美幌町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月25日
(1)新図書館建設について/(2)学校給食費無償化、あるいは一部助成について
2019年9月25日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「新図書館建設について」「学校給食費無償化、あるいは一部助成について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男が答弁しました。
- 質問者
- 大江道男 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、総務部長 小室保男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 大江道男
私は、既に通告しております2項目につきまして一般質問をいたします。1項目めは、新図書館建設についてであります。新図書館建設の検討及び調査研究について、最初にお聞きいたします。第6期総合計画、第3次実施計画によりますと、図書館の老朽化及び狭隘化に伴う新しい図書館建設の検討及び調査研究を、昨年でありますが平成30年度に実施、平成31年度、ことしでありますが、図書館建設検討委員会を設立する。平成32年度、来年でありますが、図書館建設基本計画策定とされています。現在までの作業進捗状況と新図書館建設の考えについて町長にお伺いをいたします。二つ目は、町おこしとの関係について伺います。新図書館建設は、もとより教育委員会の所管でありますが、美幌町の町づくり、町おこしの面からも非常に重要な施設と考えております。建設場所、図書館機能、内容、規模などを含めて、行政部局の計画参加、町民からの広範な意見聴取などが不可欠と思いますが、どのように検討されているのか伺います。三つ目は、子育て支援などとの複合機能の検討についてであります。新図書館建設に当たっては、思い切って広い場所で、子育て支援、そして近郊からの誘客も見込める魅力ある施設として複合的に計画されるべきと考えますが、いかがでしょうか。続いて2項目めは、学校給食費無償化、あるいは一部助成について伺います。第1子からの無償化の検討についてであります。学校給食の無償化につきましては、国連のユネスコが勧告をしておりまして、現在国内各自治体の給食無償、あるいは助成状況は、平成30年7月文部科学省発表で、無償化、一部無償化、一部補助の合計で約3割であります。網走管内は、小中学校とも無償化は5町村となっておりまして、少子化、人口減少が著しい自治体での取り組みが進んでいる状況を示しています。美幌町も第1子から無償化を検討すべきと考えるわけでありますが、いかがでしょうか。二つ目は、助成に対する予算であります。第1子から無償及び助成、例えば半額、これに要する町の必要予算及びこのことにかかわって、国や道からの支援の有無についてお伺いをいたします。三つ目は、子育て支援策としての取り組みについてであります。子ども医療費助成に次ぎまして、子育て支援策としては、教育長を経験した新町長として全力傾注すべきと考えますがいかがでしょうか、伺います。
答弁 町長 平野浩司
大江議員の御質問に答弁いたします。なお、質問事項1、新図書館建設につきましては、後ほど教育委員会から答弁させていただきます。学校給食費無償化について。一つ目の御質問の第1子からの無償化の検討についてでありますが、学校給食は、成長期にある子供たちの健全な育成に資するだけではなく、食に関する知識や望ましい食習慣というものを身につける上で重要な役割を担っていると認識しており、1951年のユネスコ会議では、学校給食を全ての子供に与え、無償もしくは安価でという勧告を各国文部大臣に発せられております。平成30年7月27日に文部科学省が取りまとめました平成29年度の学校給食費の無償化の実施状況によりますと、全国で約3割の市町村が無償化と一部無償化、一部補助を実施しており、オホーツク管内におきましては、小中学校とも無償化を実施しているのは5町村、一部補助を実施しているのは2市町という状況にあります。オホーツク管内の無償化を実施している5町村については、児童・生徒数が70名から600名弱の中で無償化に取り組まれております。本町が無償化を実施しようとした場合、9月1日現在の児童・生徒数は1,352名であり、既に無償化を実施している5町村と比較して、無償化に伴う財政負担は2倍以上必要な状況にあります。学校給食法及び施行令では、施設整備費と人件費、修繕費は自治体の負担とされ、それ以外の経費は保護者負担とされております。本町では、さらに光熱水費や備品、消耗品などに係る費用につきましても負担しており、保護者の皆様には、食材費のみを給食費として御負担いただいているところであります。給食費の無償化は、本来国が責任を持って実施すべき事項であると考えており、私は、重点政策である子育て支援策として、保護者の負担が大きい第3子からの給食費の無償化を実施したいと考えているところであります。二つ目の御質問の助成に対する予算についてでありますが、本町において、第1子から無償化を実施した場合に必要となる予算は、年間約6,500万円となります。また、第1子から半額助成した場合に必要となる予算は、年間約3,250万円となります。なお、無償化に伴う国及び道からの補助制度はなく、無償化を実施している市町村は、子育て支援や定住促進を目的とした自治体独自の政策として、無償化の予算を負担しているものと認識しております。三つ目の御質問の子育て支援策としての取り組みについてでありますが、本町では医療費助成を優先的に、これまでさまざまな子育て支援事業に取り組んでまいりました。学校給食費の無償化につきましても、多子世帯の負担軽減を図る子育て支援の観点から、第3子以降の小中学校給食費の無償化を実施いたしたく、来年度からの導入に向けて、制度設計を行っているところでございますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。以上、答弁させていただきましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
新図書館の建設についてお答え申し上げます。1点目の新図書館建設の検討及び調査研究についてでありますが、現在の美幌町図書館は、昭和54年のオープンから40年を経過し、施設の老朽化と狭隘化が課題となっていることから、第6期総合計画、第3次実施計画書において、図書館の老朽化及び狭隘化に伴う新しい図書館建設の検討及び調査研究を掲載したところでありますが、町内他施設改築等の優先順位や財政状況を勘案し、第4次実施計画書において類似施設の情報収集並びに調査研究に取り組むこととしたところであります。現在までの作業進捗状況といたしましては、新図書館建設の調査研究をさらに深めることとして、図書館協議会委員による先進図書館への視察を行っており、現在まで、北見市中央図書館、釧路市中央図書館への視察を行ってきたところであります。新図書館建設の考えにつきましては、乳幼児から高齢者、体が不自由な方まで、全ての利用者に対応できる機能と視聴覚資料の提供やデジタル情報への対応など、情報化社会に対応した新たなサービスの提供を可能とする環境整備に加え、幅広い分野の資料と情報を収集し、保存して提供する図書館本来の機能を充実させるとともに、地域住民の要望にこたえる情報発信の拠点となる施設を目指したいと考えております。2点目のまちおこしの位置づけについては、御指摘のとおり、図書館建設は、美幌町の町づくり、まちおこしの面からも重要な施設と認識しており、現段階では、建設場所や図書館機能等について、美幌町に最適な施設づくりを計画すべく、調査研究を続けているところであります。今後、計画の策定に当たっては、行政部局の参加や自治基本条例に基づく町民参加の方法により、広く意見を聴取できる方策を検討したいと考えております。3点目の子育て支援等との複合機能の検討については、図書館機能の一つとして、小さなころから本に親しむきっかけづくりは重要であるとの認識のもとで、乳幼児サービスを行っているところであります。施設の複合化については、本来の図書館機能と利便性の低下を招くような複合化は望ましくないと考えているところでありますが、同時期に整備する施設で、複合化、多機能化を図ることにより、さまざまな相乗効果を生み出すことが期待できる施設があれば、あわせて、調査研究をしたいと考えております。新図書館の改築につきましては、まだ具体的な計画はございませんが、図書館機能と利便性の低下を招くことなく、町民が使いやすく、親しみやすい施設であることを主眼として、検討を進めてまいりたいと考えております。また、設置場所につきましては、図書館改築計画を検討していく中で、図書館建設用地をどうするかも含め、検討していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。以上、御答弁申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 3番 大江道男
図書館建設から再質問をさせていただきます。御答弁をいただきましたが、第3次実施計画から第4次実施計画において、内容が変わっておりますが、その理由は町内の他施設改築等の優先順位や財政状況を勘案したということです。私は、第6期総合計画、図書館に関する部分をそれぞれ1枚ずつコピーいたしました。第2次は平成29年ですが、これは現町長のもとで立てられたものです。ここで初めて、平成32年度、3年間の実施計画ですので、3年のことしかわからないのですが、ここで初めてこれまでの調査とか研究だとか、情報収集というレベルから、平成31年度に図書館建設検討委員会を設置する。これは平成31年度からですから、令和元年度なのだなと、令和元年から具体化するのだと。第3次実施計画、ここでも平成31年度検討委員会の設置、そして、平成32年度、令和2年度には図書館建設基本計画を策定するということで、順調に図書館建設に向けての作業が進むなと思っていました。ところが、ことし5月策定の第4次実施計画では、再び情報収集に変わっているのです。確かに情報収集にこしたことはないのですけれど、具体的に基本計画を立てるというところまでいっていた話が、この答弁書によりますと、町内他施設の改築等の優先順位がかわって図書館は後景に追いやられた。財政状況を勘案して相当厳しいということだというふうに伺います。現在の最新の実施計画は、ことし5月に策定された実施計画ですから、これが1番早いのだと。これは見方を変えれば、よその町はともかくとして、美幌町ではもともと図書館建設を考えていたのは平野教育長の時代に年次を区切って進めると言っていたはずなのです。教育長が新町長になったら加速するのかと思っていたら、その計画が後景に追いやられているという受けとめ方もできる。よそとは違う、予算をしっかり握って、大事なところには予算づけをするというはずだった元教育長のもとで計画が後退するということは、ちょっとおかしいなというように思われる。そこで、町長の重点政策を見てみようということでチェックいたしました。そうしたら、元教育長で現町長の重点政策の中から図書館という表現が消えているのです。総合計画からも消えて、町長の4年間の重点政策からも消えたら、図書館建設はいったいどこに行ったのというふうに知らない人は判断すると思います。これは町長の認識とは違う可能性があるというふうに思うのですが、公的な文書で言えば、実はそうなっているのです。図書館建設はいったいどこに行ったのか、宇宙の果てに行ったのか、こうはならないのでないかと思います。それで、一つは、文書の上ではそのようになっているのですが、ここで、町長にお聞きしたいと思うのですが、町長の重点政策に記載されているものと総合計画との整合性を、あえて町長の重点政策にはないけれども必要な総合計画の建設計画などについては、当然、全部は新町長の重点政策には入っていない。なくても必要なものは実施される。そういう余地を持っているものだというふうに考えてよろしいでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今おっしゃったとおり、全てが今回選挙でお出しした重点施策、それを今回まとめたものということでありますけれども、全てそれに網羅しているということではありませんので、図書館については、時期は今いろいろ言われましたけれども、消えたという思いは全く持っておりません。
再質問 3番 大江道男
町長の重点政策の中から漏れていても実施されるものはもちろんあるということであります。それで、最初の答弁でありましたが、町内他施設の改築等の優先順位や財政状況を勘案してということで、それならば、美幌町の財政計画で最も新しいものは第2次美幌町財政運営計画、平成30年2月につくられたもので、これももしかして時間の経過とともに第3次のものがあるのかなという思いもあるのです。というのは、町内の他施設の改築等の優先順位がかわったとして、総合計画との兼ね合いで言いますと、明らかに大きく変わっているのです。第3次から第4次の実施計画で変わったのは、第3次までは役場新庁舎の建設計画は、言ってみれば、必要なところの改修、全面改築は全く表明されていないです。3年間の予算規模で言えば、六百数十万円だったのです。第4次で31億円の新庁舎ということで、ここが図書館建設をあとにせざるを得なかったということなのだということは理解はできます。そこでお聞きしたいのですが、平成30年2月に一部改定となった美幌町財政運営計画につきましては、今後5年間の財政の見通しを算出する上で、投資的経費については美幌町公共施設総合計画に掲載されている整備が必要と思われる事業及び担当部局からのヒアリングにより試算ということで、もしかしたら、財政運営計画の上では重要な改築計画は網羅されているのではないかというふうに思うのですが、これは事実の問題なので、総務部の所管にこれは何が含まれて、何が含まれていないか。順位は別として、図書館とか、新庁舎とか、消防庁舎、それから多目的運動施設、などなど主要なものは、私は含まれていると認識しているのです。それは、議会が町民に対して町政報告会をやるときに、事前に財政担当者に必ず財政上の問題が出ると思う、膨大な施設の建設計画があって役場財政は大丈夫なのかとこういう話題が必ず出ると思うので、どうですかと聞いたときには、確かに、主要なものは含まれていたと思うので、これは事実の問題なのでお答えいただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
御答弁申し上げます。ただいま御質問があった点でありますけれども、昨年2月に第2次美幌町財政運営計画を一部改定してございます。その計画書の23ページに、平成30年度以後の主な公共施設の整備について載せているわけでありますけれども、議員の御質問の図書館の建設事業につきましても計画においては盛り込んでおります。ただ、現行の財政運営計画につきましては、平成34年度、令和4年度までの財政運営の見通しを明らかにしたものでございますので、令和4年度までの間に図書館が建設を終えるということではなくて、その間には順を追ってですけれども、設計に入る段階ということですので、計画上はそれほど大きな事業費を含んではおりません。第3次財政運営計画を策定することになれば、令和5年度以降が計画期間になるわけでありますけれども、その中で、図書館の建設が動き出していれば、当然に財政上の見通しを明らかにしていくと、そのようなことになるかと考えております。
再質問 3番 大江道男
確認をいたします。表には見えていないけれども、主要な役場新庁舎、それから図書館などなど、消防庁舎もそうですが、これらは漏れなく含まれていて、それは平成34年、令和4年までの表にも財政上はなかなか出てこないということだとわかりました。それで、町民が非常に心配しているのは、大丈夫なのかということです。いろんな施設を建てて、それで利益を生み出すなら別だけれども、そうではないわけだから無理なことはやれないという思いがあるのでお聞きしたいと思うのですが、平成34年までの数字について見ますと、まだ表面化しない段階で、平成34年経常収支比率が、78.7%。これは、この30年ぐらいの美幌町の財政状況で言えば、平成19年度の経常収支比率が1番悪いのですが、90.5%という非常に硬直した状況ですが、これと比べて11.8%下がって非常に弾力的になってきている。それから、実質公債費比率、平成34年度、7.2%。これも御承知のとおり、最悪は平成17年度の23.3%ですので、その3分の1まで美幌町の財政は好転してきているという状況なので、大変だという状況にはないのです。ただ、さまざまな公共施設の改築がされていますので、平成34年に限定しないで、それから先、おおよそどれぐらいで美幌町の財政が厳しい、多分若干上がっていくと思うのですが、その状況について資料で説明いただければ大変ありがたいです。もし、なかなか事情があって公表できないということであれば、財政としては、この程度の影響になる、この程度の数字になるという状況でも結構です。お示しをいただければと思います。本格的な償還を迎えて、財政状況は厳しくなることが想定されるので、しかし、極端に上がるということはないだろうというのは、事前に1年前か2年前かは別にして、一応は聞いていますが、御回答いただければと思います。いかがでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
まず、議員が先ほど御指摘された経常収支比率でありますけれども、平成30年度の決算をこれから審査いただくわけでありますが、78.6%になる見通しであります。確かに、一時期90%台にあった時期に比べれば、弾力的になったという評価もあるかと思いますけれども、一般的には、経常収支については大体8割を超えるとかなり弾力性を失って、財政的に硬直な状況に陥ると言われておりますので、78.6%ということで限りなく8割に近い状況ですので、決して財政的に過度に余裕がある状況にあるとは受けとめておりません。ただ、先ほど御指摘ありましたが、平成17年度に実質公債比率は23.3%ということで、最悪の状況にあったわけでありますが、現在、平成30年度においては、8.8%になる見通しであります。ですから、現状においては、一定程度、財政的には健全な状況にあると思いますけれども、今後においては、現在事業が進捗しております役場庁舎、消防庁舎、そして、屋内多目的運動場、当然、一部に補助は入りますが、多くの財源を起債に頼りますので、償還が始まっていくことになります。現在、その償還額について、精査をしているわけでありますけれども、昨日、松浦議員の質問にもありましたが、まさに試算をしている状況ですので、今段階で資料によってお示しをできる状況にはないのですけれども、概数で計算をすると令和10年、11年ぐらいが償還のピークを迎えるのではないかと、そういう見通しになっております。ただ、これは繰り返しになりますけれども、今後、どういったまちづくりを進めていくかによって、当然投資的な経費が変わってきますので、その償還のピークが今時点の情報では令和10年度、11年度と今私が申し伝えましたけれども、それから前後することも十分あり得るということでありますので、現時点の目安ということで受けとめていただければと思います。
再質問 3番 大江道男
令和10年前後ということで、1番のピークを迎えるだろうということですが、私は事前に1年、2年前どういう状況かと、実質公債費比率では10%台でとどまるだろうという推計をいただいているのですが、その押さえで間違いないですか。担当部局として、どれぐらいの状況か正確な数字とは言えないかもしれませんけれど、そこは変わっているということでなければ、お答えいただければと思います。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
実質公債費比率につきましては、現時点の情報を精査する中では10%台が、先ほど私が御答弁いたしました令和10年度、11年度のピークに当たる際の数値になろうかと考えております。
再質問 3番 大江道男
そういたしますと、予定された庁舎等の改築で前後はするけれども、同じかごの中の変化であって、財政的には大きな変化は起きていないというのが中身だと思います。そういうことですから、私は大変魅力のある施設の図書館は、どんどん後景に追いやられる、あるいは、予算上お荷物だと考えることはないということを一つは確認をしたいと思います。そこで、お聞きいたします。確かに、現在進行形の公共施設、役場新庁舎にしましても、消防庁舎の改築にしても、それが利益を生み出すとか、人を呼ぶというようなものでは全くないです。屋内多目的運動施設は、可能性としては、周辺、あるいは町内からの利用が十分見込まれるということでありますし、図書館そのものが私は大変魅力のある施設だと思います。そこで、新しい図書館建設の考え方についてもお示しいただきました。大いに進めてほしいと思います。図書館本来の機能がそれで高まるということであれば。ただし、現在地においては、駐車スペースもないという状況ですから、現在地で建てかえするというのは絶対に排除してほしいと思います。その上で、図書館に関する法律で、図書館はもともと有料にはできないのです。無料なのです。町の財政から見ると、無料は何となくお荷物だという要素がありますが、図書館は非常に魅力があるという状況は全国各地で展開されている状況を見ますと、なかなか魅力ある施設だと思います。無料だからこそ思い切ったことができる。荷物ではなくて、宝にできる可能性を持っているというように思います。議会が調査をしたところでは、佐賀県の武雄市、すさまじいですよね。利用者は、美幌の場合は町民です。町立図書館を利用する人は町民に限られています。武雄市の場合は、日本国籍を有しているものは誰でも利用してくださいということです。近在からの量がすごいすさまじいということで、完全にまちおこしの中心システムになっているのです。それと、美幌町内でもきてらすがある。利用者の半分は美幌町の外の人たちが来て利用している。それと、津別に最近建てられたキノスでしたか。これも相当な利用が図られている。魅力のある施設であれば、人を呼ぶ力を持っているということなのです。もともと図書館は無料なのだから、それに図書館本来の非常に魅力のある内容がある、プラスその周辺にさらにきてらすが持っている魅力のように、美幌町の考えられるさまざまな要素を周辺にちりばめて一大ゾーンを形成することができれば、これはお荷物ではなくて、宝物にかわるこういう可能性を持っているので、あえて言えば、計画が変更になって、これからになっているということを考えた場合に、思い切って情報は町民に知らせて、どう付加価値を高めるかということで、急いで計画を立てないで、しかし、現町長の1期目の中で手がかりをしっかり残しておく。それが2期目につながるかどうかはとりあえず置いておいて、そういう図書館改築を手がけられた元教育長として、現在、まちおこしの最高責任者として、そういう点で、今後の実施計画の上で、ぜひ、具体化、計画的な具体化を図っていただきたいと思うのですが、いかがでしょう。
答弁 町長 平野浩司
まず一つ、年度別の実施計画書、第4次ということで、発行は5月になっております。私は5月1日から任期ですけれど、実質これには全くかかわっていないのだと思います。ですからこの結果を見て、私がこういう形を望んでいるという形ではないということだけは言わせていただきます。正直言って、この話は余りしたくなかったのですけれど、質問の中において、5月だから当然町長が任期になってこれをつくったということではありませんので、それだけは御理解いただきたいと思っています。私は、教育長時代から図書館についてはしっかりその時代に合ったものはつくらなければいけないのですけれど、やはりきちんとつくるべきだということについても変わっていないですし、先ほど総務部長のほうからもお話しした中での時期は置いておいたとしても、今の財政計画の中には、時期は別として見込んでの試算としての流れはと私も中身を見ていますので、それはきちんと入れてあるということはあります。ですから、いろいろ魅力のある施設としてという意味でいけば、今、教育委員会のほうで具体的に新たな新教育長のもとで進めていくと思いますので、大江議員に言っていただいた部分については、当然しっかり受けとめて、私もそう思っておりますので、時期は別として、きちんと進めていきたいと思っております。
再質問 3番 大江道男
質問に当たって、私は現町長がかかわっている可能性があるかないかということもチェックはいたしました。その結果、かかわっている可能性はないということで、冗談めかして聞くことができたわけであります。もし、かかわっていたら、穏やかな表情では質問ができなかったかと思います。いずれにしても、毎年、実施計画は見直しされていきますので、来年、あるいは、再来年の実施計画の上で反映をしていただければと思いますし、情報は多いにこしたことはないですが、ずっと情報収集しているということでは町民的にはフラストレーションがたまりますので、その辺で区切りをつけてやっていただきたい。あわせて、敷地などについても、美幌町が保有している敷地、いろんな箇所というのはもしかしたら限界があるのだろうと思います。多分、魅力のある計画ができれば、それなら計画に協力しようという民間の人があらわれないとも限らないと思いますので、ぜひ、町内の英知を結集して、適切な場所に進めていくということで、これは、私は完成まで、今後の4年間の町長の任期の中でできるかどうかはともかくとして、しかし、それだけの魅力のある施設であると思いますので、教育委員会ではなくて、町長の御決意として可能な限り努力を傾注して、町民に喜ばれる最適な場所でよい計画をつくっていきたいということでの御答弁を最後にいただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
図書館につきましては、建設の実施時期は置かせていただいて、私の任期中にはしっかり計画等については、教育委員会に詰めていただくというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 3番 大江道男
学校給食につきましてお伺いをいたします。一つは、平成30年7月27日に初めて文部科学省が平成29年度の学校給食費無償化の実施状況、これをインターネットで公開されていますので、どなたも見ることができますが、全国で約3割の市町村が無償化、一部無償化、一部補助を実施しているという状況が読み取れます。私は前々から、実は各市町村で、無償化の努力がされていたという感じはしていないのです。ここ10年ぐらいの間に、やはり人口減少、少子化という側面と、市民の貧困化との関係でどうするという状況が進んで、約3割まで急速に無償化が進んでいるというのが実態だと思っています。そこで、昨年7月の時点で公表されていますので、ことしも調査がまとまっているのではないかということで文科省に問い合わせしましたら、実施したのは1回限りということで幾ら待っても数字が出てこないという状況です。ただ、水面下では広がっている。こういうふうに思います。オホーツク管内では、合計で7市町村ですから約4割で、全国よりも進んでいるというように思います。そこで、児童生徒の数が少ない町なのでやっているという御答弁ですが、全国的には確かにそうなのです。やりやすい。だけれど、小さな町は予算規模も小さいです。その中で工面しているということで言えば、児童生徒の数が多いのでということだけではないというふうに思います。やはり、出生率が非常に少ない。幼少人口がどんと少なくて、将来大変だという状況が、なけなしの懐からその手だてとして実施している。私は、新町長が第3子からの給食費の無償化を実施したいというお考えの中には、そういう要素はあるのだと思っています。できるだけたくさんのお子さんが生まれてくれれば、町はそれなりの手当てをするという決意のあらわれでしょうし、これはこれで喜ばれていると思います。同時に、来年から第3子が実施されると、第2子、第1子の保護者の中から、いや私たちにもという声が当然に起きてくるというように思います。そこで、時間がないので、御紹介いたしますが、隣の北見市は小学校については、10年ほど前からだと思いますが、1食265円に対して80円を助成するということで、児童数は合併していますので、5,371人、昨年5月1日の時点です。生徒数は2,764人ということで、いずれも美幌町よりも人口は多いです。しかし、政策的に踏み切った。中学校は、助成はゼロということで、小学校だけですが、そういう例もありますので、私は放置できない状況にあるということを、もちろん教育委員会もあるいは町政の執行者としても、ぜひお考えいただきたい。出生率は伸びない。幼児、子供の数が予定より相当減っているということについて、ぜひ、これは大きな予算を伴うので、町長の御決断がいるのですが、国や道が全く実施しないという状況で、全国の市町村があえて踏み切っているということについては御理解をいただいた上で、美幌町もぜひ第3子に限定しないで拡大をしていただきたいということを申し上げたいのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
町が進める中において、大江議員から少子化とか貧困化という部分での対応というふうに私もそのようには思っております。私は基本的に、教育長時代も何度もお話ししておりますけれども、本来、給食費の無料化は国がしっかりやるべきだというふうに、これを変えたくないのです。その中で、そうは言っても先ほど言った、少子化とか貧困化の部分を考えた状況が起きたときに、何かをやらなければいけない中で、皆さんやっているというふうに考えた中で、前町長のときは、医療費を中心に町として少子化対策をやってきたというのは事実であります。ただ、その中で、私は教育長で、最終判断というのは町長がすべきことなので、教育委員会としてはこういう希望がありますというのは何度かお話ししたことはあります。その中で、こういう例がいいかどうか、大江議員のほうから、医療費も当然軽減するというのは、親御さんは喜んでいるけれども、やはり健康なお子さんの親御さんが、医療費だけでなくて給食費も軽減してほしいと、無償化に近づけてほしいという話をよく聞くということが非常に私は心に残っております。ただ、どれを選択するというのは、何度も言いますけれど、トップが決める話の中において、私が教育長から今回町長という立場になった中で、医療もしっかりやりたいのですけれども、給食の部分も本来なら国がやってほしいのですけれども、少子化ということの中ではやりたい。でも、やはりお金もにらんでやらないと、財政的なことも考えなければいけないので、第3子というのが今の私の思いであります。今後、これがどういうふうに移行するかというのは、私の中では第2子、第1子にいくという約束はできないのですけれども、まずは第3子をしっかりやって、少子化とか、それから子育てをしている年代の人達に何がいいのかというのを、その部分部分を見ていくというのは、これもあれもなのですけれど、やはり、限られた財源というか、皆さんのお金をどう使うかということについては、もうちょっと広い見方の中で選択していきたいと考えておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。
再質問 3番 大江道男
町長が最後に御答弁されております給食費の無償化は、本来国が責任をもって実施すべき事項である。私は全くそのとおりだと思います。事業によっては、例えば、国が2分の1、都道府県が残りの2分の1、ですから4分の1、市町村が4分の1というようなこともあるのです。やはり世論だと思うのです。私が我慢ならないのは、全国の市町村が行っている子供の医療費無料化について、ペナルティーを国が課している。こんな国はあってならないというように思っているのです。それから、北海道も、実は1人当たりの予算規模は美幌町も北海道も頭割りにすると五十数万円なのです。もっと少子化のために、あるいは子育て支援に力を入れてと思います。時間もないのですが、そういう点ではぜひ、どんなかたい岩も1万回だか、10万回だか、100万回たたけば割れるとケルト族は言っているのですけれど、ぜひ、新町長もそういう点では岩をこじ開けていただきたいと最後に申し上げます。いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
確かに、医療費のことも含めて、給食費も法律の中でいけば違反する行為なのです。言うならば、そこに負担するということは。ただ、それぞれ法律をどうクリアしようかという中で、補助金、言うなら、個々の補助、給食費としては1回もらいます。でも、それに対して補助として出すということを考えながら、いろいろ知恵を絞って、1番いいのはそういうところの知恵の絞りよりも、本質的なことをきちんとした世論として、これを当然やるべきですよということは、やはり他の自治体も含めてしっかりと皆さんとスクラムを組んで、発言する場所では発言するし、私がかかわれないところについては、期成会等にしっかり中央に言っていただく努力をしていただくように努力していきたいと思います。