みんなの議会

美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日

(1)公共施設のLED化について/(2)農業振興について

2020年3月17日、美幌町議会の一般質問で、伊藤伸司議員が「公共施設のLED化について」「農業振興について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、病院事務長 但馬憲司が答弁しました。

質問者
伊藤伸司 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、病院事務長 但馬憲司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 伊藤伸司

それでは、通告に従い3問の質問をさせていただきます。質問事項1、公共施設のLED化について。蛍光ランプ・蛍光灯照明器具につきましては、国の新成長戦略、エネルギー基本計画や一般社団法人日本照明工業会「照明成長戦略2020」の目標があり、大手電機メーカーは生産中止を決定しております。このような状況から、町の小中学校をはじめ、他の公共施設のLED化の現状についてお聞きしたいと思います。また、今後の公共施設のLED化の計画について、町長の考えをお聞かせください。二つ目、農業振興について。経営所得安定対策について。経営所得安定対策は、担い手農家の経営の安定に資するよう、諸外国との生産条件の格差から生じる不利を補正する交付金と農業者の拠出を前提とした農業経営のセーフティーネット対策として実施されております。また、食料自給率、食料自給力の維持、向上を図るため、飼料米、麦、大豆などの戦略作物の本作化を進め、水田のフル活用を図る水田活用の直接支払交付金が実施されているところであります。このような中、農産物の日米貿易協定が本年1月1日から発効され、牛肉、豚肉などは発効と同時にTPPと同じ水準まで関税が削減され、TPP、日欧EPAに次ぐ大型協定の発効となったところでありますが、次の事項についてお聞かせください。①経営所得安定対策の平成30年度の実績についてお聞かせ願いたい。②現在の経営所得安定対策については、農業者にとっては十分な対策となっているとは思えません。その対応策について、JA等の関係団体、関係機関と協議するなどして、経営所得安定化対策の見直しについて、国に要望すべきと考えますが、町長の考え方をお聞かせください。質問3、美幌町立国民健康保険病院の医療体制について。(1)常勤医師の確保について。12月の第8回定例町議会において、町長から、小児科、泌尿器科、婦人科及び外科の医師4名が令和2年3月末までにそれぞれ退職されるとの行政報告がありました。常勤医師確保に向け最大限努力していくとのことでしたが、現状についてお聞きいたします。(2)夜間・休日の救急医療体制について。医師退職に伴って、夜間・休日の救急医療体制は、常勤の医師を中心に担っているとのことであり、医師の負担増加になっていると思いますが、今後の対応についてお聞きいたします。また、人工透析診療についても今後の対応をお聞きいたします。(3)地域包括ケア病床の導入について。令和2年5月から運用開始予定の在宅復帰支援のための地域包括ケア病床の導入について、具体的な内容をお聞きいたします。以上、3点の質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

伊藤議員の御質問に答弁いたします。初めに、公共施設のLED化についてであります。御質問の公共施設LED化の現状と計画についてでありますが、蛍光灯照明は大手企業が生産中止を発表しており、現時点で、引き続き蛍光ランプの販売を行う大手企業もありますが、いずれ生産中止となることも想定し、将来的には、全ての公共施設の照明についてLED化を実施することが必要だと考えております。町の小中学校につきましては、北中学校の一部を除き蛍光灯照明となっております。なお、学校現場では、文部科学省インフラ長寿命化基本計画、行動計画に基づき、令和2年度までに各自治体の個別施設計画の策定が求められていることから、計画策定時において、小中学校のLED化を検討してまいりたいと考えております。また、他の公共施設については、役場庁舎、スポーツセンター、下水終末処理場、町民会館、国保病院など、規模の大きい施設についてはおおむね実施されているところでありますが、一部実施や未実施の施設については、それぞれの所管部署により費用対効果を精査の上、順次計画的にLED化の実施に向けて検討を行ってまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、農業振興についてですが、初めに、1点目の経営所得安定対策の平成30年度の実績についてでありますが、国から生産者に直接交付された金額は31億1,583万円となっております。次に、2点目の経営所得安定化対策の見直しについてでありますが、農林水産省のホームページには、経営所得安定対策を円滑に実施するため、直接相談を受け付ける窓口を掲載しており、地域ごとの相談先として、本町は、農水省北海道農政事務所北見地域拠点、美幌町役場、美幌町農業再生協議会が案内されております。現在までに、経営所得安定対策の改善に関する相談、意見などは、国、町のいずれにも寄せられておりませんが、これまでも、オホーツク圏活性化期成会を通して、外国との貿易協定等における適切な対応及び実効ある経営所得安定対策の実施を要望しており、今後も農業、農村を取り巻く実態の把握に努め、必要に応じて要望を行うことを考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、国保病院の医療体制についてであります。1点目の常勤医師確保についてでありますが、昨年12月の第8回定例町議会におきまして行政報告をいたしましたとおり、退職医師の後任確保につきましては、地域医療を確保する上で最低限必要な診療科として考えます小児科及び外科医師の常勤医師確保に重点を置き、後任医師の確保に取り組んでまいりましたが、現時点におきましても医師確保のめどは立っていない状況にあります。この間、大手紹介会社や北海道大学小児科医局、北海道庁医師確保対策課などを訪問し、国保病院の医師確保の状況や地域の医療体制の維持、確保について説明するなど、地域医療を希望する医師の招聘につなげようと努めてまいりましたが、具体的に医師の紹介や医師本人とのコンタクトまでには至っておりません。引き続き、主要な医師紹介会社と情報交換を行いながら、医師確保に努めてまいります。なお、小児科につきましては、乳幼児健康診断の実施が可能な大空町在住の小児科医師から連絡を受け、非常勤ではありますが、毎週水曜日の午後に実施されている乳幼児健康診断と乳幼児予防接種に限定して従事いただくことで合意し、令和2年1月より勤務を開始しているところであり、今後につきましても、常勤医師が確保できるまでの間は引き続き勤務いただくこととしております。2点目の夜間・休日の救急医療体制についてでありますが、このまま後任医師が確保できない場合は、これまで月3回から4回の宿日直に当たっていたものが月5回から6回へ増加することとなり、常勤医師の負担が増えることは、議員御指摘のとおりであります。今後の常勤医師の負担を少しでも軽減するため、現在、外部に依頼している週末の宿日直について、月2週から3週へ拡大することとして、先般、新たな依頼先となる北海道大学病院消化器外科医局と協議が調い、令和2年4月から派遣をいただけることとなったところであります。このことにより、常勤医師の負担は月5回程度と、若干ではありますが、緩和され、常勤医師が確保できるまでの間は、この体制にて夜間、休日の救急医療体制を実施してまいりたいと考えているところであります。また、人工透析診療は、透析装置29台を有し、患者数70名に対し、毎週月曜から土曜の午前及び午後の2部体制により診療を行ってまいりましたが、担当する医師が5名から3名体制へと減少することから、通常の外来診療との両立を図るため、曜日ごとの実施人数の見直しをさせていただき、月曜、水曜、金曜は従来のまま2部体制で、火曜、木曜、土曜は午前のみの1部体制とすることで対応を図り、令和2年1月後半より運用を行っているところであります。見直しにより、1部当たりの実施人数が増加となっておりますが、患者様の御理解をいただき、診療時間内で支障なく診療を終えているところであります。3点目の地域包括ケア病床の導入についてでありますが、地域包括ケア病床は、平成26年の診療報酬改定で新設された病床で、目的は、一般病床において急性期治療を終了し、病状が安定しているものの、すぐに在宅に移行するには不安のある方の療養や重症度、医療・看護必要度の高い方の治療継続、在宅復帰に向けたリハビリテーションを必要に応じて実施するなど、在宅に戻ることを前提に医療支援を行うための病床として設けられたものであります。入院期間は患者様の状態に合わせて60日を限度とし、60日間の入院費は、1日1回、定額により算定されるものです。入院費には、入院基本料、投薬料、注射料、簡単な処置料、検査料、画像診断料、リハビリテーション料が全て包括されるため、急性期病床と同じような高額な治療をすることができない病床となります。病床運営に当たっては、在宅への復帰率が70%以上、重症度、医療・看護必要度の割合が10%以上、病床を管理する常勤の理学療法士、作業療法士、または言語聴覚士を1名以上配置し、リハビリテーションを必要とする患者様に1日平均2単位以上のリハビリを提供することが定められております。国保病院におきましては、最終的な退院先を在宅とする地域包括ケアを推進することはもとより、病床利用率の向上による収益向上を図るため、地域包括ケア病床の導入について、新公立病院改革プランに位置づけ、これまでリハビリスタッフの増員などの人材確保や運用に当たっての実績づくりを行ってまいりましたが、このたび、2階病棟44床のうち8床を地域包括ケア病床に指定し、令和2年4月に厚生労働省へ届出を行い、同年5月から運用を開始したいと考えているところであります。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 6番 伊藤伸司

それでは、1の質問から再質問をさせていただきます。文科省より、令和2年度中までにインフラ長寿命化基本計画を策定ということですが、具体的にどういう進め方でいくのか、順番等や概算費用など、分かる範囲でお教え願います。

答弁 町長 平野浩司

教育委員会から答弁をさせていただきたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

ただいまの長寿命化計画の関係でございますが、昨日お認めいただいた令和2年度予算に、計画策定費用として430万円を計上してございます。その計画において事業費等々を詰めていくわけでございますが、その中のLED化に小学校と中学校を盛り込んでいきたいと考えております。事業費につきましては、その中に積み上げているものと考えておりますので、御理解いただきたく、よろしくお願いします。

再質問 6番 伊藤伸司

1番についてはよろしいです。ありがとうございました。次に、農業振興について再質問させていただきます。特にオホーツク管内においては、野菜がたくさんありまして、畑作三品の比率が高い地域であります。本年度は、3年に一度の見直しの年で、ここに資料を持ってきているのですけれども、小麦については、昨年度と比較して、反当たり平均で2,500円ぐらい減る予定です。単純に60キログラムだと250円、二条大麦ですとプラス1,280円、六条大麦は5,660円ということでマイナス70円、裸麦ですとプラス1,320円です。それから、大豆におきましては9,930円でプラス810円です。てん菜になりますと、マイナス16%で、トン当たりマイナス610円です。この基準糖度は16.6%です。それから、でん粉の原料用バレイショについては、プラス1,890円となっております。プラスになった部分は基本的に面積が少ない作物であり、面積が大きい小麦やてん菜は大幅に下がります。今年はこのことを含めて直接払交付金に変わることを申し上げます。経営所得安定対策につきましては、国が策定するものですので、町や道がどうのこうのという話ではないですけれども、その三品以外の野菜と生食ジャガイモ等を含めて、先ほど言ったとおり、TPP等、外国とのいろいろな通商条約ができました。実際の卸価格はまだ下がってきていないところもありますけれども、特に牛肉等の卸売価格が格段に下がってきているのが現実でございます。関税としては1年間で1割とか2割下がるぐらいしかないのですが、今後、6年から10年かけて関税が撤廃される作物が多いので、それに向けまして、いろいろな協議団体とお話をしながら、経営所得安定対策も含めた対応策を考えていただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。経営所得安定対策については、終わらせていただきます。次に、3番、国保病院の医療体制についてです。常勤医が確保できないということは、予算編成のときの一般質問でも聞きましたけれども、いろいろなところにお願いしているが、まだまだ足りない部分があるようです。私が一部に聞いたところによりますと、特定医療行為という制度があって、医師の指導のもとに看護師が医療行為をある程度代替できるということですが、それを取り入れることによって、現在の医師の負担が減ったり、患者数の低減を防ぐことができると考えられるのですけれども、その辺の考え方はどうでしょうか。

答弁 病院事務長 但馬憲司

特定医療行為について、私どもの看護師が厚生労働省が指定する研修を受講することによって、医師の指示のもとに診療を直接支援していくことができることは承知しているところであります。医師の負担軽減という部分では、看護師による特定医療行為を取り入れることで医師の負担軽減につながることがあります。本来であれば北海道厚生局から職員を招いて研修を行う予定でおりましたが、新型コロナウイルスの関係で延期となりましたので、今後は、病院の中において特定医療行為の研修が実施できないか、実施するとすればどのような体制が必要なのかということを考えていきたいと思っているところでございます。

再質問 6番 伊藤伸司

その意向は承りました。今現在いる6人の常勤医と2人の非常勤医、それから、派遣の非常勤医も含めまして、あまりにも長い期間を少ない人数で同じ医療をすることは、医療崩壊ではないですが、いろいろな負担があると思います。また、現在、頑張っていただいている医師のモチベーションが落ちたりしますので、そういうことも含めて進めていっていただきたいと思います。夜間・休日の医療体制につきましてもお伺いしましたが、医師の確保にはできるだけ努めていただきたいと思います。3番の地域包括ケア病床の導入についてですけれども、これを導入することによって収益がどれぐらい上がるのか、患者の負担がどれぐらいになるのか、また、周知をどういうふうにするのか、病院でこれぐらい預かれるということも含めてお伺いします。

答弁 病院事務長 但馬憲司

地域包括ケア病床の収益の関係でございますけれども、病床としては、一般的な急性期の治療を終えた後、症状が安定した段階で、在宅復帰に向けて一定程度のリハビリや療養を継続することで、より在宅に向けての準備が整うということがあります。ですから、入院期間が当然長くなりますので、それに伴って病床利用率が上がっていきますが、具体的に金額がどれぐらいということではなく、病床利用率が高まることによって収益を見込んでいきたいというものでございます。あとは、病床の周知の関係でございますけれども、該当になる患者様の判定につきましては院内で検討していくことになるわけですが、患者様に対する周知を行いながら医師の判断も含めて、対外的にこういった病床を設けますということで広報やホームページなどを活用しながら周知していくことになると思ってございます。

再質問 6番 伊藤伸司

先ほどの回答では、2階病棟の44床のうち、8床をケア病床にするということですけれども、トラブルが多くなったり少なくなったり、普通の患者が入ることへの障がいになったりということはないのですか。

答弁 病院事務長 但馬憲司

今回の8床という数字でございますけれども、リハビリが必要でこの病床に入院される患者様につきましては、1日平均2単位を求められております。この平均2単位というのは、1年を365日とカウントしますので、当然、土・日における日数も含まれ、リハビリが実施できるのは相当な回数に及びます。そのため、現在のリハビリスタッフの人数から考えますと、限界が8床であるということでこのような設定になったものでございます。つきましては、この8床の中で、必要な患者様に有効に活用していただけるように患者様を選定していく形になろうと思ってございます。

再質問 6番 伊藤伸司

8床が限界ということですので、今後、これを導入していただいて、患者がよりスムーズに社会復帰できることを願います。これで質問を終わります。ありがとうございました。

出典:美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる