みんなの議会

美幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年3月3日

峠の湯びほろの将来構想について

2021年3月3日、美幌町議会の一般質問で、戸澤義典議員が「峠の湯びほろの将来構想について」質問し、町長 平野浩司、商工観光主幹 多田敏明、経済部長 石澤憲が答弁しました。

質問者
戸澤義典 議員
答弁者
町長 平野浩司、商工観光主幹 多田敏明、経済部長 石澤憲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 戸澤義典

私からは、峠の湯びほろについてと、町長公約の進捗状況について一般質問をさせていただきます。まず、峠の湯びほろについて。峠の湯びほろの将来構想について。令和元年9月定例会の一般質問において、峠の湯びほろの将来構想について質問をさせていただきました。そのやり取りの中で、町長から、できればこの1年ぐらいの範囲で方向性は出したいという思いはある。判断する一つの考えとして私の中で持っているのは、新たな投資をする時期と、それから、今、維持管理をするためにどれだけ町が持ち出すかということの分析を私なりにもさせていただいている。委託会社にも、新たな提案の中で、何ができるのかということをお願いしている。いずれにしても、私は、そんなに時間はかける気は全くありませんと御答弁をいただきました。御答弁をいただいてから、はや1年が過ぎました。現在の指定管理者との契約も残り1年となりました。この1年間、十分検討を重ねてきたことと思いますが、検討してきた経緯とその結果についてお聞かせください。2点目、町長公約の進捗状況について。オフグリッド小規模ソーラー発電の推進についてお伺いいたします。令和元年6月定例会の一般質問において、町長公約であるオフグリッド小規模ソーラー発電の推進について、町長の考えをお聞かせいただきました。平成30年9月のブラックアウトの教訓から、各家庭において最低限の電力確保を行う必要性と、その中で、オフグリッドソーラー発電が有効と判断し、各戸設置を含めた小規模ソーラー発電の推進をしたいこと。また、地元でそういうものを起業してくれて、それを住民が設置した場合に、それに何らかの支援をするとか、そういうことができれば非常にいいかなというふうに思っていると伺いました。今年は、燃料不足と寒波、そしてコロナ禍の影響もあり、全国的に電力の需給が逼迫しているそうです。真冬にブラックアウトが起きたら、それこそ命に関わることとなります。私が質問してから、はや2年がたとうとしています。この間、公約実現に向けて様々な研究、検討を重ねてこられたと思いますが、オフグリッド小規模ソーラー発電の推進に向けての2年間の成果と、いろいろな課題もあったことと思いますが、その一端をご紹介いただければと思います。また、公約実現に向けて、今後の取組方についてお聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

戸澤議員の御質問に答弁いたします。初めに、峠の湯びほろの将来構想についてですが、峠の湯びほろにつきましては、年間10万人以上の方に利用いただいている町の主要な公共施設でありますが、昨年来、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による休業もあり、令和元年度は10万人を維持したものの、令和2年度は9万人ほどの入浴者数と見込まれております。また、経営面においても、現在の指定管理者は経費節減に努め、集客のためレストランメニューの充実を図るなど、安定経営に向け努力いただいておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、入浴者数が減少し、厳しい運営が続いているところであります。御質問の峠の湯びほろの将来構想についてでありますが、令和元年9月定例会において、戸澤議員より御質問をいただき、さらに検討を重ねていたところでありますが、新型コロナウイルス感染症拡大や、町内温泉施設でありました、LIFEINBIHOROが昨年8月で事業を休止するなど、状況が大きく変化しております。このような状況変化はあるものの、施設の老朽化が進んでいくことや、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も見通せないこと、また、次期指定管理者募集時期も近々であることから、早い段階で方向性を示していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。次に、町長公約の進捗状況について。オフグリッド小規模ソーラー発電の推進についてですが、日常の生活を維持する上で、電源の確保は欠かすことのできないものであり、その供給が停止となった場合に、社会的にほとんどの機能が麻痺してしまうことは、ブラックアウトの際に経験したところであります。このことから、災害時における照明や携帯電話の充電といった最低限の電源確保手段として、蓄電池を備えたオフグリッド小規模ソーラー発電が有効と考えていたところですが、現実的には、冬期における暖房や家電等の使用を視野に入れた取組の検討が必要であり、その際、必要発電量の算定や機器の規模などの課題が生じてきます。一方、太陽光発電設備において、蓄電池設置が標準となったり、プラグインハイブリッド車を利用した外部給電も実用化され、大容量の電源確保も可能となってきております。あわせて、家庭用蓄電池の性能向上や価格低下が進み、簡単に確保できる状況となっており、家庭内において容易に多様な電源確保ができるとともに、いろいろな手段を講ずることが可能となっております。今後におきましては、家庭内での電源確保の紹介や、多角的な観点から、低コストで実用的な手段を研究してまいりたいと考えております。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 1番 戸澤義典

それでは、峠の湯びほろから再質問をさせていただきたいと思います。まず最初に確認事項ですが、今年度予算では、木質チップボイラーの天井耐火材交換、そのほか脱衣室の棚修繕、ろ過操作弁交換などを含めてですけれども、1,500万円くらいです。そして、来年度予算で、1,250万円ぐらいをかけて、木質チップボイラーの炉床、火格子の修繕、それから脱衣室、西側の大浴場とかの修繕も含めてですけれども、そういう予算が組まれております。昨年質問したときに、チップボイラーとA重油ボイラーを両方使っていますと。コストはチップボイラーのほうが安上がりですけれども、故障が多くてなかなかフルで使えないという答弁をいただいたのですが、現状はどうなのか。それから、将来構想がまだ不明確な時期であり、来年度1,250万円、チップボイラーの部分はもう少し安くなると思うのですけれども、緊急で修繕する必要性があるのかどうかについて、まずお答えいただきたいと思います。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

チップボイラーの件でありますけれども、チップボイラーにつきましては、今年度と令和3年度におきましても、修繕、メンテナンス等をさせていただきまして、いつでも使用できる状態であります。ただ、現状としましては、チップのほうがコストが高いということもありまして、A重油をメインで使用しているところでございます。今後におきましても、メンテナンスを行いまして、通常使用できるようにしてまいりたいと考えております。

再質問 1番 戸澤義典

今、A重油のほうが安いと回答していただきましたが、私の認識は逆だったのです。A重油のほうが安いのであれば、なおさら将来構想が分からない時期にチップボイラーを直す必要性が理解できないのですけれども、緊急で直さなくてはならない理由が何かあるのでしょうか。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

チップボイラーにつきましては、導入当初、経費、環境面などもありまして、導入しております。今後におきましても、現在はA重油がメインでありますけれども、チップボイラーにつきましても使用してまいりたいと考えております。

再質問 1番 戸澤義典

峠の湯びほろを今後もずっと使っていきますという観点であれば全然問題ないと思うのです。ただ、まだどうなるか分からないという時期に、緊急性がないのであればすぐに修繕する必要はないと個人的に思ったのです。この辺は、水かけ論になりますので、置いておきます。次に、経営面という観点で再質問させていただきたいと思うのですけれども、当然、管理を委託している会社の方ともいろいろ協議されていると思いますが、集客率を上げるためにいろいろな考え方があると思うのです。2階を使って大宴会をやって、送迎ができるバスも調達するとか、そういうことをやればお客さんが増えると思うのです。例えば、バスを10時、14時、18時に走らせて、10時に迎えに行って、昼ご飯を食べて14時に帰ってもらう、あるいは、14時に来ていただいて、夕ご飯を食べてもらって18時に帰ってもらうというように、温泉が好きだけれども、足がなくてなかなか行けないという住民の方も結構いると思うのです。ワンコインバスについても峠の湯まで行っていないという状況で、バスがあったら集客率が上がるとか、レストラン機能もありますので、2階に宴会スペースがあったらもう少しできるとか、管理委託会社とそういう話が出たのか出ないのか。また、2階で宴会をするとすれば、そういうスペースがあるのかないのか。今すぐは無理だとしても、町が持っているマイクロバスの更新時期に古いバスを貸与することができるのかどうかも含めて、いろいろな面で管理者との話合いがなされたのかという観点についてお話しいただければと思います。

答弁 町長 平野浩司

管理面については、指定管理をしていただいている業者と担当で毎月の経営状況等を協議して、どういう状況かというのは全部お話ししています。私はその結果を見ていますし、その改善方法について相手方とお話をさせていただいています。今の御質問の中にあったレストランについて、答弁書にも書いてありますけれども、レストランを再開して、メニューも充実させて、峠の湯全体で収入を上げるという有効な手段ということで、当初はかなり期待をしておりました。そのことによって、2階はもともと畳だったのですけれども、カーペットを敷いて、椅子を置いて、床に座らなくてもできるような形で宴会をやってもらったりしていました。しかし、残念ながら、今回のコロナ禍の中でそういうことがなかなかできなくなったというのが実態だと思っています。また、光熱水費の削減についても、いろいろと知恵を絞りながらやっております。先ほどの入浴者数を増やすということにおいて、町のバスをそこに行かせてほしいという話は具体的に出ておりません。逆に、今までの経過を見て、ただでバスが来てくれればいいのでしょうけれども、お金をかけてまで入浴者数の確保をするか。今、見込みで9万人ほどという中で、これが5,000人とか1万人単位で増えるというのであれば考えるのでしょうけれども、今は、大体9万人、10万人を想定した中で、どういう形で収入を増やすかということに対して、設備の問題とほかの試み、言うならばレストランを強化するということで進めているというお話を伺っております。

再質問 1番 戸澤義典

ワンコインバスだと往復利用すると200円かかりますけれども、町の古くなったバスを貸与して無料送迎バスという形で出せば、一般のお客さんも宴会のお客さんも増えると思うのです。そういう意見は出なかったということですけれども、そういう考え方も一つあると思います。また、今、LIFEINBIHOROが休業しているということですが、あそこは源泉が二つあるのです。ぬるい温泉と熱い温泉があって、泉質も違うということで、それらを利活用して、峠の湯びほろに来れば3種類の温泉が楽しめますよというのもPRになると思います。構造上、三つの温泉を浴槽ごとに分けて入れるということは可能なのでしょうか。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

浴槽の数でいくと、三つは恐らく無理ではないかと思います。大きな浴槽と薬草風呂と泡が出る浴槽の三つがありますけれども、そこは系統がありますし、循環ろ過もありますので、そういうことを考えると、新たに一つ持ってきて足すというのは不可能ではないかと考えております。

再質問 1番 戸澤義典

露天風呂もありますけれども、系統上は一つの温泉しか駄目という理解でよろしいのでしょうか。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

現在、資料がございませんけれども、ろ過機能等を鑑みますと、1系統だと理解しております。

再質問 1番 戸澤義典

LIFEINBIHOROの熱いほうの温泉は50度から60度近くあったと思うのです。例えば、それを持ってきて、今の峠の湯の源泉の温度はたしか30度ちょっとぐらいだと思うのですけれども、それを持ってきて混ぜることによって、沸かさなくてもそのまま利用できると思うのですが、そういうことは可能でしょうか。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

LIFEINBIHOROと峠の湯では、恐らく温泉の成分が大きく違うと思います。ですから、混ぜるということになりますと、成分がどうなるかということがあろうと思いますので、困難ではないかと思います。

再質問 1番 戸澤義典

確かに成分は変わると思いますけれども、成分が変わったから温泉機能がなくなる、あるいは温泉と指定されないということは多分ないと思うのですけれども、構造上は可能でしょうか。

答弁 町長 平野浩司

後楽園の温泉を持ってきたらどうですかという協議をいろいろさせてもらいました。その中で、まず、温泉成分が混ざるのはどうなのか。それぞれ許可があって、成分も表示されている中で、それを混ぜることは皆さん基本的にあまり喜ばないです。泉質が違うということがはっきりしているということと、ひと頃、峠の湯では網走のホテルにお湯を売っておりましたが、逆に買い求める場合に、湯船にぽんと入れて、どんどん足してあふれさせて入るということは、浴槽さえあれば可能かもしれないですけれども、現実に不特定多数の方に入っていただくためには、ろ過する施設とか、きちんとした設備を必要とします。そういうことを考えると、単純にお湯があるからお湯を持ってくるということではなく、相手のところについては、温泉施設があって、そこにお湯を入れることによって、きちんとお湯が循環して、全て消毒滅菌処理ができている中でお湯を買っていただいていたという状況であります。ですから、ここにお湯があるからそれをこっちに持ってきて使うという、そんな単純な話ではないということで、今、指定管理をしていただいているところと何回か協議をさせていただいています。

再質問 1番 戸澤義典

次に、また違う観点から質問させていただきたいと思います。指定管理料が年間1,300万円ということで、普通の施設であれば維持管理経費という捉え方をしてもいいと思うのですけれども、例えば、スポーツセンターですと、年間の維持管理経費が約2,000万円です。B&G海洋センター、いわゆるプールですと1,750万円です。河畔公園運動広場、パークゴルフとスケートで1,570万円ぐらい、スキー場が1,300万円ぐらいということで、指定管理料だけを比べればスポーツ施設と同じぐらいで、維持管理経費については、先ほど言いましたように1,000万円以上かけているのですけれども、ほかの施設も修繕が必要なときには維持管理経費を別個に組んでいますし、それと比べれば、多分とんとんなのかなという気はします。先ほどもありましたように、峠の湯の年間の利用者は9万人で、多いときは10万人です。ほかのスポーツ施設は調べられなかったのですけれども、そのぐらい利用があるところはないと思います。また、現在、湖南荘がやめてしまって、LIFEINBIHOROも休業しているということで、温泉愛好家にとっては行くところがだんだん少なくなってきております。そういう中で、いろいろ意見を聞いて今後どうするかということを検討した、あるいはこれからもしていくと思うのですけれども、利用者の意見をきちんと聞いたのかが分からないのです。今まで、峠の湯の利用者に意見を聞いて集約したことはあるのでしょうか。あるのであれば、利用者の意見の一端をお聞かせいただければと思います。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

指定管理者と私どもで協議はさせていただいておりますが、利用者の方々から直接お声を伺う、あるいはアンケートをしたということはございません。よろしくお願いいたします。

再質問 1番 戸澤義典

やはり、利用している人の意見を一番尊重すべきだと思うのですけれども、決心するにしろ、継続するにしろ、やめるにしろ、利用者意見は聞くべきだと思いますけれども、その辺はどう感じておられますか。

答弁 町長 平野浩司

利用されている方が温泉を望むので、それを継続するということは基本的に問題はないと思うのです。そこで考えなければいけないのは、それを継続するために皆様のお金をどれだけそこに費やすかという、ここが問題だと思っているのです。答弁の中に書かせていただきましたけれども、もうちょっと皆さんに時期を待っていただきたいという思いで書かせていただいた状況であります。当時、ふるさと創生の1億円のうちの半分を使って、やはり美幌でも温泉が必要だという思いの中で、町が直接井戸を掘ったという状況の中において、私は美幌の中に温泉施設は必要だという認識は今でも持っております。そういう中で、例えば、町がやっているもの、民間がやっているものと考えたときに、仮に町が関わることによって、そこに多額のお金を今後費やしていくことに対していかがなものか、ある程度そのことを判断しなければいけないと思いますし、それは議員の皆さんも含めた町民の方々に問わなければならない。皆さんがある程度のお金がかかってでもいいと、温泉は何ぼお金がかかっても維持すべきだという話であれば、それも一つの判断かなと思っております。実態をお話しさせていただきますと、光熱水費、言うならば燃料代と電気代と水道料を入れて大体3,000万円かかっています。仮に10万人の入浴客に500円をいただいて、5,000万円のうち3,000万円が光熱水費です。なぜかというと、やはり温泉の湯温が低過ぎるというのが大きな問題だと考えているのです。ですから、この辺の解決を今まで模索しながら、加温をするための燃料費を軽減するために、当時、重油よりもチップボイラーのほうが安いということがあって、国の全額補助で入れました。それは、環境に配慮したゼロカーボンという発想でしたけれども、現実は、先ほど担当からお話しさせていただきましたけれども、重油のほうが安くなって経営をするということであれば、重油を多くたいたほうが安くなっているのが現状です。そういうことをいろいろと整理しておりますので、その中で1年たったということです。9月ですから、何とか次の指定管理者を選ぶ1年前の作業となれば、9月とか12月までに今後の考え方はしっかり示すことができるのかなというのが今の状況でございます。

再質問 1番 戸澤義典

一番経費がかかるのが温度低下による加温だというお話をされました。それもあるかもしれないですけれども、私は、施設自体が広過ぎて、冬の暖房に一番かかっていると思うのです。例えば、経費がかかるのであれば、最初に建てるときはお金がかかるかもしれませんが、先ほど言ったように、いろいろな方法で集客を増やして、最終的に全て入浴収入等で賄えるというところまで持っていければ、町のお荷物にはならないと思うのです。ですから、そういう営業の仕方に持っていけるような仕組みづくりにすれば、多分、最初の投資だけで済むと思います。次に、先ほど9月か12月頃と言っていましたけれども、来年3月までが指定管理期間ということで、12月に結論を出して、指定管理をやるといった場合はそのままできますけれども、3月いっぱいでやめますといった場合に、指定管理者はそれでは納得できないと思うのです。やはり1年前ぐらいからお知らせしないとなかなか厳しいと思うのですけれども、その辺はどう捉えているのでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、指定管理をしていただいている指定管理者も多額の赤字を抱えております。そのことについては、本来であれば町が新たに補塡をするということを考えなければならないのですけれども、それをどういうふうに解消するかということで、指定管理を受けていただいたときから私もいろいろと協議をさせていただいていまして、こういうことはできないのか、これはどうでしょうか、設備的にはどうなのかという話もさせていただいています。当時は、温泉が熱源としてしっかり保てるということで、施設内は全て同じ系列で、熱源として全て暖房も行っています。それを切り離したくても切り離すには相当の金額がかかったり、そういう施設としての問題も抱えております。これから維持管理をしていく中で、浴室内の木製ドームは、造ったときは道内でも非常にすばらしいという評判を得たのですけれども、私が経済部長のときに改修をやって、今後何年やるといったときに非常に多額のお金がかかると。そういう投資も含めて考えた場合に、今、維持管理をしていただいている方々の話と将来に向けてという部分を並行して考えて、相手方については、一つの考え方として、こういう腹積もりであるということは逐次協議をしながら、例えばこれが改善できないとこういうことはなかなか難しいとか、そういう話を逐次させていただいております。ですから、正式にどうするという話まではしっかりとしていませんけれども、相手方も私がどういうふうに考えているかについてはご理解いただいていると思っております。

再質問 1番 戸澤義典

また違う観点で質問させていただきたいと思います。4年前、私が経済建設常任委員会にいるときに峠の湯を視察させていただきました。外から見せていただいたときに、外のコンクリートがこんなに崩れているのか、中は大丈夫なのかなという認識を持ったのです。前回質問をしたときに石澤経済部長から、平成29年に実施した調査は、安全性の観点よりも、施設の耐用年数を持たせるためにどのような改修が必要で、幾らくらいの費用がかかるのかという調査だったと答弁をいただいたのです。例えば今、地震が来て、重たい丸太の天井が落ちてこないかという心配もあるのですが、そういった安全性の調査とか耐震診断とか、やる必要性はあるのか。やめるか、継続するか、決まっていない段階ですけれども、そういう調査は早急に必要ではないのか。それをもって判断材料にもできるのではないかと思うのですけれども、そういうことをやる計画はないのでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今のところ、そこまでは考えておりません。

再質問 1番 戸澤義典

造られてから二十数年がたっています。何年か前も天井のボルトが落ちてきて改修もしています。人命にも関わることですけれども、そういう耐震診断を考えていないということは、もうやめてしまうのかなという意識もあります。事故が起きてからでは遅いと思うのですけれども、耐震診断をしなくて、本当に大丈夫でしょうか。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

ただいまの御質問の耐震という意味では、平成8年の建物でございますので、耐震の基準は満たしている建物でございます。よろしくお願いいたします。

再質問 1番 戸澤義典

耐震の基準を満たしているということは、温泉の成分で腐食が進むのも踏まえて満たしているという認識でよろしいでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、お話をさせていただきたいのは、耐震はどうかというところでは、構造上基準を満たしている建物だということであります。ただ、日常的に使う中で、温泉施設ですので、腐食があったり、そのことで設備とか構造に影響があるものについては、指定管理をしている方々に日常的にしっかり見ていただいていると思っています。例えば、この先年数がたった場合には、どこかで検査はしなければならないと思っていますけれども、先ほど言ったのは、今の段階で検査をすることは考えていないとご理解いただきたいと思います。

再質問 1番 戸澤義典

耐震構造ではなくても、安全性です。要するに、天井からボルトが落ちてきて、入浴者の頭に当たってけがをしたとか、そういうことは今のところ考えられないという認識でよろしいでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

そのとおりでございます。

再質問 1番 戸澤義典

いずれにしましても、私の後にもお二人の方が峠の湯びほろについて質問されますので、内容を少し残しておいて、これで終わりたいと思います。次に、小規模ソーラー発電について再質問をさせていただきたいと思います。答弁の中で、太陽光発電設備においては蓄電池設置が標準となったとか、プラグインハイブリッド車を利用した外部電源も実用化されてきましたということでした。太陽光発電をつけている家、あるいはプラグインハイブリッド車に乗っている家庭はまだごく少数だと思うのです。大多数の方はそういうものをほとんど利用できないという環境の中で暮らしていると思います。その中で、ブラックアウトになったときにどうすればいいのかということで、小規模ソーラー発電という考えに至ったと思うのです。暖房とか家電を考えたときにどうなのかという御答弁がありましたけれども、暖房については、北海道はポータブルストーブを常備しておく必要性があると思うのです。買っても1万円以内だと思いますので、冬期間にブラックアウトになったときには、外部電源を利用するよりもそういうものが有効ですよという周知徹底が本当は必要ではないかと思うのです。暖房のことはポータブルストーブで対応したほうが効果的であるという周知徹底のほうが有効だと思います。そういう観点で、ブラックアウトになったときに何の電源が必要かと考えたときに、電気は懐中電灯でも何とかなると思いますが、やはり冷蔵庫です。冬場であれば外に出しておけばいいかもしれないけれども、夏場だと中の物が腐ってしまいます。あとは、情報を収集するためのテレビとかラジオです。ラジオは乾電池でできると思うので、本当に小さい電源でいいと思うのです。本当に小さい電源があって、冷蔵庫とかちょっとした明かりが取れれば対応していけるのかなという認識があります。町長の御答弁では暖房ですとか大きな話をされていますけれども、小さいものを各家庭に普及させるというのが町長のイメージではないのかと思うのですけれども、その辺のお考えはどうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今回、最初に提案させていただいたのは、戸澤議員がおっしゃったように、ブラックアウト当時、スマートフォンとか情報端末機器の充電がままならなかったという状況があって、オフグリッドというか、小規模ソーラー発電の仕組みをつくれればいいかなということでありました。ですから、その当時にも小型発電機とかいろいろ持っている方はいるのですけれども、夜中にエンジン音がうるさいとか、外で発電したものを家の中に入れる場合、冬はドアが閉められないとか、そういう問題があって提案をさせていただいております。答弁書の中では、大容量化に対応するものもでき始めたということで、当時のソーラー発電というのは、蓄電池は高くてほとんどついていませんでした。それが今は標準で蓄電池ですから、昼間に発電したら電気業者に売って、それを夜は買うのではなく、今は自分のところで使って、余った分を売り買いするという状況になってきています。これが自由化されて、特定の業種の北電などが買うということではなくて、どこでも売れることになって、状況は変わってきております。そういった中で、本質は、今回ご紹介していますけれども、家庭用蓄電池が非常に普及し始めたということです。私も何個か持っているのですけれども、小さなバッテリーパックを持っていて、それで充電もできますし、ちょっとしたテレビも見られますし、場合によっては大きいものでなければ冷蔵庫も使用できるというものがかなり普及してきています。値段は、容量によりますけれども、安いものであれば1万円ちょっとぐらい、大きければ5万円ぐらい出せば買えて、非常にPRしている状況の中では、ソーラーパネルを設置して、蓄電池をセットで普及させるのはちょっと難しいかなと思っています。ですから、家庭用の蓄電池というものがあって、そこには移動用のソーラーパネルがあって、それを買えば天気のいいときは出して充電もできるという仕組みでありますので、それを紹介したり、やっていきたいと思っております。それと並行して、非常時には車が使える、要は、国なり世界の動きが電気自動車の流れになってきた中で、当時もハイブリッドカーについては100ボルトの電源がついていたのですけれども、それに気づかない人がほとんどで、本当に困ったという状況もあったので、そういうことをこれから皆さんに理解いただけるようPRをしていければいいと考えております。

再質問 1番 戸澤義典

オフグリッド小規模ソーラー発電にはこだわらず、いろいろ説明がありましたけれども、空気発電機とか、水から電気をつくれたり、いろいろなものがあります。そういうものも含めて、ブラックアウトのときには皆さんが対応できるように、そういう施策を推進していきたい、そういうことで方針転換したという認識でよろしいでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

そのとおりでございます。

再質問 1番 戸澤義典

先ほど町長からありましたように、今は無騒音発電機ぱかっとというものもありますし、空気発電機とかもいろいろあるのです。各世帯に早く普及させるためには、こういうものを買ったときに100%ではなくてもいいですけれども、補助金があれば各家庭に浸透していくと思うのです。ブラックアウトはいつ起こるか分からないので、そういう装備品を各家庭に早くそろえるために補助金を出す考えもあるという認識でよろしいでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

近隣でいけば北見市等があるのですけれども、今までは太陽光発電にどちらかというと補助する形がありました。今、蓄電池が非常に注目されたことによって、新エネルギーとか再生エネルギーという観点から、いろいろな補助制度をつくっているところがあります。北見市であれば、大きい太陽光の施設に対して定置用蓄電池システムを置いた場合にキロワット当たり幾ら出しますという補助制度もありますし、ガスで発電した場合には幾らの補助が出ますということで、北海道はないのですけれども、いろいろな制度を国とか、道内自治体で持っております。ですから、そういうことを研究しながら、電源確保のために皆さんの背中を押せるようなことを考えていきたいと思っております。

再質問 1番 戸澤義典

電気の専門家である町長の知識を行政に生かしていただくことを期待しまして、私の質問を終わりたいと思います。

出典:美幌町議会 令和3年第3回定例会 2021年3月3日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる