美深町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日
子育て世帯の支援と新型コロナ下の子ども支援について
2021年12月14日、美深町議会の一般質問で、名取明美議員が「子育て世帯の支援と新型コロナ下の子ども支援について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 名取明美 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 名取明美
資料配布の許可をお願いいたします。
質問 1番 名取明美
日本が抱えている現状をグラフにしたものでございます。
質問 1番 名取明美
何の現状。30年間の給料のベースアップが少ないということと、あと近年15年の間に税制改正や社会保険料の増加のそういうグラフであります。
質問 1番 名取明美
ありがとうございました。子育て世帯に優しいまちづくりを共に考えていきましょう。これから一般質問をさせていただきます。項目 社会福祉 件名子育て世帯の支援と新型コロナ下の子ども支援について。質問の要旨 11月29日内閣府は子ども関連施策の司令塔となる「こども庁」創設に向けた政府の基本方針案を公表しました。子どもから意見を聴き政策に反映させるモニター制度の導入なども盛り込んでいます。創設は2023年度を目途としています。国は子どもを大切にする国造りの方向性を明確化しています。子どもが育っていく中で、3歳までは「脳の成長が80%にも達する」と言われています。思いやりや我慢強さ、生活マナーや生活リズムといった基本的なことを覚えさせる時期なのです。親が不安を抱かずに育児できることが大切だと言われています。日本が抱えている現状は30年間給料のベースアップが少ない中、近年15年の間に税制改正や社会保険料の増加により世帯の手取り収入が減少しています。美深町における子育て支援は母子保健、妊婦健診、産後ケア、乳幼児健診、乳幼児医療費助成など、細やかな子育てができる支援サポートが行われていますが、新型コロナウイルス感染症により経済が低迷する中、子育て世帯に必要な更なる支援が必要ではないでしょうか。以下について町長の所見を伺います。1、経済的不安を緩和するために、子育て環境などの充実としてふるさと納税などを活用した美深町商品券による新たな給付は考えられないか。町長の所見よろしくお願いいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今、名取議員から子育て世帯の支援と新型コロナ下の子ども支援についてご質問をいただいたところでございます。名取議員が触れられておりました通り、町ではこれまで多くの子育て世帯への経済的な支援策を講じて参りましたし、近年では子どもたちのスポーツ活動への支援や、子育て世帯へのプレミアム商品券の配布などにより、様々な子育て支援の充実を図ってきたところでもあります。さらに国では、新型コロナウイルス感染症が長期化し、その影響が様々な人々に及ぶ中、今年7月には子育て世帯生活支援特別給付金が支給され、今後においても子育て世帯への臨時特別給付金や非課税世帯に対する臨時特別給付金を給付することが決まり、多くの経済支援が進められております。ご提案のありました、ふるさと納税などを活用した新たな給付についてでありますけれども、現在も子育て世帯への福祉増進に寄与する目的で、プレミアム商品券発行事業に合わせ、特別給付事業を継続して実施しているほか、低所得者へのぬくもり助成など商品券を活用した町独自の福祉支援対策に取り組んでおりますので、現段階では新たな給付金の実施は考えていないところでもあります。様々な給付金事業につきましては、3月の議会でも答弁申し上げましたが、バラまき的な方策として議論のあるのもそういうことを受けて慎重に検討する必要があるとの考えでもあります。なお、ふるさと納税制度については、美深町まちづくり応援基金条例に基づき、未来を担う子どもたちを応援する事業など大きく11事業に対し寄附を募っているわけであります。従って、特定したひとつの事業に対し寄附をつけているものではないため、どの事業に活用するか、その時期、その時の財政状況に合わせて検討して参ることとご理解をお願いする次第であります。以上を申し上げて答弁といたします。
質問 1番 名取明美
今まで私は、高齢者の支援を考えてきました。結果的に高齢者に生きがいを持って明るく元気に暮らすまちづくりを目指してきました。その中で高齢者に優しいまちづくりという方向性を町長に訴えてきました。今回は、子育て世帯に優しいまちづくり、これをテーマとしております。近年のこども庁創設の動きを知り、未来のための国づくり地域づくりが明確になってきたと思います。やはり子育て支援が必要な時代になってきたと感じております。脳科学では、人間の脳は3歳までに80%完成すると言われております。また小児科医の白川嘉継氏は人生の基盤は3歳までにできる。心と身体を動かす脳は3歳までに約80%完成する。心が育まれる環境も3歳までに、その基本がほぼ出来上がるというベストセラーとなる書を出しています。親が関わり合って心を育てる大事な時期が0歳から3歳まで三つ子の魂百までもと言われる通りであります。本当に重要な時期であり、その後の人生に影響する大事な時期なのです。町長は0歳から3歳までの時期の子育ての重要性をどのように思われますか。お伺いいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今まで名取議員が高齢者を中心とする部分についてのご質問を頂いてきたという認識は持っているわけであります。しかし今回は子育て支援の考え方に重点を置きながらどのように考えるかということでありますけれども、今名取議員が色々おっしゃいました3歳児の件等々、非常に大事なことが含んでいるわけでありますけれども、また私も名取議員の考え方、質問に理解はしておりますけれども、どのような考え方、具体的にはどのような支援策をするかということについては、先程答弁した通り中々ふるさと納税の制度の中では我が町としては対応しているということを申し上げまして1つの事業に特化していくことが難しいということを申し上げているつもりであります。
質問 1番 名取明美
文部科学省の子どもの育ちと現状と背景によりますと、生活習慣が身についていない、子どもに学校における学習に集中できない、情報社会の中で学びに対する意欲や関心が低いなど様々な課題が指摘されております。地域が行う環境整備として、子どもの居場所づくり、放課後こども教室、冬でも遊べる室内の施設などがあります。これらの子どもの環境整備は、子育て世代に優しいまちづくりには必要なことと私は思っています。町長は子育て世帯に優しいまちづくりのことに対してどのようなお考えをお持ちでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今、名取議員からご質疑がありました文科省のいうところの環境整備といいますか、課題こういう面については、我が町としてはそれぞれ今おっしゃられた部分等々含めて環境整備が整っているとは申しませんけれども、概ね出来上がっているのではないのかなと見ておりまして、中々課題はあるわけでありますけれども、子どもの対策だけに捉われた施策というものは中々難しいのだということを申し上げておきたいと思っております。従いまして、どのように考えるかということでありますけれども、非常に難しいわけでありますけれども、中々今やっている制度より膨らませていくということは難しいのだということもご理解をいただきたいと思います。
質問 1番 名取明美
今町長から難しいと、今までも精一杯やってきているというような答弁がありました。1つの提案ですが、環境整備の中で例えばCOM100で行っている放課後こども教室で、今勉強を教えてくれる人がいないと聞きました。募集しているけれども中々見つからないとも言われています。また一方で、美深高校のボランティア局があります。ボランティア局の活動は今、コンタクトレンズのケースの回収や他の高校との活動交流をしているようです。このような状況の中、放課後こども教室を美深高校のボランティア局が中心となり、ボランティアとして勉強を教えてもらうよう働きかけをしてはいかがでしょうか。町長にお伺いいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
COM100で実施している子育て支援の実態、更には美深高校のボランティア局等々の考え方、これらはそれぞれ具体的にどうするかということでありますけれども、相手があって協議をしていかなければならないわけですから、それぞれどうするかということについて、簡単にここで述べることにならないのかなこう思っておりますけれども、1つの方法として学力をつけるとか、体を鍛えるとかそういう部分について前向きに考えて参りたい、このように思っているところでございます。
質問 1番 名取明美
あくまでもこれは1つの提案であります。目的は美深町の未来のための1つの提案であります。何故かと言うと美深高校のお兄さんお姉さんから宿題を教えてもらった小学生たちは感謝の気持ちを持ちます。自分たちが大きくなり美深高校の生徒になった時、お返しをして今度は小学生に宿題を教える立場となります。この繋がりが未来に繋がる活動であり、地域力となると私は考えます。また美深高校のボランティア局の活動内容も豊かになり活発化します。美深高校から学校の先生になる方や幼稚園の先生になる方などには非常に役立つ経験になると思ったからです。小学校の子どもにとって心の成長として感謝の気持ちを持ち、大きくなったらお返ししたいとそういう気持ちを育てる働きとなります。小学生と高校生がコミュニケーションをとると楽しかった、嬉しかった、そういう関係性をつくるといいなと思い提案させていただきました。是非とも町長ご検討していただきたいと思いますがかがでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
議長からの話もありましたけれども、1つの提案として、1つの考え方として受け止めて参りたいとそのよう思っています。検討するそういう言葉は使いません。受け止めて参りたいと思います。
質問 1番 名取明美
町長から今、受け止めて参るという言葉が返って参りました。受け止めてくれるだけでも結構です。ありがとうございます。どのような支援が子育て世帯に優しい町づくりになるのか、まだまだ分からない段階です。子育て世帯に優しいまちづくりとはどういうものなのかも、今後も考えていきたいと思います。この課題は大きく複雑であり、難しいものであります。今後さらに問題意識を持ち、町長と意見交換し、少しでも子育て世帯に優しいまちづくりを進めていきたいと考えております。町長よろしくお願いいたします。続きまして、先程配られました資料の配布であります。日本が抱えている現状です。30年間ベースアップが少ない近年15年の間に、税制改正と社会保険料の増加、そして共働きが増えたというグラフになります。この資料は厚生労働白書からのものであり、共働き世帯数の年次推移のグラフです。黒い線は男性雇用者と、あと専業主婦の妻からなる世帯です。赤い線は、雇用者の共働き世帯となります。見ればわかると思いますが、青い線で引かれている30年前といいますと1990年あたりです。この辺りから給料のベースアップが少なくなる状態が続いています。そして近年15年前といいますと、大体2006年ごろから税制改正や社会保険料の増加などによって手取り収入が減ったことで共働き世帯が増えているようです。更に、2017年、2018年、2019年、一気に共働き世代が増えているのは、国の幼児教育、保育の無償化制度などによって増加したものと思われます。共働き世代が増加した原因は収入が減ったことによる現象だと思われます。その中で、子どもたちも不安な環境で育てられた状態です。グラフの説明は以上です。このような状況の中、子どもたちの成長に影響が出はじめています。社会現象として、自殺やいじめと殺人などの犯罪行為が現れ始めていると私は感じております。内閣府ではこども庁創設に向け、進んでいます。先程町長も言われましたが、美深町は子育て支援は十分とは言いませんが、大概はやっているというお話がありました。本当に私もそう思っております。美深町における子育て支援の現状は様々なサポートが行われております。どの子育て支援も必要な支援であることは、美深町の子ども子育て支援事業計画調査の中で、子育てしやすい町と言っている人が75%程度と高い評価を示しており、明らかであります。私が子育てをしていた30年前と比較すると非常に子育て環境が整っている状態を感じております。更に必要な支援があれば今後も共働き世帯の支援の強化をしていかなければならないとも考えております。その辺について町長いかがでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
子育て支援という大きな項目、大きな課題に対して、名取議員から我が町の状況について、高い評価を頂いているということについては感謝を申し上げたいとこのように思っているわけであります。現実として我が町のことを少し申し上げたいわけでありますけれども、幼保一元化の取り組みだとか、更には給食を長年やれなかったのですけれども、こういう制度を取り入れて来て、そして自校方式という考えもあったわけでありますけれども、それぞれの自校方式からセンター方式というやつに結び付けながら全町的に、そして高校生までも支援をしていると。こういう取り組みを進めさせていただいた。端的には2つしか申し上げませんけれども、そういう取り組みもさせていただいた。更には先程から議員がおっしゃられている子育て支援の母子保健だとか、妊婦健診だとか、更には産後ケアだとか乳幼児健診だとか色々あるわけでありますけれども、そういうところにも取り組んでいるわけであります。高い評価をいただいているわけでありますけれども、そういう具体的な話も少し目をやってほしいなこう思っているわけであります。よろしくお願いします。
質問 1番 名取明美
現在、3歳からは保育料は無償化となっております。0歳から3歳までは非課税世帯は無償化となっていますが、それ以外は有料です。子育て環境を更に整えるために0歳から3歳まで精神的、肉体的、経済的に不安が大きい時期でもあります。保育所の無償化を検討していただけないでしょうか。保育料が非常に高いとも聞きます。まだ子どもが小さいので、病気になりやすく仕事も休んで子どもの看護をしなければなりません。つまり働かなくても苦しく、働いても苦しい時期であります。ある共働きのお母さんは、働いた自分の収入の半分残ればいいともおっしゃっておられました。町長、子育て世代の現状は本当に大変なのです。0歳から3歳までの保育料の無償化、あるいは減額による支援を検討していただけないでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
子育て世代の大変さは理解はするわけでありますけれども、どこと比べて保育料が現実的に高いのか。こういう面もあろうかと思います。更には、子育てでありますから、何でも無料という考え方、こういうことについてもいいのかもしれません。しかしながら、うちの財政だとかそういう諸々を考える時に、また全体的な町の施策の考え方として子育てだけに特化した考え方でいけるのかどうか。そういうことも十分検討して参らなければならないのではないのか。そういう風に考えておりまして、今折角の提案でありますけれども、それについては中々厳しいものがある。簡単に言えば、中々出来ないのだということを申し上げておきたいと思います。
質問 1番 名取明美
今、町長の方から苦渋の選択として中々できない。そして子育てばかりにも中々できないというようなそのような答弁でありました。次に、新型コロナ支援であります。依然として子どもたちの新型コロナ感染リスクがあり、不安な状態で日常生活を過ごしています。具体的にはある家庭に2人の子どもがいます。1人の幼児センターに通う子どもが熱を出しました。すると小学校に通う兄弟が熱がなくても休まなければならない。家の中で待機の状態でした。するとお母さんも仕事を休まなければなりません。このような状態が先月の11月1日まで続きました。新型コロナ感染の感染拡大の予防のための措置でした。子どもたちとお母さんはそのような環境の中で、不安な状態を過ごしていました。第6弾の新型コロナ感染ウイルス予防対策支援として、5千円の美深町商品券による給付が行われた時に、ある3人の子どもがいるお母さんは、それで何を買われたと思いますか。1人5千円で3人いるので1万5千円の給付を受けました。その1万5千円で米を50キロ買ったそうです。お米はおにぎりにも出来るし、チャーハンにもできる。米さえあればお腹いっぱいにしてあげられる。50キロの米を眺めて本当に嬉しかったそうです。美深町からの思いがけない支援に本当に嬉しく有難く思ったと言っておられました。この米も2カ月もたたないうちに無くなってしまうともおっしゃっていました。たった5千円という方もいるでしょう。しかしされど5千円なのです。私は女なので細かい事をいいますが、5千円あれば米が15キロも買えます。とても大きな力となります。第6弾の新型コロナウイルス予防対策支援は大きな喜びと大きな安心となり、子どもがいる世帯の力となりました。まだまだ子どもたちに新型コロナ感染リスクは続きます。幼児センター、小学校等で、完全に登校制限がなくなったわけではありません。依然として感染予防のために今でも小学校のお姉ちゃんが熱を出すと、幼児センターに通う兄弟も1日は休まなければならないという状況であります。100年に1度の大変な状況の中、ふるさと納税を活用した新型コロナウイルス予防対策支援の再給付をしていただきたいと思います。町長いかがでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
感染予防の対策として兄弟がいる場合等々のこともおっしゃられました。更にコロナ支援対策として支給した給付金等を使って、米を買ったというお話も聞かされました。しかしながらそれぞれ、先程来お話を聞いておりますと、町の一定の評価をされておる。有難いことだなと思っているわけでありますけれども、今の段階においては我が町的には、これ以上の対策をとることが出来ない。しかし国においては色々なことを考えてくれるのだとすれば、財源手当て等々がつけばそれは考えていく必要があるのかなと思っているわけでありますけれども、答弁になったかならないかわかりませんけれども、その辺のところをくんでいただければ有難いなと思っています。
質問 1番 名取明美
今、町長から国からの財源がくれば、また考える余地もあるという答弁をいただきました。力強い答弁、本当に有難うございます。岸田総理がおっしゃっていました、聞く力は私には少なく、もっともっとつけていかなければならない力だと思っています。今後も子どもたちの意見、お母さんの意見、更に高齢者の意見を聴きとり、行政に反映して参りたいと考えております。これが最後の質問になります。子育て世帯に優しいまちづくりと、まだまだ続く新型コロナ対策について最後に町長のお考えをお聞きして、これが最後の質問といたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
やれることとやれないことが色々あるわけでありますけれども、色々な面で更には一番大事なのは、その姿勢に問われるのだろうと思っておりますので、その辺のことも配慮しながら、そして皆様の承認の声だとか、議員さんの声だとかそういうものも大事にしながら取り組んで参りたいとこのように思っております。よろしくお願いします。
質問 1番 名取明美
ありがとうございます。これで一般質問を終わります。