みんなの議会

美深町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日

水田活用に伴うブロックローテーションの課題について

2023年12月12日、美深町議会の一般質問で、中瀬亮太議員が「水田活用に伴うブロックローテーションの課題について」質問し、町長 草野孝治が答弁しました。

質問者
中瀬亮太 議員
答弁者
町長 草野孝治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 中瀬亮太

これより一般質問を始めさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。まずは項目は、産業。件名につきましては、水田活用に伴うブロックローテーションの課題について質問させていただきます。6月の定例会でも一般質問させていただきましたが、水田活用直接支払交付金につきましては、令和8年度に廃止される事業であります。令和5年度におきましては、畑地化支援対象者が43件、194ha程度が該当になる見込みで、水田活用直接支払交付金は約1億9,800万円程度となることが予想されており、昨年度に比べると約1億円の減額となる見込みであります。美深町の水田面積及び将来において安定的な農業収入を守るためには基盤整備を実施しブロックローテーションを活用した収入の確保は不可欠であると考えます。交付金がなくなることにより、生産者が先の見えない中での自力施工には事業費の負担が大きいため限界があるのではないかと考えております。また国等の事業におきましては、事業要件や事業申請に3年程度の時間を要しますし、実際に該当する事業が見つからない事案がございます。事業が見つからないまま水田活用直接支払交付金が廃止される前に、町の課題に対する対応策や支援について町長の考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 草野孝治

まず項目1、産業。水田活用に伴うブロックローテーションの課題についてのご質問についてご答弁申し上げます。畑地化促進事業については、先般国会において補正予算が成立し、美深町では農業者自らが取り下げたものを除き、保留となっていました、議員の質問にありましたとおり194ha、43戸全てが採択され、約3億1,100万円が対象農家に交付される見込みとなっております。一方で水田活用の直接支払交付金については、令和4年度に約2億7,700万円であったものが、令和5年度は約1億9,800万円となり約8,000万円が減額する見込みとなっております。美深町の試算では、令和8年度以降の対象は水田農家のみとなり、17戸で約6,600万円になると見込んでおります。1,970年代から続いてきた、国の減反政策に伴う補助金も大きな転換期を今迎えているところでございます。ブロックローテーションを活用した収入の確保は、農業経営の手法の1つとして、理解は致します。これまでいつでも復田可能な農地として交付を受けてきたのが転作田でございますが、水田として活用していた頃から年数も経過しており、実際に復田するには相応の事業費がかかるものかと思っております。そうした経費をかけたとしても、ブロックローテーションによって5年に1度水張を行うことで、その後4年間はこれまでどおりの交付金を受け取ることが可能になり収入の確保に繋がるものと考えております。ご質問にもありましたが、国や道などの基盤整備にかかる補助事業では水田から畑地に促すための事業やスマート農業に対応した大区画化するための事業はあるもののブロックローテーションによる復田を推進するための事業についてはないと伺っております。これはいつでも復田できることが交付要件となっているためだと思慮されます。本町においては、これまでも小規模土地改良事業により排水不良な農地に対する暗渠、明渠排水の改良に対して支援を行って参りました。今後も引き続き支援するとともに近年の物価高騰、燃料高騰、人件費の上昇といった社会経済情勢の変化に対応するため令和6年度から中瀬議員からもこの間の議会において補助の充実についてご質問ございました小規模土地改良事業をはじめ各事業の補助単価や補助限度額を増額して経営の安定化を図るように進めて参りますので、ご活用いただきますようよろしくお願い申し上げます。

質問 3番 中瀬亮太

町長のおっしゃるとおりだと感じるところはございます。ただ、水田から畑地化に促すための事業は水活に伴うブロックローテーションとは別の話なのではないのかなとは思ってしまいました。今年度令和5年度も自力施工で基盤整備を実施している生産者も4件おります。機械の大型化に伴う作業の効率化に向けた区画整備等を含めて令和8年度までという期限が決まっている中で、美深町の水活や水張面積をどうにか維持しなければいけないのかなと考えるのですが、もう一度その点だけお伺いしたいと思います。

答弁 町長 草野孝治

ちょっと私もそのブロックローテーションと輪作体系の部分、どのような違いというのがちょっとよく理解ができていないと思うのですけれども、水田から畑地への転換は、そんなに難しくないのかなという風に思いますけれども、畑から輪作体形ができる水田にするという部分、やっぱり透水性または排水良好な農地でないと難しいのかなという風に思っているところでございます。なので、先ほども申したとおりこれまで交付金対象となっていたのは、いつでも復田できるよとそういう農地が対象になっていたわけですから、そこはあまり厳格化というか、突き詰めるとちょっと進めづらくなるのかなと私も思っているところでございます。その辺、先ほど申しましたけれども、小規模土地改良事業等々でなんとかカバーできる部分、そしてまた土地改良区からもそういう用水路のしばらく使われていなかった部分も支援の要請等も参っていますので、その辺新年度予算、JAさんの要望は来週と伺っておりますけれども、その辺も受け取りながら考えていかなければならないかなと思います。まずは生産者、そして生産者組合、そしてまた本町においては水田協議会ですか。そういった部分での議論を積んで、何とか現在ある美深町の水張面積217ですか。日本北限のもち米団地、自信を持って誇りを持って若い方に経営を繋いでいければなと思っているところでございます。

質問 3番 中瀬亮太

そうですね。今後とも農業の発展支援に対して再度お願い申し上げまして、今回の質問は終了したいと思います。続いての質問に移らせていただきます。項目は、行政。件名につきましては、少子化対策に向けた子育て事業の拡充について質問をさせていただきます。美深町では様々な子育て支援を行っており、更なる拡充が期待されると思われますが、その中でも出産を予定している方や出産された方々への更なる手厚い支援が不可欠であると考えております。現在、美深町で出生された子どもは、令和2年では19人、令和3年で14人、令和4年では19人となっておりますが、亡くなっている方々が約4倍の人数になっており、人口減少がより一層深刻な問題となっている状況であると感じております。美深町で子どもを育てたいという方を1人でも多く増やせるような少子化対策が必要ではないかと考えるので、準備金や祝い金等の増額の考えはないかお伺いします。

答弁 町長 草野孝治

少子高齢化に向けた子育て事業の拡充についてのご質問についてご答弁を申し上げます。今、議員が質問されたとおり出生数が中々伸びない、その中で亡くなられる方が増えているということでございます。令和5年においても11月までの出生数は15人、亡くなられた方は76人ということになってございます。そういう厳しい状況、将来に向けて、今度学校運営、そして美深高校、そういった部分にもちょっと心配されるのかなという風に思っております。少子化対策につきましては、これまで出産・子育て応援給付金の給付、保健師による相談事業の実施など妊娠期から子育て期まで安心して過ごせるよう支援しているところでございます。政策予算ご承知のとおり妊娠期5万円、出産5万円というような形で本年度から支援を進めているところでございます。またまち独自の支援策として不妊治療に取り組む方の不妊治療費の自己負担分や、高校生までの医療費無償化など政策的な事業を第2回定例会で予算措置したばかりであり、現時点で増額の考えは持っていないというで、ご理解いただければと思います。少子化・人口減少を抑制するためには若者をまちにいかに繋ぎとめておくかが重要であり、パートナー対策、子育てしやすい、住み続けたいと思えるまちづくりを進める中で、結婚から出産、子育てにいたるサイクルを確立し、定住に繋げていく必要があると考えております。パートナー対策は従来から農業者を中心に続けておりますが、より効果をあげるためには若者の意識の高揚と新たなツールの活用など、時代に即した対策が必要であると感じております。若者たちが結婚して家族を持つことに憧れを持つことができるよう見本を示すことが大切だと思います。安心して結婚から出産・子育てをするためには農業の活性化による所得の確保による経済的な安心と相談支援や保育体制の確保による精神的な安心が重要と考えており、新規開業や担い手確保、就労環境整備などを進めるとともに、保健師による相談体制、幼児センター機能の維持に一層努めて参ります。先ほど、農業の活性化と申しましたけれども、農業だけではなくて全ての産業の活性化による所得確保が必要かなという風に考えているところでございます。以上、答弁と致します。

質問 3番 中瀬亮太

相談体制については、手厚い支援をいただいておりますし、そういったお話は聞いております。ただ産休や育休に伴う経済的不安といいますか、そういったものが先ほど申し上げられました産業の活性化の所得による所得の確保というのと、町独自の支援体制というのは、ちょっと異なるかなとは個人的に思ってしまうので、もう一度町長の考えだけを教えていただきたいと思います。

答弁 町長 草野孝治

ご承知のとおり少子高齢化、これは私、美深のまちだけではなくて多くの自治体で抱える大きな問題かなと思います。これは地方だけではなく、都市部でも今後をおこってきているという部分で伺ってございますけれども、そういった中でこれはあくまでも国の責任で、私はやってもらうべきかなと思っております。その中で、地方自治体でできることを色々な様々な部分含めて検討して対応、それも地道に進めていくしかないのかな。少子高齢化の部分について色々な方々のお話を聞く機会がございます。特に美深町では今年不妊治療、年間20万の限度でございますけれども、こういった地道な施策を打つことが大切だということで、講師の先生からはご指導いただいているところということでご理解いただければなと思います。

質問 3番 中瀬亮太

今後とも手厚い支援お願い申し上げまして、私の一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。

出典:美深町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる