みんなの議会

美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月8日

行財政改革について

2020年12月8日、美幌町議会の一般質問で、戸澤義典議員が「行財政改革について」質問し、町長 平野浩司、防災危機管理主幹 河端勲、総務部長 小室保男、副町長 髙﨑利明が答弁しました。

質問者
戸澤義典 議員
答弁者
町長 平野浩司、防災危機管理主幹 河端勲、総務部長 小室保男、副町長 髙﨑利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 戸澤義典

それでは、2項目、3点につきまして質問させていただきます。まず1項目めとしまして、行財政改革について。1点目、デジタル化の推進についてであります。9月17日、菅内閣が発足し、行政のデジタル改革を総合的に推進するため、企画立案及び行政各部の所管する事務の調整を担当する大臣として、平井卓也デジタル改革担当大臣が就任いたしました。9月20日テレビ出演した平井大臣は、菅総理が言うあしき前例の具体的なものとして、書面・押印・対面を挙げていました。もともとデジタル化政策の始まりは、平成12年に制定された高度情報通信ネットワーク社会形成基本法、いわゆるIT基本法で、この法律に基づき設置された高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部、いわゆるIT戦略本部によって宣言されたe-Japan戦略です。特に、市町村に関わる法律としては、平成28年に制定された官民データ活用推進基本法以降の行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律、行政手続オンライン化法であり、現在は情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律、いわゆるデジタル手続法に改名・改正されています。いずれにしましても、今後は、地方自治体の行政サービスのデジタル化は目まぐるしい速度で推進していくことと思われます。そのような状況の中、美幌町行政のデジタル化の現状と今後のデジタル化に向けての取組についてお聞かせください。続いて、行財政改革の2点目であります。デジタル基金の設立について。美幌町の平成31年度決算を見ますと、電算機器借上台数460台で、その機器借上料金は約3,370万円です。過去5年ベースで見ると、毎年3,000万円以上の経費をかけていると思います。そのほかにシステムやプログラムの保守に2,000万円以上の経費がかかっています。今年度は、GIGAスクール構想に基づきオンライン授業の実現を図るべく、美幌町内各小中学校の情報通信ネットワーク環境整備と情報機器端末の整備で約1億9,300万円の経費を投じました。その中で、タブレット端末や校務用コンピューターは数年後には更新時期を迎え、また多額な費用が必要になると思います。以上のようなことから、ICTには多額の維持経費が必要です。また、機器更新時には億単位の経費がかかることも想定されます。機器更新時に単年度で経費を計上するよりも、基金を設立し、毎年ある程度積み立てていくほうが計画的な財政運営ができると思いますが、考えをお聞かせください。続いて、大きな項目の2点目です。組織改革について。町民の苦情・相談窓口についてであります。美幌町の組織機構が業務量の平準化と機動的な組織構築を目的とし、令和3年度からの見直しに向け準備が進められていると思います。今回の見直しは、役場内部的には改善となると思いますが、町民には余りメリットは感じられません。例えば、家の前の道路から水が漏れているようだ、家の前に不法投棄があった、家の前の道路標識が折れている、隣の空き家から雪が落ちて窓ガラスが割れた、家の向かいの林の木が折れて道路を塞いでいるなど、電話をすれば担当部署に取り次いでくれると思いますが、来庁したときはどこへ行けばよいのか。このような町民の苦情や相談にワンストップで対応する窓口が必要ではないかと思いますが、町長の考えをお聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

戸澤議員の御質問に答弁いたします。初めに、行財政改革について。デジタル化の推進についてですが、本町における行政のデジタル化の現状でありますが、道と市町村が負担し、運営を行う北海道電子自治体共同運営協議会による北海道電子申請サービスにおいて、住民票交付申請や児童扶養手当住所等変更申請、介護保険受給資格証明書交付申請など、10項目の電子申請が現在可能となっているところであります。しかしながら、本町における北海道電子申請サービスでの電子申請件数は、令和2年11月末現在でゼロ件となっており、その背景には、申請時に必要なオンライン上の本人証明となる公的個人認証の認証方法や、本人証明取得のための手続が複雑であること、電子申請に対するニーズが低いことが原因であると推測しております。今後におきましては、各種申請、届出に係るオンライン化の推進や添付書類等の省略、業務のデジタル化による処理時間の短縮など、利用者ファーストを原則とした国が進めるデジタル改革の動向を踏まえ、行政サービスのさらなる向上に取り組んでまいります。また、現在、高度無線環境整備推進事業により光ファイバー網の整備を進めておりますが、整備後は町内全域で大容量かつ高速でのデータ通信が可能となります。光ファイバー網の整備を契機として、質の高い暮らしを実現できるよう、本町における新しい社会生活の在り方を研究してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、デジタル基金の設立についてですが、役場庁舎等で使用している電算機器の借上料やシステム等の保守委託料を初め、現在、整備を進めておりますGIGAスクール構想における情報機器端末の維持管理経費及び端末更新費用など、ICT環境を維持するには多額の経費が必要となります。今後とも持続可能な財政運営を維持していくため、必要に応じて既存の公共施設整備基金や学校施設整備基金への計画的な積立てを行うとともに、状況に応じて財政調整基金等を有効に活用しながら取り組んでまいります。また、GIGAスクール構想に係る1人1台タブレット端末等の更新費用につきましては、これまで同様に国の財政支援が不可欠であるため、引き続き、北海道町村会を初め、あらゆる機会を捉えて国及び北海道等に財政支援を要望してまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、組織改革について。町民の苦情・相談窓口についてでありますが、行政組織の見直しにつきましては、住民サービスの向上を図るという視点を最も重要なことと捉え進めております。今回の見直しでは、町民側の視点に立ち、より一層きめ細やかな行政サービスが提供できる体制づくりのため、業務の平準化や機動的な組織機構の構築など、行政組織内部の在り方について整理構築を行ったところであります。また、新庁舎建設に伴い、各種手続や相談の窓口につきましても、これまで以上に職員が所属課を超え、横断的な対応ができる配置とするなど、町民の皆様の利便性の向上にも努めたところであります。その中で、町民からの苦情・相談については、その内容の所管部署がお受けするほか、総務部まちづくりグループが、内容を問わず、町民何でも相談受付窓口として対応しているところであります。平成30年度から令和2年10月末までの相談等の件数は23件、そのうち、来庁による相談は16件となっております。令和3年度の機構改革後も引き続き、相談等の内容を問わず、一元的に対応する窓口を設置する考えでおりますので、御理解をお願いいたします。以上答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 1番 戸澤義典

それでは、デジタル化の推進についてから再質問をさせていただきます。まず御回答にありました電子申請についてでありますが、ニーズが低い、あるいは、認証手続が複雑だということで、ごもっともな回答をいただきました。調べてみますと、美幌町は犬の死亡届から始まって、付記転出届まで10件の電子申請が可能となっております。最終的に受領の際には、役場の窓口か夜間であれば当直室に行かないと受領できない。そこで、手数料と引換えに各種証明書をもらう形になると思うのです。そういう手間であれば、最初から煩わしい電子申請をするよりも、窓口で申請をして受領したほうが早いと思うのは当然です。そういうことで0件となっています。それを改善する方法は、国の動向を待つしかないのか、率先的にできないのかという点ですけれども、大阪府四條畷市はスマホで完結ということで、マイナンバーカードをスマホにかざすことで電子証明が実行され、手数料の支払いまで通して完了するということで、スマホで手続、支払いをして、送られてくるという流れでやっているところもあります。また、これはデジタル化とは直接関係ないですけれども、隣の北見市がかんたん証明申請というのをやっています。美幌町の場合は、申請によっていろんな種類の申請書があります。北見市の場合は、窓口に行って担当に住民票が欲しい、戸籍謄本が欲しい、転出届が欲しいと言うだけで職員に全部やってもらえるという手続なのです。これはデジタル化と直接関係はないですけれども、住民にとっては非常に便利でスムーズな手続になっています。このように、やればできることもいっぱいあると思うのです。今、国の動向を待たないと進められない、国の動向を待って考えていくという御答弁がありましたけれども、その前に考えればできることがあると思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 防災危機管理主幹 河端勲

ただいまの御質問でございます。デジタル化という観点で申し上げますと、国でも今、地方公共団体のデジタル化ということで、大きく5項目に分けて推進をしているところでございます。その中で、それぞれのデジタル化に関して、個人を特定するためにマイナンバーカードの普及ということが1番頭に掲げられております。本町におきましても、マイナンバーカードの普及率は20%を切っているような状況でございますが、デジタル化する上では、本人であるという確認行為が必須になるものですから、まずマイナンバーカードの普及が大前提になろうかと考えているところです。それも踏まえて、国からどういった施策によればマイナンバーカードが普及して、デジタル化されるのかという答えを通知してくると考えているところでございますので、それらの動向を踏まえた上で、デジタル化の推進については、検討・研究をしてまいりたいと考えているところでございます。

再質問 1番 戸澤義典

デジタル化をする上ではマイナンバーカードの普及が大前提だという御答弁をいただきました。マイナンバーカード自体が国の施策で、マイナポータルということで私も今年申請しましたが、携帯・スマホでホームページにアクセスして、そこでできるのです。携帯電話についているカメラで自分を撮って、申請できる。受領だけは役場の窓口に行かなければならない。それでも、無料ですし、今だったら5,000ポイントもらえるということで、非常に進んでいると思うのです。マイナンバーカードは、来年3月31日までがポイント対象期間ですけれども、もっと進めて、ぜひマイナンバーカードの普及率を上げていただきたいと思います。それから、デジタル化の現状として、先ほど言いました電子申請サービス、それから、光ファイバー網の整備、2点を現状として挙げられました。私が質問で、平井大臣の書面・押印・対面をなぜ入れたのかをくんでくれれば、もっといろんな現状について回答いただけたのかなと思うのです。この2点以外はほかにやっていないのかということがあるのですけれども、いろいろと予算をつけて、手続・システムを改善しています。これもデジタル化の推進に入ると思うのです。これは町民ファーストにはなっていませんけれども、行政内部的には業務効率化です。これもデジタル化に入ってくると思うのです。それから、今、脱・判この状況、電子決裁の導入は役場内ではどうなっているのか、その辺もこの中で御回答いただけるのかと思ったのですけれど、触れていません。デジタル化できる、すべき内容は、職員一人一人が洗い出せばもっともっと出てくると思うのです。まずそれを1番先にやることが重要だと思うのです。まず、業務の中でデジタル化できること、すべきことは何かということで、職員一人一人からいろんな意見を出してもらう。そこから始めてはいかがかと思います。先ほど、デジタル化は利用者ファーストなのだとあったと思います。私はそれ以外にも、内部的にも業務の効率化というのがデジタル化だと思います。それらを含めて、もっと洗い出すべきだと思います。アイデアさえ出てくれば、それを形にするツールは世の中に多数あります。こういうことをやりたいと言えば、どこかの企業がどんなアプリでもつくっている、あるいは、なくてもつくってくれる。今はそういう時代です。だから、まず洗い出すことからやってみてはいかがでしょうか。まずやることです。やってみて、完璧なものを目指すのではなくて、50点でも30点でもいいからまずはやってみる。その中でいろいろ改善することが出てくるので、改善しながら進めていくというやり方が1番いいと思います。例えば、図書館の図書の貸出しの予約、あるいは公共施設の利用予約、これを今はどういうふうにやっているのか。いろんなことができると思いますけれども、まずは脱・判この状況、電子決裁の導入状況、それから、業務の洗い出しについてお聞かせください。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

ただいま、様々な点を御質問いただきました。議員おっしゃるとおり、利便性の向上をどう図っていくかというのは、私たち行政に携わる者にとっては非常に肝になる部分だと思っております。その中で、デジタル化の推進については、これまでも様々取り組んでは来ているのですけれども、今回の国の大きな流れの中で、加速度的に取組を進めなければならないという状況になっております。つきましては、今議員からも御指摘があったとおり、まずは現状の把握が十分にできていない部分があります。例えば、押印の廃止につきまして、先日の新聞報道でも、北海道はできるものは1月から押印の廃止に取り組んでいくという記事も載っていました。本町においては、現状の把握作業については始まっていないですけれども、こちらについてはしっかりと各部局に呼びかけて、まずは現状がどうなっているのかを洗い出した中で、簡素化できるものはないのか、不必要に押印を求めている書類はないのかしっかりと把握をした上で、必要に応じて、規則を改正しなければならないものもありますし、要綱等を改正しなければならないものも出てくると思いますので、そこは適切に対応してまいりたいと考えております。また、電子決裁についてもお尋ねがございました。こちらについては、現状においては導入する考えは持ってございません。仮に導入するとなれば応分の経費がかかります。その経費に見合ったサービス向上が図られるかという点が大きな視点になると思いますので、検討を重ねた上で費用対効果をクリアできるということがわかれば、電子決裁の導入もいつかの時点では考えるべきだと思いますが、現状においては考えていないということで御理解をいただければと思います。また、マイナンバーカードの話もございました。本町は10月末現在、交付率が17.4%であります。17.4%という数字ですけれども、北海道が19.3%です。さらに言えば、全国平均が21.8%ということで、国よりは北海道のほうが落ちている、さらに北海道よりも美幌町は率が低いという現状になっております。先ほど指摘もあったとおり、マイナポイントの付与も今は行われておりますし、ポイント付与の期間も延長されるような報道もありますので、ここは機会を見てしっかり周知をして、デジタル化推進に向けた一つの取組として、マイナンバーカードについても普及促進を図っていく必要があるだろうと考えているところでございます。

再質問 1番 戸澤義典

るる御答弁をいただきました。最初に言ったように、まずはデジタル化できる、すべき内容の洗い出し、これを早急にやっていただいて、どれが町民のためになるか、どれが業務の効率化につながるのか、ぜひ進めていただきたいと思います。先ほどありましたように、機器を借り上げる、あるいはシステムの保守に3,400万円から3,600万円、保守だけで年間約2,700万円使っています。それだけ出せば能力のある、スキルのある職員を雇えるのではないかと前々から私は思っていたのです。そういう職員を雇えば、それ以外にも、例えば、議会でも一般質問をデータでやり取りしていますけれども、なかなかうまくいかなくて、ページを改行したときに印刷するとうまくいかない。私も直せないし、職員の誰かは直せるのですけれど、なかなか手が回らない。でも、そういうスキルのある職員がいれば、システム改修以外にもデジタルに関する、あるいは業務の効率化に関していろんなことをやってもらえるのではないかと思うのです。毎年2,700万円の維持コストかけているのであれば、そういうスキルのある職員を2名でも3名でも雇えるのではないかと思います。そういう職員を雇ったほうが業務の効率化になると思いますが、町長、考えはいかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、そういう技術を持った職員を雇用したほうがいいのではないかという話ですけれども、これも技術のレベルがあり、刻々と変わる中でそれを維持することについて、職員を採用して、年数がたつことによってどういう育ち方をするかが大事なことで、専門の職員を採用するということ、それとその人が触れるシステムが、特に専門化される部分がメーカーによって相当差が出てくることもあるのです。私も技術屋で入って、当時は電気の設計とかを全部やりました。ただ、特定の業者だから細部まで全部やれましたけれど、例えば、それが別のメーカーに変わったといったら、一からそこまでの能力を高められるかとなると非常に厳しい状況があります。そういうことを考えると、その時期に合ったシステムなりを提供してくれる人、会社ときちんと契約したほうが私は逆によいのではないかと思っています。お金の比較だけの話になれば、特定のところを見れば、確かにそういう能力があったほうがいいでしょうけれども、ただ、その人を雇用するということが、町にとって、それから町民の方々にとってどういう役割を果たしていくかということ、それから、今このシステムが今度はどういうふうに変わっていくかということに対して、職員の能力が一緒に合っていくとは私はなかなか思えないので、自分もそういう育ち方をした中で、どちらかというと今言われたことについては賛成という考えを持っておりません。

再質問 1番 戸澤義典

私の同級生でも都会でプログラム関係の仕事をしている方もいます。また、この管内出身の方で、都会でそういう仕事をしている人はいっぱいいると思うのです。Iターンでもいいですし、Uターンでもいいですし、あるいは新規に北海道の静かなところで勤務してみたいという人材、そういうスキルを持った人材は世の中にいっぱいいると思うのです。それでお互いにマッチングすれば採用してもいいと思うのですけれども、そういう人材の発掘というか、呼びかけをやっている自治体もあると思います。県レベルでもありますし、自治体でもあると思います。確かに会社が違えば多少違うと思いますが、美幌町でもシステムの改修を出すときには随意契約ではなくて入札でやっています。安いところにお願いするということで、会社が多少違ってももともとそういうスキルがあればできると思いますが、町長いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今マッチングの話をしていただきましたけれども、そのことに対しては異存ありません。都会にいる技術を持った人が、地方に何らかの形で来ていただける。その方がどういうふうに関わっていくか、地域で情報産業に関わっていくということと、役場の中で雇用していくということを私は別に考えたいと言っているだけであります。今言ったように、町としてこういうシステムをきちんとやれる人材も必要だということであれば、雇用ではなくて、そういう人材というよりも、そこの会社にお願いしてやるというやり方のほうが私はいいのではないかと。組織でその方を雇用するということは、その時期を見ればいいですけれども、それなりの相応なレベルで一生そのシステムだけをやるかといったら、そういうふうにはなっていかない。その辺を危惧しているので、私も技術屋で入って、当時は設計もして、それからシステムもメーカーのものをある程度自分で学んで大体直せるようになりました。それを年とともにずっとやってきたかというと、その都度役割が変わってくるということを考えると、特定の専門の人を雇用することに関しては、私は賛成という立場ではないということだけはお話ししたいわけであります。

再質問 1番 戸澤義典

時間が押してきましたので、同じ項目ですけれども、議会のペーパーレス化という観点で質問させていただきたいと思います。平成30年第6回臨時会において、18次の議会になりますけれども、議会運営委員会で議会のペーパーレス化という観点で、庁舎の建て替えがありましたから、それも含めて、研究して、視察もして報告しております。その中で、タブレット端末機導入ということでも報告させていただいております。タブレット端末機導入により、議案・議会資料等のペーパーレス化による経費削減や情報伝達の即時化、会議運営の効率化が図られるが、機器導入には多額の費用が想定される。よって、機器の導入については、議会を含めた役場全体の行政効率化を目指し、将来的には行政との同時導入が最善との結論に至ったということで報告させていただいております。今回の一般質問の資料をもらったのですけれども、今まではA4に1ページだったのが、A4横に2ページで非常に字が小さくなって、聞いたところによると、ペーパーが足りないということで、ペーパーレス化、タブレットにすればもっと自由に見られるのにと今日も実感したところでありますけれども、例えば、資料の作成、編綴、それから差替えの時間がタブレットにすることによって節約できる。あるいは、これは行政側のメリットですけれども、資料の保管場所や廃棄処分のコストも削減できる。図や写真などカラーで閲覧できるものを効果的に資料も活用できる。今、皆さんそちらにいますけれども、例えば、質問に対して各係長等からの資料を紙で渡されますが、タブレットを持っていると瞬時に係からそういう情報が伝達されるというようにメリットがいっぱいあるのです。デメリットは、お金がかかるということがあるのですけれども、いずれにしても、職員が使っているパソコンは何年かに一遍更新をしていると思うのですけれども、それら更新時期に合わせて、会議のペーパーレス化、議会も含めてペーパーレス化、タブレットの導入を図ったほうが効率的です。今の世の中もそうです。何でもリモート、リモート飲み会とか、プライベートでも仕事でもデジタル化が進んでいる状況です。ぜひ、議会・会議のペーパーレス化を含めて、タブレットの導入、デジタル化を推し進めていただきたいと思いますが、町長、お考えどうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

デジタル化の中においてのペーパーレス化は、私は反対する考えはありません。実際にやれることはやっていますし、今回のコロナ禍の中で、私が美幌にいなかったときも、常時、副町長や教育長、総務部長と必ず1日に1回打合せをしていたし、書類についても、今は紙決裁ですけれど、急ぐものについてはそのままぱっと見て、中身を読んでオーケーということで判断をしています。ですから、そういう意味では、私は進めることは問題ないと思っているのですが、戸澤議員がおっしゃったようにお金がかかるということです。先ほど総務部長からもお話ししましたけれど、本当にやりたいことはたくさんあります。ただ、かかったお金が投資した分に対してどうかという話を考えたときに、今はそこまで踏み込めないというのも事実です。その中で今、国がデジタル化と言っている中においては、当然そのことを踏まえて、きちんと地方自治体に対して支援をしっかりしてほしいとお願いしているし、国もやるということなので、その動向を見た中で、これはいけるというものに対してすぐに手を挙げるとか、そういうことは可能ですけれども、一歩先んじて単費でもやるという形はなかなか進まないと思っています。ですから、今後、紙ベースではなく、データベースでやることはいいですし、実際に私もふだんパソコンとタブレットを持っていて、どこでも仕事ができる環境はつくっていただいていますので、町としてやっている部分もある。ただ、今言ったことをやるためには、財源が必要で、それが国の施策において早く示される中で、しっかり手を挙げるものには手を挙げてやっていきたいという考えではあります。

再質問 1番 戸澤義典

先ほど言いましたように、職員が使っている機器の更新が何年かに1回あると思うのです。そのときに併せれば、機器代については議員の部分は初期投資が必要でしょうけれど、その部分は更新するつもりであればタブレットにするのはかからないと思うのです。ただ、クラウドを契約して、クラウドに情報とかを保管しないと取り出せませんので、クラウドの契約料が安い会社から高い会社まで、200万円、500万円、あるいは1,000万円という年間の維持コストがかかることはあります。その部分は確かに経費がかかるのですけれども、機器だけを考えれば、更新時期に併せればさほどかからないと思うのです。時間がありませんので、次に基金の設立という観点で質問をさせていただきます。先ほどの御答弁の中に、財政調整基金、公共施設整備基金、学校施設整備基金があるからそちらに積み立てるという回答でしたけれども、基金条例の基金の目的を見ますと、財政調整基金は財政の健全な運営に資する、公共施設整備基金は公用もしくは公共用に供する施設の整備及び既存の公共施設の整備、それから学校施設整備基金は町立学校施設の整備及び既設の町立学校施設の整備ということで、新しく学校をつくるとき、あるいは今の学校を整備するときというように、施設の整備となっているのです。これがタブレットあるいはパソコンの更新費用に使えるのか。財政調整基金は使えるでしょうけれど、この目的から、こういう基金はパソコンなどの機器に使うことは、町長がいいと言えばいいのでしょうけれど、この目的には合致しているのでしょうか。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

ただいまの基金の使途についてのお尋ねになろうかと思います。答弁書に記載してございましたが、公共施設整備あるいは学校施設整備基金は、特定の目的を持っているわけでありますけれども、こちらは施設本体の建物、施設整備に充てるための基金というのは当然でございますが、その施設を運営していく中で必要となる備品ですとか、そういった施設整備につきましても使途として充てることができるようになってございます。例えば、学校施設整備基金というのは、町内学校林が各地区にございますが、学校林の伐期が来て、森林を更新する際に売払い収入が出るわけでありますが、その一部を基金に積立てを行いまして、各学校において必要となる備品等の整備に当たっては、基金を取り崩すということもやってございます。つきましては、今回御指摘いただいた、GIGAスクールに伴うタブレット端末の機器更新というのは、たしか6年サイクルだと思いますけれども、これはしっかりと更新を見据えて、その財源を確保しなければいけません。毎年度の決算状況にもよりますけれども、単年度で3,000万円程度は毎年度計画的に積み立てていかなければ、更新に必要な財源を確保できないと思っておりますので、しっかりと見極めた上で財政運営全体の中で対応していきたいと考えております。

再質問 1番 戸澤義典

既存の基金を使うのであれば、学校のタブレットは学校施設整備基金、職員のタブレットを更新するのであれば、財政調整基金という形になろうかと思うのです。更新時期は必ず定期的に迎えます。そうなれば、最初からデジタルという観点で基金を設立したらいいと思ったのですけれども、そういう基金を使えるというのであれば、それはそれで結構ですが、今、学校施設整備基金が令和元年度末現在で700万円ちょっとだと思うのです。それでは到底6年後の機器更新に追いつかない。御答弁の中で、国・道に要請すると。導入する前なら、国と道が予算をつけてくれればGIGAスクール構想をやりますと言うことができますけれども、もうやってしまったので、必ず機器の更新時期が来ます。御答弁の中では、国と道を当てにしていますけれども、これだけコロナ禍で国が財源を使って、さらに五、六年後また支援してくれるとは思えないです。だから、国を頼ることなく町独自で更新できるように、この学校基金を最低でも3,000万円、先ほど部長が言った3,000万円は積み上げていかなければならないと思うのです。国と道を頼るということでありましたけれども、当然要望はします。要望はするけれども、最悪の場合は町で払う、更新するという気概がないとだめだと思うのです。そういう意味で、もっと基金を積み立てておかなくてはいけないと思いますがどうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

基金の積立てについては、戸澤議員がおっしゃったとおりだと思っております。将来に向けて必要なものについて準備するということで、積立ては何らかの形でする必要があると思っています。今回答弁した中で、GIGAスクール構想について、この中で私ども自治体、市町村、都道府県を含めて言っているのは、本来、教育の情報化は国がしっかりやることとして財源確保しなければいけないのではないですかと。基本的には町が整備していくものに対して、時期をどうするかを考えていくのは当然の話で、それには異存もない。ただ、全国町村会、それから、全国市長会も北海道町村会も、道教委も含めて言っているのは、本来の教育の情報化については国がきちんとやっていただかないと、うちはお金を持っているからやれます、この町はお金がないからやれませんということではなく、こういう教育に係る端末等の整備については、今後も国がしっかり予算化をして、私どもに渡すべきだと思っているということです。市町村は全国で1,750ぐらいありますけれど、そこが一丸となって国に言っていることですので、そこも御理解いただきたいと思っております。

再質問 1番 戸澤義典

それは十分理解しています。国に言うべきことは言って、国として更新時期にも資金を使ってほしいというのは当然だと思います。しかし、国ばかりを当てにしていて、更新時期を迎えたときに更新できないとならないようにしてくださいということが先ほどの私の質問でした。次に、組織改革という観点について再質問させていただきます。先ほど、ワンストップ窓口等いろいろと考えていますというお話しをいただきました。特に私が申し上げたいのは、相談は問題にならないと思うのですけれども、苦情に対する対応がまずいとこじれてしまうことが多々あると思います。例えば、電話したのに何日も来ない、どうなっているというのが1番まずい対応です。1番いいのは、電話を受けたならば、電話の相手のところに伺って、現場はどうなっているかを教えてもらって、これだったら二、三日かかるとか、1か月かかると伝えることによって、その人はそうかとなると思うのです。その初期対応というのが非常に重要だし、大切だと思うのですが、現在の初期対応はどのようになっているかお聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

町民から苦情等があった場合については、総合窓口としては、答弁書にも書いてありますけれども、そこそこで対応をしっかりしている。そこに町民の方が行けないということであれば、町の総合窓口はここにあるというPRが不足していると思っています。今まで私が関わった中で、近年は町民との間でもめて、初期対応が悪くてこういうふうに至ったという認識はないです。ですから、細部については担当なり、副町長からも話があるかもしれませんけれど、職員はしっかり誠意を持って対応をしていると私は理解していますけれども、そういう状況ではあります。

答弁 副町長 髙﨑利明

初期対応の状況ということでございますが、様々なケースがあると思います。例えば、電話の場合はそのまま担当につながると思いますし、内容を聞いた上で現地確認が必要なものは、現地をきちんと確認して対応している。現地確認をすぐにできないものについても、いつ確認するということで、それぞれ対応した職員は内容を聞き取って、確認をして、報告してと処理していると思います。また、場所がわからない形で窓口に来た場合は、答弁もさせていただいておりますが、まちづくりグループが最初の初期対応の窓口として、その中でそれぞれの原課、必要なところにつないで、一緒に話を聞いて回答をしていると認識しておりますので、その都度、その状況、場面等によっても異なると思いますけれども対応しております。また、日中以外、休日等の場合におきましても、当直でその内容を聞いた場合は、連絡先等をしっかり確認して、後日その内容について確認をしているというふうに、しっかり町民の苦情だとか、相談については対応していると認識しておりますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 1番 戸澤義典

役場の内部では、この問題は民生、この問題は経済、この問題は建設とあるでしょうけれど、町民側の視点に立ったときは関係ないです。役場がやってくれないとなってしまいますから、それを総合的にまとめるポストが必要だということで質問させていただいたのです。今、るる答弁をいただきますと、基本的にはまちづくりグループが主体となってやっているということです。先ほども言いましたように、この窓口をつくったらいいという趣旨は、初期対応がすぐにできる。兼務ですとふだんの仕事があったら突発的なものに対応できない。どうしても出遅れるという観点から、専門の窓口をつくったらいいのではということで御提案させていただきました。その中で私が思っていたのは、再任用職員が毎年何名か出てきます。再任用職員は、いろんな部署を経験したスペシャリストの方が定年退職になって再任用として雇われるわけです。そういう方たち三、四人を一つの部署として、例えば副町長をトップにしてつくれば、非常にスムーズな初期対応ができるというイメージがあったものですから、質問させていただきました。何が言いたいかというと、相談者よりも苦情を言って来られる方は初期対応が1番大切です。1分でも1秒でも早くその方のところに行って、現地を確認をして、事後どうするかを伝えることが1番重要だと思います。それらを実現するためには、専門の方がいたら迅速にできるのではないかという思いで質問させていただきました。最後に町長いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

初期対応ということであれば、今おっしゃったとおりだと思います。私は、組織よりもそこを担当する人、個々の教育というか、認識をしっかりしなければ、組織があったとしても、それから担当があったとしても、スピード感を持って初期対応するかということが疑問ではあります。今は、まちづくりグループの中で、そこが満たされていないということであれば、補強も考えなければいけないですけれども、そこにいるスタッフは一人ではないので、情報をしっかり共有した中で、迅速に次にと伝達をしながら解決していくということを、私はやっていけると思っておりますので、御理解いただきたいと思っています。

出典:美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月8日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる