みんなの議会

小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月15日

(1)自治基本条例について(市民参加条例、まちづくり基本条例)/(2)常設型住民投票制について/(3)赤井川村との将来構想について/(4)家庭ごみ有料化に伴う施策について

2004年6月15日、小樽市議会の一般質問で、大橋一弘議員が「自治基本条例について(市民参加条例、まちづくり基本条例)」「常設型住民投票制について」「赤井川村との将来構想について」「家庭ごみ有料化に伴う施策について」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。

質問者
大橋一弘 議員
答弁者
市長 山田勝麿

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 大橋一弘

住民自治基本条例についてお尋ねをいたします。昨日、山口議員よりも質問がございました。地方分権一括法施行の裁量権拡大を受け、自治基本条例制定。 、 、 、をする動きが加速しています 川崎市基本構想 ニセコ町まちづくり基本条例 東京都多摩市自治基本条例埼玉県宮代町町民参加条例と、名称はさまざまですが、市の憲法に当たるものと言えます。3月31日に制定されました多摩市の自治基本条例の附則を一部読ませていただきます。「私たちが暮らす多摩市は太陽の光あふれる緑豊かなまちです。私たちは大切なこのまちをより暮らしやすくするとともに、次の世代へ引き継ぐために、ともに力を合わせて、みずから築いていかなければなりません。そのためには市民が、市民の手で、市民の責任で、主体的にまちづくりにかかわることが大切です。このため、私たちは一人一人の人権を尊重しつつ、責任を分かち合うとともに、だれもがまちづくりに参画することによって、私たちのまちの自治を推進し、それぞれの持つ個性や能力がまちづくりに発揮される地平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録域社会の実現を目指し、ここに多摩市自治基本条例を制定します 」。これは市民が市政に参加するしくみや自治の基本理念をうたったものでありますが、まちづくりに市民の、 。 、理解と協力を求めることと 市民の参加権利を明確化することが求められているのだと思います 札幌市も上田市長が札幌市自治基本条例の構想私案を準備しております。地方自立の時代に小樽はどのようなまちづくりを目指すのか、市民とともに構想するまちの憲法策定の意欲を持ってもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。次に、常設型住民投票制についてお尋ねします。昨年の第2回定例会で、常設の住民投票条例制定について質問いたしました。その折、今後全国的な動向を見ながら研究していくべき課題であると認識していますと答弁をいただきました。朝日新聞の調査によりますと この1年間に住民投票は116件行われました 市長 議会 市民 いずれも一定の条件を満たせば住、 。 、 、 、民投票を行う常設型住民投票条例の理解は増しており、高浜市のように住民投票条例を制定するだけではなく、多摩市自治基本条例では、住民投票制をその中に入れております。全国的な動向は大きな流れとなってくるものと思います。住民投票条例についても前向きに検討してほしいと思いますが、いかがでしょうか。また、今後、この問題について私たちが意見をぶつけていくのは市のどの部局になりますでしょうか。次に、赤井川村との将来にわたる関係の在り方についてお尋ねします。町村合併につきましては、赤井川村は当面自立と表明されております。また、小樽にとりましても、行政効率上は合併メリットはないと承知しております。しかし、私は将来、小樽市の財政健全化ができた折には合併を考慮すべきと思っております。小樽の水は赤井川から来ております。今冬の松倉山を通っての水道トンネルの雪詰まりによる断水で、初めて赤井川から水が来ていると知った市民もいます。また、赤井川村にはキロロスキー場、都市近郊農業としての小樽にない魅力があります。小樽観光に行き詰まりの兆しのある、 、 、今 未来の小樽のまちづくりのスケールアップと魅力づくりのために 赤井川と何を一緒にやっていけるか協議する場づくりに努めることが必要と思いますが、いかがでしょうか。家庭ごみ有料化に伴う施策についてお尋ねします。資源物常時回収ステーションによる市民の直接持込みについて。空き地、道路わきへの不法投棄が増えています。今後分別を推進する上で、勤務の都合で収集日に出せない人や保管場所のない人への配慮も考えてほしいと思います。新潟県上越市では、常時回収ステーションを21か所設置して、朝8時から夜8時まで持込みを認めています。きめ細かい市民サービスとして、資源物常時回収ステーションの設置を検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。集積場への不法持込みの監視の必要性について。指定日以外にごみを出す人がいます。このことについては監視カメラ設置の市や、戸別収集に切りかえて、近所の視線による効果をねらう市もあります。当市では美化協力員制度を採用すると聞きますが、どのような制度でしょうか。また、既に監視員制度を実行している市では、ごみの中身をチェックされているとプライバシーをのぞかれるようでとても嫌な感じがするとの報道もあります。私個人もこの制度は勘弁してほしいという感想はありますが、協力員制度はやめるとか、短期の時限性にするとか、考えられないでしょうか。また、市民の意見、意向もじゅうぶんに聞いてほしいと思いますが、市民の意見を吸い上げる方法は何かお考えでしょうか。再質問はいたしません (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

大橋議員のご質問にお答えいたします。まず、自治基本条例についてのご質問でありますけれども、自治基本条例につきましては、みずから自治体を運営するために必要な理念、制度、原則を総合的又は体系的に整備した最高の条例で、自治体の憲法とも称されております。ニセコ町のまちづくり基本条例は平成12年12月に制定され、情報共有を基本としながら、町民によるまちづくりを進めていることは認識しております。条例制定に向け、各地で意識が高まりだしているものの、地方分権などの具体的な動きに合わせ、試行錯誤を重ねている段階であると思われます。優良な条例と評価の高いニセコ町のまちづくり条例を例にとりますと、情報の共有を町運営の基本に掲げ、情報公開条例を制定し、その延長として行政運営の大もとを定めたものと聞いております。私も情報の共有は重要なことであるとの認識から、市民の皆さんの声を大切にした開かれた市政運営の推進を基本姿勢の一つに掲げ、行政と市民との情報共有を念頭に置き、市民と協働のまちづくりを目指しているところであります。今後さらに情報共有に努め、市民みずからがまちづくりに参加する機運の醸成を見極めながら、自治基本条例の必要性も含め、検討してまいりたいと考えております。次に、住民投票制度でありますが、昨年の第2回定例会でも申し上げましたが、この制度自体は間接民主制を補完する制度である中で、一方では現行の地方自治制度として直接選挙制をとっていることなどの両極面、さらには大きな感情の流れを生むのではという課題もあるものと考えております。また、昨年の住民投票の実態を見ますと、市町村合併の是非や枠組み、さらには法定協議会設置などの是非を問うものでありましたので、さらに今後の全国的な動向や自治体基本条例同様に、市民意識の醸成なども見極めながら判断する必要があると思っております。なお、住民投票制についての担当部署につきましては、本年の機構改革で新たに総務部に設けた企画政策室となります。、 、 、 、次に 赤井川村との相互協力体制づくりでございますが この間 赤井川村とは広域ごみ処理や広域観光さらには国道整備促進等の期成会活動をはじめ、さきの市町村合併問題でもさまざまな協議を通して連携を図ってきております。ご提言の協議体系づくりについては、これらの活動の中から、首長、職員ともに相互交流を深めてきておりますので、今後さらに小樽市、赤井川村がともにまちの魅力を高めることができるよう、さまざまな分野において相互協力できるよう取組を進めてまいりたいと考えております。次に、家庭ごみ有料化に伴う施策でありますが、初めに資源物回収ステーションの設置は、現在、勤務などの関係で資源物を出せない人のために天神のリサイクルセンターに設置しておりますが、今回お示しした家庭ごみ減量化・有料化についての基本的な考え方には、市民がいつでも資源物を出せるように、資源物回収ボックスの増設を検討することとしております。設置箇所については、市民の要望も聞いた上で、市の施設や町内会の協力を得て設置することとし、数についてもできるだけ市民が利用しやすい方向で検討してまいります。次に、ごみステーションでのごみ出し指導の制度でありますが、資源物の収集品目の拡大や家庭ごみの有料化により、ごみの出し方が変わったり、資源物の収集品目が増えることなどで、当面ステーションにおいてさまざまな指導を要することが考えられることから、基本的な考え方の中で、地域の環境美化推進やごみステーションでの適正なごみ排出についての指導に協力をいただける方を地域からご推薦をいただく協力員平成 16年第 2回定 例 会 本 会議 録制度の創設を考えております。広範囲にわたるステーションでの適正なごみ排出を指導していくためには、地域の方々の協力がなければ進まないものであり、また、地域の環境に関するさまざまな問題についても、環境美化協力員を通して把握できるものと考えております。なお、この環境美化協力員制度の在り方につきましては、町内会とじゅうぶん話し合うなど、市民の意見を聞きながら具体化してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成16年第2回定例会 2004年6月15日 議事録 PDF(122ページ) 間違いを知らせる