みんなの議会

美深町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月14日

町民の生活を支える分野への感染予防対策について

2020年9月14日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「町民の生活を支える分野への感染予防対策について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
岩崎泰好 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 岩崎泰好

2項目目です。町民の生活を支える様々な分野への次なる感染症防止対策に取り組む気概と方策についてお伺いしたいと思います。地球規模で1千万人の感染者と50万人を超える死者となった新型コロナウイルスの猛威は美深町の住民生活にも様々な問題を惹起し、日本にあっては新たな生活様式として、手洗い、うがい、マスク、手指消毒などの自己防衛と3密を避け感染しない距離の確保・非接触・非集合が推奨され、人との接触を極力控えることが社会的な基準となっております。しかし、医療・介護・救急業務・ゴミ収集・公共交通・幼児センターなど支える側の分野の現場では常に感染リスクにさらされながら業務継続を強いられているというのが現状であると思います。今日までの業務の中でコロナウイルスによる影響でサービスの低下や業務の縮小・停止など問題点がなかったのか検証し、これらの分野にも更なる感染防止対策が必要と思うところでありますが、その気概と方策についての町長の所見を伺うものであります。1つ目は、新型コロナウイルス感染症対策に関わる国の交付金事業を活用して、感染症対応病床あるいはPCR検査器の導入など感染者の特定や初期対応ができる医療施設の充実を図り、感染した場合の医療の受け皿を整えて町民の安心を確保する段階に入ったのではないかと思いますが、町長の所見を伺いたい。2つ目には、PCR検査の拡充は必至でありまして、特に町民生活を支える分野の職員に定期的なPCR検査を実施して安心安全の下、業務を遂行できる体制構築が必要であると思います。さらには施設入居者等が検査を受けられる体制づくりが急務と思いますが考えはいかがでしょうか。3つ目には、感染症が発生した場合の負の連鎖が起きるリスクを回避するため、医療・介護・救急機関等の連携強化と介護施設間の職員の応援体制の構築、あるいは介護職の潜在的不足の解消と人材確保に向けた新たな知恵を絞る必要があるのではないかと思います。4つ目には、町民の生活を支える様々な分野の職員や従業員など感染症対応従業者に今日迄の苦労に対して臨時手当や慰労金の支給など予算措置すべきとおもうところでございますが、それらの方向性について伺うものであります。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

2つ目の項目として、行政ということで町民の生活を支える分野への感染予防対策に取り組む気概ということも質問をされました。さらには医療機関での診療体制、さらには道や各医療機関での検討が進められているわけでありまして、町内医療機関でも診療体制の確保などが進められておりますけれども、これらについては十分把握できていない部分もあるわけでありますけれども、ご質問に的確にお答えできない部分があることをまずもってご了承いただきたいと思っております。そこでまず感染症の対応病床の件でありますけれども、当町の医療機関においては感染症指定医療機関の施設基準に合致していないと。残念ながら対応出来ない状況となっておりますのでご理解をいただきたいと思います。PCR検査器の導入については2点目のご質問でありますけれども、これらも合わせて回答させて頂きたいと思いますけれども、ご承知の通り感染者が確認された場合の医療の受け皿については、保健所の指示がいるのだということもご理解をいただいているのかなと思いますけれども、基本的には感染症指定医療機関での入院治療となるわけでありますのでご理解を頂きたいと思っております。言ってみれば保健所等の関係があるわけであります。2つ目のPCR検査の拡充と町民生活を支える分野の職員に定期的なPCR検査の実施、さらには施設入居者の検査体制作りについてでありますけれども、PCR検査の対応については町の医療機関においては実施されていないというのが現状でございます。美深厚生病院においては実施出来る機材、言ってみれば機器ですね。検査にかかる環境整備や安全性の面からも導入する考えはないと伺っているわけであります。今後の対応ではインフルエンザと混在した患者診療が想定されることなどから、受け入れ体制や院内感染防止に向けた取り組みを慎重に検討しているところでありますので、これらを見守っていかなければならないと思ってございます。町の医療を守るための院内感染を防止することが重要であると考えております。町としては、感染防止対策を万全なものにしていくよう町有施設をはじめ民間業者における予防対策のため、今定例会においても私の気構えをといったらあれですけれども補正予算に提案をさせていただいている部分もあるわけであります。医療等については、今後さらに国、さらには道から追加措置等もあるのではないかなと期待はしておりますけれども、という段階でありますのでご理解を頂いておきたいと思っております。また町内において町民全てが感染予防の取り組みを強化して頂くようご理解とご協力をお願いしていきたい。言ってみれば3密をどう避けていくかということについてでありますけれども、これらについても検討をしていかなければならない。次に感染者が発生した場合、医療・介護・救急機関等の連携強化と、介護施設間の応援体制の構築、人材確保についてでありますけれども、厚生病院、消防との協議を3回、今実施をしているわけでございましてお陰様で感染患者だとか、偽感染患者等の搬送実績等々もないわけであります。1回なんか運んだということが救急であるようでありますけれども、それらの言ってみればこれに直接的に関係してこないかな、名寄消防全体で、全部で6件だか7件というような状況でありますので、このような状況であります。ただ今後先程言いましたけれどもインフルエンザとの関係もありますのでこれが今後継続して取り組んでいかなければならないと、そういう協議をインフルエンザとコロナと重なりがありますからね。どういうことをやれるのかということの協議を継続していかなければならないと思っております。ただ介護施設間の職員の応援についても問われておりますけれども、町内施設間での応援というのは困難かなと見ているわけであります。人材確保では町でもご案内のように制度を設けて条例等も作っている部分もあるわけでありますけれども、ご理解を頂きたいなと思っております。さらに、町民の生活を支える職員だとか従業員に対しての手当だとか慰労金だとかこういうもののお話もあったわけでありますけれども、これらは今の段階で町としてどうするこうするという国において制度化されるというかそういう時代になってくれば、考えていかなければならないなと思っておりますけれども、現在では考えていないというのが現状でございますので、将来を見ながら判断していくことになろうかなと。今後の進み方にもよるわけでありますけれども、判断していかなければならない。国としてもさらに予備費等を使いながら慰労だとかそういうことも町村の段階まで下りるかどうかわかりませんけれども国が道の段階まで下ろしたいというような考えもあるようでありますので、その辺の状況を見ていかなければならないとこのように思っている状況でございます。以上でございます。

質問 5番 岩﨑泰好

いわゆるその今は質問の要旨の中でもちょっと触れましたが、医療や介護、救急業務、ゴミ収集、あるいは公共交通、幼児センターなどの本当に現場で働く方の分野にあっては、これは業務の縮小や停止というのはできないですよね。その中で働いている人たちに感染リスクが非常にあるということに対して町は対策を打たないのですかということを1つはお聞きしたいと思います。旧来これらの業務で縮小とか停止というのは多分なかったと思うのですが、それらのその現業の部分の現場の中の対応について今後も対応はしきれないという見解でいいのか。まず、それを1つお聞きします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

具体的なお尋ね部分のこういう場合はどうなのかということがないものですから何となく答えづらい部分もあるのですけれども、例えば国において今消防だとかそういう部分、さらには直接的にそういう人を感染された方を扱った人の手当だとか介護のそういうもののそれは国の段階、人事院等含めて検討している段階でございまして、それらが出てくれば、具体的に出てくれば我々は検討しなければならないと思っていますけれども、あえて今そういうもののない段階でうちはそこまで検討しなければならないのかなということについては、ちょっと何となく答弁のしようがない。具体的にこれをこうすれということであれば少し答弁をしたいなと思うのですけれども、具体的なことがないものですから、ちょっと何とも言えないのが現状でございます。

質問 5番 岩崎泰好

具体的に聞きます。先程の答弁の中で、設置基準にはないという美深の厚生病院は。ということでしたね。そのような基準があるから、これらの感染症のための病床が難しいというよりも考えていない。では、これについては不可能なのかということをお聞きしたいと思います。不可能なんでしょうかね。というのは、あそこは民間の病院ですが、しかし公的な病院として美深町は位置付けていますよね。公的な病院としてあそこは重要なのだと。毎年多くのお金をあそこにつぎ込んでいます。そうであるなら逆に美深側から、町側からこの状況にあってはそういう病床をつくったり、いわゆるその検査体制が作れるような形はつくれないのかという逆に提案するようなことも可能ではないかと思うのだけれども、それも不可能だということなのですかね。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

ちょっと厚生病院と接触していないわけではないのですけれども、話し合いはちょっとしているのですけれども例えば機材がないだとか、例えば玄関をあけなければならないだとか、外に診療スペースを作らなければならないとか、そういうことも含めて色々言っておりまして、そうなれば大変な金がかかると。そしてどうなるかということも含めてあるのですけれども厚生病院がその辺のことも含めて、民間ではありますけれども積極的にやるのだという段階になれば応援はやぶさかではないなと思っておりまして、ただ今の段階でそこまでやってくれと、やってほしいという状態になっているのかなとは思えないのが現状でございます。

質問 5番 岩崎泰好

では、実際に発生した場合には、それらの対応をするということですか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

だから、先程も申し上げたように厚生病院としての考え方が中心になると思います。応援は一定程度考えなければならないという状況でございます。

質問 5番 岩崎泰好

今、第4段までコロナ対策に対する補正予算を組んで対応してきた。その優先順位の中に医療現場の、いわゆる医療関係の充実を図るということは、ある意味第一にしてですね、町民にしっかりと、とりわけ検査を、PCR検査を実施していくような方向性というのをその優先順に私は挙げるべきだと思っていまして、こういう機会ですから禍転じて福と為すようなそのようなこのコロナ禍を契機とした医療関係の現場の環境の充実というのも必要ではないかと思いますし、国にあっては、あるいは道にあっても、その今の補助金交付の対象の事例になっていると思うのですね。というのは具体的に今動き出しているここではまだ議決になっていませんから市町村名は明かしませんけれども現実問題としてしっかりと今町長が答弁にあったようなPCR検査器の導入をもう予算化していたり、あるいは具体的に換気施設の改修工事をはじめるような予算付けをしたり、発熱外来の検体採取室をプレハブですけれども、2棟用意する予算措置も今この9月の議会で審議している町村もあります。それは具体的にコロナ対策に関して国の臨時交付金というのですか、名目はあれですけれども。そこの対応として、しっかり10分の10で始めようとしている市町村もあります。それは何かというと3密を避けるとかマスクをするとか、そういう基本的なその生活のスタイルで、皆に我慢してもらうのではなくて、しっかり検体検査の中で陰性であるということを確認して従来あったような社会生活に戻していこうというその意思がここには見えているのですね。そういうことを町長として、いいですか。町長としてこの4,200人弱ですけれどもこの人たちの命を守り、安心安全を与えるというそういう気概持って取り組む必要があるのではないかということなのですよ。そこまでやっぱりやらないと、厚生病院の方針を見てではなくて、公的病院の1つであるならば、その公的病院にしっかり検査ができる体制を作り上げて、その予算措置をして、そしてそこに必要な人のPCR検査をすると。陽性であるなら日常の活動においてはなんら必要ないのですから、マスクも必要なくなるかもしれないし、様々な社会的な活動が可能になれば老人も介護の人達もやっぱり元の笑顔に戻って住民生活ができるのではないかということなのですよ。それをやっぱり町長としてしっかりやるべきだと思います。どうですか。その気概を伺いたいのです。心意気を。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

気概を問われているということでありますけれども、気概という意味では第4次対策ということで、あえて予算措置をさせてもらってそういうところに重点をおいて、バランスをとっている。そういう考え方でありますので、ちょっと岩崎さんと相容れない部分もあるのかもしれませんけれども、厚生病院の対応がいいとか悪いとかということは別にして、そこまで求めるということになっていけば非常に難しい課題と、そして4千人の町民の安心安全という部分も私も非常に心配はしておりますけれども、そういうことではないのかな。国から見れば医療という部分も非常に大事にして予算付けもしておりますけれども、やっぱり都市型と言うか地方に薄いというか、ただ具体的にこういうものということで判断をしてきた場合には、それはそれとして考えていかなければならない。聞きますと、厚生病院等については今例えば3密を避けたりというようなことも言っておりますけれども、これから冷暖房がないのだと。だから窓も充分に開閉できないのだということも伺っておりますけれども、そしたらそれを提案してくるのかということを内部議論しているのかと。一部はやっているようでありますけれども、1つのまとまりとして、形としてはまだ出来上がってきていないという状況でございまして、今どのように求められていることは何なのかということを彼らなりに一生懸命考えながら努力している最中だという段階でございます。先程言いましたようにPCR検査を機材はないのだと。さらにはやるとすれば外でやる。受け入れる玄関を別につくらなければならないだとか、色々な形が出てくるのかもしれない。そういうことも検討はしていないわけではありません。しているのだけれどもそういう1つの答えにはなっていない。そういうところは私なりに理解しているつもりではいるのですけれども、議員さんには理解されていない部分があるのかなと思いますけれども、そういう段階であると。地方の段階はそういう段階があるのだということで、この辺については、近隣を含めて十分なことになっているのかということについては、ちょっと言葉が適当ではないかもしれないけれども、不十分さが少しあるのかなと思っております。したがって、いかに患者を出さないか。感染者を出さないかということで3密を避けるとか。そういうことに力点をおいているという状況ですのでご理解を頂きたいと思います。

質問 5番 岩崎泰好

町長ね。根本的な解決なくして、この問題は解決しないと思うのですよ。今の状態がずっと続くと思いますよ。それでいいのであれば、それでいいとしますが、しかし先程渡しました、新聞裏面を見て頂くとこれには小さいですけれども音威子府村の新型コロナウイルス抗体検査と言う記事がでています。無料で300検体を実施するという中身になっています。それの補正予算を組みました。感染防止というその対策とそれから社会経済活動の両立という、どこにあっても大きな難問であり、どうしたら解決するのかということは大きな課題でありますが、しかしそれを解くカギというのは社会的検査としてPCR検査の拡充を図ることが何よりも大事なのだという見解は様々な方が述べられています。国も重い腰をあげながら少しずつその方向に向かっているところでありまして、先程紹介しましたある町の病院にあっても、やっぱりそういうことが大事だということから具体的に検査器導入にはランプ方式の大検査もできるものを3台用意し660万ほどの予算をつけています。あるいは換気施設改修工事、これは他の病棟との空気の流通がないようにする工事ですが、これについては400万。発熱外来の検体検査のためのプレハブに220万、そしてもう1点は、感染症疑い患者の受入協力医療機関に対する空床補償いわゆる空き室の補償について22床分、3億3,800万の予算獲得を具体的に国、あるいは道からして、動き出そうとしています。そういうことが可能なのですよね。可能であるならば、いち早く根本をしっかりと検査体制の中で確立して安心安全を町民にしっかりPRしていくような仕組みが必要と思いますが、その点について最後お聞きして終わりにしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

近隣と言うお話の中で、音威子府医院の現状といいますか、そういうことをお話になったのかなと思っておりますけれども、音威子府は700人ちょっとの村でありますけれども、抗体検査、コロナ検査ではないのですね。抗体検査をやると。言ってみれば血液検査をやるということで、血液検査をあそこで自前で出来るのか、どうかわかりませんけれども、どこかに送るのかな。うちらの厚生病院もどこかに送るのですけれども、2・3日経ってその答えが返ってくるというそれに対して1回5・6千円掛かるのではないですか。1人ね。村民に対して700人ですから5千円にしても5×7で、35で、350万ぐらいかかると。言ってみれば音威子府として何故そういうことをやるのかなと思ってちょっと聞いて見ますと、全国からあそこは高校生を集めるのだと。高校の関係があって、そういう事が観点になっているのですよということが言われておりました。その他、病棟を確保するとか受ける窓口を確保するとか、色々あるようでありますけれども、ただうちとしてはそういうことをやらなければならない段階かと、先程言ったようにそれぞれの町村の優先順位があるわけでありまして、私は経済含めてこれに1つの気概を求められたというか、そこまで言われれば何とも答えるとしてはちょっと不十分かもしれないけれども、それにそのようなことじゃ解決していかないよと。中々解決しないよと言われるからこれは1町村の問題ではなくて大きく言えば国の全体の問題を絡んでいると思っているのですよ。したがって国としては、岩崎さんの言われる、欠けている部分、予備費等を使いながらこういうもの、ああいうものというように町村の段階で提案型として1つの方法でやれないわけではないと思っておりますけれども、うちとしては選択肢としてはそこまでは出来ないのではないのかと。という判断にたって、まあこういう答弁をすると町長気概がないなと言われるかもしれませんけれども、それはちょっと気概とはまた違うのではないかな。色々な判断をしながら総合判断をしながらこういう対策をとっているのだということでご理解を頂きたい。

質問 5番 岩﨑泰好

質問はおわりますが、非常に気概の問題というのは大事な問題です。町長として自覚がないと言われる町民の方もいます。この頃元気がなくなったという表現で町長のことを表現する方もいます。やっぱり多くの命を扱っているということを考えると根本の解決がやっぱり求められると思っておりまして、研究等も含めてしっかりと取り組んで頂きたいと思って、ご意見を述べながら最後にしたいと思います。以上で終わります。

出典:美深町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月14日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる