みんなの議会

美深町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月15日

全ての美深町民がデジタル化の実装で幸せを享受できる暮らしの実現に向けて

2022年6月15日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「全ての美深町民がデジタル化の実装で幸せを享受できる暮らしの実現に向けて」について質問し、町長 山口信夫、教育長 草野孝治が答弁しました。

質問者
岩崎泰好 議員
答弁者
町長 山口信夫、教育長 草野孝治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 岩崎泰好

それでは一般質問を始めたいと存じます。今回は2項目ございまして、最初の1項目、行政についてお伺いしたいと存じます。全ての美深町民がデジタル化の実装で幸せを享受できる暮らしの実現に向けてというタイトルでございます。全国の町村会は、町村初のデジタル化推進を提言する有識者研究会の報告書を公表いたしました。その中で町や村が抱えている格差は、デジタル技術の活用により、プラスの個性や強みに変えることが出来ると指摘をして職員に対するデジタル人材の育成が重要であり、町村長のリーダーシップによる積極的な対応が必要になると指摘をしてございます。また政府は地域活性化策デジタル田園都市国家構想の基本方針を公表し、2027年度末までに高速インターネット通信が出来る光ファイバー回線を全国99%の世帯へ普及をさせる他に、26年度末までにデジタルに詳しい人材を全国に約30万人育成しデジタル基盤を活用して各種の生活利便性を向上させ、全国どこでも快適に暮らせる社会を目指すとしています。今回私の質問は、全ての美深町民がデジタル化の実装で幸せを享受できる暮らしの実現のその視点から、次の2つの項目について町長の考えを伺うものであります。1つ目は、行政のデジタル化、地域活性化へのデジタル技術の活用その推進の基本的な考え方について、町長の考えを伺うものでございます。2つ目については、デジタル化の現在の美深町の現状、そして抱える課題、更には課題解決の方策について、どのように進めようとしておられるのかお聞きするところでございます。3つ目には、実際にデジタル化を大きく一歩前進しました教育環境の現状について、今後の課題と推進の方向性について、これは教育長に所見を伺うものでございます。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

只今、岩崎議員の方からデジタル化の実装で、幸せを享受できる暮らしの実現ということで、2つほどの質問を頂いたところでございます。まず基本的な考え方が問われておりますので、申し上げますけれども令和2年度に政府が発表したですね。自治体デジタル・トランスフォーメーションDXですか。この推進計画、デジタル構想構築に向けて各施策を効果的に実行していくのだと。国の方針があるわけでありまして、自治体全体として足並みを揃えて取り組んでいく必要があると。こういうことで我が町もそれに後れを取らないでやれることから一生懸命取り組んで参りたいとこのように思っているわけであります。そういう中では、国が言っているところのマイナンバーカードの普及推進だとか、オンライン化だとかこういうものについても積極的に取り組んでいきたい。昨年、一昨年より少しはマイナンバーカードも普及してきたなと、そう見ているわけであります。そんなことで、国が進めて財源も財政も、また人材等も揃えて貰わないと中々出来ないわけでありますけれども、基本的には一生懸命やりたいと、そういう心構えで臨みたいと思っているわけでございます。言葉足りませんでしょうけれども、後でご質問もあろうかと思いますので、この辺でやめておきます。2つ目のデジタル化の現状と言いますか、課題と言いますか、解決の方法はということでございますけれども、現状は押さえていると言うか分かっているつもりではいるわけでございます。課題は何であるかというと、やっぱり金の面だとか、金といえば国等々でやっぱりしっかりとした財政負担をしてもらわなければならない。そういうそれと何というのですか。人についても十分な対応になっていない、体制になっていないな、そんなことを感じざるを得ないわけでありまして、従来のベースと言いますか、そういうものが一歩も二歩もあげていかなければならないな、こう思っているわけでございます。そういう意味ではデジタルに精通した技術に精通した人材の確保だとか育成、こういうことも進めていかなければならないと思っているわけでございます。ただ、国の財政だとか人材、こういうものの支援策というものを十分見ていかなければならないという風に思っているわけでございます。

答弁 教育長 草野孝治(教育長は2022年12月まで)

岩崎議員から、実装に一歩踏み出した教育環境の現状と今後の課題と推進の方向性についてご質問を頂きました。ご承知の通り令和2年度末に国のGIGAスクール構想、いわゆる1人1台端末と高速大容量の通信ネットワーク整備によるICT推進環境の実現の前倒しにより全児童生徒、教員への学習用端末、美深はタブレット式の整備合わせて大型提示装置の配置等を行って参りました。更に各学校の情報機器に対するネットワーク環境整備を進めて参りました。所管事務調査の現地調査でご覧になられたと思いますが、学校内では各教室での生徒、教員一人ひとりがタブレットの使用が可能となってございます。タブレットの活用については、小学校低学年からタブレットに慣れる取り組みから始まり、学年が進むにつれて授業の中での活用が多くなってきております。タブレット内の学習用ツールを活用したり、インターネットを介して調べ学習をしたり、児童生徒一人ひとりが課題に向き合い学習を行っている他、教室内の大型提示装置を活用し、全体での学習を行っております。今後は、新学習指導要領に基づき活用を充実していけるよう努力して参りたいなという風に考えてございます。課題につきましては、所管調査の際にも担当から縷々ご説明申し上げた部分もございますが、直近としましてはソフトやタブレットの更新にかかる経費、財源の確保が挙げられますが、国の制度を注視しながら何とか対応して参りたいなという風に考えているところでございます。

質問 5番 岩﨑泰好

今、教育長の方から実装の現状と今後の課題についてお話を頂きました。私も産業教育常任委員に所属をしていて、つい先だって中学校の授業風景を視察研修をさせていただきました。まさに教育長の言われるように今、子どもたちは1人1台のタブレットを持って、果敢に授業に取り組んでいる姿を見ることができました。それによってですね。教育長、まだ始めて間もないということは当然ございますが、大きく教育長の目からどんな成果やどんな効果がそこから生まれたのかということについて、1つはお聞きしたいと存じます。

答弁 教育長 草野孝治(教育長は2022年12月まで)

どんな成果やどんな効果がというようなご質問でしたが、昔はそろばんと言われましたが、今はICTと言われているそうです。本当に子どもたちは、タブレットを凄く思ったより早く使用することが出来ているのかなという風に思っています。このことによって色々な普通の授業だけではなくて、調べ学習、自ら調べて考えるそういった学びに繋がっていっているのかなと思いますし、ステップを経て今後、小学生、中学生、高校に行ってもですね。その端末を利用して、今後社会に向けた段階的なデジタル社会に向けた社会人にいく段階的な準備に繋がっているのかなと思っているところでございます。

質問 5番 岩﨑泰好

教育長の方からはICTの導入が、ある意味大きな効果をもたらしているという話をお聞きしました。美深町にあっても、他の分野、行政ですとかあるいは町民生活の中にあっても、こんなICTの導入というのはやはり早急にやることが町を変えるということに私は繋がるのだと思っています。先程、町長の方からは基本的なお考え方をお聞きしました。国の施策に後れを取ることなく進めていきたいというお話で、大変心強いお話を頂きましたが、がしかしですね。これからが問題なのですね。美深町は全国では、デジタル化のいわゆる光ファイバー回線、高速インターネット通信ができる光ファイバー回線を2027年度までに全国に普及させたいと。ほとんど100%にしたいということなのですが、美深町はいち早くもう何年も前に、これは実現しているのですね。それ以降が問題なのですよ。それをどう使い、どうこなしていくかということに心を砕いていなかったのでないかと言う風に言わざるを得ないのですね。折角ここまで線が来ている。目の前までそういった環境にあるのに、その環境を活かしきれない今の状況という風にそこに大きな課題があると思います。町長も言われたように、国が進める中では推進のための人材の確保ということが大きな視点だということも町長もご存じだと思います。それであるならば、一歩も二歩も進んでそういうデジタル人材の確保のために動くという事が大事なのだと思いますが、その動くについて具体的な計画なり考え方はお持ちでしょうか。それをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

いち早く、デジタル化に向けて取り組んできたということはご理解を頂いているようであります。その中で光回線等も約12億円をかけて全町に普及させたなと思っております。よくやったなと言う評価も頂いております。その中でただ残念ながら光ファイバーへの利用率といいますか、そういうもの等が商工会なり我々なり努力して皆に使ってくださいよとそういう部分もあったのですけれども、ここへ来て少し伸びてはおりますけれども思ったほど伸びなかったというのがそういうことも言えるのかな。先程申しましたように何処に原因があるのかな。やっぱり教育長の話ではないですけれども、昔は読み書きそろばん、低学年、言ってみれば子どものうちから我々はそういうことに触っておりません。そういう中でかなり時間がかかるのかなと思っておりますけれども、そうは言いながらも、やはりスピードアップしなければならない。これからは人材も確保していかなければならない。そのためには金もかかる。そして機器も新しくなっていく。こういうことでありますから、国にもしっかり手当してもらわなければならない部分もあるのですけれども、人材の確保等々も小さな町村と言えども、やっぱり我々は我々として考えていかなければならん。この後れを取らないようにしていかないとならないと思っているわけでございます。

質問 5番 岩﨑泰好

思いは大事ですね。ただ具体的に行動計画に示さなければ前へ進まないですよね。その計画自体をお持ちになっているのか。あるいは今、検討しているのか。その辺のことをお聞きしたかったのです。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

具体的にやっぱり町長としてのリーダーシップと言いますか、そういうものも問われているのかなと思っておりますけれども、やる、進めるという方向は確認、お互い確認できるのかなと思っております。そこで人材の確保等々も小さな町村には中々人材が集まらないわけでありますけれども、学校だとかそういうところに働きかけて専門的な人材を入れていく作業もしていかなければならないと思っているわけでございます。その辺のところを道なり国なりそういうところに働きかけて果たして私のような小さな町やそういう自治体にまで配慮してくれるのかどうか、こういう課題もあるわけでありますけれども、一生懸命取り組んで参りたいと思っているわけであります。

質問 5番 岩﨑泰好

町長の決意はわかりました。具体的に動く手法を是非取って頂きたい。当然、人の手配にお金がかかります。そのお金には財務省はきちっと出しますよと明言していますね。総務省も。令和2年度にあっては、その試行的な観点で全国でデジタル活用の支援推進そんな事業が全国何カ所でも進められていますよ。そういったことを上手く国の施策をつかみ取って、そしてそこにお金を投資していくということであれば、問題解決していくのですね。今、町長は来てくれるかどうかという話をされましたが、来てくれるかどうかではなくて、国にしっかりそういったことを出すことによって、その担当する人が入ってきてくれますよ。入ってきてくれた人を中心に、美深町独自の仕組みをどう作るかということを検討しながら、実際にデジタル支援員、デジタル活用する支援員をこの町で育てていくのですよ。そういった手法を具体的に全国の町や市で進めていますから、そういった事例をもう少しお互いに勉強しながらですね。やっていくと良いのかなと思っています。時間の関係であれかもしれませんが、防災端末の話はしないでおこうと思ったのだけれども、防災端末アプリの普及のために予算化した時点がありますよね。その時点でも要するに、例えば携帯電話1つでも、お年寄りにしっかりその使い方が分かるようなことを教えていくということも大事だということも確認をさせて頂いて、それも進めていくと言ったのだけれども、それが今進んでいるのか分からないけれども、そういったこともこの町の中にデジタル支援員というのを養成するきちっとした講座をつくって、そこを何回かの講座を進めてそれによってお年寄りに伝えていく、そういう支援員をつくっていく制度がつくっていくことできますから、是非それは研究して取り組んで頂きたいという風に思っています。それで、後ですね。問題は今、各家庭には、ファイバー網が完備しています。あとそのファイバー網をどう利用してもらうかということも大きな課題で今、学校のタブレットの関係も要するに学校での授業だけではなくて、将来的には自分の家で勉強したことを学校で復習するそういう授業体系に多分変わってくるのだろうと思いますね。そうしてくると家庭の端末をきちっとWi-Fi化していくような形を取らなければいけない。そのためには、各家庭でそれぞれがそのWi-Fiの施設を用意しなければいけないのですね。それは色々な家庭がありますから、用意できるところ、できないところ色々出てくると思うのですね。その辺の対応を町としてしっかりやっていく。今、教育の問題で言いましたけれども、それと相まって高齢者のためにそういう今のデジタルをきちっと使っていく、そういう施策も必要になってくるのだと思います。それが町長が言われている、先程も答弁の中でもみんなが本当に暮らしていけるような、そんな美深町にしていくために事業をやっていくというような話をされたけれども、そんなことも必要なところだと思っています。それともう1点は、公衆無線LANの環境整備ですね。いわゆる防災の観点からですね。防災の拠点といいますか、避難場所あるいは官公庁避難所等に公衆無線LANを張り巡らせるそんな環境整備も国の方はお金は出すように、もう既に決まっていて手を挙げればそんなことも可能になるわけですね。やっぱり町中どこでもWi-Fiを使えるという環境を、これからは作っていく必要があるのかなと思います。国はですね。これについては、助成率が基本的には半分なのですが、財政力指数が0.4以下で、かつ条件フリー地域の市町村については、3分の2補助するというようなそんな補助率でお金を出してくれます。美深0.160くらいですから確実に3分の2は国のお金でそういったことも可能になると。そんな感じでやっぱりこの町全体がですね。Wi-Fi環境にあるということは、まず1つの条件かと思いますが、その辺の取り組みついてはどう考えておられますか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

何といいますか。今、たくさん岩崎さんからご質問を頂いているところなのですけれどもね。要は、役場の職員が専修、デジタルに非常に詳しくなって、底上げをしなければならない。これも1点です。そして町民を高齢者も含めて若い人も含めて教育していくと言うか、研修していくとかそういう方法も1点です。そして昔でいう読み書きそろばんの時代から、タブレットの時代に子どもたちも入ってきたと。そしてそういう物を違和感がなく使えるようになってきたという時代も心得ているつもりであります。ただ、国が色々なことを言う訳でありますけれども、その岩崎さんの言うように、我々が持ち込んだ時に、そしたら我が町のような4,000人ぐらいの町、全部に行きわたっていると。こういうことを言いますけれども、条件として受け入れてくれるかと、そしたら中々それは難しい。相談してみますけれども、そういうところに例えば何というのですか。人材だとか、そういうものも研修だとか、そういうところに積極的に出さないとならない。人材も入れなきゃならないと思っております。そして、協力隊的な人も人材としているとすれば、受け入れたいという提案方式もやっております。既にやっています。だから、その辺のことを理解をしてほしい。国の施策なり管内でもやっぱり早い方の取り組みを実現化に向けてはやったつもりでおりますけれども、どうも何と言うかすぐできるんだと、時間のかかる話であります。だけどリーダーシップと言われる部分はあるかもしれませんけれども、それは積極的にやりたいと。そして積極的に進んでいる地域もあるという風に認識をしております。だけども、国だけがデジタルに精通した人材が大学でも専門学校でも国にも集まっていないのが現状でありますから、そういう中でうちのような町村に出してくれる人材が果たしているのかどうか、こういう問題もあるわけでございますから、何もやってないそういうことでは全くないのではないか。反論に近い答弁になるかもしれませんけれども、そうではないのだと。努力はしているのだと。そしてやるのだと。こういうことを理解してほしいなと思っているわけでございます。終わります。

質問 5番 岩﨑泰好

努力していることは、目に見えてこないのですね。何もしていないわけではないと言われるが、本当でしょうかね。例えばですよ。国が今進めている中では、総務省ではデジタル活用支援の普及推進の中に、スマートフォンの講習会、高齢者に向けたスマートフォンの講習会を全国各地でやっています。この近隣では、名寄市の携帯のショップで何カ所かやっておられます。これらの会社がないところにあっては、自治体市町村には、手を挙げてくれたらその人材を派遣しますと言っているのですよ。手を挙げたら、この町でそういった研修の場所もつくれるのではないですか。そういうことを言っているのですよ。だから色々検討しているというのは、目に見えてきませんから分かりませんけれども、それはやっぱり検討しているのであれば、具体的に芽を出して花を咲かせるそんな施策が必要なのではないでしょうかね。改めて伺います。このデジタルの実装で、町のみんなが本当に幸せを感じてもらえるような社会をつくりませんか。残念に思っているのは、ついこの間まで元気におられた方が今いないというのが、この最近、何人もあるのですよ。娘さんが連れて行ったとか、息子さんが来て、迎えにきて都会に行っちゃったとか、そういうのが今の現状ですよね。人口だって、うちの町が計画した数より遥かに落ちて、もう5年、6年後の数字が今の数字になってきている。前倒しして。減少傾向は。そこにやっぱり住みやすい町をつくるというのは、そういった手助けの中で住んでいて良かったなと。都会にいかなくても色々なことが出来るということをやっぱり1日も早く実現するための努力をしなければいけないんじゃないですか。そう思いますが、いかがですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

何というのですか。努力していない。私の方は努力しているのだという話を申し上げているわけでありますけれども、今インターネットですか。の使い方等の研修等も話も具体的に伺いましたので、それらを研修に来てくれるかは別にして、そういうこともやってみなきゃならんということを努力していきたいと思っているわけです。

出典:美深町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月15日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる