みんなの議会

美深町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月11日

公共交通の充実について

2017年9月11日、美深町議会の一般質問で、藤原芳幸議員が「公共交通の充実について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
藤原芳幸 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 6番 藤原芳幸

それでは、次の項目に移させていただきます。2項目、行政から公共交通の充実についてお伺いをいたします。総合計画では道路・交通網は住民生活、産業経済活動を支える重要な基盤としております。昨年JR北海道から宗谷本線の合理化が示され、国、道も巻き込んで関係自治体が様々な対応を協議しているところであります。美深町は行政も議会も到底受け入れることのできないものとして対応してまいりました。公共交通を取り巻く環境の変化や人の流れの変化などが見られるこのような状況下で、新たな対策も必要になってくると考えております。以下、6点について町長に伺うものであります。1点目、宗谷本線がこの地に存在する意味、役割をどう考えておられるのか。2点目、沿線自治体でこれまで協議を重ねてきておりますけれども、これまでの経過及び今後の取り組みはどのようなものになっていくのか、お伺いをいたします。3点目、無人となるはずだったJR美深駅に、現在職員を配置してきておりますけれども、現在どのような評価になっているのか、また今後の方針についてはどうなっていくのかお伺いをいたします。4点目、これまで鉄道の廃止は、地域創生に逆行するということを言って反対をしてきておりました。だが、鉄道が残れば地域創生ができるというわけではなく、先の8月30日に名寄の方に石破衆議院議員が来まして、鉄道再生に向け地域創生との合わせた講演があり、最終的にはそれぞれの地域が何をすべきか、という内容の講演でありました。宗谷本線は個々の地域の思いもあるとは思いますけれども、国家として、なくすべきではない路線であると私は思っております。国、道からの支援も重要でありますが、地域自身が当事者として何かを進めて行かないと、というように思っておりますけれども、町長はこのことに対して、町長も同じ場所に同席をしておられましたけれども、どのように感じておられたのかお伺いをするものであります。5点目、仁宇布地区へのデマンドバスは住民の足の確保に一定の成果を上げているものの、文面通り読みます。利用しにくい面もあると、いうようでありますけれども、どのような認識をされているのか。6点目、近年、JRを利用してデマンドバスで仁宇布トロッコ王国へ訪れる観光客が増えております。ただし、美深駅の列車との接続や日曜日の運航がないなど課題も多いとい思っております。検討が必要ではないのか。この件について町長の所見をお伺いするものであります。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

藤原議員から公共交通の充実についての質問をいただいたところでございます。この中で宗谷本線の維持、存続、仁宇布線のデマンド運行の2点、こういう内容でありますけれども、6点のものをいただいていますけれども、総括してなるべく答弁を申し上げたいと、このように考えております。はじめに宗谷線の関係でありますけれども、今、JR北海道単独での運行継続が厳しいと、こういう路線に宗谷本線の区間が入っていると。将来に不安をもつ線区となっていると。これはお互いに知っていることだと思いますけれども、宗谷本線は、言うまでもなく本町開拓の歴史に欠かすことの出来ない輸送機関であり、今後もそうであるわけであります。本町発展とともに鉄道であるとともに、町内には6つの駅があるわけであります。いずれにしても、大切な公共交通機関であります。しかし、自動車の発展だとか、普及、あるいは道路網の整備・充実によって人や貨物の移動など、輸送形態に大きな変化が生じている状況になっていると、これは事実であります。ただ、鉄道ならではの輸送形態として、大量に物を運ぶ、人を運ぶ、低コスト、定時刻運行といった他の交通にはない利点も持ち合わせておるわけでありまして、地域の産業経済にとって重要な役割を担っていると、こういうことについてはご理解を頂いておきたいと思います。この線路の存続について、宗谷本線活性化協議会、更には上川総合開発期成会、宗谷本線沿線の自治体をはじめとする関係自治体が一丸となって、存続運動に取り組んでいるということについても、ご理解をいただくと同時に、JR、更には、北海道の協議も進めているということもご理解頂きたいと思いますし、国や道に対して、更には、国会議員だとか道議会を含めて強力な存続運動を実施、要望しているのだということについても、ご理解をいただいておきたいと思っております。具体的な存続対策として、新聞紙面だとか鉄道利用PRをはじめ、過日、名寄で行われました、宗谷本線の活性化フォーラムなどにおいて、利用促進策の検討を重ねる。更には鉄道の重要性を呼びかけ、こういうことも行われておりまして、本町としては今まで更にこれからもそうでありますが、美深駅の無人化に対し、利用者の利便性の確保を図るため、切符の簡易委託販売を実施しているところでもありますし、また南美深駅の廃止提案についても、地域の将来等を加味しながら、町費をもって存続の意思を伝えているような状況であるわけであります。道内の他の市町村の例では、駅の無人化だとか、廃止提案に対して、一部受け入れられる状況もないわけではありませんけれども、本町では今の時点で宗谷本線維持の大きな対策の1つであるというように考えて、これらをちゃんと進めていると、こういう状況であります。お陰様で、美深駅の委託を受けているわけでありますけれども、切符の販売実績等々を見てみると、販売できる我が町の窓口、販売できるのは道内の駅に限られておるわけでありまして、更に手書きによる販売、こういった状況もあるわけですけれども、無人化以前の実績、委託でありますけれども75%は確保していると。こう思っておりまして、従ってJR北海道からの話等をいただくと、美深の現状を踏まえながら職員の研修場所にしたいと、このような発言もあるぐらいでありまして、一定の評価を頂いている。ある意味では高く評価を頂いていると、このように言えるのかなと思っております。鉄道利用の動向を見ながら委託販売、あるいは駅の存続など、これらの検証をしながら今後も進めて参りたいと考えているわけであります。また、先日、開催された宗谷本線活性化フォーラム、講演の感想も求められておりますけれども、鉄道は残すための施策を行うだけではなく、地域の産業だとか経済の活性化が重要であり、これに付随して、道内・国内・あるいは海外の方々や旅行者も含めて、鉄道利用をできるように活動といいますか、地域として取り組みが必要になってくるということも言われておるわけであります。単に鉄道だけではなくて、鉄道を残せばいいということではなくて、地域の総体的な地域づくりの取り組みが、必要になってくると、こう思っております。更に、町づくりを確実に進めることで鉄道の存続につながるものと、改めて感じているような状況であります。次に、仁宇布線のデマンド運行についての利便性と運行状況、JRとの接続の課題等について問われていますけれども、ご理解をいただいておかなければいけないことが実はあるわけでありまして、これは、この路線は、言ってみれば美幸線の廃止代替バスの運行を経て、現在に至っているということでございます。言ってみれば、地域の生活バス路線として長い経過というものもあるわけでありまして、その中で過去には、大型バスが空気を運んでいるとの指摘もいただいたような時期もあります。そのようなことも言われておりますけれども、現状は今、ご案内のように変えているということでございますので、議員の言われるJRの接続だとか利便性だとか日曜運行、更に経費の投入で車両の問題だとか人員を増加して、こういう問題もあるわけありますけれども、これらを含めて公共交通活性化協議会等で色々と検討を重ねておりますので、地域住民の生活を維持するために、特に高齢化の進行による住民の移動手段の確保、こういう面からも将来的にも今の形を継続していかなければならないと認識しておりますので、ちょっと不便な面もあるかもしれませんが、今の運行体制を大きく変えるということにはなかなかならないということだけ認識しておかなければならないと、そしてそう簡単にいかないということも認識していただきたいなと思っております。

質問 6番 藤原芳幸

まとめて町長の方から、6点具体的には質問しましたけれども、全部繋がっている部分でもありますので、その中で一通りの説明を頂いたとこではありますけれども、まず美深駅の状況に関して、75%確保ができているという中で、今町長の話を聞いておりまして、駅単独のことではあるけれども、ある意味JRに対する支援の1つの形なのかなというように伺ったところであります。その中で、ある程度一定の成果が上がっている中で、今後、今の状況であると、次はないということではないのかなというように、継続をしていくというように思っているわけでありますけれども、その中で今後も売り上げ等を繋げていくということで、ある程度の企画力というものも必要になってくるのではないのかなと。その場合、JRとの色々な関係もあるでしょうけれども、そういった中で、今の体制だけで大丈夫なのかなという心配も若干あるわけでありますけれども、そういった将来に向けて、あそこには丁度観光協会もありますけれども、そういう切符を買ってもらうための色々な企画というものは、今後やはり検討していくべきとは思うのですが、現在の体制の中だけでそういうことが可能なのかどうなのか、あるいは新しい仕組みもちょっと導入しないとできないのかどうなのか、ちょっとその辺を町長にお伺いしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

この間のフォーラムもそうでありましたけれども、イベントの打ち方だとか、お客さんを集める方法、色々と提言もございました。そういう部分については、色々検討しなければと。また、うち単独ではなかなかやれるものだとは思っておりませんけれども、沿線といいますか、人集め、乗ってもらうことも工夫は必要かと思っております。また、イベント的に言えば、すでにイベント列車的なものも、この間から宗谷線を走らせてもらっておりまして、ここに関係する議員もおられますけれども、昔の美幸線の切符を提供して頂いて、販売したり、色々なことを取り組みしておりますので、そういう面も我々、把握しながら、更に一層色々な面で努力して参りたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 藤原芳幸

今、町長まさにただ単に残せ、残せと言うだけではなくて、色々な形の利用促進というものも、検討していかなければならないという話を伺ったところでありますけれども、1点、それに関連する話として、最後の中で、デマンドバスの日曜運行の話を申し上げたわけですが、デマンドバスの性格としては、町長が言われたのは、まさにその通りで私も理解をしているのですが、現状として、仁宇布線の輸送実績というものを色々と資料を頂きまして、分析をさせていただいたところ、住民の利用ということでいけば、色々な学校の関係だとか、その時の子供の年齢だとか、そういうものに結構左右される部分というものも確かに出ているのかなと思います。例えば、地元の利用は確かに減少してきているのは間違いないことではあります。対象がなかなか絞られて、例えば現状で言えば、担当者は何処どこの誰々君だとか、何々さん家の何番目の子供だとか、そこまで把握できるくらいの現状ではないかなと思うのですが、生活リズムによる利用のパターンというのが、ちょっと見えまして、割と利用の少ない月というのが、4月、12月、1月、これは少ない方からこの時期なのです。というのは、学校等の休みだとか、そういう冬休みとか夏休みだとかという、そういう関係でもって、どうもその月は少ない傾向が過去5年間見ていても多いと。逆に利用の多い月というのが、6月から10月なのです。6月から10月の5カ月間の利用の実績と11月から5月の7カ月の利用実績というのがほぼ同じなのです。今年あたりもトロッコの方によく行くと、デマンドバスで来られるお客さんがいらっしゃると。そして当然、美深駅まではどのように来たのですかと聞くとJRですよと。JRに乗って、そしてデマンドで来て、トロッコに乗って、またデマンドで帰るというお客さんが結構いまして、そういう話を聞いてきますと、特別移動の速さを求めているわけではないから、JRを利用して、こうやってトロッコも乗って、バスで帰るのだと、それはいいのだと。ただ、時間の接続がなかなかうまくいかないこともあるのだけれども、でもそれも半分楽しみなのですよ、と言って話はしているのですが、当然、日曜日の実績はないわけです。日曜日は運行していませんから。だから、そういう部分でいくと、その夏の間、6月から10月というのも日曜日も含めたそのJR、デマンドバス、トロッコという1つ連携した取り組みというものも、ここの美深町の商品として考えられるのではないのかなと私はちょっと思うわけですけれども、それに関しては誰か一人が考えつくものではない、連携等も当然必要になると思いますけれども、そういったような潜在能力も仁宇布にもまだ残っているということでいくと、何かそういうことを企画して、取り上げていけるようなことも是非考えていけるのではないのかなというように私は思うわけですけれども、当然、役場だけができることではありませんけれども、そういった色々なイベントの機会だとか、乗車の機会を設けて利用促進につなげていく、その中で公共交通の利用等もしていただくというようなことも総合的に考えられるのではないのかなと思うわけですけれども、町長が現状、認識をしておられたかどうかわかりませんけれども、今の状況をどのように感じるかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

認識はしているつもりでおります。特に日曜日等の運行なりとか、そういう部分も承知をしておるわけでありますけれども、具体的に、今ここでやりますとかいうことにはなかなか言い切れない部分もありますので、そういうことも踏まえて、検討をさせてほしいと。ただ、検討となると、すぐに答えをどうしたということも言われますので、その辺は慎重にしなければならないと思っていますけれども、そういう現状があるのだということもわかっておりますので、それが実際どの程度の議論なのか、実際やれるのかやれないのか、含めて担当課にその辺の検討をするようにしていきたいと思います。ただ、検討と言えばやるのだという前提に立っている、まさに検討でありますので、ご理解を頂きたと思います。

質問 6番 藤原芳幸

検討というものは、色々な言葉の捉え方がありますけれども、まず色々なことを進める第一歩にもなりうるというように思っておりますので、期待をしていきたいなというように思っております。そして、デマンドに関して、最後ですけれどもちょっともう一度、確かにデマンドの利用というのが先程も申し上げた通り、四季の状況がああいう環境でありますので、使う人が当然固定化して限られている中での住民サービスの公共手段ということで、確保してきている実態は私もよく理解をしているつもりでもありますし、なかなかそれに対して、どう対応できるかというものが非常に厳しいものがあるのは重々承知しておりますけれども、一応、公共交通の役割として、これは利用者の減少があっても、やっぱり維持していく必要のあるものではないだろうか。その中で色々な評価等の中でも、ただ維持するだけでなく、利便性の向上というものを目標として当然あげております。出来る、出来ないというものは色々とは思いますけれども、仁宇布線に関しては、はっきり言って、住民の方からも非常にありがたいのだという話も当然伺っているわけですけれども、子供達も大きくなって色々と習い事等を始める状況になると、数少ない子供とはいえ、やはり市街地でないとそれができないということで、現状は習い事をすると次の便がもうなくなっているというような現状もあるようです。過去は遅い時間もあった時期もあったようですけれども、その辺の現状の時間がどうなのか、あるいは夏と冬とで条件の設定によって、変更等もあるようですけれども、住民の生活状況等に合わせて、少しでも利用の利便性が図れればありがたいのかなと感じておりますけれども、最後にその辺を町長に、現状は厳しいのはよくわかっておりますけれども、今の状況を考えて、それこそ検討をする値があるのかどうなのかちょっとお伺いしたいと思います。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

承りました。

質問 6番 藤原芳幸

それでは、質問に対して町長の方から概ね回答いただけましたので、今日の質問はこれで終了とさせていただきます。どうもありがとうございました。

出典:美深町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月11日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる