美幌町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月10日
(1)防災減災について/(2)美幌町図書館利用促進について
2019年12月10日、美幌町議会の一般質問で、藤原公一議員が「防災減災について」「美幌町図書館利用促進について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男、教育部長 田村圭一が答弁しました。
- 質問者
- 藤原公一 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男、教育部長 田村圭一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 藤原公一
まず初めに、今回台風15号、19号及び10月後半の大雨により被害にあわれました被災地の方々にお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられました皆様にお悔やみ申し上げ、1日も早く復興されることを願います。私からは、さきに通告しております2点、防災減災についてと、美幌町図書館利用促進について質問させていただきます。まず1番目、美幌町総合防災訓練の取り組みの総括について。本年10月6日、美幌町として初の総合防災訓練が実施されました。訓練の目的は、防災の意識高揚を図り、また必要な初動体制の確立、模擬体験など防災技術の習得に役立ったものもありましたが、避難所に着いた方々が、避難所で受け入れされてからどのように運営されるのか戸惑う場面も見受けられました。訓練という視点では、町民の方からはサイレンが聞こえなかった、広報車がよくわからなかったなどのさまざまな御意見もいただきました。そして、訓練終了後、本年は台風15号、19号、さらに10月後半の大雨により、千葉県や長野県、栃木県や福島県などを中心に甚大な被害を与えており、災害が身近に迫っている危機感を抱いております。地球温暖化が原因と言われておりますが、もはや災害の少ない美幌町と言えない状況でもあります。そのような状況を踏まえ、私が6月定例会で質問いたしました町全体の実践的な災害訓練や海外からの研修生を含めた避難訓練が必要ではと質問させていただきました。また、海外研修生の避難訓練においては、参加状況を呼びかけていきますとの答弁でありましたが、私が見た感じでは、研修生は見受けられませんでした。果たして呼びかけは十分だったのでしょうか。また、訓練の呼びかけが各自治会10名程度では訓練として成り立っていたのか、町長としての考えを伺います。(2)災害弱者対策について。近年、地球温暖化に伴い、日本において台風による災害が甚大な被害をもたらし、今回の台風15号、19号、さらに温帯低気圧による大雨と、千葉県、長野県、栃木県や福島県を中心に死者、行方不明者を含む災害が発生しております。美幌町においても、過去に日の出地区を中心に浸水被害を受けております。今回の台風において、ニュースでも問題になっているのは、避難所生活においてのストレスや、自閉症の方々が環境になじめないで、強いストレスを抱えて生活されている。また、障がい者や高齢者が自力で避難できず、残念な結果になっていることは承知のとおりと思います。老人ホームや自立支援施設など、いざ避難となるといろいろな問題が起きてきます。想定されるのは、助ける側の人員の確保です。また、受け入れ施設の協定など、さまざまな状況になろうかと思います。本年10月27日、美幌町社会福祉協議会主催で、美幌町災害ボランティアセンター立ち上げ機能訓練に私も参加させていただき、リーダーの取り決めやマッチングの訓練をいたしました。立ち上げ訓練は、ニーズと要望をうまく実践的につなぐ訓練でした。さて質問ですが、災害弱者対策に対し、東京都ではボランティアの方に緑色逆ヘルプカードの普及や災害バンダナ、ろうあ者用のバンダナなどの取り組みをしております。美幌町として、今後どのような支援の取り組みをしていくのか、また、人員の確保をどのようにするのか伺います。大きな2点目、美幌町図書館利用促進について。(1)図書館利用者のための時間延長について。近年、スマートフォンやパソコンの普及により、辞書や専門書を読まなくても情報が得られる時代に突入し、本への関心も薄れてきておりますが、図書館はゼロ歳児から高齢の方まで集える施設であり、生涯学習の場として、絵本による読み聞かせや、郷土史、専門書による知識の習得、認知症予防のためにも読書は欠かせないものであります。しかし、美幌町図書館は曜日により閉館時間が17時や18時で閉館してしまうため、夫婦共働き世帯や仕事等で帰りが遅い方は休日等に利用せざるを得ません。また、近隣市町村の図書館閉館時間を調べたところ、18時で閉館してしまう図書館はわずかで、ほとんどの図書館は19時や20時というのが大半でありました。美幌町図書館の貸し出し冊数は年々減少傾向にあります。貸し出し冊数が多いから優秀な図書館とは言えないと思いますが、働いている方、また子育て世代の方々が利便性を考慮し、閉館時間の延長を19時や20時まで延長できないのかお伺いいたします。(2)読書通帳の導入について。子供達の読書離れを防ぐために、読書通帳を導入している自治体が増えております。最近では、津別町や新十津川町が導入し、子供たちが競いあって本を借りに来ていると報道で伺いました。また、近隣町村においては、北海道で2番目に導入された斜里町図書館も、読書通帳が読書離れに一役買っており、読書習慣も身についていると御報告をいただいております。読書通帳は、借りた本の名前やその本の単価を記入でき、子供の成長記録としても役に立っているとの利用者の声も伺いました。利用方法を変えれば、学校図書館と町図書館を結び、共通で読書通帳を利用することも可能とのことです。子供たちの豊かな教育のためにも、読書通帳の導入についてお伺いいたします。(3)図書宅配について。何らかの理由で図書館まで足を運ぶことができない方が現実としております。免許を返納して足がない、子供が小さくて思うように外出ができないなど、今まで読書に親しんでいた人が利用できない環境にあることを伺いました。そのような方のために、図書の宅配サービスを導入している自治体もあります。その内容については、あらかじめ利用者登録をし、読んでみたい本を電話で司書に伝え、本のアドバイスをもらいながら、自宅まで図書を届けていただけるサービスです。図書ボランティアの方々の協力も必要になる事業ではありますが、読書は認知症予防にも役立ち、教養も豊かになり、良書に巡りあえたら心も豊かになります。また、借りた本をスーパーやコンビニで返却できるようになれば、さらに利用しやすい開かれた図書館になるのではないかと思います。図書宅配について、今後導入の計画がないのか伺います。以上、図書館運営について質問いたしました3点については、前回質問いたしましたSDGsに当てはめると、17目標のうちの4番目の質の高い教育をみんなに、ターゲットでは4a、子供、障がい及びジェンダーに配慮した教育施設を構築、改良し、全ての人々に安全で非暴力的、包括的、効果的な学習環境を提供できるようにするに当てはまります。美幌町の生涯学習施設に関する質問ですので、明確にお答えをお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
藤原議員の御質問に答弁いたします。なお、美幌町図書館利用促進については、後ほど教育長から答弁させていただきます。防災減災についてですが、10月6日に実施しました美幌町総合防災訓練は、陸上自衛隊を初め、関係機関や関係団体のご支援をいただき、美幌町が主催する初めての全町的な総合防災訓練として実施したところであります。訓練は、第1部として避難行動訓練、第2部として避難所移動訓練、第3部として模擬体験や防災資機材見学の3部構成とし、広報やホームページで訓練内容をお知らせいたしましたが、当日の御案内や会場内のスケジュール掲示など、改善を要する事項も明らかになったと受けとめております。また、情報伝達については、音声が聞こえないとの御指摘をいただいていることから、今年度導入した4方向スピーカー搭載車両での放送や交差点等で停車しての放送を試みた上で、参加された方にアンケートの御協力をお願いしたところ、約半数の方から聞こえなかったとの回答があり、屋内で放送を聞き取ることの難しさを改めて認識したところであります。災害時には、正確、迅速な情報発信に努める必要がありますので、広報車やホームページ、あんしんねっとびほろなどでの発信に加え、複数の手法を組み合わせるなど、情報伝達のあり方について検討を重ねてまいりたいと存じます。海外研修生に関する参加呼びかけについてですが、今回初めての全町訓練であり、不安材料も多かったことから、一般町民の方を参加対象とすることとし、海外研修生の皆様方への周知は見送ったところであります。海外研修生に関する訓練につきましては、町としてもノウハウを得る必要があることから、今後、研修先企業が実施する防災訓練に関与した上で、海外研修生皆様に対する防災訓練の充実を図っていきたいと考えております。また、今回の訓練には244名の町民の方々に御参加をいただきましたが、今後においては、訓練内容等の住民ニーズを把握の上、防災に興味を持って参加いただける訓練の実施に努めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、災害弱者対策についてでありますが、避難行動要支援者対策計画に基づいた避難行動要支援者名簿を作成しており、自治会や民生委員の協力を得て、842名の個別支援計画書を策定しております。計画書には、要支援者の氏名、生年月日、住所、性別や身体状況及び世帯状況のほか、緊急時の連絡先、避難支援者を記載し、地域の指定避難場所のうち、その方が避難する一時避難所及び屋内避難所を設定しております。計画書の副本は、各自治会長及び避難支援者に交付し、自治会長には要支援者の地図を、地域の民生委員には要支援者一覧と地図を配布しております。要支援者の死亡や転入出があった場合には、その都度自治会からの報告により、名簿や個別支援計画の変更を行っております。特に避難支援者の確保が重要であり、自治会の協力が不可欠でありますので、御理解を賜りながら引き続き取り組みを進めていきたいと考えております。人員の確保につきましては、大規模災害や災害対応が長期化した場合は、公助の機能に限界が生じるケースが各地の災害現場で見受けられます。また、少子化の進展により、災害弱者を支援するに当たって中心となるはずの若年、中年層が減少し、支援がより一層困難な状況となることが予想されます。そのような社会情勢の中で、安全安心なまちづくりを進めるためには、自助、共助を担う住民皆様の力と公助を担う行政とが一体となって取り組むことが重要と考えます。美幌町の地域コミュニティーは防災意識が高く、42自治会で自主防災組織が設立されております。自治会、自主防災組織に加え、防災士、防災マスター、防災リーダーといった共助の主体となる皆様と行政が連携し、体制を強化することにより減少する支援者数をカバーしながら、災害対応における人員の確保を図ってまいりたいと存じます。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
二つ目の御質問であります美幌町図書館利用促進についてお答え申し上げます。1点目の図書館利用者のための時間延長につきましては、現在の図書館の開館時間は、午前9時から午後5時までとなっておりますが、水曜日と木曜日に開館時間を1時間延長し、午後6時までの開館時間としております。また、図書館運営に係る人員体制については、正職員3名、嘱託職員1名、臨時司書4名の8名体制で図書館運営を行っており、開館時間を延長している水曜日と木曜日については、遅番職員2名を配置して対応しているところであります。開館時間の延長については、過去に自治会連合会からの要望を受け、教育委員会内部での検討にあわせて、開館時間の2時間延長の試行を行った経過があります。その結果、夜間の来館者が少数であったこと、現職員体制では円滑な図書館運営を行うことが困難であったことから、現在の開館時間としているところであります。夜間の来館者数などから、現段階では職員を増員してまでの開館時間の延長は難しいものと判断しておりますが、利用者ニーズ等を調査しながら、開館時間の延長を検討していきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。2点目の読書通帳の導入についてでありますが、御質問の読書通帳は、銀行の通帳のように図書館利用者が借りた本の題名などを通帳型の冊子に印字し、貸し出し履歴などを記載することにより、読書意欲を高めていただこうとするもので、全国でも導入する図書館がふえており、管内では斜里町、津別町、雄武町で導入されていると承知しております。読書通帳の導入に当たりましては、読書通帳機の設置や図書館システムの改修のほか、通帳の発行などで多額の経費が必要となることから、現段階において導入は考えておりませんが、読書通帳は読書推進活動に資する有効なツールの一つであることから、今後、導入図書館の事例を研究してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。3点目の図書宅配につきましては、議員御指摘のとおり、本を読みたいという気持ちがあっても、図書館にさまざまな理由で足を運ぶことが難しい町民の方がいるのも現実であります。このような状況から、本町におきましても体が不自由などの理由により図書館に来られない方のために、宅配サービスを実施しているところであります。ここ数年の実績はございませんが、申請があった場合には、電話等で連絡を受けた本を、職員が御自宅までお届けし、返却についても同様に対応しております。図書館業務も多岐にわたり、限られた人数の中での対応となりますが、要望に応じての対応は今後とも継続したいと考えております。また、借りた本のスーパーやコンビニでの返却につきましては、図書館といたしましては、図書館まで足を運んでいただき、次の本を選んで借りていただきたいとの気持ちもございますし、経費も必要となることから、スーパーやコンビニでの返却の導入は考えておりませんので、御理解を賜りますようお願いいたします。教育委員会といたしましては、いずれにいたしましても、町民の皆様が安心して利用いただき、図書に親しんでいただける環境整備に努めてまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 9番 藤原公一
それでは、再質問させていただきたいと思います。まず最初に、防災減災についてから再質問をさせていただきたいと思います。まず答弁の中に、当日の御案内や会場内のスケジュールの掲示など改善を要する事項も明らかになったとありますが、防災訓練なのでこのような発言になったとは思いますが、いざ災害に見舞われたときに、住民にスケジュールの発表というのは混乱の中でできることではないと思われますが、その点の認識についてお考えを教えていただきたいと思います。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
藤原議員から御指摘のとおり、当然、災害時においてはかなりの混乱が想定されます。つきましては、その場においてスケジュール等を周知の上対応するというのは現実的ではないと思っております。今回、初めての総合防災訓練を行ったわけでありますけれども、やはり訓練については積み重ねていくことが1番重要だと考えているところであります。例えば、自衛隊の訓練もそうですけれども、不測の事態に備えてさまざまなシミュレーションを積み重ねていく。よって緊急時に迅速な対応ができるということだろうと思いますので、行政についても、あってはならないわけですけれども、災害に対する備え、防災に対する備えを常日ごろ積み重ねていくことが重要であろうと考えております。
再質問 9番 藤原公一
総務部長の御答弁と全く同じ考えなのですけれども、やはり人間というのはやったことがないことはまずできない話であります。訓練を重ねることが今後大事になってくると思っております。先ほど社協の立ち上げ訓練のお話をさせていただきました。社協の訓練というのは、筋書きがなく、実践的なボランティアとして役立った訓練でもありました。私も総合防災訓練に参加させていただいたのですけれども、今後の訓練のありようなのですが、避難所に行ったときに、自治体ごとに避難されるわけなのです。そこで、例えばの話なのですけれど、体育館の区域割りをその場で住民の方にしていただくとか、先ほど社協の話をしましたけれども、自治会の中でリーダーを取り決めていただくとか、食料の関係を調達する係を決めてもらうとか、そういう訓練でもよかったのではないかと思っております。また、展示の中に避難所運営ゲーム、北海道Doはぐというゲームも展示されておりました。ゲームではありますけれども、避難所の訓練という部分では、それを利用できたらかなり有効な避難所運営計画というのができたのではないかと思います。その辺の考えをお教えください。
答弁 町長 平野浩司
基本的な話について今総務部長がお話しして、そのことに対して藤原議員も同感ということでお話をいただきました。その中で、訓練をする中において、二つに分ける必要があると思うのです。一つは筋書きがあるものと、それから筋書きがなくてもできるか。ですから、今回については、ある程度こういう形で何をやるということを示していたので、そのことを頭に入れて来られた方が混乱しないように、きちんと筋書きを示す必要がある。もう一つは筋書きがない訓練という、ただこの場合も、どういうことを想定されるというスケジュールを表示しなくても、中心に指導する者の頭の中にしっかりした綿密なものがなければ、ただどうですかということではないと思うのです。それをしっかりやってもらうことが、後で経験としてしっかり残って、万が一災害時に、似たようなことが起こればしっかり対応というか、そこにかかわったり、その状態を受けとめることができるのかなと思っておりますので、そういう理解をしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
再質問 9番 藤原公一
町長の答弁大変わかりました。もう一つ、答弁の中の情報伝達の手段のことについてなのですけれども、過去の議事録を確認しますと、いろいろな議員が防災緊急ラジオを利用したらとか、私も言いましたけれど防災FMの件とか、いろんな意見がありました。そのたびに検討を重ねてまいりますとの御答弁でありました。12月1日からNHKでも首都直下型地震の特集が組まれ、30年以内に首都直下型地震が起こる割合は70%と報告されております。今回の台風15号、19号、10月の大雨災害もそうなのですけれども、災害はいつ来るかわかりませんし、時期を選ぶ災害はありません。災害が起きてから準備をしておけばよかったでは遅い話なので、情報伝達の手段として、あんしんねっとびほろとか、そういうものを利用するというのはわかるのですけれども、いざ地震があって、例えば鉄塔が倒れた場合、情報手段として成り立たない気がするのです。そういう部分も含めて、今後検討していただきたいと思うのですけれども、その辺の考えをお教えください。
答弁 町長 平野浩司
今、情報伝達のお話がありました。今回広報車を使って、これは答弁で書いたのですけれど、難しいのかなという実態であります。この辺をどうするかが今後の中で、提案で例えば防災FMとかそういう話もありました。ただこれも今具体的に検討して、ある程度の方向性は今年度中ぐらいに考え方は整理しようと思っています。どういうことを考えているかというと、FM波を使った情報を受けるという考え方であります。今回被災にあったところで、防災のための基地をつくるための機材を貸してもらったりはするのですけれど、その中で、既存の地域FM局というか、言うならば、防災に切り替わったところもあるし、そういうところが積極的に発信した中でいけば、北見市とか、網走市とかがあります。ですから私どもで大きな機材を用意して何かというよりも、そういうところの連携がとれないのかというような形で、今いろいろと担当に調べさせております。そうすれば、私どもが皆さんにお配りしていた、FMラジオがあれば、ある程度情報が入るので、この辺の答えは早い時期に方向性を出したいと思っています。ただ、直接回るという、広報車もスピーカーを4方つければ、ゆっくりとか、とまってとか、いろいろうちのスタッフが考えてくれたのですけれど、半数以上が聞こえなかったというのが実態であります。よろしくお願いいたします。
再質問 9番 藤原公一
ありがとうございます。早急に伝達方法を検討していただけたらと思います。次に、海外研修生の訓練の状況の話をさせていただきたいと思います。この間、私が国保病院に健診に行ったときの光景を話したいと思います。海外研修生と思われる方が風邪を引いたようで、診察に来られていました。看護師とのやりとりは、当然看護師は日本語で、海外研修生の方は日本語がよく理解できず不安そうな顔をされておりました。最終的に研修生がスマートフォンを出して、変換しながら言葉のやりとりをしておりました。1人で病院に来られて不安だったと感じております。これを避難所に置きかえると、もっと不安になるのではないかと感じておりました。また、停電が長期化すれば、先ほども言いましたけれども海外研修生の命とも言えるスマートフォンが利用できなくなりますので、訓練が必要だと思い6月に質問させていただきました。周知を見送ったということですけれども、海外研修生は言葉で言えば災害弱者になるわけです。例えばの話なのですけれども、訓練に来られるようなことができたならば、住民の方と顔なじみができ、少し安心できるのかなという思いもありまして、こういうお話をさせていただきました。その辺の海外研修生を見送った経緯というか、その辺をもう一度お教えいただければと思います。
答弁 町長 平野浩司
言いわけではないのですけれども、全町的な行政が主体となってやる試みを初めてさせていただきました。最初は担当もかなりプレッシャーで、いろんなことを考えていたのですけれども、第1回目ということもあるので、余り欲張らないでやれることを確実にやりましょうという結論に立ちました。そういう意味からいけば、本来であれば、災害を想定するとそんなことを選んでいられないということで、藤原議員の御指摘だとは思うのですけれども、正直な気持ち、今回そういうことはわかって、あえて、一般町民の方々、それから海外から来られている方々を外して対象にしなかったというのが正直な状況でございます。
再質問 9番 藤原公一
理由はわかりました。避難訓練の呼びかけについての話なのですけれども、当初計画では各自治会10名程度で300名を想定するというお話がありました。これも少ないと思っていたのですけれども、美幌町自治会数は67自治会あります。そこから10名ずつ参加してくださいと呼びかけても670名が規模的には参加するはずなのですけれども、全町、全自治会に案内というのは出したのでしょうか。その辺をお教えください。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
今回、訓練の実施に当たりましては、各自治会に御案内を差し上げております。御指摘のとおり67自治会がございますので、相当数の皆さんが参加をされるという想定をしておりました。また、自治会を通じてではなく、広く一般の参加も呼びかけておりましたので、正直なところ、当日どのぐらいの皆さんに御参加をいただけるのかというのはなかなか把握できない中で訓練当日を迎えたというのが実情であります。そういったこともございまして、先ほどの町長答弁のとおり、海外からの技能実習生につきましても、大きな混乱が生じれば危ない目にあわせてしまう場面もあろうかと考えておりまして、今回については見送ったものでございます。ただ、議員御指摘のとおり、技能実習生の皆さんにとっても、安心して美幌町で働いていただいて、また、国に戻っていただける環境をつくるというのは、当然私たち行政の仕事だと思っておりますので、受け入れ先の企業の皆さんとも情報交換はとっております。現在、町内に60から70名ぐらいの技能実習生の皆さんがいらしているわけですけれども、特に中国、ベトナムからの方が多い状況になっております。今後については、受け入れ企業ともしっかり連携を図って、それぞれの企業で現在も避難訓練の計画等もございますので、行政としてしっかりと関与して、安全、安心を確保してまいりたいと考えております。
再質問 9番 藤原公一
災害の部分については、この後戸澤議員もお話ししますので、この辺にさせていただきたいと思います。次に、災害弱者対策の件ですけれども、災害弱者という方は、災害時一般の人と同じような避難回避行動がとれないわけであります。その中で、私が質問した趣旨というのが、避難所に着いてからどのように対応するのかという趣旨で質問させていただいたのですけれども、答弁の中には、自助、共助という部分もあったので、その辺も大事な部分ではあるのですけれども、先ほども言いましたNHKの情報を見ますと、自助、共助、公助という部分でいくと公助というよりも、1番大事なのは隣近所が1番大事だと思っております。先ほどの答弁の中に、支援者名簿があります、用意していますというのはあるのですけれども、避難弱者と言われる方を近所にお住まいの方が把握されているかどうかという部分も、美幌町は小さい町なので、かなりの方は理解していると思うのですけれども、自治会に入っていないという方も当然おられると思うので、その辺の考えをお教えいただければと思います。
答弁 町長 平野浩司
今回の答弁の中で、弱者の方々に対する部分というのは、総論的なお話を答弁させていただきました。本来はそうではなくて、質問の最後にバンダナの話とかが出てきたというのは、その場所へどうやって実際に連れていくのかということと、連れて行ったらその方はどうされるのかという美幌町の状況を聞いているのかなとは思っておりました。答弁の中にもあるとおり、自治会にいろいろお願いして、名簿をつくっております。私も自治会の役員をした中で、行政側ではなくて自治会の立場で協力してつくらせてもらいました。そういう意味でいけば、きちんと自治会の方々は理解いただいていると思っています。ただ、本当に災害のときに、隣の誰々さんをというまでになるかというと、多分、先ほどから出ている直に訓練とか積み重ねがないと思っていてもそうはできないのかなと思っているところではあります。理解はしていただいていると理解しております。
再質問 9番 藤原公一
隣近所の方が支援するというのが1番大事な部分であると思います。もう一つ私が質問した趣旨は、避難所に着いてから、例えば車椅子の方が避難所で、車椅子のままでトイレにいけるのかとか、そういう部分もあります。また、知的の方がもし避難所にいたときに、トイレに行きたくても声を上げづらいのではないかという部分も含めて、一目でわかるようなツール、バンダナなどがあったら協力できる、またはその人を見かけたら声をかけやすくなるのではないかという趣旨で、最後どうなのかという話をさせていただきました。避難所に着いたとき、障がいをお持ちの方は声を上げづらいという状況が、当然普通の人とは違って、トイレに行きたいのだけれど、普通の人だったら普通にトイレに行けるのかもしれないですけれども、障がいをお持ちの方というのは、車椅子の方だったら介助が必要だったり、知的の方だったらトイレまで行くのにも苦労したりという状況があるのではないかということで、一目でわかるような、避難所になったらほかの自治会も当然入ってくるわけで、自分の自治会なら一目でこの人はこういう方だから避難所に連れていかないとという部分はあると思うのですけれど、いざ避難所になったときに協力体制が当然必要になってくると思うのです。当然、避難が長引けば、行政側は自分の職場に戻っていくわけで、災害避難所は自治会運営というのは出てくるわけで、そういう部分でいくと、そういうツールを使って、誰が見てもこの人が協力してくれる、誰が見てもこの人がそういう方なのだというのがわかるような災害バンダナだったり、緑色のヘルプカードというのがあったらいいのではという提案をさせていただきました。弱者というのは声を上げづらいので、その辺も含めて今後取り組んでいただければと思います。あと、先ほどの訓練もそうなのですけれども、災害についてこれでいいということは一つもないと思います。しっかり準備をしていくということが、先ほど総務部長のお話でもありますけれど、訓練をしていくことによって、少しでも不安がなくなる安心して暮らせるという町につながるわけで、検討ばかりではなくて実施しますと言っていただけるように、その辺の答弁を、今後訓練をしながらでもいいのですけれども、今年の台風でもそうですけれど、突然やってくる災害なので、その辺について準備を怠ることなくお願いしたいと思いますので、その辺をお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 平野浩司
今、弱者の方々に対する対応という話を前段していただきました。今まではどちらかというと、社会生活の中で障がいがあることを遠慮がちという部分があって、でも災害があったときには、みずから障がいを持っているということを意思表示をしてもらうというのが、今回のヘルプバンダナとか、なかなか口には出せない方もいるし、耳の不自由な方もいる。それでそういうことをやるために進めている内容だと私も理解しております。それと、通常ヘルプする場合、助けてくださいというのは赤のマークですけれども、この頃は議員の質問の中であったグリーンの逆に私は助けることができますという表示もそれかなと思っています。これもこれからの訓練をいろいろ計画する中で、一歩一歩具体的に、余り時間を置いて長い期間でなくて、やれるものは総合的な部分でいけば、答弁にも書いてありますけれども、いつもできる話というよりも自治会連合会とのサイクルはあるのですけれど、部分的にはやれるものは皆様にいろいろ声をかけてやって、少しでも経験いただいて、そういう不幸な事態が生じたときには、皆さんでしっかり対応し合えるということをやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問 9番 藤原公一
町長のおっしゃるとおり、本当に早い段階で検討をお願いしたいと思います。時間がなくなりますので、次の図書館のほうに移りたいと思います。図書館利用促進についてですけれども、まず最初に、時間延長について御質問させていただきたいと思います。過去に自治会連合会の要望を受け、時間延長の試行をした経過があるとありますが、何年前に実施し、何カ月間実施したか、またそのときの6時以降の利用者数がわかればお教えいただければと思います。
答弁 教育部長 田村圭一(教育部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問に答弁をさせていただきます。平成26年度に要望があって、検討、試行したということで、試行の期間については約2カ月間試行を実施したと聞いております。実際の利用者数については、今正確な数字はありませんが、十数名というふうに聞いているところでございます。
再質問 9番 藤原公一
実は、そのときの自治会連合会で質問したのは、私が当時教育長だった町長に向けて質問した話でありました。私も覚えているのですけれど、4年前の選挙ムード一色で、私もその時に図書館を利用したのですけれど、足を運んだときに利用者はいませんでした。そういう時代背景というか、そういうことがありまして、先ほど部長が2カ月と言っておりましたけれども、統計をとるのにそういう時期にぶつけて正確な利用者がいないということになるのかどうか。その辺だけお答えいただければと思います。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの時期の関係でございますが、議員おっしゃるように、平成27年は選挙だとか、さまざまな状況、今と違うということもありますけれども、現在1時間延長しておりますそのときの平均利用者が約17名と、2時間の試行のときと1時間のときと人数的には変わらない状況であるということであります。よろしくお願いします。
再質問 9番 藤原公一
もう一度、時間延長の話なのですけれども、近隣市町村の開館時間というのが朝10時のところというのが大半であります。美幌町図書館が9時の現状はわかっているのですけれど、例えば1時間スライドすることによって、6時、7時ということは可能ではないかと思うのですけれど、その辺のことについてお聞かせください。
答弁 教育部長 田村圭一(教育部長は2021年3月まで)
近隣の開館時間の御質問ですので、管内の図書館の開館時間について答弁をさせていただきたいと思います。細かくいきまして、管内18市町村で30館の図書館がございます。そのうちの6館が17時までの閉館、曜日により18時まで閉館が3館、18時までの開館時間としているところが13館となっております。曜日により19時までの開館時間、19時までとしているのが2館、曜日により20時までとしているところが5館、曜日を関係なしに20時までとしている図書館が1館ということでございます。図書館の開館時間の延長に関しまして、1時間スライドして19時までということも検討した経過がありますが、朝早く9時に図書館が開くのを楽しみに待っているお客様もいるということでありまして、その辺を考えて今の開館時間としているところでございます。
再質問 9番 藤原公一
教育長は、しゃきっとプラザ3階で子供たちが学習している姿を見たことがあると思うのですけれども、例えば、図書館が20時頃まで開いていたと仮定すれば、多分そういう子供たちは図書館で勉強をするのではないかと思っております。図書館というのは子供たちが勉強できる環境ではないかと思っております。その辺について考えをお聞かせいただければと思います。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの子供の学習の関係でございますけれども、議員おっしゃるように、しゃきっとプラザはWi-Fi環境も整っていることもあろうかと思いますけれども、勉強している子供はいます。また、近隣の図書館においても、学習している状況も把握しているところであります。一方で、延長で何が1番ネックになるのかというと、人員配置と費用の面だと認識をしております。人員を配置するに当たっては、今は1時間で2人ということでありますけれども、シフト組みなどで2人から3人が必要になると考えております。さらに、今の実情としましては、有資格者、司書配置ということでしておりますけれども、その辺につきましても1回目の答弁でもありましたけれども、利用者ニーズを調査しながら延長時間を検討していきたい、そうお答えさせていただいておりますけれども、その中には内部的に全て有資格者でないといけないものなのか、例えば、アシスタント的にできないのか、そういったこともあわせて検討しながら考えていきたいと思っております。また、9月定例会で町長から、今後、任期中に改築に向けて動き出したいというお話がありました。そのようなこともあり、検討に当たってはそういったことを見据えた中で、どういった図書館のあり方がよりいいのかということを視野に入れて、複合的に検討していきたいと思っておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
再質問 9番 藤原公一
図書館延長については、私も理解しているつもりですので、要望に本当にあうような図書館運営を今後していっていただければと思います。続きまして、読書通帳の導入について質問させていただきたいと思います。やはり、図書館が元気なところというのは町全体も元気であります。町全体が元気であれば、子供たちが元気になり、希望がわいてくると思っております。美幌町の財産の子供たちのことですので、読書通帳の導入については多額の費用が必要とのことでありますけれども、見積もりはされたことがあるのでしょうか。その辺をお聞かせください。
答弁 教育長 矢萩浩
概算で約1,000万円ということで把握しております。よろしくお願いします。
再質問 9番 藤原公一
私自身、10月に斜里町図書館にお邪魔させていただき、館長にいろいろな御意見をいただきました。美幌町図書館は既にバーコードで管理されているということをお話ししましたら、美幌町図書館がバーコード管理をしているなら、メーカーが同じであればそんなに多額な費用はかかりませんというふうに言われました。斜里町のお話を館長からお聞きしたときに、斜里町は5年前に導入したので、機械自体は300万円ぐらいしたとお伺いしましたけれども、現在は100万円以下のものが出てきているというお話もいただき、また、メーカーも多く出ていると言っております。資金についても、使えるのかわからないのですけれども、公共施設整備基金の一部とか、ふるさと納税を利用することが可能ではないかと思うのですけれども、その辺の御答弁をお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
読書通帳でありますけれども、子供を中心として、読書習慣を身につけるとか、読書意欲が向上すると非常にプラスの要素があります。そういった意味から、教育委員会としても非常に有意な事業であると考えているところであります。しかしながら、費用的なものが1番大きなところなのかなと。また、先ほどの改築の話にもなりますけれども、今の施設でシステムを整備したとして、それを改築したときに手戻りが生じるのではないか、そういう不安もあります。これらを含めて、今後、改築についても考えていく中で、どのような方法がマッチしているのか、さらに学校の図書館、こちらとの連携だとか、そういったさまざまな方法があろうかと思いますので、どのような方法が1番適しているのかというのも今後も引き続き調査研究したいと思っておりますので、よろしくお願いします。
再質問 9番 藤原公一
12月4日の読売新聞の記事ですけれども、日本は読解力が急落、長文読み書きが原因かとの見出しでした。また、12月5日の読売新聞の記事にも文書つくれぬ若者との見出しもありました。SNSとか、パソコンとかの利用により、読書離れが原因だと思っております。子供の読書離れというのは、親が読書をしないと子供も読まないというふうに自分も感じております。幼少のときから本に親しんでいれば、全てにつながるという感じも受けております。今回、ノーベル化学賞を受賞されました吉野さん。吉野彰さんは、小さいときに読んだろうそくの化学という1冊にめぐり会えたので、ノーベル賞を受賞できたというスピーチもされております。本にもっと親しんでいただくために、先ほどの繰り返しになるのですけれども、読書通帳の導入というのは興味を引きつけるツールとして早い時期の導入の検討をお願いしたいと思っております。次に、図書宅配に関してですけれども、私の勉強不足で図書宅配が既に実施されていることを知りませんでした。反省いたします。私に相談に来た方は、車の免許返納に伴い図書館まで足を運べず寂しいと訴えてきた方でした。私もホームページ上で確認したのですけれども、ここ数年実績はないとの御答弁でした。私もそうでしたが、美幌町のホームページから検索するのが、なかなか検索しづらい感じでありました。また、免許返納の方ですので、パソコンの利用もできない方も大勢おられると思いますので、定期的に町広報とかに掲載されたらどうでしょうか。利用したい方がおられると思いますので、ぜひ御検討ください。防災に関しても、図書館に関しても、質問しました件について、できるだけ早い時期に検討されますことを望みまして、以上で質問を終わります。