんと扱いましょうということを確認し合って、今回出されたのです。その中で、視察に行かれたところもそうですけれども、基本的には、パルプの回収とか、プラスチックの回収とか、熱回収、燃料製造、これはペレットなどですが、それをどうしていくかということを言われているのですけれども、使った紙おむつに殺菌等の衛生的処理をして再利用、熱回収というのは、現実的には厳しい状況にあります。これを美幌町でという話になったときには、単独ではできないだろうという気持ちを持っておりますので、広域的な協議をさせていただく中で、おむつについては本当に焼却でいいのかどうかという話もできればしたいと思っています。今、国の動きとしては、そういうものを実証実験している最中なので、それを美幌町でやるということよりも、広いエリアで何か考える必要があるかと思っております。言うならば、実証実験として手を挙げてやるようなことであれば可能かと思っています。この辺はしっかりしたいと思いますし、今回、調査研究の中でいけば、ガイドラインに紙おむつの排出量についての計算の仕方が出ていますし、今後、どれだけ見込まれるかという推計値も出せるようになっています。それを担当で計算しながら、美幌町の状況を皆さんに情報発信して、今回、ごみを減量するという中で、まずはこういう方法があるということを皆さんに知っていただいた上で、世界的な動きでもあるCO2の削減の努力は、私どもの町も少しずつやらなければならないと思っております。
再質問 11番 岡本美代子
今後、大人用紙おむつはまだまだ増えるのではないかと思っています。今、紙おむつは改良されていて、私たちが子供を育てた頃から見たら、非常に優秀になっています。それを捨てるときに、汚れてはいても、こんなに良質なものが入っているのだなとつくづく思います。先ほどあったように、捨てればごみ、分ければ資源ということで、本州では大牟田市以外にもいろいろなところで取組がされていて、衛生面でも手を煩わせないやり方もあるということですので、今後、もっともっと研究していただけるよう期待を込めて、質問を終わらせていただきます。