みんなの議会

美深町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月13日

異常気象における高齢者の避難対策と熱中症対策について

2021年9月13日、美深町議会の一般質問で、名取明美議員が「異常気象における高齢者の避難対策と熱中症対策について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
名取明美 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 名取明美

ありがとう。この言葉は東京2020オリンピックにおいて数多く耳にした言葉です。地球規模で新型コロナウイルス感染が広がっている中、外国人選手が日本語でありがとうと言った時には感動的でした。これから一般質問に入ります。項目社会福祉。件名 異常気象における高齢者の避難対策と熱中症対策について。質問の要旨 東京2020オリンピックが8月8日に閉会して間もなく、西日本を中心に大雨特別警報が発令されました。また例年になく今年の夏は非常に暑く、毎日のように熱中症への警戒が呼びかけられ、美深町においても熱中症患者が多数発生しました。美深町は過去において大きな水害の経験があり治水事業により近年においては大きな水害は起きていません。しかし、最近の異常気象によりゲリラ豪雨や線状降水帯による経験のない降水が心配されます。現在の美深町の避難対策と熱中症対策について、次の視点で強化を検討してはいかがか、町長の所見を伺います。1 高齢者を対象とした避難所の明確化について。保存版ハザードマップが平成28年3月に美深町の全世帯に配布され、災害に対する情報が沢山入っており、町民にとって重要な資料と評価しています。しかし、ハザードマップの避難所図表記は高齢者にとって分かりにくいという話もあります。例えば、高齢者がいる世帯に避難所だけを明記したチラシを配布してはいかがか。2 迅速な熱中症対策の情報提供について。今年の夏は全国的に猛暑の夏でした。美深町においても記録的な暑さで、熱中症の患者が昨年より多く発生し防災情報端末機から初めて熱中症警戒情報が発信されました。町民のことを大切に考えた行政の施策と評価しています。今後、高齢者の熱中症対策がより重要となってきます。「熱中症警戒情報」を早い時期に知らせ、さらに回数も増やすなど熱中症予防の強化ができないか、町長の所見よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

只今、名取議員から高齢者の避難対策と熱中症対策の2点についてご質問をいただきました。順を追ってご答弁を申し上げたいと思います。まず1点目の高齢者を対象とした避難所の明確化についてのご質問でありますけれども、近年全国各地において洪水や土砂災害など大規模な災害が発する傾向にあり、毎年多くの方々が被災をしております。中には、あと少し避難が早ければ助かったという被害も少なくはありません。こうしたことを防ぐため、国や北海道の防災計画が毎年見直されているわけであります。美深町地域防災計画もこれに合わせて改正をしているところであります。広報9月号では、避難指示の発令方法の変更についてお知らせをしたところであります。ご質問の避難所の明確化については、ハザードマップを全戸に配布して周知しているところでありますけれども、限られた紙面のため、表記は大きくはなく、おっしゃる通り見やすいものではないかもしれません。しかし避難所の多くはご自身が住んでいる地域のコミュニティセンターや大きな公共施設を指定しており、高齢者であってもその存在、所在が分からないということはないと考えているわけであります。直ちに新しいマップを配布する考えはありませんけれども、今後ハザードマップを更新する際には、より見やすいものを作成するよう努めて参りたいこのように考えているわけであります。次に、2点目の迅速な熱中症対策の情報提供についてでありますけれども、昨年までは熱中症の予防啓発は毎日の気象情報を参考に防災情報端末機で行っておりました。今年度は、環境省が熱中症予防のための新たな情報発信として熱中症警戒アラートの運用を始めましたので、これを活用して周知して参りました。特に高齢者は熱中症のリスクが高くなることから、熱中症警戒アラートを参考にするとともに、地域の実情に応じた早めの注意喚起となるよう努めて参ります。以上が、とりあえずの質問に対する答弁であります。

質問 1番 名取明美

西日本を中心にした大雨特別警報が発令された時、テレビのアナウンサーが避難所あるいは安全を確保できる知人、親戚宅、または車による安全地域への移動をお願いします。それでも避難できない人はなるべく2階以上の山側から遠い部屋に移動し天候がおさまるまで待機して下さい。命の確保をしてくださいと何度も放送されていました。この時、1年間の降水量の3分の1、あるいは8月の降水量の数倍が数日の間に記録されました。災害がいつ発生してもおかしくない状況でした。西日本を中心とした大雨特別警報の情報を見て、美深町における災害の危機対策をどのように思われましたか。町長、いかがでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

いかがでしょうかというご質問でありますけれども、どちらかというと過去は大きな災害があって、天塩川を中心にして堤防もかさ上げが低かった時代があるわけでありますけれども、近年天塩川の流量、とこ下げ更には堤防の改修等々が進んでおりまして、どちらかというと安全安心な地域に入るのかなというように理解をしているところでございます。

質問 1番 名取明美

9月は防災月間です。内閣府、防災担当と消防庁から避難警戒レベルが令和3年5月20日から先程町長も言われておりましたが、1から5まで5段階に分けて発表されています。3段階目のレベルで高齢者等の避難が指示されています。避難に時間のかかる高齢者や障害のある人は危険な場所から避難しましょうとなっています。誰にでもわかりやすい避難所の表示をしてほしいと思います。ハザードマップでは、避難所等の図表記されていますが、高齢者や障害のある人にはわかりにくいという意見がありました。私もハザードマップを見てみましたら、図表記が2つありまして1つは避難所、もう1つは一時避難所があり、高齢者にとってはどちらに避難したらいいのか分からない。迷ってしまいます。誰にでも分かりやすい避難所の表示をしてほしいと思います。意識の高い高齢者は入院用と避難用のバッグをそれぞれつくり非常事態に備えている方もいらっしゃいます。避難所の明確化のチラシの他にも美深町においてはフレんどバスがあります。フレんどバスの停留所表示があります、そこに例えばフレんどバス停留所の電柱等に貼られている表示の下に、ここの地域の避難所は体育館、ここの地域の避難所は小学校ですなど明記するのはいかがでしょうか。町長、いかがでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

今、ご質問をいただいているところでありますけれども、高齢者に対する誘導だとか援助だとか、この辺について少し考えてみたいなと思っているわけであります。それぞれの自治会においては平成18年以降といいますか、自治会が母体となって地域住民が自主的に連帯をして防災活動を行うための自主防災組織が編成されているわけであります。災害時には行政が支援できる範囲は限られているわけであります。住民同士の連携による避難のほか、避難生活に必要な活動ができるよう自主防災組織とともに対応したいと考えているわけであります。加えて町が高齢者や身体が不自由な方については、避難行動要支援者名簿、まあこれは手持ちでありますけれども、その情報についてご家族の同意、そういうものが得られた場合は自治会に提供しているということになっております。自治会の会合や防災訓練等の機会を通して地域の中で支援が必要な方々の情報を確認されるよう通知して参りたいと思っているわけであります。避難行動時に地域の協力が必要なこと、それは言ってみれば避難指示が出たら近くの人などが一緒に行動するのが最も良いわけであります。避難を完了していることについて、離れている家族に連絡することも大切ではないのかなと思っているわけでございます。色々、今提起もありましたけれども、そういう部分については中々第一次には地域のセンター、そして2次こういう部分については体育館だとかそういうことになるわけでありますけれども、それらについてもその時点での判断といいますか、指示ということを自主防災組織なり対策本部なりそういうところを通して指示をしていかなければならないのではないのかなと考えるわけであります。

質問 1番 名取明美

今、町長から行政には限りがある。地域の方でと言う話もありましたが、町中の避難所表示というのは旅行者、あるいは美深町に遊びに来た人が災害にあった時に役に立つと思うのですが、町長、町中の表示は重要だと私は思っていますが町長はいかがでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

否定するものではございません。ただ、それもその災害というか安全度と言いますか、そういうものを勘案して考えていかなければならないものではないのかなと思っているわけでございます。したがって、今の時点では直ちにそういうものを設置する、そういう考えは、今はないということでございますのでご理解をいただいておきたいと思います。

質問 1番 名取明美

鉄は熱いうちに打て、ではないですが、西日本の水害の情報を他山の石として美深町民の命を守るために出来ることから強化していただきたいと思います。高齢者の中には、西日本の水害により、危機感を持ち避難所を分かりやすくしてほしいと言っておられました。また美深町において警戒レベル3の時、防災情報端末機から情報を流すとは思いますが、高齢者の災害防止を、強化を考えていただきたいと思うところであります。次に、迅速な熱中症対策についてです。厚生労働省の人口動態統計によると高齢者の熱中症による死亡者は令和元年1,224名中、65歳以上は1,000人で全体の81.7%を占めています。今後、高齢者の熱中症対策が美深町においても重要となってきます。なぜ、高齢者の死亡率が高いかについては、1つは老化により暑さを感じにくくなる。さらに汗をかきにくいので体温調節ができない。最後に、のどの渇きを感じにくく脱水症状を起こすこの3つです。対応策として重要なのは小まめに水を飲む。さらに体温の上昇をおさえる。例えば薄着にする。扇風機をかける。窓を開けるなどこの2つです。高齢者の中には水分を多く飲むとトイレに行く回数が増えるから水を飲まないようにしているという声も聞きます。熱中症の恐ろしさを知ってもらうためにも広報による情報提供は重要です。今年は防災情報端末機から初めて熱中症警戒情報が8月6日と7日に発せられました。町民のことを大切に考えた行政の施策に感謝申し上げます。熱中症警戒情報は、高齢者の熱中症対策も含めた大変重要な情報と感じています。しかし、この情報は8月7日で35.3度の時でした。次の日の8月8日から最高気温は一気に21.5度にまで下がりました。今年は、7月中旬から30度を超える日が続いていました。7月28日には美深町最高の36.4度を記録されました。町民の特に高齢者の命に係わる情報となりますので、熱中症警戒情報をつう少し回数も多く、迅速に提供してほしいと感じました。町長いかがでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

質問が続いているわけでありますけれども、先程高齢者に対する避難の地域の協力ということを申し上げましたけれども、そこで何と言いますか避難名簿と言いますか、こちらで押さえているそれぞれの地域での対象者といいますか了解をもらっている部分、公表してもいいとそういう部分がありますので発表しておきたいと思います。第1は自治会名でありますけれども、33人が対象になっているわけであります。第2は28人、第3は23人ですか。第4は5人、第5は26人、新生は24人、仁宇布は0でありますけれども地域においても東4、南12、敷島1、吉野5、富岡3、斑渓3、川西4、玉川0でございますけれども、西紋は5、恩根内地域にあっては10、全体で186人が対象になっているわけでありますけれども、この内45人ほどが同意はできないですよということでありますけれども、その辺については結果的に名簿登載者が141人となるわけでありますけれども、地域の民生委員だとか自治会の方々だとか地域防災の担当等々と協議をしながら進めることになるわけでございます。そしてさらに只今熱中症予防に対する防災端末情報等の周知のお話を今、伺ったところでございます。6月17日さらには7月15日、7月19日から26日、そして8月の6日、8月の7日、8月の6日、7日は厳重警戒アラートが出された日でもあるわけであります。環境省の熱中症警戒アラートは暑さ指数数値予測値ですね。もとにね、前日の17時から当日の5時、1日2回発表とこのようになっているわけでございます。独居高齢者の健康状態の確認等でありますけれども、時期としては8月に実施しているわけでありまして、役場といいますか担当の方で電話による聞き取りをしているわけであります。健康状態については、暑さによる体調不良者、電話での確認でありますけれども2名程度おられたという状況であります。また消防署等の搬送実績といいますか、というものも調べておるわけでありますけれども、7月1日から9月6日までの実績でありますけれども、これらについては10人程いるということであります。言ってみれば昨年は0でありましたから、そういう65歳以上、その中で10人の中で65歳以上の人は4人、さらには64歳以下ですか。方は6人という実績になっているわけでございます。また温度基準だとか注意すべき事項だとか注意目安ですね。注意事項、これらはWBGTですか。こういう指数もあるわけでありますけれども、温度差によって危険温度、さらには厳重注意警戒、さらには注意とこのように異なるわけでありますけれども、それらに基づいて予防の情報サイトこういうものを勘案しながら出している状況でございますので、ご理解を賜っておきたいなと思っております。中々町独自では非常に美深町も管内一という日もあったわけでありますけれども、そして何と言いますかこの頃は非常にこの熱中症対策についても心配をしているような状況があるわけで、どちらかと言うと我が町的にいえば、そのクーラーだとかそういうものもあまり復旧していなかった地域であり、しかしながらここに来てクーラー等もかなりの状況で入ってきている。そのような状況を伺っているわけであります。そのようなことで今後の課題として、こういうものが非常に今、議員さんがおっしゃる通り非常に重要になってくるのではなかろうかと思っているわけでございます。以上です。

質問 1番 名取和美

来年も引き続き迅速な熱中症対策の情報を提供していただき、熱中症対策の更なる強化をしていただきたいと思います。今回の異常気象による避難時の災害時の避難所の明確化と熱中症対策の強化は新型コロナウイルス対策に影響がある重要な事項と思い、質疑させていただきました。最後に、新型コロナ関連ではありますが高齢者のワクチン接種は実施機関である役場と病院関係者と町民の3者の協力によりスムーズに出来たと思います。地域を守るための力はお互いの協力なくしては実現できません。まだまだワクチン接種が行われると思いますが、実施機関への感謝と協力してくれる町民への感謝は忘れてはいけないと思います。これが最後の質問となります。高齢者の命を守るという観点で、災害時の避難場所と熱中症に対する町長のお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

私の考えはいかがなことかというご質問でありますけれども、ご質問されている名取さんとそんなに変わらない、基本的には変わらないのかなと思っておりますけれども、しかしながら地域性、そういうものも勘案しながらやっぱり考えていかないとならない。そしてどうするか。そして具体的には我が町でやれること、そしてみんなに協力してもらうこと。こういうことも中心に考えながら対策をとっていければいいな。今、言われたコロナもちろんそうでありますけれども、災害、さらに熱中症、今後のこととして非常にこれらのことは重要になってくるこのように認識をしておるところでございます。

質問 1番 名取明美

ありがとうございます。これで一般質問を終わります。

出典:美深町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月13日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる