みんなの議会

美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月25日

森のようちえんの幼児教育の推進と街路樹の管理方針について

2020年6月25日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「森のようちえんの幼児教育の推進と街路樹の管理方針について」質問し、町長 平野浩司、民生部長 那須清二、児童支援主幹 小室秀隆、施設管理主幹 以頭隆志、建設水道部長 川原武志、副町長 髙﨑利明が答弁しました。

質問者
上杉晃央 議員
答弁者
町長 平野浩司、民生部長 那須清二、児童支援主幹 小室秀隆、施設管理主幹 以頭隆志、建設水道部長 川原武志、副町長 髙﨑利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 上杉晃央

それでは、私は森のようちえんの幼児教育の推進と街路樹の管理方針について、2項目について順次質問させていただきたいと思います。森のようちえんの幼児教育の推進の1点目でございますが、森のようちえんの必要性と全国的な取組状況に関する認識についてということであります。森のようちえんというのは、デンマークが発祥の地でありまして、母親が子供たちを自然の中で伸び伸びと育てたいとの思いで、毎日森に出かけ、共感した母親たちが徐々に集まり活動する中で、環境先進国ドイツに渡って、森のようちえんという名称で世界各地に広がったようであります。幼児教育では、IQなどの認知的能力ではなく、社交性や思いやりなど、数値では表せない非認知的能力を身につけることの重要性を教育専門家が論じております。日本でも、幼児期に自然と触れ合うことが心身の発達にとてもよい影響を与えるとして、35年以上前から先進的な実践が行われ、全国に広がっています。森や川、畑など人工的なものがない多種多様な刺激に満ちた自然の中で過ごすことは、子供たちの心身や五感に様々な刺激を与え、豊かな発達と生きていく力を育むことにつながります。国内では、平成27年に長野県が信州型自然保育認定制度をいち早く導入し、現在210園認定され、実践事例として評価されています。道内では森のようちえんとして、札幌市のトモエ幼稚園、恵庭市のリズム学園、鷹栖町のぴっぱら、中富良野町の森のたね等で実践されています。また、屋外での遊びや自然体験を重視した自然保育を幼稚園、保育所、NPOなどで行っています。自然環境が豊かで、木育や森林保全を重視する町長として、森のようちえんの全国的な情勢をどのように認識されているのかお伺いいたします。2点目でありますが、町立保育園統合計画に森のようちえん理念を導入する考え方についてお尋ねいたします。公共施設等総合管理計画では、美幌・東陽保育園は近い将来、二つを一つに合築し、ゼロ歳児保育を含め運営していくことを経営母体を含めて検討する考え方が示されています。移住に興味のある東京在住の20歳代から30歳代の既婚男女への意向調査によると、その理由は、自然にあふれた魅力ある環境が50.2%、子育てに適した自然環境が33.4%と回答しています。移住に当たり求める制度では、住宅関連補助が75.4%、子育て関連補助が48.6%の順となっています。今後、若者の定住及び町外からの移住を促進するためには、子育て支援の拡充と住環境の整備が課題と考えます。今回は子育て支援施策の一つとして、魅力ある自然保育を取り入れた保育園整備構想を提案いたしたいと思います。美幌町は、子育て世代を重視した医療費や教育費の負担軽減など拡充に取り組んでいることを評価しています。今後、幼児教育の具体的な検討をされるに当たり、森のようちえんを理念に取り入れ、みどりの村の敷地内に仮称美幌わんぱく森の保育園を整備し、私立幼稚園と同様に保育園児を送迎するなど、就労世帯を支援する大胆な発想で、町内はもとより、美幌町に移住して子育てしたいとする魅力あるオホーツクナンバーワンの子育て支援の町、美幌を目指し、先進事例など時間をかけて調査研究する考え方についてお伺いいたします。2点目、街路樹の管理方針についてと今後の方針についてお尋ねいたします。美幌町緑の基本計画では、市街地内の14路線街路にエゾヤマザクラ、イチョウ、ナナカマド、イチイ、オウシュウアカマツなどを植栽し、植栽後40年以上経過し、老木化や病害などの影響で、葉のつきが悪くなり、幹のみとなっている街路樹が多く見受けられます。一部では、街路樹が伐採されたことにより、街路樹がまばらになり、景観を損ねている箇所も見受けられると述べています。今後は、全路線の街路樹に対して樹木調査や、過去に施された強い剪定による道路景観悪化を考慮し、樹形のあり方や剪定方法について検討すると計画されています。14路線ごとの樹種、本数の現況と現在の剪定管理方法や剪定周期などについて伺います。また、樹木の特性を考慮せずに強い剪定が実施され、樹形が乱れて、美観が大きく損なわれる現状は、景観向上や緑化形成といった街路樹の果たす役割が適正に機能していないと考えます。これまでの検討状況と今後の対応についてお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

上杉議員の御質問に答弁いたします。森のようちえんの幼児教育の推進について。質問事項の一つ目、森のようちえんの必要性と全国的な取組状況に関する認識についてでありますが、子供たちの自然体験の減少が問題視される中、幼児期の自然体験活動への関心が高まっており、その流れを受けて、森のようちえんなどの自然体験を重視する保育への注目が増え、自然の中での保育を行う施設も年々増加していること、また、豊かな自然環境の中での保育が、子供たちの育ちにとって様々なプラスの効果を持っている可能性が示唆されていることについては認識しているところであります。本町の町立保育園及び保育所におきましても、自然環境の中での保育として、例年、みどりの村や町内都市公園などへ出向き、屋外での遊びや自然体験を取り入れた園外保育や、きてらすなどにおける木の触れ合いを通した木育の推進を図っているところであり、また、美幌高校などの協力による芋掘り体験や家畜との触れ合い、さらには、保育園・保育所敷地内における野菜の苗植えから収穫までを通した体験など、自然体験の推進を図っているところであります。今後におきましても、本町が有する豊かな自然環境の活用や、美幌高校の協力を仰ぎながらの様々な体験など、自然体験を取り入れた保育に努めてまいりたいと考えております。次に質問事項の二つ目、町立保育園統合計画に森のようちえん理念を導入する考えについてでありますが、美幌保育園につきましては開園から33年、東陽保育園につきましては42年が経過し、それぞれ施設の老朽化が進んでいる状況にあるため、美幌町公共施設等総合管理計画に基づき、両園を統合する方向性で検討し、併せて、建設場所の検討についても進めてまいりたいと考えているところであります。また、統合後の保育園運営についてでありますが、自然の中での豊かな体験は、幼児期に大きく発達する五感が刺激され、心と体の健康的な成長が期待できるとされていることから、今後におきましても、様々な自然体験を取り入れた保育に努めるとともに、森のようちえんなどの研究や先進事例の調査を行い、魅力ある保育園運営について努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。次に、街路樹の管理方針について。街路樹の剪定管理方法と今後の対応についてですが、御質問の町内で都市計画決定された14路線ごとの樹種、本数の現況でございますが、平成30年4月1日現在の状況は、国道、道道等に植樹されている樹木を除く8路線にエゾヤマザクラやイチョウなどの樹種が930本植栽されている状況であります。剪定管理方法につきましては、車両及び歩行者の通行に支障がないよう、随時剪定するほか、おおむね5年程度を基本に各路線を剪定しておりますが、樹種や成長速度などを考慮し、毎年の最終的な剪定路線を決定しております。さらに、成長し過ぎた樹木については、伐採による植え替えなどの取組も実施しております。今年度は、学園通り西側のチョウセンゴヨウマツ剪定を9本、伐採による植え替えを18本実施いたします。また、美幌町緑の基本計画に記載しております過去に施された強い剪定による道路環境悪化等の反省から、剪定作業を直接行う維持担当及び作業員に対し、平成27年度から専門家による樹種ごとの剪定方法指導を受けながら実施しております。昨年12月には、公園通り、栄通り、幸通り、美英通り、東雲通りの一部について剪定を実施しておりますが、地域住民の方から落ち葉や松ぼっくり飛散など苦情や要望が寄せられている状況から、今後においても継続して、専門家の指導を受けながら、道路を往来する住民皆様の安全確保を基本に、環境美化、景観形成に配慮した街路樹が維持されるよう、地域の御理解をいただきながら取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

最初に、森のようちえんから再質問させていただきます。答弁で森のようちえんの必要性と全国的な取組に対する認識について、幼児期の自然体験活動への関心が高まり、その流れから森のようちえんなど自然体験を重視する保育が年々増加し、様々なプラス効果を持っていると認識をされているということで、私と共通の認識に立っていることを私自身うれしく思います。また、町立保育園・保育所では、みどりの村や周辺公園を利用した園外における自然体験、敷地内での野菜の栽培や、美幌高校の協力による体験だとか、積極的な取組をされていることを高く評価しております。実は、私がこの自然保育に初めて出会ったのは、今から19年前に、当時山口県の今は合併していますので変わっていますけれど、小野田市にあるこぐま山の保育園を視察いたしました。山の中腹にある自然豊かな森の中、はだしで山の中を駆けめぐり、斜面を滑ったり、園児の父親たちが大きな木の上につくった秘密の基地だとか、ロープウエーで遊ぶ子供たちの笑顔が男の子も女の子も特に印象的でした。鼻を垂らして、私の子供時代と同じような園児の姿を見て、今どきこのような保育があるのかなというような体験をいたしました。当時、私はオホーツク寒気団でこの勉強会に行ってきたのですけれども、事例を当時の町立保育園の保育士に資料やビデオを見てもらったことを思い出しました。昨年、友人の議員から、長野県がこの森の保育園、自然保育を積極的に取り入れているということで取組の話を聞いて、私はこういう原体験から、当時から抱いていた自然保育園の必要性ということを強く感じて、今回一般質問をさせていただきました。自然保育というのは、自然環境や地域資源を活用して、周辺の山、川、森など地域に根ざした子供たちの直接的な体験活動でありまして、大人、保育者が極力遊びをリードしたり、助言したりせずに、子供の中から生まれる創意工夫や試行錯誤を見守って、子供の自発的な遊びを重視した保育・幼児教育でありまして、子供本来が持つ、自ら学び、成長しようとする力を育むことを重視した取組であります。森のようちえんという名称がついておりますが、実は幼稚園だけではなくて、保育所、認定こども園等、いろんな保育活動を包括した名称でございます。現代社会ではおもちゃやゲーム機などで遊ぶ、子供同士の触れ合いが少なく、特に自然と触れ合う機会が昔と比べ著しく減っております。木登りだとか、ザリガニ捕り、川や池遊び、野菜の収穫、かまくら遊び、雪だるまづくり、チューブ滑りなどの体験、子供たちをわくわくさせる遊びや体験が、こういった現代だからこそ求められていると思います。今後、様々な自然体験を取り入れた保育に努めたいとのことですけれども、当面、町立保育園として現在の保育計画にある自然保育を、さらに年次的に拡大する考え方があればお示しいただきたいと思います。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、1回目の答弁にございますとおり、現在も自然を取り入れた保育を実施しているということでございまして、昨年度の東陽保育園の例でいきますと、公園に出かけたりだとか、そり遊びをしたりだとか、そういったことで年間10回ほどのほか、プールにも出かけたりということが年間12回ほどやっております。美幌保育園も大体同様の数を行っているところでございます。今後についても、現行を維持しながら行ってまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

ただいまの両保育園で外に出たり、あるいはプールだとか、体験を計画中で取り組んでいるということは私も承知しております。保育計画の中で、外に出ていくことをさらに増やしたりするのはいろんな難しさがあります。特に、今回みたいにコロナが発生しますと外に出て行ったりすることも、例年同様な中では拡充できないということはありますけれども、保育園の中で自然体験とか、外に出ていく保育をさらに拡充していきたいという議論を保育園内部で、特に専門職である保育士の皆さんから保育計画をつくるに当たって、そういった声が出ているのかどうか、もしその辺があればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 児童支援主幹 小室秀隆(児童支援主幹は2021年3月まで)

ただいまの御質問でありますけれども、今部長から答弁があったように、例年どおりのことは続けていきたい、さらに、1回目の答弁でありましたように、美幌高校のフィールドを使った経験については拡充というか、協力を得ながら食育を含めて行っていきたいというのがありますけれども、それ以上の拡充について議論されていることは今のところありませんのでお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

美幌高校との取組も非常に大事なことだと思いますが、今の主幹の説明ですとコロナのこともありましたけれども、今年も保育計画の中で高校に行って、例年同様の受入れをすることはできるということでよろしいのでしょうか。

答弁 児童支援主幹 小室秀隆(児童支援主幹は2021年3月まで)

ただいまの御質問でありますけれども、美幌高校との交流につきましては、今年度は残念ながらできないということで、道教委から先日回答があったということで、予定していた芋掘り、食育も今年についてはできないということでございますので、よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

コロナがありましたので、学校側の方針で極めて残念なことですけれども、できればこういう農村地区にいる子供たちが芋掘りとか、そういった体験をすることも、土をいじるというのは、先ほど話したように子供が成長していく上で大事な活動になると思いますので、高校以外のところでも、例えば一般農家でも、もし協力をしていただけるところがあれば、難しさはありますけれども、ぜひ検討していただく中で、体験をしていただきたいと思います。次に、この質問の2点目でございますが、保育園の統合計画でございます。答弁で美幌保育園及び東陽保育園ともに老朽化の問題と施設面積が狭いことから、ゼロ歳児保育や低年齢児保育の対応が十分ではないということを町も認識されております。第6期美幌町総合計画に基づき、恐らく後期でこの統合計画の具体的な検討がなされるものと思います。自然豊かな美幌町ですが、私はこぐま保育園を見てからすごく思ったのですけれど、北海道は自然が豊かです。だけど、どこの町も街の中にコンクリートの保育園とか幼稚園を建てて、決して、都会の保育園、幼稚園と変わらないというのが実態だと思うのです。幸いなことに、みどりの村は非常に自然豊かですし、起伏もあって、子供たちがいろんな体験ができ、運動能力を高めたり、あるいは、先ほど話した非認知的能力の一つである自己肯定感だとか、生きる力を育む。こういったことが既に森の保育園活動を実践されているところからいろんな発表がされております。そういった意味で、建設場所として、私は最もふさわしいのではないかという思いを持っております。こんな保育園だったら美幌に移住させて子供を通わせたいと思われるような、独創的な保育園構想が必要ではないかと思いますが、町長いかがですか。私のこの強い思いに対して、町長はどんな感想をお持ちでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

森のようちえんという話ですけれども、上杉議員は19年前に小野田市へ行ったと。私も企画係のときにドイツの教育に興味を持っていたのです。ですから、シュタイナー教育とか、凝っていたし、その中で森のようちえんをかなり調べました。教育長になってから、森のようちえんについては当時研究されている方々の資料を全部持っていますし、上杉議員が言われる自然保育という概念に対しては、それは否定するものではないです。ただ、今回の例示されている保育園も含めて何が違うかということを、もう一回きちんと考えなければいけないと思います。上杉委員がこういう投げかけをしたことで再度勉強させていただきました。もともとデンマークとか北欧でやっている自然体験を基軸にした環境教育、自主運営型のものをやっている中で、日本は一つのネットワークをつくって、いろんなことを日本らしくどんどん広げていったわけです。私はそれに対してどうなのかというのが正直な気持ちであります。上杉議員の提案に対してではないです。やはりこのことをきちんとやらなければいけないことと、上杉議員に対してのお話をさせていただければ、本来保育がやらなければいけないものの本質と、地方自治体が移住定住の人寄せでこういうことをやることには私は違和感があると思っています。ですから、あくまでも近隣の人たちが美幌は本当に子育てにしっかり取り組んでいる町で、美幌に通いたいとか、それから、木村議員との話の中で、美幌が好きで、本当に美幌で子育てをしながら仕事をしていきたいということを考えないと。本当に森のようちえんの本質をやっている、自然の中で手つかずの中でやってるところ、今回説明いただいた中で、本当にヨーロッパのもの、森のようちえんをやっているのは、中富良野の森のたねです。そこに寺子屋さんという方もいて、要は、富良野塾というか、そういう人たちがやってるものと、今上杉議員から提案いただいた自然保育、本当にそういう環境を含めてやることの整理をしなければいけないと私は思っています。ですから、保育をどういう形でやるか、その中心になっている人達がどこを望んでいるのか、ロケーションとして見るならば、例えば、札幌のトモエ幼稚園などはまさにそうです。南区北ノ沢にあって、大きな建物で、仕切りがなくて、何でトモエとつけたのかといったら、トットちゃんに憧れて、思想を取り入れてやり始めたという、そういう思いがあってやるのはいいし、そこに人が来るのはいいのですけれど、行政側として保育園をやる中において、自然保育をできるだけ入れるという方針については同じ意見ですけれど、その辺の概念を一つ間違えると違うかなと、だから、私は自分の経験から、設置者の思いとして、本当にヨーロッパでやっている、今もドイツでやっている、森のようちえんをやっていただけると非常にうれしいというのが本音であります。

再質問 12番 上杉晃央

町長の思いもいろんな見方があると思います。私は自然豊かな美幌町の環境だからこそ、街中に統合保育園が町立のまま進むのか、あるいは運営形態を検討するという話ですから、どうなっていくかわからないですけれども、いずれにしても、実験はできないけれども、そういう森の中ではだしの保育がいいのかどうかは別にして、そういう子とそうでない子を2通り育ててみて、先ほど言った自己肯定感だとか、生きる力とか、そういった違いが出るのかということを実験できないので難しいですけれども、現実にそういった保育を取り入れている子供は情操豊かで、非常に成長していくというか、発想力も高いし、そういったことが長年取り組まれている全国的な事例の中で発表されております。私が19年前に行ったときは卒園式だったのです。そこに小学生だとか、中学生が来ているので、なぜ来ているのかと聞いたら、ここの卒園生ですと言っていました。本当に山の中なので、小野田市以外のところから、そこにわざわざ親が送り迎えして通わせていた、そういう保護者もいたのです。そこを卒園した子供たちが小中学生になって、ここのことを食事のときに聞いたら、本当に楽しかったと、ここで過ごして、保育園は自分にとってはすごい楽しかったとほとんどの子供たちが話していましたので、私はそのことを強く思いながら、町長が言うように、保育本来のあり方プラス今言うように今町立でも外に出向いていくような自然体験型のものを一生懸命努力しています。でも、保育園が森の中にあって、そういう保育環境の中で保育をすると、子供たちの成長に期待以上のものが生まれるのではないかという強い思いを持っていますので、町長もドイツの事例だとか、いろんなことを勉強されているということですので、道内にも先ほど紹介したところがありますので、ぜひ、そういう取組の研究や先進事例、私はずっと思っていたのですけれど、計画をつくるときに大事なのは、行政の事務の人がやることではないと思うのです。保育している現場の人たちが、現状こうだけれど、本当はこんな保育をやりたいという思いを、現場にいる保育士の皆さんがどんな思いを持たれているのかということをしっかり聞いた中で、これから運営形態を含めてどうなっていくのかわかりませんけれども、私は町営でやるべきだという考え方を持論として持っていますので、いずれにしても、建設構想をまとめるに当たって十分時間はあります。例えば、庁舎建設では私はいろんなモデルプランをつくって住民に投票してもらったらどうだとか、図書館と合築したらどうかということが、時間がなく残念ながらできませんでした。しかし、この保育園を一つにするという話は、これから十分時間があると思うのです。そういった意味では、これからの少子化時代にどうやって子供に健全な幼児教育をするかという観点から、現場の保育士の人たちを少人数でもいいですから、毎年交代で先進事例を勉強させるとか、そういったことで構想づくりの担い手として、私は積極的に職員の関わりを持っていくべきだと思いますが、その辺は町長いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

構想をつくるということを考えれば、上杉議員がおっしゃったことは当然理解できます。ですから、設置者の思いでつくるもの、どちらかというと私立と言われているものについては、設置者の思いでつくられているのです。多分、上杉委員は、町が考える場合には大きな意味で考えなければいけない部分、どちらかというと設置者を支援する側という立場です。されど、保育所を持っているわけですから、設置者でもあるとなったときに、私は設置者として細かい部分は、町長として余り言うべきではないという思いはあるのです。ただ、今言ったように、先ほどから論議になっている、自然体験活動をしっかりやりましょうとか、幼児の基礎体力の向上などをしっかりやりましょうということははっきり言ってもいいと思うのです。あとは、そこに携わっている先生方の思いもあるのですけれど、本当に保護者がどう思っているか、この辺の整合をきちんとしなければ。もともとは森のようちえんは、保護者の人たちが自分たちでこんなことを子供にやらせたいということで、だから同じ自然でも、手つかずの本当にもともとの自然の中で子供の発達をしっかりさせたいということなので、そういうことをきちんと考えてもらいたいと思います。基本的には関わる先生方がレベルを上げたいということにおいては、いろんな情報を出すことは全然構わないし、見に行くこともいいですけれども、本質をきちんと見てもらわないと、ただ見たというだけでは、私はだめだという思いであることも事実です。

再質問 12番 上杉晃央

運営形態がどうなるか、将来どうするかもまだ見えない中での話ですけれど、私は町立でしっかり統合保育園の構想をつくるべきだという考え方ですので、その辺は今の時点で、うまくすり合わない部分もありますが、いずれにしても、町長のお話があったように、もともと母親の思いから、こういったところで子供たちを豊かに育てたいという思いが発展していって、今、世界のいろんなところで取り組んで、トモエ幼稚園のように設置者がそういう思いでしっかりやっているところもありますから、保護者の思いはやはり大事だと思うのです。今までそういったことを問いかけたことはないと思うのです。今どんな保育を望むのか、しっかり施設ができて、そこでやってくれればいいというだけなのか、子供の成長に当たって、そういう姿勢を求めているのかということを、これからの論議の中で問いかけて、それでも今のお母さんたちと議論しても、この構想が実現するときにはその子供たちはいないです。ですから長いスパンで、現在、子供たちを抱えている保護者だけではなくて、これから保育園とか幼稚園を利用する人たち、そういう世代も含めて、先ほど言った現場で働く保育士だけではなくて、そこに預ける保護者の人たちの意見を聞きながら、美幌町はいろんな子育て支援、子供の医療費だとか、あるいは幼稚園・保育園の給食や小中学校の給食費の第3子以降の免除だとか、平野町長はいろんなことを積極的に取り組んでいますから、これから子供が少なくなったといえ、子育てをしっかりできる町だったら今の世代の人たちに住んでもらえる、あるいは、外からも美幌町に来て住んでみたいと、そういう意味で、森のようちえんの考え方について、時間がありますので、ぜひ、じっくり時間をかけて検討していただきたいと思います。それでは、次の街路樹の関係に移りたいと思います。実はこの質問をするに当たって、私は全部回ってどんな状況か撮ってまいりました。過去の議会において、街路樹の剪定問題を取り上げた議員が幾人かいらっしゃいますけれども、今回もやはり町民の方からこれはどうなのかと、議員としてそういうことを何も町と議論しないのですかということで、過去にそういう議論をした議員もいらっしゃいますということもあって、私も一通り街路樹を見て写真を撮ってまいりました。残念ながら、今見たようにほとんどの樹木が強い剪定のために緑の量が幹と枝がぱらっとある程度になっています。これは、幸通と学園通の写真ですけれど、これを見たら木がこんなひどい姿になって悲しいと、私に投げかけられているような感じもしたのですけれども、こういう強い剪定がいつ頃から始まったのか私はわからないのです。なぜそういう剪定をしなければならなかったか必ず理由があると思うのです。その辺のところをまずお聞かせいただけますか。

答弁 施設管理主幹 以頭隆志

ただいまの御質問にお答えさせていただきます。強い剪定が始まった時期でございますが、厳密にいつ頃からという明確なところは押さえてございませんでした。答弁でもお答えさせていただきましたが、平成27年から専門家の御指導をいただきながら、剪定方法を学んできた経過の中で考えると、その前年には強い剪定で御指摘があったということでは押さえてございます。

再質問 12番 上杉晃央

そうですか。私はもっと前から強い剪定があったのかわからないです。私も写真を撮ったりしないので。印象としては大胆にばっさり剪定されているということで、理由については何でしょうか。理由が必ずあるのではないですか。今までは、枝がどんどん伸びて、伸び放題になってきて住民から苦情があったとか、そういうことは想像できるのですけれども、それをあのように大胆に剪定しようと町が判断した理由は僕はどこかに必ずあると思うのです。議員としては、そのことをまず知りたいです。なぜそういう剪定をせざるを得なかったのか、その辺の背景や、もしかして町民から何かあったのか、その辺の理由についてお知らせください。

答弁 施設管理主幹 以頭隆志

強い剪定の理由でございますが、街路樹の維持管理につきましては、町のみで維持管理できるという状況にありません。当然路線もありますし、本数も相当に及ぶということで、地先の方、また自治会の方に御協力いただきながら維持管理や落ち葉の清掃などに御協力いただいている状況でございます。そんな中で、やはり地先の方から、樹木が大きくなり過ぎて葉の落ちる時期になりますと相当な量、清掃したのにまた落ちてしまうという声がございまして、なるべく維持管理に手間がかからないようにある程度剪定をしてほしいという御要望がありまして、強い選定をせざるを得ないという状況の中で実施してきた経過がございます。

再質問 12番 上杉晃央

平成27年度から専門家に相談しているということで、専門家というのは、どういう方に相談されていらっしゃるのかと、今みたいな剪定をすれば、確かに住民の苦情は減るし、行政側にとってはすごく乱暴な樹木の管理をしていますから楽です。だけど、景観で見たときにどうなのですか。緑の基本計画の中に、剪定等の適切な維持管理を行い、緑の減少を防ぐことに努めると書いているのです。この町がつくった計画中に書いてあるのです。これは緑の減少を防ぐような剪定ではないのではないですか。私は、本数ではなくて、枝葉がついてボリュームがある、そういう緑の量があるというのが町の空間の中に必要だと思うのです。そういう意味では、そういうことを書いてありながら強剪定するというのは、専門家はどのような御指導を町にしてくれているのですか。強剪定したことについて、計画にあるようなことと、相反するようなアドバイスで町はそれをよしとしてやっているのでしょうか。その辺のことを説明ください。

答弁 施設管理主幹 以頭隆志

専門家の方でございますが、平成27年から御教示いただいている方でございますけれども、明和大学の元講師でありまして、みどり就労センターに所属されている方に毎年来ていただきまして、座学と実地で半日程度かけて指導をいただいている状況でございます。指導いただいている内容としては、当然、強い剪定をよしとしているという指導ではなくて、その樹種に合わせた剪定方法、内容で御指導いただいているわけでございますけれども、当然、その剪定方法で実施をすれば、樹形がいいものになるという指導をいただいているところでございます。実際に直営班で毎年剪定を実施しておりますけれども、剪定の本数も相当に及ぶというところもありまして、なかなか専門家に御指導いただいた内容を全てクリアするような剪定の仕方になっていないというのも事実でございます。その中で、地域の方から御要望、苦情をいただいている中で剪定をしているという経過でございますのでよろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

わかりました。明和大学の元講師をしていた方がアドバイスということで、人の体制や費用のことがありますから、もっとストレートに聞きます。お金がかかるからそういう剪定をせざるを得ないという行政側の判断なのですか。直接的に聞きますけれども、もっとお金を増やして、強剪定にしないでもう少し緩やかに、例えば、大きな木に育てていくためには、太い枝の間を2メートルぐらい開けて、すき間をつくりながらやっていけばどんどん伸びていくというのが私が聞いた専門家のお話ですけれども、そういった望ましい街路樹の剪定ができない理由というのは、財政的に人力も含めて投入するのが難しいから町はできないということでしょうか。私の勝手な想像ですけれども。

答弁 建設水道部長 川原武志

お答えさせていただきます。街路の植栽、植樹のほとんどが40年超過して、年々樹木が成長し、植樹帯のスペースに収まらない状況も数多くなってきております。その中で、樹高、葉張り、根周りなど大きくなることで、先ほども言われています沿線住民の要望、松ぼっくりとか、落ち葉だとか、そういう要望を実際受けるケースが多々あります。その中で、架空線、照明を遮る、そのような苦情もあります。本来、樹木の果たす役割は、議員のおっしゃるとおり、いろんな機能を持っております。ゆとりとか、日陰とか、環境とか、安全、そういうものを保ちながら、機能を持たせながら、道路と調和させた植樹帯への転換が必要ではないかと考えております。今現在の大きな部分は、特にイチョウ、ニセアカシアが大きくなる樹種で、成長が早いのではないかと考え、また、イチョウになりますと時期になりますと一気に葉が落ちる。そういうものに対して剪定時期だとか、春、冬の時期によって、剪定が必要ではないかと考えているところでございます。その中で、今、道路の老朽化に伴って、歩道だとかそういうものの改修に併せて、道路の改修を進めているところでございます。確かにお金の部分もありますけれども、費用を抑えながら、なるべく直営でできるような維持管理を進めていきたいとは考えております。費用については、今年、根の処理だとかそういうもので予算化されておりますので、有効に使っていきたいと考えております。長くなってすみませんでした。

再質問 12番 上杉晃央

答弁がよくわからなかったのですけれど、町長も強い剪定に対して同じ印象を持っていると思うのですが、町民の皆様、維持管理する側から見たら多分楽だと思うし、住民苦情も減るのでしょう。ただ、苦情を言ってくる町民もいますけれど、何も言わなくても落ち葉を掃いてくれたり、松ぼっくりを掃いてくれたり、そういう地域の協力的な方もたくさんいらっしゃるのです。そういった意味では、地域の熱心なボランティアの方もいらっしゃいますから、この辺をできれば地域の方とじっくり話していただいて、わからないですけれども、葉っぱであれば腐葉土にして公園の空き地に何年か寝かしておいて使ってもらうだとか、松ぼっくりはそんなわけにいきませんけれども、そういったことをして、毎年私も道路を通っていて熱心にやってくださる方もいらっしゃいますから、行政ばかりではなくて、地域住民の皆さんの力も借りて、そういう緑化だとか、環境活動に汗を流してくれる、個人ではなくその地域に、住民活動の奨励金みたいなものを出して、もっと住民の皆さんと協力しながら、低木であれば私たちも簡単な剪定ぐらいできるという人もいるかもしれないので、そういう協力もいただきながら、できれば、私は美幌町緑の計画にあるとおり、やはり緑豊かな潤いのある町のためには、ある程度この街路樹の剪定方法について見直し、専門家というのは、その明和大学の先生も専門家だと思いますけれども、町内にはそういうことを仕事としている専門家の方もいらっしゃいますので、一度そういう方たちの意見も聞きながら、できるだけお金をかけないで、どういうふうに街路のこの木は将来的にこんなふうに緑を増やしていきましょうとか、そのような維持管理計画を策定していただいて、強剪定から少しでも回復させていくという取組が必要だと思いますが、最後に町長の御見解をお願いします。

答弁 副町長 髙﨑利明

すみません。私から御答弁させていただきます。ただいま上杉議員からいただきました御提案でございます。強剪定をしている街路樹を、今からまたきれいな樹形に戻すのはなかなか難しい部分があります。今回やった経緯としましては、落ち葉だとか、標識が見えないだとか、様々な部分で要望があってやってきたものでございますけれども、本来の街路樹としての必要性、やはり、交通の安全性だとか景観、環境だとか様々な効果がありますので、いただいた提言がありますけれど、地域の町民の方も必要だという人、不必要だという意見がありますけれども、街路樹の必要性についてのお話を町としてもいたしまして、理解をいただきながら、景観・美化に配慮した街路樹のあり方という形で、今ありましたように落ち葉の掃除をしていただくだとか、人によってはきちんと剪定をして、家の前だけきれいな街路樹を持っていらっしゃる方もいらっしゃいますので、地域の住民の方と街路樹のあり方について、きちんと話し合いをさせていただきまして、予算につきましても町ですべきもの、必要なものは、これから街路樹の整備に向けて協議をしながら、町民の協力を得ながら行ってきたいと考えますので、どうかよろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

副町長から、私の提案も含めて、専門業者に委託することなども含めて検討していただいて、最後に、町長も行ってらっしゃると思いますけれども、姉妹提携してるケンブリッジ、ここはすばらしい、町なかのロータリーに大木があったり、並木があったり、あのようなところの話を聞くと、やはりきちんと時間をかけて、丁寧な剪定をしながら大木に育てて、美幌町にないようなすごい大きなツリーになっているのを見てきておりますので、ぜひ、美幌町でなかなかそういうのは難しいかと思いますけれども、街路樹も様々な役割を果たすということで、邪魔だという意見のほかに、やはり緑が必要だという町民の声もあることを聞きとめていただいて、今後、前向きに検討いただくことで質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

ただいま上杉議員からの御指摘、御提案があったことをしっかり受け止めて進めたいと思います。

出典:美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月25日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる