みんなの議会

美深町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

移住定住促進と関係人口の創出について

2021年3月11日、美深町議会の一般質問で、和田健議員が「移住定住促進と関係人口の創出について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
和田健 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 和田健

まず私の一般質問を始める前にですね。本日3月11日東日本大震災の10年目を迎える節目の年にあたりまして、私も10年前に東日本の大震災発生直後、被災地となる気仙沼そして南三陸で1か月ほどボランティア活動をしたことをこの10年を迎えて改めて記憶に蘇ってまいりました。テレビなどでその後、復興という姿を見る機会が増えてまいりましたけれども、被災された皆さん、その誰もが笑顔で暮らせる生活を1日でも早く取り戻していただけるようにご祈念を申し上げるところでございます。そしてまた亡くなられた方々のご冥福を深くお祈りしたいと思います。それでは私の一般質問に入らせていただきます。項目は行政です。件名は移住定住促進と関係人口の創出について。質問の要旨を述べさせていただきます。町財政においては、人口減少や高齢化に伴い町税の収入額の減少が年々顕著に見られ、令和3年度町政執行方針の中でもこれからその伸びは期待できないと明言されています。町歳入では、依然として国からの地方交付税収入が構成割合の多くを占めていますが、一方で国は地方創生の名の元に、各地方自治体の独自財源の確保、増加という自助努力を求め、それを後押しするため、地方への移住定住促進、そして関係人口の創出推進や東京一極集中の緩和策を打ち出し、全国各地方自治体が様々な補助、支援制度で取り組みを競っています。美深町もいよいよ人口3,000人台の町が視野に入ってきている中、町内の労働力不足、地域活動の担い手不足は数字だけでは図れないほど深刻化し、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大によって、そのスピードを増していると感じており、町財政の確保の面や地域の経済活動、日常の地域活動の維持において町外からの移住定住促進は新たな局面を迎えていると考えます。よって美深町の移住定住促進のための施策について、これまでの取組と今後の展開をお聞きいたします。まず1つ目に美深町においては移住定住体験のための住宅の整備による体験希望者の募集を行い、呼び込むことにあまり予算を割かず、子育て支援や就労・起業支援などに力点をおいてきましたが、移住定住促進や関係人口創出が美深町の税収や町内の経済効果に及ぼす影響を試算し、分析は行っているのかをお聞きいたします。2つ目にこれまでは町民とのつながりや趣味・趣向で興味を持たれた方が移住につながった例が主でありましたが、美深町が全国、または道内各市町村の中で移住定住地として選択されるためには、何らかの施策的優位性が必要であると考えますが見解をお伺いいたします。3つ目に移住定住体験住宅の活用においては、単なる制度利用の移住だけではなく、定住につなげることが重要と考えますが、わが町の豪雪・寒冷地という立地から冬季間の利用が少ないと聞きます。町外から移住定住された方々からの意見、要望収集や追跡調査による新たな支援策の研究は行っているのかをお聞かせください。4つ目、都会で暮らす人たちの「田園回帰」で農山漁村での暮らしが注目されています。また、コロナ禍によって人込みを避ける生活を望む人々が増え、より環境を意識した移住を考える風潮が強まったと感じます。美深町内では特に仁宇布地区の山村留学制度が30年という長い歴史の中で、その教育的価値のみならず移住定住策としても美深の特色であるという観点から、山村留学制度を関係人口創出や移住定住策として位置付けるべきとの考えについて所見をお伺いいたします。最後5番目、町内で深刻な労働力不足について、町内で就労する移住者が新たな活力になることはもちろんのこと、コロナ禍の影響で影を潜めてしまった外国人の受け入れもまた課題と捉えていますが、今後の方針をお聞かせください。以上、5点について町長の所見をお伺いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

まず初めに、移住・定住そして関係人口の創出が美深町の税収といいますか、町内経済効果に及ぼす影響額について、試算や分析を行っているかというご質問をいただいたところであります。これまで関係人口の創出について経済効果だとか、その影響額を試算・分析したことはないわけであります。また本町の移住・定住に関する予算としては、主に移住体験に関する直接的な予算としては、主に移住体験に関する住宅とかの管理経費や、移住相談等にかかるPR経費が主なものでありまして、ご質問にある通り呼び込むために大きな経費をかけていないのが現状であるわけであります。2つ目でありますけれども、移住先として選定してもらうための施策的優位性が必要ではないかというご質問をいただいたところでございます。本町におけるこれまでの移住実績では、趣味や趣向によるものや、人とのつながりから移住につながったものが多いという印象を受けているわけであります。大きな特徴としては、農業や商工業において、本町で新たに就農したり、起業したりしようとする方々に対する支援制度によって、新規就農者や新規開業者として移住された方々が多いのも事実であります。これらの方々については、移住後も精力的に取り組まれており、事業を中止された方は、ほとんどいないのが実態であります。これこそが本町における優位性であると確信をしているところでもあります。最初の質問にも関係するのですが、単に移住対策だけを見ると予算も少なく他の地域から見ても優位に立てる要素は少ないと思われるかもしれませんけれども、しかしながら新規就農や新規開業に対する支援は小さな意味での1つの企業誘致的な考え方も見えるのかなと思っております。経済的な活動も伴う移住は、町内における経済効果も大きいことから、他に先駆けてこうした部分に予算をつけて取り組んでいる、こういうところであります。また移住を考えるにあたっての大きな要素として、町民や地域との繋がりができることが大切であると思っているわけであります。そのために農業における新規就農支援においては、地域の受け入れ組織での技術指導のほか、地域との関係構築を図ることについても重点をおいており、受け入れ組織に対しても、支援と連携を図りながら推進しているところであります。そのほか、これまで移住体験事業を推進する中で、体験住宅が所在する地域の自治会長さんに対しては、体験者が来るたびにお知らせをし、機会を見て関わっていただくようお願いをしているような状況であります。時期にもよりますけれども、体験に来られた方々に地域のイベントを紹介する中で、美深のふるさと祭りであるとか、そういうものに参加をしていただく。さらには自治会の催し物に参加をしてもらうなど、地域の方々と交流を積極的に持ちながら美深町での生活をイメージしてもらう。そうした取り組みを進めているところでもあるわけであります。移住・定住を推進している自治体は数多くあるわけでありますけれども、移住希望者を言ってみれば奪い合う状況にある中で、そこに多くの予算を投入して何かしらの優位性を作ったとしても、それが定住に即つながるとは考えていないわけであります。そう簡単ではないものと考えております。これまで進めてきた方針でもありますことを理解していただきたいなと思っております。ただし、まだまだ我々が気づいていない、他の町より優位に立てる要素や、アイディアがあれば、ぜひアドバイスをいただいて、可能性あるものであれば検討を進めて参りたいと思っているわけであります。次に、移住・定住を推進するための、冬期間の対策についてのご質問も受けております。我が町の豪雪、寒冷な気候については、この地域の1つの特徴でありますけれども、これがデメリットとなっている部分もあるのかなと思っております。そのためには、まずは厳しい冬を体験してもらうことを優先に、移住フェアなどのイベントの景品として冬期間の移住体験住宅の無料券を配布したこともあるわけでありますけれども、なかなか来ていただけないのが事実であります。こうした不利な条件に対する支援策について、調査や研究を行っているかとの質問でありますけれども、現状ではこれらについては行っていないわけであり、この部分に対して特別の多くの予算を使うことは考えていないわけであります。またこの地で生活するために、雪や寒さを上手に受け入れていく必要があると考えておるわけであります。これらを克服するための支援は実にここに住んでいる私たちが生活する上では必要なもので、除雪対策や克雪支援など、既に行政として行っているものがあるわけでありまして、その点はご理解をいただきたいなと思っております。現状、移住される方に対してこれ以上の支援は難しいなと考えているわけであります。雪や寒さが苦手な方は、どのような支援があってもこの地を選ばないでしょうし、無理に来ていただいても定住につながらない。しかしながら冬の季節を好む方も中にはいらっしゃるのではないか。ウインタースポーツなどをきっかけとして美深町を知っていただくことも考えられますので、この地域の素晴らしい雪質であるとか、冬期間のアクティビティ的なことなどをはじめ、この厳しい自然環境を1つの材料として、積極的なPR活動を推進して参らなければならない。こう思っているわけであります。この地域にこうした季節的な部分で条件的に不利な面もあるわけでありますけれども、時期によってはとても良い条件となる季節もあることから二地域居住などの1つの形、1つの言葉が出てきております。令和3年度から全国二地域居住等促進協議会、仮称でありますけれどもこれにも参加しながら、引き続き研究や対応策等の検討を進めて参りたいと考えておるわけであります。次にコロナ禍における田園回帰が注目される中で、山村留学を移住定住対策として位置づけてはどうかと、こういうご質問でありますけれども、新型コロナ感染症の世界的な感染拡大は社会経済活動や日常生活におけるこれまでのあり方に大きな変化をもたらしたといえます。特に、人が多く、人口密度が高い都会では、働き方を含め、新しい形の生活スタイルが注目されており、その1つがリモートワークでありますけれども、移住定住対策や企業誘致の1つの方法として推進していきたいと考えているわけであります。山村留学制度の移住・定住との位置づけでありますけれども、これについては直接的に位置づけるのは難しいと考えているわけであります。山村留学により、この地で教育を受けようとする背景には様々な理由があるのではないか。そこには、まず子どもの教育環境の改善を図りたいとの大きな目的があるわけであります。山村留学ではそうした教育の場を確保することを第一に推進していかなければなりません。そうして美深町に来て、一定期間生活する中で、その後の生活拠点をこの地に移すに至るときには、先ほども申しましたけれども、地域の生活や人とのつながりが大きな要因となるものと思っているわけであります。そこで行政として必要なものは、生活するに必要な子育て支援の充実や就労支援などであり、これら町民に対する行政サービスそのものと思っているわけであります。しかし、そういう観点に立てば全町民的な考え方に立たざるを得ないと思っているわけであります。そういう意味でご理解をくださるようお願いを申し上げたい。最後に労働力不足に対する外国人受け入れについてのご質問であります。町内の農業や各事業所での労働力確保の手段として、外国人労働者の活用は、今後、選択肢の1つとして、そのウエイトは高くなっているものと思います。農業では、これまで、中国からの受け入れを中心に進めており、昨年はコロナ禍において受け入れが困難な状況となったものの、これまでとは違う形での外国人の確保は図られました。また福祉関係では、新たにベトナムからの外国人の技能実習生を受け入れしている事業所もございます。こうした外国人の受け入れについて、既に国や民間の制度を活用して確保されているものであり、今後においても、コロナ禍における受け入れについて、一定程度対策が講じられてきておりますので、引き続きそうした制度の活用により、それぞれの事業所等にあった取り組みが推進されるものと思っているわけであります。この他、労働力確保に対する取り組みの1つとしては、東京圏から移住し、町内の事業所に就業した場合に支援が受けられる事業に、国や道と連携して取り組んでおりますけれども、昨年はコロナ禍ということもあって、町内事業所での取組がありませんでしたので、商工会とも連携をして事業の推進を図って参りたいとこのように考えているわけであります。以上です。

質問 3番 和田健

ありがとうございます。まず、この移住定住推進というところで、私質問するにあたりまして、改めて平成27年10月に発行されています、まち・ひと・しごと創生総合戦略というものを見直したわけなのですけれども、これ冒頭の部分の人口ビジョンのところで将来的なこの美深町の人口の推移というのが統計的に推計されているわけなのですけれども、ここの部分でやはりもう2020年の数字のところを見るとかなり予測より下回ってきているのではないかというように推察できるわけですね。またそういったものというのが、この今ある人口ビジョン、色々なところに差異が出てきているのではないかと感じるのですけれども、町長の感じとしてどういう抑えをされているのか。お聞きしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

) 先ほど言われました人口ビジョン等々が少し心配な状況になっているということを質問されました。私自身もそのような感じをしているわけですけれども、しかしながら昨年、国勢調査をしたわけですけれども言ってみれば十何年前に町長に就任した時には5,000人時代があったわけでありますけれども、今回の国勢調査で4,000人割れたら大変なことになるなとそういう心配をしておりましたけれども、しかしながら4,000人はクリアできそうだということでありまして、ほっとしているような状況であります。しかしながら残念ながら少し現状は厳しいな、こう思っている状況でございます。ただ色々な対策を取りながら少しでも人口ビジョンというものに対策を打ちながらそうならないように努力をして参りたいと思っているところです。

質問 3番 和田健

昨年ですか、9月の国勢調査ですね。こちらの方で、とりあえずはまだ4,000人の方は切らない状況ということ。これからまた色々な統計の部分、多分3月以降出てくるかと思いますけれども、そういったものも僕の方でもちょっと見てみたいなと思っているとこであります。もう1つこの人口ビジョンのところで、転出先・転入元の状況というところ、移動人口の統計の部分を見るわけなのですけれども、ここで転出・転入どちらが多いかというと美深町まだ転入の方が多いと。転入超過になっている状況なのですが、その転出の方の各転出先の統計を見ますと、やはり札幌、旭川、次いで名寄市に転出されている方の方が転入されている方よりも若干多くなっている。そこの部分においてこの人口ビジョンの中で参考として書かれているところに、人口減少に歯止めをかけるためには通学・通勤のために他市町村に通っている人がそのままその市町村に転出してしまわないように、また他市町村から通っている人が本町に転入してもらえるようにといった視点も重要です。と書いてあるのですけれども、これの部分に対して町長の見解をお願いします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

移動人口等についての今お話がございました。転出・転入さらには出生・死亡、こういう自然現象もあるわけでありますけれども、本当に出生する人は20人前後。亡くなる方はその倍ぐらいという状況が続いて、そして転入・転出が先ほど言われたような状況。このことを踏まえると厳しいなというのが実態でありますけれども。そして東京だとか札幌だとか旭川だとかという都会の部分に流れる人、さらには近隣にも流れる方。しかしながらここへ来て近隣から逆に入ってくる人も少しはいるわけであります。そういう人も大事にしながら、そして企業誘致だとか農業だとかそういうものに結び付けていくようなこういうことも考えながら施策等を充実させていきたいとこのように思っております。ただ、施策等については先ほど言いましたように今持っている施策を大事にしていきたいという考え方であると。

質問 3番 和田健

町長のお考え僕も大賛成です。あまり他の町のことというのは、僕も見ないようにはしていたのですけれども、今回これにあたりまして政策的な優位性というのもお聞きしたところですので、例えば名寄ですとか下川、そういう移住定住策どのようなことをやっているのだろうなと調べましたけれども、そんなほぼほぼ対して違いはないのですよね。でも、やっぱり下川なんかはそういう田舎暮らしを進める雑誌とかなにると、道内でも全国でも結構上位の方にランキングがあったりしまして、では何が違うのだろうというところを僕なりに考えるのですが、そういう町民性もあるかもしれませんけれども、まず1つは多分そこにあって美深にないのというと移住定住者希望者向けの相談窓口、そしてまた移住定住してからのそういう相談窓口のワンストップで一括して扱う部署が役場内にも民間の方にもないというところ。その違いがあるのではないかなとちょっと思ったのですが、町長のお考えを。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

移住定住の考え方でありますけれども、和田議員の方から町長の考え方に近いものがあると。基本的にはいいよということのお話をいただきましたので、ほっとしながらでありますけれども、若い近隣の首長さんといいますか、そういう方々が非常に宣伝するのが上手になってきまして、そういう部分少し我が町的には私も決して若い方ではありませんので、ちょっと劣っているのかなと思っているような次第であります。しかしながら今ありました相談窓口だとか、そういう部分等については十分充実させながら取り組んで参らなければならない。基本的には他の町村のことを申し上げるつもりは全くありませんけれども、来た人が出ていく率というのは、他の町よりは少ないのかな。そのように感じているようなところでございます。

質問 3番 和田健

それでこの町でいうと、先ほど町長が冒頭答弁されたように新規就農者の取り組みといいますか、そちらの方で言うと農業担い手対策推進協議会でしたか。多分その力もあるでしょうし、僕昨年初めてある農家を新規就農された方の農家だったのですけれども、かぼちゃ収穫を頼まれまして、収穫を手伝ったのですけれども、やはり元の農家さんの本当にもう生活から農業のやり方から除雪の援助だったり、その人が本当に親身になって支えて応援して、ここで美深で農業をやってほしいという思いだと思うのですけれども、そういった取り組みというのが、やはり学ぶべきところなのかなという気がするのですよね。そういった面で地域、住民ができることもあるかもしれない。でもその町として移住定住、新規就農や林業に関することも含めて、そういったものに力を入れている姿勢を見せなきゃいけないと思うのですけれども町長どうですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

地域の方、一生懸命移住者に対する支援といいますか、応援といいますか、協力といいますか、という部分について本当に一生懸命やっておられるなと思ってみております。そしてまた都会から来た人もこの地、我々は冬で大変だなと思う時もあるのですけれども、しかしながらこの真っ白な冬を見て「あぁいいな」と感動してくれる人もいるわけであります。だからそういうところを見ると色々な人がいるものだな。そして色々な受け入れをしなければならないな。これも実態であります。ただ、そして他の町村からその新規就農の農業もそうでありますけれども、新規開業等もそうでありますけれども、他の町村より制度が劣っているとか1つも考えたことがありません。かえってうちが進んでいると自負している。他の町もこの頃真似したなと思うぐらいにそう思っているような状況であります。ただ地域の方に任せるだけではなくて、町も農協さんもそうでありますけれども、農協さんも対策室をつくったという話。ただそれは成果が上がっているところまで今言えるのかどうか。そういう問題もあるわけでありますけれども、課題があるわけでありますけれどもそういう部分について一生懸命取り組んでいる。行政としてもそういう部分について地域の方と一体となりながら取り組んでいきたい。こう思っております。

質問 3番 和田健

はい、ありがとうございます。もう1個ですね。ここまで言うと言い過ぎになってしまうかもしれないですけれども、先ほど紹介しました田舎暮らしの雑誌なのですが、そちらの方で移住先の全国的なアンケート調査を実施していて、行きたい移住したい町ベストランキングみたいなものを作っているのですが、その雑誌のまとめのところで上位にランキングしている、北海道で言えば沼田町が1位だったのですよ。下川町が4位だったのですよね。その沼田町が何で1位かというのは、生活圏が500m圏内というコンパクトにまとまった町というのが1つと、後は地域性。夜高の行灯祭り、皆で一緒になってやっているところとかというのが好きで移住先として選ばれているようなコメントが載っておりました。またそれに役場の職員の熱意というのが上位にランクしている町の特徴だと。その熱意、役場の職員の皆さんどれぐらいありますかね。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

役場の職員の熱意を一つの物差しで測れということかもしれませんけれども、中々これは難しい話でありまして測りきれないわけでありますけれども、総合計画のまちづくりの5項目目に挙げた、私も一生懸命外に出ますよと。会話もしようと、職員もお願いしますよとこういうことを言っているわけでありまして、したがって共々に一体となって努力していかなければならないと。という面で役場の職員もまだかけるところが少しあるとすれば努力をするように、しった激励をしていきたいと思っております。

質問 3番 和田健

すみません。役場の職員の皆様も、そして僕も美深に住んでいてやっぱり3,000、2,000という人口の町を将来的に望むより、無理かもしれないけれども4,000、5,000と増えていく町の僕はやっぱり将来的な夢を持って、この場美深で暮らしたい。そういう人たちいっぱいまだ美深にいると、役場の職員の皆さんと地域の想いを一緒にして、もちろん町長がリーダーシップを発揮して、少しでも増えてほしいなと思うところでこの質問をさせていただいております。次に山村留学に関してなのですけれども、先ほど町長はそういう観点からの施策の方針は考えないという答えでありました。僕も仁宇布の山村留学の当初立ち上げに関わった人にお話をお聞きしましたけれども、その山村留学制度というのを地域存続のためとか学校存続のためというように子どもを施策に利用しているつもりというところは、当時の議長でしたか、町長でしたかに、そんなのは愚かな策だと、愚策だと言われた。というように立ち上げた方からお聞きしました。でも、その方は子どもを使っているのではなくて、子どもの故郷づくりをするための山村留学制度なんだと。そこを基にして30年が経過しているのだとそういうお話です。今、その関係人口、この故郷づくりというのは、がっちりマッチしているのではないかと僕は思うのですけれども、そういった面で山村留学を結び付けることはできないですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

子どもの故郷づくりという具体的な話を今聞かせていただきました。非常に1つのインパクトのある話だなと思っております。子どもが色々な状況で、そしてお母さん方もそうだと思いますけれども、子育てするのが大変な時代に入ったなと思っているわけであります。そして子どもさん方、家庭も色々な家庭がある中で、わざわざこの仁宇布の地においでをいただいているのかなと思っているわけであります。しかしながら学校建設という大きな仕事がありましたから、山村留学制度そのものも見直していかなければならないということを教育委員会等々と連携をしながら進めてきたつもりでおりますけれども、しかし不十分だと。山村留学の協議会との協議だとか地元の保護者だとか、子どもさん方との接触だとか、それが不十分だという話も伺ったところであります。したがいまして、それらのことについて、今、子どもの故郷づくりという観点に立てばやっぱりここに来て子どもたちが自分の1つのふるさととして美深町を数えてくれるのだとすれば非常にありがたいことだと。そしてそれに答えていかなければならない。そのように思っております。したがいまして、そういうことも含めてでございますけれども、見直しと言ってきた部分も含めてでありますけれども、もう1回よく見直してみる。教育委員会と相談をしてみると。財政当局とも相談をしてみると。こういう形に私は考えていかなければならないと思っているところであります。色々な考え方があるわけでありますけれども、そういう中で何といいますか、子どもの故郷づくりといいますか、そういう観点を和田議員の方から聞かせていただきましたので、これは有難い話だな、いい話だと思っているところであります。ありがとうございます。

質問 3番 和田健

ありがとうございます。是非お願いしたいと思います。最後に外国人の受け入れの関係なのですけれども、昨年コロナの感染拡大が始まる前も一応町の中では結構外国人の方を見るようになって、国籍もそれぞれ違ったりしているのだろうなという印象を受けていたところです。そういった方たち、やっぱり外国人という差別はしたくはないのですけれども、町民としてどう受け入れる心の準備ができているのか。見ているところでいうと、やはりこの何かのきっかけが1つ必要じゃないのかな。このコミュニケーションの場というのもあってもいいのかなという、それを役場に外国人の受け入れをするかどうかという問題が大前提なのですけれども、その場の提供というものを考えられないかというちょっとした提案なのですが。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

非常に労働者確保といいますか、外国人の確保という難しい課題があるわけであります。実は昨年まで進めてきた外国人の雇用の問題、中々外国人の雇用が国の制度の中で入ってこられないということが言われております。しかしながら受け入れる側は受け入れないと農業も商工業ともいいますか、建設業等々も成り立たないのだという時を迎えておりますので、今まではどちらかというと中国を中心に考えてきたわけで、今後ベトナムだとかそういうところも入ってくるなと。そして東川でやっているような、ああいう制度的な、ただあれすらも課題があって色々苦労している。そのような話も聞かされており、そしてうちの制度そのものを使っているのを関係機関との協議の中でありますけれども、他の市町村でやっているところにかたって入ってきているという状況もある。ただ居住だとか何かとは見れば、やはり美深に居住して働きの場に出ているということも見られますので、そういう工夫を具体的にどうしたらいいのか。今年は少しコロナも何とか落ち着く方向が少しずつ見えてきておりますので、そういうことも研究しながら労働力確保といいますか、外国人の確保といいますか、そういうとこにも気を使っていければと思っております。

質問 3番 和田健

質問の要旨の方には入れませんでしたけれども、私も美深の中で、この美深仕事がないよと既存の町民の方からは言われるのですよ。でも、新しくこちらに移住された方たちというのは、仕事よりも何を探しているかというとやっぱり住宅なのですよね。その住宅という部分で、個人の繋がりでしか探せない状況にある中、やはりその空き家バンクとかそこはその行政の住民生活課なりにしっかりとした相談窓口というのが今後よりもっと必要になってくる。そしてまたその空き家の確保という部分に対しても支援が必要になってくるのではないかと思うのですよね。そこの町長の考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

よそから人を受け入れる、そして居住してもらう。こういうことについて非常に住宅の問題が課題としてあるのではないか。私もわからないわけではない。ただ美深町には空き家を含めて、沢山あると思っております。そういうところも活用ができないのかな。そういうとこの修繕費を出せたらすぐ行政でやれということに繋がってくるかもしれませんけれども、なるべく自分たちでやれるものは自分たちでやってほしいなと思っているわけでありますけれども、しかし行政として一定の手助けもしなければならないという部分について、それは労を惜しまないつもりではおります。ただ、空き家バンク的な発想で、もうちょっと役場としても相談する体制づくりをやれということのお話もあったわけでありますけれども、空き家バンクの整理、空き家バンクといいますか、ここの住宅空いているよと、そしてここは解体した方がいいよと。だけどこれはまだ使えるのではないかと、そういう図面も1つできております。だからそういうことをもっともっと宣伝をして表に出るように、先ほどの話もありましたけれども、役場として表に出るように求められているのかなと思っておりますので、その辺を注意しながら今後見ていきたいと。

質問 3番 和田健

最後にしたいと思います。いつも僕、若い振りして若い人の声を届けて参りましたけれども、高齢者の方からうちらのことも何か言ってくれと、いつも言われますので、これに関してなのですが、一度高齢者の方が真面目な顔をして僕にうちら年寄りは美深の町にとっていらないかいと言われたのです。すごい寂しそうな顔をされていました。この町、やはり高齢者の方も離町される方というのも多いと思います。そういった高齢者に対する支援がもっと必要なのではないかと思うし、まだ活躍できる場所というところをもっと磨き上げて高齢者の皆様が自信を持って、この町で過ごしていただけるというそういう取り組みも必要なのではないかなとその時ふと思いました。私それで答えが出てこなくて、そんなことはないよとしか言えませんでした。町長はもし、そうやって聞かれたら何て答えますか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

私も実は高齢者の1人に入ってきておりまして、あれなのですけれども、戦後1万3,000も4,000もいた時代。言ってみれば昔の先代の6代目の町長だと思いますけれども、西尾先生の時代、西尾町長の時代、そしてそれから20年。いってみれば美深町の戦後の民主主義といいますか、というものを政治の土台だとか、農業の土台だとか全部築いてくれたと思っております。そしてその後、長谷部町政になって20年経って言ってみれば今でいう美幸線だとかそういうものも含めてでありますけれども、悔しいかな少し見えてきたという関係があります。そしてその後は20年やられたわけでありますけれども、その後、先代の岩木町政になってまた20年やったわけでありますけれども、まあ1つのけじめとして行政として今の体制をつくってくれたと思っております。だけども1万3,000もいた時代から今でいう3,000の時代。その間色々な変策といいますか、偏見といいますか、あるわけでありますけれども産業構造が変わったとか、国の施策が変わったとかありますけれども、しかしながら基本となるのはやっぱりそれぞれの心、故郷これも大事。私もどっちかというと田舎育ちでありますから、そういう面を非常に大切しております。そして故郷というものを大切にしております。今、先ほど言いましたように仁宇布の移住者の子どもたちが、故郷を持たない子どもたちがここへ来てやっと故郷を持ったと言ってくれるようなことになれば非常に有難いわけでありまして、そういうことが1人でも2人でも出てくることを希望したい。そして年寄りと言われる高齢者と言われる方も、住んでみて良かったという町になれるように努力をして参りたいと思っております。

質問 3番 和田健

ありがとうございました。以上で終わります。

出典:美深町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる