みんなの議会

美幌町議会 令和6年第9回定例会 2024年12月10日

(1)交通安全対策への取組について/(2)高齢者福祉について

2024年12月10日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「交通安全対策への取組について」「高齢者福祉について」について質問し、町長 平野浩司、環境管理課長 影山俊幸、建設部長 遠國求、保健福祉課長 立花良行、福祉部長 斉藤浩司が答弁しました。

質問者
稲垣淳一 議員
答弁者
町長 平野浩司、環境管理課長 影山俊幸、建設部長 遠國求、保健福祉課長 立花良行、福祉部長 斉藤浩司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 稲垣淳一

それでは、まず一般質問を始める前に、先週、志半ばにして、事故により命を亡くされた方、その御遺族の方にお悔やみを申し上げまして、私の一般質問を始めさせていただきます。まず、一つ目、交通安全対策への取組についてであります。横断歩道や道路標示のカラー舗装化等について、お尋ねいたします。横断歩道上で歩行者が犠牲となる交通事故が後を絶ちません。横断歩道は歩行者優先であり、運転者には、横断歩道手前での減速や停止の義務があります。美幌町においても、歩行者、運転手双方が交通ルールを守り、安全な毎日を暮らしていけるよう、日々、町民一丸となり啓発活動に取り組んでいるところです。しかしながら、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるにもかかわらず、無視して通り過ぎるドライバーが多いのが現状であります。平成27年から令和元年までの5年間における歩行者の交通死亡事故のうち、約7割が道路横断中に発生しております。最近、町内を走行していると、横断歩道の白線が消えかけている箇所が多く見受けられます。除雪によるものや経年劣化等々により、白線が消えかけていることは理解しますが、子供たちが毎日登下校に利用するスクールゾーン内については、横断歩道をしっかり見えやすくするべく、道路の維持補修に努めるべきと考えます。さらには、横断歩道の存在を示すダイヤマークもありますが、よりドライバーに認識してもらうため、道路標示や横断歩道のカラー舗装化や、より視認性が高くなるようトリックアートを用いた立体的に見える横断歩道の導入などの工夫を凝らし、より強く注意喚起を促すことが事故の根絶につながると考えますが、町長の考えをお示しください。2点目であります。高齢者福祉について、お尋ねいたします。エンディングノートの普及啓発についてであります。第6期美幌町総合計画基本計画(後期)の「高齢者福祉の充実」の中で「65歳以上の高齢化人口について令和2年2月末には6,842人と、町民の約3人に1人が高齢者となり、超高齢社会における様々な問題に対して的確に対応していく必要があります」「高齢者施策の推進にあたっては、公的サービスや地域における支え合い等の支援が将来にわたって切れ目なく適切に行きわたる仕組みづくりが必要であり、高齢者が住み慣れた地域で健やかに、安心して生活できる町の実現のため総合的な施策を推進します。また、高齢者の中でも多数を占める比較的元気な高齢者ができる限り健康を保持し、社会との関わりを持ち続けることができるよう介護予防事業の充実と推進を目指します」と明記されています。美幌町は、高齢社会への対応、自立生活支援、権利擁護事業の促進、地域包括支援センターの機能充実、高齢者福祉施設の整備、高齢者の社会参加、生きがい活動の促進など様々な施策でニーズに応えています。さらに、行政サービスだけではなく、地域住民による支え合いに取り組んでいる自治会も多数見受けられ、民生委員や社会福祉協議会の取組などにより、社会とのつながりを維持しています。しかしながら、いずれは誰しも終わりを迎えることになり、自分以外の家族の「もしも」を思うと寂しく悲しい気持ちになります。また、自分はどうなるのだろうと思い巡らすこともあります。元気なときだからこそ伝えられることがあり、残された家族のため、あるいは自分の最期を後悔しないため、自分や家族に対する思いやりを込めて作成されたエンディングノートは、大切な終活の一つであります。今までの人生を振り返ることで、残りの自分の人生とどう向き合っていくのか、また、残される家族や友人との向き合い方を考えることにもつながります。社会福祉協議会における終活セミナー等でエンディングノートの話を聞いたときに、僅かばかり引き合いがあったとのことであります。誰かが亡くなり、受け継がれていく大切なものには、財産だけでなく思いもあり、その思いを伝える手段としてエンディングノートの活用は有効であると考えます。町オリジナルのエンディングノート簡易版を作成し、普及啓発に努めることにより、スムーズな終活につながると考えますが、町長の考えをお示しください。以上であります。

答弁 町長 平野浩司

稲垣議員の御質問に答弁いたします。交通安全対策への取組についてですが、道路交通法では、信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、その手前で停止できる速度で走行することや、横断歩道を渡っている、または渡ろうとしている歩行者がいるときは、その手前で一時停止することが義務づけられております。日本自動車連盟(JAF)による「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止率」によると、全国平均が53.0パーセントのところ、本道は34.1パーセントと低調と言わざるを得ない状況であることから、北海道警察では、歩行者が横断歩道を渡る際、手を上げるとともに、車は横断歩道手前で停止するなどのマナーアップを図るため「ハンドサインでストップ運動」を道内で展開し、歩行者保護の機運を醸成しているところです。道路標示には、道路管理者が設置する車道の外側線やセンターラインなどの区画線と、公安委員会が設置する横断歩道、停止線及び横断歩道手前のダイヤマークなどの指示、規制表示があります。国の道路標識、区画線及び道路標示に関する命令では、横断歩道の線の色は白と定めておりますが、白線の間についての規定はなく、道路管理者の判断で白以外の色に舗装することが可能と認識しているところです。御指摘の白線が消えかけている町道の横断歩道につきましては、道路パトロール等により確認の上、北海道公安委員会等に順次、整備の要望を行ってまいりたいと考えております。御質問の道路標示や横断歩道のカラー舗装化等による注意喚起でありますが、基本的には、通学路の安全対策を重点的に実施することが必要だと考えており、道路交通実態に応じ、学校、教育委員会、警察、道路管理者等の関係機関が連携し、ハード・ソフトの両面から何が有効な対策か検討の上、必要な対策を推進してまいりますので、御理解をお願いします。次に、高齢者福祉について。御質問の町オリジナルのエンディングノートの作成や普及啓発、スムーズな終活についてですが、高齢者に限らず、その方がこれまでの人生、これからの人生、自分の望む人生を最後まで自分らしく生きられることが大切であり、日常から必要なことや考えをまとめ、家族や親族など関係者に自分の思いを伝えるために、エンディングノートは大変役立つものと考えており、民間企業だけではなく、エンディングノートの無償配布を行っている自治体もあると認識しております。本町におきましては、社会福祉協議会での終活セミナーや、保健・医療・福祉ネットワーク推進委員会での人生会議、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)についての講演会など、最期まで自分らしく生きるための終活等の周知・普及についての取組がされております。また、町では、本年3月に策定しました高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画で「高齢者が住み慣れた地域で生きがいを持って、互いに支えあい、そして安心して暮らせる町の実現」を目標に据え、その施策の一つとして、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の普及啓発に努めることとしており、今後も講演会などを通じた普及啓発を行い、多くの町民の方々に、エンディングノートやACPの必要性を知っていただくよう努めてまいります。終活サポートの普及啓発に引き続き取り組むとともに、町オリジナルのエンディングノート簡易版の作成について、研究してまいりたいと考えております。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 7番 稲垣淳一

それでは、交通安全対策への取組についてより、何点か再質問をさせていただきます。答えとしては、今後もいろいろと交通安全対策について検討していくよということです。今、何か大きく一歩を踏み出すということではないのでしょうけれども、先般も、町長から緊急事態宣言等が出されておりまして、交通安全意識を高めるために一生懸命取り組んでいくというお言葉も出ておりました。私も最近歩いていまして、車もそうなのですけれど、国道も町道も含めて横断歩道、また、その手前にダイヤマークもありますが、そのような交通標識が往々にして薄くなっているというところが多いです。北海道ですから、冬場は除雪で削れてきますので、いつまでもきれいな状態でいるということはないのでしょうけれども、やはり新しく塗装された横断歩道を見ると、何と言うのでしょうか、すがすがしい気持ちというと変ですが。しっかりとルールを守って、子供たち、町の人を守らなければという気持ちになっているものであります。つい先日も、令和6年度で第43回になりますが、小中学生に頼んで、交通安全推進委員会とか、連合交通安全部会で交通安全のポスターや作文のコンクールをさせていただきました。私も審査委員の一人として毎年参加しているわけですが、子供たちが常に、どうしたら事故が起きる、危ない、ヘルメットをかぶって自分を守ろうだとか、お酒を飲んで運転しては駄目だと。何か酒が悪いみたいに書いていますけれど、私は酒が悪いと思っていません。酒を飲んで運転する人間が悪いと思っているのですけれども、とにかく子供たちは、しっかりと私たち大人を見ています。子供たちを守る、これは我々大人の責務であります。ですから、私も今回、交通安全意識を高めるため、そして子供たち、お年寄りをしっかり守るために、横断歩道についていろいろ調べていました。これは、全てきちんとホームページ上の出展者から確認を取って出しているものでありますので、決して問題はないのですが。(稲垣議員パネルを提示)これは、立体的に見える、いわゆる3Dの横断歩道であります。私も交通安全運動に携わっている者として、七、八年前からこのような写真が目について、自分のスマートフォンにも写真として残しておいて、事あるごとに、皆さんにこのような横断歩道ができたらいいよねという話を昔からよくしていました。これは、3Dであるだけに遠くからでも視認性が高くて、意識として何かあるぞ、あそこにあるぞ、危ないぞというものが、遠くからも分かる。ただ、写真として引っ張り出せたのは、割と海外の事例が多くて、残念ながら……。すみません、順番が飛んでしまいますけれども、これは立体的ではないのですが、いわゆるカラー舗装で、横断歩道とその近くをカラー化することによって、注意喚起を促すというものであります。この茶色といいますか、この色などは割とよく見かけたりもします。耐久性の問題だとか、北海道ですので雪の問題だとか、またはコスト、いろいろあると思うのですが、この辺については、美幌町として何か検討されたことがあるのかないのか、全く話になっていなかったのか、そのようなことが何かあれば、お尋ねいたします。

答弁 環境管理課長 影山俊幸

ただいまの御質問ですけれども、カラー舗装という部分では、自動車学校が稲美にございます。そこから美斜線、国道334号線ですけれども、そちらのほうに向かっていく交差点のところに1点、過去に美幌町でカラー舗装をしている実績がございます。それ以外の場所につきましては、現在のところ設置する予定はございません。

再質問 7番 稲垣淳一

今、課長の答弁で、美幌町で設置したものがあると。それは、どのような理由で設置されたか分かりますか。

答弁 環境管理課長 影山俊幸

カラー舗装をした年数といいますか、時期については今、押さえてございませんが、過去に、あそこは美斜線の部分で交通量が多いというところ、それから、報徳のほうに向かうですとか、または、報徳のほうから稲美のほうに下りていく際の部分でございますけれども、確か稲美のほうから坂を上がっていって右側のほうが、山で樹木が大分多かったので、交通の際の視認性が悪い、なかなか見えなかったということでした。当時、木を伐採しておりますので、現在の視認性はいいのですけれども、その際に警察ですとか、関係機関が立ち会った上で、カラー舗装にしましょうということで設置された経緯があったと認識しております。

再質問 7番 稲垣淳一

やはり、設置する理由がしっかりあると思うのです。視認性が悪いのはもちろんですし、イコール事故を起こしたくない、事故を減らしたいという思いがある。私も同じ理由で話をさせてもらっているのですが、最近――最近といいますか、このことを調べて痛感するのは、もちろんドライバーの特性もあっていろいろな人がいますけれども、狭い交差点ですと車もスピードは落としがちにはなりますが、旭小学校と美幌中学校の前の直線のところ、あそこは非常に飛ばしやすいのです。視認性もいいですし。でも、あそこはスクールゾーンにもなっていますし、もちろんダイヤマークもあります。ですから、あそこだからこそ、このようないろいろなカラー舗装で注意喚起する。残念だけれど、ある程度スピードが出ていれば、人が立っていても分かりにくい場面もあったりします。私も町内五つの小中学校を見てまいりましたけれども、旭小、美幌中学校の直線道路が一番怖いのかなという気がしています。ですから、あそここそ、このようなカラー舗装で注意喚起をする。狭い道路だから、車はスピードを落としてくれるだろうという、だろう運転も決していい話ではなくて、車のスピードを落とさない人も絶対いるだろうと、逆にそのような思いもあるのです。このように注意喚起できる、色で認識できるカラー舗装、このようなものをぜひ私は導入するべきと思いますが、どうなのでしょうか。一遍にいろいろな箇所を全部できるとは思いませんけれども、まずはお試しといいますか、どこか一つ、ここは重点的にやってみたい、やってみてはいかがかと常に思っているのですが、そのようなお試しをどこか1か所、2か所という可能性はどうなのでしょうか、ないのでしょうか。考え方としてどうでしょう。

答弁 建設部長 遠國求

先ほど、環境管理課長から報徳のカラー舗装――カラー舗装ではなくて塗装ですね、お話をさせていただきました。耐久性でいけば、非常に厳しいということで、やはり冬を迎える北海道については、一時的な効果はあるけれども、持続性はなかなか難しいという結論が出ております。今後、長期的にできるものがあるとすれば、お試しというわけではないのですけれども、研究して導入することも検討してまいりたいと考えます。

再質問 7番 稲垣淳一

残念ながら、今のお話の様子だと、しばらくはできないよ、やれないと取らざるを得ないのですが。でも、お試しですからね。耐久性もやってみなければ分からないですよ。案外5年もったねとか――いや、5年が多いか少ないかは分からないですけれども。普通の横断歩道ですら、みすぼらしくまばらになってしまって、あれはしっかり対応するべきだと私は思いますよ。横断歩道に関しては、公安委員会が取り組むということになっているのは承知しておりますけれども、道路の維持管理をされる、特に、町道というものにおいては、やはり町の責任といいますか。しっかり子供たちの安全安心を守るという観点から、まずは、そのような取組をしてみるということは、逆に無駄なことなのでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

初めに、先ほど稲垣議員が冒頭お話ししましたけれども、4日、美幌町内で男性の方が亡くなられたということで、そのことに心から御冥福をお祈りしたいと思っております。やはり、美幌町内だけではなく、美幌を含めた周辺、また、北海道も含めて、特に子供たちの事故が起きないことを願うばかりであります。今、カラー舗装の話の中で、私も教育長時代に、先ほど言われた美中の前のところと東陽小学校の前、結構皆さんスピードを出すということで非常に危険だよと、何とか抑止方法はないだろうかということをいろいろ検討した経過があります。よく学校内に入ってきて、ゴムのベルトと言うのでしょうか、あれで振動を与えて落とすとか、そのようなことはできるのですけれども、道路まではなかなか難しいという話の中でいけば、当時からこのようなカラー舗装をして啓発するというのは、認識していたところであります。先ほど、建設部長から考えていきたいということでありますので、お試しということで手法も含めて――お試しだから全て町が負担してということではなくて、皆さん、交通安全活動をしていただいていて本当に意識が高いので、皆さんで知恵を出しながらお試しというか、そのようなものを一つ早くできる努力はしたいと。するということではなくて、する努力をしていきたいと思います。いろいろお聞きして、なるほどなと感じるところもあって、皆さんと知恵を出せばできるかなという思いがありましたので、今の率直な思いとしてお伝えしました。

再質問 7番 稲垣淳一

言ったことを実行するのが平野町長だと思っていますので、ぜひ努力する、努力した、やったと言ってもらえる答弁になるよう期待しています。それで、道路の舗装がなかなか厳しいということで、例えばよく見かけるのは、歩道から子供が渡りますよだとか、老人が渡りますよとか、何か子供の絵とか、人の絵を描いた看板があったりするではないですか。横断歩道ではないのですけれど、私が調べていた中で、ちょっと乱暴に描きますが「あっ!」という、このような字が入った道路標識といいますか、カラー舗装の中に白く大きく「あっ!」というのを見かけたのですね。危ないではなくて、あ、やばいでもなくて「あっ!」というのがあって、これもなかなかインパクトがあるなと。道路に描くことが、いろいろ検討することがあるのだということであれば、今言った横断しますよという黄色い旗を持って子供の絵だとかがあると思うのですけれど、この「あっ!」という看板を町内の至るところに立てて、「あっ!」て何だと。脇見運転させるわけではないのですけれども、ドライバーの視界に入れて「あっ!」が危ないなのか、「あっ!」という言葉が出てくるゾーンなのか、そのような注意喚起をする、そのようなことを想起させる看板も一つ大事なこと、できることなのかなと。道路ばかりではなくて、その横から立て看板をということで、うちの自治会も今ここに会長がいますので、そのような提案をして、先駆的にいろいろな町内会にも働きかけて、その看板を立てて、子供の安全安心を今後も見守り続けていきたいという思いであります。そのような看板の可能性としては、どうなのでしょうか。歩道に描くのではなくて、看板を立てるという話であります。

答弁 町長 平野浩司

今、御提案があったいろいろなこと、考えられることは、皆さんと考えることが必要だと、私もそう思う部分があります。忘れてはいけないのは、この町というのは、町民の方それぞれが交通安全に対しての意識が高い。それから、啓発にも多くの方に参加していただいてます。やはり、気持ちをどう大切にするかということを、しっかり考えなければいけないのかなと。町民の方々も、町外から来られると別かもしれませんが、この町、要は、美幌町においては、交通安全ということに、町民皆さんがしっかり重点的にやっているよと。今回も、事故を受けてすぐに緊急会議をやらせてもらったのは、人が亡くなるということをみなさんがそれだけ重大に受け止めていると。かつ、再発防止へのメッセージを出させてもらいました。ここを絶対に忘れてはいけないと思っているのです。あくまでも、先ほど、いろいろお話いただいたことというのは、大事なことかもしれない。それは補完的な話であって、子供がいたら絶対に止まる、それから、高齢の方がいたら止まるという運転手の気持ち、そこを今以上に徹底するような努力を、皆さんとする必要があると思っております。その辺も当然、分かっていてのお話だと思いますけれど、そちらの啓発、それから、それぞれ運転手として実行することを、皆さんと努力していく必要があるかなと思っております。

再質問 7番 稲垣淳一

今、町長からも熱いメッセージをいただきましたけれども、やはりこの命を守る、安全を守る。なかなか口で言うのは簡単だとは言いませんけれども、それだけの責任を持って、我々も日々活動、行動していくということを責務に。まして、これから本当に夕暮れが早いですし、私も痛感するのが、散歩をされる方の夜光反射材の利用、このこともなかなかまだ浸透してないかなと。この間も本当に暗い道路で危なかったのですけれど、ワンちゃんは腹に夜光反射材をびったりつけているのですけれども、リードを持っている方が真っ黒で、何も見えなかったという。ワンちゃんの命が大事なのは分かるのですが、やはり自分の体も守ってほしいなと。だから、まだまだこのような啓発といいますか、このような気持ちは、常に熱く燃やし続けていかなければならないと、そのようなことを思った次第であります。交通安全対策の話は、これで一旦終わります。続きまして、エンディングノートの普及啓発であります。私もエンディングノートは、十何年前に自分で買いました。ある講演会を聞いて、このようなものがあるのかと、自分の思いだとか、伝えたいことをしっかり書き残す、大事なことだなと思って買って、いまだに、ほこり高く積まれたままであります。昨今、社協での終活セミナーだとか、そのようなものにも参加して、いろいろと考えを改めるところがありました。私も家族を1年前に亡くしました。私の親は、割といつもそばにいて、通帳と印鑑はここにあるぞ、もしものときの写真はこれを使ってくれ、そのようなことをこちらが聞くまでもなく、常に何か他人事のように、ぶつぶつぶつぶつ言ってきていました。ですから、それはしっかりと私も把握して、母が亡くなったときは、スムーズなことができました。言いたいことは、冒頭にも書いたとおり、65歳以上のお一人様、いわゆる高齢者が非常に多い。日本は今、高齢社会の先進国ですから、別に驚く話ではないのですけれども、それこそ昔は、老いては子に従えといって、何かあれば後はおまえらに任す、あとは好きにやってくれということで、終わっていた話だと思います。最近、独り暮らしの高齢者、特に身寄りのない方が、これからまた非常に増えていく、そのようなものが新聞等でも見受けられました。先般、よく話す民生委員さんがいらっしゃるのですけれども、生活保護だとか、そのようなことで対応されている方は問題なくお骨にして、いわゆる合葬墓だとか、そのようなところにお納めさせてもらって弔うのだと。でも、普通は自分の家といいますか、亡くなって2日後、3日後に発見されて、家族を探してもなかなかいない、やっと娘さんを見つけたけれど、今は付き合いがないから私は美幌には行けないだとか、残念だけれども、そのような場面が往々にしてある。そのとき、福祉課長にお尋ねしたところ、生活保護の範囲ではないけれども、美幌町では、しっかりとお骨にまでするという対応をして、弔わせてもらっていると。ただ、その後の例えば家財道具だとか、持ち家だとか、そのような残った財産については、なかなか手をつけるわけにいかないのだということで、大変難しい問題があるのだよという話をさせていただきました。この話を聞いて、私も親しくしているおばがいるので、そのおばも独り暮らしなものですから、この間、誕生日プレゼントにエンディングノートをあげたのですよね。そしたら、私はまだ元気だから書かなくてもきちんと伝えるからと。もう90歳ですけれど、強く言われるとそれ以上はなかなか言えないのですが。そこで、そのような話をした中で、今回の答弁書の中に、エンディングノートの必要性はもう十二分に分かるし大事なものだと、自分の思いを伝えるには大事なものだと分かる。その中で、ACPというのですかね、人生会議ということで、厚労省が発信している家族会議というものがあるのだと。これを活用して、美幌町が今後、いろいろな手当をしていくよということで書かれていました。この間、私もいろいろな聞き取りのために、ある老人クラブに行ったときに、ばったり斉藤部長とすれ違ったのですが、部長、改めてこのアドバンス・ケア・プランニング、このACPはどのようなものなのか、改めて説明いただけますでしょうか。

答弁 保健福祉課長 立花良行

ACP、アドバンス・ケア・プランニングは、国では「人生会議」という漢字のほうを前面に押し出しておりますけれども、医療関係者の中では、アドバンス・ケア・プランニングという言葉のほうが皆さんに浸透するのではないかということで、同じことでありますが、そのような言葉の使い方の違いがまず一つございます。それで、エンディングノートを議員もお買いになったということで、中を見られていると思います。御自分のこれまでを振り返ったり、これからどうしたいかということ、あるいは、家族構成や最期を迎えるときにどのようなことを望むかということが、書けるようになっているかと思います。人生会議につきましても、その最後の部分に特化した形にはなるのですけれども、ただそこだけを書かれても、実際に何かあって、御家族、御親戚に連絡するのもなかなか困ります。ですので、大きくは同じような内容になるのですが、例えば御自分が延命治療を希望するかしないかということを、ただ自分の心のうちに秘めるだけではなく、あるいは、エンディングノートに書き記すだけではなくて、皆さんと福祉関係の方、医療関係の方、御家族がいれば御家族の方ときちんと情報共有をして、自分が望んだとおりの最期を迎えられるようにする、そのようなことに重点が置かれているものが人生会議と言われるものであります。大きく中身は同じようなことが列記されているかとは思いますけれども、捉え方として、考え方としてそのような違いがあるかなと受け止めております。以上であります。

再質問 7番 稲垣淳一

もちろん、ACPの取組はとても大事なことですし、しっかりと伝えておく、書き残しておくということが大事だと思うのです。この話から大きくそれるものではないと思うのですけれども、やはり高齢者が元気なうちにしっかり自分の思いを伝えて、自分の未来を語る。未来ですよ、語るのは。昔のことは取りあえず、それはそれぞれの人生ですからいいのですけれど。自分の人生を閉じるとき、それがあしたなのか、10年後なのかは分かりませんけれど、それまでは自分の未来ですから……。あと5年か10年かは分かりませんけれど、しっかりと自分の人生を閉じるときに、自分の未来設計、人生設計をこれからもしっかりと伝えて書き記すということが、その人の責務というのか、きちんと自分を終わらせるための責任だと僕は思うのです。環境と言うのは日々変わりますから、今、私も母を送ったと言いましたけれども、今度は自分の番かもしれない、妻の番かもしれない。こればかりは誰も決められない。その中で、エンディングノートを学んでいくときに、いろいろと自分で書きながら、もう30分で書けなくなってしまったのですが、一番書いておきたかったな、書いておいたらいいなと思ったのは、自分の今後のことを、夢を託す。家族だとか友人・知人、そのような方たちに、自分の思いを、何をどう残していけるか。この後、私が事故で星になってしまったらそれで終わりで、何も伝えないで終わってしまうのですけれども、やはりそのようなことをしっかりと伝え残すということが大事なのだろうと。今、アドバンス・ケア・プランニング、ACPについては、終末医療だとか、そのような部分の話をメインに書くようになっていると理解しました。どこまでの治療を求めるだとか、どのようなケアを求めるだとか。私は、もっと若い世代のエンディングノートがあってもいいのではないかと思い出して、いろいろなものの本を読んでみたら、やはりありましたね。40代は40代なりのエンディング――エンディングノートという言い方をしていないものもありますけれども、50代なり、小さな、小中学生の子供がいる、家族がいる方のいろいろな思いの伝え方だとか。私のように65になって、あとは、妻や子供たちにどのような思いを残すかというものをしっかりと書くものが必要なのだろうなと。だから、お星様になるためのエンディングノート、もちろんその意味としてもあるのでしょうけれども、自分がまだいろいろな世代……。もちろん、この内容なら幾らでも書き換えることはできるわけです。遺言書も書き換えられるのですから。であれば、何と言うのでしょうか、元気なうちだからこそ言える、思えること、話せること、そのようなものが必要だなと思います。今、元気な高齢者が多い中で、皆さん、この状態をどう持続していくかということを考えていくことが、割と今、フレイル予防とか、高齢者の何というか、予防医療も含めてやっています。体のこともそうだし、気持ちの問題。今後の自分の未来、体のことといいますか、未来についてしっかりと残すことが大事だということで、私が簡易型という言葉を使ったのは、そのようなところにあるのですね。分厚い本1冊を別に無料でつけるとか、もちろん今はパソコンでダウンロードができますから、そこまでのものはなくてもいいのかもしれませんけれど、亡くなった後に、それこそ町の職員の皆さんが、あれも足りない、これも足りない、もっと情報が欲しいというときに右往左往しないよう、個々人で自分たちの後始末をしっかりとここに載せておくということが求められるのだろうなと私は思います。もう一度言いますけれど、お一人様が多い――お一人様といいますか独居。さらに言えば、身寄りのないという方に限定でいいと私は思うのですけれど、そのような後押しをする、あなたの最期はこれでいいですかとか、そのような話ができるようにしておいたほうが絶対にいいと、私は思うのですよ。その方のために。社協のスタッフにも、そのような事例がいっぱいあると思うので、この間、どうなのと聞くと、思いとしてはある程度決まった範囲の中でしっかりとお送りするけれども、この方はこのお見送りでよかったのかなと思うのですという話は、ある方としました。ということは、その人の思いを書き残したものが何かあれば、それに沿って、いろいろとお手伝いをしてあげたかったという担当者の声を聞いたときに、やはり、しっかりとその思いを伝えていく、自分の未来をしっかりと書き残しておくということが求められるのだろうなということがありました。ごめんなさいね、長くしゃべってしまって。今の私の思いについては、どのように考えられるでしょうか。

答弁 福祉部長 斉藤浩司

稲垣議員が出られた講演会を私も聞いていましたので、その時点で、私も50歳代で初めてつくってみました。やはり、今回の講演を受けて、単身の方とかに配布して、はい、つくってくださいというものではないなと思います。講演会とか研修会でその必要性とか、意義とか、家族の方と相談しながらつくる、それも定期的に見直しながらつくるということが大事だと思います。また、50代でつくるエンディングノートと終末医療に係る部分についても違いますし、私も最終的な医療はどうするかという項目は、やはり書けませんでした。これについては、町としては、そのような講演会とか研修会を通じて、その必要性についてお伝えした中で、興味を持っていただく方に、例えばホームページに載せている無料の様々なサイトがありますし、御紹介とか、町のホームページに載せたりとか。あと、簡易版については、町の福祉課の窓口とか講演会で配ったり、そのようなサポートはしていきたいと考えております。

再質問 7番 稲垣淳一

エンディングノートという存在そのものを知らしめるというのはもちろん大事ですし、その有用性というものを訴えるのももちろん大事です。伝える手段として、講演会だとかホームページというのは、もちろん大切なところではあるのですが、その講演会を聞いて、私もエンディングノートを買った口ではあるのですけれども、買ってペラペラめくって……。それは、私の弱さの話だから、それをどうのこうのというのはないのですけれど。もう一度言いますが、町と関わりのある人たちが、そのようなものに書き込んで残しておくというのは、もちろんいいのでしょうけれども、その存在も知らない人たちはたくさんいらっしゃるし、あ、そのようなものがあったのかと、そのように伝える手法があるのであればと思う方も、きっといらっしゃると思うのです。ただ、残念ながら、どこにどのような人がいるということを全て網羅して、把握しているわけではないのですが。その話の流れで、いわゆる民生委員の方に、このようなことが可能なのかと相談したところ、可能だと思うけれども、また仕事が増えるのかい、大変だよねという本音の話も出たりして。これをどのように広めていくかということは、我々といいますか、別に行政だけに任せるばかりではなく、例えば、ある意味、我々自治会でも身近な高齢者の人はたくさんいますから、まずそのようなところから……。先ほどのお試しではないですけれども、しっかりと情報交換しながら、コミュニケーションを取りながら、そのようなプランといいますか、お試しエンディングノートというのでしょうか、プレエンディングノートといいますか、プレ終活というのでしょうか、そのようなものをしっかりと広めて、亡くなった後も大きなトラブルもなく、静かにその方の思いをしっかりと形にして送って差し上げられる仕組みづくり、これが大事なのだろうなと思います。それで、もう時間があれですけれど、もう一度話を戻しますが、いわゆる65歳以上高齢者の方で、生活保護等々では世話になっていないけれども、自分一人できちんと暮らしているけども、突然お亡くなりになってしまった。そのような人たちの残った財産云々については、もちろん遺書だとかを残しておけばいいのでしょうけれども、やはりまだまだ元気な方が多い中では、そのようなものはまだいらないという方は多いものです。自分の中でしっかり残してくれればいいのですけれども、今後どのような手法で、お一人でいる、身寄りのない方を救うというか、しっかりその方が自分のいい最期を。くどいですが、そのような人たちのために発信する、後押しをしてあげる、あなたの人生をしっかりと、あなたの未来を一緒に考えましょうと、そのようなことができる仕組みは、何かないものですかねというものが一つ、最後の相談といいますか、質問といいますか。今は、ACPで対応すると言っていますけれども、いわゆる、そこの網にかからない人たちもいるわけですよね。そのような方たちに対しては、どのようなアクションを起こせるかというか、可能性といいますか、何か方法はありますかね。

答弁 町長 平野浩司

これから町としてどうするかという部分については、福祉部長からお話ししたこと、それは、ある程度意識を持てる方々のお話だと思うのですね。ACPとは、あまり使いたくないのですけれど、もともとこれは、地元でいけば、田中先生とかいろいろ話した中で、医療サイドそれから介護サイドから、この辺は家族できちんと話しておいてもらわないと、そのときに、ドクターとしてどう関われるとか、そのような話になるということなので、これはこれで、きちんと協力していかなければいけないかなと思っております。今、何度も言われた中でいくと、単身高齢者、特に自宅にいてあまり外に出たがらない人たちで、実は、そのような人たちがこれからすごく増えてくると思うのですね。その人たちをどう……。一つは、外に引っ張り出せるのなら、例えば、このような話を今日はしますよということをお話ししてあげられるし、逆に、せめて、エンディングノートという大きいイメージではなくて、もう少し、最低限これだけは自分の意思を書いてまとめてほしいなということはしていかなければいけないかなと思っています。では、具体的にどうするかという話になれば、先ほど言ったように、民生委員という話も、また仕事が増えたり、私どもでいけば、保健師の方々が単身の方を回るというか、そのようなところでもお話ができたりとか。あと、今、自治会との懇談の中で、これからはコミュニティーを大事にしていかなければいけないので、ここを――ここということは、今言った単身の高齢の方をどう引っ張り出すかということは大事なことだという話をしています。うまく引っ張り出せる部分の手法を、特定な人に偏らないで、みんなで知恵を出す必要があるかなと思っています。その中で、また、自治会の方々にも御迷惑をかけると思いますし、逆に、隣近所のお付き合いも大事だと思います。ですから、皆さんでいろいろなことを考えながら、私、稲垣議員もそうですが、一番問題となるであろう単身の高齢の方が、美幌で幸せに生きてこられたと最期に感じていただけるようなものを、皆さんとつくり上げる必要があるかなと考えております。

再質問 7番 稲垣淳一

今の町長のお言葉で、私の思いは大体伝わったと思っております。また、私の今の希望、これからの治療やケアについて、家族会議――人生会議ですか、失礼しました。人生会議ということも、これは国の政策とはいえ、少しずつ進んでいるのだなと思います。最後に、ACPをいろいろ調べた中で、ACPに対してALP、アドバンス・ライフ・プランニングという言葉を使っています。先ほども申し上げましたけれども、いわゆるプレ終活。エンディングは――いつ星になるかは分かりませんけれども、ただ、気持ちに、体に余裕のあるうちにいろいろなことを考え伝えておくということは、元気な者の責務だろうなと思います。これからは、早いうちにいろいろなものを伝える方法、そのようなことを考えるきっかけをまたどこかで――どこかでといいますか、簡易エンディングノートも一つ、そのようなものになると思うのです。先ほど、斉藤部長も年齢関係なくとおっしゃっていましたけれども、そのようなきっかけを……。全て町が抱えろということは、全然思っていませんけれど、背中を押す、動機づけをするということが、町の大事なところなのだろうなとは思っています。いつ自分が星になるといいますか、お迎えが来ても、俺はここでしっかりと生きられた、後は任せたと、そのことを言って終えるようにしたいと思っています。もし、今後、簡易型のエンディングノートをつくってもらうときに、こんな言葉を書いておいてほしいなというものが、私の要望としてあるのです。いわゆる最後の晩餐、要は、自分の最期に何を食べたいかという話を飲んだときにすると思うのですけれど――しないか、僕だけかな。例えば、今日、稲垣の人生が一つ、一旦終わるよと、そのときに、おまえは何を食べたいと思う、誰と食べたいと思う、それを何で食べたいと思う、その人たちと食べたいと思うか、そのような質問を……。答えは、皆さんそれぞれで、100人いたら100通りあるわけですが、最後の晩餐、今日の夜は何を食べたいか、誰と食べたいか、それはなぜかと。私の思いはありますけれど、ここでは話すことではないのですが、そのようなことを常に考えながら、これからも未来に向かっていい人生を歩めるように、自分もいろいろな意味で努力したいと思っております。ひとつ町も皆さんが不安なく、安心して暮らせる社会の一つとして、この考えを強く前向きに検討していただくことを願いまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:美幌町議会 令和6年第9回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる