みんなの議会

美深町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月20日

美深町の特色ある英語教育の推進について

2019年6月20日、美深町議会の一般質問で、和田健議員が「美深町の特色ある英語教育の推進について」質問し、教育長 石田政充が答弁しました。

質問者
和田健 議員
答弁者
教育長 石田政充

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 和田健

それでは続いて、私、和田の一般質問を始めさせて頂きます。項目は教育、件名は美深町の特色ある英語教育の推進についてです。質問の要旨を述べさせて頂きます。2020年度に小学校3年生から英語が必修化、5年生からは教科化される事を見据え、美深町では2018年から幼、小、中、高まで一貫した英語教育を「美深町の特色ある英語教育」として実施してきました。強化対策としてALTを2名に増員し、町内在住の外国語指導助手を採用。今年4月からは教育委員会に英語教育推進担当者を配置し、体制の強化がなされ、その連携を図るべく町内の幼、小、中、高の教員を含めた英語推進研究会が設置され、役割が機能し始めていると認識しております。また、2018年10月には美深小学校において、文部科学省の教科調査官を招聘し、公開研究授業を実施するなど、町内の小・中学校教員の研修にも力を注いでいることが見られます。実際に子供達の意欲・関心や適応性、習得力には目を見張るものがあり、一昔前の私たちが受けた英語教育とは格段に違いが見られる一方で、これからの国際社会、IT化の社会を担う子供達に求められている資質の高さは、私達の想像を超えるものであり、それ故に、教育において地方格差が生じることがないよう切に願うところであります。我が町の英語教育が全国、全道的にも一歩進んだものとなるよう、これから本格導入されるにあたり、以下5点について教育長の所見を伺います。1つ目に、美深の特色ある英語教育によって、どのような人材を育成しようとしているのか改めて確認させて頂きます。また、幼、小、中、高の各教育課程におけるそれぞれの到達目標をお聞きします。2つ目に、2020年度大学入試が現在のセンター試験から「大学入学共通テスト」に移行される事で英語の4技能であります「読む、聞く、話す、書く」を適切に評価するため、民間の資格・検定試験を活用するとされました。美深高校の生徒に限らず、検定試験会場の都市部偏りや資格取得のレベル設定など受験生には大きな壁になると思いますが、教育委員会としての見解と対策を伺います。3つ目に、外国語活動の一環としての国際理解の取り組みにおいて、我が町の友好都市であるカナダのアシュクラフト村との交流を検討するとされておりましたが、現在の取り組み状況をお聞きいたします。また、海外留学の経験は大学進学や就職活動において、国際社会に通用する人材の評価として、これからも重要視されると考えるところでございますが、交換留学などでは、アシュクラフト村との交換留学の取り組みの考えを伺います。4つ目に、他の自治体ではALTを独自採用しているところもあり、任期中に指導力を向上させ、町の英語教育に深く関わったALTを町内に留めておくことがこれからの美深の英語教育、または町民の外国人との交流という面でも有効であると考えます。現在、採用しているALTが町民との関係を深め、任期終了後も町に残る意思があった場合に、サポートする考えはあるのかをお聞きいたします。最後、5番目に町内各学校教員の英語授業の技術や英会話能力は、これから一層のレベルアップが必要であると思います。これからの英語授業のポイントを研修した昨年の教科調査官の来町は大変有意義なものであったとお聞きしております。また、各教員一人一人の英語能力のスキルアップも重要であり、教員が学べる場の提供として教育委員会のこれからの支援の考えを伺います。以上、5点をお聞きします。よろしくお願いします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

只今、和田議員の方から美深町の特色ある英語教育についてのご質問を頂きました。順を追って答弁させて頂きたいなと思います。初めに英語教育による人材育成の目標と各段階における到達目標についてのご質問でございます。美深町では平成28年度から特色ある教育スタイルの構築を目指して英語教育の在り方について協議し、推進する場である美深町英語教育推進研究会を立ち上げ、町内各学校が連携をし、各段階における英語教育の推進方法について検討を進めてきたところでございます。この中で美深町英語教育の目標として英語が使える美深人の育成ということを見据えて、文法や語彙などの知識を持っているだけではなくて、実際に外国人と交流できるコミュニケーション能力を持った人材の育成をすることが大切であるというように考えています。各学校の段階における到達目標でありますけれども、幼児センターにおいては違う国の人と触れ合いながら英語に親しむ事が出来る事、そして小学校の段階においては、読む事や書くことも含めた初歩的な英語を運用することが出来るようになること。そして中学校の段階においては、身近な事柄を中心にコミュニケーションを図ることが出来るようになるという事、そして美深高校卒業時には英語を通して情報や考えなどを的確に理解したり、適切に伝えたりすることが出来る、そのような事をそれぞれの到達目標として考えているところでございます。次に、大学入学共通テスト移行へ伴う民間試験の活用についてでございますが、現在の大学入試センター試験が、来年度限りという形で自主的には今の高校2年生が受験する時から大学入学共通テストという形で2021年の1月にスタートをする形になります。この中では新たに英語の民間試験の活用という形が今進められているところです。大学を受験する受験生には認定された英語の民間試験のいずれかを2020年の4月から12月まで、来年の4月から12月までですね。その間で受験をし、その受験結果が大学に提供されるという状況であります。現時点で各試験の実施日や会場が未定というところがありまして、また試験日等も決まっていないという事、それから試験会場は遠距離になるのではないかという事で、地方の生徒が不利になるなど、試験に掛かる経費が家庭の経済状況により差が出るのではないかと色々な危惧がされているという状況でございます。こういった事から試験に関わる詳細が、まだ決まっている状況ではありません。今後、民間の試験団体の動向を注視しながらどのように対応が必要なのかどうなのか、そういった事は考えていく必要があるのかなというように考えています。それから、次にアシュクラフト村との交流についてであります。英語力を高めていくためには授業で学ぶだけではなくて、実際に英語に触れる機会を増やすという事が大切であると考えています。美深小学校において、アシュクラフト村の小学生との交流を計画し、これまで協議を続けているわけでありますけれども、日本とカナダでは年度の始まる時期が違うという事、それからどうしても時差があるという事、それからアシュクラフト村の学校の方の対応できる学年等の課題もあるという事で、中々厳しい状況にあるのかなと思っておりますけれども、更に協議を進めていきたいと考えています。また、アシュクラフト村との交換留学という事での質問がございましたが、平成6年から平成14年まで高校生の交換留学の実施を進めてきました。残念ながらSARSの感染拡大という事でそれ以降実施はされていません。英語教育を推進していく中で、交換留学という1つの考え方ですけれども、交換留学なのか、それに代わるものがあるのか分かりませんが、そういったものが進めていく中で必要だという事での1つの方向性が見えるとすれば将来の検討の課題であるのかなというように考えているところでございます。次に、ALTの任期終了後におけるサポートという事であります。現在、ALTの招聘をしているわけですけれども、外国青年招致事業という事で来て頂いています。任用期間は最長で5年でありますけれども、ただこの任用に掛かる経費は地方交付税の算定費用として見られているという事が、そういった裏付けがあるという事をまずご理解頂ければと思います。美深町の人や環境に馴染み、町の英語教育のスタイルを理解したALTがそのまま美深町に永住してもらえるとすれば、これは町の英語教育推進にとりまして非常に意義深いことであると考えていますが、実際にALTの方がどのように考えておられるかは、中々しっかりと掴み切れないところもありますけれども、仮にそのような状況が生じるとすれば、何らかの支援ができるのかどうなのか、そういった事は状況によって検討する必要もあるのかなというように考えているところです。最後に教員の研修についてのご質問であります。質問の中で、昨年の研修について評価を頂いたことについては、まずもってお礼を申し上げたいなと思います。町では、教員の指導力を向上させるという観点から学校として取り組む研究事業や研修参加を進めるための必要な経費を一定程度の支援をさせて頂いております。また、英語教育に関しましては、美深町の英語教育推進研究会という形で先程お話し申し上げましたが、その中で研修はじめ、授業を進めるための先生方を支援する経費も一定程度見させて頂いておりますので、一定程度の体制は整っているというように考えているところです。しかしながら先生方がどうしても日常の業務に追われてしまうという実態があります。教材づくりですとか、そういった事がどうしても大幅な時間やエネルギーを割くということで苦労している状況があるのではないのかなと思っています。そういった中で子供達の英語教育の中において子供達が楽しいと思える授業、そして飽きさせない授業づくりのためにもやはり準備について時間を割いて頂く必要がありますので、そういったものについて支援をしていくということも考えていかなければならないというように考えているところでございます。以上、答弁とさせて頂きます。

質問 3番 和田健

今、自席からこちらに出る時に、英語に関する一般質問なのだから全部英語でやるのだろうというように言われてしまいますけれども、私もまだまだ英語に関しては、片言英語くらいしか喋れないという状況で、これから子供達と一緒に勉強していきたいなという思いがあるところなのですが、今、教育長の方からちょっと質問が多かったかなと思っているところなのですが、丁寧なご回答を頂きまして、本当にありがとうございます。まず、1つずつお聞きしていきたいと思うところなのですけれども、まず1番目のこれの英語を美深町で力を入れてやるという面でどういった人材を育てるのかというところと、具体的なところの各教育課程での目標、目的というところ、これまで先行してやってきた中で、産業教育常任委員会などでも所管の調査などされているところでありましたけれども、私的に具体的なところがちょっと見えないなという思いで今回改めてお聞きしたところでございます。幼、小、中、高と出てきたところでございますが、先行して取り組んだだけあってといいますか、私も興味があって小学校の授業ですとか研究授業には何度か顔を出させて頂いて、子供達の様子を見てきたところなのですけれども、この小学校、今教育長は、読む、書くと初歩的な事を目標にするのだというお話だったのですけれども、私もこれまで学生時代は英語を勉強した中で、今美深小学校で行われている授業というのを見たところ本当に私の時では考えられないような、もう子供達は英語がペラペラまではいきませんけれども、ぽんぽんと出てくるような状況で、とても初歩的なというところが小学校にはマッチしているのかどうかという、もう少し高い設定があってもいいのではないかと思ったところなのですが、その辺についてお聞きしたいです。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今、小学校の段階での話がございました。読む、書くという部分は実は教育指導要領の中でアルファベットを習うというのが、今まで中学校からでしたけれども、それが中学校での指導がなくなって小学校におりてくるという事があって、少し主体的に抱えている部分があるのですけれども、基本的な私の考え方としては、やはり幼児からそうなのですが、いかに楽しく英語に親しんでもらうかという事が、第一にあると。そのためには子供達の耳にネイティブな英語をいかに届けるかという事が大切であるというように考えてございまして、それでALTも増やしながら特に小学校の段階に、今、力を入れてやっているというところで、小学校現場で昨年来、一昨年から具体的に取り組みを進めて頂いているわけですけれども、非常に内容的に素晴らしい取り組みをして頂いているというように実感しているところです。言われる通り、今各段階の目標的な事を言葉で申し上げましたけれども、これを実際に教育現場でどのようにして進めていくかという事を今一生懸命組み立てている最中でございまして、目指せるところ行きつけるところについてはしっかりと目指していきたいというように考えているところでございます。

質問 3番 和田健

ちょっと確認なのですけれども、指導要領の中で小学校の方は読む、書くに力を入れるのか、授業を見ている感じだと話す方に力を入れているのかなという気が、僕の中ではしていて、指導要領を確認すればいい事なのですが、ちょっと教えて頂きたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

言われる通りですね、小学校の段階、特に3年生から入ってきた部分は教科ではありませんので、それは言われる通り英語に親しむ、そういったことが第一の目標です。ただ、その指導要領の中で5年生、6年生の部分で、アルファベットを習う、それから読む、書くという部分が中学校からおりてきているものですから、こういった表現が入ってきているという事でご理解頂きたいと思います。

質問 3番 和田健

ありがとうございます。目標もそうなのですけれども、やはり僕としては気になる所が、中学校との接続なのですよね。小学校では先行して教科化に向けてかなり進んだことがやられている。でも、中学校の方はまだ取り組みは小学校からの情報は研究会を通して入っているのだと思いますけれども、まだまだこれからなのではないかなというように思っているところなのですが、その中学校に対する接続のところでいうと何かこう計画というものは考えられているのかをお聞きしたいです。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

言われる通り、中学校は今度、専科教育になって進んでいますので、英語の先生の関わり方という事が大切になってきます。これまでの協議の中でも中学校の先生に当然入って頂いていますし、こういった形で進めて行くということは、基本的には理解を頂いています。中々見えないというのは、どうしても専科教育ですから小学校が全体で動くのとは違って、そういったところが見えにくい部分があると。ただ、言われる通り指導要領の中でもそうですけれども、これまで中学校段階でやっていたものが小学校におりるということになると、次のステップを今度は中学校でやっていくという形になりますので、その部分をこれからはしっかりと協議をしながら組み立てていくという作業はご指摘の通り、これから進めていかなければいけない課題であるというように認識しております。

質問 3番 和田健

是非、ステップアップして、幼、小、中、高と最終卒業時までにステップアップをお願いしたいところだと私は願っております。次に、2番目の大学進学にあたる問題なのですけれども、こちらの方を私もたまたまこの質問を考えるにあたって色々調べていたら、ぽんと出て参りまして、このような事になっているのだというようにちょっと驚いたところなのですけれども、今、美深町では英検の取得に関して助成をしている。以前お聞きした時もその英検取得というものも美深の特色ある英語教育の1つだというようにお答えを頂いたのですけれども、この英検取得に関して、専攻した結果、どの程度取得された子がいるのか、まずそこをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今、数字的なものをどうこうという事はちょっとあれなのですけれども、美深高校では準2級までは取得が進んでいるという状況です。ただ、数としては現段階でそこまで多くありません。そういった状況です。

質問 3番 和田健

始まったばかりですので、そんなにすぐに取得率があがるというような事はないのだろうと思いますけれども、その英検の取得率に関する目標というものは持たれているのでしょうか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

具体的に、例えば何級という事をこれまでは掲げておりませんでした。それぞれのスキルに合わせて努力をして頂くというのがこれまでの高校での支援の在り方でした。

質問 3番 和田健

その民間の英語検定試験というのが、美深高校にあたっても普通科高校として、これまでも大分進学率というのが向上している。これからもその進学率向上を目指すというような考えのもと、やはり子供達にとってみればかなり大きな壁になるのではないかと私は思っておりまして、その文科省の実施大綱ですか。それを読ませて頂きましたけれども、各国公立大学の9割の大学が準2級までの資格を設定しているという事で、私、実は個人的には中学校2年生の時に取った5級しかもっていないのです。基礎的なもので簡単だったのですけれども、準2級の問題を見させていただきました。かなり難しいですね。しかも、面接官との面接もあるという事ですから、これは後もう2年しかないわけですから、それまでに進学希望者にその壁をクリアさせるということになるとかなり頑張って頂かないといけないのではないかと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

文部科学省が定めている到達目標というのが今、おっしゃられた部分があるわけですけれども、入試にあたって各大学がどう設定するかというのが、また別問題であります。実は大学、国立大学でも4割程度の学校はこれを使わないのではないかというお話もあります。昨年、東京大学は文科でいっているこういったものは使わないという事を去年の9月ごろ発表しておりましたし、道内でいけば北海道大学は一切受験資格、それにも使わないというような方向も出しているようです。ただ、設定をしている大学も比較的到達レベルを抑えてやっているというような報道等もあるわけですけれども、だからしなくていいのだという事ではないのですけれども、それが即、大きな弊害になってくるかどうか、これはちょっと今度の動向をみていかないと、今どうだ、こうだという事にはならないなと思います。ただ、うちの町として英語教育を進めるという部分については、その先程英語教育を進めるスタートの基本的な考え方で美深高校を卒業したら日常的なコミュニケーションは出来るようにしようという端的なところからスタートしているわけですけれども、そういった目指すものが実現できるような指導体制はしっかり続けていかなければならないと考えております。

質問 3番 和田健

大体の考えはわかりましたけれども、もう少し食い下がりますが、この文科省から出されている高大接続改革というものを読ませて頂きますと、この検定試験に関しては高校3年の4月から12月の間に取得したものしか、その評価として対象にならない。その前に取ったものというのは関係ないような書き方なのですけれども、そうなると、この町で英検の資格試験取得のための助成を行っている、それは小学校であろうが、中学校であろうが先に取れるものなら取って下さいという形だと思うのですが、いざ高校になってみると、前持っていた自分のものがそこまで詳しくは確認できませんけれども、また新しく取り直さなければいけなくなるのか、今まで取ったものがちょっと無駄になるのかなという、そのような感じがするのですがどこまで教育長が押さえているのかわからないのですけれどもお聞きします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

その取扱の詳しいところについては、私も十分押さえているわけではございません。ただ、それぞれの検定の性格というのがあります。例えば英検の場合ですと、その設定されたものを受験して合格したかどうかということですので、英検のその合格したかどうかというのは、それは一生のものとしてついてきます。ところが他の試験によるところでは、その同じ試験をやって何点取れたか、それが反映をされると。その何点取れたかも3年間有効ですよだとか、そのような形でその検定試験によっても性格取り扱いが変わってきます。それも共通テストでどう扱われるかというところかなと思いますが、今議員がおっしゃられた、その4月から12月までが受験期間ですから、それ以外は利用しないと100%そうなるのかどうなのか、ちょっと僕は押さえていないのですけれども、それぞれの性格、それから今後、具体的などう扱うかというものが示されてそういったものがわかるのかなと思っています。

質問 3番 和田健

ありがとうございます。次に3番目の質問にいかせて頂きます。アシュクラフト村との交流のところなのですけれども、今、小学校の方での国際理解という面で、アシュクラフト村の子供達と美深の子供達が授業を通じて交流できないかという取り組みを検討している段階、その中での問題として向こうの時差だとか、学期の始まりだとかそういうものがあるというような報告を受けたのですが、これってとりあえずは例えばお手紙でやり取りしてみるだとか、そういう授業でもガッツリ、スクラム組んでやるとかという事ではなくて、とりあえず触りの部分で挨拶から始めようとか、そういう考えというところでは進んでいかないのですかね。お願いします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

おっしゃられる通り、色々な方法論があるだろうと思います。例えば、向こうとインターネットの回線を利用して、直接見られたらいいねとか色々な発想があるわけですけれども、おっしゃられた通り時差的なものだとか色々な事があって、それは出来ないだろうと。では本当にお手紙のやり取りから出来ないかという事で学校現場の方としてアシュクラフトの学校の方とこういった取り組みは出来ないかという事も問いかけをさせて頂いたという状況のようです。ただ、そういった事も含めて、まずそもそも学期が始まるのが4月と9月の違いがあるものですから、それでどうなのだろうという事が、まず向こうで課題になって、そういった部分の協議をするにも相当時間がかかったようですし、それから対応できるとしても、ここだねという事の回答も来たようですけれども、では、それでやった時に実際に交流が本当にできるのかどうなのかというところもあります。そういった状況があって、今、ストレートに出来る、出来ないの状況にないのですけれども、やはり何らかの形で本当にお手紙1本あげた時にお手紙頂けるのかという事をやはり学年が低くなると日本語で送ったら、ではどうするのかと。向こうで、英語で来たものも同学年の子供達が本当に授業で使えるのかどうなのか、その辺の事がありますので色々な方法論をもう少し探っていくという状況かなと思います。

質問 3番 和田健

教育長が言われるような方法論もあるかと思います。今、教育長が言った中で、同じ学年で交流が出来るのかというところで言いますと、僕の意見なのですけれども、違う学年、美深では高学年で向こうは低学年とか学年が違っていても逆に言えば英語の能力のレベル的には学年は違っていた方がマッチするところもあるのではないかなと僕も思うのですけれども、向こうの子達の発達段階というのがどれくらいなのか僕も想像できないところなのですけれども、そういう面で何か工夫しながらやって頂きたいなと思うところであります。もう1つお聞きしたいのですが、今回、町長はブラジルの方に小笠原さんの関係で行かれると、教育長はアシュクラフトの方にちょっと状況を見に行かないのかと私は思うところなのですが、お聞きします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

先程の交流の関係ですけれども、ひょっとしてイメージとして英語で出して、英語でもらうという感じかなと思うのですが、交流ですからこちらから送る場合は、やはり日本語で送るべきだと思うのですよね。ですから、言われた通り学年が違っても出来るのではないかと、それもその通りだと思います。そういったことも含めて、やはり交流となれば向こうの文化だけをこちらが教授するわけではなくて、やはり日本の文化もどうお伝えするかという事になりますから、そういったことをどういう形になれば出来るかという事を協議していかなければならないと思っています。それから、カナダの方に行ってはどうかという事ですけれども、そういった事が必要な状況が生じるとすれば、それは考える必要があるかもしれませんけれども、現段階で今すぐ行くとか、行かないとかそういった状況ではありませんので。

質問 3番 和田健

是非、行って頂きたいと思います。あと、アシュクラフト村との交換留学の件ですね。私は、ちょっとその歴史というものを勉強しようと思いまして調べましたところ社団法人の北方圏センターというところで、この「架け橋、そして未来へと」という、何かこの北海道の国際交流をまとめた事例集というのが出されておりまして、これが2005年に出されたものなのですが、この中に美深町もちゃんと入っておりました。この壁画交流という所で、壁画交流が象徴する心の絆というところでアシュクラフト村との交換留学ですとか町内の国際交流その取り組みが紹介されておりまして、以前はそういった取り組みがなされていたのだなと、私も見直したところなのですけれども、教育長の説明のように交換留学で言えば、その2004年に発生したSARSの影響でそれが中止になっている状況と。今この美深町が英語に力をいれているというところで先程の回答の中にもあったかと思いますけれども、やはりこの交換留学、子供達にとってみれば自分の人生の中で大きな宝になるだろうと私は認識しておりますが、教育長のお考えもお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

アシュクラフト村との高校生の交換留学ということで、今の資料は2005年ということですから、丁度2004年にSARSが出て、その以後2013年ですか、訪問団と一緒に3名の高校生が行ったという状況になっておりますけれども、やはり高校生ぐらいの時に色々な体験をするという事は非常に大切、有効なことかなと考えております。ただ、前回の交換留学をやっていて、ちょっと私が感じたところというのが、実は美深から行く子供達は費用を町で出して、そして行っているという事が基本でした。向こうから来る子供達は、自分でアルバイトをして稼いで、そして来ると。これは言ってみれば社会的な違い、そういったこともあるのかなと思うわけですけれども、果たしてどうあるべきなのかなという事をちょっと若いころに担当した時にちょっと感じた事がありました。だから今どうのこうのという事ではないのですが、そういった違いもあるし、そういった事も知ることも必要なのかな。それから将来、もしそういった留学をする時にそういったことも少しは考えていく必要があるのかなというちょっと認識をもっているわけですけれども、ちょっとそれは一般の認識として、今感じているという事だけでご理解を頂ければなと思います。交換留学という質問ですけれども、交換という事になればお互いに行ったり来たりという事が当然出てきます。そういった部分で本当に交換がいいのか、どうなのか。交換留学となれば基本的にホームステイですから、そういった部分での受け入れもまた出てきますし、そういった事も手法としては色々なクリアすべきものが出てくるかなという認識を持っています。ただ英語教育を推進していく中で、やはりそういった経験をさせるという事は大切なものであるという感覚は持っています。ただ、今の段階で、それが即、交換留学というか海外留学まで結び付けられるかどうか、そういった将来の課題として1つの到達目標として持っていく部分というのは手法としてはあるのだろうと思うのですけれども、まだ現段階で、そこまでの考え方を整理しているという状況ではございません。

質問 3番 和田健

ありがとうございます。今、そのホームステイ、交換留学にあたって、美深側でのホストファミリーの問題が若干話されておりましたけれども先程の資料によりますと、今はなくなっていますが美深国際交流の会というのがその当時は活発に活動されていたと。そういった交換留学で来た外国の子供達を自分の家で一緒に生活をしていたという感じだと思うのですけれども、これは先月、ご逝去されました佐久間昌美さんに私も聞いたことがあったなと思いまして、昌美さんの話でも黒人の男性だったかな。の方が家に寝泊まりをしていていい経験だったけれども奥さんはとても大変だったと、そういう話をお聞きしていたところで、その会がここに書いてあるのを見ますと町の財政難ですとか、住民の国際化の目的は達成されたという事で会も解散になったというような書き方がされているのですけれども、そういう歴史があるからこそ美深には町民の皆様にもまだまだそういう意識というものが根付いているのだと私は思っているところで、声をかければすぐにとはいかないかもしれませんけれども、そういったこの美深の町の町民の皆様の意識と言いますか、外国人との交流、国際交流というところでのこれまでの取り組みが、凄く僕は勿体ないなと思っているところでございます。教育長もどのように考えているか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

和田議員さんも外国からホームステイを受けいれた経験がありますから、そういった部分で良い点もご苦労された点もあるのだろうなと思っています。先程申し上げた通り、今子供達の学習、経験としては大切なものと考えておりますけれども、これが、今やるのだとかそういう事の考え方は現段階ではもっておりません。そういった前提の中でどうなのだという事ですから、ちょっと答えにくい部分もあるのですが、そういった部分はちょっと置いておいて、国際交流だとかそういった部分で住民の活動として、そういったものがあって、そして広く活動されていくという事は素晴らしい事ですし。やはりそういった部分が根付いて続く状況があれば、これはいいかなという率直な感想ですけれどもそういった認識は持っているところです。

質問 3番 和田健

ありがとうございます。では、次、4番目のALTの町内に留任させてみてはどうかというところで質問を出したところでございます。今、町内では2名の女性の方、リンとケイリンさんが着任しているところで、今リンさんの方が4年になりますか。最初5年ということで、もうそろそろ任期も終わりに近づいているのかなというところなのですけれども、あのALTの方々が今ジェットプログラムというJETのジェットですね。派遣されてきている。そのジェットプログラムの方をちょっと見ますと、その任期の終了にあたりまして、終了前研修というのをやっているところ。これは終了した後に自分のキャリアを活かして日本の国内で仕事に就いてもらうという取り組みをしているところなのですけれども、私はこれを美深で言えば美深町の教育委員会がこういった事が出来ないかという事をお聞きしたいところなのですけれども、教育長のお考えはいかがでしょうか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

まず、今いらっしゃる方がどういう気持ちでいらっしゃるのか、しっかりと確認をしたという事はございません。どういう意思表示をされるのかわかりませんし、和田議員さんは何かの形でひょっとしたら思いを聞かれている部分もあるのかもしれませんけれども、それで先程答弁させて頂いた通りALTを経験され、この地域が好きになって頂いて、美深町に残って頂けるという状況がでれば、これは非常に有難いことだなと思っていますし、色々な部分でお手伝いできる部分もあるのかなという考えはあるのですけれども、その為の支援だとか何だとかというのが実際どうなのか。ちょっと余波であまり考えていなかったものですから、具体的な思いだとかそういったことは中々お話できないのですけれども、ただやはり一定の経費が掛かってくることになりますから、その経費の掛け方をどうするかという事になってくるのだろうと思います。先程、お話を申し上げた通りALTとしてジェットプログラムの中で来る場合には国の交付税の算定基準に入ってきますから一定程度の費用負担をされているとなりますが、それが終わると今度は独自の負担という形になってくるかと思います。ちょっとその事後研修の中でそういったものの取り扱いがどうなっているかというのは、私は承知していないものですから、ひょっとすると何かの手立てがあるのかもしれませんけれども、そういった事を十分見極めながらやっていく必要があるだろうと思いますし、それともう1つうちの英語教育推進の中で教育委員会として考えればどういった協力をして頂くことが必要なのかと、そういった事をしっかりと見極めていかないと、さぁいるからお金を出してくれという形にも中々ならないでしょうし、そういった事は十分状況、それぞれの思いも聞かせて頂く中で、それからうちの状況を見極める中で検討させていただく必要があるのかなというように考えています。

質問 3番 和田健

教育長のおっしゃる通り、お2人ともたまにお話するような私、仲でございまして、個人のことですのであまり言ってはまずいのかなという気もしますが、とりあえず残ってみたいというのと、本国に帰って何か自分の目指すものをやりたいというのと両方をお聞きしております。また、このジェットのプログラムの方でもそういう多分着任された方へのアンケートだと思うのですけれどそういった中でも結構日本に残るか残らないかで迷っている方がALT、他の業務もありますが、そういった方がかなりいらっしゃるというような事が書かれていますので、これは教育委員会として残ってほしいということもアピールすることも必要なのではないかなと。その人件費の問題とかもありますけれども、今残ってみたいと言っている方は、仕事があれば別に農業でもいいのだと。町内に残りたいのだから出来れば今までやってきたことに携わっていければいいのだけれども、他の仕事でもいいというような事は言っておりましたのでそういった面で教育委員会は強くプッシュすることも必要なのではないかなと思うのですけれどもいかがですか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

色々な思いを尊重しながら教育委員会の立場で、やはり支援する部分があればしっかりとさせて頂きたいなと思っています。

質問 3番 和田健

最後に5番目の実際の教員の能力向上というところなのですが、その点についても町の方で予算を付けて各研修授業などを行っているところは認識しているところなのでございます。教育長もおっしゃるように、やはり教員の方々、日常的にかなりタイトな業務をこなしているという事でわざわざどこかに研修にいくというのも結構な負担になるのかなと私も思うところなのですけれども、町内でのその研修というのは開催するにあたっては教育委員会が主導で行う所もあります。そういった面で町内の研修というのをどう考えていらっしゃるでしょうか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

町内で、教育委員会で主催した研修というのも色々なルールにのっとった研修は別として、過去にも何回かございます。この英語教育に関わって、去年はその英語研究会の中で協議をして頂いて、こういう研修をしようと。基本的にはやはり研究会の中で協議を頂く中で、今持っています費用の中でも美深町でやる分にもOKですし、出る部分でもOKですし、それから先生方が研究をしていくため色々な資料を購入頂くということも可能ですし、そういった事は研究会の方で十分協議をして頂く中で、必要な支援をしていきたいというように考えております。

質問 3番 和田健

教員に関しての支援というのはお聞きしました。もう1つちょっとここには入れなかったのですけれども、ALTの初任で着任された時に、やはり教員の経験がある方と大学を卒業してすぐの方と、現場でいざ子供達の前に立つとなったら、かなり差があって、教員と一緒にALTも育てていかなければいけないという状況があるのですけれども、そこの部分でいうと、ALTの研修という面ではどのように町では考えているのでしょうか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

ALTについては、まず来日当初にこっちに来て頂いて、それから研修に出すという形、それから北海道なりでやっている研修ですとか、そういったものについては出させて頂いているという状況です。ただ、具体的に授業の推進にあたっての研修がどれだけあるかというと、これは中々難しいのかな。来られる方々も指導なり教員なりの経験を持っているという方は本当に限られています。大体がその大学を卒業して、即今度は日本に来るという状況ですから、指導経験がない方の方が多いのかなと思います。残念ながらそこの部分を教員という立場での指導するシステムはもっていません。特にうちの町はそういった形は持っていません。国際化協会、ジェットの方もそれに向けた特別なものはないかなと思っているのですね。そこは大変申し訳ないのですが学校の中での、あくまでもALTが主体となって教えるという事ではなくて、先生が授業をやっていく中のサポートとして入って頂く形になりますので、そこをしっかり密に打ち合わせをして頂いて、やって頂くという事がまず必要になるのではないかと思います。今おっしゃられたような事をちょっと私も視点としてもっていなかったので、少し意識はしていくようにしてみたいなと思いますけれども、現状はそういった状況です。

質問 3番 和田健

時間もそろそろないので、最後に今子供達って私から見てですけれども大変だなと思うのですよね。色々な事をやらなければいけない、学校現場の先生たちも同じく、そして教育委員会の皆様たちもその上に対処していかなければいけないという面では本当に激動としか言いようがないと思うのですが、これから学校の方では各教科の方にプログラミングの取り組みも入ってくる。そしてこの町ではコミュニティ・スクールも実施している、英語の方もこれからもずっとそこに力を入れていきますよね。という面でコミュニティ・スクールが実施されるにあたって地域の方達がより学校の方に入って来られるのですけれども、英語教育という面ではそういった事がコミュニティ・スクールに取り入れられていくべきなのか教育長の考えをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今、地元にいらっしゃる元ALTの方ですね。朝の時間帯に入って頂くとか、去年あたりは色々なサポートをして頂く形で入って頂きました。そういった部分が、先程のALTを卒業された方が地元に残るという事も含めてなのでしょうけれども、協力頂けるようなコミュニティ・スクールを通した中で、そういった部分がもしあるとすればそれは利用させて頂きたいなと考えています。ただ、具体的にこういう組み立てをするだとか、そういったところは今現段階では持っておりませんので、そういった状況が必要であれば考えていく必要があるのかなと思っております。

質問 3番 和田健

私も勉強しながら皆さんと一緒にこの教育の方でも頑張らせて頂きたいと思っているところでございますので、今回はこれで私の一般質問を終わらせて頂きます。ありがとうございました。

出典:美深町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月20日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる