美深町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月12日
子どもたちの声を町づくりに反映させる手法について
2020年3月12日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「子どもたちの声を町づくりに反映させる手法について」質問し、町長 山口信夫、教育長 草野孝治が答弁しました。
- 質問者
- 岩崎泰好 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫、教育長 草野孝治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 岩崎泰好
東日本大震災から9年目を迎える今日の朝です。改めまして、震災によって命の灯を消さざるを得なかった多くの方々に哀悼の心を捧げたいと思っております。この教訓を風化させることのないように、それぞれの心に刻むとともに、未だに8万人を超える方々が避難生活を余儀なくされている現実に触れ、一日も早くふるさとでの生活が再開できますように心ある施策の推進を国に求めるものであります。一般質問に先立ちまして、議長にお願いがございます。質問の途中で資料の配布をしたいと思いますが、許可を頂けますでしょうか。
質問 5番 岩崎泰好
1枚ものです。
質問 5番 岩崎泰好
ありがとうございます。それでは一般質問に移りたいと存じます。項目は行政についてでございます。子どもたちの声をまちづくりに活かす方法を求めて。町政執行方針・教育行政執行方針からというタイトルで質問をいたします。町政執行方針には、ふるさとを大切に思う心や逞しく生き抜く力を持ち、これからの地域を支える人を育てることは町づくりの基本であります。家庭、学校、地域社会の繋がりのもと教育行政を推進しますとあり、教育行政執行方針には子どもたちが未来社会を切り拓くための資質や能力、豊かな心や健やかな身体を育成するため、教育の役割は増々重要となってきています、というように述べておられます。美深町の町づくりに教育の視点から子どもたちをどのように参画させるのか。子どもたちの声をどのように反映させるのか。以下の点について所見を伺うものであります。1つ目には行政の仕組みの中に子どもたちの声を取り入れる手法には、子ども権利条例の制定や子ども議会の推進、また総合計画策定の中に意見反映をさせる工夫などが必要と考えるところですが、町長の所見を伺うところであります。2つ目には教育単元には、国や基礎自治体の仕組みを学ぶ授業が小学校、中学校、高校それぞれに組まれており、ふるさとを大切に思う心の醸成には、教育の役割が重要となってきております。教室で学ぶにとどまらず、町を歩き、現場から現状の把握と課題について学びを深め、課題解決の声を町づくりに反映させる、そのような教育の手法について、またその可能性について教育長に伺うものであります。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今、岩崎議員から行政の仕組みの中に子どもたちの声を取り入れる手法として、子ども権利条例の制定や子ども議会の推進などの必要性があるではないかと質問をいただいたところでございます。町づくりを進める上で子どもから高齢者まで町民各層から多くの意見を聞取り、町政に反映させていくことは、町民が主体となった町づくりを推進する上で大切なことだということについては、お互い理解するところだと思っているわけであります。現在、町民からの意見を聴取するにあたっては、町民各層から選ばれた委員により、まちづくり推進町民会議の開催をはじめ、行政評価町民委員会や各種会議などを通じて町政や施策に対する意見、要望や評価を聞かせて頂いておるわけであります。この他、町長への手紙だとか自治会、町内関係機関とのまちづくり懇談会を開催するなど、個人や団体の意見を幅広く聞かせて頂く場も設けているわけであります。また、地域住民との密接な環境を保つ地域担当員制度においても各自治会に3名ずつ配置をして、行政と地域のパイプ役として地域の声を拾い上げるよう心掛けているわけでもあります。さらにはまちづくり出前講座などでは、様々なメニューを設定しながら職員が講師となる中で、部門別に住民と意見交換を図ることができる体制をとっているところでもあります。未来を託す子どもたちからの意見、聴取の機会については、学校教職員を通して教育行政関係機関からの意見という形で要望されていると実感しているところでもあります。また、自治会活動の中でも同様に家庭や地域で子どもたちを守り育てていく中で地域の意見として様々な要望や意見が出されており、私自身も地域に出向くような場を設けながら、色々な場所で町民の意見を聞きながら、行政に反映するよう努めておるところでございます。以上のようなことから、今後においても子どもの権利条例や子ども議会という形式にとらわれることなく、様々な機会を通して、子どもたちを含めた町民の意見を聴取し、まちづくりを進めて参りたいと考えているわけでございます。この度の第6次総合計画の策定に向けても町民アンケートの他、小・中学生に対してアンケートを実施しているわけでもございます。今後の策定作業を進める中で参考とさせて頂きたいと思いますので、ご理解を頂きますようお願い申し上げたいというように思います。冒頭、以上を申し上げて質問に答えたいと思います。
答弁 教育長 草野孝治(教育長は2022年12月まで)
町長答弁に引き続き、私から子どもたちの声を町づくりに反映させる手法について、その可能性についてのご質問を頂きました。ご答弁申し上げます。はじめの項目につきましては、町長から答弁申し上げたところですけれども、私からは教育委員会が所管しております義務教育の分野における現状の取り組みと合わせてご答弁を申し上げたいと思います。国や自治体の仕組みの学習については、小学校では社会科、中学校では社会科の公民的分野で学んでおり、ふるさと教育につきましては、小中学校ともに総合的な学習の時間のなかで学び、学年ごとに単元が計画されてございます。小学3年生では、社会科の中で町の産業や歴史について学んでおりますし、総合的な学習の中では、各学年において農業、林業体験や町探検など地域の方々のご協力をいただきながら実際に見て聞いて触れ合う中で、町の自然、産業、歴史などを学んでおります。今年度、美深小学校6年生の外国語活動の未来の美深町を考えるという学習ではですね、私が子どもたちの声を直接小学校の体育館の開かれたこの授業の中で聞かせて頂いたということもございます。このように国や自治体の仕組みを学ぶことや地域、ふるさとのことを学ぶ教育は、各学校において編成された教育課程のもと、子どもたちが決められた授業時数の中で、しっかりと学習に取り組んでいるものと考えてございます。また現状の学習の狙いは、学習を通して子どもたちが地域を理解しふるさとを愛する心を育むことであり、ふるさとの課題解決や、これをまちづくりに反映させるということではございません。岩崎議員のご指摘は、これをさらに掘り下げて町の現状の把握と課題について学びを深め、課題解決の声をまちづくりに反映させる教育の手立てはできないかというようなことであると考えております。仮にこれを行うためには、校外での調べ学習や子どもたちの意見など何らかの形で町に寄せてもらうような学習活動など授業時間を増やすですとか、ちょっと変更するだとか、そういったことが必要であります。これを直ちに増やせるような状況ではないというように伺ってございます。これまで美深高校、中学校、そして2月に美深小学校ですか。議会広報委員会の中でそういった時間を活用して単元の一環ということでやられたという部分と、それとその時間も足りないということで学校の方で総合的な学習の時間、これを議会の方に振り替えて対応したというようなことで、この辺の可能性といいますか、対応についてはちょっと色々なリスクというかエネルギー、相当なエネルギー、学校もそうですし、子どもたち、そういう時間を要するということで簡単にはいかないのかな。ただし、今回議会広報がやられたように、単発で予め学校からいうと1年前からそういった中で授業時間を調整するとか、そういった部分の中で可能性を生み出すことは可能かなと思うのですけれども、引き続き恒常的にそういったことを教育の中で求めていくということにはならないかなと思ってございます。以上です。
質問 5番 岩崎泰好
今、町長・教育長にそれぞれお答えを頂きましたが、特に今年の執行方針あるいは教育行政の執行方針の中に、今までに見受けられなかった文言等も見えて参りました。町長にお伺いしたいのは、町政執行方針の中に先程当初お話しました文言の中に家庭・学校・地域社会の繋がりのもと教育行政を推進するという今までにはなかった言葉、表現が出てきているのですが、これについてはどのような基本的な考えで新たに教育の施政方針の中に付け加えたのかというところを是非お聞きしたいと思うところですね。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
新たな表現といいますか文章が加えられているような、今発言を頂いたところでありますけれども町としては子どもを育てるのは今教育長が先程答弁もしておりますけれども、ずっと流れの中であると思いますけれども学校でも地域と学校さらにはという中で子どもたちを育てるのだとこういうことが言われておりまして、そういう中で「知・徳・体」もそうでありますけれども、そういう全体的な子どもの子育てということも考えていかなければならない。そういう大きな目で子育てに対して重要性を持って表現をしているとこでございます。
質問 5番 岩崎泰好
それでは具体的なその新たにこんな施策をするのだという表現ではないという抑えでいいですか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
言ってみればコミュニティ・スクール、そういうようなことも想定しながら用いている言葉であります。
質問 5番 岩崎泰好
それでは教育長に伺いたいと思いますが教育行政の執行方針の中にも旧来には目にしなかった文言がここに加わっています。旧来からの執行方針等もずっと見る機会があるのですが、やはりほとんどその年に特に事業として取り組むことについては特に力を入れて執行方針の中に述べています。教育長に聞きたいのは、今回の文言の中にもその目標を家庭、学校、地域が共有し一体となってという表現がここに入っています。これには基本的な考え方、そして具体的には何を指しているのかということについて聞きたいと思います。
答弁 教育長 草野孝治(教育長は2022年12月まで)
町長からもご答弁あった通り、これから新たな社会。さっき107歳という話もございましたけれども将来子どもたちが今後AI社会、技術革新が一層進んでいきますよと、そういった中で生き抜く力、ふるさと美深を愛し社会に貢献できる人づくり、これが美深の学校教育目標にございます。これらを実現していくためにはICT教育をはじめそういった部分が今求められておりますので、その辺をここの部分に謳いこんだという部分とやはり教育の目標、これを家庭や地域ともに共有し町長が答弁しました通り、まさにこのコミュニティ・スクールの取り組みなどを今後推進していきたいというような考え方をこの執行方針で申し上げたということでご理解頂きたいと思います。
質問 5番 岩﨑泰好
ここで先程、議長に申し入れしました資料の配布をしたいと思います。よろしくお願いします。(資料配付)
質問 5番 岩﨑泰好
只今、配布をさせていただきました資料は、先程教育長も触れておられました議会広報が行った議会です、こんにちは、の特別企画として三連続で行った中身です。それぞれの広報に2ページと割きまして、このようなことを実施しました。これについて既に議会広報等で町長も目にしておられることが多いと思いますので、率直な感想といいますかやったことの感想ではなくて、子どもたちの意見がこのように述べたことについてどのような感想をお持ちになるかということで、まず率直なご意見、ご感想をお願いしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今、見せて頂いて粗方は議会広報だとかそういうものを通しながら見させて頂いている部分もあるのですけれども、色々な子どもたちのご意見があるな。特に感じたことは、私が町長になったらという部分もありまして「おお」という感じを持って見ていたところでございます。
質問 5番 岩﨑泰好
おお、という感想だそうです。おお、という感想ですね。ちょっとですね、折角配らせて頂いたので時間の関係もございますが、紹介をしたいと思います。美深高等学校、最初にやった中では座談会形式で議長との話し合いの中から出てきたものです。やはりその高校生が考える町の中で、私が町長になったらという今町長が言われた通り是非こんなことをしたいのだという中身が特に1つは人口の問題です。人口が増えてほしいという願いと、それからさらには、自分達がその色々できるようなそのようなシンボルになるような施設というのも1つは欲しいのだということ。それから来やすくなるような交通の便を考えてほしいということが1つ。多くの人達がこの町で集えるようなそのような町にしていけないかということが中身です。中学校にあっては、人が沢山増えるのではなくて人が沢山来る町にしてほしいと。あるいは自然を使ったイベントを増やすと。この美深町の自然環境を使ったそのようなイベントをもっともっと増やして、これは観光に繋げるということになるのかなと思いますが、そのような町にしてはどうかと。さらには帰ってきたい町にしたいと。それぞれが勉強の場を他の市町村に求めるのでしょうが、最終的にはこの町に帰ってきたいと。そのような町づくりをしたいということでございます。中学校にあっては、それぞれ先程教育長のお話にあったように授業単元の中で全生徒がこの問題について一通り話し合いをしたという話も聞きました。美深小学校にあっては、さらにそれを深めて6年生の社会科の授業の中でそれぞれ学習し、施策として発表する場をつくりたいという形で、この議会の本会場においてそれが実施されたと。そのような経過がございます。それぞれA~Gまでのグループの中で、やはり大きなテーマは移住問題、子どもたちの遊び場や学びのスペース、仕事場づくり、スポーツの町、自然パーク、町のPRは野菜で、そして美深農業高等専門学校を建設するのだというようなそのような夢のあるそれぞれの発表もございました。これらの意見、やっぱりしっかりと真摯に聞いて受け止める、そのようなことがこれからは必要なのではないかと思っています。それが先程答弁の中では様々な機会を通して子どもたちの意見を聴取するという現状のお話がございましたけれども、現在の行政の仕組みの中には、これらの意見をしっかり取り入れるそんな仕組みがないというのが、やっぱり現状だと思います。あくまでも間接的にこれらの意見を聞くというような形しか、その行政に反映できない。そのような現状でありますけれども、改めてこれについては、より現状から少しなりでも改善を進めようとするのかその辺の考えを町長にお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
子どもの意見をこうやって見せられた部分を再度見直しているのですけれども、中々その通りだなという部分もあるのですけれども、これが違うなという部分もないわけではないわけではありませんけれども、しかしながらこういうことも参酌しながらやっぱり我々大人として地域の人間として、また議員として我々理事者として役場の職員として、そういうことを常に考えながらいくという責務が大人にあるのではないか。地域にあるのではないかと考えておるわけであります。子どもが参加する、発言する機会がないように言われますけれども、それは大人の責任が大事ではないのかなと、こう考えているわけであります。
質問 5番 岩﨑泰好
今、町長の方から大人の責任としては、しっかりそれらを受けとめていくようなことは大事だというお話をされました。それであるなら、まず子どもの意見を町長が言われたように色々な意見があると。それは当然色々な意見があります。ああなるほどなと参考になる意見も中にはあります。これは違うなという意見も当然出てきます。でもそれらの意見をまずは受け止めると。そのような仕組みを行政の場にしっかり確立をするという形の中では、やはり今、考える中ではそれが子どもを対象にした町政懇談会を開くのか、あるいは旧来から同僚議員も何度にわたっても子ども議会の開催を町としてやるべきではないかという、そのような一般質問もございました。さらには今、総合計画の策定時期にあります。町長はアンケートをとったという話でございますが、もっと積極的にそれらの意見を聴取して、これから10年後の町づくりのためにしっかりと進めていくというようなそういうことをやはり行政の枠組みとして作る必要があるかなと思うところですが、お考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
先程、答弁したことと少し被るのかなと思っておりますけれども、岩崎議員が言われる子どもの考え方、率直に受け止めなければな。そして私が答弁した子どもの考え方を率直に大事にして受け止めて、大人の責任としてそれを実行していく。こういうことは非常に大切なことになるのかな。ただ新たな仕組みをつくる、こういうことについては非常に課題がある。難しいなと思っているわけであります。直ちに作るような考え方は持っておりません。
質問 5番 岩崎泰好
課題があり難しいというのは当然わかります。わかりますが、でもそれはやはり進めていく必要があるのかなというように思うところでございますが、もう1つ別の視点から町長に聞きたいのですが、子どもと大人の境目は大体今どこにあるのでしょうね。というのは、今、旧来は18歳未満を子どもとして位置付けています。法律上もですね。成人は20歳からですね。今18歳の選挙権という問題も出てきました。さらには文科省の通知、平成27年の通知の中には高等学校等における政治的教養の教育と高等学校等の生徒による政治的活動等についてという通知の中で、こういう実際にこの町が抱える問題ですとか、あるいは国の問題ですとか、地方自治の問題を旧来と違った解釈でしっかり通知の中に示していますね。それらを考えあるいは、今回のこの3回連続でやった子どもたちとの座談会や施策発表の中では、そこから見えてくるものというのはやっぱり子どもたちは家族あるいはこの町を愛する心をしっかり持っている本当に人格のある一人なんだということがある意味私も認識できました。そういう意味では、子どもを一人の人格者として地域が尊重していくというそのような町づくりでありたいというように、これからですね。思っています。そんな共通点を見出しながらやっぱり難しい、あるいは大変だというのは当然わかりますが、しかしそれはそこのハードルをクリアしていくような努力というのはこれから大事だと思いますがどう考えますか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
冒頭、町長として子どもの認識はどのへんかというご質問もあったように思うわけでありますけれども、成人式が18と国がそういう方向を打ち出して選挙権も18にした。こういうことでありますから、私は私見としては自分の考え方と一定のものはあるのですけれども公の場ではこうであるとか、こうでなければならないとかそういうように公の場で発言することは控えさせて頂かなければならないという認識でございます。ただ思うのは大学生が二十歳をすぎるような状況でございますけれども、そういう中であるけれども、昔より一方では尚、親のすねをかじっているというのは表現が悪いかもしれませんけれども、そういう状態が続いているのではないのかな。そういう意味では一概に子どもを一括りにして何歳だから大人だとか、子どもだとかという区別は中々難しいものがあると思いますけれども子どもの成長過程によってそれぞれが違うのだと思っております。15歳で就職について大人の世界を覗く人もいるでしょうし、大学院行っても就職浪人も出てくるだろうし、こうやって見れば一概に中々言い切れない部分が私もあるなこう見ているわけでございます。岩崎議員から求められた答弁とはちょっと違うのかもしれませんけれども、私は公の場ではなかなか言い切れない難しい質問をされたなと思っておりまして答弁にしたいと思います。
質問 5番 岩崎泰好
もう1点。子ども権利条例の関係についてお聞きしたいと思います。ご存知の通りだと思いますが、子ども権利条例というのは国連において1959年に採択をされた児童の権利に関する宣言にさかのぼります。30年後に、子ども権利条例として採択をされて日本もその締結国となりました。1990年には、日本はその署名を行い1994年4月には批准をし同年の5月には発効を進めています。それを基に今、全国各地で子ども権利条例というのは制定をされていると思います。道内では原則条例としては2002年に奈井江町をはじまりとして根室町、札幌市、幕別町、北広島市、近隣の士別市なども子ども権利条例というものをしっかりと打ち立てて子どもの人権をしっかり守り育てていくというようなそのような姿勢で進んでいます。北海道も当然途中からこの権利条例を進めているところですけれども、その他に個別条例として奈井江町が進めてきた奈井江町のその合併の問題が発生した時に奈井江町合併問題に関する住民投票条例の中にも子どもの権利というのをしっかり謳って子どもさんに、この町が合併するのとのしないのとどっちがいいのという問いかけをして、それがきっかけとなって大人の議論が始まって、そして結果的には合併をしない方向に進むと、そんな取り組みも奈井江町の中では見られています。やはりその子どもの意見というのは、ある意味奇想天外なところもありますが、しかしやっぱり子どもは子どもの目線でしっかりとこの町の現実をやっぱり踏まえていると思うのですね。そういう意味では、この子ども権利条例というのも先程大変という話もありました。大変なことはやっぱり大変なのですがしっかり基本の問題として子どもとの接点の基本をたてる上には、この子ども権利条例というのをやっぱりこの町もしっかりと打ち立てて、それを基に様々な施策に反映させるような形がベターなのかなというように思うところですが改めて子ども権利条例の制定について考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
先程来、答弁している通りでありますけれども、私も今岩崎議員から指摘された通り国連において子どもの権利条約ですか。さらには国において批准をし、さらには国内、道内においてもそれぞれの町村が子どもの権利条例なるものを制定している。道内においてもそれぞれの町村が子どもの権利条例なるものを制定している。道内においても約10の町村において、自治体において制定されている。これは理解しているつもりであります。近くでは士別市等々もつくっておられる。こういうことは理解をしているわけであります。また、その条例がある時代だったか、それからかわかりませんけれども、うちもかつて子どもの議会等をやった時代もないわけではありません。それはそれとして当時の理事者の考え方なり、議会の考え方等々が反映されたものだというように認識をしているわけであります。しかしながら私の今の考え方として、先程申し上げたように大人の責任があるわけでありますから、やっぱり大人の責任が十分に果たされているのか。そういうことをまずしっかりとそこで検証する必要がある。もちろん難しい課題等々がいっぱいあるわけでありますけれども、それはそれとしてその前にやっぱり大人の検証としてやっぱり子どものことを包括して色々考えて、事にあたっているのかどうか。色々な子どもの目線で課題なりを議会等開くことによって色々なご意見が出てくるものだと。それは学びの中で成長の過程の中で色々な矛盾点なり良いところなり悪いところまで出てくると思います。それを公の場で議論したり答弁したりすることはやっぱり控えていかなければならない。子どもの成長のためにはやっぱりそれは家庭なり地域なりしっかり大人の言ってみれば教育力の中で対応すべきではないのかなと思っております。また、学校教育もそういうような位置づけを担っているのではないかな。
質問 5番 岩崎泰好
今、町長がいみじくも大人の責任ということを先程も今もおっしゃいました。大人の責任というのは、子どもの意見をしっかり斟酌するというそういう作業が大人の責任ではないかと思います。子ども権利条約という条約の中にもちょっと読んでみますが、締結国は児童の最善の利益のため行動しなければならない。子どもに関わる現在や未来において子どもによりよい結果をもたらす関与をしなければならないとする考え方というように書いてございます。それぞれの自治体が様々な形で文言は違いますけれども、子どもと大人の関りの問題その面については、例えば幕別町の例を挙げますと基本的な考え方として子どもの視点から子どもの育ちを取り巻く環境を改善する必要性。保護者の視点から子育てを社会全体で支援していく子育てを社会化する必要性。3点目には、町民、地域社会の視点から子どもの権利に対する社会的認識を促進する必要性とあります。そこにはそれぞれ4つの基本的な状況がございまして、安心して生きる権利、自分らしく生きる権利、豊かに育つ権利、そして自主的に参加する権利というような4つの権利がございまして、この自主的に参加する権利の中には、大人がしっかり子どもの意見を聞くという中身になっています。そのような仕組みを行政の仕組みの中に取り入れることで、この町に残って町づくりに参画しようとする子どもの数がある意味増えるのかもしれません。子どもたちは本当に私たちの世代と違って、段々世代間の中ではできたらこの町に残って、この町で生業を作っていきたいという子どもたちが沢山でてきています。しかし現実問題は、やっぱり自分が働く場所がないとかそのような色々な要件があって出ていかざるを得ないそういう子どもたちも沢山実はいるのだということなのですね。その観点から考えると、しっかり当初あります、ふるさとを大切に思う心それをこの地域の人たちで支えて、そして町づくりを進めていく基本の中にはやっぱり仕組み制度として子どもたちの声を間接的に聞くのではなくて、しっかり直接的に聞き入れてそしてそれを出来る、出来ないこと当然ありますがそれについては、こうする、あるいはここはこうだからこれは10年後ねとか、そういう話ができる環境を作ったら子どもは、私の意見はこの町のために役立っているとそう思ってくれますね。そうすると尚更この町が好きになりこの町で何とか生活していくような環境を自分も含めてつくっていきたいというそのような進み方になるのではないかと思うのですがどうですかね。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
色々な考え方があるのだろうと思っております。それはそれで良しとしなければならないと思っておりますけれども、私は先程申し上げたように大人の責任といいますか、大人の考え方これを非常に大事にしなければならない。子どもをどう育てていくか、どう指導していくか、地域にどう馴染ませていくか、色々な観点があると思います。その中で色々なことをそして今幕別からまたま話を出されましたけれども、私は他の町村の条例なり、決まりなりそういうものを評価する立場ではありません。それはそれとしてできた経過もあるでしょうし、その町の考え方もあるだろうというように思っております。それはそれで良いわけでありますから。ただうちの場合は子どもの権利条例、さらには子ども議会等々が私の考え方としては、今申し上げている通りなのだけれども町の全体的な空気、議会等々の空気が中でこれが大多数を占めるようなことになってくればそれはそれとして考えていかなければならない時代がくるのかなと思いますけれども今の時点では答弁しているような考え方でありますのでご理解を頂きたいと思っております。
質問 5番 岩崎泰好
前回の一般質問の折、町長とは熟度の問題で一致点がございました。熟度を高めるということで。今、やっぱり町長が難しいという話をされましたが、その裏には現在の美深町が抱える少子化の進行の問題、それらの大きな懸念というのがしっかりとあると思います。いい加減なことをしているとは私は言いません。しっかりとそれは考えているのだと思います。そして子育ての充実についてもやっぱり心を砕いていると思います。そんな毎日を過ごしている町長だと私は思っています。ですから今、そういう意味ではこれらの問題を解決するための1つの手法としては、こういったことの取り組みもしてみてはどうかということの一般質問の取り上げです。その辺のところを理解頂いて、子どもの環境の熟度を高めていくというようなそんな取り組みを施策として進めれば、ある意味後世からやっぱり相当評価される町長になるのではないかと考えています。やっぱり私もそうですが、物事を課題があって悶々と考えるのだけれども中々解決策がつかないということは沢山あります。ありますが、しかしやっぱりそこで自分の立場を考えながら私はこれをこうしたいという、きちっと施策としてその問題を発言して更にそれの研究を深めて、検討を深めていくというようなことをこの問題に限らずやっぱりやることが私は町長の大きな役目と思います。そこまで中々いけなくて大変悶々としている部分が沢山あると思います。それは非常に理解するのですが、それの一歩を踏み出すという努力を是非してほしいと思うのですが、その辺の考え方についてお聞きして最後にしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
はい、わかりましたと言えば本当に素直な町長だと褒められるのかもしれませんけれども中々そこまで言い切れない。私も色々な悩みを持っていないわけではございません。子育てで地域コミュニティだとか色々な学校の中でかなり仁宇布あたりもかなりコミュニティが進んだ学校だと見ておりますけれども、全体的にどう子ども権利条例をつくるだとか子ども議会を開催していくとか、こういうことについて今踏み込む勇気は持ち合わせておりませんのでご勘弁を頂きたいと思います。
質問 5番 岩崎泰好
先程、これを最後にしたいという話をしましたが、ちょっと1つ忘れていたのがございました。教育長に1つ伺っておきたいことがあります。教育長の方からもご紹介頂きましたが教育単元の中では色々進める中身は大変な部分があるなというお話がございましたけれども今回のその小学6年生の社会科学習の取り組みについて、中学生あるいは高等学校の取り組みについてどうそれを評価し、今後どのような形で進めていくのかということについてお聞きして、それを最後にしたいと思います。
答弁 教育長 草野孝治(教育長は2022年12月まで)
子ども議会の関係ですけれども、私は昔それを担当したことがございまして相当行政もそうですし、小中学校の先生、すごいエネルギーを使ったのかなというように思っています。今回の高校から小学校ということでそれぞれご意見頂いております。これは本当に子どもたちの本当にまさに生の声かなというように思ってございますけれども、これらの実現について、やはり子どもたちが折角授業とは言えずそういう手法、こういう仕組みがあって国の行政なり町の議会だとかを勉強する良い機会を与えて頂いたのかなというのは、その中で職員になりたいとか議員になりたいとかという声もあったように聞いていますので、そういった部分については評価をするのかなと思います。ただし、この色々な意見、提言を先程も町長も大人の責任というようなお話をしていましたけれども議会の広報特別委員会の中で最終的にこれをどうやって整理して学校の方にどのようにフィードバックというかこのあたりを対応していくのかなとそういった部分はちょっと心配な面もありますけれども、こういう機会は単発的ですけれども学校と相談してやられたという部分については一定程度の評価はありかなというように思っています。以上です。
質問 5番 岩崎泰好
以上で終わります。