美幌町議会 平成29年第5回定例会 2017年9月19日
(1)町長の政治姿勢について/(2)教育行政について
2017年9月19日、美幌町議会の一般質問で、坂田美栄子議員が「町長の政治姿勢について」「教育行政について」について質問し、町長 土谷耕治、教育長 平野浩司が答弁しました。
- 質問者
- 坂田美栄子 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、教育長 平野浩司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 坂田美栄子
私からは、まず一つ目に、町長の政治姿勢についてということと、二つ目に、教育行政についてということで、2項目質問をさせていただきます。まず、町長の政治姿勢についてから質問させていただきます。学校教育に対する首長のリーダーシップについてということですが、平成28年度から教育委員会制度が改正されまして、首長は教育行政大綱の作成や総合教育会議の主宰者となり、教育行政に一層関与することが求められており、首長のリーダーシップに期待するものでございます。美幌町の3小学校、2中学校は、それぞれ独自の特徴を持ち取り組まれておりますが、未来を担う子供たちの健やかな成長のために、美幌ならではの教育のあり方や環境の充実が求められております。町長の学校教育に対する考え方をお示ししていただきたいと思います。二つ目の教育行政について、まず、学校司書の配置についてということでお伺いをいたします。学校司書の配置につきましては、何度か質問させていただいておりますが、御答弁では、各学校に学校司書を配置することは財政的に厳しい状況にある。図書館との連携により学校巡回し、学校司書の役割を担っていく。小学校3校、中学校2校を巡回し、学校図書館の運営や選書、授業で使用する図書や資料などの貸し出し等を行っているとありました。1年が経過しましたが、本来の学校司書の役割が果たされているのか、現状と課題をどのように認識され、対応されているのかをお聞かせいただきたいと思います。次に、教育環境の整備についてですが、子供たちが快適で安心して学ぶことができる良好な学習環境を維持するため、学校施設等の整備を計画的に組まれていることについては十分理解をしているところでございます。ただ、児童生徒数の減少に伴い、教員数も減少する中、子供一人一人の習熟度に応じたきめ細やかな対応がしづらくなっている状況や学校によって教材の使い方などの対応に違いが生じていることから、町内小中学校5校の連携した取り組みが必要と考えますが、考え方をお聞かせいただきたいと思います。以上、2項目についてよろしくお願いします。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
坂田議員の質問にお答えをいたしたいと思います。2の教育行政については、後ほど教育委員会のほうから答弁をさせていただきたいと思います。町長の政治姿勢について。学校教育に対する首長のリーダーシップについてでありますが、美幌町における教育については、教育の総合的な政策の方針として、美幌町総合教育会議において平成28年1月に策定した美幌町教育大綱に基づき、子供たちが生き生きと学び育つことができる施策を推進しているところであり、学校教育においては、確かな学力を育む学力向上と教育環境の充実に向けた取り組みを進めたいと考えているところであります。学力向上としては、小学校の全学年で35人学級を実施し、きめ細やかな学習指導を行っているほか、期限付教諭や教育支援員を配置するとともに、特別支援介助員を配置するなど、子供の教育ニーズに応じた支援、充実を図っているところであります。また、学校施設や教材の整備を積極的に進めるとともに、パソコンや実物投影機などのICT機器を計画的に配置し、学習環境の充実も図っているところであります。今後におきましても、美幌町教育目標を目指す姿と位置づけ、教育委員会と相互の連携を図りながら、その実現を目指してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたしたいと思います。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
坂田議員の御質問に答弁させていただきます。初めに、学校司書の配置についてですが、本町では、町の図書館との連携により、学校図書館の運営管理を補完するという観点から、図書館司書の学校訪問により、学校図書館の運営や選書などのほか、簡易な学校図書館の電算システムの導入支援、各学校における学級文庫、授業で使用する図書や資料の貸し出しなども行っているところであります。また、学校司書の配置に当たっては、司書資格、司書教諭資格などの有資格者が望ましいことや、財政的な観点から、町の図書館との連携を基本としてきたところであります。しかしながら、次期学習指導要領で学校図書館の重要性が示されたこと、昨年10月に文部科学省で学校図書館ガイドラインが定められ、望ましいあり方が示されたことから、学校図書館の整備充実を図る必要があると認識しているところであります。今後の学校図書館の運営に当たっては、学校の管理職、司書教諭、一般教員がお互いに連携して進めていくものであり、それぞれの役割を十分に協議しながら運営をしてまいりますが、学校司書の配置につきましては、財政状況も勘案しながら検討してまいりたいと考えております。次に、教育環境の整備について、教育環境の整備充実につきましては、良好な学習環境を維持するため、学校施設などの整備を計画的に進めているところです。しかしながら、児童生徒の減少に伴い、クラス数、教員数も減少している状況にあります。この状況に対応するため、少人数指導、児童生徒支援を行うため、北海道から教員加配を受けていることや、町独自で算数科、国語科の習熟度別授業を取り組むため、各小学校に教育支援員の配置を行い、きめ細かな指導を行っております。さらに、昨年から実施しております授業改善推進チーム活用事業により、各小学校に1名ずつ授業改善推進教員を配置する中で、学習環境の充実に努めているところであります。環境整備についてですが、教員支援のため印刷使用が競合しないよう、各校協議の上、十分ではありませんが、複合印刷機導入や台数増を図っており、環境改善に努めているところであります。今後におきましても、引き続き児童生徒が快適で安心して学べる良好な学習環境の整備充実を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁させていただきましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 9番 坂田美栄子
再度質問をさせていただきますが、まず最初に、学校教育に対する首長のリーダーシップについてから質問をさせていただきます。御答弁いただきましたように、確かに教育予算としては、年々増額となっております。特別支援介助員の配置や教育ニーズに対応した支援、ICT機器も計画的に設置され、学習環境が充実されてきていることは十分理解しているところでございます。ただ、学校現場で実際に利用している学習に関する予算措置についてですが、児童生徒が学習時に使用する教材の一部でありますが、模造紙であったり、色画用紙であったり、折り紙、丸つけのボールペンなど、実際、毎日使うものについては全く予算がないと言われております。学習で使うものであっても、全部教員自腹で準備されていることは御存じないと認識していますが、ただ、学級ごとで使うものについては、やはり予算措置をする必要があるのではないかと考えているところです。例えば、学級ごとに使うドリルとか、夏休み、冬休みの問題集についても、父母に負担を求めることが難しい場合もあり、教員が印刷しながら使用している状況はあります。そうなりますと、1台のプリントフリーではなかなか対応が難しい状況ではないかと考えられます。日常使用する教材の購入、そういう予算についても、やはり町長のリーダーシップで予算措置をきちんとするべきではないかと考えます。それから、地方から転入される教員の方々は、美幌に来て一番先に驚くのは、教材費の予算がないということです。このことは、全教員の共通した認識のようです。毎年、予算要求をしておりますが、現実には何も変わっていません。町長として、ハード面だけではなく、子供たちが使用する教材の予算についても、子供たちが学習しやすい環境にするためにも、町長の権限であるリーダーシップをしっかり発揮していただきたい。そのような思いで今回質問をさせていただきましたが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
リーダーシップというようなことで、私は子供たちが生き生きとして心身ともに健全に育っていただくというようなことを主眼に置いて、教育行政を教育委員会と一緒になって進めていくというようなことで一昨年に法律が変わって、そのときに思ったことでございます。ただいまの教材費が足りないということでありますけれども、これについては、後ほど教育委員会から答弁があると思います。私は今初めて聞きまして、驚いておりますけれども、そのようなことはないだろうと思っておりましたので、残念な気持ちでもあります。このことについては、後ほど教育委員会から答弁をさせていただきたいと思います。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
町長に質問をいただいたわけですけれども、その中で、教材費の予算がないという話については、正直言って、町長には全くそういう説明はしておりません。今まで教育費の中については、坂田議員も最初におっしゃっていましたとおり、私は手厚く予算配置をしていただいているという理解をしております。そういった中で、先生方が教材費の予算がないという認識をされているのであれば、私がそのことをきちんと町長に伝えていないからだと私は理解していますし、私自身としては先生方に教材予算がないような状況であるということは、満たされる状況ではないと認識していますけれども、全くなくて本当に困っているという認識ではないということで、町長がそういうことを知っていて予算を削っているということでは全くございませんので、それだけはお話しさせていただきたいと思います。
再質問 9番 坂田美栄子
教育長にはこの後で質問をさせていただこうと思っていたのですが、私としては、町長が認識されていないということは私も知った上で今回質問をさせていただいております。というのは、町長の権限として、やはり教育費にはもう少し、特にハード面もそうですが、ソフト面についても予算をきちんと出していただきたいという思いがあったからこそ、今回質問をさせていただいたということなので、教育長にはまた別なところで改めて質問をさせていただきたかったなと思っていました。今回、教育長に答弁していただきましたので、そのことについては後で少々質問をさせていただきたいと思います。そういう意味で、今回、町長のリーダーシップという意味では、教育のほうにも少し耳を傾けていただいて、知る必要はないかもしれませんが、美幌の学校現場、教育の状況はこういうことなのだということを理解していただきたいという思いで、今回質問をさせていただきましたので、知らないことについては、私のほうが認識不足だったのかもしれませんが、ぜひ、美幌の教育、町長なりの新たな美幌ならではの取り組みというものを考えていただきたいという思いも含めて、今回質問をさせていただきました。というのは、町長も教育にかかわる権限が強化されたという意味で、理解をしていただきたいと思いますので、今後、教育に関して、新たに美幌町の教育について、こういうことをやってみたい、こういう思いがあるということがありましたら、お示ししていただければと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
私は権限がどうのこうのという以前から、やはり美幌の教育については、教育委員会と一緒になってやってきたつもりでおります。それがだめであるというような評価であると、これはまた改めて考え直して、美幌の子供たちのために、しっかりとした対応を考えていかなければいけないと、そのように思っているところであります。それで、私がこの教育改革によって、教育委員会への権限が増す中、やはり総合的な教育の大綱を定めましたけれども、その中でも言っているのですが、美幌町の教育の目指す姿として人間性豊かな教育を目指してというようなことから始まりまして、大綱の基本目標としては、夢を育む体験、温かい人間をつくるまちづくりというようなことであります。具体的にはどういうことをするのですかということでありますけれども、大綱の基本方針にありますように、9項目挙げております。そのうちの二つだけ紹介させていただきたいと思いますが、健やかな体を育成する教育の推進ということと、豊かな心を育成する教育の推進というこの二つを、9項目ある中の具体的な項目としてこの二つのことが全ての学校教育のベースになるものだと思っていますので、こうした取り組みをしっかりとやっていきたいと、そのように思っております。それで、教材費の話は、これは言ってみれば、教育委員会の予算の要求の仕方がいろいろあると思いますので、その辺についてはより教育委員会とすり合わせをしっかりしながら進めてまいりたいと思っていますので、御理解のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。
再質問 9番 坂田美栄子
今までやっていた教育について悪いということを私は思っておりません。ただ、何度も言いましたけれども、町長のリーダーシップが強化されたという意味で、もう少し町長のリーダーシップ的なことを前面に出していったらいいのではないかという思いを込めて、今回質問をさせていただきましたし、今までどおり教育長との連携はやっていただきたいと思っておりますので、余り誤解のないように受け取っていただきたいと思います。今、町長が答弁されたような、町長の思いというのはわかりましたが、形になるようなことで進めていただければと思っておりますので、そのことについては期待をしていきたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
私に権限があるということで、例えば教育長の罷免ですとか、そういった権限はあるのですけれども、いかんせん権限移譲になってから2年ちょっとしかたっていないので、なかなかリーダーシップを発揮できない部分はあると思いますけれども、もう少し長い目で見ていただければと思っておりますので、どうかよろしくお願いをいたしたいと思います。
再質問 9番 坂田美栄子
今後、期待をしたいと思います。次に、学校司書の配置について、再度質問させていただきますが、前回の答弁から図書館司書の学校訪問により、連携することで効果を期待しておりましたけれども、月1回の学校訪問のみではなかなか十分な体制ではないのではないかと思っています。1年目の後半からは、連絡しなければ訪問していただけないという状況がありまして、調べ学習もなかなかできない状況にあると認識しておりますが、教育長として、その点どのように認識されていたのか、まずはお聞かせいただきたいのが一つ。もう一つは、昨年12月に文科省で学校図書館ガイドラインを定められましたけれども、今後の学校司書についてどのように考えておられるのか。司書教諭の資格を持つ教員の配置を考えておられるのかもしれませんが、教員不足、それから長時間労働を強いられている教員も役割を担っていただくことを考えておられるのか、そこら辺のことについてもお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
学校図書館の充実につきましては、当初、正直な話をさせていただければ、学校図書館のために人員配置というのはなかなか難しい中で、それまで図書館司書が学級文庫の本の選書とかいろいろな意味で学校にかかわっておりました。それから、今それぞれの学校にいろいろお話をさせていただいていますけれども、学校図書館の充実、要はきちんと整備をしてほしいということ、それから整備だけではなくて、子供たちがいつでも見られるような本の並び、デコレートというか、そういうことを望んで図書館司書のノウハウをという考え方で坂田議員の御質問に対して答えております。ただ、現実として、例えば図書館司書の改正がなかなか人数の問題でかなわなかったり、また図書館司書をふやして学校にかかわってもらおうとか、そういう試みをしたのですけれども、今の実態としては、なかなかうまくいかず坂田議員が指摘した形としての状況であります。全く学校図書館の充実についてどこかに置いていたという気はありません。それを充実するために常に頭の中にはあるという話であります。そういった中でやっていたのですけれども、なかなかそうなっていないというのが御指摘のとおりだと思っています。それから、今回ガイドラインが出た中で、司書教諭、学校司書という部分の中で、学校司書については特別どういう資格かということは言っていないのですけれども、やはり本にきちんと精通して、ある程度知識を持っていなくてはいけないということは前から言われていたことなので、一番望ましいのは教員の免許というよりも、司書の資格を持っている方が一番望ましいという思いは今でもあります。ただ、その方をきちんと確保できるかどうかというのは非常に難しい状況であることも確かであります。そういった中で、そういう人を確保することがいつも問題になっていて、予算的には、結構町長は考えてくれるのですが、現実的にそういう人を確保できるのかということになり、いつも最終的な悩みのところは多くて、そういう人を確保できずに今まできているのが実態であります。ですから、気持ちとしては、今回ガイドラインとか、次期指導要領のことを考えますと、やはり学校の中で学校図書館をどう使っていくかということは当然司書教諭がきちんとやる話であって、学校図書館という機能をどう生かして、先生方に協力していけるかという部分でいけば、やはりある程度専門的な知識がないと、利用者のバランスといいますか、やりとりは難しいかと思っております。
再質問 9番 坂田美栄子
学校図書館とすれば、やはり週1回は最低でも来ていただいて、選書も含めて、子供たちにアドバイスなりしていただきたいのと、それから調べ学習のときに利用したくても、今の状況では全く利用できないという状況がありますので、例えば財政的に難しいと言われておりますけれども、今は3小学校、2中学校ですから、その5校の中で1人専門の学校司書が誕生できれば、図書館との連携でうまくできるのではないかと私は勝手に思っています。それも一つの方法ではないかと思っています。どちらかといえば、図書館離れが今は多いので、そういう子供たちにうまく利用してもらうにはそういう方法も一つの選択肢ではないかと考えているところなのですが、それも難しい状況なのでしょうか。その点についてはいかがですか。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
予算が伴うので今ここでという話ではないのですけれども、私の思いとしては、まさに今坂田議員がおっしゃったような考え方は、29年度当初から考えております。実際に、近隣ともいろいろ相談をした中で、具体的にそういう手法をとっているところがあって、網走市、斜里町がとっているのです。そして、たまたま教員の方で、パートというわけではないですけれども、日中時間を提供できるという方がいて、そういう方を例えば週に2回なり通って、学校の図書館をきちんと整理をしたり、子供たちと一緒に本の貸し借りをしたり、場合によっては選書の部分の中で子供たちが借りやすいように平面的に並べたり、そういうことをやっているのです。ですから、私どももそれを望むというか、頭の中にあって、次年度ということは30年度の部分についてなので、それを具体的に、現実的にできるかできないかということの検討を今はしていますし、またそれをきちんとまとめた段階で、町長としっかりとお話をして、向き合わせていただきたいというようなことは思っております。
再質問 9番 坂田美栄子
今、教育長の答弁にありましたように、今は小学校も中学校もそういうような形でおりますし、高校についても学校司書という形で取り入れているところもあります。現在、美幌の小学校、中学校では、先生方もなかなか人数的に少ないので、図書司書の仕事を担任が持ちながらやるということは非常に難しいという話も聞いておりますので、そこら辺のことも考えていただいて、今後対応していただければと思います。先ほど、町長からも教育長と連携してというお話がありましたので、ぜひその点については、今後の取り組みについて期待をしたいと思います。次に、教育環境の整備ということで再度質問をさせていただきます。先ほど、町長の政治姿勢の中でも質問させていただきましたが、良好な学習環境を維持するために計画的に進められていることについては、一定の理解をしております。ただ、何回もしつこく言っておりますけれども、教材費の予算については、今後どのような形で実際に予算づけされるのか期待をするところです。それが1点です。それから二つ目に、町単独で算数、国語科の学力向上に向けての習熟度別事業に取り組まれていることについては、評価を申し上げたいと思います。ただ、毎年、残念なことですが、何らかの障がいを持たれて入学されている子がふえている状況も、御理解をいただきたいと思います。その子たちにも、最低限ともに学べる環境、それから、障がいを持っていなくても、理解力の遅い子も中にはいると思います。そういう子供たちのためにも、きめ細かな指導を願うものであります。介助員、それから支援員の配置については、十分満たされたとは言えていないと思いますが、今後の考え方について、示していただけるものがありましたらお示しいただきたいと思います。それが二つ目です。まだあと2点あります。全国的に教員不足のところが出てきております。授業のできない学校もふえてきています。その背景には、免許保有者の不足です。例えば、体育、技術、美術といった専門知識保有者の減少が問われています。美幌も児童生徒の減少に伴って、教員数も減少しているため、用途に対応できない状況にありますが、今後どのように対応されていくのか、お示しできるものがありましたらお示しいただきたいと思います。最後、四つ目ですが、環境の整備について何点かあります。一つには、印刷時間を短縮するために、どのような方法を考えておられるのか。それから、校舎内の電球が切れてもなかなか取りかえてもらえず、薄暗い中で授業することも多々あるようです。それから、特別支援教室は人口密度が薄いため、暖房費が節約されると冬季間はコートも脱げず、マスクをしたままで授業を受けることがたびたびあると言われております。子供たちが楽しく学習できる環境整備をする必要があると思いますが、以上のことについて答弁できるものがありましたら答弁していただきたいと思います。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
順番にお話をさせていただきたいと思います。まず1点目、教材費の対応ということで、先ほど町長に質問していただいた時の続きになりますけれども、私としては、教材費が足りないという認識は正直余りしていないのです。では、なぜ学校との隔たりがあるかということを今考えますと、聞き取りというのは、校長、教頭から、私どもの担当が聞き取りをしているということであります。その聞き取りの際に、学校としての優先順位の部分の認識で校長先生が言われるものと、私どもの受け取り方というのは一致するのですけれども、学校から上げている分についての教材費はどうなのかいうようなことの配慮もしてあげなくてはいけないかと思っております。毎年新任の先生がいて、美幌では全員の先生方と面談ができないということで、新任の先生については、2年間で大体6カ月に1回懇談させていただいています。その中で、2年目の先生からいろいろな教材の資料をなかなか買ってもらえないという話がありました。ですから、私どもとすれば予算はあるので、やはり学校の運用の仕方に問題があるというところもありますので、この辺は、美幌に来たら教材も買ってもらえないということを先生方に言われないように、しっかりと対応したいというように思っております。それから、2点目の特別支援の関係で、特別支援と、それから普通学級にいながら、どうしても介助が必要な部分の対応であります。この辺は、そういう相談を学校から受けたときに、しっかり教育部長なり、学校教育主幹が見て、学校と協議しながら新たに増員しなければならないときには、きちんと町長部局と相談をして、私はきちんと対応していただいていると思っています。今後もそれでは不十分だという部分については、単純にふやすだけにはなりませんけれども、学校の実態を見た中できちんと支援をしていきたいと思っております。それから、3番目の免許保有者の減少ということで、どちらかというと、中学校が非常に困っているのです。主要科目については、免許を持っている人でないとだめだということで、昨年度については町長の特別な判断で、美幌中学校が1教科に2人の先生が確保できないということで、町単独で1名ふやしていただいて、主要5科目については2人体制をつくらせていただいたということであります。今、主要5科目以外の部分については、免許外の科目を教えられるというのは、今は残念ながら一つしかなかなか教えられないのです。それは、美幌町がどうかということよりも、これは今管内の教育長たちとも話しているのですけれども、やはりオホーツク全体でそういう先生が足りない分をどうするかということをきちんと協議しましょうということで、これは何らかの方法、答えを出そうということで、今教育長部会で進めております。ですから、その辺の対応についてはしっかりと北海道教育局と話した中で、何とか地域の要望というか、現実な対応としてこういうことをさせてほしいということを、教育長たちとしっかりスクラムを組んで伝えていきたいと思っています。それから4番目の、最初に言われた印刷の部分については、いろいろと機械もかえてきて、先ほども複合印刷機導入や台数増などについて答弁しました。この辺は、やはり実態として先生方にきちんと向き合うという姿勢は崩しておりませんので、その改善は図っていけるというように思っています。その後の校舎の電球とか、特別支援の暖房とかについては、論外な話です。論外とは何かと言いますと、やはり電球が切れたら学校の用務の人間がいるし、そういうものはやはり校長なりがかえてくださいと指示をする、その前に校長なり教頭なりがきちんと学校のクラスを回りなさいということで実際に回っていますので、それはもうやっていて当たり前だという認識なのです。今回こういう話を受けたのは、私はちょっと悲しいです。そういう質問があったこと、それから、ましてや特別支援の暖房を調整して暖房料を下げるというのは論外の話だと思っています。絶対そういうことがないように、私から再度、きちんと校長なりに指導していきたいと思います。漏れているものがあれば、また御指摘をいただければと思います。
再質問 9番 坂田美栄子
教材費については、今、4点について質問させていただき、答弁もいただきました。私は、今の答弁で理解するものもたくさんあります。そこで、教材費のほうについては、きっと学校内で確認して、そのあと校長から上にきっと上がっていないのではないかというのが私の理解だったのですが、やはりそういうところもきちんと校長会なりで話を出していただいて、上部組織にきちんと予算組みをしていただくということが理想的だと思っております。その点についても、しっかり下部組織におろしていただければと思っておりますので、その点は理解をいたしました。それと、介助員、支援員の配置についても、各学校の予算書を見ると、たくさん配置されているとは思うのですけれども、毎年のように1クラスに2人から3人ぐらいの支援を必要とする子供たちがいると聞いておりますので、授業もなかなか進んでいかないというような状況にもありますので、今後、そういう要望があったときには、きちんと対応をしていただきたいという思いで質問をさせていただきました。それから3点目の教員不足については、これは全国組織で全国的に専門知識を持つ教員が減ってきているということで、今、教育長の答弁にもありましたように、オホーツク管内でそういう話し合いが出ていて、それによって対応していただけるということであれば、それはそれで今後期待をしていきたいと思っています。授業ができない状況にならないように取り組んでいただければと思っています。最後の話は論外と言われ、大変細かい話で申しわけないと思っているのですが、ただ、先生方、子供たちにとって、こういうことで授業ができないということになると、どういう対応をされているのかという思いがありましたので質問をさせていただきましたので、その点については全部御理解をいただいて、前向きに取り組んでいただけるということでありますので、改善できることを期待して、質問を終わらせていただきたいと思います。
答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)
ただいまいろいろな御質問をしていただきました。その中で、きちんと校長、それから教頭、先生方と丁寧に向き合っていきたいと思っています。それは、私だけではなく、ふだんから私どもスタッフもきちんと向き合っていただいていると思っていますし、これからも、この先の美幌の基礎を築く子供たちのために努力していきたいと思います。