美幌町議会 令和元年第3回定例会 2019年6月18日
(1)公営住宅管理について/(2)防災・減災について
2019年6月18日、美幌町議会の一般質問で、藤原公一議員が「公営住宅管理について」「防災・減災について」について質問し、町長 平野浩司、建築主幹 西俊男、防災危機管理主幹 河端勲、総務部長 広島学が答弁しました。
- 質問者
- 藤原公一 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、建築主幹 西俊男、防災危機管理主幹 河端勲、総務部長 広島学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 藤原公一
ただいま議長からお許しをいただき、さきに通告してあります2項目、公営住宅管理について2点と、防災・減災について2点質問させていただきます。まず1点目、公営住宅外構維持管理について。美幌町公営住宅等長寿命化計画の7章、計画修繕の実施方針の中で、前文の「計画期間内においては、維持保全とした団地では計画修繕は予定していないものの、法定点検や日常点検の結果に基づいて、必要に応じ適宜、補修、修繕を行い、良好な住環境の維持・向上を図ります。」との計画修繕の実施方針があります。その前のページには、継続管理について判断を保留する団地として、美園団地、美英団地、美富団地(ほ)との団地名がありましたが、入居者が現在もいる中で維持保全は外構も含め、行わない方針なのかお伺いします。2点目、公営住宅福祉対応型について。美幌町公営住宅等長寿命化計画8章、改善事業の実施方針、3、福祉対応型、(1)実施方針の文面の中に、「引き続き活用を図る耐用年限を経過している住宅ストックについて、高齢者等が安全・安心して居住できるよう、住戸内、共用部、屋外のバリアフリー化を進めます。(住戸内部・共用部の段差解消、浴室・トイレの高齢者対応、エレベーターの設置等)」、(2)として、計画期間内での実施方針では、「計画期間内では、福祉対応型改善対象はありません。」との記述があります。長寿命化計画は、2017年から2027年までの計画でありますので、公営住宅入居者の高齢化が進む中で、小規模でもバリアフリー化の計画がないのかお伺いいたします。次に、防災・減災について。(1)防災マニュアルに基づく実践型訓練について。本年10月、全町において災害訓練が実施されますが、全町挙げて、防災の意識を高めるために、防災マニュアルの実践的な訓練が必要と思われます。災害の種類、曜日、季節、気候など災害によりさまざまな避難方法が求められます。まずは自助から始まり、共助、公助と進むわけですが、その防災意識を高めるためにも、全町民を対象に、1次避難場所、屋外の場所確認、2次避難場所はどこの施設に避難するのか、各自治会単位の安否確認方法、自治会に未加入の町民の安否確認方法、観光客の避難所受け入れ方法、災害情報の伝達手段としての電話が不通のときに役立つと思われる緊急時災害放送局の利用など、ふだんから避難訓練をし、突然の災害に対応するためにも、自主防災リーダーの行動、町職員の配置、我々議員の行動、道や国の連絡手段、自衛隊の要請など防災マニュアルに基づく訓練計画がないかお伺いいたします。(2)海外観光客及び海外研修生の安全確保のための支援方法について。美幌町は、美幌峠という観光地を持ち、女満別空港から阿寒や知床など道東観光の拠点になる町でもあります。近年は海外からの観光客も増大しており、また、2020年東京五輪、パラリンピックが開催されると、さらに観光客が美幌町を訪れることが多くなると察します。そして、本町では、海外から職業研修生が農業、産業、建設の分野全体で52名の方を受け入れているとお聞きしました。国籍もあらゆる地域から来られております。海外旅行者、研修生に対する避難計画、多言語標識、通訳ボランティアの整備、領事館を含めた関係団体の連携方法などの計画がないかお伺いいたします。以上、大きく2点2項目、町長御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
藤原議員の御質問に答弁いたします。1点目の公営住宅外構維持管理についてでありますが、外構を含めた公営住宅の維持管理については、住宅ストックの良好な居住環境維持のために、日常的な保守点検、法定点検や修繕履歴管理に基づく経年劣化等による事故の未然防止と住棟単位での修繕等を効率的、効果的に実施しているところであります。現行の美幌町公営住宅等長寿命化計画においては、美園団地、美英団地、美富団地(ほ)を当面管理する団地として位置づけ、耐用年限を経過している団地については用途廃止を進めるものとして、維持保全は外構を含め予定しておりませんが、現在、入居住戸の居住環境を損なわないよう経常修繕を実施してまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、2点目の公営住宅福祉対応型についてでありますが、現在、公営住宅の維持管理に当たっては、法定点検や日常点検を通じて、適宜、補修・修繕等を行い、良好な居住環境の維持に努めているところであります。現計画期間中においては、福祉対応型改善事業及び小規模でのバリアフリー化は計画しておりませんが、耐用年限の過半を経過し、老朽化した住宅ストック更新の際の建てかえ事業において、高齢者等へ配慮したユニバーサルデザインによる整備を計画しておりますので、御理解をお願いいたします。次に、防災・減災について。1点目の防災マニュアルに基づく実践型訓練についてでありますが、マニュアルを基本とした多面的な訓練は、避難行動や災害対応を行う上で大変重要であると考えております。本町においては、マニュアルの重要性を認識し、平成28年度以降、職員初動体制マニュアル、避難所開設マニュアル、避難勧告等の判断・伝達マニュアルなど、過去の災害対応の検証を図りながら、職員の初動訓練においては、これらのマニュアルに基づき実施してきているところであります。また、町民参加のもと実施している防災訓練としては、自治会連合会主催で町内を4地区に分け実施している自主防災訓練、町が主催し単位自治会を対象として実施している防災避難訓練がありますが、この中で避難行動、避難所入所時の名簿作成、災害対策本部への報告など、災害発生を想定しながら実践的な訓練もしてきております。本年度初めて実施いたします美幌町総合防災訓練においても、訓練対象者及び関係する組織、団体も広げながら実施する予定であります。訓練内容については、全てのマニュアルを反映することは難しく、限られたものとなりますが、訓練内容等の充実に努めたいと考えております。今後におきましては、災害に係るあらゆる事態を想定しながら訓練実施を図るとともに、町民の方々が安全、安心に暮らせる防災体制の充実を進めてまいります。2点目の、海外観光客及び海外研修生の安全確保のための支援方法についてであります。近年、技能実習のため来訪する外国人の方々が増加しております。外国人の方々を対象とした各種計画はありませんが、災害による被害を防ぐためには、事業所や居住自治会への説明や防災訓練、防災研修会への参加依頼など、体験やコミュニケーションを深めていく必要があると考えております。防災の基本である自助、そして共助の意識を外国人の方にも理解していただきながら、全町的な防災対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 藤原公一
ただいま、町長より答弁をいただきましたので、公営住宅外構維持管理についてから再質問させていただきます。外構を含めた公営住宅の維持管理につきましては、住宅ストックの良好な居住環境維持のため、日常的な法定点検、修繕履歴管理に基づき効率的、効果的に実施しているとのことでありますが、どのような方法で日常点検、法定点検を行っているのか。また、私の質問いたしました、美園団地、美英団地、美富団地(ほ)の点検方法をお聞かせください。
答弁 建築主幹 西俊男(建築主幹は2019年9月まで)
公営住宅の管理方法についての御質問でございますけれども、法に基づいた定期的な点検、それから、日常管理の中での修繕履歴、これを管理しておりまして、過去の状況等を考慮した中で、コスト面も含め、適切で効率的な修繕管理等を進めているところであります。
質問 9番 藤原公一
先ほど私が言いました、美園団地、美英団地、美富団地(ほ)の点検も同じような方法で行われているのでしょうか。
答弁 建築主幹 西俊男(建築主幹は2019年9月まで)
そうです。美園、美富の(ほ)、それらについてもほかの団地と同じく完了しております。例えば、緊急的な排水関係の事案等については、特にどこの団地ということではなく、居住に影響を及ぼすということで、第一優先で取り組んでおります。
質問 9番 藤原公一
その点検の際に、町民から要望等があった場合の対処はどのように行われているのかお教えください。
答弁 建築主幹 西俊男(建築主幹は2019年9月まで)
町民からの要望にはさまざまありますけれども、大原則として居住に支障があるか、そこが分岐点になります。それと、これは入居の段階でも説明しているのですけれども、管理者としての町の負担するもの、それから、入居者の負担による修繕を分けていますので、入居者負担の了解を得た中で、そういった部分については、要望にそのままお答えしてやるケースもありますけれども、町の負担ということに限ると居住に支障があるかないか、わかりやすく言うと、そういった判断をしております。
質問 9番 藤原公一
先ほどの町長の答弁の中で、美園団地、美英団地、美富団地(ほ)は当面管理する団地と位置づけると認識しましたけれども、その上で、居住者がいるのに外構工事を行いませんという御答弁でしたが、町長の考えを再度お聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
答弁をさせていただいた内容については、基本的な考え方を確認させていただくということで答弁をさせていただいております。今、担当のほうから答弁をさせていただきましたけれども、要は、実際にそこに住んでおられるわけですから、居住に支障があるかないかということに対しては、建物もそうですし、外構の部分においても、出入りするのに余りにもひどいということについては、きちんとそこに住んでいただいているということでもありますので、実態にあわせた対応はしているものだというふうに理解しております。
質問 9番 藤原公一
なぜこういう質問をしたかと申しますと、美富団地(ほ)に住まれている方と懇談する機会がありまして、ほかの団地は入居者が多いから草刈りとか駐車場整備がされていて、自分の団地は水たまりがひどくて、洗車してもすぐに汚れてしまうという御意見でした。今言いました3団地の入居者の希望、要望を全て聞いていたら、当然お金のかかることでありますけれども、(ほ)団地だけの水たまりのことを考えれば、町道に冬場にまいた滑りどめのビリ砂利とか、そういうものを入れるだけでも水たまりを解消できると思いますが、その辺の町長の考えを再度お伺いいたします。
答弁 町長 平野浩司
水たまりという部分でいけば、どこまでの大きさかによりますけれども、基本的には、ふだんそこに居住する方が中に入っていくときに、いつまでも水が引かないで支障を来すということであれば、それは町がきちんとなすべきことなのかと思っています。ただ、居住している方の御協力をいただいて、何らかの形でたまりを埋めるとか、そういうことであれば、当然入居者にも協力はしていただきたいというふうな考えは持っております。
質問 9番 藤原公一
今の維持管理については、今後とも継続的に点検、維持管理をしていただいて、前に進めていただければと思っております。それでは次の質問に移らせていただきます。2点目の公営住宅福祉対応型について再質問させていただきます。答弁の中で、耐用年限の過半を経過し老朽化した住宅ストックの更新の際、建てかえ事業において高齢者へ配慮したユニバーサルデザインによる整備を計画しているとのことですが、今後の計画をわかる範囲で結構ですのでお教えください。
答弁 建築主幹 西俊男(建築主幹は2019年9月まで)
今後の計画についてでありますけれども、全団地の中で、今後、建てかえを予定している団地については仲町団地であります。そのほかの団地、三橋南、旭団地については維持保全、維持管理をしていくという整理をしております。それから、先ほど町長の答弁にもありましたが、当面管理していく、これは建てかえの前提とはしませんけれども、当面管理ということで経常修繕をしながらということで、美富団地の(ほ)、それから、美英団地、美園団地、この3団地については段階的に用途廃止という、計画の中ではそのようなものであります。あと、維持保全の中で、美富の改良団地と借り上げ団地が抜けておりました。以上であります。
質問 9番 藤原公一
よくわかりました。美幌町公営住宅等長寿命化計画の高齢世帯等の課題の中に、65歳以上の高齢者がいる世帯は365世帯、50.2%、高齢者のいる世帯のうち単身世帯は240世帯、65.8%、高齢者単身者、高齢者夫婦世帯は320世帯とあり、全体の4割を超えるとありました。この統計は、2016年6月現在の資料であり、3年間経過しているので少しは増減があると思いますが、このデータを見てもわかるように、団地入居者の高齢化が進んでいるのが現状であります。その上で、現在、4階建ての町営住宅は南団地、三橋南団地、仲町団地と把握しておりますが、4階まで町長も上がったことがあるかと思いますが、私も友人が4階に住んでおります。たまにしか行かないのですけれども、4階まで上がるのに大変息が上がり、入居者の苦労が感じられました。その方なのですけれど、役場には報告しないけれども、冬場に階段、入り口で足を滑らせたことが何度もあるということを聞いております。私が先ほど言いました、4階建ての公営住宅にエレベーターがつけられるような構造ではないことはわかります。階段は狭く、コンクリートの階段なので、入居者が安全に階段を上るにはどのような方法がよいか、私なりに考察いたしました。冬場の玄関ロビーにゴムマットを設置してあげれば足が滑らないのでよいのではとか、階段を上がるのに手すりがあれば、4階まで上がるが少しは楽なのではないかというふうに考えました。先ほどの町長の答弁中で、小規模でもバリアフリー化は計画しておりませんとの答弁でしたが、長寿命化計画の見直しを含め、本当にバリアフリー計画は必要ないとお考えですか、町長再度お答えください。
答弁 町長 平野浩司
4階建ての公営住宅に入居されている方が、全体的に高齢になられて大変な思いをしているということに関しては、私も関係する方が4階に住んでいて、実態として大変な思いをしていることは理解しているつもりであります。買い物等をした場合に、一気に4階まで上がれなくて、一回物置とかに分割して上がって、またおりてくるというような状況であります。今の答弁の中で、小規模でのバリアフリー化は計画していないということは、これは今つくられている計画の中であります。今、いろいろ御意見をいただいたことも含めて、私もこの計画をしっかり全部把握している状況でもありませんので、今いただいた意見、どのように何か反映できることがあるかを含めて、考えさせていただきたいというふうに思っております。
質問 9番 藤原公一
この公営住宅管理については、本当にぜひ検討して進めていっていただきたいと思います。時間の都合上、次の質問に入らせていただきます。防災・減災について再質問させていただきます。先ほどの戸澤議員とのお話の中にもありましたけれども、町長の所信表明でも、地域を安全、安心、災害に強いまちとのことですが、町長がお考えの防災訓練のあり方をお聞きしたいと思います。御答弁をいただいた中で、町民参加のもと実施しております自治会連合会主催の4地区に分けての自主防災訓練について、この訓練方法を平均でよいので、どれぐらいの方が訓練に参加されているのかお教えください。また、今回、10月の美幌町総合防災訓練の規模は全町規模の範囲と認識してよろしいのかお教えください。
答弁 防災危機管理主幹 河端勲
ただいまお尋ねの自主防災組織の参加された数についてでございます。過去3年間の数値でありますが、大体250名から270名の参加をいただいた中で実施をしているところでございます。もう1点、本年度行います全町防災訓練についてでございますけれども、現在のところ、想定規模としては約300名の方の参加をいただきながら実施したいというふうに考えてございます。地域的には特に限定したものではなく、町内全域の町民の方を対象としますが、避難所等については、運営の関係上3カ所ほど絞らせていただいた形の中での実施を今のところ考えているところでございます。
質問 9番 藤原公一
せっかく美幌町でやる総合訓練の規模の中で、300名というのは少ないのではないかなと思います。この避難訓練においても、美幌町全体でせっかく行われるわけですので、先ほど言った4地区の自治会に分かれての災害訓練も避難場所が全て一緒ではないと思います。先ほど戸澤議員の質問の中にも、避難所まで行く訓練をしていきたいという答弁でした。その中で、改めて避難所のことをホームページで調べたのですけれども、そのときに、多分、ホームページの更新をしていないと思うのですけれども、洪水などはスポーツセンターで受け入れできるけれども、地震は屋内避難所にならないという記載がございました。更新していないだけのことだと思うのですけれども、スポーツセンターは耐震工事が終了しているので、屋内避難所になり得ると思いますが、その辺の認識をお聞かせください。
答弁 防災危機管理主幹 河端勲
ただいま御指摘のスポーツセンターの件でございますが、ホームページに掲載しています防災Webマップのことだと思います。スポーツセンターにつきましては、確かに耐震工事が終わりましたので、業者と打ち合わせをしながら避難所としての表示に変えるよう手続をしているところでございますので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 藤原公一
先ほどの避難所について、もう一度質問させていただきたいと思うのですけれども、先ほどのホームページを見ている部分で言いますと、自分の自治会はどこに逃げていいのかわからないようなホームページの記載でありました。本当に自分がどこに逃げれば1番安全なのかというのが今回の防災訓練でも必要になってくると思います。避難所の建物を見た中で、平成25年に防災ハザードマップを美幌町で発行していると思うのですけれども、その中にはちゃんと自治会名がどこどこの施設に逃げるということが書いてあります。その部分の避難所に受け入れる人間を私なりに計算したら、その中で避難所に収容できる人間というのは7,200人という数字が自分の計算なのですけれども、ハザードマップの中の避難所の中を見たときに、7,200人の受け入れだというふうに認識しております。美幌町は今、人口1万9,000人余りなのですけれども、もし全町が災害に遭った場合、1万1,800人分の避難所が不足する事態にあると思うのですけれども、その辺の町長の考えをお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
ハザードマップが出されたとき、具体的に避難所でどれぐらい受け入れできるかというお話で、藤原議員の試算で7,200人という話をしていただきまして、基本的には今の御指摘のとおり、町が全部罹災した場合どうするかということを考えれば、全ての人たちを受け入れるような形にならなければいけないというふうには考えております。ただ、それが今どういうことまで想定して、どうなのかというのは、私の勉強不足で理解していない部分があるので、一概に今までがどうですよということまでの発言は今の段階でできませんけれども、基本的には、例えば、今はどこでもそうですけれど、地震が来た場合については、全町が一遍に被災することを想定すると、全員をきちんと受け入れる形というのは必要だというふうな認識は持っております。
質問 9番 藤原公一
ありがとうございます。今回行われる美幌町総合防災訓練の中で、300人というのは少ない規模で行われるのだと認識しております。先ほどお聞きしました4地区に分けての平均で250名から270名という中で、今回せっかく美幌町でやるのですから、もっと大きい規模で、農村地域も含めた防災訓練が必要ではないかなというふうに認識しております。1番大事なのが、昨年のブラックアウトの教訓をどのようにしていくのかというのが今回大事になってくると思うのですけれども、どのように反映していくのかお聞かせください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
昨年のブラックアウト状態で考えたときに、情報の伝達手段がなくなるというのが1番大きな課題であろうと考えてございます。情報伝達をどうするかということについては、いろいろな形の伝達方法が考えられるということで、前の議会の中で答弁もさせていただいたのですが、人的な伝達もやっていかなければいけないだろうというふうに考えていますし、もう一つは広報車でどこまでできるかということについては、今年度は4方向のスピーカーを導入して、それがどの程度まで情報として広がっていくのかという試験もやってみたいというふうに考えて、今、購入の手続を進めているところでございますけれども、あらゆる情報伝達の方法を考えていこうと思っています。多分、情報としては、電気を使わない、あるいは電池により情報伝達ができるという手法がとれれば、間違いなく1番伝達できるのだろうということで、好評ではなかったですけれども、手動式のラジオも配布させていただきました。これはなかなか稼働しなかったということで、それぞれ各家庭において、ラジオ等について御購入をいただければということでお願いをしておりますけれども、間違いなくラジオを備えつけていただくということが情報としては1番早く伝わる方法なのかなと。ただそれが、ラジオ局が放送していただけるかどうかという、部分的な被害であれば、なかなか難しいということもあろうかというふうに思います。藤原議員の質問の中にありました緊急災害のときの無線局のことも考えなければいけないかなというふうに考えてございます。ただ、これは北海道に1局しかないということがあって、恐らく札幌市に配置されているのだろうと思いますので、仮にそこまで行って、持ってきて、それからシステムを立ててということになれば、その時間的なロスはどうなのかということも含めていろいろ考えた中で、情報伝達をどうしていくかということについては多角的に考えていくということを進めていかなければいけないかなというふうに考えてございます。1番の課題は、やはり情報の伝達をいかに正確に早くするかということだろうというふうに認識をしております。
質問 9番 藤原公一
私も災害放送局のことについて調べたのですけれど、今、総務部長がおっしゃったとおり、北海道に1台しか配備されていないことなので、1番被害の大きいところに放送局が行かれることと思います。そこで、私がもう一つ思っているのが、今は網走市とか、北見市とかで地域コミュニティーFMが災害時のときに緊急に放送開始できるということを新聞記事で拝見いたしました。美幌町としては、1番近い北見市のコミュニティーFMと連携しながら、情報共有できる手段としてお考えはないのか、お伺いします。
答弁 町長 平野浩司
総務部長のほうから、情報の伝達方法をどうするかという話をさせていただきました。その中でいけば、ラジオが非常に有効である。さらに言いますと、災害時臨時災害放送局というものが1番有効でありますし、実際には大震災のときにはかなりの数が機能していたという状況であります。どこかから借りるということであれば、設備的には道内に1台しかないというような話ではありますけれども、今、藤原議員がおっしゃったコミュニティー放送局を何とかできないのかなというふうな思いはあります。実際には、この辺であれば北見市がやっていますし、網走市もやり始めました。それから、法律がかわって、意外と制約、条件が厳しくなくて、開設することが可能だというような話を聞いております。そういう意味では、何とかそういう日常的な形でやれないかということであります。今回、大震災の中で、一つの臨時災害放送局の移行の仕方とすれば2通りがあって、一つは、当時、国が躍起になってそういう機材を集めて投入した部分と、従来のコミュニティー放送局がそれを移行したというような形の2パターンで、それはかなり有効的なものだというふうに思っています。ですから、今回の厚真町においても、そういうような形で放送局を開設してやったという実態が報告されておりますので、ぜひそういう形を研究していければいいかなというふうには思っております。
質問 9番 藤原公一
災害訓練というのは、これでいいというものは一つもないと思われます。先ほども言いましたけれども、1番は昨年の胆振東部地震のことを忘れないで、風化させないということと認識いたします。今回の訓練のあり方としては、避難所まで逃げることが大事だという前提のもとで行われるというふうに先ほどもおっしゃっておりましたけれども、質問しましたとおり、季節や時間、曜日、災害はいつ、何時に発生してくださいなんていうことは言えないものですから、いろいろな方法の避難方法が考えられると思います。今回の災害訓練において、逃げるだけが避難訓練ではなくて、平時から我が家の避難訓練というのも大事だと思っております。自主訓練で家族で話し合って、食料の確保3日分ですとか、先ほど言いました乾電池、懐中電灯があるかとか、そういうような点検もしていただければいいと思っております。我が家から避難所まで行く経路の中で、この先にブロック塀があるから倒れたらこの道が使えなくなる。だから違うルートで逃げようとか、日ごろ仕事をしてる両親であれば、子供が1人で家にいたときは近所のあの家に逃げなさいとか、そういうような方法が必要だと思われます。日ごろからの話し合いというのが大事になってくると、防災訓練では思っております。ホームページ上でも、我が家の防災マニュアルというページもありますので、そういうものを利用しながら、防災意識を高めることも重要だと私は思っております。行政側としては、このこともしっかり訴えていただければと思っております。5月30日に北海道で行いました胆振東部地震の説明会、私も札幌市で行われたものに参加してきたのですけれども、穂別町で災害が来る1日前に避難訓練を行ったおかげで、大多数の方が混乱しないで済んだということもあります。先ほどお話の中にありました防災訓練の中で、避難の人数を300人しか想定していないというのはどうかなと思いますけれども、先ほど言いました自主訓練の部分でも大事になってくると思いますので、美幌町の広報としても、この自主防災マニュアルを載せてはどうかと思いますが、その辺、お考えないでしょうか、お聞かせください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
ことし初めて全町的な総合防災訓練を実施するということで、議員おっしゃるとおり、多くの町民の方々が参加をいただけるということが1番望ましいだろうというふうに考えてございます。今の300名という想定は、数がいいかどうかは別として、三つの避難所を開設するということで、1避難所100名程度の受け入れということで300名を想定させていただいているところでございます。避難経路の確保ですとか、あるいは、避難の仕方、受け入れの仕方を含めてやるときに、幾つの避難所が訓練として開設できるのかというところが参加者の人数で大きく左右されるところだろうというふうに考えてございます。ことしは3カ所ということで計画しておりますけれども、これは隔年の開催になりますが、その中で人数を広げていく、あるいは、いろいろな形の災害を想定した中で、違った災害訓練を実施していく、それから夜間、あるいは冬期間含めて、24時間、季節も問わずいつ災害が起こるかわからないので、それらを想定した災害の訓練をどうしていくかということについて、今後とも検討しながら、多くの町民の方が実際に体験をしていただくという形の訓練を実施していきたいと考えてございます。また、これはいろんな形で議員の意見もお伺いしながら進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 藤原公一
今回行われる美幌町総合防災訓練、本当に有意義な、町民一人一人が防災意識を高めるような行動ができるように御検討くださればと思います。それでは、最後の質問に入りたいと思います。海外の研修の部分で、質問させていただきます。国土交通省、観光庁で出しております訪日外国人旅行者の安全確保のための手引きの中に、平成25年には全国で外国旅行者は1,000万人を達成し、2020年にはオリパラ東京大会に向けてさらに多くなると推測されております。また、支援体制の整備の中には、自治体や関係機関等、外国人旅行者を含め、対応の通訳ボランティアの人材情報の共有化や人材の相互派遣などができる体制をあらかじめ構築するとあります。海外観光客の受け入れ体制について、海外の方の1番の不安は避難所に避難してからの言葉の壁や団体生活ができないのが1番の課題だと察します。そこで、先ほど質問いたしました、通訳ボランティアの方の存在であります。美幌町としては、そのような方をどこまで把握して呼びかけているのかお教えください。
答弁 防災危機管理主幹 河端勲
ただいまの通訳ボランティアの件でございますが、今のところ、本町といたしましては把握はしていないというのが現状でございます。
質問 9番 藤原公一
今、テレビ、ニュースとかでもやっていますけれども、多言語通訳機というのがあります。そういうものを使いながら、そういうような導入の計画はないのかお聞きしたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
災害が発生したときにきちんと逃げていただく、避難していただくということについては、やはり言葉が通じないといけないということだというふうに思っております。先ほど主幹から答弁をいたしましたが、通訳ボランティアについては把握をしてないということでいけば、こういった多言語の音声翻訳といったものを使っていくということも必要だろうというふうに考えてございます。これがどの程度の準備をすればいいのかというのはまた別な問題としてございますけれども、基本的には研修で来られている方については、それぞれの職場、そして居住地単位で対応していただくことが1番望ましいというふうに考えておりますので、そういった職場、あるいは居住地のほうにもきちんと理解をいただきながら、説明に上がるということも必要だろうというふうに考えております。一方、観光客については、こういった音声翻訳をどうしていくかということについて検討していきたいというふうに考えてございます。
質問 9番 藤原公一
先ほどの、海外の方の避難所への受け入れという部分でいけば、本当にそういうものが必要になってくると思います。事例なんですけれども、東京都台東区のお話なのですけれども、外国人旅行客に向けて、避難誘導するとき、どこへ避難するのか一目でわかるように4カ国語、5言語で記載された指さしフリップボードというのを作成しているようであります。また、1番大事なのは、SNSを利用して多言語発信している市町村もあるようです。美幌町としてはそのような取り組みはないのかお教えください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
そういう発信はしてございません。
質問 9番 藤原公一
今後そのような計画はないのでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
先ほども答弁させていただきましたけれども、有事の際、言葉が通じないというのが避難する上では1番支障になり、避難所の中でも言葉が通じないということがストレスになるということからいけば、コミュニケーションをとるということは非常に大事なことだというふうに考えてございます。そういった意味からいけば、そういった方たちが、美幌町内に研修生として、どこの国の方がどの程度いるのかということも含めて調査をした中で、どういった対応ができるか、それぞれの受け入れ職場とも協議させていただきたいというふうに考えていますし、また、観光客向けのアプリについては、恐らく、大きな避難所での受け入れということになると考えていますので、それらの避難所についての配置をどうするかを含めて検討させていただきたいというふうに考えてございます。
質問 9番 藤原公一
先ほどの質問に戻ってしまうのですけれども、今、海外の方がいっぱいおられる中で、領事館との連携が必要になるときも場合によってはあると思います。そのような体制は整っているのかお聞かせください。
答弁 防災危機管理主幹 河端勲
現在、美幌町には議員おっしゃるとおり52名の技能実習生の方がいらっしゃいます。特段、今のところ、本町と領事館との連絡体制というのは取らせていただいていないですけれども、万が一、発災した場合につきましては、先ほどの答弁にもありましたように、事業所の方との連携を密にして、まず、実習生の皆さんの身の安全を図るということで考えていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 藤原公一
海外の方の不安を取り除くというのが1番大事だと思いますので、その辺をしっかりと進めていただければと思います。先ほどもお話しいたしました、本年5月30日、北海道主催の平成30年度北海道胆振東部地震と北海道の今後の災害発生リスクから学ぶシンポジウムに参加させていただきました。北海道教育大学札幌校の佐々木貴子教授の話でも自助と共助の意識を徹底するため、支援、防災、災害対策の強化に向けた対応の話が種々ありました。職員等の防災意識や災害対応能力の向上のための研修や、実践的な訓練の実施が必要と言われておりました。何度も御答弁の中にありましたけれども、災害はいつやって来るかわかりません。今まで美幌町は災害が少ないから大丈夫という思い込みが1番危ないとも言われております。海外観光客、海外研修生も含め、孤立させないで、不安の少ない対応を今後とも検討し、東北支援に行かれた職員の方の意見も参考にしながら、ぜひ災害に強いまちづくりを推進していただきたいと念願し、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。