みんなの議会

美幌町議会 令和4年第11回定例会 2022年12月8日

(1)教育行政について/(2)健康増進対策について/(3)商工業振興対策について

2022年12月8日、美幌町議会の一般質問で、岡本美代子議員が「教育行政について」「健康増進対策について」「商工業振興対策について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、学校教育課長 多田敏明、保健福祉課長 中尾亘、商工観光課長 影山俊幸が答弁しました。

質問者
岡本美代子 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、学校教育課長 多田敏明、保健福祉課長 中尾亘、商工観光課長 影山俊幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 岡本美代子

私は、さきに通告いたしました3項目について質問いたします。まず1点目、教育行政についてです。小中学校で精神疾患の知識を。精神疾患は、がんや脳卒中などと並ぶ五大疾病の一つであり、統合失調症、鬱病、不安障害、摂食障害や認知症などの精神疾患で治療を受ける人は増加傾向にあります。厚生労働省の患者調査によると、2017年の精神疾患を有する総患者数は419万人で、そのうち24歳以下は39万人とされています。ただ、精神疾患の知識がなかったり、偏見を恐れたりして受診をしないケースも多く、実際の発症者はこれより多いとされています。国の自殺対策白書によれば、自殺原因が鬱病の割合は、女子高校生では最多、男子高校生では3番目に多いとされています。文部科学省の中央教育審議会が、2016年に20代の死因の半数が自殺であることなどを挙げて、現代的な健康課題の内容の充実について答申し、2022年度から高校の保健体育の授業で統合失調症や鬱病などを取上げ、誰もがなり得る、治療や支援を早期に始めることで回復の可能性が高まる、偏見や差別の対象ではないことなどを教えるよう求めています。一方、義務教育では、小学5年生で不安や悩みへの対処、中学1年生でストレス対処を学ぶにとどまっていますが、精神疾患は小学校の頃に兆候があったり、高校進学前に発症する子供も多く、友達関係や進学に大きく影響するため、小学校高学年や中学校などから症状や経過を教え、自分や友達の不調に早く気づき、相談できるようにする必要があると言われていますが、町内の小学校、中学校での現在の状況や今後の取組などがあれば、お聞かせください。2点目は、健康増進対策についてです。骨粗鬆症の検診について。骨粗鬆症は、加齢などに伴い、古い骨を壊す細胞と新しい骨をつくる細胞のバランスが崩れることが主要原因で起こり、骨がもろくなり、寝たきりになってしまうこともあります。日本骨粗鬆症学会によると、患者数は女性980万人、男性300万人の計1,280万人に上ると推計されています。現在、健康増進法に基づく骨粗鬆症検診は、40歳から5歳ごとに70歳までの女性が対象であり、運動習慣や食生活の内容などの確認、エックス線や超音波で腰椎や足の骨密度を測るとのことですが、町内の受診率はどのようになっているのか、また、受診率向上や骨粗鬆症予防の対策があればお聞かせください。3点目は、商工業振興対策について。働き手不足についてです。少子高齢化による生産人口の減少で、町内でも働き手不足により飲食店が閉店するなどの事例があり、不安があります。建築関係や町のインフラ整備に関わる人材不足が特に深刻であると言われています。団塊の世代と言われた人々の後を継ぐ世代の不足、特に、技術や資格を有する人々の育成には時間がかかると考えられますが、町内の状況をどのように把握しているのでしょうか。また、解決への対策などがあればお聞かせください。以上3点、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

岡本議員の御質問に答弁いたします。教育行政につきましては、後ほど教育長から答弁いたします。初めに、健康増進対策についてですが、骨粗鬆症は、加齢等により骨密度が著しく低下した状態をいい、そのままにしておくと圧迫骨折や心肺機能の低下、気分の落ち込みや鬱状態など、全身に様々な悪影響を及ぼす病気です。町内の受診率については把握しておりませんが、町にある五つの医療機関において、医師の判断で保険診療として検査を実施し、年間約200名が受診している状況にあります。骨粗鬆症対策への基本は、骨や筋肉に負荷をかける運動とビタミンD、カルシウム、ビタミンKの三つの栄養素を毎日の食事でバランスよく摂取することが必要とされ、生活習慣の改善によりある程度の予防が可能です。町では、調理実習等による健康教育やしゃきっとプラザなどの運動教室の実施により、骨の健康を守るための予防を実践しながら、骨粗鬆症の恐れのある方は医療機関への受診勧奨を周知してまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、商工業振興対策について。働き手不足についてですが、本町の雇用情勢の指標となります北見公共職業安定所美幌分室による美幌管内の有効求人倍率につきまして、令和4年10月では1.69と高く、近年、有効求職者数に対して有効求人数が多い状況が続いている現状にあります。また、令和4年10月、同管内の事業所が募集している求人を仕事の内容別にみる求人の割合及び有効求人倍率につきましては、介護職員や調理員などのサービスの職業が24.1%で3.39、冷凍加工食品製造工や自動車整備工などの生産工程の職業が20.0%で3.76、土木・建築技術者や看護師などの専門的・技術的職業が17.2%で3.24となっており、人材が不足する職業の上位を占めている状況であります。御質問の解決への対策等についてでありますが、美幌建設業協会では町内の土木建設業界で働く人をより呼び込もうと、一般社団法人ドット道東と協力し、建設業界の仕事を知ってもらう記事広告の企画を本年10月より始めたところであります。また、町は商工会議所との連携のもと、町外から働き世代を誘致するため、令和元年東京都で開催のUIターン相談会で企業紹介するとともに、移住・定住パンフレットの配布や町のPRなどを行っております。さらに、町では働く方への政策として、現在、技術向上を目的に各種の職業訓練教育を行う北見地域職業訓練センターに負担金を支出しているほか、商工会議所との連携のもと、中小企業大学旭川校への研修受講活動に対する助成を行っているところであります。今後とも少子・高齢化が深刻化する中、地域経済や公共インフラを支えていく人材確保と人材育成は重要な課題であると考えており、引き続き、これまでの事業を継続してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

岡本議員の御質問にお答えいたします。小中学校における精神疾患の教育でありますが、学習指導要領に基づき、小学校では5年生の「心の健康」の単元において、心の発達・不安や悩みへの対処について理解し対処することを、中学校では1年生の「欲求やストレスへの対処と心の健康」の単元において、心身の機能の発達と心の健康について理解を深めてストレスへ対処することを学んでおり、心の健康を中心に学習しております。あわせて、心や体をはじめ、心配事があれば学級担任や保健室で相談に乗る体制を整えているところであります。また、学校生活において、児童生徒にふだんと違う言動が少しでもあった場合は寄り添って話を聞くことや、内容によりスクールカウンセラーにつなげるなどの対応を行っております。今後につきましても、学級担任を中心に養護教諭と連携した中で、小さなサインを見逃すことなく、相談体制の強化を図ってまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。

再質問 8番 岡本美代子

それでは、教育行政から2回目の質問をしてまいります。答弁で、今、小学5年生で心の健康、中学1年生では欲求やストレスへの対処を学んでいるということですけれども、どのくらいの学びの時間をとっているのでしょうか。もし分かりましたら教えてください。

答弁 学校教育課長 多田敏明(学校教育課長は2023年6月まで)

ただいまの御質問でありますけれども、申し訳ありません、確認はしておりませんでした。

再質問 8番 岡本美代子

自分の心の持ちようとか、悩みなどを話すとか、そのようなことを学んでいるのかもしれませんけれども、それが精神疾患につながるとか、そのようなところまでは学んでいないのかなと思っているのですね。何か症状が表れても、それが精神的なものから来ていると本人も周りも気づかないのではないかなと思っています。私も経験としまして、10年以上前なのですけれど、議会が非常に大変だったときに、いつもは眠りが深いのですが、眠っても割とすぐに何回も目覚めてしまうということで、国保病院の総合診療内科に行ったのです。そしたら、先生が話を聞いて、精神安定剤と睡眠導入剤を出してくれました。そのときに初めて「あ、こういうことなのか」と思ったのですね。自分が眠れないことが精神的なものから来ていると、全然思っていなかったのです。でも、そのような薬を処方されて初めて、そういうことなのかと気がついたのですね。それから、自分の気持ちを切り替えて事なきを得たのですけれど、子供だったら余計、そうしたことに気づくのが遅いのではないかなと思っています。実際に教育現場では、40年間教えられていなかったということなのですね。それを聞いて、じゃあ40年前、私たちのときにそのようなことを教えられたかというと、自分でも全然記憶がないのですよ。ただ、精神疾患を持つ親たちが、精神疾患について義務教育の現場から児童生徒に教えるよう求める署名活動をネット上で続けている。これはどういうことかというと、子供が小学生の頃から小さな訴えがあり、症状として大きく表れるようになって、統合失調症とか、鬱とか言われて初めてあれがサインだったのだと分かる、必ずそのサインは小学生や中学生のときに出ているということです。統合失調症の患者を持つ家族会の保護者161人にもアンケートをして、明らかな症状が出たのは16歳から17歳で17%、でも、今思えば前兆だったかもしれないと思う症状は12歳から15歳で45%と、そこに集中しているということなのです。その頃の時代というのは思春期なのだとか、反抗期なのだとか、そのように親が捉えていたと。親も学校も精神疾患の予防という意識を持てていたなら、もっと違う対応ができていたかもしれないと、発症してから悔やんでいるということなのですよね。高校は今年から取り組んでいるということなのですが、学校の勉強プログラムというのはびっしりあって、中に入る余地があるのかは分かりませんけれども、精神疾患から不登校になったりするということを考えれば、今、言っているように小学校時代、中学生になる前に、親も含めてもう少し深く学びができないかと。今、答弁では学校がよく見ているよとか、養護の先生がよく対応しているよということなのですけれど、その辺のことについてもしお考えが変わったりあれば、教育長に再度質問したいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

ただいまの御質問でございますが、まず、小学校、中学校、高校それぞれに学習指導要領がございます。今回、高校で40年ぶりに精神保健について盛り込まれたということは、やはりそれだけ重たい問題で社会問題化しているのかなと認識しているところでございます。また、それゆえに小学校、中学校に対する導入については慎重に対応しているため、今回は盛り込まれなかったのかなと教育委員会としては考えるところでございます。学習指導要領の関係でございますけれども、1回目でもお答えさせていただきましたように、小学校については「心の発達・不安や悩みへの対処」について理解するという非常にぼわっとしたところでございます。その中には、例えば、心と体には密接な関係があるだとか、不安や悩みへの対処には大人や友達に相談する、仲間と遊ぶ・運動するなど、いろいろな方法があるということをまず指導しているところでございます。その後、中学生では、少し深く入ったところで「心身の機能の発達と心の健康」について理解を深めて、ストレスへの対処をするということで、議員おっしゃいましたように、思春期にはその年代に合った症状が表れるだとか、精神と身体は相互に影響を与えて関わっていること、欲求やストレスは心身に影響を与えるということを指導している状況でございます。1回目の答弁でもお話させていただきましたけれども、まずは日々の健康状態だとか、様子に対してもしっかりと学校を挙げて取り組んでいるところでございます。その中で少しでもおかしい、心配するところがあれば、養護教諭やスクールカウンセラー、学校ぐるみで寄り添っている状況でございます。そして、小学校、中学校とも、総合的学習という単元がございます。これは週に2時間で、年間約60時間だったと思いますけれども、こちらの中で福祉を学ぶということに取り組んでいる学校もございます。例えば、心身の障がいだとかそうしたこともありますので、その中の一つとして、心の健康だとかについて取り組むことは可能かなと思っております。よろしくお願いします。

再質問 8番 岡本美代子

総合学習のところに入れようとすれば入れられるということですね。自分が体験してからというのではなくて、先に知識として教えるということはすごく大切かなと思うのです。例えば、親もそうなのですけれど、うちの子供も尿が止まらないという症状があって、これは泌尿器科だと私は思ったのですけれど、眠ったら止まるのでどこか悪いのだなくらいに思っていました。眠ったら止まるということが大きなポイントだったのですけれど、自分もそこまで頭が回らなかったものですから、すぐに泌尿器科に連れて行きましたが結果的に何ともなくて、最終的に学校の先生から精神的なものですよと言われました。「精神的なものですか」と聞くと「学校で相手にされていませんから」と、軽く言われたのですよね。これが精神的なものなのかということで、自分はすごくショックを覚えました。例えば、薬を出してくれたので、これを飲むと効くのだよと暗示をかけるようにして、そのように対処した経験がありますけれども、このようなサインが精神的なものから来ているということに対して親は理解しないというか、そんなことないだろう、こんなに一生懸命やっているしとか、そのように思ってしまうのですね。ですから、高校で取り入れたということは、これから小中学校にも下りてくるのかもしれませんけれど、子供たちがそのようになる前にこうしたことがあるのだよと、今、がん教育などもしていますが、普通の病気と同じような知識を与えるということが非常に大切かなと考えています。昨日の一般質問でも、美幌町の教育目標が語られていました。「人間性豊かな教育」「確かな学力」「人間性・健康・体力」とおっしゃっていて、昔と違ってゲームとか、スマホとか、そのような時代に根の強い子供をつくるということは、非常に難しいことだなと思いますが、精神的なものに対しては今後期待してまいります。子供たちが成長してもそのような病を持つ人が非常に多いということは、やはり小さなうちからできることをやっていただきたいなと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。もう一度、教育長のお考えを聞いて終わりにします。

答弁 教育長 矢萩浩

心の健康につきましては、やはり、家庭も児童生徒も正しい知識をしっかりと持つということが何よりだと思っております。また、国や道、それぞれ各機関で、例えば、毎年3月は自殺対策強化月間だとか、9月は心と体の健康推進運動月間だとか、そのような様々な取組をやっているところでございます。そうしたことに合わせて、毎月学校から各家庭に対して保健だよりを出していますので、その中にも盛り込むことが正しい知識を持つことにつながるのかなと思っておりますので、よろしくお願いします。

再質問 8番 岡本美代子

それでは、2点目の骨粗鬆症の検診について、受診率は把握していないけれど、年間で200名くらいが受診しているという答弁ですが、10月3日の道新の記事に「厚生労働省は、骨量が減って軽い転倒などで骨折しやすくなる骨粗鬆症の検診の実施要領を見直す検討を始めた。対象者の拡充も想定し、早期に患者や予備群を把握することで、治療や適切な健康管理を促す狙い。政府が掲げる健康寿命の延伸に向け、対策を強化する」と出ていました。先ほども言いましたように、1,200万人が骨粗鬆症だということで、私は、ある程度の年齢になったときに、病院の先生が検診することを勧めてくださることが手っ取り早いと言ったらおかしいですけれど、一番効果のあることでないかなと思っています。たまたまうちのすぐ近所の方が70代の頃に骨折して、しばらくして聞くとまた骨折したのだと。奥さんに骨がもろいのではないですかと言うと、2回目に骨折したときに調べてもらったら70代だけれども90歳代の骨量で、今やっと治療を始めましたと言っていました。あと何年かで90歳になる方なのですけれど、まだ畑仕事に行ったりして元気にしているので、やはり元気でいるためには骨密度というのは本当に大切なのだと思っています。運動とか、栄養指導とか、そうしたものを否定するわけではありませんけれども、骨というのは時間がかかりますので、本当に今、少なくなっている方にはすぐ治療していただくほうが近道というか、効果が出るものだなと思っています。病院に行っている方が多いですから、町内の医院とか国保病院も含めて、積極的に骨密度を測ることを勧めていただくということに取り組んではいかがでしょうか。もちろん検診なども大切ですけれど、病院の先生から勧めていただくというお考えは持っておりませんか。

答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)

御答弁いたします。20歳をピークに骨密度が減少すると言われていまして、40歳ぐらいから発症しやすくなって、70歳以上では相当数が骨粗鬆症になるのではないかという研究報告もある中で、御答弁させていただいた中にもありますが、基本は運動とバランスのよい食事だと考えております。20代のうちから、若い世代への健康教育、あと中高生も含めたトレーニング教室、栄養相談、美幌町には管理栄養士のほかにヘルスリーダーもおりますので、まずバランスのよい食事、健康教育をしていきたいと思います。また、しゃきっとプラザ等々もございますので、骨や筋肉に負荷をかける運動指導を早い段階から実施してまいります。当然、教育と面談の中で検査が必要な場合については町内5医療機関で実施しておりますので、そちらへの受診を積極的に勧奨してまいりたいと思っております。以上でございます。

再質問 8番 岡本美代子

言っていることはよく分かります。私もスポーツをしているときは骨がどうかとか調べてもらったり、栄養面なども考えていましたけれども、ただ、グラフを見ると60歳ぐらいから結構急激に減っていくのですね。今の答弁では20歳から減るということなのですけれど、どのような生活をしているかで大分違うと思うのです。スポーツをしたり、スポーツの種類によっても骨密度が高まるものとそうでないものがあるというのですけれども、平均的に生活もあるかもしれませんが、60歳以上から急激に減少するというグラフを見たことがあります。でも、減少している人方に今から栄養とか、そのような指導をして遠回りになるよりは、例えば、来年から美幌町では骨密度を高めるためにまず検査をしてもらって、そして、骨密度のない人は治療をしてもらいますよとか、そのような取組ができないかという質問なのです。遠回りのことでなくてもすぐに治療してもらって、その治療をしている方を知っていますが、月に1回の注射とか、それから薬を飲むとか、そこまでお金のかかるような治療でもないし、患者も身体的負担になるような治療でもないと思っています。介護保険を使うことにならないよう、健康づくりという面でそのようなことに取り組むことは不可能でしょうか。町長、もしよければお答えいただきたいと思います。

答弁 保健福祉課長 中尾亘(保健福祉課長は2023年6月まで)

御答弁いたします。まず先に、先ほど道新の記事の紹介がございましたが、現在、国は健康日本21(第二次)というものを策定しており、来年度見直しがかかる状況にあります。これは、国が生活習慣病の発症予防として総合的な国民の指針を示したもので、現在はがん、脳卒中、心筋梗塞等の循環器疾患、あと糖尿病などを重症化予防の徹底として挙げている状況です。この指針に基づいて、道も美幌町においても同じく計画を進めている状況にございます。これまで国は、命に直結するがんや循環器疾患などの早期発見を重点に考えておりました。御承知のとおり、現在、超高齢化社会を迎えてございます。今後については、国も高齢者が快適な高齢期を迎えるため、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を新たな目標として考えていると聞いております。御質問の来年度からの検診に取り組むという部分は、いろいろな医療機関だとか、検査機関と調整をしなければなりませんので、正直なところ来年度の実施は難しいと考えてはおります。しかし、現在、乳がん、大腸がん、子宮がんについて、レディース検診という形で女性を対象とした検診を実施しておりますので、その中で効果的な対策として検診ができるかどうかも含めて、今後の国等の動向を見極めながら、調査・検討をしてまいりたいと思っております。以上でございます。

再質問 8番 岡本美代子

先ほども言いましたように、患者数が1,280万人いるということは、国民の1割の骨密度が悪くなっているのではないかなと思っています。私は、介護される方の3分の1が転倒などによってなるという記事を見たことがありますし、ここの席で言わせていただいたこともあると思うのです。もちろん、がん検診とか命に直結するようなことも大切なのですけれど、寿命が延びれば延びるほど普通に生活できるということが、非常に価値のあるものになるのではないかなと思っています。実際に治療をした人がよくなったりしているのを見ていますから、ぜひ、国の新しい指針を待つまでもなく、町独自で取り組んでいただきたいと思います。最初は、少し医療費がかかるかもしれません。ただ、骨折した、入院した、介護を受けるようになったとなれば、かなり金額的にも、保険的にも変わってくるのではないかなと思っています。何より、高齢の方、若い方でもそのような方がいますけれど、その方の幸せを守るという意味で早期に取り組むべきだと考えています。町長がお考えを示していただけるのであれば示していただきたいし、同じですよという答えならそれでよろしいのですけれど。

答弁 町長 平野浩司

骨粗鬆症というか、どのタイミングでその意識を強く持つかということが大事なのかなと思っています。今、うちの町立病院もそうですが、病院と言われる診療所には、必ずどこも骨粗鬆症についての貼り紙がしてあります。ということは、それだけ国を挙げて、これから寿命が延びるということは、皆さん健康で長生きをしてほしいということで、そのことはしっかりやらなければいけないと思うのですね。それで、担当から説明したとおり、突如現れるわけではなくて、若いときから明らかに減少するということが分かったら、基本的に予防をしなければいけないのかなと。また、きっかけとしてその兆候があるとか、気になる方はしっかりと受診してもらって判断してもらうと。それは、治療なのか、日常の何かの改善なのかということをやっていけばいいのかなと思っております。今、高齢の方々に対して、骨密度と腸内環境をどうするかというコマーシャルが多く、サプリメントが出ていたり、本当に毎日のようにPRがされています。ですから、私もそうですけれど、年齢をある程度重ねた人たちはしっかりとそのことを意識して、骨密度というのは年齢とともにどんどん落ちていくということを皆さんに伝えるというか、そして、その中でどれを選んでいくかということを当然、国もですけれど、町として示していく努力はしていきたいと思っております。

再質問 8番 岡本美代子

それでは次に、働き手不足について、答弁では「専門的・技術的職業」が17.2%で3.24ということで、パーセントで示していただいてますけれど、例えば、美幌町の中で何人ぐらい足りないのかという人員として把握されているのかどうか、お聞きしたいと思います。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

ハローワーク美幌の労働市場によりますと、令和4年10月分でございますが、有効求人数は395人、有効求職者数は234人ということですので、差引き161人が不足していると示されております。よろしくお願いいたします。

再質問 8番 岡本美代子

これは、ハローワークに行った方とハローワークへ出した方の数字だと思うのですけれど、私も大きくはないですが商売をしていて、ハローワークや新聞に求人を出したことがありますが、1件も電話が来ないのだと何年か前から言われています。答弁の中で、土木とか、建設業界で働く人を呼び込もうとして、社団法人ドット道東との協力を今年の10月より始めたとあります。ちょうど道新にもドット道東の記事が出ていまして、2020年から2年間で、道東の26事業所で27人の採用が決まったと、これは非常にいいことだなと思っています。それで、今年から美幌も参加したということなのですけれども、これも美幌の方が関係しているのですね。これは道東全部なのですけれど、このようにして美幌でこの仕事がしたいと来てくださることがあれば、非常にありがたいことだなと思っています。それから、答弁にありますように、UIターン相談会で企業紹介をする、移住・定住などのパンフレットで町をPRするということなのですけれど、今コロナ禍ではありますが、このことに対してはどのような効果があったのか、もしあればお聞かせください。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

ただいまの御質問ですけれども、令和元年度に東京都のUIターン相談会での企業紹介ということで「北海道まるごとフェアinサンシャインシティ」におきまして、オホーツク商工会議所協議会主催のUIターン相談会で本町のPRを行っていただいたところでございます。こちらには美幌商工会議所が参加できなかったため、北見の商工会議所にお願いしてPRさせていただいたとのことでございます。何名来場されてといった実績は不明でありますが、1名の希望者がございまして、美幌にその方がいらして、美幌の商工会議所で仲介しまして、町内事業者とのマッチングを行ったのですけれども、就職まではつながっていなかったのではないだろうかということをお聞きしております。よろしくお願いいたします。

再質問 8番 岡本美代子

北見地域の職業訓練センターに負担金を出している、中小企業学校旭川校へも助成しているということなのですけれど、私も商工会議所に入っていますのでこのようなことと分かっておりますが、美幌にも職業訓練校があったのですが、なくなって何年になるでしょうか。今、町で働いている技術を持った方の中には、まだ70歳代の方がいまして、そのような方の技術を教える先がいないという話をよく聞くのですね。技術とか資格というのはすぐ取れるというものではありませんので、教える先がないということは、人口減少も相まってですけれども、町の力が弱くなるのではないかと大変危惧しているところなのです。人材をどこに求めていくかということなのですけれども、昨日の一般質問で、JAに海外から16名が来て仕事をしているということで、地方全体ではどのぐらい来ているのかたしか六十何名だったかなと思うのですけれど、その辺どうでしょう。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

ただいまの海外の方が美幌でお勤めになられている人数ということですけれども、申し訳ございません、今、手元に資料がありませんので、御了承をお願いいたします。

再質問 8番 岡本美代子

農業分野とか、それから食品加工のところに海外の方が仕事に来ていますけれども、働く人の不足を補うということは、移住・定住と全く同じだなと私は思っているのです。日本全国で働き手がいないのですね。美幌町だけの問題ではないと思っています。昨日の伊藤議員の一般質問に対する答弁で、JAに来ている16名の方たちの交流の場を社会教育の場で実施しているというお話がありましたけれども、これからは農業や食品加工などいろいろな分野の働き手として、若い人がたくさんいて職を求めるようなところ、ベトナムとか海外の方に結局は頼らざるを得ないのではないかと私は思っています。私たちは美幌にいますから余りそのような人とは接しませんが、ちょっと都会に行くと、いろいろな分野でそのような方が働いていますよね。海外の方に働き手を頼るという時代がもっともっと来るのではないかなと思っています。そのときに、商工会議所なのか、町なのか、それは私の口からは言えませんが、今、来ていただいている方にどう接するかだとか、いつも町長がおっしゃっているような海外との関係人口もそうですけれど、美幌と言えば親切でいい町だよとか、便利だよとか、海外から来ていただいている方にそう感じていただける町でなければならないと思っているのですね。今、社会教育のところで接点があるということなのですけれど、今後、海外から来ている方に対して、もっと美幌を知っていただく、温かく迎える、どこに働きに来ていても町として接点を持って迎えるという考えを町長はお持ちでないでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

町長にさせていただいたときの私の公約の中に「外国人労働者に対する教育機会の推進」ということもあります。今、岡本議員がおっしゃったように、これから外国の方の力を借りなければいけない、縁があって来て、何年か過ごして戻ったときに、その方が美幌で働いて本当によかったということの積み重ねが、後から続く人に日本に行くならば美幌がいいよと言える環境づくりをしなければいけないかなということは、常々思っていることなのですね。では、具体的に何かという話になったときに、実際に農協であればベトナムの方々が来ていて、皆さん本当に勤勉で、プライベートでもいろいろなことを学びたいというときに、少しでも日本の文化を知っていただくとか、それから美幌のことを知ってもらうようなことでの関わりを社会教育でやらせてもらっています。また、たまたまうちの自治会にいらっしゃるので、自治会の方々も常に声をかけて、交流とまではいきませんけれど必ず会ったらお互いに挨拶をするとか、帰ってきたらお帰りとか、地域でそのようなことをやっていただいています。ですから、これからはそのつながりをしっかり持てる、それからそれをきちんと伝えられるまちづくりというか、今も皆さんそのような方ばかりなので、これをずっと続けれるようなまちづくりをしていきたいと思っております。

再質問 8番 岡本美代子

研修とか、実習とかで来ている方々にはもちろんそうなのですが、例えば、もっと都会というか、うちの娘がいる埼玉県では4軒先は海外の夫婦で家を持っているだとか、本当にそのような時代なのだなと思っています。ですから、美幌に働き手がいない、町の力が弱くなってしまうということを危惧したときに、先ほどの話とも関係しますけれど、高齢者の方が健康で働き方を考えながら少しでも長く働いていただく、それから美幌駐屯地、自衛隊の退職者の方が多方面で働けるような対策を打つ。もう一つは、非常に難しいと思うのですけれど、若くてもひきこもりで今まで働けなかった人でも働いていけるような道筋をつける、そして、海外の方が単発ではなく、長期にわたり働いていただく。海外の人材といえども、きっと日本では取り合いになると思っています。そのような中で、先ほど町長が言っていただいたように、美幌は本当にいい町だよ、美幌へ行って働いたら働きやすいよということを広めていくことが大切ではないかと思っています。そのためには、ケンブリッジと友好姉妹都市提携を結んでいますが、そのようなことにとらわれず、今度は働き手の多いところと姉妹都市提携を結ぶとか、結ばなくても交流の場を設けるとか、将来的にそうしたことが必要ではないかなと考えています。とっぴな話なので、町長に答えを聞くということにはなりませんけれども、もしお考えがあれば、お聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

岡本議員がおっしゃるとおりだと私は思うのですね。ニュージーランドのケンブリッジとの交流もそのまま続いていますし、何とか関係をつくりたいということで、例えば、教育委員会であれば、語学指導の関係で今までもずっとニュージーランドを指名しております。状況によって一人は他の国になっている部分もあるのですけれど、やはりその縁を使って、ケンブリッジでなくてもニュージーランドから来ることによって町を知ってもらって、もしそのような機会があったら来ていただけないでしょうかということのお願いを常に言っています。また、今ベトナムから来ている人たちの部分も、中間に入っている団体があるのでですが、そうではなくて、いろいろ制度的に難しい問題があるのでしょうけれども、本当はこの地域という器の中でそのような方たちとのつながりをきちんと持って、行ったり来たりできるような関係というのは、これからは必然だと思いますし、それは町としてしっかりやる必要があるかなと思っております。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

申し訳ございません。先ほどの美幌町内で技能実習されている外国の方の人数が分かりましたので、お伝えしたいと思います。本年11月30日現在で89名の方が技能実習されているということでございます。外国人の内訳でございますけれども、永住者も含めますと116名おりまして、その中で最も多いのが中国の方、続きましてミャンマーの方、それからフィリピンの方とベトナムの方が並んでいるという状況でございます。よろしくお願いします。

再質問 8番 岡本美代子

八十何名はすごく多いですね。私は、国技、神技と言われたスポーツである相撲業界のことを考えれば、すごく分かりやすいのではないかなと思うのです。もし、海外の方が入らなかったら、あれはもうなくなっていたのではないかなと思うのです。本当は、日本で日本の方が働ければすごくいいのですけれど、非常に難しい時代には新たな取組も必要かなと思っています。自分自身では海外の方だなと思って交流を試みたりするのですけれど、どう思われるかなとか、まちの中の方もちょっと接し方が分からないというものがあるかなと思います。ただ、今コロナ禍でいろいろなイベントもありませんし、まちでやっているところにお誘いして見ていただくというのもありません。非常に難しい時代ではありますけれども、海外の働き手の方にどう美幌町で活躍していただくかということが、大きなポイントになってくるのではないかと思いますので、町長のお考えをお聞きして安心したところであります。ぜひ、継続的に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 教育長 矢萩浩

先ほど、岡本議員からの御質問で答弁調整させていただきました小中学校の精神保健についての年間履修時間でございますが、小学校で3時間、中学校で4時間の指導を行っている状況であります。どうぞよろしくお願いいたします。

出典:美幌町議会 令和4年第11回定例会 2022年12月8日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる