みんなの議会

美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月25日

町長の政治姿勢について

2020年6月25日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「町長の政治姿勢について」質問し、町長 平野浩司、経済部長 石澤憲、商工観光主幹 多田敏明が答弁しました。

質問者
稲垣淳一 議員
答弁者
町長 平野浩司、経済部長 石澤憲、商工観光主幹 多田敏明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 稲垣淳一

それでは、通告してあります一般質問に沿って、進めさせていただきます。まず、町長の政治姿勢についてお尋ねいたします。町長就任後、1年が経過いたしました。現時点での政策目標の達成と今後の行財政運営についてお尋ねいたします。昨年5月7日に初登庁後、美幌町のかじ取りを担い1年が経過しました。時代は、平成から令和へと変わり、町民も美幌町の新時代を大いに期待したところであります。現在美幌町では、大型の公共施設建設が行われています。本年度中には、美幌町、津別町民のために、より質の高い安全で安心な各種施設の充実が図られた消防庁舎が完成。また、1年を通して各種スポーツクラブ、団体のレベル向上を図り、町民の体力と健康増進に大きな期待が持てる屋内多目的運動、来年の春には美幌町のシンボル、災害時の強い味方として美幌町役場庁舎が着々とその外観を現わしているところです。一方、人口減、高齢化等の社会問題には残念ながら歯止めがかからず、厳しい行財政の運営が強いられているところです。平野町長は、美幌の活力を高め、次代につなげるまちづくりを大きく掲げ、産業の活力、人の活力、地域の活力を高めていくとスローガンに掲げております。この1年を全速力で走り抜けてきたことと思います。町長として、どのような1年だったのでしょうか。自己評価を含め、政策目標の達成状況と、今後の行財政運営の見通しについてお示しください。大きく2番目の質問であります。コロナ禍対策についてであります。コロナ禍で混乱している商工業者に対する施策についてお尋ねをいたします。昨年、中国で発生した新型コロナウイルス。その感染力は恐ろしく、瞬く間に世界中に広まりました。新型コロナウイルスは知らない間に広がる強い感染力と一部の人に重い症状を引き起こすという両面があり、とても厄介な性質を持っています。町内では、各種イベントの自粛や休校で、町民皆さんが我慢をしてきました。そのかいあって、町内での感染者の事例報告は今日現在見受けられず、町民の意識の高さと医療従事者の皆さんの御努力に頭の下がる思いであります。無論、美幌町における新型コロナウイルス対策も入念に準備がなされ、町民の安全で安心な生活を守るという初期の目標は、十分に効果があったのだと評価されるところであります。6月に入り緊急事態宣言は解除され、緩やかではありますが、日常生活を取り戻しつつあります。しかしながら、数カ月に及ぶ自粛生活を強いられ、いまだに先が見えない不安が国全体を覆っています。国、道、そして美幌町も矢継ぎ早に各種経済対策、生活弱者への支援等々、ありとあらゆる手段を講じているところであります。4月には町内飲食店、宿泊施設において深刻な影響が出ていることから、営業の継続を目的とした1店舗30万円を支給する美幌町新型コロナウイルス対策営業継続支援金として、167店舗に5,010万円。また5月には、事業継続と消費喚起、事業者支援を目的とした美幌町新型コロナウイルス対策プレミアム商品券発行事業に1,656万円。これらの事業に関して、現在までの手応えについてはどのような感触を持っているのかお尋ねいたします。また、第2弾、第3弾はどのように考えていらっしゃるのか、町長のお考えをお示しください。現在の日本国民の最大関心事は、感染の終息時期であります。特に企業、商店主の多くが非対面・少接触型の取引を拡大させている向きも見受けられますが、売上げの減少は避けられません。売上げが見込めず、営業活動もままならぬ以上、企業、商店主にとって、固定費の削減による最低限の収益の確保・赤字幅の圧縮努力が避けて通れません。業況の悪化に際し、人件費・家賃・水道光熱費・租税公課等各種の支出が重荷になっています。事業継続を第一に考えたときの施策の一つとして、公共料金、各種税金の猶予・免除等の考えはありませんか。町長の考えをお示しください。また、観光事業に関しては、密にならないような配慮を求められている中、各種イベントの再開に向けては、どのような方策が考えられるのか。町民一丸となり進んでいかなければ打開できない状況であります。皆が前を向き進んでいくために、今我々は何をどうすべきか、町長のお考えをお示しください。

答弁 町長 平野浩司

稲垣議員の御質問に答弁いたします。政治姿勢についてですが、昨年5月に美幌町長に就任し、早いもので1年が経過しました。この間、本町が抱えている様々な課題の解決等に取り組んでまいりましたが、その内容につきましては、総合計画登載事業のほか、就任後作成しました町長の重点政策を柱に取り進めてきたところであります。町長の重点政策では、活力あるまちづくり、次代につなげるまちづくり、安全・安心なまちづくりの三つを基本目標とし、人口減少社会への挑戦や安心して子育てできる支援の強化など、12の展開方向を定め、それを達成する手段として44の施策を掲げておりますが、その達成状況につきましては、44の施策のうち、新規施策14施策を含む28施策について取組が進んでおり、おおむね計画どおりであると考えております。今後は未実施の施策につきましても、その実現に向け、スピード感を持って検討を進めていきたいと考えております。また、今後の行財政運営の見通しでありますが、人口減少時代を迎え、さらに厳しい財政状況が予想されますが、現行の第2次美幌町財政運営計画に沿った運営を実行することにより、将来世代への過度な負担を残さない、未来に責任を持った健全な財政運営を維持できると考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。次に、コロナ禍対策についてですが、美幌町における新型コロナウイルス感染症対策につきましては、本年2月23日に対策本部を設置し、以降、町民皆様の命を守ることを第一に考え、町内小中学校の臨時休校、イベント・行事の中止や延期、公共施設の閉鎖等、町民皆様に様々な御不便をおかけしてきました。これらの対策に対する皆様の御理解、御協力により、幸い本町におきましては現在も感染者は確認されておらず、感謝申し上げるところであります。御質問の町の経済対策についてでありますが、営業継続支援金につきましては、5月29日をもって申請受付を終了し、124店舗に対して支援金を支給しており、支援金の対象となる全店舗・施設からは申請がされたところであります。また、プレミアム商品券発行事業につきましては、3,000円分の商品券を1セットとして、1万5,000セットを5月8日から販売し、5月22日に完売しております。なお、営業継続支援金につきましては、4月中に111件の支出を行い、5月29日には全ての支出を完了いたしました。また、プレミアム商品券は、6月8日現在、商品券発行額4,500万円のうち、2,095万3,000円が換金されており、事業開始1カ月ほどで半数近くの換金があったことから、各事業の経済効果は大きいものと考えております。次に、第2弾、第3弾の考え方についてでありますが、5月18日からは全業種対象の経営継続支援金や、国の制度である持続化補助金への町上乗せ支援等を実施しているところであり、今定例会におきましても、北海道の感染予防対策等緊急支援事業への上乗せ支援として、商工団体等持続化補助金の補正予算計上もさせていただいております。今後につきましても、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しながら、様々な対策を実施してまいりたいと考えております。次に、公共料金、各種税金の猶予・免除等の考えについてでありますが、水道下水道料金につきましては、現状では、相談があった場合について猶予の措置をとっております。町税につきましては、今定例会で条例改正を提案しておりますとおり、納税者に及ぼす影響の緩和を図るため、地方税法の改正に伴い徴収猶予等の措置を講じることとしております。次に、各種イベントの再開に向けての方策でありますが、町の大きなイベントであります美幌観光和牛まつり、びほろ夏まつり、ビホロ100キロメートルデュアスロン大会、美幌ふるさと祭りとそれぞれ中止が決定しております。これらイベントの中止はそれぞれの実行委員会での決定であり、美幌町を代表するイベントを中止にするのは大きな決断であったと思われますが、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためにはやむを得ない措置であったものと考えております。今後のイベント再開に当たりましては、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針や、北海道の新型コロナウイルス感染症対策に関する基本方針を踏まえ、当然のことながら、三つの密が発生しない席の配置や人と人との距離の確保等、感染防止策をしっかりと講じ実施していただくことしかないと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

質問 2番 稲垣淳一

今定例会も多くの方がコロナ問題について、いろいろと一般質問をされているところでありますが、私の視点でということで、また類似する面が多々あるかもしれませんが、御答弁のほどお願いいたします。まず、1番目の町長の自己評価等々についてであります。答弁書の中に明記してございます。町長の重点政策として掲げてあります、活力あるまちづくり、次代につなげるまちづくり、安全・安心なまちづくり、これらを柱として44施策を掲げて行政運営をこの1年間取り組まれたとあります。この2万人弱であります美幌町を発展し、町民の幸せを願うためには幾つもの施策が必要だということは理解はしておりますけれども、残念ながら44の施策とか、28の施策と言われましても、なかなか言葉では理解しにくい面もありますので、改めまして町長の思いを、おおむね計画どおり進んでいると思われる28施策、特に、自分が力を入れて取り組んだというものが、もちろん全て全力で取り組んでいるのは承知のところではありますが、そういうものがあれば、改めまして、具体的な例を挙げて御答弁いただければと思います。

答弁 町長 平野浩司

答弁書でお答えした44施策、そして、28施策について、取組がスタートしているということでありまして、完了はしていないということは御理解いただけると思っています。具体的に、重点政策と一致するかどうかわかりませんけれども、1年を過ぎて自分の中で感じている何点かお話しさせていただきます。その中でいけば、学校支援体制の取組ということで、学校運営協議会を設置して、住民参加型の学校を進めるということについて、最初に町長になって予算を補正させていただきました。今教育委員会が頑張ってやっていただいていることは私の成果と言うよりも、皆さんに感謝したいと一つは思っております。あとは、新年度の中で、私的には大きな判断をしなければならなかった話としては、保育所、幼稚園の給食費の無料化ということも、私の当初の考え方であり、子供たちをしっかり育てるという中でいけば、大きな判断であったと思っています。従来、保育所については、給食費は保育費の中に含まれていた分が、今回国が無償化したことによって、親御さんが払うと言ったときに、幼稚園との矛盾をどうするかという中でいけば、このことはしっかりやらせていただいたと思っています。あとは、今までの継続の部分では、稲垣議員の質問の前段に書いていただいていますけれど、大きな建物の建設を前任の町長からしっかり引き継いで順調に進めているということも、私とすれば私どものスタッフと一緒にやってきた評価かなと思っています。あとは、道路整備とか、そういう意味からいけば、これも継続ですけれども、高野端野間の高規格道路が実施された。それから、自衛隊の駐屯部隊の再編に向けて、しっかりと1年間、関係する方々と、道路については何回も東京に陳情にも行きましたし、継続で頑張ってきました。それから自衛隊についても町内、それから隊区内の皆さんと一緒にやってきたことを考えれば、実際に重点施策の例示を挙げて説明すればいいのでしょうけれども、わかりやすく言えば、今言ったことが私としてはすごく重く感じて、印象深くやらせていただいたと感じております。

質問 2番 稲垣淳一

4年任期の中のまだ1年なのか、はや1年たったのかという判断は、町長御本人または町民の皆さんが思うところかと思いますが、ただ、町長に4年間という期限がある中での活動、政治活動かと思いますので、やはり4年の4分の1が終わったというところではいろんな評価があるかと思います。改めて、町長が継続、新規、いろいろとありますけれども、自分の中であえて採点といいますか、評価するとしたら、どのような考えをお持ちなのかお尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

自分を評価するというのは、点数で何点と言えば1番いいのでしょうけれども、それはあくまでも町民の皆さんにしていただくことなので、私の気持ちとしては、今も全力で走っているという自分の評価であります。ですから、全力で走ることに対して、自分に関わっていただいている、副町長、教育長を含めたスタッフの方に感謝したいですし、いろいろな意見をいただいている町民の方々にも感謝したいです。点数のほうがわかりやすいですけれども、私からは差し控えたいと思っています。

質問 2番 稲垣淳一

改めてお尋ねいたしますが、町長は行政経験が長い中で、今回は行政のトップとして、町長という立場で町の行政運営をされているところでありますが、職員時代と、ある意味いろんな権限、権能を持たれている町長として、責任感の重さが違うものがあるかと思いますが、その中で、町長が、副町長以下いろんな職員の皆さんと力を合わせてやっている、また、町民の皆さんの声もいただきながら進めているとおっしゃっていますが、特に、町長が職員の皆さんにどういう部分を重点的に指示といいますか、お願いといいますか、自分の数ある施策を進めていくために、多くの職員の皆さんにどのような叱咤激励をして、町の運営に取り組んでいるのか、日ごろ思うことをお尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

今回、町長に就任して、私の役割としては、町民の方々に行政を任されたかじ取り役の面と、実際に町民の方に示すための役場スタッフというか、役場組織をどうまとめていくかという2面性があると思っています。今お尋ねの、役場をどういうふうにと考えれば、しっかり自分のスタッフを育てるという役割だと思っております。これまで行政の中では部長もやらせていただきました。教育長もやらせていただきましたけれど、その上には必ず町長がいて、どちらかというと、このことをやらせてほしいと、成功すれば町長の手柄だし、失敗すれば私が責任を取るといううぬぼれた思いもあって、どちらかというと先に先に引っ張ってきたのが自分の生き方だったかもしれません。ただ今、私が町長として考えるのは、どういうふうにしたいかということをきちんと伝えること、それに対して考えをスタッフがきちんと理解して、積み上げてくる。積み上げてこなくてもいいですけれど、きちんと上げてくることに向き合うということをしていく、それが先ほど言った育てるということになると思っています。スタッフが何かを上げてきて、こういうふうにしたいと上げてくればいいですけれど、そうでないときはどうなのかという投げかけをした中で、それをしっかり上げてもらって、再度皆と話した中で、これでいくということを皆さんと確認して進める、それが大事だと思っています。それ以外に、私はいつもお願いしているのは、基本的に主役は町民であると私どもは認識する必要があるということで、基本的な挨拶をするとか、それから笑顔で向き合うとか、口を酸っぱくしてお願いしてるのは事実であります。

質問 2番 稲垣淳一

余り深く突っ込みどころがない、すばらしい回答をもらいました。主役が町民である。これは誰しもが、我々議員ももちろんですが、そのために、我々は身を粉にして働いているという部分については、もちろんそのとおりであるのですが、今、国とか道とか、こういう日本の自治体組織のことをこの場で言うわけではないですが、特にこの地方自治体と言われている、我々が住んでいる美幌町、本来の課題というのは、今おっしゃる住民主体ということでいけば、町民の住宅問題、健康、教育、交通、また、子育てと多岐にわたって、きめ細やかな政策を積み重ねていくことが、美幌町といいますか、地方自治体に課せられた責務だろうと思っております。そのために、町長が行政のトップとしており、また、我々議会が議決機関として成り立っていると理解するところですが、特にその中で、弱い立場の人々にも等しく幸せな生活を保障するという部分を1番忘れてはいけないだろうと思っています。私の思いの中でも、日常のごくごく普通に暮らしていくということがいかに難しいかということに直面しているわけですが、今後とも、町長の強いリーダーシップの下に、この施策が町民のためになるような、そういう施策をどしどし進めていただくことが、明るい町の発展につながると思っております。その中で、1問目の最後になりますが、第2次美幌町財政運営計画に沿って実行すると明記しておりますが、次の質問にかぶるかもしれませんが、コロナ禍が現在続いている。今後もずっと続いていくだろうと予想される中で、数々の見直しが求められてくるのではないかと思います。予測とか、予想で中途半端なことを申し上げにくいかもしれませんが、今後、健全な経済運営に向けて、財政運営に向けて、特に今、町長が留意していかなければならないと思っている部分をお尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

今の財政状況ということを考えれば、私も町長になる前に、教育長として第2次財政運営計画を皆さんでつくるときに関わってきております。まずはその中で、この計画に沿ってきちんと進めることが大切だと、大事だということについては、町長になったからということではなく、根拠があって、そういう積み上げ、それから将来見通しを立てて皆さんでつくってきたものであり、ある意味では、このことはきちんと町民に説明していることでありますので、まずはこれに沿った財政運営をすればいいと私は一つ安心感を持っております。計画に基づいて1年間過ぎたわけですから、方向性はどうかということを見れば、総じて財政的には厳しいと言うのですけれども、その計画に沿った進み方からいけば、私は将来に向けて不安が残るような進み方をしていないと理解しております。ただ今回、コロナ禍でいろんなことが変わってきたことに対して、やはり税収とか、それから国からもらえる交付金等のことを考えると、この辺の不安材料をどうしていくかと考えてはいるのですけれども、今は新型コロナウイルス対策のために、町民の生活、それから町民の経済をどうするかということを全力でやらざるを得ないと思いますし、この状況においては、臨時議会でもお話をさせていただきましたけれども、場合によっては、今までの基金を取り崩してでも、町民の生活、経済を守る時に、やらなければいけない判断をするときもあるかもしれないと皆さんにお話ししましたけれども、その気持ちは変わっておりません。ですから、今は、令和元年度の決算がある程度見通しが全部立って、終わって、その中ではしっかり計画した以上の形で終わっていると私は理解しております。

質問 2番 稲垣淳一

無論、コロナについては、まだまだ今後予測のつかない状況が我々を待ち受けているだろうという危機感は常に持っているとは思いますが、正しく、危機感といいますか、怖さを知る。そして、それに対して適切な処置、または、対策を講じていくことが、我々の目の前に常に突きつけられているということだろうと理解いたします。昨年度の決算については、おおむね丸だという話を町長はされましたけれども、今後、まだまだ見通しのつかない中、どのようなかじ取りが求められるのか、かなり厳しいものがあると思いますが、まずもって1番目の質問を終わって、2番目に移らせていただきます。それでは、二つ目の質問に移らせていただきます。緊急事態宣言は解除されたと理解していますが、もちろん予断を許す話ではありません。不要・不急の活動を控えるという傾向はしばらく続くと予想されております。経済発展にはまだまだブレーキがかかっている状態だと認識をしているところであります。国、道でいろんな対策が図られておりますけれども、急激なV字回復というのはなかなか難しいことでしょう。不安な話ばかりはしていられないですけれども、そんな中、6月22日、鈴木北海道知事が、コロナウイルス対策の第4弾となります補正予算3,600億円余りを道議会に提出したという新聞報道もありますし、国も内閣府が24日にも2020年度の第2次補正予算に基づき、2兆円の地方創生臨時交付金を発表しました。これらのうち、美幌町にも臨時交付金がどのような配分かわかりませんけれども、今後の美幌町のため、町民のため、安心・安全のために使われていくだろうということは想像するところでありますが、こういう状況だからこそ、後で出てきます観光は特に、我々町民の活力ある施策の一つに関わってくるのだろう。そしてまた、幅広い分野で自由に使える仕組みとするという国の思いも耳にしているところでありますので、観光施設ももちろんですが、今後はスポーツ、文化、イベントの再開だとか、テレワークと言われているところのオンラインの話だとか、昨日もいろいろと出ましたけれども、学校教育ではそういうものがますます加速して、美幌町も取り組んでいかなければならないと思うところであります。さらには、休業要請に応じた事業者に支払う協力金への活用なども、まだまだ求められているだろうと思っております。鈴木知事は、経済活動と感染予防を両立するモデルを具現化していくということもおっしゃっておりました。普通の暮らしがままならない今日だからこそ、私たちは確実に前に進むための手がかりを模索している。そんな今現在だろうと思います。先ほど来の質問とかぶるかもしれませんが、コロナ禍で疲弊している状況を打開するため、日常を取り戻すために、町長が特に最優先として取り組んで、美幌エリアを盛り上げていくという事業としてはどんなことを考えているのか改めてお尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

今回のコロナ禍において、私どもも生活、それから日常の経済的なものを含めて、大きくは生活支援をきちんとやっていく面と、経済の活性化をやっていくということを柱として考えているところであります。最初に取り組んだのは、答弁書に書いてありますけれども、町民の命をしっかり守る、健康を守るということをベースとして、次は経済と言った時に、道とか国の施策と、それから実際に目の前で起こっている町民の方々、それから事業者の困り事の差を埋めるため、スピード感を持って今何ができるかということをやってきたつもりであります。ですから、今回の答弁にも書かせていただきましたけれど、それぞれやってきたことに関しては、それなりの評価は町民の皆様からいただけると思っています。今後、これから長期に向けて、国がやってきている事、その中で抜け落ちているもの、言うなら地域でないと気がつかないものを、どういうふうに見つけて支援をしていくかということが、これから大事だと思っています。聞かれた場合に具体的な話はできるのですけれども、情報をいただくという部分においては、まだまだ私どもとしては、皆様方と関係する人たちとお話をして、何が困っているかという情報をしっかり聞いていかなければいけないと思っていますし、そういう情報については、日常的には会議所、それから、農協、JRとか、そういう方々の代表の方とお話をしていますし、これからもそれ以外の団体の方々の意見をしっかり聞く機会をつくって、スピードを求められる部分と、長い期間を見て何をするかということをしっかり見定めながら、進めさせていただきたいと思っております。

質問 2番 稲垣淳一

日頃、町長もそういう抜け落ちていないかだとか、表に大きく出てこない部分については、目を見張っていきたい、気をつけて注視していきたいという話は私も理解しているところでありますが、町長も360度いろいろと見回していると思うのですが、やはりそこは多くの職員の皆さんの網の目のような情報収集力が求められているだろうと思います。実際、各種団体の長の皆さんとは、町長とか、部長級の皆様がお話をされているだろうと思いますが、今言うところの抜け落ちているのではないか、または大きく表に出てきていないけれどもいろんな問題があるのではないかと、そういうところに、そういう方々に話を聞く、情報を得るためにはどのような手法、努力をされているのでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

職員には本部会議をやる中で、町民の方々が何を求めているか情報をしっかり収集してほしいというお願いをしております。その中で、先ほど前段に、行政というのは等しくという考え方をお話ししていただいたのですけれども、等しくというのは難しいかもしれません。今回の政策においては、やはり1人、2人ではできないですけれども、何を求めているかというグループ化、要は、これだけの人たちがこういうことを求めてます。一方こっちではこれだけの人たちはこういうことをというグループ化をした情報をしっかり入れて、それが議員の皆様に御理解をいただいて、予算をつけられるかということをまず判断したいので、そういう話をしております。ですから、皆さんがこれをやるというからではなくて、そうしなければ本当に行き届いた、それぞれの部分に対しての意向に配慮ができないと思っております。私自身は、今、副町長と教育長と3人、それから内容によっては、そこに経済部長が入っていただいたりして、今団体のトップの方々と懇談をしております。これからもいろいろな団体と直接お話をしていきたいと思っていますので、その中で具体的なものが出されれば、1回で終わりではなくて、今時点で感じるものが何かあれば言ってくださいと。それを、これからは定期的に情報をしっかり収集をするという形をとっていきたいと考えております。

質問 2番 稲垣淳一

ぜひ、そういう小さな話を、事を、物をきちんと具現化して、この美幌町に住んでよかったと思えるいいまちづくりを、ぜひ強く進めていただければと思います。小さな声を拾うことは、我々議員も求められているところでありますので、そういう難しさといいますか、地に足のついた行動が今求められているところだろうと強く理解するところであります。いろんな情報を取るという中で、商工会議所の話になりますが、私も商売をしているものですから、アンケートが2度来て、回答しています。今回のアンケートに限らないですが、やはり、アンケートを出す方の思いが設問の中に反映されるものであります。本当に困っているのか、困っているとすればどういうことなのか、いろんなことを次の施策に反映しようという思いで、2回出しているのだろうと思います。特に今回は、商工会議所の会頭の名前と連名で町長の名前が明記してあります。通常でいけば、連名は珍しいかもしれませんが、町の思いがここに反映されているのだろうと理解するのですが、この商工会議所が行っているコロナウイルス感染拡大に関する影響調査、アンケートの項目の中で、町のこの部分は特に強く聞いてくれという想いがどこら辺にあるのかお尋ねしたいと思うのですが。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

4月に1度、連名でアンケートを出させていただきました。町長が先ほどから申し上げているとおり、単発で終わらせることなく、継続してということで、町ではこれを聞いてほしいということではなく、あくまでも、業態ごとに数件のピックアップはしておりますけれども、継続してアンケートをして、その時々で必要な情報等を捉まえて施策に反映させたいと思っております。よろしくお願いいたします。

質問 2番 稲垣淳一

口幅ったいのでありますが、血の通った施策というか、そういう思いが伝わらないと、ただやった、お金を配ったからということだけでは落ち着かないものがあるだろうと思いますので、ぜひ、今後求められるだろう、2の矢、3の矢をじっくりと検討していただきたいと思いますし、また、決してアンケートだけで答えを出そうと思ってらっしゃらないと思いますので、このアンケートはもちろんベースとして考えなければならないと思うのですけれども、美幌町にはありとあらゆるいろんな業種、業態がありますので、もちろん我々も情報収集はしておりますけれど、それを皆さんに、行政側にも伝える努力はしておりますけれども、行政側としてもいろんな判断、考えがあろうかと思いますので、ぜひ、アンケートに頼らず、もっともっと広く町に出向いていろんな声を聞く努力をお願いしたいと思っております。そのことについてはいかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、出向いてということで、それは引き続き継続していきたいと思っています。アンケートに頼らずということで、今回、スタッフも大変な思いをしているのは、ただ統計的に振り分けるということをやるのですけれど、それは余りよしとしていないわけです。アンケートに書かれた思いとか、何となくこの方はどういうことを考えているかということを部長以下、担当も気にして、そういう見方をしてほしいという意味でアンケートをしっかり活用したいと思っています。私もアンケートをコピーしてもらって見ながら、付箋をしたり、ひょっとしてこれは稲垣議員かなと思いながら、何をここで書いてきているかと、そういうところを皆でしっかり見て、では何をやったらいいか話していて、本当に経済部には大変な思いをさせているのですけれども、そういう見方をさせていただいていますので、部長が言ったように、これからも継続的に、皆さんの意見を聞く一つの方法としてアンケートもさせていただきたいと思っております。

質問 2番 稲垣淳一

では、最後の質問になろうかと思いますが、今回、商工業界を強く意識しているところでありますので、そういう部分での質問として、今回美幌町からもいろんな各種事業者支援についての施策が打ち出されているところであります。緊急対策利子等補給事業補助金に始まりまして、プレミアム商品券、営業継続支援金等々出ております。もちろん終わったものもあるでしょうし、今現在継続しているものもある中でありますので、まだ取りまとめには至っていないと思いますが、今現在、町で把握している申請の数だとか、執行した部分だとか、また、終わったものもありますし、もう少しで申請が終わるようなものも中には含まれているように思っています。それぞれについて現在持ち合わせの数字があれば、直近の申請件数ですとか、予算の執行状況等々について、もし答えられるものがあればお示しいただきたいのと、今改めて口頭でお話を伺いますが、議長、後ほど資料として提出していただくことをお願いしたいと思っています。

答弁 商工観光主幹 多田敏明

御質問の今までの経済対策の実施状況についてお答えいたします。まず一つ目でありますけれども、緊急対策利子等補給事業補助金につきましては、6月22日現在でありますけれども、14件の申込みがありまして、融資総額が1億4,130万円。町の補助金の予定額としましては、5年間合計で211万5,777円、今年度の支出予定額は73万5,907円となっております。次に、プレミアム商品券の発行事業でありますけれども、5月22日に完売いたしまして、1万5,000セットを販売しております。このうち6月19日現在でありますけれども、2,613万円の換金となっております。次に、営業継続支援金でありますけれども、5月29日に受付を終了し、124件分を支給しておりまして、総額3,720万円となっております。次に、経営継続支援金でありますけれども、6月22日現在で法人46件、個人が61件の107件に支給しておりまして、合計2,275万円の支給となっております。最後に、小規模事業者持続化補助金でありますけれども、6月5日に申請受付分としましては、8件申請がありまして、そのうち町の補助金の申請予定額としましては125万円となっております。以上です。

答弁 町長 平野浩司

今、担当から状況については口頭でお話をさせていただいて、後ほど資料をお出しする形になると思います。何度も言いますけれども、しっかりやった段階で終わるものは終えて、次にどうするかを考えていくことを基本的に考えております。そういった中でいけば、経営継続支援金についても、期間が来れば終わらせるという考えでおります。では次に何をするかという話になると思うのですけれど、少し触れさせてもらいますと、プレミアム商品券が非常に経済効果があるということで、長期的視野に立った場合に、きちんと継続したいと思っております。それと、昨日の大江議員から質問があったのですけれども、固定経費について事業者は困っているということに対して、この辺の対応を何かしようということで、内部で今詰め始めております。そういうことを次の施策としてやっていきたいと思っておりますので、お話をさせていただきました。

質問 2番 稲垣淳一

最後の私のとっておきの質問を、先に町長に言われてしまいましたので、最後に町長がおっしゃった部分が本日聞きたかったところでありますが、しっかりとしたビジョンを立てて、今後も町民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりのために取り組んでいただきたいということを強くお願いして質問を終わります。

出典:美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月25日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる