美深町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月11日
新規就農者の受入態勢の強化について
2023年9月11日、美深町議会の一般質問で、中瀬亮太議員が「新規就農者の受入態勢の強化について」質問し、町長 草野孝治が答弁しました。
- 質問者
- 中瀬亮太 議員
- 答弁者
- 町長 草野孝治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 中瀬亮太
それではこれより一般質問を始めさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。まずは項目 産業。件名につきましては、新規就農者の受入態勢の強化について質問させていただきます。美深町では新規就農者の多くが既存農家の居抜きでの就農が多くなっておりますが、今後は人口減少対策・基幹産業である美深農業の維持に向けた新規就農者の受入態勢の拡充が必須であると考えます。今後、畑地化支援の影響により土地が流動的となり、居抜きでの就農だけでは農地の引き受け手が不足し、耕作放棄地の増加が懸念されます。現在、施設野菜で高収益作物としてホワイトアスパラやフルーツトマトが挙げられますが、新たな受入態勢の1つとして施設野菜導入や取り組みに向けた支援をすることができないのか町長のお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 草野孝治
中瀬議員からご質問に対してご答弁申し上げます。担い手の育成・確保は持続ある美深農業を推進するためには最優先課題だと考えてございます。本町では農業関係団体で構成される美深町地域担い手育成総合支援協議会が組織されております。この協議会が中心となって新規就農者の受け入れと新規就農者や後継者が安心して就農できる環境整備を推進してございます。現在、美深町での新規就農は居抜きによる第三者継承を推奨してございます。これは、希望者が離農予定の継承元の農家等に実践的実習、研修に入り、研修後、農地や施設、機械等の特性を十分に理解した上で引き継ぐことにより就農当初から円滑に安定した経営ができるという大きなメリットがあるからでございます。新規就農者として国や町などから様々な支援を受けるためには、認定新規就農者となることが必須であり、美深町の農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想、基本構想に照らして適切であることが認められなければなりません。この基本構想による認定基準では、年間の目標所得や総労働時間の他、営農類型ごとに面積規模などの経営指標も定められております。現在、美深町では稲作、畑作、酪農畜産の3形態を中心に土地利用型作物に野菜などの収益性の高い作物を組み合わせた複合型の営農類型が主要となっております。ハウスによる施設野菜は、高収益作物でありますが、土地利用型作物を組み合わせて作物を分散することが農作物の出来・不出来のリスク回避や農地面積が広い美深町の特性や農地利用の面から重要だと考えております。またハウス整備については、これまでも町単独事業であるがんばる美深農業!新規就農者支援事業において、ハウス整備にかかる経費を支援しておりますので、ご承知おきいただきたいと思います。
質問 3番 中瀬亮太
現在の取り組みや町の支援というのは、私の方でも調べさせていただきながらお話しさせていただくのですが、現状、1つちょっと狭い範囲になるのですが、経営自立支援補助金につきましては、資金借入金5,000万円を上限とした美深町では4%の支給として行っている事業があると思うのですが、狭い範囲でいいますとJA管内で下川町では、5分の1ですね。中川町では3分の1と、そういった支援に対して手厚い補助もされていて、そこから園芸施設や機械に対しての支援にも繋がると思っておりますし、また現在、耕作放棄地の懸念があるとお話しさせていただいたのですが、JAの方でも麦稈施設の拡充を来年度計画されているということを聞いておりますので、当町におきましても、関係機関や地域等、ともにコントラ事業などの作業、受委託、組織の支援等々を進めることで、新規就農者でも大畑や麦とかの作付けを使いながら収益を確保するようなシステムや取り組みを行えるのではないかと考えているので、新規就農者だけではありませんが、新規就農者の受入態勢の拡充というのは、是非とも拡充することに対して検討していただきたいなと考えております。よろしくお願いします。
答弁 町長 草野孝治
美深町の新規就農者の支援条例については、この適用、平成8年第1号の方が就農されて、これまで昨年度まで16戸の農家さんが新規就農をされているところでございます。そのほとんどが第三者継承というようなことでご承知おきいただければなと思います。そのうち、2件ほどは施設園芸等も合わせてやられているのかなと思っているところでございます。この条例は、全道・全国的にも先進的な条例かなと思っております。それで、16件ですけれども、本当にご家族含めて移住されておりまして、当時就農時の家族数を累計しますと、70人以上の方が、16件のうちで70人以上の家族が美深に移住されたというようなそういった状況かなと思います。また先ほどお話がございました部分、麦等のコントラ事業を含めたという部分がございますけれども、本当に美深のまち、いずれにしましても土地利用型、これがうちのまちの基本となってございます。JA管内でも下川町さんは特に施設園芸、こちらを重点的に支援しているというようなことで、一種の住み分けではないですけれども、私が農業を担当していた時には、新規就農の相談で施設園芸を希望するという方がいましたら、農協さんと調整して下川町さんの方を紹介したりですとか、土地利用型を希望していれば美深ですとか、そういった方を就農先等で調整してきた経過もございます。それぞれの町の農業の形態等々によって新規就農の在り方も特色持ってやること必要かなと思ってございます。なかなか近年、馬鈴薯ですとか、てん菜、そして麦等の面積も減ってきているのかなという風に思っていますので、そういう美深農業の基本となります土地利用型、輪作体系維持していくということがやはり大切かなという風に思いますけれども、元々施設園芸については、所得補完というような形で町の方も農協さんと相談しながらハウス野菜の振興事業、施設の支援も過去に相当してきた経過もございます。今、お話がございました麦作、麦等も自らではなくて、そういったコントラ事業等含めた部分も考えられるというご質問もございました。引き続き地域担い手育成総合支援協議会と農業関係組織の方でご協議いただければ有難いのかなという風に思っております。またJAの麦稈施設の拡充ということで、これどちらの施設のことを指されているのか、私まだお話を承知していませんので、その辺につきましてはお答えし兼ねるのかなという風に思いますけれども。それぞれのまち、それぞれの地域にあった新規就農者の支援制度を持っているということでご理解もいただければなという風に思います。
質問 3番 中瀬亮太
ありがとうございました。今後とも協議会をとおしながら前向きに検討していただければ幸いだと思います。よろしくお願いいたします。続いての質問に移らせていただきます。項目につきましては、産業。件名につきましては、農業生産基盤強化に向けて質問させていただきます。近年の異常気象による降雨量増加に伴う農地への浸水対策として美深町の基盤整備事業である小規模土地改良事業の補助拡充の要望が挙げられている状況であります。しかし、現在は肥料・飼料等の物価高騰だけではなく、当事業で使用する重機運送費や砂利等の資材代も高騰しているため、施工実施状況が益々厳しい状況であると考えております。農業生産基盤強化に繋がる大切な事業であると考えているため、充実を検討できないか、町長の考え方をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 草野孝治
中瀬議員から2つ目の農業生産基盤強化に向けてのご質問に対してご答弁申し上げます。当町においては、美深町農業生産奨励補助規則に基づき経営の安定を図ることを目的として、排水不良な農用地に小規模土地改良事業として、暗渠、明渠排水の改良を行った事業者に対して補助を行ってございます。これまで社会経済情勢の変動による事業費の増加に伴い、土地改良事業の推進と経営の安定化を図るため、各事業の補助単価及び補助限度額を見直ししてきており、現在の補助基準は、平成29年度に改正したものとなってございます。ご質問にもありましたとおり、近年の原油、資材等の価格高騰により農業経営に大きな影響を与えていることと、これまでの補助実績から特に重機の搬送については、事業費が高騰している傾向にあることは承知しているところでございます。小規模土地改良事業は農用地の改良、保全等を適正かつ円滑に実施するために大切な必要な事業と考えておりますので、近年の価格高騰等の情勢をさらに見極め、新年度に向け見直しを検討して参りたいと考えておりますので、ご理解の方をよろしくお願いします。
質問 3番 中瀬亮太
これについても前向きな意見をいただけたので、本当に何とかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。これで私の一般質問を終えたいと思います。