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美深町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月29日

水田活用直接支払交付金の見直しに伴う今後の美深町農業について

2023年6月29日、美深町議会の一般質問で、中瀬亮太議員が「水田活用直接支払交付金の見直しに伴う今後の美深町農業について」質問し、町長 草野孝治が答弁しました。

質問者
中瀬亮太 議員
答弁者
町長 草野孝治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 中瀬亮太

それでは、これより一般質問をはじめさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。項目は産業、件名につきましては、水田活用直接支払交付金の見直しに伴う今後の美深町農業についてご質問させていただきます。美深町にとって農業とは、基幹産業の1つであり、そしてこの水田活用直接支払交付金事業の見直しにより美深町の農業情勢が多大なる影響を生じることを考えております。この水田活用直接支払交付金について美深町における試算では、令和8年度でこの事業が廃止され交付対象水田が全て対象外となった場合、交付金が2億9,175万8千円減額となる見込みであります。令和5年度におきましては、畑地化支援を申請した生産者は、60件おりますが、支援対象となった生産者は、内2件となっており非常に厳しい審査となっております。現時点では、畑地化支援に該当となるか不透明なことや、畑地化支援金を受け取った後、交付金対象外となるため、経営継続を心配する声も上がっており、美深町農業にとって大変深刻な問題であると考えております。よって以下の点について所見をお伺いいたします。まず1つ目は、令和5年度の畑地化支援の実情を受け、美深町において農業者への制度の周知、賃貸契約を締結している地主との合意、地域への周知説明をどのように行うのかお伺いいたします。2つ目は、水田活用直接支払交付金事業、廃止後の美深町農業への影響と対策についてお考えをお聞かせください。3つ目は、国の水田基盤整備事業には、様々な要件、条件があり、さらには採択には時間を要してしまうことが懸念されております。美深町として、独自の基盤整備事業、区画整備に支援する施策の考えはあるのか、この3点について草野町長の所見をお聞かせください。よろしくお願いします。

答弁 町長 草野孝治

中瀬議員から、水田活用直接支払交付金の見直しに伴う、今後の美深町農業についてのご質問をいただきました。まず水田活用直接支払交付金をはじめとした国の経営所得安定対策事業については、美深町や農協など農業関係機関で構成される美深町農業再生協議会が実施主体となり、町と農協が事務局を担っております。ご質問のあった畑地化事業の農家への周知については、北海道農政事務所の職員を講師に招いて説明会を開催してございます。その後、地域営農集団からの要望により南や東栄地区での制度の周知を実施してきているところでございます。また、賃貸契約を締結している地主との合意については、文書などで対象となる耕作農家に対して事前に合意形成を図るようお知らせをして参りましたので、今後は早めに当事者間の協議を進めることが大切であると考えております。畑地化支援の採択の状況は、今月対象農家に対して通知を行ったところでございます。本制度の見直しによって本町は大きな影響を受けると認識しており、今後も北海道農政事務所と連携を図り引き続き情報提供を行ってまいります。次に、事業廃止後の美深農業への影響と対策について申し上げます。畑地化への転換により、今後は農業経営の農地の利用集積などに影響を及ぼすことが懸念されます。また畑地化により、土地の評価が下がることや、条件の悪い農地にあっては、耕作放棄地化の心配もあります。短期間で、畑作と米づくりを繰り返すブロックローテーションを検討する農家もあると伺っておりますが、排水対策や基盤整備などの生産コストの増大や品質の低下が懸念されており、取り組む農家は少ないのではないかと見込んでおります。次に、土地改良区への影響です。水田面積が減少した場合、将来的な灌漑施設の維持管理への支障や他の水田農家への負担増加などの土地改良区施設の維持管理への影響が懸念されております。今後の対策については、経営基盤の安定化と農用地の有効利用を図るため、引き続き土地利用型作物に加え、施設野菜の振興を図り担い手の育成確保に努め、経営規模拡大を目指す経営者を中心に農地の流動化を誘導して参ります。また規模拡大による効率的かつ安定的な経営体へと改善を図るため、国や道の事業を活用した基盤整備の効果的な実施やスマート農業を推進して美深農業の持続的発展が図られるよう、がんばる美深農業支援事業を中心に取り組んで参りたいと考えてございます。最後に、町独自の基盤整備支援の考えについて申し上げます。本町の基盤整備事業は、生産性の向上や農作業の効率化、農地利用集積を図るため、道営の農業農村整備事業によって農道の整備や暗渠排水など各地区での整備を計画的に進めて参りました。また町独自で支援している排水不良な農用地に暗渠、明渠排水の改良を図るため、小規模土地改良事業についても引き続き実施して参ります。今後、畑地化によって土地の評価が下がることや、条件の悪い農地で耕作放棄地化の懸念もあることから、継続した方策や円滑な農地利用集積を図るためには、条件の悪い農地にならないよう、基盤整備事業は重要であると考えております。今後も基盤整備を希望する方については、要件はありますが、計画的に要望をいただき、まずは国や道による支援事業を進めることを優先とし、ご質問のあった基盤整備事業への町単独支援については、農協など具体的な要望や意見を聞きながら検討して参りたいと考えてございます。独自の基盤整備の部分でございますけれども、現在、町としては暗渠、明渠のそういった小規模のものを対象としてございますけれども、先程、議員からは区画整理というようなご質問かなという風に思っております。ということは、水田の規模拡大というか、そういった部分なのかなと。例えば畑地化の部分の復田化ということは、含まれていないのかどうなのかなという、先程のブロックローテーション絡みの関係で、そういった面もしご意見をお持ちでしたらお聞かせいただきたいなと思います。以上、答弁と致します。

質問 3番 中瀬亮太

まずは、美深町に対する影響の大きさを草野町長も認識していただけていることについて、大変心強く思っております。また、今先程お話いただいた区画整備の件だったのですけれども、イメージといたしましては、確かに水田を大きくするというところの区画整備も考えられると思うのですが、例えば効率化を図るため水田だけではなく、今現状麦とかを作っている方々もその1つ例として挙げられるのではないのかなと個人的には考えておりまして、質問させていただきました。もう1つですね。また、対応策の1つとして施設野菜の振興を行うということを挙げられておりましたが、個人的にどのように行っていくかは少し楽しみにしたいなと思っています。再質問についてはですね。今回はございませんので、しかしですね、令和8年度までと期限が決められている、明確に決まっているものなので、東栄地区のみならず東栄地区、南地区だけではなくて、他の営農集団等も通じながら周知徹底を行っていただきたいなと考えております。また基盤整備につきましても、ご質問させていただいたとおりですね。国の事業ではですね、採択、そして事業実施までには、約3年の年月がかかってしまうことが予想されますし、時間を要してしまうことを懸念しておりますので、農協等々と関係機関から要望があれば、美深町独自の対策支援も検討していただけるということなので、その際は、また迅速に対応していただきたいなということをお願い申し上げまして、私の一般質問とさせていただきます。よろしくお願いします。

答弁 町長 草野孝治

再質問はないようなのですけれども、ちょっと答弁をさせていただきたいと思います。先程、特に基盤整備の部分、ちょっと全く掴みきれない状況なのですよ。例えば小規模の明渠、暗渠では数百万円規模で財政の許す限り可能なのですけれども、これが大規模化等になると数千万、それが何件も出てくるのかも掴みきれていないということで、どういった形での支援が可能かも含めて、本当に農協さんもそうですけれども生産者の方々と本当に真剣になって相談していかないとならないかなと思っています。そしてすでに水田の部分と転作畑といいますか、という部分と畑地の部分、そういった部分での本当に条件も悪いところが耕作放棄地化されるのではないかとか、結構牧草地等で本当に協力して町の中で、今何とかやっていただいている部分はですね。そのまま放置される心配もないわけではございませんので、これは行政ばかりではなく、JAそして生産者の皆様にも色々なご相談、知恵を出し合って何とか持続ある美深農業にして参りたいと思いますので、今後ともご助言いただければと思います。

質問 3番 中瀨亮太

すみません、ありがとうございました。町長もおっしゃっていた、総合計画に基づきながら、その土地の流動化と遊休農地の防止に繋がる件だと思っておりますので、色々と今後とも相談させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。

出典:美深町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月29日 議事録 PDF(95ページ) 間違いを知らせる